JP2812011B2 - 中間ステップ発生回路 - Google Patents

中間ステップ発生回路

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JP2812011B2
JP2812011B2 JP3237364A JP23736491A JP2812011B2 JP 2812011 B2 JP2812011 B2 JP 2812011B2 JP 3237364 A JP3237364 A JP 3237364A JP 23736491 A JP23736491 A JP 23736491A JP 2812011 B2 JP2812011 B2 JP 2812011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置の磁気
ヘッドを内周又は外周方向に移動させるステッピングモ
ータ制御回路において、磁気ヘッドをスムーズに移動さ
せるための中間ステップ発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、磁気ディスク装置、例えば、フレ
キシブルディスク装置(以下、FDDと呼ぶ)におけ
る、従来のステッピングモータ制御回路の基本動作及び
中間ステップ発生回路が必要とされる理由について説明
する。
【0003】FDDの磁気ヘッドの位置はホスト装置か
らFDD中のステッピングモータ制御回路に供給される
ステップパルスにより制御される。ステップパルスは磁
気ヘッドを1トラック半径方向に移動させる毎にステッ
ピングモータ制御回路に1パルス入力される。従って、
例えば、磁気ヘッドをn(nは整数)トラック移動させ
る場合、n個のステップパルスがステッピングモータ制
御回路に入力される。以下、ステップパルスが1パルス
入力される毎にステッピングモータの励磁出力を1ステ
ップ(モータの磁極1個分の移動に対応する)だけ変化
させ、磁気ヘッドを1トラック移動させる動作を”1ト
ラック1ステップ送り動作”という。
【0004】この動作をよりスムーズなものとするため
には、ステップパルスが入力される毎にステッピングモ
ータの励磁出力を2ステップ(1トラック2ステップ送
り動作)又はそれ以上のステップで変化させ、磁気ヘッ
ドを多段階で1トラック移動させる必要がある。ここ
で、入力ステップパルスに応答して生ずる第2個目以後
のステップを中間ステップと呼び、この中間ステップを
生成するために採用されるのが中間ステップ発生回路で
ある。
【0005】次に、従来の中間ステップ発生回路につい
て図9を参照して説明する。
【0006】図9は従来の中間ステップ発生回路を含む
1トラック2ステップ送り動作用のステッピングモータ
制御回路を示す。ここで、中間ステップ発生回路は図9
の回路4、5、6を合わせたものをいう。なお、以下の
説明において、フリップフロップ(以下、FFと呼ぶ)
は全てクロックの立ち下がり動作であり、セット及びリ
セットはローレベル(以下、Lという)で行われるもの
とする。
【0007】図9において、入力端子1はステップパル
ス入力端子であり、FDDの磁気ヘッドを1トラック内
周又は外周へ移動させる毎に、Lのステップパルスが1
つホスト装置から入力される。回路3はステップパルス
の立ち下がりを検出すると、Lレベルのパルスを端子1
5に出力するステップパルス検出回路である。
【0008】入力端子2はクロック信号入力端子であ
り、回路3、4の動作タイミングを決定するクロック信
号が入力される。入力端子10は初期化信号入力端子で
あり、Lでアクティブとなり、ステッピングモータ制御
回路の初期化状態を設定する。回路4はクロック信号の
パルス数をカウントするカウント回路である。回路5は
カウント回路4の出力信号をデコードするデコード回路
である。デコード回路5はカウント回路4の出力がデコ
ード回路5の構成により定まる特定の状態になった場合
に、端子20にパルス信号を発生する。
【0009】回路6は端子20に供給されるパルス信号
をマスクするマスク回路である。
【0010】クロック信号カウント回路4は、初期化信
号入力端子10に接続されたNANDゲート46と、ク
ロック入力端子2に接続されたNANDゲート47と、
このNANDゲート47の出力がR端子に入力されるT
FF31〜34とにより構成されている。ステップパル
ス検出回路3は、リセット端子付きのDFF11〜13
と、ORゲート14と、ANDゲート45とにより構成
されている。中間ステップ内部パルスマスク回路6は、
端子20の信号が入力されるインバータ21及びORゲ
ート24と、セット及びリセット端子付きのDFF22
により構成されている。更に、内部パルスカウント回路
7は、TFF42,43により構成されている。
【0011】ステップパルス入力端子1にステップパル
スが入力されると、ステップパルス検出回路3は端子1
5にLのパルスを出力する。このパルスにより、マスク
回路6のFF22がリセットされ、FF22のQ端子2
3はLとなり、マスク回路6はマスク解除状態になる。
つまり、マスク回路6は端子20に供給されるパルス信
号を端子25まで通過可能な状態にする。一方、マスク
回路6はヘッドが1トラック移動するために必要な数の
内部パルスが端子20に出力された後は、マスク状態と
なる。図9に示されるマスク回路6は端子20上のパル
ス信号を1個だけ端子25に通過可能とする。
【0012】ゲート24の出力端子25(以下、ゲート
24の出力パルスを中間ステップ内部パルスという)は
図9の例において、Lアクティブである。また、ゲート
26は入力ステップパルスの微分信号と端子25の中間
