JP2652566B2 - 写真感光材料用包装材料 - Google Patents
写真感光材料用包装材料Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多層共押出しフィルムを含む写真感光材料
用包装材料に関する。更に詳しくは、ポリアミド系樹脂
層とポリオレフィン系樹脂層を有する多層共押出しフィ
ルムを含み、いずれかの層が遮光性を有している写真感
光材料用包装材料に関するものである。
用包装材料に関する。更に詳しくは、ポリアミド系樹脂
層とポリオレフィン系樹脂層を有する多層共押出しフィ
ルムを含み、いずれかの層が遮光性を有している写真感
光材料用包装材料に関するものである。
写真感光材料用包装材料は種々のタイプのものが広く
実用化されており、その使途に従って様々の性能が要求
されている。
実用化されており、その使途に従って様々の性能が要求
されている。
光に曝するとその品質価値を失う写真感光材料用包装
材料としては光を完全に遮断するほか、要求される特性
として、包装材料スリット適性、ガスバリヤ性、遮光
性、防湿性、剛性、物理強度(破断強度、引裂き強度、
衝撃穴あけ強度、ゲルボテスト強度、摩耗強度等)、ヒ
ートシール適性(ヒートシール強度、ホットタック性、
夾雑物シール性等)、帯電防止性、平面性、すべり特性
などが挙げられる。
材料としては光を完全に遮断するほか、要求される特性
として、包装材料スリット適性、ガスバリヤ性、遮光
性、防湿性、剛性、物理強度(破断強度、引裂き強度、
衝撃穴あけ強度、ゲルボテスト強度、摩耗強度等)、ヒ
ートシール適性(ヒートシール強度、ホットタック性、
夾雑物シール性等)、帯電防止性、平面性、すべり特性
などが挙げられる。
しかし、これらの諸性質を単一のフィルム材料で兼ね
そなえることは非常に困難であり、従来、複数層からな
る写真感光材料用包装材料が用いられていた。例えば、
第5図に示すように、遮光物質を含んだ直鎖状低密度ポ
リエチレン(以後L−LDPEと表示)樹脂からなるヒート
シール層7aに、接着層5、5を介して金属層6及びフレ
キシブルシート層4を積層した写真感光材料用包装材料
である(特開昭61−189936号公報、特開昭62−18547号
公報)。
そなえることは非常に困難であり、従来、複数層からな
る写真感光材料用包装材料が用いられていた。例えば、
第5図に示すように、遮光物質を含んだ直鎖状低密度ポ
リエチレン(以後L−LDPEと表示)樹脂からなるヒート
シール層7aに、接着層5、5を介して金属層6及びフレ
キシブルシート層4を積層した写真感光材料用包装材料
である(特開昭61−189936号公報、特開昭62−18547号
公報)。
上記従来の写真感光材料用包装材料は、物理強度が改
善された良好なものであるが、エッジのシャープな製
品、例えばロール写真フィルム、コーナーカットされて
いないシート写真フィルム、熱可塑性樹脂をラミネート
した印画紙等の包装に用いたとき、シャープなエッジに
より穴があく場合があった。
善された良好なものであるが、エッジのシャープな製
品、例えばロール写真フィルム、コーナーカットされて
いないシート写真フィルム、熱可塑性樹脂をラミネート
した印画紙等の包装に用いたとき、シャープなエッジに
より穴があく場合があった。
以上の問題点解決のため、防湿性が劣り、ヒートシー
ル性が無く、かつポリオレフィン樹脂との接着性も無い
が、気体透過性が小さく耐熱性に優れ、ヤング率が大き
く強靭性に優れたポリアミド樹脂が注目され、ポリアミ
ド樹脂フィルムを有する写真感光材料用包装材料が検討
された。
ル性が無く、かつポリオレフィン樹脂との接着性も無い
が、気体透過性が小さく耐熱性に優れ、ヤング率が大き
く強靭性に優れたポリアミド樹脂が注目され、ポリアミ
ド樹脂フィルムを有する写真感光材料用包装材料が検討
された。
本発明者は、第6図に示すように、二軸延伸ポリアミ
ド樹脂フィルム10にアンカーコート9を介して金属薄膜
層8が薄膜加工された金属薄膜加工二軸延伸ポリアミド
樹脂フィルム11の二軸延伸ポリアミド樹脂フィルム10側
に遮光性ヒートシール層12a、金属薄膜層8側にフレキ
シブルシート層4をそれぞれ接着剤層5、5を介して積
層した写真感光材料用包装材料を提案した(特開昭63−
247033号公報)。
ド樹脂フィルム10にアンカーコート9を介して金属薄膜
層8が薄膜加工された金属薄膜加工二軸延伸ポリアミド
樹脂フィルム11の二軸延伸ポリアミド樹脂フィルム10側
に遮光性ヒートシール層12a、金属薄膜層8側にフレキ
シブルシート層4をそれぞれ接着剤層5、5を介して積
層した写真感光材料用包装材料を提案した(特開昭63−
247033号公報)。
また、第7図に示すように、一軸分子配向熱可塑性樹
脂フィルム15と、このフィルム15より融点が低く、かつ
ブロッキング防止剤、酸化防止剤、エチレン共重合体樹
脂を含むエチレン共重合体系樹脂フィルム14aとの間
に、ポリアミド樹脂からなる二軸分子配向ポリアミド樹
脂フィルム10に金属蒸着層8が施された金属薄膜加工二
軸分子配向ポリアミド樹脂フィルム13を接着剤層5、5
を介して積層した写真感光材料用包装材料を提案した。
脂フィルム15と、このフィルム15より融点が低く、かつ
ブロッキング防止剤、酸化防止剤、エチレン共重合体樹
脂を含むエチレン共重合体系樹脂フィルム14aとの間
に、ポリアミド樹脂からなる二軸分子配向ポリアミド樹
脂フィルム10に金属蒸着層8が施された金属薄膜加工二
軸分子配向ポリアミド樹脂フィルム13を接着剤層5、5
を介して積層した写真感光材料用包装材料を提案した。
上記ポリアミド樹脂フィルムを有する写真感光材料用
包装材料は、ポリアミド樹脂層とポリオレフィン樹脂層
の接着性がないため、多層共押出しフィルム成形法等に
より直接積層することが困難で、常に接着剤層を介して
積層されていた。
包装材料は、ポリアミド樹脂層とポリオレフィン樹脂層
の接着性がないため、多層共押出しフィルム成形法等に
より直接積層することが困難で、常に接着剤層を介して
積層されていた。
したがって、写真感光材料用包装材料が高価になり、
また、層間隔離強度と物理強度のバランスを取って接着
できるように、接着剤層の種類や厚さを選定することが
容易ではないものであった。
また、層間隔離強度と物理強度のバランスを取って接着
できるように、接着剤層の種類や厚さを選定することが
容易ではないものであった。
本発明は以上の問題点を解消し、物理強度、耐熱性等
を保持しつつ、安価でかつ容易に製造できるポリアミド
系樹脂層とポリオレフィン系樹脂層が隣接して設けられ
ている多層共押出しフィルムを少なくとも含み、いずれ
かの層が遮光性を有しており、積層フィルム全体では光
を完全に遮断する写真感光材料用包装材料を提供するこ
とを目的とする。
を保持しつつ、安価でかつ容易に製造できるポリアミド
系樹脂層とポリオレフィン系樹脂層が隣接して設けられ
ている多層共押出しフィルムを少なくとも含み、いずれ
かの層が遮光性を有しており、積層フィルム全体では光
を完全に遮断する写真感光材料用包装材料を提供するこ
とを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、
特殊な樹脂組成のポリアミド系樹脂層とポリオレフィン
系樹脂層にすることにより、層間剥離強度の大きい2層
共押出しフィルムとしたものである。
特殊な樹脂組成のポリアミド系樹脂層とポリオレフィン
系樹脂層にすることにより、層間剥離強度の大きい2層
共押出しフィルムとしたものである。
すなわち、本発明は、ポリアミド樹脂を50重量%以上
含有するポリアミド系樹脂層と、接着性樹脂を10〜49.9
85重量%、酸化防止剤を0.005〜1.0重量%、滑剤を0.01
〜5.0重量%、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂
を50重量%以上含有するポリオレフィン系樹脂層が隣接
して設けられている多層共押出しフィルムを少なくとも
含み、いずれかの層が遮光性を有しており、積層フィル
ム全体では光を完全に遮断することを特徴として構成さ
れている。
含有するポリアミド系樹脂層と、接着性樹脂を10〜49.9
85重量%、酸化防止剤を0.005〜1.0重量%、滑剤を0.01
〜5.0重量%、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂
を50重量%以上含有するポリオレフィン系樹脂層が隣接
して設けられている多層共押出しフィルムを少なくとも
含み、いずれかの層が遮光性を有しており、積層フィル
ム全体では光を完全に遮断することを特徴として構成さ
れている。
ポリアミド系樹脂層は、ポリアミド樹脂を50重量%以
上含有している。ポリアミド樹脂が50重量%未満であれ
ば、耐熱性、高ヤング率、ガスバリヤ性、強靭性に優れ
た写真感光材料用包装材料が得られない。
上含有している。ポリアミド樹脂が50重量%未満であれ
ば、耐熱性、高ヤング率、ガスバリヤ性、強靭性に優れ
た写真感光材料用包装材料が得られない。
このポリアミド系樹脂層のポリアミド樹脂以外の樹脂
は、種々の熱可塑性樹脂が用いられるが、特に接着性樹
脂が好ましい。
は、種々の熱可塑性樹脂が用いられるが、特に接着性樹
脂が好ましい。
ポリオレフィン系樹脂層は、接着性樹脂を10〜49.985
重量%、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂を50重
量%以上含有している。接着性樹脂が10重量%未満であ
ると、ポリアミド系樹脂層との接着強度が小さく層間剥
離が発生する。
重量%、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂を50重
量%以上含有している。接着性樹脂が10重量%未満であ
ると、ポリアミド系樹脂層との接着強度が小さく層間剥
離が発生する。
また、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂が50重
量%未満であると(即ち接着性樹脂等が50重量%以上に
なると)、高価になり、ヒートシール性、物理強度等が
不十分で実用化が困難である。
量%未満であると(即ち接着性樹脂等が50重量%以上に
なると)、高価になり、ヒートシール性、物理強度等が
不十分で実用化が困難である。
以上のポリアミド系樹脂層及びポリオレフィン系樹脂
層は、共押出しにより多層共押出しフィルムを形成して
いる。この多層共押出しフィルムの成形法は、インフレ
ーションフィルム成形法やTダイフィルム成形法等が用
いられる。
層は、共押出しにより多層共押出しフィルムを形成して
いる。この多層共押出しフィルムの成形法は、インフレ
ーションフィルム成形法やTダイフィルム成形法等が用
いられる。
この多層共押出しフィルムは、ポリアミド系樹脂層と
ポリオレフィン系樹脂層からなる二層共押出しフィルム
であっても、さらに他の層を共押出しした三層、四層等
の多層共押出しフィルムであってもよい。
ポリオレフィン系樹脂層からなる二層共押出しフィルム
であっても、さらに他の層を共押出しした三層、四層等
の多層共押出しフィルムであってもよい。
ポリアミド系樹脂層は5〜60μmの厚さを有すること
が好ましく、ポリオレフィン系樹脂層は10〜100μmの
厚さを有することが好ましい。
が好ましく、ポリオレフィン系樹脂層は10〜100μmの
厚さを有することが好ましい。
ポリアミド樹脂としては公知の市販の各種のポリアミ
ド樹脂が使用される。
ド樹脂が使用される。
本発明で好ましく使用できる代表例をあげると、ナイ
ロン6、ナイロン6・6、ナイロン11、ナイロン12等の
各樹脂である。
ロン6、ナイロン6・6、ナイロン11、ナイロン12等の
各樹脂である。
本発明で接着性樹脂と言うのは、アイオノマー樹脂
(Dupon社のサーリン、三井ポリケミカル社のハイミラ
ン等)と、ポリオレフィン樹脂と不飽和カルボン酸類を
グラフト変性した変性ポリオレフィン樹脂である。
(Dupon社のサーリン、三井ポリケミカル社のハイミラ
ン等)と、ポリオレフィン樹脂と不飽和カルボン酸類を
グラフト変性した変性ポリオレフィン樹脂である。
