JPH09267498A - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
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- JPH09267498A JPH09267498A JP8078556A JP7855696A JPH09267498A JP H09267498 A JPH09267498 A JP H09267498A JP 8078556 A JP8078556 A JP 8078556A JP 7855696 A JP7855696 A JP 7855696A JP H09267498 A JPH09267498 A JP H09267498A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 昇華性染料を使用した色材層を受像層に転移
させてカラー画像を形成し、さらに溶融インクにより文
字などを受像層の表面に形成した後、テレホンカードや
名刺などの表面に、この受像層をヒータローラにより熱
転写する装置に関し、ヒータローラの熱により溶融イン
クの文字が溶けることを防止する。 【解決手段】 インクシート２には、Ｙ，Ｍ，Ｃの各色
材層９，１０，１１と溶融インク層１２とに続いて、耐
熱性及び耐圧性を有する樹脂材料からなる保護層１５を
面順次に形成する（図（ａ））。受像層転写シート４上
の受像層１３に、カラー画像と文字情報を形成した後、
保護層１５で被覆する（図（ｂ））。この保護層１５に
て被覆した受像層１３と、カード７とを対向させて、ヒ
ータローラによりカード７側に熱転写する（図
（ｃ））。
させてカラー画像を形成し、さらに溶融インクにより文
字などを受像層の表面に形成した後、テレホンカードや
名刺などの表面に、この受像層をヒータローラにより熱
転写する装置に関し、ヒータローラの熱により溶融イン
クの文字が溶けることを防止する。 【解決手段】 インクシート２には、Ｙ，Ｍ，Ｃの各色
材層９，１０，１１と溶融インク層１２とに続いて、耐
熱性及び耐圧性を有する樹脂材料からなる保護層１５を
面順次に形成する（図（ａ））。受像層転写シート４上
の受像層１３に、カラー画像と文字情報を形成した後、
保護層１５で被覆する（図（ｂ））。この保護層１５に
て被覆した受像層１３と、カード７とを対向させて、ヒ
ータローラによりカード７側に熱転写する（図
（ｃ））。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレホンカードや
名刺などの表面に、昇華性染料と熱溶融インクを使用し
て、カラー画像や文字などを形成する熱転写記録装置に
関する。
名刺などの表面に、昇華性染料と熱溶融インクを使用し
て、カラー画像や文字などを形成する熱転写記録装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】昇華性染料を使用した熱転写記録装置
は、カラー写真に匹敵する高画質なカラー画像が得られ
ることで知られており、このカラー画像上に、さらに溶
融インクを用いて文字を記録しようとするものとして、
従来、図２に示すような熱転写記録装置が考えられてい
る。
は、カラー写真に匹敵する高画質なカラー画像が得られ
ることで知られており、このカラー画像上に、さらに溶
融インクを用いて文字を記録しようとするものとして、
従来、図２に示すような熱転写記録装置が考えられてい
る。
【０００３】図２（ａ）において、１はサーマルヘッド
である。２は、図３（ａ）に示すように、その表面にイ
エロー（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン（Ｃ）の３色の
昇華性染料からなる色材層９，１０，１１と、ブラック
（Ｂｋ）の溶融インク層１２とを面順次に形成したイン
クシートであり、２ａはその巻き取りロール、２ｂはそ
の供給ロールである。３はサーマルヘッド１と対向する
プラテンローラである。４は図３（ｂ）に示すように、
前記色材層９，１０，１１が転移して染着される受像層
１３をその表面に形成した受像層転写シートであり、４
ａはその巻き取りロール、４ｂはその供給ロールであ
る。５はヒータローラ、６は転写ローラ、７はカード、
８は排紙トレイをそれぞれ示している。
である。２は、図３（ａ）に示すように、その表面にイ
エロー（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン（Ｃ）の３色の
昇華性染料からなる色材層９，１０，１１と、ブラック
（Ｂｋ）の溶融インク層１２とを面順次に形成したイン
クシートであり、２ａはその巻き取りロール、２ｂはそ
の供給ロールである。３はサーマルヘッド１と対向する
プラテンローラである。４は図３（ｂ）に示すように、
