JP2769886B2 - 感光材料用包装材料 - Google Patents

感光材料用包装材料

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JP2769886B2 JP1271632A JP27163289A JP2769886B2 JP 2769886 B2 JP2769886 B2 JP 2769886B2 JP 1271632 A JP1271632 A JP 1271632A JP 27163289 A JP27163289 A JP 27163289A JP 2769886 B2 JP2769886 B2 JP 2769886B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真感光材料の包装に適した包装材料に関
するものである。
〔従来の技術〕
写真感光材料のように、光に曝されるとその品質価値
を失うものについては、光を完全に遮る包装材料が使用
されている。この包装材料には上記遮光性のほか、写真
感光材料の大きさや重量に応じて十分な物理強度、即ち
引張り強度、引裂き強度、衝撃穴あけ強度等が必要であ
り、さらにヒートシールによる密封を行う関係上、ヒー
トシール適性が必要である。
従来、このような写真感光材料用包装材料としては、
第6図に示すように、ポリエステル層11、接着剤層12、
アルミニウム層13、遮光性物質および非イオン性帯電防
止剤を含むポリオレフィン系樹脂層14aからなる包装材
料があった(特公昭63−26697号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した特公昭63−26697号公報記載の包装材料は、
包装作業や輸送中に振動したり衝撃を受けて、ピンポー
ルや破れが発生しやすく、また、ピンホールや破れが発
生しない場合であっても、コーナーがカットされていな
い重いシートフィルム、シート印画紙、およびPS版や、
ロール状写真感光材料を包装したときは、エッジ等によ
り最内層のポリオレフィン系樹脂層が薄くなり、遮光
性、防湿性等の確保ができなかった。
本発明は以上の問題点を解決し、重くて鋭尖な部分を
有する写真感光材料を包装しても、ピンホール等が発生
することなく、遮光性、防湿性等を確保できる写真感光
材料用包装材料を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、
第1の発明による写真感光材料用包装材料は、一方の表
面から、フレキシブルシートが表面にアルミニウム蒸着
膜が内側になるように配置されたアルミニウム蒸着フレ
キシブルシート、遮光性接着剤層、アルミニウム蒸着膜
が遮光性接着剤層側になりガスバリヤ性二軸延伸熱可塑
性樹脂フィルムが反対側になるように配置されたアルミ
ニウム蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム、および遮光
性物質を含む熱可塑性樹脂フィルムの順で積層されてい
ることを特徴として構成されている。
また、第2の発明による写真感光材料用包装材料は、
一方の表面から、フレキシブルシートが表面にアルミニ
ウム蒸着膜が内側になるように配置されたアルミニウム
蒸着フレキシブルシート、遮光性接着剤層、アルミニウ
ム蒸着膜が遮光性接着剤層側になりガスバリヤ性二軸延
伸熱可塑性樹脂フィルムが反対側になるように配置され
たアルミニウム蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム、接
着剤層、および遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルム
の順で積層されていることを特徴として構成されてい
る。
アルミニウム蒸着フレキシブルシートは、フレキシブ
ルシートにアルミニウム蒸着膜が蒸着加工されたもので
ある。
フレキシブルシートは、紙、合成紙、セロハン、熱可
塑性樹脂フィルム等であり、好ましくは一軸又は二軸分
子配向(延伸を含む)したポリオレフィン樹脂フィル
ム、ポリアミド樹脂フィルム、又はポリエステル樹脂フ
ィルムである。
アルミニウム蒸着膜は、物理強度、遮光性、帯電防止
性、防湿性、およびガスバリヤ性の確保の点から55〜12
00Åの厚さが好ましい。すなわち、厚さが55Å未満では
アルミニウム蒸着膜の両面の層に発生する帯電を減少さ
せることができない。また、厚さが1200Åを越えると、
帯電防止、ガスバリア性、防湿性、および遮光性は確保
できるが、真空蒸着法等では加熱によるフレキシブルシ
ートの劣化、出来上がった積層フィルムの物理強度低下
等の点で問題がある。特に、通常の写真感光材料用包装
材料の用途には、80〜800Åの厚さが好ましく、最も好
ましくは100〜600Åである。
アルミニウム蒸着膜を加工するには、真空蒸着法、ス
パッタリング法、イオンプレーティング法、電子ビーム
蒸着法等で行う。