この接着性の変性ポリオレフィン樹脂は、ポリオレフ
ィン樹脂と不飽和カルボン酸類とをグラフト変性した変
性樹脂をいい、例えば、グラフト変性ポリエチレン樹
脂、エチレン・アクリル酸エチル共重合体樹脂、グラフ
ト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、グラフト変
性ポリプロピレン樹脂及びポリブテン−1、ポリ−4−
メチルペンテン−1等のα−オレフィンやエチレン・α
−オレフィン共重合体樹脂等をグラフト変性した樹脂等
がある。
ィン樹脂と不飽和カルボン酸類とをグラフト変性した変
性樹脂をいい、例えば、グラフト変性ポリエチレン樹
脂、エチレン・アクリル酸エチル共重合体樹脂、グラフ
ト変性エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、グラフト変
性ポリプロピレン樹脂及びポリブテン−1、ポリ−4−
メチルペンテン−1等のα−オレフィンやエチレン・α
−オレフィン共重合体樹脂等をグラフト変性した樹脂等
がある。
また、不飽和カルボン酸類のグラフト率が0.01〜10%
であることが好ましい。
であることが好ましい。
不飽和カルボン酸類は、その誘導体も含めて総称する
もので、代表例をあげると、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、テトラヒド
ロフタル酸、メサコン酸、アンゲリカ酸、シトラコン
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジック酸、(エン
ドシス−ビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボン酸)、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無
水イタコン酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸グリシジ
ル、メタクリル酸グリシジル、マレイン酸モノエチルエ
ステル、マレイン酸ジエチルエステル、フマル酸モノメ
チルエステル、フマル酸ジメチルエステル、イタコン酸
ジエチルエステル、アクリル酸アミド、メタクリルアミ
ド、マレイン酸モノアミド、マレイン酸ジアミド、マレ
イン酸−N−モノエチルアミド、マレイン酸−N,N−ジ
エチルアミド、マレイン酸−N−モノブチルアミド、マ
レイン酸−N,N−ジブチルアミド、フマル酸モノアミ
ド、フマル酸ジアミド、フマル酸−N−モノエチルアミ
ド、フマル酸−N,N−ジエチルアミド、フマル酸−N−
モノブチルアミド、フマル酸−N,N−ジエチルアミド、
フマル酸−N−モノブチルアミド、フマル酸−N,N−ジ
ブチルアミド、マレイミド、マレイン酸モノメチル、マ
レイン酸ジメチル、マタクリル酸カリウム、アクリル酸
ナトリウム、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウ
ム、アクリル酸カルシウム、メタクリル酸ナトリウム、
アクリル酸カリウム、メタクリル酸カリウム、N−ブチ
ルマレイミド、N−フェニルマレイミド、塩化マレニ
ル、グリシジルマレエート、マレイン酸ジプロピル、ア
コニチン酸無水物、ソルビン酸等をあげることができ、
相互の混合使用も可能である。
もので、代表例をあげると、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、テトラヒド
ロフタル酸、メサコン酸、アンゲリカ酸、シトラコン
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジック酸、(エン
ドシス−ビシクロ[2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボン酸)、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無
水イタコン酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸グリシジ
ル、メタクリル酸グリシジル、マレイン酸モノエチルエ
ステル、マレイン酸ジエチルエステル、フマル酸モノメ
チルエステル、フマル酸ジメチルエステル、イタコン酸
ジエチルエステル、アクリル酸アミド、メタクリルアミ
ド、マレイン酸モノアミド、マレイン酸ジアミド、マレ
イン酸−N−モノエチルアミド、マレイン酸−N,N−ジ
エチルアミド、マレイン酸−N−モノブチルアミド、マ
レイン酸−N,N−ジブチルアミド、フマル酸モノアミ
ド、フマル酸ジアミド、フマル酸−N−モノエチルアミ
ド、フマル酸−N,N−ジエチルアミド、フマル酸−N−
モノブチルアミド、フマル酸−N,N−ジエチルアミド、
フマル酸−N−モノブチルアミド、フマル酸−N,N−ジ
ブチルアミド、マレイミド、マレイン酸モノメチル、マ
レイン酸ジメチル、マタクリル酸カリウム、アクリル酸
ナトリウム、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウ
ム、アクリル酸カルシウム、メタクリル酸ナトリウム、
アクリル酸カリウム、メタクリル酸カリウム、N−ブチ
ルマレイミド、N−フェニルマレイミド、塩化マレニ
ル、グリシジルマレエート、マレイン酸ジプロピル、ア
コニチン酸無水物、ソルビン酸等をあげることができ、
相互の混合使用も可能である。
なかでもアクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、
ナジック酸が好ましく、特に無水マレイン酸が好まし
い。
ナジック酸が好ましく、特に無水マレイン酸が好まし
い。
変性ポリオレフィン樹脂における不飽和カルボン酸類
をグラフト変性させる方法は特に限定されない。例え
ば、溶融状態で反応させる特公昭43−27421号公報等に
開示の方法や、溶液状態で反応させる特公昭44−15422
号公報等に開示の方法や、スラリー状態で反応させる特
公昭43−18144号公報等に開示の方法や、気相状態で反
応させる特公昭50−77493号公報等に開示の方法等があ
る。
をグラフト変性させる方法は特に限定されない。例え
ば、溶融状態で反応させる特公昭43−27421号公報等に
開示の方法や、溶液状態で反応させる特公昭44−15422
号公報等に開示の方法や、スラリー状態で反応させる特
公昭43−18144号公報等に開示の方法や、気相状態で反
応させる特公昭50−77493号公報等に開示の方法等があ
る。
これらの方法の中で押出機を用いる溶融混練法が操作
上簡便でかつ安価な方法なので好ましい。
上簡便でかつ安価な方法なので好ましい。
不飽和カルボン酸類の使用量は、接着強度確保のため
ポリオレフィン樹脂ベースポリマー(各種ポリエチレン
樹脂、各種ポリプロピレン樹脂、各種ポリオレフィン共
重合体樹脂、ポリブテン−1樹脂、ポリ−4−メチルペ
ンテン−1等のα−オレフィン樹脂等)100重量部に対
して0.01〜20重量部、好ましくは0.2〜5重量部であ
る。
ポリオレフィン樹脂ベースポリマー(各種ポリエチレン
樹脂、各種ポリプロピレン樹脂、各種ポリオレフィン共
重合体樹脂、ポリブテン−1樹脂、ポリ−4−メチルペ
ンテン−1等のα−オレフィン樹脂等)100重量部に対
して0.01〜20重量部、好ましくは0.2〜5重量部であ
る。
ポリオレフィン樹脂と不飽和カルボン酸類との反応を
促進するために有機過酸化物等が用いられる。
促進するために有機過酸化物等が用いられる。
有機過酸化物としては、例えば、ベンゾイルパーオキ
サイド、ラウロイルパーオキサイド、アゾビスイソブチ
ロニトリル、ジクミルパーオキサイド、α,α′ビス
(t−ブチルパーオキシジイプロピル)ベンゼン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)
ヘキシン、ジ−t−ブチルパーオキサイド、クメンヒド
ロパーオキサイド、t−ブチル−ハイドロパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシラ
ウレート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、1,3ビ
ス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、キ
ュメンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチル−ジパ
ーオキシフタレート、t−ブチルパーオキシマレイン
酸、イソプロピルパーカーボネート等の有機過酸化物、
アソビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、過硫酸ア
ンモニウム等の無機過酸化物等がある。
サイド、ラウロイルパーオキサイド、アゾビスイソブチ
ロニトリル、ジクミルパーオキサイド、α,α′ビス
(t−ブチルパーオキシジイプロピル)ベンゼン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)
ヘキシン、ジ−t−ブチルパーオキサイド、クメンヒド
ロパーオキサイド、t−ブチル−ハイドロパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシラ
ウレート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、1,3ビ
ス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、キ
ュメンハイドロパーオキサイド、ジ−t−ブチル−ジパ
ーオキシフタレート、t−ブチルパーオキシマレイン
酸、イソプロピルパーカーボネート等の有機過酸化物、
アソビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、過硫酸ア
ンモニウム等の無機過酸化物等がある。
これらは1種または2種以上の組合せで使用してもよ
い。特に好ましいのは、分解温度が170℃〜200℃の間に
あるジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ−クミルパーオ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキシン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシ
イソプロピル)ベンゼンである。
い。特に好ましいのは、分解温度が170℃〜200℃の間に
あるジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ−クミルパーオ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキシン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシ
イソプロピル)ベンゼンである。
これらの過酸化物の添加量は特に制限されないが、ポ
リオレフィン樹脂100重量部に対して0.005〜5重量部、
好ましくは0.01〜1重量部である。
リオレフィン樹脂100重量部に対して0.005〜5重量部、
好ましくは0.01〜1重量部である。
市販の接着性樹脂である変性ポリオレフィン樹脂の代
表例を以下に示す。
表例を以下に示す。
日本石油化学KK“Nポリマー” 三井石油化学工業KK“ADMER" 昭和電工KK“ER RESIN" 三菱化成工業KK“ノバテック−AP" 三菱油化KK“MODIC" エクソン社“デクソン” 東亜燃料工業KK“HAシリーズ” 出光石油化学KK“IDEMITSU PLYTAC" 三井東圧化学KK“MITSUI LONPLY" 日本ユニカーKK“NUC−ACE" 住友化学KK“ボンド ファースト” 前記ポリオレフィン系樹脂層のエチレン−α−オレフ
ィン共重合体樹脂は、L−LDPE樹脂とも称されるもので
ある。
ィン共重合体樹脂は、L−LDPE樹脂とも称されるもので
ある。
L−LDPE(Liner Low Density Polyetylene)樹