前記色材層９，１０，１１が転移して染着される受像層
１３をその表面に形成した受像層転写シートであり、４
ａはその巻き取りロール、４ｂはその供給ロールであ
る。５はヒータローラ、６は転写ローラ、７はカード、
８は排紙トレイをそれぞれ示している。
【０００４】以上のように構成された熱転写記録装置の
記録手順は、受像層転写シート４の受像層１３と、イン
クシート２のＹの色材層９とを対向させて、サーマルヘ
ッド１をプラテンローラ３に圧着する。そしてインクシ
ート２と受像層転写シート４とを同期して巻き取りなが
ら、サーマルヘッド１を画像情報に応じて選択的に加熱
することにより、Ｙの画像を受像層１３に転移させる。
記録手順は、受像層転写シート４の受像層１３と、イン
クシート２のＹの色材層９とを対向させて、サーマルヘ
ッド１をプラテンローラ３に圧着する。そしてインクシ
ート２と受像層転写シート４とを同期して巻き取りなが
ら、サーマルヘッド１を画像情報に応じて選択的に加熱
することにより、Ｙの画像を受像層１３に転移させる。
【０００５】次にサーマルヘッド１の圧着を解除して、
受像層転写シート４を供給ロール４ｂ側に巻き戻し、Ｙ
の画像が記録された受像層１３と、インクシート２のＭ
の色材層１０とを対向させる。そして再びサーマルヘッ
ド１を圧着し、Ｍの画像を重ねて転移する。同様にして
Ｃの画像も重ねて転移させることで、受像層１３上にカ
ラー画像を形成する。
受像層転写シート４を供給ロール４ｂ側に巻き戻し、Ｙ
の画像が記録された受像層１３と、インクシート２のＭ
の色材層１０とを対向させる。そして再びサーマルヘッ
ド１を圧着し、Ｍの画像を重ねて転移する。同様にして
Ｃの画像も重ねて転移させることで、受像層１３上にカ
ラー画像を形成する。
【０００６】カラー画像に文字を重ねて記録する場合に
は、再び受像層転写シート４を巻き戻し、Ｂｋの溶融イ
ンク層１２と対向させる。そしてサーマルヘッド１を圧
着して、図３（ｃ）に示すように、受像層１３上にＢｋ
の文字や記号、図形などの文字情報１４を記録する。
は、再び受像層転写シート４を巻き戻し、Ｂｋの溶融イ
ンク層１２と対向させる。そしてサーマルヘッド１を圧
着して、図３（ｃ）に示すように、受像層１３上にＢｋ
の文字や記号、図形などの文字情報１４を記録する。
【０００７】そして図２（ｂ）に示すように、このカラ
ー画像と文字情報を形成した受像層転写シート４上の受
像層と、カード７とを対向させ、ヒータローラ５と転写
ローラ６との間で圧着することにより、この受像層ごと
カード７の表面に転写する。そして転写後のカード７は
排紙トレイ８上に排出される。
ー画像と文字情報を形成した受像層転写シート４上の受
像層と、カード７とを対向させ、ヒータローラ５と転写
ローラ６との間で圧着することにより、この受像層ごと
カード７の表面に転写する。そして転写後のカード７は
排紙トレイ８上に排出される。
【０００８】ここで、Ｂｋの文字情報をＹ，Ｍ，Ｃの各
色材層を用いて形成するのではなく、Ｂｋの溶融インク
層を用いて受像層１３の表面に熱転写することにより、
より鮮やかにＢｋの文字を表現したり、カラー画像と文
字情報との遠近感を表現したりすることができる。
色材層を用いて形成するのではなく、Ｂｋの溶融インク
層を用いて受像層１３の表面に熱転写することにより、
より鮮やかにＢｋの文字を表現したり、カラー画像と文
字情報との遠近感を表現したりすることができる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、カラー画像と文字情報とを形成した受像層
１３を、受像層転写シート４からカード７に熱転写する
ときに、図３（ｄ）に示すようにＢｋの溶融インクがヒ
ータローラ５の熱によって溶け、カード７へ転写すると
文字情報１４が押しつぶされてしまい、判読できないこ
とがあった。
の構成では、カラー画像と文字情報とを形成した受像層
１３を、受像層転写シート４からカード７に熱転写する
ときに、図３（ｄ）に示すようにＢｋの溶融インクがヒ
ータローラ５の熱によって溶け、カード７へ転写すると
文字情報１４が押しつぶされてしまい、判読できないこ
とがあった。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の熱転写記録装置は、ヒータローラと転写ロー
ラとの熱圧着に対して、受像層の表面に溶融インクで形
成した文字情報が、溶けたりつぶれたりしないしないよ
うに、耐熱性と耐圧性とを有する樹脂材料からなる保護
層を、サーマルヘッドを用いて文字情報を形成した受像
層を被覆した後に、ヒータローラにより記録媒体への熱
転写を行うよう構成したことを特徴とするものである。
これにより溶融インクが溶けてつぶれたりすることな
く、鮮明な文字情報を得ることを目的とする。
に本発明の熱転写記録装置は、ヒータローラと転写ロー
ラとの熱圧着に対して、受像層の表面に溶融インクで形
