JPH0770115B2 - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

Info

Publication number
JPH0770115B2
JPH0770115B2 JP1174730A JP17473089A JPH0770115B2 JP H0770115 B2 JPH0770115 B2 JP H0770115B2 JP 1174730 A JP1174730 A JP 1174730A JP 17473089 A JP17473089 A JP 17473089A JP H0770115 B2 JPH0770115 B2 JP H0770115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
control signal
value
predetermined
reset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1174730A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0340259A (ja
Inventor
英司 上田
誠 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1174730A priority Critical patent/JPH0770115B2/ja
Publication of JPH0340259A publication Critical patent/JPH0340259A/ja
Publication of JPH0770115B2 publication Critical patent/JPH0770115B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気テープ等のテープ状体に記録された映像
信号等を記録時より早い速度で再生するような情報再生
装置に関するものである。
従来の技術 第7図に本発明の対象とする情報再生装置の一例として
ビデオテープレコーダーの構成を示す。磁気テープ513
は、キャプスタンモータ504によってその回転に応じた
速度で走行する。磁気テープ513に記録されている映像
信号は、シリンダモータ502に取り付けられた回転磁気
ヘッド501aと501bによって再生される。シリンダモータ
502の回転速度はシリンダ制御ブロック505によって制御
される。回転磁気ヘッド501aと501bによる再生信号は、
情報再生ブロック506によって所定の再生処理が行なわ
れ、再生映像信号等に変換される。キャプスタンモータ
504は、次のようにして、回転速度と回転位相が制御さ
れる。キャプスタンモータ504の回転を回転センサ503に
よって検出し、波形整形されキャプスタンモータ504の
回転速度に比例した周波数のセンサ信号aを得る。セン
サ信号分周器514はセンサ信号aを分周(例えば、1/51
分周)して、分周センサ信号a1を出力する。周期電圧変
換器509は分周センサ信号a1の周期に比例した速度電圧
信号Seを出力する。磁気テープ513記録されているコン
トロール信号cはコントロール磁気ヘッド512によって
検出され、コントロール信号再生器507によって波形整
形が行なわれる。コントロール信号分周器515ではコン
トロール信号cを分周(例えば、1/51分周)して、分周
コントロール信号c1を出力する。シリンダ制御ブロック
505から出力されるシリンダモータ502の回転に同期した
基準信号hは、位相電圧変換器508に入力される。位相
電圧変換器508では、分周コントロール信号c1と基準信
号hの位相差に比例した位相電圧信号Peを出力する。合
成部510は、速度電圧信号Seと位相電圧信号Peを加算
し、加算電圧eを出力する。駆動器511は、加算電圧e
に応動した電流信号dをキャプスタンモータ504に供給
する。このようにして、記録時より早い速度(例えば、
記録時の51倍の速度)で情報が再生されるように、キャ
プスタンモータ504の制御が行なわれていた。
発明が解決しようとする課題 第7図に示した従来のキャプスタンモータの制御方式で
は、コントロール信号分周器のコントロール信号の分周
動作が位相電圧変換器の位相差検出動作と独立に行なわ
れているため、位相制御引き込み時において初期の位相
差が非常に大きくなることがあった。このため位相引き
込み時間が長くなり、再生映像信号等の品位が非常に悪
くなっていた。特に、記録時に対して再生の速度が早く
なるほどこのような現象が顕著になっていた。このこと
から、第5図に示すキャプスタンモータ504の場合に
は、基準信号と分周コントロール信号との位相差を所定
の位相差に引き込む位相制御の引き込み時間の短縮が必
要とされており、改善が要求されていた。
本発明は、このような点を考慮し、位相引き込み時間を
大幅に短くした情報再生装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明では、テープ状体に記録されている情報を再生す
る情報再生手段と、前記テープ状体に所定の距離間隔で
記録されているコントロール信号を再生するコントロー
ル信号再生手段と、前記テープ状体を直接、もしくは間
接的に走行駆動するキャプスタンモータと、前記キャプ
スタンモータの回転に同期したセンサ信号を得る回転セ
ンサ手段と、前記センサ信号を分周した分周センサ信号
を得るセンサ信号分周手段と、前記分周センサ信号によ
り前記キャプスタンモータの回転速度に対応した第1の
デジタル信号値を得る速度検出手段と、所定の周波数の
基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記基準信号
の発生タイミングの所定時間、もしくは略所定時間にリ
セット信号を選択的に出力可能なリセット手段と、前記
リセット信号により分周カウント内容がリセットされ、
かつ前記コントロール信号を所定の分周比で分周した分
周コントロール信号を得るコントロール信号分周手段
と、前記基準信号、もしくは前記分周コントロール信号