脂は第3のポリエチレン樹脂と称され、中低圧法、高圧
法両ポリエチレン樹脂の利点を併せもつ省エネルギー、
省資源という時代の要請に合致する低コスト、高強度の
樹脂である。この樹脂は低圧法又は高圧改良法でエチレ
ンと炭素数が3〜13個、好ましくは4〜10個のα−オレ
フィンを共重合させたコポリマーで線状の直鎖に短分岐
をもった構造のポリエチレン系樹脂である。物理強度や
コストの点で好ましいα−オレフィンとしてはブテン−
1、オクテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン
−1、ヘプテン−1などが使用される。
脂は第3のポリエチレン樹脂と称され、中低圧法、高圧
法両ポリエチレン樹脂の利点を併せもつ省エネルギー、
省資源という時代の要請に合致する低コスト、高強度の
樹脂である。この樹脂は低圧法又は高圧改良法でエチレ
ンと炭素数が3〜13個、好ましくは4〜10個のα−オレ
フィンを共重合させたコポリマーで線状の直鎖に短分岐
をもった構造のポリエチレン系樹脂である。物理強度や
コストの点で好ましいα−オレフィンとしてはブテン−
1、オクテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン
−1、ヘプテン−1などが使用される。
密度は一般に低中密度ポリエチレン樹脂程度とされて
いるが、市販品では0.87〜0.95g/cm3の範囲内にあるも
のが多い。メルトインデックスは0.1〜50g/10分の範囲
内にあるものが多い。
いるが、市販品では0.87〜0.95g/cm3の範囲内にあるも
のが多い。メルトインデックスは0.1〜50g/10分の範囲
内にあるものが多い。
L−LDPE樹脂の重合プロセスとしては中・低圧装置を
用いる気相法、液相法と高圧改良法装置を用いるイオン
重合法等がある。
用いる気相法、液相法と高圧改良法装置を用いるイオン
重合法等がある。
L−LDPE樹脂の具体例を以下に示す。
エチレン・ブテン−1共重合体樹脂 GレジンとNUC−FLX(UCC社) ダウレックス(ダウケミカル社) スクレアー(デュポンカナダ社) マーレックス(フィリップス社) スタミレックス(DSM社) エクセレンVL(住友化学) ネオゼックス(三井石油化学) 三菱ポリエチ−LL(三菱油化) 日石リニレックス(日本石油化学) NUCポリエチレン−LL(日本ユニカー) 出光ポリエチレンL(出光石油化学) エチレン・ヘキセン−1共重合体樹脂 TUFLIN(UCC社) TUFTHENE(日本ユニカー) エチレン・4メチルペンテン−1共重合体樹脂 ウルトゼックス(三井石油化学) エチレン・オクテン−1共重合体樹脂 スタミレックス(DSM社) ダウレックス(ダウケミカル社) スクレアー(デュポンカナダ社) MORETEC(出光石油化学) これらのL−LDPE樹脂の中で物理強度とヒートシール
強度とフィルム成形性の点から特に好ましいのは、メル
トインデックス(以後MIと表示)が0.8〜10g/10分(JIS
K−6760の試験温度190℃、試験荷重2.16kgfの標準条件
で測定)、密度が0.870〜0.940g/cm3(JIS K−6760)、
そしてα−オレフィンの炭素数が6〜8個の液相法プロ
セスと気相法プロセスで得られたものである。
強度とフィルム成形性の点から特に好ましいのは、メル
トインデックス(以後MIと表示)が0.8〜10g/10分(JIS
K−6760の試験温度190℃、試験荷重2.16kgfの標準条件
で測定)、密度が0.870〜0.940g/cm3(JIS K−6760)、
そしてα−オレフィンの炭素数が6〜8個の液相法プロ
セスと気相法プロセスで得られたものである。
特に好ましい代表的な例を商品名であげると、ポリエ
チレンにα−オレフィン側鎖として炭素数6個の4−メ
チルペンテン−1を導入した三井石油化学(株)のウル
トゼックス及びα−オレフィン側鎖として炭素数8個の
オクテン−1を導入した出光石油化学(株)のMORETEC
とDSM社のスタミレックスとダウケミカル社のダウレッ
クスがある(以上4社品共液相法プロセスで得られたL
−LDPE樹脂である。)。低圧法の気相法プロセスで得ら
れた好ましい代表的な例を商品名であげると、α−オレ
フィン側鎖として炭素数6個のヘキセン−1を導入した
UCC社のTUFLIN及び日本ユニカー(株)のTUFTHENE等が
ある。
チレンにα−オレフィン側鎖として炭素数6個の4−メ
チルペンテン−1を導入した三井石油化学(株)のウル
トゼックス及びα−オレフィン側鎖として炭素数8個の
オクテン−1を導入した出光石油化学(株)のMORETEC
とDSM社のスタミレックスとダウケミカル社のダウレッ
クスがある(以上4社品共液相法プロセスで得られたL
−LDPE樹脂である。)。低圧法の気相法プロセスで得ら
れた好ましい代表的な例を商品名であげると、α−オレ
フィン側鎖として炭素数6個のヘキセン−1を導入した
UCC社のTUFLIN及び日本ユニカー(株)のTUFTHENE等が
ある。
また最近発売された密度が0.910g/cm3未満の超低密度
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、例えばUCC社のNUC−FL
Xや住友化学(株)のエクセレンVLも好ましい(以上2
社品共α−オレフィンが炭素数4個のブテン−1を使
用)。
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、例えばUCC社のNUC−FL
Xや住友化学(株)のエクセレンVLも好ましい(以上2
社品共α−オレフィンが炭素数4個のブテン−1を使
用)。
本発明の包装材料では、遮光性を付与するために積層
フィルムの少なくとも一層以上に遮光性物質を添加する
ことができる。
フィルムの少なくとも一層以上に遮光性物質を添加する
ことができる。
遮光性物質の代表例を以下に示す。
(1) 無機化合物 A.酸化物…シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チタン、
酸化鉄(鉄黒)、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ア
ンチモン、バリウムフェライト、ストロンチウムフェラ
イト、酸化ベリリウム、軽石、軽石バルーン、アルミナ
繊維等 B.水酸化物…水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、塩基性炭酸マグネシウム C.炭酸塩…炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマ
イト、ドーソナイト等 D.(亜)硫酸塩…硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸
アンモニウム、亜硫酸カルシウム等 E.ケイ酸塩…タルク、クレー、マイカ、アスベスト、ガ
ラス繊維、ガラスバルーン、ガラスビーズ、ケイ酸カル
シウム、モンモリロナイト、ベントナイト等 F.炭酸…カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、
炭素中空球等 G.その他…鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミニウム粉、硫化モ
リブデン、ポロン繊維、炭化ケイ素繊維、黄銅繊維、チ
タン酸カリウム、窒化チタン、チタン酸ジルコン酸鉛、
ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸カルシウム、
ホウ酸ナトリウム、アルミニウムペースト、タルク等 (2) 有機化合物 木粉(松、樫、ノコギリクズなど)、殻繊維(アーモ
ンド、ピーナッツ、モミ殻など)、着色した木綿、ジュ
ート、紙細片、セロハン片、ナイロン繊維、ポリプロピ
レン繊維、デンプン、芳香族ポリアミド繊維等 これらの遮光性物質の中で、不透明化する無機化合物
が好ましく、特に、耐熱性、耐光性が優れ比較的不活性
な物質である、光吸収性のカーボンブラックと窒化チタ
ンとグラファイトが好ましい。
酸化鉄(鉄黒)、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ア
ンチモン、バリウムフェライト、ストロンチウムフェラ
イト、酸化ベリリウム、軽石、軽石バルーン、アルミナ
繊維等 B.水酸化物…水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、塩基性炭酸マグネシウム C.炭酸塩…炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマ
イト、ドーソナイト等 D.(亜)硫酸塩…硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸
アンモニウム、亜硫酸カルシウム等 E.ケイ酸塩…タルク、クレー、マイカ、アスベスト、ガ
ラス繊維、ガラスバルーン、ガラスビーズ、ケイ酸カル
シウム、モンモリロナイト、ベントナイト等 F.炭酸…カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、
炭素中空球等 G.その他…鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミニウム粉、硫化モ
リブデン、ポロン繊維、炭化ケイ素繊維、黄銅繊維、チ
タン酸カリウム、窒化チタン、チタン酸ジルコン酸鉛、
ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸カルシウム、
ホウ酸ナトリウム、アルミニウムペースト、タルク等 (2) 有機化合物 木粉(松、樫、ノコギリクズなど)、殻繊維(アーモ
ンド、ピーナッツ、モミ殻など)、着色した木綿、ジュ
ート、紙細片、セロハン片、ナイロン繊維、ポリプロピ
レン繊維、デンプン、芳香族ポリアミド繊維等 これらの遮光性物質の中で、不透明化する無機化合物
が好ましく、特に、耐熱性、耐光性が優れ比較的不活性
な物質である、光吸収性のカーボンブラックと窒化チタ
ンとグラファイトが好ましい。
カーボンブラックの原料による分類例をあげるとガス
ブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、
アントラセンブラック、アセチレンブラック、ケッチェ
ンカーボンブラック、サーマルブラック、ランプブラッ
ク、油煙、松煙、アニマルブラック、ベジタブルブラッ
ク等がある。本発明では遮光性、コスト、物性向上の目
的ではファーネスカーボンブラックが望ましく、高価で
あるが帯電防止効果を有する遮光性物質としてはアセチ
レンカーボンブラック、変性副生カーボンブラックであ
るケッチェンカーボンブラックが望ましい。必要により
前者と後者を必要特性に従ってミックスすることも望ま
しい。
ブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、
アントラセンブラック、アセチレンブラック、ケッチェ
ンカーボンブラック、サーマルブラック、ランプブラッ
ク、油煙、松煙、アニマルブラック、ベジタブルブラッ
ク等がある。本発明では遮光性、コスト、物性向上の目
的ではファーネスカーボンブラックが望ましく、高価で
あるが帯電防止効果を有する遮光性物質としてはアセチ
レンカーボンブラック、変性副生カーボンブラックであ
るケッチェンカーボンブラックが望ましい。必要により
前者と後者を必要特性に従ってミックスすることも望ま
しい。
遮光性物質をポリエチレン系ポリマーに配合する形態
は種々あるが、マスターバッチ法がコスト、作業場の汚
染防止等の点で望ましい。公知文献の特公昭40−26196
号公報では有機溶媒に溶解した重合体の溶液中にカーボ
ンブラックを分散せしめて、重合体−カーボンブラック
のマスターバッチをつくる方法を、特公昭43−10362号
公報にはカーボンブラックをポリエチレンに分散してマ
スターバッチをつくる方法を述べている。
は種々あるが、マスターバッチ法がコスト、作業場の汚
染防止等の点で望ましい。公知文献の特公昭40−26196