成した文字情報が、溶けたりつぶれたりしないしないよ
うに、耐熱性と耐圧性とを有する樹脂材料からなる保護
層を、サーマルヘッドを用いて文字情報を形成した受像
層を被覆した後に、ヒータローラにより記録媒体への熱
転写を行うよう構成したことを特徴とするものである。
これにより溶融インクが溶けてつぶれたりすることな
く、鮮明な文字情報を得ることを目的とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、昇華性染料によりなる複数色の色材層，溶融インク
層及び保護層を面順次に形成したインクシートと、受像
層を形成した受像層転写シートとを備えてなり、サーマ
ルヘッドを用いて、前記インクシート上の各色材層を、
画像情報に基づいて選択的に受像層転写シートの受像層
に順次転移させてカラー画像を形成し、さらにインクシ
ート上の溶融インク層を前記カラー画像の形成された受
像層の表面に転写して文字情報を形成した後、さらに前
記サーマルヘッドを用いて、前記保護層を前記文字情報
の形成された受像層上を被覆するように転写し、そして
この保護層で被覆された受像層と記録媒体とを対向さ
せ、ヒータローラと転写ローラとでこれらを熱圧着する
ことにより、前記受像層ごと記録媒体上に転写するよう
構成した熱転写記録装置であって、前記保護層は、少な
くともヒータローラと転写ローラとの熱圧着による加熱
と圧力に対して、溶融インクで形成された文字情報が溶
けたりつぶれたりしない耐熱性及び耐圧性を有する樹脂
材料より構成したことを特徴とするものであり、これに
より溶融インクが溶けてつぶれたりすることなく、鮮明
な文字情報を得ることができる。
は、昇華性染料によりなる複数色の色材層，溶融インク
層及び保護層を面順次に形成したインクシートと、受像
層を形成した受像層転写シートとを備えてなり、サーマ
ルヘッドを用いて、前記インクシート上の各色材層を、
画像情報に基づいて選択的に受像層転写シートの受像層
に順次転移させてカラー画像を形成し、さらにインクシ
ート上の溶融インク層を前記カラー画像の形成された受
像層の表面に転写して文字情報を形成した後、さらに前
記サーマルヘッドを用いて、前記保護層を前記文字情報
の形成された受像層上を被覆するように転写し、そして
この保護層で被覆された受像層と記録媒体とを対向さ
せ、ヒータローラと転写ローラとでこれらを熱圧着する
ことにより、前記受像層ごと記録媒体上に転写するよう
構成した熱転写記録装置であって、前記保護層は、少な
くともヒータローラと転写ローラとの熱圧着による加熱
と圧力に対して、溶融インクで形成された文字情報が溶
けたりつぶれたりしない耐熱性及び耐圧性を有する樹脂
材料より構成したことを特徴とするものであり、これに
より溶融インクが溶けてつぶれたりすることなく、鮮明
な文字情報を得ることができる。
【００１２】以下に本発明の請求項１に記載された発明
の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施
の形態では、インクシートの構成を改良した点に特徴が
あり、図２に示した熱転写記録装置の全体構成や受像層
転写シートの構成は、従前通りであるので、従来と同一
の構成部品については同じ符号を付し、以下その異なる
点を中心に説明する。
の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施
の形態では、インクシートの構成を改良した点に特徴が
あり、図２に示した熱転写記録装置の全体構成や受像層
転写シートの構成は、従前通りであるので、従来と同一
の構成部品については同じ符号を付し、以下その異なる
点を中心に説明する。
【００１３】本実施の形態におけるインクシートは、図
１（ａ）に示すように、Ｙ，Ｍ，Ｃの色材層９，１０，
１１と、Ｂｋの溶融インク層１２とに続いて、保護層１
５を形成したことを特徴としており、この保護層１５に
て、カラー画像及び文字を形成した受像層１３の表面を
被覆することにより、溶融インクで形成した文字情報が
溶けたり、つぶれたりすることを防止している。
１（ａ）に示すように、Ｙ，Ｍ，Ｃの色材層９，１０，
１１と、Ｂｋの溶融インク層１２とに続いて、保護層１
５を形成したことを特徴としており、この保護層１５に
て、カラー画像及び文字を形成した受像層１３の表面を
被覆することにより、溶融インクで形成した文字情報が
溶けたり、つぶれたりすることを防止している。
【００１４】図１（ｂ）は、受像層転写シート４の受像
層１３上に、カラー画像、文字情報、そして保護層１５
を転写した状態を示しており、インクシート２からＹ，
Ｍ，Ｃの各色材層９，１０，１１を転写してカラー画像
を形成する工程、さらにその上面に溶融インク層１３に
より文字情報を転写する工程は従来と同様である。この
受像層１３とインクシート２の保護層１５とを対向さ