の発生タイミングに同期して前記基準信号と前記分周コ
ントロール信号との位相差に対応した第2のデジタル信
号値を得る位相検出手段と、前記第1のデジタル値に対
応した値と前記第2のデジタル値に対応した値とを加算
合成して、制御信号を得る合成手段と、前記合成手段の
制御信号に応じて前記キャプスタンモータを駆動する駆
動手段とを具備し、リセット手段は、センサ信号分周手
段の分周センサ信号を計数するカウント手段と、カウン
ト手段のカウント値と所定のデジタル値とを比較する比
較手段と、比較手段の出力信号に応じてリセット信号を
出力する出力手段より構成され、所定のデジタル値は、
基準信号とコントロール信号との所定の位相差に対応
し、キャプスタンモータの起動後、少なくとも1回リセ
ット手段の前記リセット信号を出力するように構成する
ことによって上記問題点を解決したものである。
作用 本発明では、上記構成にすることによって、コントロー
ル信号分周手段にリセット手段のリセット信号を入力す
ることにより、基準信号に対して任意の位相で分周コン
トロール信号が得られる。すなわち位相制御の引き込み
時、初期の位相検出手段の第2のデジタル値が所望の値
となるような分周コントロール信号を得るように、リセ
ット信号をコントロール信号分周手段に入力すれば、初
期の位相検出手段の第2のデジタル値は所望の値に近い
値となり、位相引き込み時間が非常に短くなる。さら
に、このような分周コントロール信号を得るようなリセ
ット信号の出力タイミングも簡単に得られる。
実施例 以下、本発明の第1の一実施例の情報再生装置につい
て、ビデオテープレコーダを例にとり、図面を参照しな
がら説明する。情報再生装置の構成図を第3図に示す。
磁気テープ513は、キャプスタンモータ504によって回転
に対応した速度で走行する。磁気テープ513に記録され
ている映像信号は、シリンダモータ502に取り付けられ
た回転磁気ヘッド501aと501bによって再生される。シリ
ンダモータ502の回転速度は、シリンダ制御ブロック505
によって回転速度制御される。回転磁気ヘッド501aと50
1bによる再生信号は、情報再生ブロック506(情報再生
手段)によって所定の再生処理が行なわれ、再生映像信
号等に変換される。次にキャプスタンモータ504の制御
について説明する。キャプスタンモータ504は直流モー
タ、もしくはブラシレス直流モータが使用され、磁気テ
ープ513を直接、もしくは間接的に回転駆動する。キャ
プスタンモータ504に取り付けられた回転センサ202は、
キャプスタンモータ504の回転にともなって1回転あた
りZq回(Zqは4以上の整数であり、ここではZq=1024と
なる。)のセンサ信号aを発生する。回転センサ202の
センサ信号aはセンサ信号分周器213に入力され、1/n分
周(nは2以上の整数であり、ここではn=51とす
る。)された分周センサ信号a1を出力する。分周センサ
信号a1は速度検出器203に入力され、キャプスタンモー
タ504の回転に対応したデジタル信号bを得る。
速度検出器203の具体的な構成例を第4図に示す。分周
センサ信号a1はアンド回路34とフリップフロップ回路32
に入力されている。アンド回路34の入力側には、さら
に、発振回路31のクロックパルスclkとカウンタ回路33
のオーバフロー出力信号wも入力されている。発振回路
31は水晶発振器と分周器等によって構成され、分周セン
サ信号a1の周波数よりもかなり高周波のクロックパルス
clk(500KHz程度)を発生している。カウンタ回路33
は、アンド回路34の出力パルスp1の到来毎にその内容を
カウントアップする12ビットのアップカウンタになって
いる。また、オーバフロー出力信号wはカウンタ回路33
のカウント内容が所定値以下の時には“H"であり、カウ
ンタ回路33のカウント内容が所定値以上になるとオーバ
フロー出力信号wは“L"に変化する。(ここに、“H"高
電位状態を表し、“L"は低電位状態を表している)。デ
ータ入力型フリップフロップ回路32は、分周センサ信号
a1の立ち下がりエッジをトリガ信号としてデータ入力端
子に入力された“H"を取り込み、その出力信号qを“H"
にする(q=“H")。また、補償器207からのリセット
信号tが“H"になると、カウンタ回路33とフリップフロ
ップ回路32の内部状態がリセットされる(b=“LLLLLL
LLLLLL"、w=“H"、q=“L")。
次に、第4図の速度検出器203の動作について説明す
る。いま、カウンタ回路33とフリップフロップ回路32が
リセット信号tによってリセットされているものとす
る。センサ信号分周器213の分周センサ信号a1が“L"か
ら“H"に変わると、アンド回路34の出力信号p1として発
振回路31のクロックパルスclkが出力される。カウンタ
回路33は出力信号p1をカウントし、その内部状態を変化
させていく。分周センサ信号a1が“H"から“L"に変わる
と、アンド回路34の出力信号p1は“L"になり、カウンタ
回路33はその内部状態を保持する。また、フリップフロ
ップ回路32は分周センサ信号a1の立ち下がりエッジによ
ってデータ“H"を取り込み、その出力信号qを“L"から
“H"に変化させる。カウンタ回路33のデジタル信号b
は、センサ信号分周器213の分周センサ信号a1の(半)
周期長に比例した値であり、キャプスタンモータ504の
回転速度に半比例している。後述の補償器207は、フリ
ップフロップ回路32の出力信号qを見て、qが“H"にな
るとカウンタ回路33のデジタル信号bを入力し、その後
にリセット信号tを所定の短時間の間“H"にして、カウ
ンタ回路33とフリップフロップ回路32を初期状態にリセ
ットし、次の速度検出動作に備えている。なお、キャプ
スタンモータ504の回転速度が遅過ぎるときには、セン
サ信号分周器213の分周センサ信号a1の周期が長いため
にカウンタ回路33の内部状態が所定値以上になり、オー
バフロー出力信号wが“H"から“L"に変わり、アンド回
路34の出力信号hが“L"になり、カウンタ回路33が所定
の大きな値を保持することもある。
磁気テープ513に所定の距離間隔で記録されているコン
トロール信号cはコントロール磁気ヘッド512で検出さ