ステップ内部パルスを合成する回路で、その出力パルス
(以下、内部パルスという)は図9の例において、Lア
クティブである。回路7は内部パルスカウント回路であ
り、内部パルスをカウントする。回路8は回路7からの
出力信号をデコードする励磁出力デコード回路であり、
ステッピングモータに励磁出力9を出力する。
【0013】次に、図9に示す中間ステップ発生回路の
動作について、図10のタイミングチャートを参照して
説明する。
【0014】図10のタイミングAで、入力端子10を
Lとすると、図9の回路が初期化される。この初期状態
で入力端子1及び端子20はハイレベル(以下H)でノ
ンアクティブ、出力端子9はFDDのヘッドが丁度トラ
ック上にある状態に対応する出力状態にあるものと仮定
する。
【0015】入力端子1に第1のステップパルスが入力
されると(タイミングB)、回路3は、端子2に供給さ
れるクロック信号に同期して、Lパルスを端子15に出
力する(タイミングC)。
【0016】端子15上のLパルスに応答して、ゲート
26はLパルスを端子27に出力する。また、端子15
上のLパルスにより、回路6のDフリップフロップ22
(以下、DFF22という)はリセットされる。
【0017】端子2上のクロック信号がHとなると(タ
イミングD)、端子27上のLパルスにより、回路4の
Tフリップフロップ31−34(以下、TFF31−3
4という)はリセットされ、クロック信号のパルス数の
カウントを開始する。
【0018】カウント回路7は端子27が出力するネガ
ティブパルスによりカウントアップし、デコード回路8
はカウント回路7のカウント値をデコードする。デコー
ド回路8からの励磁出力9は、初期状態で仮定した状態
より1ステップ進んだ励磁状態、つまり、ハーフトラッ
ク分(1/2トラック)進んだ励磁状態に変化する。次
に、カウント回路4のカウント値が所定値に達すると、
デコーダ回路5は端子20をL(アクティブ状態)とす
る(タイミングE)。
【0019】この時、端子23はLであるので、端子2
5に中間ステップ内部パルスが出力され、端子27に内
部パルスが出力される。回路7はこの内部パルスをカウ
ントし、励磁出力9は更に、1ステップ進み、初期状態
より1トラック進んだ状態になる。
【0020】次のクロック信号の立ち上がり(タイミン
グF)によって、カウンタ回路4がリセットされ、端子
20がHになる。これに応答して、DFF22のQ端子
23はHとなり、これ以後、端子20に出力される信号
はマスクされ、次のステップパルスが入力されるまで端
子25からは中間ステップ内部パルスは発生しない。図
9の回路は、ステップパルスが1個入力される毎に、上
述の過程(タイミングB−F)を繰り返す。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
中間ステップ発生回路において、中間ステップの発生の
タイミングは、クロック入力信号の周波数及び回路5の
構成で決まり、ステップパルスのパルス間隔により変化
することはない。従って、中間ステップ発生のタイミン
グがステップパルスの間隔に対し適当であれば、ステッ
ピングモータの動作は円滑に行われる。
【0022】しかし、ステップパルスの間隔に対し中間
ステップの時間的タイミングが不適当になると、ステッ
ピングモータの動作が円滑に行われず、振動や騒音が発
生する。このため、図9の回路は、ステップパルスの間
隔又はクロック信号の周波数が変化する回路等では利用
しにくいという問題があった。
【0023】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、振動及び騒音が発生しないと共に、ステッ
プパルスの入力間隔又はクロック信号の周波数の変化に
応じて、中間ステップ発生のタイミングを自動的に好適
なものに変更できる中間ステップ発生回路を提供するこ
とを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の中間ステップ発
生回路は、入力されるステップパルスからの時間を計数
する計数回路と、前記計数回路に第1のステップパルス
を供給して時間を計数開始してから第2のステップパル
スが供給されるまで計数したステップパルス間の時間間
隔に対して、等分割した時間間隔にして出力する等分割
時間出力手段と、第2のステップパルスを入力したこと
により前記等分割した時間間隔を記憶する記憶手段と、
第2のステップパルスの入力に応じて前記計数回路を初
期化する手段と、ステップパルス間の時間間隔に応じた
時間間隔を前記記憶手段に記憶後に、新たなステップパ
ルスが入力されてからの前記計数回路の出力と前記記憶
手段に記憶した時間間隔とを比較する比較手段と、前記
比較手段から比較一致出力がされたときに中間ステップ
パルス発生の時間的位置を設定する設定回路とを有する
ことを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明においては、検出されたステップパルス
の時間間隔に応じて設定回路が中間ステップの発生位置
を設定する。従って、例えば、中間ステップの発生位置
をステップパルスの時間間隔の変化に応じて可変して、
ステップパルスの時間間隔に応じて中間ステップ発生の
タイミングを適切に設定できる。
【0026】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の第1実施
例について説明する。
【0027】図1は、本発明の第1実施例に係る中間ス
テップ発生回路の回路構成を示す。この中間ステップ発