せ、サーマルヘッド１をプラテンローラ３に圧着して、
受像層１３の表面全面を被覆するように保護層１５を転
写する。そして受像層１３上に保護層１５を転写した
後、カード７と対向させて、ヒータローラ５と転写ロー
ラ６とで狭持して熱圧着を行うと、図１（ｃ）に示すよ
うに、保護層１５がカード７に接して転写される。
層１３上に、カラー画像、文字情報、そして保護層１５
を転写した状態を示しており、インクシート２からＹ，
Ｍ，Ｃの各色材層９，１０，１１を転写してカラー画像
を形成する工程、さらにその上面に溶融インク層１３に
より文字情報を転写する工程は従来と同様である。この
受像層１３とインクシート２の保護層１５とを対向さ
せ、サーマルヘッド１をプラテンローラ３に圧着して、
受像層１３の表面全面を被覆するように保護層１５を転
写する。そして受像層１３上に保護層１５を転写した
後、カード７と対向させて、ヒータローラ５と転写ロー
ラ６とで狭持して熱圧着を行うと、図１（ｃ）に示すよ
うに、保護層１５がカード７に接して転写される。
【００１５】ここで本実施の形態においては、保護層１
５は２層構成にしており、このうち受像層１３と接する
側の第１層１６には、ガラス転移点が１００℃〜１３０
℃と高めで、かつ受像層１３の樹脂材料と良好な相溶性
を示し、密着性を高める樹脂材料を用いるがことが好ま
しい。このような樹脂として例えば、ポリビニルアセタ
ール樹脂（ＫＳ−１０積水化学工業（株）製）が使用で
きる。
５は２層構成にしており、このうち受像層１３と接する
側の第１層１６には、ガラス転移点が１００℃〜１３０
℃と高めで、かつ受像層１３の樹脂材料と良好な相溶性
を示し、密着性を高める樹脂材料を用いるがことが好ま
しい。このような樹脂として例えば、ポリビニルアセタ
ール樹脂（ＫＳ−１０積水化学工業（株）製）が使用で
きる。
【００１６】また保護層１５のうち、カード７と接する
側の第２層１７は、カードとの密着性を高めるために、
第１層の樹脂に比べガラス転移点が５５℃〜８５℃と低
めの樹脂がよく、できれば受像層１３と同一材料とする
ことが好ましい。このような樹脂としては、ポリビニル
ブチラール樹脂（ＢＬ−Ｓ積水化学工業（株）製）が使
用できる。
側の第２層１７は、カードとの密着性を高めるために、
第１層の樹脂に比べガラス転移点が５５℃〜８５℃と低
めの樹脂がよく、できれば受像層１３と同一材料とする
ことが好ましい。このような樹脂としては、ポリビニル
ブチラール樹脂（ＢＬ−Ｓ積水化学工業（株）製）が使
用できる。
【００１７】このような保護層１５を設ける構成によれ
ば、受像層１３上に保護層１５を転写する時には、サー
マルヘッドの発熱は局部的で熱容量が小さく、またその
押圧力も小さいので、図１（ｂ）に示すように溶融イン
クの文字が溶けたり、つぶれたりすることがない。そし
てカード７へ転写する時には、保護層１５、特にその第
１層１６は、ガラス転移点が高いため、熱容量の大きい
ヒータローラの熱が受像層１３側に伝わらないように遮
断し、またヒータローラの熱によって柔らかくなること
もない。このため受像層１３上の溶融インクの文字情報
１４が溶けたり、圧力によってつぶれたりすることを防
止できるのである。
ば、受像層１３上に保護層１５を転写する時には、サー
マルヘッドの発熱は局部的で熱容量が小さく、またその
押圧力も小さいので、図１（ｂ）に示すように溶融イン
クの文字が溶けたり、つぶれたりすることがない。そし
てカード７へ転写する時には、保護層１５、特にその第
１層１６は、ガラス転移点が高いため、熱容量の大きい
ヒータローラの熱が受像層１３側に伝わらないように遮
断し、またヒータローラの熱によって柔らかくなること
もない。このため受像層１３上の溶融インクの文字情報
１４が溶けたり、圧力によってつぶれたりすることを防
止できるのである。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、本発明の熱転写記録装置
は、サーマルヘッドを用いて、インクシート上の色材層
を受像層転写シートの受像層に転移させてカラー画像を
形成し、さらにインクシート上の溶融インク層をそのカ
ラー画像上に転写して文字などを形成する。そしてさら
にサーマルヘッドを用いて、文字の転写された受像層の
上面を耐熱性、耐圧性を有する保護層で被覆した後に、
ヒータローラで熱圧着することにより記録媒体上に転写
するよう構成した。これによりヒータローラで記録媒体
上に熱転写するときに、受像層の上面に転写した溶融イ
ンクの文字がヒータローラの熱で溶けたり、圧力により
つぶれたりすることはなく、鮮明な文字が得られる。
は、サーマルヘッドを用いて、インクシート上の色材層
を受像層転写シートの受像層に転移させてカラー画像を
形成し、さらにインクシート上の溶融インク層をそのカ
ラー画像上に転写して文字などを形成する。そしてさら