れ、コントロール信号再生器507で再生される。再生さ
れたコントロール信号cはコントロール信号分周器214
に入力される。コントロール信号分周器214ではコント
ロール信号cを分周し、分周コントロール信号c1を出力
する。
第5図にコントロール信号分周器214の具体的な構成例
を示す。オア回路41の入力側には補償器207から出力さ
れるリセット信号gと比較器43の出力信号c2が入力され
ている。オア回路41の出力信号g1はカウンタ回路42のリ
セット端子に接続されている。カウンタ回路42のクロッ
ク端子には、コントロール信号cが入力されて、コント
ロール信号cの到来個数をカウントし、カウント値をデ
ジタル信号d3として出力する。所定値設定器44はあらか
じめ設定された所定値(ここでは、51とする)に対応し
たデジタル信号d2を出力する。比較器43はカウンタ回路
42のデジタル信号d3と所定値設定器44のデジタル信号d2
とを比較し、一致していれば出力信号c2の状態を“H"に
し、一致していなければ“L"にする。分周器45には比較
器43の出力信号c2が入力されており、比較器43の出力信
号c2の入力タイミング毎に、出力信号c1の状態を変化さ
せる。分周器46はコントロール信号cが入力されてお
り、コントロール信号cの入力タイミング毎に、出力信
号c3の状態を変化させる。
次に、第5図のコントロール信号分周器214の動作につ
いて説明する。いま、補償器207のリセット信号gの状
態が“L"とする。カウンタ回路42はコントロール信号c
の到来個数をカウントしていく。カウント回路42のデジ
タル信号d3と所定値設定器44のデジタル信号d2とが一致
すると、比較器43の出力信号c2は“H"になる。リセット
信号gが“L"のため、オア回路41の出力信号g1には、比
較器43の出力信号c2と同じ信号が出力される。カウンタ
回路42はオア回路41の出力信号g1によってカウント値が
リセットされ、内容が零となる。このため、カウンタ回
路42のデジタル信号d3とデジタル信号d2は一致しなくな
り、比較器43の出力信号c2は“L"となる。すなわち、微
小期間のみ比較器43の出力信号c2は“H"となる。その
後、再びコントロール信号cをカウントしていく。たと
えば、所定値設定器44の設定値が51の場合、コントロー
ル信号cが51個到来する毎に、比較器43の出力信号c2が
微小期間“H"となる。そして、比較器43の出力信号c2が
入力されている分周器45の出力信号c1には、コントロー
ル信号cが51個到来する毎に状態を変化する信号が得ら
れる。一方、カウンタ回路42がコントロール信号cをカ
ウント中に補償器207の微小期間“H"であるリセット信
号gが入力された時、比較器43の出力信号c2は“L"のた
め、オア回路41の出力信号g1としてリセット信号gと同
じ信号が出力される。カウンタ回路42はリセット信号g
によりリセットされ、内容が零となる。その後、再びコ
ントロール信号cをカウントし、上記の動作を繰り返
す。したがって、補償器207のリセット信号gにより、
コントロール信号cに対して、分周器45の出力信号c1の
位相を任意に調節できる構成となっている。また、分周
器46の出力信号c3は、コントロール信号cの到来タイミ
ングにより状態が変化する。この状態を補償器207によ
りモニタすればコントロール信号cの到来タイミングを
検出することができる。
位相検出器206にはシリンダ制御ブロック505(基準信号
発生手段)によって発生されるシリンダモータ502の回
転周波数と等しい周波数の基準信号hと、分周コントロ
ール信号c1とが入力される。位相検出器206では、基準
信号hとコントロール信号cの位相差に対応したデジタ
ル値を出力する。
第6図に位相検出器206の具体的な構成例を示す。発振
器51は所定の周波数のクロックパルスclk1を発生する。
微分器55には分周コントロール信号clが入力され、分周
コントロール信号clの立ち上がりエッジより所定期間
“H"の出力信号c4を出力する。カウンタ回路52には微分
器55の出力信号c4と発振器51のクロックパルスclk1が入
力され、微分器55の出力信号c4の立ち上がりエッジによ
りカウンタ回路52の内容がリセットされ、クロックパル
スclk1の到来個数をカウントする。すなわち、クロック
パルスclk1のパルスが1個入力される毎に、カウンタ回
路の内容を1つ増加しデジタル信号d1として出力する。
ラッチ回路53は基準信号hの到来タイミングによりカウ
ンタ回路52のデジタル信号d1をラッチし、デジタル信号
pとして出力する。デジタル信号pの値は、分周コント
ロール信号c1と基準信号hとの到来タイミングの差をク
ロックパルスclk1を用いて計数したものである。したが
って、デジタル信号pの値は分周コントロール信号c1と
基準信号hとの位相差に対応した値となっている。分周
器54は基準信号hの到来タイミング毎に出力信号rの状
態を変化させる。したがって分周器54の出力信号rの状
態の変化を補償器207でモニタすれば、基準信号hの到
来タイミングを検出できる。
第3図の補償器207は、演算器208とメモリ210とDA変換
器209によって構成され、速度検出器203のデジタル信号
bと位相検出器206のデジタル信号pを後述する内蔵プ
ログラムによって計算加工し、制御信号eを出力する。
補償器207の制御信号eは駆動器211に入力され、駆動器
211では電力増幅された駆動信号d(制御信号eの大き
さに比例した電流)を制御信号eの正負に対応した向き
に供給し、キャプスタンモータ504の発生力の大きさと
向きを制御する。従って、キャプスタンモータ504の回
転センサ202とセンサ信号分周器213と速度検出器203と
コントロール信号再生器507とコントロール信号分周器2
14と位相検出器206と補償器207と駆動器211によって閉
ループ制御が構成され、キャプスタンモータ504の回転
速度と回転位相が制御されている。
補償器207のメモリ210は、所定のプログラムと定数が格
納されたロム領域(ROM:リードオンリメモリ)と随時必
要な値を格納するラム領域(RAM:ランダムアクセスメモ