生回路は2相励磁方式によりステッピングモータを駆動
するステッピングモータ制御回路用の構成を有し、中間
ステップの発生タイミングが入力ステップパルスの時間
間隔の約1/2となるように構成されている。
【0028】図1中の入力端子1、2、10及び出力端
子9は図9中の対応する端子と同様の機能を持つ。ま
た、図1中の回路3、4、6、7、8も図9中の対応す
る回路と同様の機能を持つ。
【0029】図1に示される回路の特徴点は、デコード
回路5の構成と、読み込みタイミング指示回路19が新
たに設けられている点とにある。そこで、以下、主とし
て、回路5及び19の構成について説明する。
【0030】回路5はカウント回路4の出力信号をデコ
ードするデコード回路である。回路19は回路の初期化
終了後、入力されたステップパルスの数が2に達する
と、DFF17のQバー出力18をLとする回路であ
る。この出力18に応答して、メモリ回路DFF35乃
至37は回路4により検出された入力ステップパルスの
パルス間隔を1ビットシフトして読み込む。中間ステッ
プタイミング読み込み回路19は、DFF16,17に
より構成されている。
【0031】次に、図1に示す回路の基本動作について
説明する。
【0032】デコード回路5のDFF35乃至37は、
そのセット端子S及びリセット端子Rと入力端子10と
の接続状態によってその初期状態が設定される。DFF
35乃至37の初期状態は、例えば、予想されるステッ
プパルスの最低時間間隔の半分に対応するように設定さ
れる。
【0033】また、カウント回路4は1個目のステップ
パルスによりリセットされ、その後、端子2に供給され
るクロック信号に含まれるパルスの数をカウントする。
カウント回路4の出力信号は回路5中の排他的OR(以
下、EXORという)38乃至40に入力される。
【0034】初期化により設定されたDFF35乃至3
7の出力と、カウント回路4の出力とが等しくなると、
即ち、第1のステップパルスの入力から所定の期間経過
すると、EXOR38乃至40の出力が全てLとなり、
デコード回路5は端子20に1個目の中間ステップ内部
パルスを発生する。
【0035】2個目のステップパルスが端子1に入力さ
れると、DFF17のQバー出力18はLとなり、デコ
ード回路5のDFF35乃至37は回路4からのデータ
を読み込む。つまり、第1のステップパルスと第2のス
テップパルスとの間の時間がDFF35乃至37に記憶
される。この実施例においては、検出された時間間隔の
データを1ビット下げて(1/2することに対応する)
読み込み、これをカウント回路4の出力との比較に用い
ている。従って、2個目以後のステップパルスにより発
生する中間ステップ内部パルスは、ステップパルスの発
生からステップパルスの時間間隔の約1/2遅れの時点
で発生する。
【0036】次に、図1に示される中間ステップ発生回
路の詳細な動作を図2のタイミングチャートを参照して
説明する。
【0037】先ず、入力端子10にLの信号が供給され
ると(タイミングA)、図2の回路は初期化される。こ
のとき、デコード回路5のDFF35乃至37の出力
は、そのセット端子S及びリセット端子Rと入力端子1
0との接続状態により予め定められた状態に設定され
る。この状態は、中間ステップ内部パルス発生のタイミ
ングの初期値を与える。
【0038】入力端子1にステップパルスが入力される
と(タイミングB)、検出回路3は端子2に供給される
クロック信号に同期して、ステップパルスの立ち下がり
の微分信号を端子15に出力する(タイミングC−
D)。この微分信号に応答して、ANDゲート26は端
子27に内部パルスを出力し、マスク回路6のDFF2
2はリセットされ、そのQ出力23はLとなる。
【0039】カウント回路7は端子27上の内部パルス
の数をカウントし、デコード回路8はこのカウント値を
デコードする。従って、励磁出力9は初期状態で仮定し
た状態より1ステップ進んだ励磁状態、つまり、ハーフ
トラック分進んだ励磁状態に変化する。
【0040】また、内部パルスに応答して、NANDゲ
ート46がHを出力し、次のクロック信号の立ち上がり
でNANDゲート47がLを出力することにより、カウ
ント回路4のTFF31乃至34がリセットされる。そ
の後、カウント回路4はクロック信号に含まれるパルス
数をカウントする(タイミングD乃至E)。
【0041】タイミングEで、カウント回路4の出力が
デコード回路5の初期設定状態でのDFF35乃至37
の出力の状態と一致したと仮定すると、端子20はL
(アクティブ状態)となる。この時、端子23はLであ
るので、端子25に中間ステップ内部パルスが出力さ
れ、端子27に内部パルスが出力される。カウント回路
7はこの内部パルスによりカウント値を更新し、励磁出
力9はさらに、1ステップ進み、初期状態より1トラッ
ク分進んだ状態となる。
【0042】クロック信号の次の立ち上がり(タイミン
グF)で、カウント回路4がリセットされる。これによ
り、端子20がH(ノンアクテブ状態)となり、DFF
22はこれをカウントアップし、端子23はHとなる
(タイミングF)。このため、次のステップパルスが入
力されるまで、端子25の出力はHを維持し、中間ステ
ップ内部パルスは発生しない。即ち、端子20に出力さ
れる信号はマスクされる。
【0043】タイミングGで、2個目のステップパルス
が端子1に入力されると、DFF11のQバー出力はL
となる。この信号に応答して、DFF17はDFF16
のHのQ出力をラッチし、DFF17の出力端子18は
HからLに変化する。この変化に応答して、デコード回
路5中のDFF35乃至37はカウント回路4の出力
値、つまり、第1個目のステップパルスの発生から第2
個目のステップパルスの発生までの時間に対応する値を
1ビットシフトして読み込む。これ以後、出力18は図
1の回路が初期状態(入力端子10にLが入力された状
態)になるまで変化しないので、DFF35乃至37は
記憶値を保持する。
【0044】続いて、検出回路3とカウント回路4は第
1個目のステップパルス入力の場合と同様に動作し、端
子27に内部パルス信号を出力する(タイミングH)。
この内部パルスにより、励磁出力9は初期状態より3ス
テップ、つまり、1.5トラック分進んだ励磁状態に変
化する。クロック信号の次の立ち上がりで、カウント回
路4はリセットされ(タイミングI)、以後、クロック
入力信号をカウントアップする(タイミングI−J)。
【0045】次に、カウント回路4のカウント値とデコ
ード回路5のDFF35乃至37の記憶値が一致する
と、端子20にLのパルスが出力される。即ち、ステッ
プパルス相互の時間間隔を示すカウント値を約1/2と
した値と、カウンタ回路4の出力がEXOR38乃至4
0の入力において一致すると、端子20がLとなる。こ
のとき、端子23はLであるので、端子27に内部パル
スが出力される。カウント回路7はこのパルスをカウン
トし、励磁出力9は更に1ステップ進み、初期状態より
2トラック進んだ状態になる(タイミングJ)。
【0046】クロック信号の次の立ち上がりによって、
カウント回路4のTFF31乃至34はリセットされ、
端子20がHとなると、DFF22のQ出力23がHと
なり、ゲート回路24の出力端子25はHとなる(タイ
ミングK)。このため、これ以後、端子20より出力さ
れる信号はマスクされ、次のステップパルスが入力され
るまで、端子25には中間ステップ内部パルスは発生し
ない。
【0047】第3個以後のステップパルスの入力に対し
ても、ステップパルスが1個入力される毎に、第2個目
のステップパスにより生じた上述の過程(タイミングG
−K)を繰り返される。
【0048】このように、本実施例では、ステップパル
スが供給されるほぼ中間のタイミングで中間パルスが発
生される。
【0049】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0050】この第2実施例は1−2相励磁(又は2−
1相励磁)方式により、ステッピングモータを駆動する
ステッピングモータ制御回路の中間ステップ発生回路に
係り、中間ステップ発生のタイミングを入力ステップパ
ルス相互の時間間隔の約1/4とした例である。
【0051】図3はこの第2実施例に係る中間ステップ
発生回路の構成を示すブロック図である。図3におい
て、入力端子1、2、10及び出力端子9は図9及び図
1中の対応する端子と同様の機能を持つ。但し、出力端
子9は1−2相励磁(又は2−1相励磁)方式用の出力
であるので、4相出力(4本の出力線)となっている。
また、図3中の回路3、4、6、7、8は図1中の対応
する回路と同様の機能を備える。但し、回路5、6、
7、8は1−2相励磁(又は2−1相励磁)方式の出力
を得るための構成となっている。即ち、デコード回路5
は回路4からのステップパルス間隔を示すデータを2ビ
ット下げて(1/4にすることに等しい)記憶し、記憶
値とカウント回路4から供給されるカウント数を比較す
る。このため、内部パルスカウント回路7は3個目のT
FF44を有する。また、中間ステップ内部パルスマス
ク回路6はDFF28,29を有する。
【0052】そして、マスク回路6によるカウント回路
4のリセット及びマスク機能を合わせて考えると、内部
パルスはステップパルスの入力からステップパルス相互
の時間間隔の約1/4、2/4、3/4遅れた時点で発
生する。
【0053】また、カウント回路7は磁気ヘッドが1ト
ラック移動するために4個の内部パルスをカウントし、
デコード回路8はカウント回路7の出力をデコードして
出力する。
【0054】次に、図3の中間ステップ発生回路の動作
について、図4のタイミングチャートを参照して説明す
る。
【0055】先ず、タイミングAで、入力端子10にL
の初期化信号が供給されると、回路5のDFF35乃至
37の出力はそのリセット端子R又はセット端子Sと入
力端子10との接続状態により定まる状態に設定され
る。ここで、入力端子10と回路5のDFF35乃至3
7のリセット端子R及びセット端子Sは、初期化状態で
のDFF35乃至37の出力が予想される最低のステッ
プパルス相互の時間間隔の1/4に対応するように予め
接続されている。
【0056】次に、タイミングBで、入力端子1にステ
ップパルスが入力されると、検出回路3は、クロック信
号に同期してタイミングCで、ステップパルスの立ち下
がりの微分信号を端子15に出力する。この微分信号に
より、マスク回路6のDFF22、28、29はリセッ
トされる。また、この微分信号に応答して、ゲート26
は端子27に内部パルスを出力する。
【0057】カウント回路7は端子27に出力される内
部パルスの数をカウントし、デコード回路8はカウント
回路7のカウント値をデコードして励磁出力9として出
力する。これにより、励磁出力9は初期状態で仮定した
状態よりハーフステップ進んだ励磁状態、つまり、1/
4トラック分進んだ状態に変化する(タイミングC)。
【0058】クロック信号の次の立ち上がりでカウント
回路4のTFF31乃至34がリセットされ(タイミン
グD)、その後、カウント回路4はクロック入力信号を
カウントアップする(タイミングD乃至E)。
【0059】カウント回路4の出力が初期設定されたD
FF35乃至37の出力と一致すると(タイミング
E)、EXORゲート38乃至40の出力は全てLとな
り、ORゲート41は端子20をLとする。この時、端
子23はLであるので、ORゲート24は端子25に1
個目の中間ステップ内部パルスを出力し、ANDゲート
26は端子27に内部パルスを出力する。
【0060】カウント回路7は内部パルスによりカウン
トアップし、励磁出力9は更にハーフステップ進み、初
期状態より1ステップ(1/2トラック)進んだ状態に
なる。
【0061】クロック信号の次の立ち上がり時にカウン
ト回路4のTFF31乃至34はリセットされ、端子2
0がHとなると、DFF28のQ出力がHとなる(タイ
ミングF)。
【0062】以上述べたタイミングD乃至Fの動作と同
一の動作がタイミングF乃至H、タイミングH乃至Jで
繰り返され、第2個目、第3個目の中間ステップ内部パ
ルスが出力され、励磁出力9は、2ハーフステップ進
み、初期状態より2ステップ、つまり、1トラック分進
んだ状態となる(タイミングI)。
【0063】クロック信号の次の立ち上がりによりカウ
ント回路4のTFF31乃至34はリセットされ、端子
20がHとなり、DFF22のQ出力がHとなる(タイ
ミングJ)。このため、ORゲート24は常時Hを出力
することになり、これ以後、端子20より出力される信
号はマスクされ、次のステップパルスが入力されるまで
端子25に中間ステップ内部パルスは発生されない。
【0064】タイミングKで、2個目のステップパルス
が端子1に供給されると、タイミング回路19のDFF
17の出力端子18がLとなる。このため、デコード回
路5中のDFF35−37は回路4の出力値、つまり、
1個目のステップパルスから2個目のステップパルスま
での時間間隔に対応する値を読み込む。読み込みの際、
値は2ビットシフト(ほぼ1/4)される。出力18は
図3の回路が初期化状態(入力端子10にLが入力され
た状態)になるまで変化しないので、DFF35乃至3
7は記憶値を保持する。
【0065】続いて、検出回路3及びカウント回路4は
1個目のステップパルス入力の場合(タイミングC)と
同様に動作し、端子27に内部パルス信号が出力され
(タイミングL)、励磁出力9は初期状態A点で仮定し
たものより、2.5ステップ(5/4トラック)進んだ
状態となる(タイミングL乃至M)。
【0066】タイミングMでカウント回路4のTFF3
1乃至34はリセットされ、その後、カウント回路4は
クロック信号をカウントアップする(タイミングM乃至
N)。
【0067】カウント回路4の出力が回路5のDFF3
5乃至37の出力状態、つまり、ステップパルス相互の
時間間隔の1/4に対応する状態に達すると、端子20
はL(アクティブ状態)となる。この時、端子23はL
であるので、端子25に中間ステップ内部パルスが出力
され、端子27に内部パルスが出力される。カウント回
路7はこの内部パルスによりカウントアップし、励磁出
力9は更に1ハーフステップ進み、初期状態により3ス
テップ、つまり1.5トラック分進んだ状態になる(タ
イミングN)。
【0068】クロック信号の次の立ち上がりでTFF3
1乃至34はリセットされ、端子20がHとなり、DF
F28のQ出力がHとなる(タイミングP)。
【0069】タイミングM乃至Pでの動作と同様の動作
がタイミングP乃至R、タイミングR乃至Tで繰り返さ
れ、第2、第3の内部パルスが端子27に出力され、励
磁出力9は更に2ハーフステップ進み、2トラック分進
んだ状態となる(タイミングS)。
【0070】タイミングTで、TFF31乃至34はリ
セットされ、端子20がHとなり、DFF22のQ出力
23がHとなる。このため、ORゲート24は常時Hを
出力し、端子20に出力される信号はマスクされ、次の
ステップパルスが入力されるまで端子25に中間ステッ
プ内部パルスは発生されない。
【0071】以後、第3、4・・・のステップパルスが
入力される都度、同様の動作が繰り返される。
【0072】以上説明したように、第2実施例において
は、ステップパルスの入力間隔のほぼ1/4周期毎に中
間ステップパルスが出力され、ステッピングモータの励
磁を適切なタイミングで切り換えることができる。
【0073】なお、上記実施例においては、中間ステッ
プパルスをステップパルスの時間間隔の1/2、1/4
のタイミングで発生させるようにしたが、中間ステップ
パルスをステップパルスの時間間隔の1/3、1/5、
1/8等にしてDFF31−34に記憶させるようにす
れば、ステップパルスの時間間隔の1/3、1/5、1
/8等のタイミングで中間ステップを発生することがで
きる。
【0074】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。
【0075】本実施例は、中間ステップ発生回路を、2
相励磁方式によりステッピングモータを駆動するステッ
ピングモータ制御回路に適用したものである。また、本
実施例は、選択できる中間ステップのタイミングの数が
4個の場合についてのものである。
【0076】図5は本実施例に係る中間ステップ発生回
路の構成を示すブロック図である。図5中の入力端子
1,2,10及び出力端子9は図1及び図9中の対応す
る端子と同様の機能を持つ。また、図5中の回路3,
4,6,7,8,19も図1中の対応する回路と同様の
機能を持つ。
【0077】図5において、回路5は回路4からの出力
信号のデコード回路であり、回路30は中間ステップタ
イミングの選択回路、回路19は回路の初期化以後のス
テップパルスのカウント回路である。
【0078】入力端子10にLを入力すると回路は初期