号公報では有機溶媒に溶解した重合体の溶液中にカーボ
ンブラックを分散せしめて、重合体−カーボンブラック
のマスターバッチをつくる方法を、特公昭43−10362号
公報にはカーボンブラックをポリエチレンに分散してマ
スターバッチをつくる方法を述べている。
本発明の包装材料は写真感光材料用であるので、カブ
リの発生がなく、感光度の増減の発生が少なく、遮光能
力が大きく、各種の樹脂フィルムに添加した場合でもカ
ーボンブラックの固り(ブツ)の発生やフィッシュアイ
等フィルム中にピンホールが発生しにくい点で、カーボ
ンブラックの中でも特にpH(JIS K 6221で測定)が6.0
〜9.0、平均粒子径(電子顕微鏡法で測定)が10〜120m
μ、揮発成分(JIS K 6221で測定)が2.0%以下、吸油
量(JIS K 6221の吸油量A法で測定)が50ml/100g以上
のファーネスカーボンブラックが遮光性向上と分散性向
上、物理特性低下の少ない点で好ましい。
リの発生がなく、感光度の増減の発生が少なく、遮光能
力が大きく、各種の樹脂フィルムに添加した場合でもカ
ーボンブラックの固り(ブツ)の発生やフィッシュアイ
等フィルム中にピンホールが発生しにくい点で、カーボ
ンブラックの中でも特にpH(JIS K 6221で測定)が6.0
〜9.0、平均粒子径(電子顕微鏡法で測定)が10〜120m
μ、揮発成分(JIS K 6221で測定)が2.0%以下、吸油
量(JIS K 6221の吸油量A法で測定)が50ml/100g以上
のファーネスカーボンブラックが遮光性向上と分散性向
上、物理特性低下の少ない点で好ましい。
同じ量を添加して、できるだけ遮光性をよくするに
は、内側(包装した時写真感光材料に接する側、袋の場
合はヒートシールする側)に遮光性物質を配合しておく
ことが望ましい。
は、内側(包装した時写真感光材料に接する側、袋の場
合はヒートシールする側)に遮光性物質を配合しておく
ことが望ましい。
上記遮光性物質は、使用樹脂、使用機械、コスト等に
より使用形態として、粉末状着色剤、ペースト状着色
剤、潤性着色剤、マスターバッチ、染顔料、カラードペ
レット等がある。
より使用形態として、粉末状着色剤、ペースト状着色
剤、潤性着色剤、マスターバッチ、染顔料、カラードペ
レット等がある。
写真感光材料用包装材料として用いることから、遮光
性物質の添加量は全体として光学濃度が5以上になるよ
うにすることが好ましい。
性物質の添加量は全体として光学濃度が5以上になるよ
うにすることが好ましい。
滑剤を、押出し適性及びフィルム成形性の改良、静電
気防止等のために、0.01〜5.0重量%添加する。特に滑
性効果の大きく、ブリードアウトしやすい脂肪酸アミド
系滑剤の場合は0.01〜1.0重量%添加するのが好まし
い。
気防止等のために、0.01〜5.0重量%添加する。特に滑
性効果の大きく、ブリードアウトしやすい脂肪酸アミド
系滑剤の場合は0.01〜1.0重量%添加するのが好まし
い。
写真フィルムに悪影響を与えない市販の代表的滑剤名
と製造メーカー名を以下に記載する。
と製造メーカー名を以下に記載する。
(1) シリコーン系滑剤; 各種グレードのジメチルポリシロキサン及びその変性
物(信越シリコーン、東レシリコーン)等 (2) オレイン酸アミド系滑剤; アーモスリップCP(ライオン・アクゾ)、ニュートロ
ン(日本精化)、ニュートロンE−18(日本精化)、ア
マイドO(日東化学)、アルフロE−10(日本油脂)、
ダイヤミッドO−200(日本化成)、ダイヤミッドG−2
00(日本化成)等 (3) エルカ酸アミド系滑剤; アルフロ−P−10(日本油脂)等 (4) ステアリン酸アミド系滑剤; アルフロ−S−10(日本油脂)、ニュートロン2(日
本精化)、ダイヤミッド200ビス(日本化成)等 (5) ビス脂肪酸アミド系滑剤; ビスアマイド(日本化成)、ダイヤミッド200ビス
(日本化成)、アーモワックスEBS(ライオン・アク
ゾ)等 (6) アルキルアミン系滑剤; エレクトロストリッパ−TS−2(花王石鹸)等 (7) 炭化水素系滑剤; 流動パラフィン、天然パラフィン、マイクロワック
ス、合成パリフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス、塩素化炭化水素、フルオロカルボン等 (8) 脂肪酸系滑剤; 高級脂肪酸(C12以上が好ましい)、オキシ脂肪酸等 (9) エステル系滑剤; 脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アル
コールエステル、脂肪酸のポリグリコールエステル、脂
肪酸の脂肪アルコールエステル等 (10) アルコール系滑剤; 多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロール
等 (11) 金属石けん; ラウリン酸、ステアリン酸、リシノール酸、ナフテン
酸、オレイン酸等の高級脂肪酸とLi、Mg、Ca、Sr、Ba、
Zn、Cd、Al、Sn、Pb等の金属との化合物等 導電性物質を、静電気故障等を防止するために添加す
ることが好ましい。この導電性物質の代表例を以下に示
す。
物(信越シリコーン、東レシリコーン)等 (2) オレイン酸アミド系滑剤; アーモスリップCP(ライオン・アクゾ)、ニュートロ
ン(日本精化)、ニュートロンE−18(日本精化)、ア
マイドO(日東化学)、アルフロE−10(日本油脂)、
ダイヤミッドO−200(日本化成)、ダイヤミッドG−2
00(日本化成)等 (3) エルカ酸アミド系滑剤; アルフロ−P−10(日本油脂)等 (4) ステアリン酸アミド系滑剤; アルフロ−S−10(日本油脂)、ニュートロン2(日
本精化)、ダイヤミッド200ビス(日本化成)等 (5) ビス脂肪酸アミド系滑剤; ビスアマイド(日本化成)、ダイヤミッド200ビス
(日本化成)、アーモワックスEBS(ライオン・アク
ゾ)等 (6) アルキルアミン系滑剤; エレクトロストリッパ−TS−2(花王石鹸)等 (7) 炭化水素系滑剤; 流動パラフィン、天然パラフィン、マイクロワック
ス、合成パリフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス、塩素化炭化水素、フルオロカルボン等 (8) 脂肪酸系滑剤; 高級脂肪酸(C12以上が好ましい)、オキシ脂肪酸等 (9) エステル系滑剤; 脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アル
コールエステル、脂肪酸のポリグリコールエステル、脂
肪酸の脂肪アルコールエステル等 (10) アルコール系滑剤; 多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロール
等 (11) 金属石けん; ラウリン酸、ステアリン酸、リシノール酸、ナフテン
酸、オレイン酸等の高級脂肪酸とLi、Mg、Ca、Sr、Ba、
Zn、Cd、Al、Sn、Pb等の金属との化合物等 導電性物質を、静電気故障等を防止するために添加す
ることが好ましい。この導電性物質の代表例を以下に示
す。
非イオン界面活性剤(代表的成分ポリオキシエチレ
ングリコール類) アニオン界面活性剤(代表的成分アルキルベンゼン
スルファン酸塩) 陽イオン界面活性剤(代表的成分第4級アンモニウ
ム塩) 両性界面活性剤 アルキルアミン誘導体 脂肪酸誘導体 各種滑剤 カーボンブラック、グラファイト 金属表面被覆顔料 金属粉末、金属フレーク 炭素繊維 金属繊維 ウィスカー(チタン酸カリウム、窒化アルミナ、ア
ルミナ) 前記非イオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
ングリコール類) アニオン界面活性剤(代表的成分アルキルベンゼン
スルファン酸塩) 陽イオン界面活性剤(代表的成分第4級アンモニウ
ム塩) 両性界面活性剤 アルキルアミン誘導体 脂肪酸誘導体 各種滑剤 カーボンブラック、グラファイト 金属表面被覆顔料 金属粉末、金属フレーク 炭素繊維 金属繊維 ウィスカー(チタン酸カリウム、窒化アルミナ、ア
ルミナ) 前記非イオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ン脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族アミン、ソ
ルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ペンタエリスリッ
ト、脂肪アルコールのエチレンオキサイド付加物、脂肪
酸のエチレンオキサイド付加物、脂肪酸アミノまたは脂
肪酸アミドのエチレンオキサイド付加物、アルキルフェ
ノールのエチレンオキサイド付加物、アルキルナフトー
ルのエチレンオキサイド付加物、多価アルコールの部分
的脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物、その他
特公昭63−26697号公報2頁記載の各種非イオン帯電防
止剤等。
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ン脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族アミン、ソ
ルビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ペンタエリスリッ
ト、脂肪アルコールのエチレンオキサイド付加物、脂肪
酸のエチレンオキサイド付加物、脂肪酸アミノまたは脂
肪酸アミドのエチレンオキサイド付加物、アルキルフェ
ノールのエチレンオキサイド付加物、アルキルナフトー
ルのエチレンオキサイド付加物、多価アルコールの部分
的脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物、その他
特公昭63−26697号公報2頁記載の各種非イオン帯電防
止剤等。
前記アニオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
リシノレイン酸硫酸エステルソーダ塩、シリノレイン
酸エステル硫酸エステルソーダ塩、硫酸化オレイン酸エ
チルアニリン、オレフィンの硫酸エステル塩類、オレイ
ルアルコール硫酸エステルソーダ塩、アルキル硫酸エス
テル塩、脂肪酸エチルスルフォン酸塩、アルキルスルフ
ォン酸塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、アルキ
ルベンゼンスルフォン酸塩、コハク酸エステルスルフォ
ン酸塩、リン酸エステル塩等 前記陽イオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
酸エステル硫酸エステルソーダ塩、硫酸化オレイン酸エ
チルアニリン、オレフィンの硫酸エステル塩類、オレイ
ルアルコール硫酸エステルソーダ塩、アルキル硫酸エス
テル塩、脂肪酸エチルスルフォン酸塩、アルキルスルフ
ォン酸塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、アルキ
ルベンゼンスルフォン酸塩、コハク酸エステルスルフォ
ン酸塩、リン酸エステル塩等 前記陽イオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
第1級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニウ
ム塩、ピリジン誘導体等 前記両性界面活性剤の代表例を以下に示す。
ム塩、ピリジン誘導体等 前記両性界面活性剤の代表例を以下に示す。
カルボン酸誘導体、イミダゾリン誘導体、ペタイン誘
導体等 以上のような導電性物質は、0.01〜3.0重量%添加さ
れるのが好ましい。
導体等 以上のような導電性物質は、0.01〜3.0重量%添加さ
れるのが好ましい。
酸化防止剤を、ブツやフィッシュアイ発生防止及び着
色故障等を防止するために添加することが好ましい。こ
の酸化防止剤の代表例を以下に示す。
色故障等を防止するために添加することが好ましい。こ
の酸化防止剤の代表例を以下に示す。