リ)に別れている。演算器208はロム領域内のプログラ
ムに従って所定の動作や演算を行なっている。第1図に
第1の実施例のプログラムのフローチャートを示す。次
に、その動作について詳細に説明する。
〔初期状態設定部(1)〕 リセット信号gを1度出力したことを示すフラッグSW1
と、基準信号hが1度入力されたことを示すフラッグSW
2とを零にする。(SW1←0,SW2←0) 〔タイミング検出器(2)〕 演算器208は速度検出部203のフリップフロップ回路32の
出力信号qを入力し出力信号qが変化するのを待ってい
る。例えば、変化前の出力信号qが“L"とすれば、出力
信号qが“H"になるのをモニタしている(逆に、変化前
の出力信号qが“H"とすれば、出力信号qが“L"になる
のをモニタしている)。すなわち、分周センサ信号a1が
入力されて、速度検出器203から新しい検出デジタル信
号bが出力されるのを待っている。
〔速度検出デジタル値入力部(3)〕 出力信号qが変化すると、速度検出器203の新しい検出
デジタル信号bを読み込んで、検出デジタル信号bに対
応する速度検出デジタル値Sに直す。さらに、次の検出
デジタル値bを得るためリセット信号tを所定時間“H"
にして速度検出器203のカウンタ回路33とフリップフロ
ップ回路32をリセットする。
〔速度誤差信号作成部(4)〕 速度検出デジタル値Sから所定の基準値Srefを引いて、
デジタル速度誤差E0を得る。(E0←Sref−S)デジタル
速度誤差E0をR倍して、デジタル回転誤差Eを算出す
る。(E←R・E0)ここで、所定の基準値Srefはキャプ
スタンモータ504の回転速度制御の目標値に対応した値
となっている。
〔リセット信号出力部(5)〕 5aリセット信号出力済みを示すフラッグSW1の値が0で
ない時、位相誤差デジタル値入力部(7)の処理を行な
う。フラッグSW1の値が0の時は、まだリセット信号を
出力していないため、5bの処理を行なう。
5bデジタル回転誤差Eの大きさ(絶対値)が所定値Em
り大きい時、位相誤差初期化部(6)の処理を行なう。
デジタル回転誤差Eの大きさ(絶対値)が所定値Emより
大きくない時、5cの処理を行なう。ここでは、デジタル
回転誤差Eの大きさ(絶対値)と所定値Emとを比較する
ことにより、速度制御の引き込み判定を行なっている。
デジタル回転誤差Eの大きさ(絶対値)が所定値Emより
小さい時は、速度検出デジタル値Sと所定の基準値Sref
が非常に近い値となっている。すなわち、この時は、速
度制御が引き込んでいると判断し、5cの処理を行なう。
5cまず、位相検出器206の分周器54の出力信号rがタイ
ミング前の状態と変化していれば、基準信号hが入力さ
れたことを示すため、基準信号hが入力されたことを示
すフラッグSW2の値を1にする。さらに、分周センサ信
号a1の到来個数を計数する計数変数CNTを零にする。そ
の後、位相誤差初期化部(6)の処理を行なう。分周器
54の出力信号rが1タイミング前の状態と変化していな
ければ、5dの処理を行なう。
5d基準信号hが入力されたことを示すフラッグSW2の値
が1でない時、位相誤差初期化部(6)の処理を行な
う。基準信号hが入力されたことを示すフラッグSW2の
値が1の時、分周センサ信号a1の到来個数を計数する計
数変数CNTに1を加算する。このようにすると計数変数C
NTの値が、基準信号hの到来後に分周センサ信号a1が到
来した個数となり、基準信号hの到来後の時間経過に対
応した値となる。さらに、5eの処理を行なう。
5e分周センサ信号a1の到来個数を計数する計数変数CNT
の値が所定の基準値CNTRと等しい時、リセット信号gを
コントロール信号分周器214に出力し、コントロール信
号cの分周動作をリセットする。また、リセット信号出
力済みを示すフラッグSW1の値を1にし、リセット信号
を出力したことを記憶する。その後、位相誤差初期化部
(6)の処理を行なう。分周センサ信号a1の到来個数を
計数する計数変数CNTの値が所定の基準値CNTRと等しく
ない時、位相誤差初期化部(6)の処理を行なう。
〔位相誤差初期化部(6)〕 デジタル位相誤差Fの値を零にする。すなわち、デジタ
ル位相誤差Fを常に零にすることによって、位相制御の
動作を禁止している。その後、合成誤差作成部(9)の
処理を行なう。
〔位相誤差デジタル値入力部(7)〕 位相検出器206の分周器54の分周出力rを入力し、分周
出力rの状態が1タイミング前の状態と変化していれ
ば、位相検出器206の新しい検出デジタル信号pを読み
込んで、検出デジタル信号pに対応した位相検出デジタ
ル値Pに直す。その後、位相誤差信号作成部(8)の処
理を行なう。分周出力rの状態が1タイミング前の状態
と変化していない時、合成誤差作成部(9)の処理を行
なう。
〔位相誤差信号作成部(8)〕 位相検出デジタル値Pから所定の基準値Prefを引いて、
デジタル位相差F0を得る。(F0←Pref−P)デジタル位
相差F0をG倍して、デジタル位相誤差Fを算出する(F
←R・F0)その後、合成誤差作成部(9)の処理を行な
う。
〔合成誤差作成部(9)〕 デジタル回転誤差Eとデジタル位相誤差Fとを加算した
デジタル値をD倍して、デジタル合成値Yを得る。(Y
←(F+E)・D) 〔制御信号出力部(10)〕 デジタル合成値YをDA変換器209に出力し、そのデジタ
ル値に対応したアナログ電圧(制御信号e)に変換す
る。その後、タイミング検出部(2)の処理に復帰す
る。
上記のように構成するならば、基準信号hと分周コント
ロール信号c1との位相差がほぼ一定値となるまでの時
間、すなわち、位相制御の位相引き込み時間が大幅に短
縮される。以下、これについて、記録時に対して51倍の
速度で再生する場合を例に説明する。
この時、コントロール信号分周器214の所定値設定器44
の所定値を51に設定する。すなわち、コントロール信号
cを1/51分周した分周コントロール信号c1と基準信号h
との位相差が所定量となるように位相制御の動作を行な
うため、基準信号hの発生タイミング間に51個のコント
ロール信号cが存在することになる。
いま、キャプスタンモータ504の起動初期の状態、つま
り速度制御と位相制御がまだ動作していない場合を考え