遮光性接着剤層は、各種ポリエチレン(LDPE、L−LD
PE、MDPE、HDPE)樹脂、各種ポリプロピレン樹脂等のポ
リオレフィン系熱可塑性樹脂熱溶融接着剤、エチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−アクリル酸共重合
体樹脂、エチレン・アクリル酸エステル共重合体樹脂、
エチレン変性樹脂、アイオノマー樹脂等の熱可塑性樹脂
熱溶融接着剤、熱溶融ゴム系接着剤等がある。これらは
エクストルージョンラミネート接着剤層として用いられ
ることが多い。
溶液状接着剤としてはウエットラミネート用接着剤で
あり、エマルジョン又はラテックス状の接着剤である。
エマルジョン型接着剤の代表例としては、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂、酢酸ビニル−エチレン共重合体樹脂、酢酸ビ
ニルとアクリル酸エステル共重合体樹脂、酢酸ビニルと
マレイン酸エステル共重合体樹脂、エチレン−アクリル
酸共重合体樹脂等のエマルジョンがある。
ラッテックス型接着剤の代表例としては天然ゴム、ス
チレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロトリルブタジ
エンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)等のゴムラ
テックスがある。
ドライラミネート用接着剤としてはイソシアネート系
接着剤、ウレタン系接着剤等がある。その他パラフィン
ワックス、マイクロクリスタリンワックス、エチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体樹脂などをブレンドしたホットメルトラミネ
ート接着剤、感圧接着剤、感熱接着剤等公知の接着剤を
用いることができる。
エクストルージョンラミネート用ポリオレフィン系接
着剤はより具体的にいえば各種ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、ポリブチレン樹脂、及びエチレン共重
合体(EVA、EEA等)樹脂の他、L−LDPE樹脂の如く、エ
チレンに一部他のモノマー(α−オレフィン)を共重合
せたもの、Dupont社のサーリン、三井ポリケミカル社の
ハイラミン等のアイオノマー樹脂(イオン性共重合体樹
脂)やエチレン変性樹脂の三井石油化学(株)のアドマ
ー(接着性ポリマー)などがある。その他紫外線硬化型
接着剤も最近使われはじめた。
特にLDPE樹脂とL−LDPE樹脂が安価でラミネート適性
に優れているので好ましい。また前記樹脂を2種以上ブ
レンドして各樹脂の欠点をカバーした混合樹脂は特に好
ましい。
熱可塑性樹脂を用いたエクストルージョンラミネート
法による接着剤層の厚さは、通例6μm〜50μm、好ま
しくは10μm〜20μmとなるが、コスト、接着強度、ラ
ミネート速度、積層体の全厚さ等に基づいて定められる
ので、この数値には特に限定されない。
遮光性接着剤層は、上記各種接着剤層中に各種遮光性
物質が添加されて遮光性を付与されている。この遮光性
物質は、混練又は分散可能であって可視光線および紫外
線等を透過させないものである。遮光性物質の代表例を
以下に記載する。
(1) 無機化合物 A.酸 化 物 …シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チ
タン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アン
チモン、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライ
ト、酸化ベリリウム、軽石、軽石バルーン、アルミナ繊
維等 B.水酸化物 …水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム、塩基性炭酸マグネシウム C.炭 酸 塩 …炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
ドロマイト、ドーソナイト等 D.(亜)硫酸塩…硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸
アンモニウム、亜硫酸カルシウム等 E.ケイ酸塩 …タルク、クレー、マイカ、アスベス
ト、ガラス繊維、ガラスバルーン、ガラスビーズ、ケイ
酸カルシウム、モンモリロナイト、ベントナイト等 F.炭 素…カーボンブラック、グラファイト、炭
酸繊維、炭素中空球等 G.そ の 他 …鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミニウム粉、
硫化モリブデン、ポロン繊維、炭化ケイ素繊維、黄銅繊
維、チタン酸カリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、ホウ酸
亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸
ナトリウム、アルミニウムペースト、タルク等 (2) 有機化合物 木粉(松、樫、ノコギリクズなど)、殻繊維(アーモ
ンド、ピーナッツ、モミ殻など)、木綿、ジュート、紙
細片、セロハン片、ナイロン繊維、ポリプロピレン繊
維、デンプン、芳香族ポリアミド繊維等 これらの遮光性物質の中で、不透明化する無機化合物
が好ましく、特に、耐熱性、耐光性が優れ比較的不活性
な物質である光吸収性のカーボンブラックと窒化チタン
とグラファイトが好ましい。
カーボンブラックの原料による分類例をあげるとガス
ブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、
アントラセンブラック、アセチレンブラック、ケッチェ
ンカーボンブラック、サーマルブラック、ランプブラッ
ク、油煙、松煙、アニマルブラック、ベジタブルブラッ
ク等がある。
本発明では遮光性、コスト、物性向上の目的ではファ
ーネスカーボンブラックが好ましく、高価であるが帯電
防止効果を有する遮光性物質としてはアセチレンカーボ
ンブラック、導電性カーボンブラック、変性副生カーボ
ンブラックであるケッチェンカーボンブラックが好まし
い。必要により前者と後者を必要特性に従ってミックス
することも好ましい。
遮光性物質を配合する形態は種々あるが、マスターバ
ッチ法がコスト、作業場の汚染防止等の点で好ましい。
公知文献の特公昭40−26196号公報では有機溶媒に溶解
した重合体の溶液中にカーボンブラックを分散せしめ
て、重合体−カーボンブラックのマスターバッチをつく
る方法を、特公昭43−10362号公報にはカーボンブラッ
クをポリエチレンに分散してマスターバッチをつくる方
法が開示されている。
カブリの発生が少なく、感光度の増減が少なく、遮光
能力が大きく、L−LDPE樹脂フィルムに添加した場合で
もカーボンブラックの固り(ブツ)の発生やフィッシュ
アイ等フィルムにピンポールが発生しにくい点で、カー
ボンブラックの中でも特にpH6.0〜9.0、平均粒子径10〜
120mμ、揮発成分が0.2%以下、吸油量が50ml/100g以上
のファーネスカーボンブラックが好ましい。
上記遮光性物質は、使用樹脂、使用機械、コスト等に
より、使用形態として、粉末状着色剤、ペースト状着色
剤、潤性着色剤、マスターバッチ、染顔料、カラードペ
レット等がある。
遮光性物質の添加量は、0.5重量%〜20重量%、好ま
しくは1重量%〜15重量%、特に好ましくは2重量%〜
10重量%である。0.5重量%未満では添加効果が発現さ
れずコストアップになるだけである。20重量%をこえる
と接着強度低下、水分による発泡、膜切れ等が発生し実
用化困難になる。
アルミニウム蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムは、
ガスバリヤ性二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムにアルミニ
ウム蒸着膜が加工されたものである。
ガスバリヤ性二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムは、同時
二軸延伸、あるいは逐次二軸延伸のような公知の二軸延
伸方法で、たて方向(MD方向)及びよこ方向(CD方向)
に各々1.5〜20倍、好ましくは3〜15倍延伸したフィル
ムである。
この二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムに用いられる熱可
塑性樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリアミド(ナ
イロン)樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、
エチレン・ビニルアルコール樹脂、ポリプロピレン樹
脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリオレ
フィン共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、塩ビ・プロピレン共重合体樹脂、ポリ塩化
ビニリデン樹脂、エバール樹脂、ポリビニルアルコール
樹脂、これらの樹脂と他の樹脂の共重合体樹脂(2元共
重合体樹脂だけでなく、3元あるいはそれ以上の共重合
体樹脂を含む。共重合体様式はランダム共重合、ブロッ
ク共重合のいずれでもよい。)、上記樹脂と他の樹脂の
混合樹脂等がある。
上記ポリエステル樹脂は、テレフタル酸ジメチル及び
エチレングリコール、テレフタル酸ジメチル及び1,4−
シキロヘキサンジメタノール、テレフタル酸ジメチル及
びイソフタル酸ジメチル等から合成される樹脂がある。
ポリアミド樹脂には、ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン12、ナイロン11、ナイロン6−66共重合体樹脂があ