(イ)フェノール系酸化防止剤 6−t−ブチル−3−メチルフェニール誘導体、2・
6−ジ−t−ブチル−Pクレゾール、2・2′−メチレ
ンビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、
4・4′−ブチリデンビス(6−t−ブチル−m−クレ
ゾール)、4・4′−チオビス(6−t−ブチル−m−
クレゾール)、4・4−ジヒドロキシジフェニルシクロ
ヘキサン、アルキル化ビスフェノール、スチレン化フェ
ノール、2・6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、n−オクタデシル−3−(3′・5′−ジ−t−ブ
チル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピネート、2・
2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、4・4′−チオビス(3−メチル−6−t−
ブチルフェニール)、4・4′−ブチリデンビス(3−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、ステアリル−β
(3・5−ジ−4−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート、1・1・3−トリス(2−メチル−4
ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1・3
・5トリメチル−2・4・6−トリス(3・5−ジ−t
−ブチル−4ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキ
ス[メチレン−3(3′・5′−ジ−t−ブチル−4′
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等 (ロ)ケトンアミン縮合系酸化防止剤 6−エトキシ−2・2・4−トリメチル−1・2−ジ
ヒドロキノリン、2・2・4−トリメチル−1・2−ジ
ヒドロキノリンの重合物、トリメチルジヒドロキノリン
誘導体等 (ハ)アリルアミン系酸化防止剤 フェニル−α−ナフチルアミン、N−フェニル−β−
ナフチルアミン、N−フェニル−N′−イソピロピル−
P−フェニレンジアミン、N・N′−ジフェニル−P−
フェニレンジアミン、N・N′−ジ−β−ナフチル−P
−フェニレンジアミン、N−(3′−ヒドロキシブチリ
デン)−1−ナフチルアミン等 (ニ)イミダゾール系酸化防止剤 2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプト
ベンゾイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベ
ンゾイミダゾール等 (ホ)ホスファイト系酸化防止剤 アルキル化アリルホスファイト、ジフェニルイソデシ
ルフォスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファ
イト亜リン酸ソーダ、トリノニルフェニルフォスファイ
ト、トリフェニルフォスファイト等 (ヘ)チオ尿素系酸化防止剤 チオ尿素誘導体、1・3−ビス(ジメチルアミノプロ
ピル)−2−チオ尿素等 (ト)その他空気酸化に有用な酸化防止剤 チオジプロピオン酸ジラウリル等 代表的な市販酸化防止剤を以下に示す。
6−ジ−t−ブチル−Pクレゾール、2・2′−メチレ
ンビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、
4・4′−ブチリデンビス(6−t−ブチル−m−クレ
ゾール)、4・4′−チオビス(6−t−ブチル−m−
クレゾール)、4・4−ジヒドロキシジフェニルシクロ
ヘキサン、アルキル化ビスフェノール、スチレン化フェ
ノール、2・6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、n−オクタデシル−3−(3′・5′−ジ−t−ブ
チル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピネート、2・
2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、4・4′−チオビス(3−メチル−6−t−
ブチルフェニール)、4・4′−ブチリデンビス(3−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、ステアリル−β
(3・5−ジ−4−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート、1・1・3−トリス(2−メチル−4
ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1・3
・5トリメチル−2・4・6−トリス(3・5−ジ−t
−ブチル−4ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキ
ス[メチレン−3(3′・5′−ジ−t−ブチル−4′
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等 (ロ)ケトンアミン縮合系酸化防止剤 6−エトキシ−2・2・4−トリメチル−1・2−ジ
ヒドロキノリン、2・2・4−トリメチル−1・2−ジ
ヒドロキノリンの重合物、トリメチルジヒドロキノリン
誘導体等 (ハ)アリルアミン系酸化防止剤 フェニル−α−ナフチルアミン、N−フェニル−β−
ナフチルアミン、N−フェニル−N′−イソピロピル−
P−フェニレンジアミン、N・N′−ジフェニル−P−
フェニレンジアミン、N・N′−ジ−β−ナフチル−P
−フェニレンジアミン、N−(3′−ヒドロキシブチリ
デン)−1−ナフチルアミン等 (ニ)イミダゾール系酸化防止剤 2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプト
ベンゾイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベ
ンゾイミダゾール等 (ホ)ホスファイト系酸化防止剤 アルキル化アリルホスファイト、ジフェニルイソデシ
ルフォスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファ
イト亜リン酸ソーダ、トリノニルフェニルフォスファイ
ト、トリフェニルフォスファイト等 (ヘ)チオ尿素系酸化防止剤 チオ尿素誘導体、1・3−ビス(ジメチルアミノプロ
ピル)−2−チオ尿素等 (ト)その他空気酸化に有用な酸化防止剤 チオジプロピオン酸ジラウリル等 代表的な市販酸化防止剤を以下に示す。
(1) フェノール系酸化防止剤; SUMILIZER BHT(住友)、IRGANOX 1076(チバガイギ
ー)、MARK AO−50(アデカ・アーガス)、SUMILIZER B
P−76(住友)、TOMINOX SS(吉富)、IRGANOX 565(チ
バガイギー)、NONOXWSP(ICI)、SANTONOX(Monsant
o)、SUMILIZERWX R(住友)、ANTAGECRYSTAL(川
口)、IRGANOX 1035(チバガイギー)、ANTAGE W−400
(川口)、NOCLIZER NS−6(大内新興)、IRGANOX 142
5 WL(チバガイギー)、MARK AO−80(アデカ・アーガ
ス)、SUMILIZER GA−80(住友)、TOPANOLCA(ICI)、
MARK AO−30(アデカ・アーガス)、MARK AO−20(アデ
カ・アーガス)、IRGANOX 3114(チバガイギー)、MARK
AO−330(アデカ・アーガス)、IRGANOX 1330(チバガ
イギー)、CYANOX 1790(ACC)、IRGANOX 1010(チバガ
イギー)、MARK AO−60(アデカ・アーガス)、SUMILIZ
ER BP−101(住友)、TOMINOX TT(吉富)等 (2) 燐系酸化防止剤; IRGAFOS 168(チバガイギー)、MARK 2112(アデカ・
アーガス)、WESTON 618(ボルグワーナー)、MARK PEP
−8(アデカ・アーガス)、ULTRANOX 626(ボルグ・ワ
ーナー)、MARK PEP−24G(アデカ・アーガス)、MARK
PEP−36(アデカ・アーガス)、HCA(三光)等 (3) チオエーテル系酸化防止剤; DLTDP“YOSHITOMI"(吉富)、SUMILIZER TPL(住
友)、ANTIOX L(日油)、DMTD“YOSHITOMI"(吉富)、
SUMILIZER TPM(住友)、ANTIOX M(日油)、DSTP“YOS
HITOMI"(吉富)、SUMILIZER TPS(住友)、ANTIOX S
(日油)、SEENOX 412S(シプロ)、MARK AO−412S(ア
デカ・アーガス)、SUMILIZER TP−D(住友)、MARK A
O−23(アデカ・アーガス)、SANDSTAB P−EPQ(サン
ド)、IRGAFOSP−EPQ FF(チバガイギー)、IRGANOX 12
22(チバガイギー)、MARK 329K(アデカ・アーガ
ス)、WESTON 399(ボルグ・ワーナー)、MARK 260(ア
デカ・アーガス)、MARK 522A(アデカ・アーガス)等 (4) 金属不活性化剤; NAUGARD XL−1(ユニロイヤル)、MARK CDA−1(ア
デカ・アーガス)、MARK CDA−6(アデカ・アーガ
ス)、LRGANOX MD−1024(チバガイギー)、CUNOX(三
井東圧)等 特に好ましい酸化防止剤はフェノール系の酸化防止剤
であり、市販品としてはチバガイギー社のイルガノック
ス各種と住友化学(株)のSumilizer BHT,Sumilizer BH
−76,Sumilizer WX−R,Sumilizer BP−101等である。
ー)、MARK AO−50(アデカ・アーガス)、SUMILIZER B
P−76(住友)、TOMINOX SS(吉富)、IRGANOX 565(チ
バガイギー)、NONOXWSP(ICI)、SANTONOX(Monsant
o)、SUMILIZERWX R(住友)、ANTAGECRYSTAL(川
口)、IRGANOX 1035(チバガイギー)、ANTAGE W−400
(川口)、NOCLIZER NS−6(大内新興)、IRGANOX 142
5 WL(チバガイギー)、MARK AO−80(アデカ・アーガ
ス)、SUMILIZER GA−80(住友)、TOPANOLCA(ICI)、
MARK AO−30(アデカ・アーガス)、MARK AO−20(アデ
カ・アーガス)、IRGANOX 3114(チバガイギー)、MARK
AO−330(アデカ・アーガス)、IRGANOX 1330(チバガ
イギー)、CYANOX 1790(ACC)、IRGANOX 1010(チバガ
イギー)、MARK AO−60(アデカ・アーガス)、SUMILIZ
ER BP−101(住友)、TOMINOX TT(吉富)等 (2) 燐系酸化防止剤; IRGAFOS 168(チバガイギー)、MARK 2112(アデカ・
アーガス)、WESTON 618(ボルグワーナー)、MARK PEP
−8(アデカ・アーガス)、ULTRANOX 626(ボルグ・ワ
ーナー)、MARK PEP−24G(アデカ・アーガス)、MARK
PEP−36(アデカ・アーガス)、HCA(三光)等 (3) チオエーテル系酸化防止剤; DLTDP“YOSHITOMI"(吉富)、SUMILIZER TPL(住
友)、ANTIOX L(日油)、DMTD“YOSHITOMI"(吉富)、
SUMILIZER TPM(住友)、ANTIOX M(日油)、DSTP“YOS
HITOMI"(吉富)、SUMILIZER TPS(住友)、ANTIOX S
(日油)、SEENOX 412S(シプロ)、MARK AO−412S(ア
デカ・アーガス)、SUMILIZER TP−D(住友)、MARK A
O−23(アデカ・アーガス)、SANDSTAB P−EPQ(サン
ド)、IRGAFOSP−EPQ FF(チバガイギー)、IRGANOX 12
22(チバガイギー)、MARK 329K(アデカ・アーガ