る。この状態では、速度検出デジタル値Sと所定の基準
値Srefとは大きく異なった値となっており、基準信号h
と分周コントロール信号c1と位相差もまったく一定値に
はなっていない。この時、まず、速度制御によりキャプ
スタンモータ504の回転速度が所定速度まで引き込むの
を待っている。すなわち、キャプスタンモータ504の回
転速度と所定値との誤差を表わす値であるデジタル回転
誤差Eの大きさが所定値Emより小さくなるのを待つ。速
度制御が引き込んだ後、位相検出器206の分周器54の出
力信号rの変化をモニタすることによって、速度制御が
引き込み後の最初の基準信号hの到来タイミングを検出
する。基準信号hの到来タイミングを検出後、リセット
信号gを出力しコントロール信号分周器214の分周動作
をリセットするタイミングを得るため、基準信号hの到
来タイミング検出後の分周センサ信号a1の到来個数を計
数する。そして、分周センサ信号a1の到来個数の計数値
(計数変数CNTの値)が所定値になったタイミングでリ
セット信号を出力する。その後は、位相誤差値入力動作
及び位相誤差信号作成動作を行ない位相制御の動作を開
始する。この時、最初に検出する位相検出デジタル値P
は、所定の基準値Prefに非常に近い値となっているた
め、位相制御の引き込み時間が非常に早くなる。
さらに詳しく説明する。速度制御が引き込み済みで、位
相制御がまだ引き込んでいない時、コントロール信号分
周器214の分周コントロール信号c1は速度制御により基
準信号hとほぼ同じ周波数となるが、分周コントロール
信号c1と基準信号hとの位相差は起動の状態によって様
々な値を持ち、かつ変動している。しかし、基準信号h
の発生タイミング間に51個のコントロール信号cが存在
するため、コントロール信号cの分周開始時点を変化さ
せることにより、51通りの基準信号hとの位相差が異な
る分周コントロール信号c1を作成できる。この位相差の
異なる分周コントロール信号c1の中から、基準信号hと
所望の位相差をもつ分周コントロール信号c1が得られる
ように補償器207のリセット信号gを出力すると、リセ
ット信号gの出力後最初に検出する位相検出デジタル値
Pは所定の基準値prefに非常に近い値となっているた
め、最初に算出されたデジタル位相誤差Fは非常に小さ
くなり、基準信号と分周コントロール信号との位相差を
所定の位相差に引き込む位相制御の引き込み時間が大幅
に短縮される。
また、リセット信号gの出力タイミングは、次のように
して決定する。まず、基準信号hから分周コントロール
信号c1までの位相差に対応した時間間隔内に発生する分
周センサ信号a1の個数を分周センサ信号a1の計数変数CN
Tの比較値CNTRに設定する。このように設定すると、コ
ントロール信号分周器214では、リセット信号gの発生
タイミングより分周動作を開始するため、次回以降の分
周コントロール信号c1と基準信号hと位相差が所定の位
相差に近い値となるような分周コントロール信号c1が得
られる。
以上のことを利用して、位相制御の引き込み時間を非常
に短縮している。
第1の実施例では、分周コントロール信号c1と基準信号
hとの所定の位相差に対応した量を、基準信号hの入力
タイミング後の分周センサ信号a1の到来個数を計数する
ことによって算出している。構成上は簡単であるが、リ
セット信号gの出力タイミングがコントロール信号cと
同期が取れないばかりでなく、記録時に対して再生速度
が非常に早い時(例えば、記録時に対して50倍以上の速
度で再生する時)は、分周センサ信号a1よりコントロー
ル信号の周波数の方が高くなり、最適なリセット信号の
出力タイミングが得られない。この点を改良したのが第
2の実施例である。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。情報再
生装置の構成は第1の実施例と同じであるため、説明を
省略する。第2図に、本発明の第2の実施例の補償器20
7の内蔵プログラムのフローチャートを示す。以下、そ
の動作について説明する。
〔初期状態設定部(21)〕 リセット信号gを1度出力したことを示すフラッグSW1
と、基準信号hが1度入力されたことを示すフラッグSW
2とを零にする。(SW1←0,SW2←0) 〔タイミング検出部(22)〕 演算器208は速度検出部203のフリップフロップ回路32の
出力信号qを入力し、出力信号qが変化していれば、速
度検出デジタル値入力部(24)の処理を行なう。変化前
の出力信号qが“L"とすれば、出力信号qが“H"になる
のをモニタしている(逆に、変化前の出力信号qが“H"
とすれば、出力信号qが“L"になるのをモニタしてい
る)。すなわち、分周センサ信号a1が入力されて、速度
検出器203から新しい検出デジタル信号bが出力される
のを検出している。出力信号qが変化していなければ、
リセット信号出力部(23)の処理を行なう。
〔リセット信号出力部(23)〕 23a基準信号hが入力されたことを示すフラッグSW2の値
が1でない時、タイミング検出部(22)の処理を行な
う。基準信号hが入力されたことを示すフラッグSW2の
値が1の時、23bの処理を行なう。
23bコントロール信号分周器214の分周器46の出力信号c2
が変化していなければ、タイミング検出部(22)の処理
を行なう。出力信号c2が変化していれば、23cの処理を
行なう。つまり、コントロール信号cが入力されていれ
ば、23cの処理を行なう。
23cコントロール信号cの到来個数を計数する計数変数C
NTに1を加算する。このようにすると計数変数CNTの値
が、基準信号hの到来後にコントロール信号cが到来し
た個数となり、基準信号hの到来後の時間経過に対応し
た値となる。その後、23dの処理を行なう。
23dコントロール信号cの到来個数を計数する計数変数C
NTの値が所定の基準値CNTRと等しい時、リセット信号g
をコントロール信号分周器214に出力し、コントロール
信号cの分周動作リセットする。また、リセット信号出
力済みを示すフラッグSW1の値を1にし、リセット信号
を出力したことを記憶する。その後、タイミング検出部
(22)の処理を行なう。分周センサ信号a1の到来個数を