化され、回路11〜13,16,17,42,43の出
力はLに、回路22の出力(端子23)はHに設定され
る。また、回路5の構成により予め定まっている中間ス
テップのタイミングのうち最も早いもの(ここでは、端
子48〜51のうち端子48とする)に対応するゲート
60〜63のうちの1つ(ここではゲート60とする)
のみをLとし、そのパルスを端子20まで通過可能な状
態とする。
【0079】従って、回路4が第1個目のステップパル
スの入力によってリセットされた後、クロックをカウン
トし続け、回路5はそれをデコードし、各タイミングで
端子48〜51に各1個づつ中間ステップパルスを発生
していく。そして、ゲート60に対応する端子48の出
力のみを端子20まで通過させ、第1個目の中間ステッ
プ内部パルスを発生する。
【0080】これと並行して回路5からは回路4のカウ
ント状態に対し、適当なデコード値が端子56,57よ
り回路30のDFF58,59に入力される。
【0081】続いて、第2個目のステップパルスが入力
されると、ゲート17の端子18からのQバー出力はL
となり、上述のDFF58,59はそのデータを読み込
み、次に発生する中間ステップ内部パルスのタイミング
は、第1個目と第2個目のステップパルス時間間隔を考
慮し、新たに選択され直される。
【0082】次に、本実施例に係る中間ステップ発生回
路の動作について説明する。図6は本実施例の中間ステ
ップ発生回路における入出力の関係、つまり、入力端子
1,2,10に対する回路3〜8,19,30(端子1
5,18,60〜63,20,23,25,27,9)
のタイミングチャートを示す。
【0083】先ず、初期状態として従来例と同様な状態
を考えると、DFF58,59の出力はリセット状態に
一度なることでゲート60の出力をLとし、端子48に
対応するタイミングを中間ステップ内部パルスの初期値
として与える(図6、タイミングA参照)。
【0084】ここで、入力端子1にステップパルスが入
力されると(図6のタイミングB)、回路3はクロック
入力信号(端子2)に同期して、ステップパルスの立ち
下がりの微分信号を端子15から出力する(図6のタイ
ミングC〜D)。そうすると、ゲート26を通して端子
27に内部パルスが出力され、回路4のTFF31〜3
4及び回路6のDFF22はリセットされ、端子23は
Lとなる。また、同時に回路7は端子27の内部パルス
信号をカウントし、回路8はこれをデコードし、励磁出
力9は初期状態で仮定したものより、1ステップ進んだ
励磁状態、つまり0.5トラック分進んだ励磁状態に変
化する(図6のタイミングC)。
【0085】ここまでの動作は従来例と同様である。
【0086】続いて、回路4はクロック入力をカウント
アップする(図6のタイミングD〜E)。こうして、端
子48にパルスが出力されると、端子20はL(アクテ
ィブ状態)となる。この時、端子23はLであるので、
端子25から中間ステップ内部パルスが出力され、端子
27からも内部パルスが出力される。回路7はこれをカ
ウントし、励磁出力9は更に1ステップ進み、初期状態
より2ステップ、つまり、0.5×2=1トラック進ん
だ状態になる(図6のタイミングE)。
【0087】そして、次のクロック信号の立ち下がりに
よって回路4がリセットされ、端子20がH(ノンアク
ティブ状態)となると、DFF22はこれをカウントア
ップし、端子23はHとなり(図6のタイミングF)、
これ以後、端子20より出力される信号はマスクされ、
次のステップパルスが入力されるまで、端子20からは
中間ステップ内部パルスは発生しない。
【0088】更に、第2個目のステップパルスが入力さ
れると(図6のタイミングG)、端子18がLとなり、
DFF58,59は回路4の出力値、つまり、第1個目
のステップパルスと第2個目のステップパルスの時間間
隔に対応するある適当な回路5のデコード値(端子5
6,57に対応)を読み込み、これ以上端子18は図5
による回路が初期化状態(入力端子10にLが入力され
た状態)になるまで変化せず、これを保持する。続い
て、回路3,4は第1個目のステップパルス入力の場合
のタイミングCと同様に動作し、端子27より内部パル
ス信号を出力し(図6中タイミングH)、ステッピング
モータの励磁出力9は初期状態(タイミングA)で仮定
したものより3ステップ、つまり、0.5×3=1.5
トラック進んだ励磁状態に変化する(図6中タイミング
H〜I)。
【0089】続いて、回路4はクロック入力をカウント
アップする(図6中タイミングI,J)。こうして、回
路4の出力が上述のように、第2個目のステップパルス
から得られた端子18の信号により設定されたDFF5
8,59の状態に対応したタイミングになると、端子2
0はL(アクティブ状態)となる。つまり、端子60〜
63のうち1つがLとなっているので、これに対応する
端子48〜51のうちの1つの信号がゲート52〜55
を通過し、端子20に達する。
【0090】このとき、端子23はLであるので、端子
27から内部パルスが出力され、回路7はこれをカウン
トし、励磁出力9は更に1ステップ進み、初期状態より
4ステップ、つまり、0.5×4=2トラック分進んだ
状態になる(図6中タイミングJ)。
【0091】そして、次のクロック信号の立ち上がりに
よって回路4のTFF31〜34はリセットされ、端子
20がH(ノンアクティブ状態)となると、端子23が
Hとなり(図6中、タイミングK)、これ以後端子20
より出力される信号はマスクされ、次のステップパルス
が入力されるまで端子25からは中間ステップパルスは
発生しない。
【0092】上述の如く、本発明の第3の実施例におい
ては、第3個目以後のステップパルスの入力に対しても
ステップパルスが1個入力されるごとに、第2個目のス
テップパルスにより生じた上述の過程(図6中、タイミ
ングG〜Kに対応する)を繰り返す。
【0093】図7は本発明の第4の実施例に係る中間ス
テップ発生回路を示す回路図である。
【0094】本実施例は中間ステップ発生回路を、1−
2相励磁又は2−1相励磁方式により、ステッピングモ
ータを駆動するステッピングモータ制御回路に適用した
ものである。また、第3実施例と同様に選択できる中間
ステップのタイミングの数が4個の場合についてのもの
である。
【0095】図7中の入力端子1,2,10及び出力端
子9は、図5及び図9の対応する端子と同様の機能を持
つ。但し、出力端子9は1−2相励磁又は2−1相励磁
方式のための出力であるので、4相出力(4本の出力
線)となっている。また、図7中の回路3,4,5,
6,7,8も図9及び図5中の対応する回路と同様の機
能を持つ。但し、第4実施例における回路5,6,7,
8は1−2相励磁又は2−1相励磁方式の出力を得るた
めの構成となっているので、中間ステップ内部パルスは
1つのステップパルス入力に対し3つ発生し、またその
タイミングも第1の実施例に比して時間間隔を小さくす
る必要がある。
【0096】図8は本発明の第4の実施例に係る中間ス
テップ発生回路における入出力の関係、つまり、入力端
子1,2,10に対する回路3〜8,19,30(端子
15,18,60〜63,20,23,25,27,
9)のタイミングチャートの1例を示す。
【0097】先ず、初期状態として従来例及び第1実施
例と同様な状態を考えると、DFF58,59の出力
は、リセット状態に一度なることで、ゲート60の出力
をLとし、端子48に対応するタイミングを中間ステッ
プ内部パルスの初期値として与える(図8中、タイミン
グA)。ここで、入力端子1にステップパルスが入力さ
れると(図8中、タイミングB)、回路3はステップパ
ルスの立ち下がりの微分信号を端子15から出力し(図
8中、タイミングC〜D)、ゲート26を通して端子2
7に内部パルスが出力され、TFF31〜34及びDF
F22はリセットされ、端子23はLとなる。また、同
時に回路7は端子27の内部パルス信号をカウントし、
回路8でこれをデコードし、ステッピングモータの励磁
出力9は初期状態で仮定したものより0.5ステップ進
んだ励磁状態、つまり、0.25トラック分進んだ励磁
状態に変化する(図8中、タイミングC)。続いて、回
路4はクロック入力をカウントアップする(図8中、タ
イミングD〜E)。
【0098】こうして、回路4の端子48にパルスが出
力されると、端子20はL(アクティブ状態)となる。
このとき、端子23はLであるので端子25から第1個
目の中間ステップ内部パルスが出力され、端子27から
も内部パルスが出力される。回路7はこれをカウント
し、励磁出力9は更に0.5ステップ進み、初期状態よ
り0.5×2=1ステップ、つまり0.25×2=0.
5トラック分進んだ状態になる(図8中、タイミング
E)。そして、次のクロックの立ち上がり時にTFF3
1〜34はリセットされ、端子20がH(ノンアクティ
ブ状態)となると、DFF28のQ出力がHとなる(図
8中、タイミングF)。
【0099】以上述べたタイミングD〜Fの過程を、以
後タイミングF〜H、タイミングH〜Jとして2回繰り
返し、第2個目及び第3個目の中間ステップ内部パルス
が出力され、励磁出力9は、更に0.5×2=1ステッ
プ進み、初期状態より0.5×4=2ステップ、つま
り、0.25×4=1トラック分進んだ状態となる(図
8中、タイミングI)。
【0100】そして、次のクロックの立ち上がり時にT
FF31〜34はリセットされ、端子20がHとなる
と、端子23がHとなり(図8中、タイミングJ)、こ
れ以後、端子20より出力される信号はマスクされ、次
のステップパルスが入力されるまで、端子25からは中
間ステップ内部パルスは発生しない。
【0101】更に、第2個目のステップパルスが入力さ
れると(図8中、タイミングK)、端子18がLとな
り、DFF58,59は回路4の出力値、つまり、第1
個目のステップパルスと第2個目のステップパルスとの
時間間隔に対応するある適当な回路5のデコード値(端
子56,57に対応)を読み込み、これ以上端子18は
図7による回路が初期化状態(入力端子10にLが入力
された状態)になるまで変化しないので、これを保持す
る。
【0102】続いて、回路3,4は第1個目のステップ
パルス入力の場合のタイミングCと同様に動作し、端子
27より内部パルス信号を出力し(図8中、タイミング
L)、ステッピングモータの励磁出力9は初期状態タイ
ミングAで仮定したものより0.5×5=2.5ステッ
プ、つまり、0.25×5=1.25トラック進んだ励
磁状態に変化する(図8中、タイミングL〜M)。
【0103】続いて、回路4はクロックをカウントアッ
プする(図8中、タイミングM,N)。こうして、回路
4の出力が上述のように第2個目のステップパルスから
得られた端子18の信号により設定されたDFF58,
59の状態に対応したタイミングになると、端子20は
L(アクティブ状態)となる。
【0104】このとき、端子23はLであるので、端子
27から中間ステップ内部パルスが出力され、回路7は
これをカウントし、励磁出力9は更に1/2ステップ進
み、初期状態より0.5×6=3ステップ、つまり、
0.25×6=1.5トラック進んだ状態になる(タイ
ミングN)。
【0105】そして、次のクロックの立ち上がりによっ
てTFF31〜34はリセットされ、端子20がHとな
ると、DFF28のQ出力がHとなる(タイミング
P)。
【0106】以上述べたタイミングM〜Pの過程を以後
タイミングP〜R、タイミングR〜Jとして、2回繰り
返し、第2個目のステップパルスによる第2個目及び第
3個目の中間ステップ内部パルスが出力され、励磁出力
9は更に1/2×2=1ステップ進み、初期状態より
0.5×8=4ステップ、つまり0.25×8=2トラ
ック分進んだ状態となる(図8中、タイミングS)。
【0107】そして、次のクロックの立ち上がり時にT
FF31〜34はリセットされ、端子20がHとなると
端子23がHとなり(タイミングT)、これ以後、端子
20より出力される信号はマスクされ、次のステップパ
ルスが入力されるまで、端子25からは中間ステップ内
部パルスは発生しない。
【0108】上述の如く、本発明の第4の実施例におい
ては、第3個目以後のステップパルスの入力に対して
も、ステップパルスが1個入力されるごとに第2個目の
ステップパルスにより生じた上述の過程(図8中、タイ
ミングK〜T)を繰り返す。
【0109】
【発明の効果】本発明に係る中間ステップ発生回路は、
ステップパルスの入力間隔を検出し、それに応じて中間
ステップが発生する時間的位置を設定する。従って、ス
テップパルスの入力時間間隔及びクロック信号の周波数
の変化に拘らず、適切なタイミングで中間ステップを発
生させることができ、ステッピングモータを円滑に回転
させ、振動や騒音を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る中間ステップ発生回
路の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す中間ステップ発生回路の動作を説明
するためのタイミングチャート図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る中間ステップ発生回
路の回路構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す中間ステップ発生回路の動作を説明
するためのタイミングチャート図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る中間ステップ発生回
路の回路構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す中間ステップ発生回路の動作を説明
するためのタイミングチャート図である。
【図7】本発明の第4実施例に係る中間ステップ発生回
路の回路構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す中間ステップ発生回路の動作を説明
するためのタイミングチャート図である。
【図9】従来の中間ステップ発生回路の回路構成を示す
ブロック図である。
【図10】図9に示す中間ステップ発生回路の動作を説
明するためのタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1;ステップパルス入力端子 2;クロック信号入力端子 3;ステップパルス検出回路 4;クロック信号カウント回路 5;中間ステップデコード回路 6;マスク回路 7;内部パルスカウント回路 8;励磁出力デコード回路 9;励磁出力端子 10;初期化信号入力端子 19;読み込みタイミング指示回路 30;中間ステップタイミング選択回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータ制御回路の中間ステ
    ップ発生回路において、入力されるステップパルスから
    の時間を計数する計数回路と、前記計数回路に第1の
    テップパルスを供給して時間を計数開始してから第2の
    ステップパルスが供給されるまで計数したステップパル
    ス間の時間間隔に対して、等分割した時間間隔にして
    力する等分割時間出力手段と、第2のステップパルスを
    入力したことにより前記等分割した時間間隔を記憶する
    記憶手段と、第2のステップパルスの入力に応じて前記
    計数回路を初期化する手段と、ステップパルス間の時間
    間隔に応じた時間間隔を前記記憶手段に記憶後に、新た
    なステップパルスが入力されてからの前記計数回路の出
    力と前記記憶手段に記憶した時間間隔とを比較する比較
    手段と、前記比較手段から比較一致出力がされたときに
    中間ステップパルス発生の時間的位置を設定する設定回
    路とを有することを特徴とする中間ステップ発生回路。
  2. 【請求項2】 前記等分割時間出力手段は前記計数回路
    により計数した第1と第2のステップパルス間の時間間
    隔を、ビットシフトすることで等分割した時間間隔にし
    て出力するものであり、前記設定回路は前記比較手段よ
    り比較一致出力がされたときに中間ステップパルス発生
    の時間的位置を設定するデコード回路を含むものである
    請求項1に記載の中間ステップ発生回路。
  3. 【請求項3】 前記設定回路は、予めその構成により定
    まる複数個の中間ステップ発生タイミングを持つデコー
    ド回路と、入力されるステップパルスの時間間隔に応じ
    て前記デコードの中間ステップ発生タイミングのうちの
    1つを選択する選択回路とを有することを特徴とする請
    求項1記載に記載の中間ステップ発生回路。
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