ス)、WESTON 399(ボルグ・ワーナー)、MARK 260(ア
デカ・アーガス)、MARK 522A(アデカ・アーガス)等 (4) 金属不活性化剤; NAUGARD XL−1(ユニロイヤル)、MARK CDA−1(ア
デカ・アーガス)、MARK CDA−6(アデカ・アーガ
ス)、LRGANOX MD−1024(チバガイギー)、CUNOX(三
井東圧)等 特に好ましい酸化防止剤はフェノール系の酸化防止剤
であり、市販品としてはチバガイギー社のイルガノック
ス各種と住友化学(株)のSumilizer BHT,Sumilizer BH
−76,Sumilizer WX−R,Sumilizer BP−101等である。
また、2.6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BH
T)、低揮発性の高分子量フェノール型酸化防止剤(商
品名 Ireganox 1010,Ireganox 1076,Topanol CA,Ionox
330等)、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステア
リルチオプロピオネート、ジアルキルフォスフェート等
の1種以上、特に2種以上を併用するのが効果的であ
る。
T)、低揮発性の高分子量フェノール型酸化防止剤(商
品名 Ireganox 1010,Ireganox 1076,Topanol CA,Ionox
330等)、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステア
リルチオプロピオネート、ジアルキルフォスフェート等
の1種以上、特に2種以上を併用するのが効果的であ
る。
以上のような酸化防止剤は、0.005〜1.0重量%添加さ
れる。
れる。
添加量が0.005重量%未満では添加効果がほとんどな
い。一方、添加量が1.0重量%をこえると酸化、還元作
用を利用する写真フィルムに悪影響があり写真感光材料
の包装に用いた際、写真性能に異常が発生する場合があ
る。このため酸化防止剤は着色故障やブツ(塊り)が発
生しない最少量を添加するようにすることが好ましい。
い。一方、添加量が1.0重量%をこえると酸化、還元作
用を利用する写真フィルムに悪影響があり写真感光材料
の包装に用いた際、写真性能に異常が発生する場合があ
る。このため酸化防止剤は着色故障やブツ(塊り)が発
生しない最少量を添加するようにすることが好ましい。
さらにカーボンブラック等と併用すると酸化防止が相
乗的に効果を発揮する。
乗的に効果を発揮する。
その他プラスチック データ ハンドブック(KK工業
調査会発行)の794〜799ページに開示された各種酸化防
止剤や、プラスチック添加剤データー集(KK化学工業
社)の327〜329ページに開示された各種酸化防止剤や、
PLASTICS AGE ENCYCLOPEDIA進歩編 1986(KKプラスチッ
ク・エージ)の211〜212ページに開示された各種酸化防
止剤等を選択して用いることが可能である。
調査会発行)の794〜799ページに開示された各種酸化防
止剤や、プラスチック添加剤データー集(KK化学工業
社)の327〜329ページに開示された各種酸化防止剤や、
PLASTICS AGE ENCYCLOPEDIA進歩編 1986(KKプラスチッ
ク・エージ)の211〜212ページに開示された各種酸化防
止剤等を選択して用いることが可能である。
本発明においては、必要に応じて、ポリオレフィン系
樹脂層にブロッキング防止剤を添加することができる。
ブロッキング防止剤はシリカ、炭酸カルシウム、タルク
(ケイ酸マグネシウム)、ケイ酸アルミニウム、カルシ
ウムシリケート、ジカルボン酸エステルアミド等があ
り、この中でシリカが好ましく、好ましい添加量は0.01
〜5.0重量%である。0.01重量%未満ではブロッキング
防止効果が小さく、混練経費増となるだけである。5.0
重量%をこえると塊状の不均一故障の発生が多くなるだ
けでなくフィルムの物理強度やヒートシール性が低下す
る。
樹脂層にブロッキング防止剤を添加することができる。
ブロッキング防止剤はシリカ、炭酸カルシウム、タルク
(ケイ酸マグネシウム)、ケイ酸アルミニウム、カルシ
ウムシリケート、ジカルボン酸エステルアミド等があ
り、この中でシリカが好ましく、好ましい添加量は0.01
〜5.0重量%である。0.01重量%未満ではブロッキング
防止効果が小さく、混練経費増となるだけである。5.0
重量%をこえると塊状の不均一故障の発生が多くなるだ
けでなくフィルムの物理強度やヒートシール性が低下す
る。
このシリカは、その平均粒子径が0.3〜20μmである
ことが好ましい。0.3μm未満では凝集性が強くブツが
多発する。その上ブロッキング防止効果も小さい。20μ
mをこえるとフィルム表面にシリカがでてフィルム表面
がざらつくだけでなく写真感光材料に擦り傷などが発生
し易くなる 次に、その他の添加剤の代表例を以下に記載するが、
本発明はこれに限定されるものではなく、公知のあらゆ
るものの中から選択できる。
ことが好ましい。0.3μm未満では凝集性が強くブツが
多発する。その上ブロッキング防止効果も小さい。20μ
mをこえるとフィルム表面にシリカがでてフィルム表面
がざらつくだけでなく写真感光材料に擦り傷などが発生
し易くなる 次に、その他の添加剤の代表例を以下に記載するが、
本発明はこれに限定されるものではなく、公知のあらゆ
るものの中から選択できる。
(添加剤種類) (代表例) (1) 可塑剤;フタル酸エステル、グリコールエステ
ル、脂肪酸エステル、リン酸エステル等 (2) 安定剤;鉛系、カドミウム系、亜鉛系、アルカ
リ土類金属系、有機スズ系等 (3) 難燃剤;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エステ
ル、ハロゲン化物、無機物、含燐ポリオール等 (4) 充填剤;アルミナ、カオリン、クレー、炭酸カ
ルシウム、マイカ、タルク、酸化チタン、シリカ等 (5) 補強剤;ガラスロービング、金属繊維、ガラス
繊維、ガラスミルドファイバー、炭素繊維等 (6) 発泡剤;無機発泡剤(炭酸アンモニア、重炭酸
ソーダ)、有機発泡剤(ニトロソ系、アゾ系)等 (7) 加硫剤;加硫促進剤、促進助剤等 (8) 劣化防止剤;紫外線吸収剤、金属不活性化剤、
過酸化物分解剤等 (9) カップリング剤;シラン系、チタネート系、ク
ロム系、アルミニウム系等 (10) 各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 (11) 造核剤;有機造核剤(ジベンジリデンソルビト
ール化合物等)、無機造核剤(炭酸カルシウム等) 本発明の写真感光材料用包装材料は二層共押出しフィ
ルムを含んでいれば他のフレキシブルシートをさらに積
層することもできる。すなわち、最も簡単な層構成とし
て一層以上に遮光性物質を含む遮光性二層共押出しフィ
ルムのみからなる写真感光材料用包装材料がある。さら
に、この遮光性二層共押出しフィルムに接着剤層を介し
て又は介さずに各種フレキシブルシートを積層してもよ
い。
ル、脂肪酸エステル、リン酸エステル等 (2) 安定剤;鉛系、カドミウム系、亜鉛系、アルカ
リ土類金属系、有機スズ系等 (3) 難燃剤;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エステ
ル、ハロゲン化物、無機物、含燐ポリオール等 (4) 充填剤;アルミナ、カオリン、クレー、炭酸カ
ルシウム、マイカ、タルク、酸化チタン、シリカ等 (5) 補強剤;ガラスロービング、金属繊維、ガラス
繊維、ガラスミルドファイバー、炭素繊維等 (6) 発泡剤;無機発泡剤(炭酸アンモニア、重炭酸
ソーダ)、有機発泡剤(ニトロソ系、アゾ系)等 (7) 加硫剤;加硫促進剤、促進助剤等 (8) 劣化防止剤;紫外線吸収剤、金属不活性化剤、
過酸化物分解剤等 (9) カップリング剤;シラン系、チタネート系、ク
ロム系、アルミニウム系等 (10) 各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 (11) 造核剤;有機造核剤(ジベンジリデンソルビト
ール化合物等)、無機造核剤(炭酸カルシウム等) 本発明の写真感光材料用包装材料は二層共押出しフィ
ルムを含んでいれば他のフレキシブルシートをさらに積
層することもできる。すなわち、最も簡単な層構成とし
て一層以上に遮光性物質を含む遮光性二層共押出しフィ
ルムのみからなる写真感光材料用包装材料がある。さら
に、この遮光性二層共押出しフィルムに接着剤層を介し
て又は介さずに各種フレキシブルシートを積層してもよ
い。
さらにまた遮光性物質を含まない遮光性を有しない二
層共押出しフィルムに遮光性を有するフレキシブルシー
トを積層してもよい。
層共押出しフィルムに遮光性を有するフレキシブルシー
トを積層してもよい。
このフレキシブルシートとして熱可塑性樹脂シート、
例えば各種ポリエチレン樹脂、エチレン共重合体樹脂、
ポリプロピレン樹脂、プロピレン・αオレフィン共重合
体樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル樹脂などの公知のフィルム、及びこれらの変性樹脂
の無延伸シート、一軸分子配向シート、二軸分子配向シ
ート、多軸分子配向シートがある。また、金属薄膜加工
シート(代表的なものはアルミニウム真空蒸着シー
ト)、セルロースアセテートシート、セロファン、再生
セルロースシート、エバール樹脂シート、紙、合成紙、
金属箔(代表例としてアルミニウム箔)、不織布等があ
る。
例えば各種ポリエチレン樹脂、エチレン共重合体樹脂、
ポリプロピレン樹脂、プロピレン・αオレフィン共重合
体樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル樹脂などの公知のフィルム、及びこれらの変性樹脂
の無延伸シート、一軸分子配向シート、二軸分子配向シ
ート、多軸分子配向シートがある。また、金属薄膜加工
シート(代表的なものはアルミニウム真空蒸着シー
ト)、セルロースアセテートシート、セロファン、再生
セルロースシート、エバール樹脂シート、紙、合成紙、
金属箔(代表例としてアルミニウム箔)、不織布等があ
る。
特に好ましいフレキシブルシートは、写真感光材料に
影響を与えない坪量が20〜400g/m2の各種の紙(未晒ク
ラフト紙、半晒クラフト紙、晒クラフト紙、ヒネリ原
紙、中性紙、金属合紙、クルパック紙、デュオストレス
紙、白板紙、写真用原紙、純白ロール紙、コート紙、模
造紙、グラシン紙)、金属薄膜加工熱可塑性樹脂フィル
ム特にアルミニウムを真空蒸着した一軸延伸又は二軸延
伸したポリエステル樹脂シート、ポリアミド樹脂シー
ト、ポリプロピレン樹脂シート、高密度ポリエチレン樹
脂シート等のアルミニウム蒸着一軸延伸又は二軸延伸熱
可塑性樹脂シートである。
影響を与えない坪量が20〜400g/m2の各種の紙(未晒ク
ラフト紙、半晒クラフト紙、晒クラフト紙、ヒネリ原
紙、中性紙、金属合紙、クルパック紙、デュオストレス
紙、白板紙、写真用原紙、純白ロール紙、コート紙、模
造紙、グラシン紙)、金属薄膜加工熱可塑性樹脂フィル
ム特にアルミニウムを真空蒸着した一軸延伸又は二軸延
伸したポリエステル樹脂シート、ポリアミド樹脂シー
ト、ポリプロピレン樹脂シート、高密度ポリエチレン樹
脂シート等のアルミニウム蒸着一軸延伸又は二軸延伸熱
可塑性樹脂シートである。
アルミニウム蒸着一軸延伸又は二軸延伸熱可塑性樹脂
シートの一軸延伸又は二軸延伸熱可塑性樹脂シートは、
包装材料の薄層化とコストダウン及び物理強度確保のた
め、厚さが5〜50μmであることが好ましい。厚さが5
μm未満ではラミネート工程でシワや切断が発生しやす
く、50μmを越えると剛性が大きすぎ製袋適性やゲルボ
テスト強度や取り扱い性が悪くなる上に高価になり写真
感光材料用包装材料としては好ましくない。
シートの一軸延伸又は二軸延伸熱可塑性樹脂シートは、
包装材料の薄層化とコストダウン及び物理強度確保のた
め、厚さが5〜50μmであることが好ましい。厚さが5
μm未満ではラミネート工程でシワや切断が発生しやす