る。
そして、これらの樹脂をTダイフィルム成形機又はイ
ンフレーションフィルム成形機で二軸延伸してフィルム
状を形成する。
この二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムは、包装材料の薄
層化とコストダウン及び物理強度確保のため、厚さが5
〜50μmであることが好ましい。厚さが5μm未満では
ラミネート工程でシワや切断が発生しやすく、50μmを
越えると剛性が大きくなりすぎ、製袋性やゲルボテスト
強度や取り扱い性が悪くなり写真感光材料用包装材料と
しては好ましくない。
また、二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムは、単一層で
も、二層以上の多層共押出しフィルムであっても、さら
に、塩化ビニリデン樹脂層を塗布した二軸延伸熱可塑性
樹脂フィルムであっても、金属蒸着膜を蒸着加工したも
のであってもよい。本発明では、ガスバリヤ性二軸延伸
熱可塑性樹脂フィルムのガスバリヤ性は、酸素ガス透過
度(ASTM D 1434)が20℃で200cc/m2・24時間・atm以下
であればよい。
このガスは、写真感光材料の品質を劣化させる代表の
酸素ガスを本発明では問題にする。
熱可塑性樹脂フィルムは、各種ポリエチレン樹脂、エ
チレン共重合体樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリカーボネート樹脂、フッソ樹脂、ポリエステル樹
脂、これらの変性樹脂等からなるフィルムであり、好ま
しくは、エチレン・αオレフィン共重合体樹脂、低密度
ポリエチレン(LDPE)樹脂、中密度ポリエチレン(MDP
E)樹脂、高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂、エチレン
−アクリル酸エチル共重合耐(EEA)樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂、アイオノマー樹脂、
プロピレン−αオレフィン共重合体樹脂等の1つ以上か
らなるフィルムである。
熱可塑性樹脂フィルムに含まれる遮光性物質は、上述
した遮光性接着剤層に用いられる遮光性物質の中から選
ばれる。
この遮光性物質の添加量は、0.1重量%〜20重量%、
好ましくは0.5重量%〜15重量%、特に好ましくは1重
量%〜10重量%である。0.1重量%未満では遮光能力が
不足であり、20重量%をこえると物理強度の低下、ヒー
トシール性の悪化、コストアップ、遮光性物質のフィル
ム表面からの脱落等の問題が発生する。
本発明の写真感光材料用包装材料に添加することがで
きる添加剤の代表例を以下に記載する。
(添加剤種類) (代 表
例) (1) 可 塑 剤;フタル酸エステル、グリコールエ
ステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル等 (2) 安 定 剤;鉛系、カドミニウム系、亜鉛系、
アルカリ土類金属系、有機スズ系等 (3) 帯電防止剤;陽イオン系界面活性剤、陰イオン
系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、両性系活性剤、
各種カーボンブラック、金属粉末、グラファイト等 (4) 難 燃 剤;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エ
ステル、ハロゲン化物、無機物、含燐ポリオール等 (5) 充 填 剤;アルミナ、カオリン、クレー、炭
酸カルシウム、マイカ、タルク、酸化チタン、シリカ等 (6) 補 強 剤;ガラスロービング、金属繊維、ガ
ラス繊維、ガラスミルドファイバー、炭素繊維等 (7) 着 色 剤;無機顔料(Al,Fe2O3,TiO2,ZnO,Cd
S等)、有機顔料(カーボンブラック、染料等) (8) 発 泡 剤;無機発泡剤、(炭酸アンモニウ
ム、重炭酸ソーダ)有機発泡剤(ニトロソ系、アゾ
系)、等 (9) 加 硫 剤;加硫促進剤、促進助剤等 (10) 劣化防止剤;紫外線吸収剤、酸化防止剤、金属
不活性化剤、過酸化物分解剤等 (11) 滑 剤;パラフィン、ワックス、脂肪酸
系、脂肪酸アミド系、脂肪酸金属塩系、シリコーン系、
エステル系、高級アルコール等 (12) ブロッキング防止剤;シリカ、珪藻土類、タル
ク、カルシウムシリケート、珪酸アルミニウム、珪酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、高級脂肪酸、ポリビニル
エステル等 (13) カップリング剤;シラン系、チタネート系クロ
ム系、アルミニウム系等 (14) 各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 本発明に係る写真感光材料用包装材料が適用可能な写
