JPS58148778A

JPS58148778A - 転写紙

Info

Publication number: JPS58148778A
Application number: JP57032606A
Authority: JP
Inventors: Shigemichi Honda; 本田　重道; Yoshio Fujiwara; 良夫藤原
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1982-03-02
Filing date: 1982-03-02
Publication date: 1983-09-03
Also published as: JPH0452223B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は昇華染料を利用する熱転写式のプリンタに関し
、とくに被転写紙の印刷面に簡易に樹脂をラミネートし
うるようにするものである。

画像情報を磁気７−ト等に記録する方式のステイルカメ
ラ等では、画像信号からハードコピーを得ることが要請
される。このような場合に、第１図に示すような昇華染
料を利用したプリンタが考えられる。

第１図において、このプリンタはプラテン（１）やサー
マルヘッド（２）等からなっている。プラテン（１）は
被転写紙（３）を巻き付けるだめのものであり、矢印ａ
に示す方向にステップ送りさせられる。被転写紙（３）
はたとえば上質紙からなるもので、その転写がわに必要
に応じて１〜２μｍの高分子樹脂層が形成される。この
高分子樹脂Ｉ−−昇華染料の拡散発色を助長させるだめ
のものである。

リボン（４）はたとえばカートリッジ（図示略）に収納
されてプリンタに装填される。このりがン（４）はコン
デンサ紙に転写用の昇華染料を印刷してなる。具体的に
は黄色、マゼンタおよびシアンの染料をそれぞれ塗布し
たフレーム（４Ｙ）　、　（４Ｍ）　、　（４Ｃ）を繰
り返し形成してなる。このフレーム（４￥）、（４Ｍ）
。

（４Ｃ）は映像のラスタに対応する。もちろん昇華染料
は被１紙（３）がわに印刷される。

サーマルヘッド（２）はリボン（４）の昇華染料を被転
写紙（３）に熱転写させるものである。このサーマルヘ
ッド（２）は多数のベッド素子（２ａ）からなり、これ
らヘッド素子（２ａ）がパルス駆動される。すなわち、
映像信号、具体的には黄色、マゼンタおよびシアンの色
度信号がパルス幅変調されて各ヘッド素子（２ａ）に供
給される。色度信号の振幅が大であればそれだけヘッド
素子（２ａ）の駆動時間が長くなり、昇華染料の転写量
が大となるのである。

このようなプリンタでは、リボン（４）が被転写紙（３
）に圧着させられ、このリボン（４）が被転写紙（３）
と一体にステップ送りさせられる。まず、リカン（４）
の黄色のフレーム（４Ｙ）が被転写紙（３）に密着する
。

このとき、サーマルヘッド（２）に黄色の色度信号に応
じた駆動信号が供給される。そして、ラスタの１ライン
分の黄色成分の転写が終了するとプラテン（１）が１ス
テップ分駆動され、っぎのラインの転写にそなえる。同
様にしてラスタ全部の転写が行われる。

マゼンタおよびシアンのフレーム（４Ｍ）　、　（４Ｃ
）Ｋついても同様の動作が行われ、黄色の転写画像のう
えにマゼンタの転写画像が重ねられ、さらにシアンの転
写画像が重ねられる。そして、最終的にカラーの画像が
被転写紙（３）上に得られる。

なお、第１図中、（４ａ）はフレーム検出用のマークで
アシ、（４ｂ）は３つのフレームからなるブロックを検
出するためのマークである。これらマーク（４ａ）　、
　（４ｂ）をそれぞれフォトセンサ（５ａ）　、　（５
ｂ）で検出してフレームおよびブロックごとの同期をと
るようにしている。

ところで、このようなプリンタにおいてラミネータを用
いて印刷後の被転写紙（３）上に樹脂フィルムを熱ラミ
ネートすることが提案されている。これは第１に染料の
発色を確実に行うためである。

すなわち、転写量を加熱普、換言すればヘッド素子（２
ａ）の駆動パルス幅でコントロールする方式上、被転写
紙（３）に染料の拡散に足る熱量を加えるのが困難であ
る。平均していえば、再加熱のない場合には染料の約８
０％が拡散しているのみで、残り約２０％は付着してい
るにすぎず、この２０チの分だけ発色が阻止されている
。そこで、熱ラミネートにより被転写紙（３）および樹
脂フィルムに染料を拡散させて発色を十分なものとして
いるのである。

樹脂フィルムのラミネートは、第２に被転写紙（３）の
印刷面を光沢調として鮮やかさを付与するためである。

しかしながら、このようにラミネータを用いた場合には
、印刷後に別工程でラミネートを行う必要があり、その
分作業が煩雑となる。しかも、ラミネータを要し、コス
ト面でも不都合である。

本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり
、ラミネータを別に用意する必要がなく、しかも簡易に
樹脂層を被転写紙にラミネートすることができるプリン
タを提供することを目的としている。