く、50μmを越えると剛性が大きすぎ製袋適性やゲルボ
テスト強度や取り扱い性が悪くなる上に高価になり写真
感光材料用包装材料としては好ましくない。
また、一軸延伸又は二軸延伸熱可塑性樹脂シートは、
単一層でも、二層以上の多層共押出しフィルムであって
もよい。
単一層でも、二層以上の多層共押出しフィルムであって
もよい。
アルミニウム蒸着膜は積層体としての物理強度、遮光
性、帯電防止性と防湿性とガスバリヤ性の確保及びコス
ト、品質の点から55〜1200Åの厚さが好ましい。即ち厚
さが55Å未満ではアルミニウム蒸着膜の片側又は両側の
層に発生する帯電を減少させることができない。また、
厚さが1200Åを越えると、帯電防止性、ガスバリヤ性、
防湿性及び遮光性は確保できるが、コスト及び真空蒸着
法等では加熱による一軸延伸又は二軸延伸熱可塑性樹脂
フィルムの劣化、出来上がった積層フィルムの物理強度
低下等の点で問題がある。写真感光材料用包装材料の用
途には80〜800Åの厚さが好ましく、さらに好ましくは1
00〜600Åである。
性、帯電防止性と防湿性とガスバリヤ性の確保及びコス
ト、品質の点から55〜1200Åの厚さが好ましい。即ち厚
さが55Å未満ではアルミニウム蒸着膜の片側又は両側の
層に発生する帯電を減少させることができない。また、
厚さが1200Åを越えると、帯電防止性、ガスバリヤ性、
防湿性及び遮光性は確保できるが、コスト及び真空蒸着
法等では加熱による一軸延伸又は二軸延伸熱可塑性樹脂
フィルムの劣化、出来上がった積層フィルムの物理強度
低下等の点で問題がある。写真感光材料用包装材料の用
途には80〜800Åの厚さが好ましく、さらに好ましくは1
00〜600Åである。
アルミニウム蒸着膜を加工するには、真空蒸着法、ス
パッタリング法、イオンプレーティング法、電子ビーム
蒸着法等で行う。
パッタリング法、イオンプレーティング法、電子ビーム
蒸着法等で行う。
また、アルミニウム蒸着膜は一軸延伸又は二軸延伸熱
可塑性樹脂フィルムの片面のみならず両面に加工しても
よい。
可塑性樹脂フィルムの片面のみならず両面に加工しても
よい。
アルミニウム蒸着膜には傷付き及び剥離を防止するた
めに保護層を設けることができる。この保護層としては
ブチラール樹脂、アクリル樹脂、酢酸繊維素等のセルロ
ーズ系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体樹脂、各種ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂等適宜の樹脂が使用できる。
めに保護層を設けることができる。この保護層としては
ブチラール樹脂、アクリル樹脂、酢酸繊維素等のセルロ
ーズ系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体樹脂、各種ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂等適宜の樹脂が使用できる。
また、ワックス、ゼラチン、ポリビニルアルコール等
も使用できる。
も使用できる。
保護層は極薄の厚さで形成するのがよく、押出しラミ
ネート法で設ける場合でも50μm以下にしないと静電気
の除去は不充分となる。
ネート法で設ける場合でも50μm以下にしないと静電気
の除去は不充分となる。
公知の溶液塗布法、スプレー塗布法等により5μm以
下の厚さにするとアルミニウム蒸着膜の保護ができ静電
気の除去効果も大である。
下の厚さにするとアルミニウム蒸着膜の保護ができ静電
気の除去効果も大である。
アルミニウム蒸着膜と一軸延伸又は二軸延伸熱可塑性
樹脂フィルムとの接着強度等の向上のために、物理的表
面処理やAC剤処理を施してもよい。
樹脂フィルムとの接着強度等の向上のために、物理的表
面処理やAC剤処理を施してもよい。
物理的表面処理の代表例を以下に示す。
フレーム(火焔)処理; ランニングコストが高く火災の危険性が有る。
プラズマ処理法; アルゴンガス等をプラズマに変換し、接着面を処理す
る。物理強度はコロナ放電処理の数倍になるが、しかし
装置コストもコロナ放電処理機の数十倍かかる。
る。物理強度はコロナ放電処理の数倍になるが、しかし
装置コストもコロナ放電処理機の数十倍かかる。
コロナ放電処理; 処理可能な基材は紙、各種ポリマーフィルム、シー
ト、アルミニウム箔、アルミニウム真空蒸着フィルム等
である。もっとも多く用いられている安価で効果の大き
い処理である。
ト、アルミニウム箔、アルミニウム真空蒸着フィルム等
である。もっとも多く用いられている安価で効果の大き
い処理である。
サンドブラスト処理; 高圧でけい石等を吹きつけて表面を粗面化する。
化学薬品処理; 重クロム酸溶液等で表面処理する。
オゾン処理; オゾンを充填したボックス内で表面処理する。エクス
トルージョンラミネート用の樹脂温度を低下させても接
着強度が向上する。
トルージョンラミネート用の樹脂温度を低下させても接
着強度が向上する。
プレヒート処理; エクストルージョンラミネートさせようとするフィル
ムをヒータードラムや熱風等で加熱処理する(一般には
50℃〜130℃)。
ムをヒータードラムや熱風等で加熱処理する(一般には
50℃〜130℃)。
その他、紫外線照射処理、高周波加熱処理、電気誘導
加熱処理、マイクロウェーブ処理等がある。
加熱処理、マイクロウェーブ処理等がある。
AC剤処理は、ラミネート業界で使用されている接着促
進剤または架橋剤を総称するAC剤(Anchor Coating Age
nt)を塗布して行なわれる。このAC剤は単なる接着剤と
異なり、化学的に接着する意味で接着剤とは区別してPr
imerあるいはAdhesive Promoter等とも呼ばれる。AC剤
の代表例を次に記す。
進剤または架橋剤を総称するAC剤(Anchor Coating Age
nt)を塗布して行なわれる。このAC剤は単なる接着剤と
異なり、化学的に接着する意味で接着剤とは区別してPr
imerあるいはAdhesive Promoter等とも呼ばれる。AC剤
の代表例を次に記す。
(1) 有機チタネート(チタン系)AC剤 Tetra−propyl−titanateあるいはTetra−iso−butyl
−titanateを主成分にし、加水分解調整剤としてTetra
−stearyl−titanateを添加して使用する。
−titanateを主成分にし、加水分解調整剤としてTetra
−stearyl−titanateを添加して使用する。
(2) ポリエチレンイミン(イミン系)AC剤 ポリエチレンイミン(−CH2−CH2−NH−n)の比較的
高重合度のものが用いられる。管理が容易でポットライ
フ(貯蔵寿命)が長いことから特に好ましい。
高重合度のものが用いられる。管理が容易でポットライ
フ(貯蔵寿命)が長いことから特に好ましい。
(3) イソシアネート系AC剤 イソシアネート基をもったポリマーを単独で用いるも
の(1液型)とOH基をもったポリエステル等と組合わせ
て用いるもの(2液型)があり、いずれも架橋等の化学
反応を起こし、接着効果があらわれる。欠点はポットラ
イフが短く高価。
の(1液型)とOH基をもったポリエステル等と組合わせ
て用いるもの(2液型)があり、いずれも架橋等の化学
反応を起こし、接着効果があらわれる。欠点はポットラ
イフが短く高価。
(4) ポリエステル系及びウレタン系AC剤 飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂を酢酸エチル、
トルエン等の溶剤に溶かして用いる。
トルエン等の溶剤に溶かして用いる。
(5) ポリオレフィン系AC剤 (6) ポリブタジエン系AC剤 AC剤層は極薄の厚さで形成するのがよい。AC剤のコー
ティング方法としてはグラビアロールコーティング法、
キスロールコーティング法、滴下コーティング法、バー
コーティング法、リバースロールコーティング法、ダイ
レクトロールコーティング法、エアナイフコーティング
法等が利用される。
ティング方法としてはグラビアロールコーティング法、
キスロールコーティング法、滴下コーティング法、バー
コーティング法、リバースロールコーティング法、ダイ
レクトロールコーティング法、エアナイフコーティング
法等が利用される。
なお、前記物理的表面処理を2種以上併用してもよ
く、また、物理的表面処理とAC剤処理を組み合わせても
よい。
く、また、物理的表面処理とAC剤処理を組み合わせても
よい。
本発明の写真感光材料用包装材料が適用可能な写真感
光材料の代表例を以下に記載する。
光材料の代表例を以下に記載する。
ハロゲン化銀写真感光材料(レントゲン用フィルム、
印刷用フィルム、カラー印画紙、カラーフィルム、印刷
用マスター紙、DTR感光材料、電算写植フィルム及びペ
ーパー、マイクロフィルム、映画用フィルム、自己現像
型写真感光材料、直接ポジ型フィルム及びペーパー等) ジアゾニウム写真感光材料(4−モルフォリノベンゼ
ンジアゾニウムクロフィルム、マイクロフィルム、複写
用フィルム、印刷用版材等) アジド、ジアジド系写真感光材料(パラアジドベンゾ
エード、4,4′ジアジドスチルベン等を含む感光材料、
例えば複写用フィルム、印刷用版材等) キノンジアジド系写真感光材料(オルソーキノンジア
ジド、オルソーナフトキノンジアジド系化合物、例えば
ベンゾキノン(1,2)−ジアジド−(2)−4−スルフ
ォン酸フェニルエーテル等を含む感光材料、例えば印刷
用版材、複写用フィルム、密着用フィルム等) フォトポリマー(ビニル系モノマー等を含む感光材
料、印刷用版材、密着用フィルム等) ポリビニル桂皮酸エステル系(例えば印刷用フィル
ム、IC用レジスト等) 本発明の写真感光材料用包装材料を例えば上記の写真
感光材料に適用する場合、一重平袋、二重平袋、自立
袋、一重ガゼット袋、二重ガゼット袋、スタンデングパ
ウチ、手提袋などのほか、積層フィルム、防湿箱の内貼
り、明室装填遮光マガジンの内貼り、遮光リーダー紙等
公知のあらゆる形態に使用可能である。
印刷用フィルム、カラー印画紙、カラーフィルム、印刷
用マスター紙、DTR感光材料、電算写植フィルム及びペ
ーパー、マイクロフィルム、映画用フィルム、自己現像
型写真感光材料、直接ポジ型フィルム及びペーパー等) ジアゾニウム写真感光材料(4−モルフォリノベンゼ
ンジアゾニウムクロフィルム、マイクロフィルム、複写
用フィルム、印刷用版材等) アジド、ジアジド系写真感光材料(パラアジドベンゾ
エード、4,4′ジアジドスチルベン等を含む感光材料、
例えば複写用フィルム、印刷用版材等) キノンジアジド系写真感光材料(オルソーキノンジア
ジド、オルソーナフトキノンジアジド系化合物、例えば
ベンゾキノン(1,2)−ジアジド−(2)−4−スルフ
ォン酸フェニルエーテル等を含む感光材料、例えば印刷
用版材、複写用フィルム、密着用フィルム等) フォトポリマー(ビニル系モノマー等を含む感光材
料、印刷用版材、密着用フィルム等) ポリビニル桂皮酸エステル系(例えば印刷用フィル
ム、IC用レジスト等) 本発明の写真感光材料用包装材料を例えば上記の写真
感光材料に適用する場合、一重平袋、二重平袋、自立
袋、一重ガゼット袋、二重ガゼット袋、スタンデングパ
ウチ、手提袋などのほか、積層フィルム、防湿箱の内貼
り、明室装填遮光マガジンの内貼り、遮光リーダー紙等
公知のあらゆる形態に使用可能である。
製袋の方法は使用する積層フィルムの性質に応じて、
ヒートシール、溶断シール、インパルスシール、超音波
シール、高周波シールなお、従来公知のプラスチックフ
ィルムのシール法などによる。なお、適宜の接着剤、粘
着剤などを使用して製袋することも可能である。
ヒートシール、溶断シール、インパルスシール、超音波
シール、高周波シールなお、従来公知のプラスチックフ
ィルムのシール法などによる。なお、適宜の接着剤、粘
着剤などを使用して製袋することも可能である。
本発明の写真感光材料包装材料では、接着性樹脂がポ
リアミド系樹脂と充分に接着し、多層共押出しフィルム
を構成するポリアミド系樹脂層とポリオレフィン系樹脂
層を充分大きい剥離強度でもって接着している。
リアミド系樹脂と充分に接着し、多層共押出しフィルム
を構成するポリアミド系樹脂層とポリオレフィン系樹脂