計数する計数変数CNTの値が所定の基準値CNTRと等しく
ない時、タイミング検出部(22)の処理を行なう。
〔速度検出デジタル値入力部(24)〕 出力信号qが変化すると、速度検出器203の新しい検出
デジタル信号bを読み込んで、検出デジタル信号bに対
応する速度検出デジタル値Sに直す。さらに、次の検出
デジタル値bを得るためリセット信号tを所定時間“H"
にして速度検出器203のカウンタ回路33とフリップフロ
ップ回路32をリセットする。
〔速度誤差信号作成部(25)〕 速度検出デジタル値Sから所定の基準値Srefを引いて、
デジタル速度誤差E0を得る。(E0←Sref−S)デジタル
速度誤差E0をR倍して、デジタル回転誤差Eを算出する
(E←R・E0)ここで、所定の基準値Srefはキャプスタ
ンモータ504の回転速度制御の目標値に対応した値とな
っている。
〔基準信号信号入力判定部(26)〕 26aリセット信号出力済みを示すフラッグSW1の値が0で
ない時、位相誤差デジタル値入力部(28)の処理を行な
う。フラッグSW1の値が0の時は、まだリセット信号を
出力していないため、26bの処理を行なう。
26bデジタル回転誤差Eの大きさ(絶対値)が所定値Em
より大きい時、位相誤差初期化部(27)の処理を行な
う。デジタル回転誤差Eの大きさ(絶対値)が所定値Em
より大きくない時、26cの処理を行なう。すなわち、デ
ジタル回転誤差Eの大きさ(絶対値)と所定値Emとを比
較することにより、速度制御の引き込み判定を行なって
いる。速度制御が引き込んでいる時は、26cの処理を行
なう。
26cまず、位相検出器206の分周器54の出力信号rが1タ
イミング前の状態と変化していれば、基準信号hが入力
されたことを示すため、基準信号hが入力されたことを
示すフラッグSW2の値を1にする。さらに、分周センサ
信号a1の到来個数を計数する計数変数CNTを零にする。
その後、位相誤差初期化部(27)の処理を行なう。分周
器54の出力信号rが1タイミング前の状態と変化してい
なければ、位相誤差初期化部(27)の処理を行なう。
〔位相誤差初期化部(27)〕 デジタル位相誤差Fの値を零にする。すなわち、デジタ
ル位相誤差Fを常に零にすることによって、位相制御の
動作を禁止している。その後、合成誤差作成部(30)の
処理を行なう。
〔位相誤差デジタル値入力部(28)〕 位相検出器206の分周器54の分周出力rを入力し、分周
出力rの状態が1タイミング前の状態と変化していれ
ば、位相検出器206の新しい検出デジタル信号pを読み
込んで、検出デジタル信号pに対応した位相検出デジタ
ル値Pに直す。その後、位相誤差信号作成部(20)の処
理を行なう。分周出力rの状態が1タイミング前の状態
と変化していない時、合繊誤差作成部(30)の処理を行
なう。
〔位相誤差信号作成部(29)〕 位相検出デジタル値Pから所定の基準値Prefを引いて、
デジタル位相差F0を得る。(F0←Pref−P)デジタル位
相差F0をG倍して、デジタル位相誤差Fを算出する。
(F←R・F0)その後、合成誤差作成部(30)の処理を
行なう。
〔合成誤差作成部(30)〕(合成手段) デジタル回転誤差Eとデジタル位相誤差Fとを加算した
デジタル値をD倍して、デジタル合成値Yを得る。(Y
←(F+E)・D) 〔制御信号出力部(35)〕 デジタル合成値YをDA変換器209に出力し、そのデジタ
ル値に対応したアナログ電圧(制御信号e)に変換す
る。その後、タイミング検出部(22)の処理に復帰す
る。
上記のように構成するならば、記録時に対して再生速度
が非常に早い時(例えば、記録時に対して50倍以上の速
度で再生する時)は、第1の実施例に比べて位相制御の
位相引き込み時間が短縮される。以下、これについて、
記録時に対して51倍の速度で再生する場合を例に説明す
る。
いま、キャプスタンモータ504の起動初期の状態、つま
り速度制御と位相制御がまだ動作していない場合を考え
る。この状態では、まず、速度制御によりキャプスタン
モータ504の回転速度が所定速度まで引き込むのを待っ
ている。すなわち、キャプスタンモータ504の回転速度
と所定値との誤差を表わす値であるデジタル回転誤差E
の大きさが所定値Emより小さくなるのを待つ。速度制御
が引き込んだ後、位相検出器206の分周器54の出力信号
rの変化をモニタすることによって、速度制御が引き込
み後の最初の基準信号hの到来タイミングを検出する。
基準信号hの到来タイミングを検出後、リセット信号g
を出力しコントロール信号分周器214の分周動作をリセ
ットするタイミングを得るため、基準信号hの到来タイ
ミング検出後のコントロール信号cの到来個数を計数す
る。そして、コントロール信号cの到来個数の計数値
(計数変数CNTの値)が所定値になったタイミングでリ
セット信号を出力する。その後は、位相誤差値入力動作
及び位相誤差信号作成動作を行ない位相制御の動作を開
始する。この時、最初に検出する位相検出デジタル値P
は、所定の基準値Prefに非常に近い値となっているた
め、位相制御の引き込み時間が非常に早くなる。
リセット信号gの出力タイミングは、次のようにして決
定する。まず、基準信号hから分周コントロール信号c1
までの位相差に対応した時間間隔内に発生するコントロ
ール信号cの個数をコントロール信号cの計数変数CNT
の比較値CNTRに設定する。このように設定すると、コン
トロール信号分周器214では、リセット信号gの発生タ
イミングより分周動作を開始するため、次回以降の分周
コントロール信号c1と基準信号hと位相差が所定の位相
差に近い値となる。
以上のことを利用して、位相制御の引き込み時間を非常
に短縮している。第1の実施例では、分周コントロール
信号c1と基準信号hとの所定の位相差に対応した量を、
基準信号hの入力タイミング後の分周センサ信号a1の到
来個数を計数することによって算出している。構成上は
簡単であるが、リセット信号gの出力タイミングがコン
トロール信号cと同期が取れないばかりでなく、記録時
に対して再生速度が非常に早い時(例えば、記録時に対
して50倍以上の速度で再生する時)は、分周センサ信号