真感光材料を以下に示す。
(a) ハロゲン化銀写真感光材料(Xレイフィルム、
印刷用フィルム、カラー印画紙、カラーフィルム、印刷
用マスター紙、DTR感光材料、電算写植フィルム及びペ
ーパー、マイクロフィルム、映画用フィルム、自己現像
型写真感光材料、直接ポジ型フィルム及びペーパー等) (b) ジアゾニウム写真感光材料(4−モルフォリノ
ベンゼンジアゾニウムクロフィルム、マイクロフィル
ム、複写用フィルム、印刷用版材等) (c) アジド、ジアジド系写真感光材料(パラアジド
ベンゾエート、4,4′ジアジドスチルベン等を含む感光
材料、例えば複写用フィルム、印刷用版材等) (d) キノンジアジド系写真感光材料(オルソーキノ
ンジアジド、オルソーナフトキノンジアジド系化合物、
例えばベンゾキノン(1,2)−ジアジド−(2)−4−
スルフォン酸フェニルエーテル等を含む感光材料、例え
ば印刷用版材、複写用フィルム、密着用フィルム等) (e) フォトポリマー(ビニル系モノマー等を含む感
光材料、印刷用版材、密着用フィルム等) (f) ポリビニル桂皮酸エステル系(例えば印刷用フ
ィルム、IC用レジスト等) 〔作用〕 本発明の写真感光材料用包装材料は、アルミニウム蒸
着フレキシブルシートが、帯電防止、防湿性、ガスバリ
ヤ性を優れたものにし、遮光性接着剤層が、アルミニウ
ム蒸着フレキシブルシートと遮光性物質を含む熱可塑性
樹脂フィルムの片方または両方が破壊されても遮光性を
確保し、ガスバリヤ性二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム
が、遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルムがエッジが
シャープな写真感光材料等で破れてもアルミニウム蒸着
フレキシブルシートおよび遮光性接着剤層まで破れない
ようにし、遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルムが、
遮光性、密封性、ヒートシール性等を確保している。
〔実施例〕
本発明による写真感光材料用包装材料の実施例を第1
図から第3図に基づいて説明する。
第1図から第3図は、それぞれ実施例の層構成を示す
部分断面図である。
第1図に示す写真感光材料用包装材料は、フレキシブ
ルシート1にアルミニウム蒸着膜2が蒸着加工されたア
ルミニウム蒸着フレキシブルシート3のアルミニウム蒸
着膜2側に、遮光性接着剤層4aを介して、ガスバリヤー
性二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム5にアルミニウム蒸着
膜2が蒸着加工されたアルミニウム蒸着二軸延伸熱可塑
性樹脂フィルム6がアルミニウム蒸着膜2側で積層さ
れ、このアルミニウム蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィル
ム6に遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルム7aが直接
積層されている。
第2図に示す写真感光材料用包装材料は、第1図にお
いて、遮光性物質を含む熱可塑性フィルム7aを直接積層
する替わりに、遮光性物質を含まない接着剤層4を介し
て遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルム7aを積層した
ものである。
第3図に示す写真感光材料用包装材料は、フレキシブ
ルシート1にアルミニウム蒸着膜2が蒸着加工されたア
ルミニウム蒸着フレキシブルシート3のアルミニウム蒸
着膜2側に、遮光性接着剤層4aを介して、ガスバリヤー
性二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム5にアルミニウム蒸着
膜2が蒸着加工されたアルミニウム蒸着二軸延伸熱可塑
性樹脂フィルム6がアルミニウム蒸着膜2側で積層さ
れ、このアルミニウム蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィル
ム6に、遮光性物質を含まない接着剤層4を介して、遮
光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルム7aと遮光性物質を
含む高ヤング率熱可塑性樹脂フィルム8aとからなる遮光
性二層共押出しフィルム9aが遮光性物質を含む高ヤング
率熱可塑性樹脂フィルム8a側で積層されている。
第4図及び第5図に参考例を示す。
第4図に示す写真感光材料用包装材料は、フレキシブ
ルシート1にアルミニウム蒸着膜2が蒸着加工されたア
ルミニウム蒸着フレキシブルシート3のアルミニウム蒸
着膜2側に、遮光性接着層4aを介して、ガスバリヤー性
二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム5が積層され、この二軸
延伸熱可塑性樹脂フィルム5に、遮光性物質を含まない