層を充分大きい剥離強度でもって接着している。
また、ポリアミド樹脂系樹脂層が耐熱性、ガスバリヤ
性、高ヤング率、耐ピンホール性、強靭性を主として確
保し、ポリオレフィン系樹脂層が製袋適性、防湿性、衝
撃穴あけ強度、ヒートシール適性を主として確保してい
る。包装材料を構成しているいずれかの遮光性を有する
層が光カブリを防止する遮光性を確保している。
性、高ヤング率、耐ピンホール性、強靭性を主として確
保し、ポリオレフィン系樹脂層が製袋適性、防湿性、衝
撃穴あけ強度、ヒートシール適性を主として確保してい
る。包装材料を構成しているいずれかの遮光性を有する
層が光カブリを防止する遮光性を確保している。
本発明による写真感光材料用包装材料の実施例をそれ
ぞれ第1図から第4図に基づいて説明する。
ぞれ第1図から第4図に基づいて説明する。
第1図から第4図は写真感光材料用包装材料の層構成
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
第1図の包装材料は、遮光性物質を含んだポリアミド
系樹脂層1aと遮光性物質を含んだポリオレフィン系樹脂
層2aの二層からなる遮光性二層共押出しフィルム3aで構
成されている。
系樹脂層1aと遮光性物質を含んだポリオレフィン系樹脂
層2aの二層からなる遮光性二層共押出しフィルム3aで構
成されている。
第2図の包装材料は、ポリアミド系樹脂層1と遮光性
物質を含んだポリオレフィン系樹脂層2aの二層からなる
遮光性二層共押出しフィルム3aで構成されている。
物質を含んだポリオレフィン系樹脂層2aの二層からなる
遮光性二層共押出しフィルム3aで構成されている。
第3図の包装材料は、遮光性二層共押出しフィルム3a
の遮光性物質を含んだポリオレフィン系樹脂層2aに直接
フレキシブルシート4を積層した三層で構成されてい
る。
の遮光性物質を含んだポリオレフィン系樹脂層2aに直接
フレキシブルシート4を積層した三層で構成されてい
る。
第4図の包装材料は、遮光性二層共押出しフィルム3a
の遮光性物質を含んだポリオレフィン系樹脂層2aに接着
剤層5を介してフレキシブルシート4を積層した四層で
構成されている。
の遮光性物質を含んだポリオレフィン系樹脂層2aに接着
剤層5を介してフレキシブルシート4を積層した四層で
構成されている。
次に本発明の特性を示す実験結果について説明する。
本発明品I 本発明品Iは第2図の層構成に相当する。
ポリアミド系樹脂フィルム層1は三菱化成(株)製の
ナイロン樹脂NOVAMID#1023CAXのみから成る厚さ20μm
のポリアミド樹脂層である。
ナイロン樹脂NOVAMID#1023CAXのみから成る厚さ20μm
のポリアミド樹脂層である。
遮光性物質を含んだポリオレフィン系樹脂層2aはMIが
1.5g/10分、密度が0.94g/cm3の三井石油化学(株)製の
接着性樹脂であるADMER#NF300 30重量%、MIが2.1g/10
分、密度が0.920g/cm3の三井石油化学(株)製のエチレ
ン・4メチルペンテン−1共重合体樹脂であるL−LDPE
樹脂ウルトゼックス#2021L 59.85重量%、MIが1.1g/10
分、密度が0.954g/cm3の三井石油化学(株)製の低圧法
HDPE樹脂ハイゼックス#3300F5重量%、三菱化成(株)
製のファーネスカーボンブラック#44B(平均粒子径21m
μ)5重量%、オレイン酸アミド0.05重量%、チバガイ
ギー社製のフェノール系酸化防止剤イルガノックス1010
0.1重量%から成る厚さ50μmのポリオレフィン系樹脂
層である。
1.5g/10分、密度が0.94g/cm3の三井石油化学(株)製の
接着性樹脂であるADMER#NF300 30重量%、MIが2.1g/10
分、密度が0.920g/cm3の三井石油化学(株)製のエチレ
ン・4メチルペンテン−1共重合体樹脂であるL−LDPE
樹脂ウルトゼックス#2021L 59.85重量%、MIが1.1g/10
分、密度が0.954g/cm3の三井石油化学(株)製の低圧法
HDPE樹脂ハイゼックス#3300F5重量%、三菱化成(株)
製のファーネスカーボンブラック#44B(平均粒子径21m
μ)5重量%、オレイン酸アミド0.05重量%、チバガイ
ギー社製のフェノール系酸化防止剤イルガノックス1010
0.1重量%から成る厚さ50μmのポリオレフィン系樹脂
層である。
そして、ポリアミド系樹脂層1を外層、遮光製物質を
含むポリオレフィン系樹脂層2aを内層として二層共押出
しインフレーションフィルム成形により積層フィルムと
した。
含むポリオレフィン系樹脂層2aを内層として二層共押出
しインフレーションフィルム成形により積層フィルムと
した。
得られた遮光性同時二層共押出しフィルム3aは、層間
剥離強度が500g/15mm巾以上で、ヤング率が大きく、重
量物を収納しても伸びて遮光性が確保できなくなること
が無く、製袋適性、ヒートシール適性が優れ、物理強度
が大きくて破袋やピンホールが発生し難く、防湿性、酸
素バリヤ性、遮光性に優れた写真感光材料用包装材料と
して好適なものであった。
剥離強度が500g/15mm巾以上で、ヤング率が大きく、重
量物を収納しても伸びて遮光性が確保できなくなること
が無く、製袋適性、ヒートシール適性が優れ、物理強度
が大きくて破袋やピンホールが発生し難く、防湿性、酸
素バリヤ性、遮光性に優れた写真感光材料用包装材料と
して好適なものであった。
本発明品II 本発明品IIは第2図の層構成に相当する。
ポリアミド系樹脂層1は三菱化成(株)製のナイロン
樹脂NOVAMID#1023 CAX 80重量%と、MIが1.5g/10分、
密度が0.94g/cm3の三井石油化学(株)製の接着樹脂で
あるADMER#NF300 20重量%からなる厚さ20μmのポリ
アミド系樹脂層である。
樹脂NOVAMID#1023 CAX 80重量%と、MIが1.5g/10分、
密度が0.94g/cm3の三井石油化学(株)製の接着樹脂で
あるADMER#NF300 20重量%からなる厚さ20μmのポリ
アミド系樹脂層である。
遮光性物質を含むポリオレフィン系樹脂層2aは本発明
品Iと同一の遮光性ポリオレフィン系樹脂層である。
品Iと同一の遮光性ポリオレフィン系樹脂層である。
そして、ポリアミド系樹脂層1を外層、遮光性物質を
含むポリオレフィン系樹脂層2aを内層として二層共押出
しインフレーションフィルム成形により積層フィルムと
した。
含むポリオレフィン系樹脂層2aを内層として二層共押出
しインフレーションフィルム成形により積層フィルムと
した。
得られた遮光性同時二層共押出しフィルムは、層間剥
離強度が本発明品Iより更に優れており、他の特性も本
発明品とほぼ同等で、写真感光材料用包装材料として最
適のものであった。
離強度が本発明品Iより更に優れており、他の特性も本
発明品とほぼ同等で、写真感光材料用包装材料として最
適のものであった。
本発明は以上の様に構成することにより、遮光性、耐
ピンホール性、耐気体透過性、防水性、防湿性、物理強
度等を保持しつつ、層間剥離強度が充分大きい写真感光
材料用包装材料を安価、かつ容易に得られる。
ピンホール性、耐気体透過性、防水性、防湿性、物理強
度等を保持しつつ、層間剥離強度が充分大きい写真感光
材料用包装材料を安価、かつ容易に得られる。
第1図から第4図は、それぞれ本発明による写真感光材
料用包装材料の実施例の層構成を示す部分断面図であ
る。第5図から第7図は従来例の写真感光材料用包装材
料の層構成を示す部分断面図である。 1、1a……ポリアミド系樹脂層 2、2a……ポリオレフィン系樹脂層 3、3a……二層共押出しフィルム 4、4a……フレキシブルシート a;遮光性物質を含むことを示す
料用包装材料の実施例の層構成を示す部分断面図であ
る。第5図から第7図は従来例の写真感光材料用包装材
料の層構成を示す部分断面図である。 1、1a……ポリアミド系樹脂層 2、2a……ポリオレフィン系樹脂層 3、3a……二層共押出しフィルム 4、4a……フレキシブルシート a;遮光性物質を含むことを示す
Claims (2)
- 【請求項1】ポリアミド樹脂を50重量%以上含有するポ
リアミド系樹脂層と、接着性樹脂を10〜49.985重量%、
酸化防止剤を0.005〜1.0重量%、滑剤を0.01〜5.0重量
%、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂を50重量%
以上含有するポリオレフィン系樹脂層が隣接して設けら
れている多層共押出しフィルムを少なくとも含み、いず
れかの層が遮光性を有しており、積層フィルム全体では
光を完全に遮断することを特徴とする写真感光材料用包
装材料 - 【請求項2】前記ポリアミド系樹脂層に50重量%未満の
接着性樹脂を含むことを特徴とする請求項1記載の写真
感光材料用包装材料
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63332031A JP2652566B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 写真感光材料用包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63332031A JP2652566B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 写真感光材料用包装材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02178652A JPH02178652A (ja) | 1990-07-11 |
JP2652566B2 true JP2652566B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=18250362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63332031A Expired - Fee Related JP2652566B2 (ja) | 1988-12-29 | 1988-12-29 | 写真感光材料用包装材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2652566B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2952614B2 (ja) * | 1991-04-19 | 1999-09-27 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光材料用包装材料 |
JP2797154B2 (ja) * | 1991-05-27 | 1998-09-17 | 富士写真フイルム株式会社 | 写真感光材料用包装材料及びこれを用いた包装袋 |
JP6735531B2 (ja) * | 2014-10-07 | 2020-08-05 | Mcppイノベーション合同会社 | 3次元網目状構造体用の変性ポリエチレン組成物及び3次元網目状構造体 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS576754A (en) * | 1980-06-17 | 1982-01-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | Packing material |
JPH0436266Y2 (ja) * | 1987-03-11 | 1992-08-27 | ||
JP2550358B2 (ja) * | 1987-07-22 | 1996-11-06 | 三田工業株式会社 | 長尺紙複写機 |
-
1988
- 1988-12-29 JP JP63332031A patent/JP2652566B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02178652A (ja) | 1990-07-11 |
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