以下本発明プリンタの一実施例について第２跡第３図お
よび第４図を参照しながら説明しよう。

第２図は本例に用いるリコンαηを示すものであシ、こ
の図においてリボン０やは第１図のものと同様にコンデ
ンサ紙に昇華染料を印刷してなる。黄色、マゼンタおよ
びシアンの各フレーム（ＩＩＹ）　。

（ＩＩＭ）　、　（ＩＩＣ）も第１図のものと同様であ
る。本例では、このようなフレーム（ＩＩＹ）　、　Ｃ
ＩＩＭ）　、　ＣＩＩＣ）の他に仕上げ版をなす黒のフ
レーム（１１Ｂｋ）を形成す（５）るとともに、この黒のフレーム（１１８ｋ）と黄色のフ
レーム（ＩＩＹ）との間に樹脂層を塗布してなるフレー
ム（ｌｌａ）を形成している。

なお、このリボンα→ではその幅を１０４閣、ブロック
の長さを７５０閣、フレーム（ＩＩＹ）　、　（ＩＩＭ
）、（ＩＩＣ）。

（１１８ｋ）の大きさをともに１４５冒Ｘ　８６ｍとし
ている。

第３図は本例プリンタを示し、符号としては第１図のも
のを用いる。本例では、リボンα璋のフレーム（ＩＩＹ
）　、　（ＩＩＭ）　、　（ＩＩＣ）　、　（１１Ｂｋ
）に対応してサーマルヘッド（２）に画像信号に応じた
パルス信号を供給する。これにより被転写紙（３）に画
像を形成すんこの場合、黒のフレーム（１１Ｂｋ）に対
応してサーマルヘッド（２）に輝度信号に応じた・ぐル
ス信号が供給され、これによって、階調を補足しうるよ
うにしている。他方、フレーム（ｌ１ｍ）に対応してサ
ーマルヘッド（２）に直流電流を供給する。そして、ラ
スタに対応する領域をカバーするように、樹脂層および
被転写紙（３）をＩＪ　、ｙンαカのコンデンサ紙を介
して加熱する。この結果・転写量の被転写紙（３）に樹
脂層がラミネートされる。この場合、印刷面に光沢（６
）が付与されるのみでなく、樹脂層および被転写紙（３）
に染料が拡散して、発色が助長される。

なお、フレーム（ｌｌａ）に対応してサーマルヘッド（
２）に直流電流を供給するのでなく、全ラスタ対応領域
を加熱しうる・七ルス信号をサーマルヘッド（２）に供
給するようにしてもよい。たとえば、ステップ送りのタ
イミングで低レベルでその他のタイミングで高レベルの
パルス信号である。ただし、サーマルヘッド（２）の長
寿命化を図るうえでは直流を用いるほうが好丑しい。な
お、サーマルヘッド（２）の熱容量により、先行して加
熱される領域で加熱が不十分となることを防止するため
、直流電流を供給しはじめた突入部分の電流レベルを大
とするようにすることが好ましい。このようにすればラ
ヌタの全領域を均一に加熱でき、樹脂ラミネートを確実
に行うことができる。

つぎにリデンθ力の例について説明する。本例のリボン
α■ではその基体表面を平滑処理して昇華染料や樹脂層
の転写を確実に転写しうるようにするために、樹脂組成
物をコンデンサ紙に塗付するようにしている。ラミネー
ト用の樹脂としては、透明度が高く、かつ昇華染料の発
色を向上させるものを用いる。そして、転写時にラミネ
ート用の樹脂と平滑処理用の樹脂とが相容して一体化し
ないような樹脂選定を行っている。

発色性を向上させるには、分子構造上ベンゼン核または
環状構造を有することが好ましく、たとえば、ポリエス
テル樹脂（飽和線状ポリエステル樹脂）、エポキシ樹脂
、セルロース系樹脂、アセタール系樹脂等が挙げられる
。

平滑処理用の樹脂としてはこれらラミネート用のものと
熱溶融時に相容しないものであればよく、たとえばシリ
コン系樹脂、オレフィン系樹脂（ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、各種共重合体）、アクリル系樹脂を挙げるこ
とができる。

具体的な例をいくつか列挙する。第１のものでは、まず
、末端アクリル変性ポリブタノエン系オリゴマ１００重
量部と光増感剤ベンジル・ツメチル・ケタール２重量部
とを配合し、この配合物をコンデンサ紙に１０　Ｉｉ／
ｒｎ２　となるように塗布する。こののち、８０　Ｗ／
ｃｍの高圧水銀灯を用い距離１０ｃｒＩ！、時間１０秒
の条件で硬化処理を行う。この結果として平滑な塗布面
のりがン基体を得る。

ラミネート用の樹脂としては飽和線状ポリエステル樹脂
を用いる。たとえば東洋紡績株式会社製パイロン≠２０
　（６０重量部）および＋３０　（４０重量部）の配合
物を３０重量％となるまでメチルエチルケトンで溶解す
る。そして、この溶解液を上述リボン基体に塗布して樹
脂層のフレーム（１ｌａ）を形成する。この場合、塗布
の条件は２０１１／ｍ２である。