接着剤層4を介して、遮光性物質を含む熱可塑性フィル
ム7aが積層されている。
第5図に示す写真感光材料用包装材料は、フレキシブ
ルシート1にアルミニウム蒸着膜2が蒸着加工されたア
ルミニウム蒸着フレキシブルシート3のアルミニウム蒸
着膜2側に、遮光性接着剤層4aを介して、ガスバリヤー
性二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム5にアルミニウム蒸着
膜2が蒸着加工されたアルミニウム蒸着二軸延伸熱可塑
性樹脂フィルム6がガスバリヤー性二軸延伸熱可塑性樹
脂フィルム5側で積層され、このアルミニウム蒸着二軸
延伸熱可塑性樹脂フィルム6に、遮光性物質を含む接着
剤層4aを介して、遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィル
ム7aと遮光性物質を含む高ヤング率熱可塑性樹脂フィル
ム8aとからなる遮光性二層共押出しフィルム9aが遮光性
物質を含む熱可塑性樹脂フィルム7a側で積層されてい
る。
本発明品I・II・III比較品I、および従来品I・II
・IIIの特性を比較した試験結果について説明する。
層構成を表Iに示す。
なお、表Iにおいて、LDPE樹脂フィルムは、MIが2.4g
/10分、密度が0.926g/cm3の低密度ホモポリエチレン樹
脂97重量%と、ファーネスカーボンブラック3重量%の
組成からなり、L−LDPE樹脂フィルムは、MIが2.1g/10
分、密度が0.920g/cm3のエチレン・4メチルペンテン−
1共重合体樹脂96.85重量%と、エルカ酸アミド0.05重
量%と、酸化防止剤0.1重量%と、ファーネスカーボン
ブラック3重量%の組成からなる。
表Iに示す層構成の包装材料を用い、シール巾が5mm
の3方シール平袋を作製し、大全サイズの印刷フィルム
50枚を合紙製の保護当て紙に入れた状態で挿入し、その
後袋の入口をヒートシールにより密封した。そして、合
紙の上に化粧紙をくるみ貼りした身蓋嵌合化粧ボール箱
に入れ、セロテープで封緘し、5箱を1包装体として段
ボール箱に詰めた。
この段ボール箱入包装体を、JIS Z 0232のレベルI条
件で振動試験後30cmの高さから落下させ、塵の発生量、
袋のピンホール又は破れの発生状態、および外観を目視
観察した。
結果を表IIに示す。
〔発明の効果〕 本発明は以上のように構成することにより、重く、か
つ鋭尖な部分を有する写真感光材料を包装した場合であ
っても、ピンホール、破れ等が発生することがないの
で、遮光性、防湿性、ガスバリヤ性等を常に確実に維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はそれぞれ本発明の写真感光材料用包
装材料の層構成を示す部分断面図、第4図及び第5図は
参考例の層構成を示す部分断面図、第6図は従来例の層
構成を示す部分断面図である。 1……フレキシブルシート 2……アルミニウム蒸着膜 3……アルミニウム蒸着フレキシブルシート 4a……遮光性接着剤層 4……接着剤層 5,5a……ガスバリヤー性二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム 7a……遮光性物質を含む熱可塑性フィルム a……遮光性物質を含むことを示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の表面から、フレキシブルシートが表
    面にアルミニウム蒸着膜が内側になるように配置された
    アルミニウム蒸着フレキシブルシート、遮光性接着剤
    層、アルミニウム蒸着膜が遮光性接着剤層側になりガス
    バリヤ性二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムが反対側になる
    ように配置されたアルミニウム蒸着二軸延伸熱可塑性樹
    脂フィルム、および遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィ
    ルムの順で積層されていることを特徴とする写真感光材
    料用包装材料
  2. 【請求項2】一方の表面から、フレキシブルシートが表
    面にアルミニウム蒸着膜が内側になるように配置された
    アルミニウム蒸着フレキシブルシート、遮光性接着剤
    層、アルミニウム蒸着膜が遮光性接着剤層側になりガス
    バリヤ性二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムが反対側になる
    ように配置されたアルミニウム蒸着二軸延伸熱可塑性樹
    脂フィルム、接着剤層、および遮光性物質を含む熱可塑
    性樹脂フィルムの順で積層されていることを特徴とする
    写真感光材料用包装材料
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