にサーマルヘッドを用いて、文字の転写された受像層の
上面を耐熱性、耐圧性を有する保護層で被覆した後に、
ヒータローラで熱圧着することにより記録媒体上に転写
するよう構成した。これによりヒータローラで記録媒体
上に熱転写するときに、受像層の上面に転写した溶融イ
ンクの文字がヒータローラの熱で溶けたり、圧力により
つぶれたりすることはなく、鮮明な文字が得られる。
【図１】本発明の一実施の形態における熱転写記録装置
の記録動作を説明する要部断面図
の記録動作を説明する要部断面図
【図２】同熱転写記録装置の全体構成を示す側面図
【図３】従来の熱転写記録装置の記録動作を説明する要
部断面図
部断面図
１ サーマルヘッド ２ インクシート ４ 受像層転写シート ５ ヒータローラ ６ 転写ローラ ７ カード ９，１０，１１ 色材層 １２ 溶融インク層 １３ 受像層 １５ 保護層
Claims (1)
- 【請求項１】昇華性染料によりなる複数色の色材層，溶
融インク層及び保護層を面順次に形成したインクシート
と、受像層を形成した受像層転写シートとを備えてな
り、サーマルヘッドを用いて、前記インクシート上の各
色材層を、画像情報に基づいて選択的に受像層転写シー
トの受像層に順次転移させてカラー画像を形成し、さら
にインクシート上の溶融インク層を前記カラー画像の形
成された受像層の表面に転写して文字情報を形成した
後、さらに前記サーマルヘッドを用いて、前記保護層を
前記文字情報の形成された受像層上を被覆するように転
写し、そしてこの保護層で被覆された受像層と記録媒体
とを対向させ、ヒータローラと転写ローラとでこれらを
熱圧着することにより、前記受像層ごと記録媒体上に転
写するよう構成した熱転写記録装置であって、 前記保護層は、少なくともヒータローラと転写ローラと
の熱圧着による加熱と圧力に対して、溶融インクで形成
された文字情報が溶けたりつぶれたりしない耐熱性及び
耐圧性を有する樹脂材料より構成したことを特徴とする
熱転写記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8078556A JPH09267498A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8078556A JPH09267498A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 熱転写記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09267498A true JPH09267498A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13665195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8078556A Pending JPH09267498A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09267498A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003074288A1 (fr) * | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Sony Chemicals Corporation | Support d'enregistrement par transfert thermique et impression photographique |
-
1996
- 1996-04-01 JP JP8078556A patent/JPH09267498A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003074288A1 (fr) * | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Sony Chemicals Corporation | Support d'enregistrement par transfert thermique et impression photographique |
| US7128955B2 (en) | 2002-03-05 | 2006-10-31 | Sony Corporation | Thermal transfer recording medium and photographic print |
| CN1323851C (zh) * | 2002-03-05 | 2007-07-04 | 索尼化学株式会社 | 热转印记录介质 |
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