こののち、黄色、マゼンタ、シアンおよび黒の昇華染料
を塗布してりエン０つを得る。

このリボンα→によれば、第４図に示すように十分な発
色効果を得ることができた。すなわち、実線で示す従前
のもの（のちに樹脂フィルムのラミネートをしないもの
）に比して破線で示すように十分な光学的濃度を得た。

第２の具体的な例では、平滑処理用として、シリコンゴ
ム１００重量部、触媒１０重量部およびトルエン３０重
量部の配合物を用いる。この配合物をコ（９）ンデンサ紙に塗布しく　１０１／ｍ２）、こののち１５
０℃、１時間の条件下で硬化処理する。ラミネート用の
樹脂としては東洋紡績株式会社製のバイロン＋２０のメ
チルエチルケトンの３０％溶液を塗布乾燥させて得たも
のを用いる。この場合にも第１の具体例と同様の効果を
達成することができた。

第３の具体的な例では、平滑処理用の樹脂としてポリエ
チレン（住友化学株式会社製スミ力センＬ−４０２）を
用いた。すなわち、このポリエチレンを一軸押出成型機
でスクリュ温度２００〜２２０℃、ダイス温度２２０℃
の条件の下に１０μｍ厚のフィルムに押出し成型する。

そして、このようにして得たポリエチレンフィルムを線
圧力３　ｋｇ／２ｍ、温度１４０℃、速度３　ｍ１ｍ　
ｉ　ｎでコンデンサ紙にロールラミネーションするので
ある。

このようにした平滑処理したリボン基体に第１の具体例
と同様にラミネート用の樹脂を形成する。

この場合にも第１の具体例と同様の効果をあげることが
できた。

なお、この第３の具体的な例で、住友化学株式（１０）会社製のスミ力センＬ−４’０２のかわりに三井ポリケ
ミカル株式会社製のハイミランナ１８５５を用論た場合
にも同様の効果を得ることができた。

以上述べたように、本発明によればラミネート用の樹脂
層をりがン０めに形成し、プリンタの印刷サイクル中で
転写済みの被転写紙上に樹脂を熱ラミネートしうるよう
にしている。したがって、ラミネータが不要となる。ま
たラミネート用の７−トを別に用意する必要もない。ま
た、本例のようにプラテンを用いた場合には、樹脂の収
縮による経時カールがプラテンへの巻き付けによるカー
ルと相殺する。このため、通常の樹脂フィルムのラミネ
ートの場合のような不快感がない。また、サーマルヘッ
ド（２）で樹脂のラミネートをも行えるようにしたとき
には、部品点数を増加させないですむ。

なお、本発明は上述実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。た
とえば、上述実施例ではサーマルヘッド（２）を用いて
ラミネートを行った。こうして、部品点数を増加させず
に済ますことができた。しかし、サーマルヘッド責２）
の長寿命化を図るのであれば、第５図に示すようにこの
サーマルヘッド（２）とは別に加熱ローラα→を用いる
ことが好ましい。

すなわち、７　Ｌ／　−ム（ＩＩＹ）　、　（ＩＩＭ）
　、　（ＩＩＣ）　、　（１１Ｂｋ）に対応して転写を
行う際には、破線で示す位置に加熱ローラαつを退避さ
せておき、フレーム（ｌ１ｍ）に対応して再加熱を行う
際には加熱ローラ０りをプラテン（１）がわに圧着させ
るのである。なお、第５図におｈて第３図と対応する箇
所には対応する符号を付してそれぞれの説明を省略した
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の説明に供する斜視図、第２図は本発明
プリンタの一実施例に用いるリボン０■を示す平面図、
第３図は本発明プリンタの一実施例を示す概略的な側面
図、第４図は第３図例を説明するためのグラフ、第５図
は第３図例の変形例を示す概略的な側面図である。（１）はプラテン、（２）はサーマルヘッド、（３）は
被転写紙、Ｑｌ）Ｕ　＋）　ｙｙ　ｙ、（ＩＩＹ）　、
　（ＩＩＭ）　、　（ＩＩＣ）　、　（１１Ｂｋ）はそ
れぞれ黄色、マゼンタ、シアンおよび黒の昇華染料の塗
布されたフレーム、（ｌｌａ）は樹脂層の塗布されたフ
レームである。（１３）

Claims

【特許請求の範囲】

昇華染料の塗布された転写紙を被転写紙に圧着させた状
態で画像情報に応じた加熱を行って上記被転写紙に印刷
を行うプリンタにおいて、上記転写紙に樹脂層が塗布さ
れた領域を設け、この領域において上記昇華染料が転写
された上記被転写紙を上記転写紙を介して加熱して上記
被転写紙上に上記樹脂層を積層するようにしたことを特
徴とするプリンタ。