a1よりコントロール信号cの周波数の方が高くなり、最
適のリセット信号gの出力タイミングが得られない。こ
の点を改良したのが第2の実施例である。第2の実施例
では、分周コントロール信号c1と基準信号hとの所定の
位相差に対応した量を、基準信号hの入力タイミング後
のコントロール信号cの到来個数を計数することによっ
て算出している。第2の実施例の場合は、リセット信号
gの出力タイミングをコントロール信号cを用いて算出
しているため、分周センサ信号a1を用いて計算するより
精度よくリセット信号gを出力でき、初期の位相差が小
さくなるような分周コントロール信号c1が得られる。
したがって、記録時に対して再生速度が非常に早い時
は、第1の実施例に対して、第2の実施例は位相引き込
み時間が早くなる。
なお、リセット手段のリセット信号による位相制御の位
相引き込み時間短縮の効果は、コントロール信号分周器
の分周比を変更して、速度を変化させた時においても、
同様に有効であり、本発明に含まれることは言うまでも
ない。
また、前述の発明において、補償器を完全なハードウエ
アによって構成し、前述のプログラムによる動作と同じ
動作を行なわせることも可能である。逆に、センサ信号
分周器やコントロール信号分周器の動作を完全なソフト
ウエアによって行なわれることも可能である。その他、
本発明の主旨を変えずに種々の変更が可能である。
発明の効果 本発明の情報再生装置は、コントロール信号分周手段の
分周動作をリセット手段のリセット信号によりリセット
可能な構成にすることによって、基準信号と分周コント
ロール信号との位相差を所定の位相差に引き込む位相制
御の引き込み時間を大幅に短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の情報再生装置の補償器
の内蔵プログラムの一例を表すフローチャート、第2図
は本発明の第2の実施例の情報再生装置の補償器の内蔵
プログラムの一例を表すフローチャート、第3図は本発
明の第1,第2の実施例の全体の構成を表す構成図、第4
図は第3図の速度検出器の具体的な構成例を表す構成
図、第5図は第3図のコントロール信号分周器の具体的
な構成例を表す構成図、第6図は第3図の位相検出器の
具体的な構成例を表す構成図、第7図は従来の情報再生
装置の構成図である。 202……回転センサ、203……速度検出器、206……位相
検出器、207……補償器、208……演算器、209……DA変
換器、210……メモリ、211……駆動器、213……センサ
信号分周器、214……コントロール信号分周器、501a,50
1b……回転磁気ヘッド、502……シリンダモータ、504…
…キャプスタンモータ、505……シリンダ制御ブロッ
ク、506……情報再生ブロック、507……コントロール信
号再生器、513……磁気テープ、512……コントロール磁
気ヘッド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ状体に記録されている情報を再生す
    る情報再生手段と、前記テープ状体に所定の距離間隔で
    記録されているコントロール信号を再生するコントロー
    ル信号再生手段と、前記テープ状体を直接、もしくは間
    接的に走行駆動するキャプスタンモータと、前記キャプ
    スタンモータの回転に同期したセンサ信号を得る回転セ
    ンサ手段と、前記センサ信号を分周した分周センサ信号
    を得るセンサ信号分周手段と、前記分周センサ信号によ
    り前記キャプスタンモータの回転速度に対応した第1の
    デジタル信号値を得る速度検出手段と、所定の周波数の
    基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記基準信号
    の発生タイミングの所定時間もしくは略所定時間後にリ
    セット信号を選択的に出力可能なリセット手段と、前記
    リセット信号により分周カウント内容がリセットされ、
    かつ前記コントロール信号を所定の分周比で分周した分
    周コントロール信号を得るコントロール信号分周手段
    と、前記基準信号、もしくは前記分周コントロール信号
    の発生タイミングに同期して前記基準信号と前記分周コ
    ントロール信号との位相差に対応した第2のデジタル信
    号値を得る位相検出手段と、前記第1のデジタル値に対
    応した値と前記第2のデジタル値に対応した値とを加算
    合成して、制御信号を得る合成手段と、前記合成手段の
    前記制御信号に応じて前記キャプスタンモータを駆動す
    る駆動手段とを具備し、前記リセット手段は、前記セン
    サ信号分周手段の前記分周センサ信号を計数するカウン
    ト手段と、前記カウント手段のカウント値と所定のデジ
    タル値とを比較する比較手段と、前記比較手段の出力信
    号に応じて前記リセット信号を出力する出力手段より構
    成され、前記所定のデジタル値は、前記基準信号と前記
    コントロール信号との所定の位相差に対応し、前記キャ
    プスタンモータの起動後、少なくとも1回前記リセット
    手段の前記リセット信号を出力するようにしたことを特
    徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】テープ状体に記録されている情報を再生す
    る情報再生手段と、前記テープ状体に所定の距離間隔で
    記録されているコントロール信号を再生するコントロー
    ル信号再生手段と、前記テープ状体を直接、もしくは間
    接的に走行駆動するキャプスタンモータと、前記キャプ
    スタンモータの回転に同期したセンサ信号を得る回転セ
    ンサ手段と、前記センサ信号を分周した分周センサ信号
    を得るセンサ信号分周手段と、前記分周センサ信号によ
    り前記キャプスタンモータの回転速度に対応した第1の
    デジタル信号値を得る速度検出手段と、所定の周波数の
    基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記基準信号
    の発生タイミングの所定時間もしくは略所定時間後にリ
    セット信号を選択的に出力可能なリセット手段と、前記
    リセット信号により分周カウント内容がリセットされ、
    かつ前記コントロール信号を所定の分周比で分周した分
    周コントロール信号を得るコントロール信号分周手段
    と、前記基準信号、もしくは前記分周コントロール信号
    の発生タイミングに同期して前記基準信号と前記分周コ
    ントロール信号との位相差に対応した第2のデジタル信
    号値を得る位相検出手段と、前記第1のデジタル値に対
    応した値と前記第2のデジタル値に対応した値とを加算
    合成して、制御信号を得る合成手段と、前記合成手段の
    前記制御信号に応じて前記キャプスタンモータを駆動す
    る駆動手段とを具備し、前記リセット手段は、前記コン
    トロール信号再生手段の前記コントロール信号を計数す
    るカウント手段と、前記カウント手段のカウント値と所
    定のデジタル値とを比較する比較手段と、前記比較手段
    の出力信号に応じて前記リセット信号を出力する出力手
    段より構成され、前記所定のデジタル値は、前記基準信
    号と前記コントロール信号との所定の位相差に対応し、
    前記キャプスタンモータの起動後、少なくとも1回前記
    リセット手段の前記リセット信号を出力するようにした
    ことを特徴とする情報再生装置。
JP1174730A 1989-07-06 1989-07-06 情報再生装置 Expired - Fee Related JPH0770115B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1174730A JPH0770115B2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 情報再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1174730A JPH0770115B2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 情報再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0340259A JPH0340259A (ja) 1991-02-21
JPH0770115B2 true JPH0770115B2 (ja) 1995-07-31

Family

ID=15983656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1174730A Expired - Fee Related JPH0770115B2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 情報再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0770115B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2652908B2 (ja) * 1991-04-15 1997-09-10 ローム株式会社 Vtrのコントロール信号分周回路
JP4716418B2 (ja) * 2005-11-24 2011-07-06 株式会社豊和化成 表皮付き内装材

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60194769A (ja) * 1984-03-12 1985-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd モ−タ制御回路
JPS61190744A (ja) * 1985-02-19 1986-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd キヤプスタン制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0340259A (ja) 1991-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0770115B2 (ja) 情報再生装置
JPS61267957A (ja) 磁気テ−プ記録再生装置
US4688114A (en) Drum servo circuit
JP3609891B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP2624888B2 (ja) 回転ヘッド磁気記録再生装置のtach生成回路
JP2576547B2 (ja) クロック信号再生回路
JPH0340256A (ja) 情報再生装置
KR0155858B1 (ko) 캡스턴 서보회로
JP2810263B2 (ja) 信号発生手段
JP2734712B2 (ja) キヤプスタンモータ速度制御装置
JPH06253568A (ja) 基準信号発生装置
JPS6350949A (ja) 磁気テ−プ走行制御装置
JPH028385B2 (ja)
JPH0341022B2 (ja)
JPH0512760A (ja) 磁気記録再生装置の信号発生装置
JPH04322189A (ja) Vtrのドラムサーボ回路
JPH05135438A (ja) サーボ回路
JPH0648567B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH04368487A (ja) 情報再生装置
JPH06105586A (ja) サーボ制御装置およびその方法
JP2001176196A (ja) ディジタル信号記録装置
JPH01300456A (ja) 磁気記録再生装置
JPH08221851A (ja) 磁気記録再生装置
JPS6369479A (ja) 位相制御回路
JPS62229564A (ja) トラツキングずれ調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees