JPH02259639A - 感光材料用包装袋 - Google Patents

感光材料用包装袋

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JPH02259639A
JPH02259639A JP7801289A JP7801289A JPH02259639A JP H02259639 A JPH02259639 A JP H02259639A JP 7801289 A JP7801289 A JP 7801289A JP 7801289 A JP7801289 A JP 7801289A JP H02259639 A JPH02259639 A JP H02259639A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
resin film
film
light
ethylene
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Application number
JP7801289A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Akao
睦男 赤尾
Kouji Inoue
井上 皐児
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積載状態でスタチックと背筋れを防止する感
光材料用包装袋に関するものである。
〔従来の技術〕
感光材料のように、光に曝されるとその品質価値を失う
ものについては、光を完全に遮る包装袋が使用されてい
る。この包装袋には上記遮光性のほか、感光材料の大き
さや重量に応じた十分な物理強度、即ち引張り強度、引
裂き強度、衝撃穴あけ強度等が必要であり、さらに開口
部のヒートシールによる密封を行う関係上、ヒートシー
ル適性が必要である。さらに、感光材料を包装袋に挿入
するためにブロッキング防止性(口開き性)、滑性が必
要である。
従来、このような感光材料用包装袋としては、アルミニ
ウム箔の外側に接着剤層を介して写真感光材料に不活性
な紙を、内側にはカーボンブラックやアルミニウム粉等
の遮光性物質を含むポリオレフィン樹脂フィルムを、接
着剤層を介して積層した積層フィルムを用いた包装袋が
用いられてきた。
また、本発明者は金属層の両側に滑り角度が20度以下
の層を積層した積層フィルムを用いた感光材料用包装袋
を開示した(特開昭63−193144号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の感光材料用包装袋は塵の発生やピ
ンホールの発生があって遮光性が保証されず、特開昭6
3−193144号公報で開示した包装袋は、上記問題
は解決するが、明室装填用包装袋としては優れているが
一般用途では滑り易くて感光材料を入れた包装袋の積載
運搬に際し、背筋れし易く、また包装袋をボール箱に収
納しても、ボール箱中で移動し易く、これらに基因して
ピンホールや塵が発生し易いことが判明した。
本発明は、上記問題点を解決し、荷くずれ等が発生しな
いで、かつ摩耗により破袋しない感光材料用包装袋を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、包装袋の最外層
の摩擦抵抗を所定の範囲にしたものである。
すなわち本発明の感光材料用包装袋は、最内層に積層さ
れた滑り角度が15度未満の滑性熱可塑性樹脂フィルム
と、最外層に積層された滑り角度が15度〜45度の防
滑性熱可塑性樹脂フィルムとを具備することを特徴とし
て構成されている。
本発明の感光材料用包装袋は、感光材料と接する最内層
として滑性熱可塑性樹脂フィルムが積層されており、こ
の滑性熱可塑性樹脂フィルムは滑り角度が15度未満で
ある。
この滑り角度は、テストすべきシートの一部を切取り、
これを縦75mmX横35mmの荷重200gのステン
レス製ブロックの底面に貼着する。一方、テストすべき
シートの一部を同様に切り取って傾斜面に貼着し、前記
ブロックのシート面と接触させ、傾斜角度を大きく変化
させていった時に、前記ブロックが滑り始めた角度を読
み取る。
本考案では新来科学製の°’HEIDON@5tati
c Fr1ction TESTERHEIDON−1
0°゛を用い20°C65%RHの恒温・恒温室に各サ
ンプルを24時間放置後、角度変化速度が10度76秒
の条件で滑り始めた時の角度を読み取り滑り角度とした
滑り角度が15度を越えると感光材料を包装袋から取り
出す時、摩擦抵抗が大きく、破袋したり、静電気の発生
で感光材料の感光性能を損ったり、発塵して感光材料に
付着するなどの不都合を生ずる。
この滑性熱可塑性樹脂フィルムは、ヒートシール適性、
・物理強度等の点から滑剤や界面活性剤等を添加した各
種ポリオレフィン樹脂が好ましく、特にエチレン共重合
体樹脂が上記滑剤や各種添加剤のブリートアウト後もヒ
ートシール適性が優れ、密封性が確保できるので好まし
く用いられる。
エチレン共重合体樹脂の代表例を以下に示す。
(1)エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(2)エチレ
ン−プロピレン共重合体樹脂(3)エチレン−1−ブテ
ン共重合体樹脂(4)エチレン−ブタジェン共重合体樹
脂(5)エチレン−塩化ビニル共重合体樹脂(6)エチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体樹脂(7)エチレン
−アクリル酸メチル共重合体樹脂(8)エチレン−アク
リル酸エチル共重合体樹脂(以後EEA樹脂と表示) (9)エチレン−アクリロニトリル共重合体樹脂(10
)エチレン−アクリル酸共重合体樹脂(11)アイオノ
マー樹脂(、エチレンと不飽和酸との共重合物を亜鉛な
どの金属で架橋した樹脂)(12)エチレン−αオレフ
ィン共重合体mJ11(L−LDPE樹脂) (13)エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合
体樹脂 (14)エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂エチ
レン共重合体樹脂の中では、フィルム成形性及びヒート
シール適性が良く、破袋強度、衝撃穴あけ強度及び引裂
き強度が大きいエチレン・αオレフィン共重合体が好ま
しい。
エチレン・αオレフイン共重合体樹脂は、滑性熱可塑性
樹脂フィルム中に10重量%以上、好ましくは20重量
%以上、特に好ましくは50重量%以上含む。
エチレン・αオレフイン共重合体樹脂は、L−L D 
P E (Liner Low Density Po
1yetylene)樹脂とも称され、中・低密度、高
密度両ポリエチレン樹脂の利点を併せもつ省エネルギー
、省資源という時代の要請に合致する低コスト、高強度
の樹脂である。この樹脂は低圧法又は高圧改良法でエチ
レンと炭素数が3〜13個、好ましくは4〜10個のα
−オレフィンを共重合させたコポリマーで線状の直鎖に
短分岐をもった構造の低・中密度のエチレン共重合体樹
脂である。物理強度や製造コスト等の点で好ましいα−
オレフィンとしてはブテン−1、オクテン−1、ヘキセ
ン−1,4−メチルペンテン−1、ヘプテン−1などが
使用される。
密度は一般に低・中密度ポリエチレン樹脂程度とされて
いるが、市販品では0.87〜0.95g/cfflの
範囲内にあるものが多い。
L−LDPE樹脂の重合プロセスとしては中・低圧装置
を用いる気相法、液相法と高圧改良性装置を用いるイオ
ン重合法等がある。
市販のL−LDPE樹脂の具体例を以下に示す。
エチレン・ブテン−1共重合体樹脂 GレジンとNUC−FLX (UCC社)ダウレックス
      (ダウケミカル社)スフレア−(デュポン
カナダ社) マーレックス      (フィリップス社)スタミレ
ックス     (DSM社)エフセレンVL    
  (住友化学)ネオゼックス       (三井石
油化学)三菱ポリエチーLL    (三菱油化)日石
すニレックス    (日本石油化学)NUCポリエチ
レン−LL(日本ユニカー)出光ポリエチレンL   
(出光石油化学)エチレン・うキセノ−1共重合体樹脂 TUFLIN       (UCC社)TUFTHE
NE      (日本ユニカー)エチレン・4メチル
ペンテン−1共重合体樹脂ウルトゼックス     (
三井石油化学)エチレン・オクテン−1共重合体樹脂 スタミレックス     (DSM社)ダウレックス 
     (ダウケミカル社)スフレアー      
  (デュポンカナダ社)MORETEC(出光石油化
学) これらのL−LDPE樹脂の中で物理強度とヒートシー
ル強度とフィルム成形性の点から特に好ましいのは、メ
ルトインデックス(以後Mlと表示)が0.8〜Log
/10分(JIS K−6760)、密度が0.870
〜0.940g/cj(JIS K−6760)、そし
てα−オレフィンの炭素数が6〜8個の液相法プロセス
と気相法プロセスで得られたものである。
また、滑性熱可塑性樹脂フィルムには、ブロッキング防
止剤、滑剤、遮光性物質、帯電防止剤等を添加すること
ができ、これらの添加剤と樹脂を調整することにより滑
り角度が15度未満となるようにする。
本発明の感光材料用包装袋は、最外層として防滑性熱可
塑性樹脂フィルムが設けられている。この防滑性熱可塑
性樹脂フィルムは、滑り角度が15〜45度である。
滑り角度が15度未満では、感光材料を入れた包装袋の
積載運搬に際し、背筋れし易く、また包装袋をボール箱
に収納しても、ボール箱中で移動し易く、これらに基因
してピンホールや塵が発生し易くなる。45度を越える
とブロッキングやスタチックが発生し、加工包装適性が
悪(、ボール箱からの取り出し性も悪化する。さらにフ
ィルム成形時にシワが発生し実用化困難である。
防滑性熱可塑性樹脂フィルムに用いる熱可塑性樹脂は、
前記滑性熱可塑性樹脂フィルムと同様な樹脂が用いられ
るが、特に防滑性熱可塑性樹脂フィルムには、耐摩耗性
を有しブロッキングを起こし難いHDPE樹脂、L−L
DPE樹脂、ポリプロピレン樹脂エチレン、酢酸ビニル
共重合体ケン化物、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂
等の熱可塑性樹脂が好ましい。
また、ブロッキング防止剤、滑剤、遮光性物質、帯電防
止剤等を添加することができ、これらの添加剤と樹脂を
調整することにより滑り角度を15〜45度の範囲とす
る。
前記滑性熱可塑性樹脂フィルムと防滑性熱可塑性樹脂フ
ィルムの間には、各種の紙やフィルム等の各種フレキシ
ブルシートを単数又は複数積層することができる。この
フィルムとしては、各種ポリエチレン樹脂、エチレン共
重合体樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹
脂、軟質塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミ
ド樹脂等の溶融接着が可能な樹脂フィルム等がある。
特に、帯電防止、防湿性等の点で金属蒸着二軸延伸熱可
塑性樹脂フィルムが好ましい。
金属蒸着二輪延伸熱可塑性樹脂フィルムは、二輪延伸熱
可塑性樹脂フィルムに金属蒸着層が加工された金属蒸着
フィルムである。
二輪延伸熱可塑性樹脂フィルムには、二軸分子配向した
ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、高密
度ポリエチレンフィルム、ポリアミド(ナイロン)フィ
ルム、ポリスチレンフィルム、これらの混合樹脂フィル
ム等がある。
この二輪延伸熱可塑性樹脂フィルムは、包装材料の薄層
化とコストダウン及び物理強度確保のため、厚さが5〜
50−であることが好ましい。厚さが5−未満ではラミ
ネート工程でシワや切断が発生しやす<、50−を越え
ると剛性が大きすぎ製袋性やゲルボテスト強度や取り扱
い性が悪くなる上に高価になり感光材料用包装袋として
は好ましくない。
また、二輪延伸熱可塑性樹脂フィルムは、単一層でも、
二層以上の多層共押出しフィルムであってもよい。
金属蒸着層にはA2、Sr、 Zn、 Co、 Cr。
Ni、Fe、Cu等の金属単体、合金、その他薄膜形成
可能な金属はすべて使用できるが、コスト、加工しやす
さの点でアルミニウム(Af)がもっとも適している。
アルミニウム蒸着層は積層体としての物理強度、遮光性
、帯電防止性と防湿性とガスバリヤ性の確保及びコスト
、品質の点から55〜1200人の厚さが好ましい。即
ち厚さが55人未満ではアルミニウム蒸着層の片側又は
両側の層に発生する帯電を減少させることができない。
また、厚さが1200人を越えると、帯電防止、ガスバ
リヤ性、防湿性及び遮光性は確保できるが、コスト及び
真空蒸着法等では加熱による二軸延伸熱可塑性樹脂フィ
ルムの劣化、出来上がった積層フィルムの物理強度低下
筒の点で問題がある。特に、通常の感光物質用包装材料
の用途には80〜800人の厚さが好ましく、さらに好
ましくは100〜600人である。
アルミニウム蒸着層を加工するには、真空蒸着法、スパ
ッタリング法、イオンブレーティング法、電子ビーム蒸
着法等で行う。
また、アルミニウム蒸着層は二輪延伸熱可塑性樹脂フィ
ルムの片面のみならず両面に加工してもよい。
アルミニウム蒸着層には傷付き及び剥離を防止するため
に保護層を設けることができる。この保護層としてはブ
チラール樹脂、アクリル樹脂、酢酸繊維素等のセルロー
ズ系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル
樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル
共重合体樹脂、各種ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂等適宜の樹脂が使用できる。
また、ワックス、ゼラチン、ポリビニルアルコール等も
使用できる。
保護層は極薄の厚さで形成するのがよく、押出しラミネ
ート法で設ける場合でもsog1以下にしないと静電気
の除去は不充分となる。
公知の溶液塗布法、スプレー塗布法等により5−以下の
厚さにするとアルミニウム蒸着膜の保護ができ静電気の
除去効果も大である。
アルミニウム蒸着層と二輪延伸熱可塑性樹脂フィルムと
の接着強度等の向上のために、物理的表面処理やAC剤
処理を施してもよい。
物理的表面処理の代表例を以下に示す。
フレーム(火焔)処理; ランニングコストが高く火災の危険性が有る。
プラズマ処理法; アルゴンガス等をプラズマに変換し、接着面を処理する
。物理強度はコロナ放電処理の数倍になるが、しかし装
置コストもコロナ放電処理機の数十倍かかる。
コロナ放電処理; 処理可能な基材は紙、各種ポリマーフィルム、シート、
アルミニウム箔、アルミニウム真空蒸着フィルム゛等で
ある。もっとも多く用いられている安価で効果の大きい
処理である。
サンドブラスト処理; 高圧でけい石等を吹きつけて表面を粗面化する。
化学薬品処理; 重クロム酸溶液等で表面処理する。
オゾン処理; オゾンを充填したボックス内で表面処理する。
エクストルージョンラミネート用の樹脂温度を低下させ
ても接着強度が向上する。
ブレヒート処理; エクストルージョンラミネートさせようとするフィルム
をヒータードラムや熱風等で加熱処理する(一般には5
0°C〜130℃)。
その他、紫外線照射処理、高周波加熱処理、電気誘導加
熱処理、マイクロウェーブ処理等がある。
AC剤処理は、ラミネート業界で使用されている接着促
進剤または架橋剤を総称するAC剤(Anchor C
oating Agent)を塗布して行なわれる。
このAC剤は単なる接着剤と異なり、化学的に接着する
意味で接着剤とは区別してPrimerあるいはAdh
esive Promoter等とも呼ばれる。AC剤
の代表例を次に記す。
(1)有機チタネート(チタン系)AC剤Tetra−
propyl−titanateあるいはTetra−
is。
−butyl−titanateを主成分にし、加水分
解調整剤としてTetra−stearyl−tita
nateを添加して使用する。
(2)ポリエチレンイミン(イミン系)AC剤ポリエチ
レンイミン(−Cut−CHz−NH−n)の比較的高
重合度のものが用いられる。管理が容易でポットライフ
(貯蔵寿命)が長いことから特に好ましい。
(3)イソシアネート系AC剤 イソシアネート基をもったポリマーを単独で用いるもの
(1液型)とOH基をもったポリエステル等と組合わせ
て用いるもの(2液型)があり、いずれも架橋等の化学
反応を起こし、接着効果があられれる。欠点はポットラ
イフが短く高価。
(4)ポリエステル系及びウレタン系AC剤飽和ポリエ
ステル樹脂、ウレタン樹脂を酢酸エチル、トルエン等の
溶剤に溶かして用いる。
(5)ポリオレフィン系AC剤 (6)ポリブタジェン系AC剤 AC剤層は極薄の厚さで形成するのがよい。AC剤のコ
ーティング方法としてはグラビアロールコーティング法
、キスロールコーティング法、滴下コーティング法、バ
ーコーティング法、リバースロールコーチインク法、ダ
イレクトロールコーティング法、エアナイフコーティン
グ法等が利用される。
なお、前記物理的表面処理を2種以上併用してもよく、
また、物理的表面処理とAC剤処理を組み合わせてもよ
い。
前記滑性熱可塑性樹脂フィルムと防滑性熱可塑性樹脂フ
ィルム間の各種フィルムを積層するには、公知の各種の
方法でよく、例えば熱接着法(熱板接着法、火炎溶融接
着法、インパルス接着法、超音波接着法)、接着剤によ
る方法(湿式ラミネート法、乾式ラミネート法、ホット
メルトラミネート法、エクストルージョンラミネート法
、共押出しラミネート法)等が使われる。
接着剤の代表的なものとして、各種ポリエチレン樹脂、
各種ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系熱可塑性
樹脂熱溶融接着剤、エチレン−プロピレン共重合体樹脂
、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−エチ
ルアクリレート共重合体樹脂等のエチレン共重合体樹脂
、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂、ポリオレフィン
変性樹脂、アイオノマー樹脂等の熱可塑性樹脂熱溶融接
着剤その他熱溶融型ゴム系接着剤等がある。エマルジョ
ン、ラテックス状の接着剤であり、エマルジョン型接着
剤の代表例としては、ポリ酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル
−エチレン共重合物、酢酸ビニルとアクリル酸エステル
共重合物、酢酸ビニルとマレイン酸エステル共重合物、
アクリル共重合物、エチレン−アクリル酸共重合物等の
エマルジョンがある。ラテックス型接着剤の代表例とし
ては、天然ゴム、スチレンブタジェンゴム(SBR)、
アクリロニトリルブタジェンゴム(NBR)、クロロプ
レンゴム(CR)等のゴムラテックスがある。また、ド
ライラミネート用接着剤としてはイソシアネート系接着
剤、ウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤等があり
、その他、パラフィンワックス、マイクロクリスタリン
ワックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレ
ンエチルアクリレート共重合体樹脂等をブレンドしたホ
ットメルトラミネート接着剤、感圧接着剤、感熱接着剤
等公知の接着剤を用いることもできる。
エクストルージョンラミネート用ポリオレフィン系樹脂
接着剤はより具体的にいえば、各種ポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂、ポリブチレン樹脂などのポリオレ
フィン樹脂からなる重合物及びエチレン共重合体(EV
A、EEA等)樹脂の他、L−LDPE樹脂の如く、エ
チレンに一部他のモノマー(α−オレフィン)を共重合
させたもの、Dupont社のサーリン、三井ポリケミ
カル社のハイミラン等のアイオノマー樹脂(イオン性共
重合体)や三井石油化学■のアトマーや三菱化成■のA
P樹脂等のエチレン変性樹脂(接着性ポリマー)等があ
る。その他紫外線硬化型接着剤等も最近使われはじめた
特にLDPE樹脂とL−LDPE樹脂を含む樹脂組成が
安価でラミネート適性に優れているので好ましい。又前
記記載樹脂を2種以上ブレンドして各樹脂の欠点をカバ
ーした混合樹脂は特に好ましい。
熱可塑性樹脂を用いたエクストルージョンラミネート法
による接着層の厚さは、通例6〜5oj!m、好ましく
は10〜20a+となるが、コスト、接着強度、ラミネ
ート速度、積層体の全厚さ等に基づいて定められるので
、この数値には特に限定されない。
また、滑性熱可塑性樹脂フィルム若しくは防滑性熱可塑
性樹脂フィルムと同時共押出しにより、スはエクストル
ージョンラミネートにより直接積層してもよい。
前記遮光性物質は、遮光性やブロッキング防止性や帯電
防止性等を付与するために添加する。
遮光性物質の代表例を以下に示す。
(1)無機化合物 A、酸化物・・・シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チ
タン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化マ クネシウム、酸化アンチモン、バリ ウムフェライト、ストロンチウムフ ェライト、酸化ベリリウム、軽石、 軽石バルーン、アルミナ繊維等 B、水酸化物・・・水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウム、塩基性炭酸マグネシウム C0炭酸塩・・・炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
ドロマイト、ドーソナイト等 り、 (亜)硫酸塩・・・硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、硫酸アンモニウム、亜硫酸カル シウム等 E、ケイ酸塩・・・タルク、クレー、マイカ、アスベス
ト、ガラス繊維、ガラスバルーン、 ガラスピーズ、ケイ酸カルシウム、 モンモリロナイト、ベントナイト等 F、炭素・・・カーボンブラック、グラファイト、炭素
繊維、炭素中空球等 G、その他・・・鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミニウム粉、
硫化モリブデン、ボロン繊維、炭化 ケイ素繊維、黄銅繊維、チタン酸カ リウム、窒化チタン、チタン酸ジル コン酸鉛、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸 バリウム、ホウ酸カルシウム、ホウ 酸ナトリウム、アルミニウムペース ト、タルク等 (2)有機化合物 木粉(松、樫、ノコギリクズなど)、殻繊維(アーモン
ド、ビーナツツ、モミ酸など)、着色した木綿、ジュー
ト、紙細片、セロハン片、ナイロン繊維、ポリプロピレ
ン繊維、デンプン、芳香族ポリアミド繊維等 これらの遮光性物質の中で、不透明化する無機化合物が
好ましく、特に、耐熱性、耐光性が優れ比較的不活性な
物質である、光吸収性のカーボンブラックと窒化チタン
とグラファイトが好ましい。
カーボンブラックの原料による分類例をあげるとガスブ
ラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、ア
ントラセンブラック、アセチレンブラック、チッチ1エ
ンカーボンブラツク、サーマルブラック、ランプブラッ
ク、油煙、松煙、アニマルブラック、ベジタブルブラッ
ク等がある。本発明では遮光性、コスト、物性向上の目
的ではファーネスカーボンブラックが望ましく、高価で
あるが帯電防止効果を有する遮光性物質としてはアセチ
レンカーボンブラック、変性副生カーボンブラックであ
るケッチエンカーボンブラックが望ましい、必要により
前者と後者を必要特性に従ってミックスすることも望ま
しい。
遮光性物質を配合する形態は種々あるが、マスターバッ
チ法がコスト、作業場の汚染防止等の点で望ましい、公
知文献の特公昭40−26196号では有機溶媒に溶解
した重合体の溶液中にカーボンブラックを分散せしめて
、重合体−カーボンブラックのマスターバッチをつくる
方法を、特公昭43−10362号にはカーボンブラッ
クをポリエチレンに分散してマスターバッチをつくる方
法を述べている。
本発明の感光材料用包装袋に使用する場合、カブリの発
生がなく、感光度の増減の発生が少なく、遮光能力が太
き(、各種の樹脂フィルムに添加した場合でもカーボン
ブラックの固り(ブッ)の発生やフィッシュアイ等フィ
ルム中にピンホールが発生しにくい点で、カーボンブラ
ックの中でも特にpH6,0〜9.0、平均粒子径10
〜120即、揮発成分が2.0%以下、吸油量が50m
/100 g以上のファーネスカーボンブラックが好ま
しい。
同じ量を添加して、できるだけ遮光性をよくするには、
内側(製品に接する側)に遮光性物質を配合しておくこ
とが望ましい。
上記遮光性物質は、使用樹脂、使用機械、コスト等によ
り使用形態として、粉末状着色剤、ペースト状着色剤、
潤性着色剤、マスターバッチ、染顔料、カラードペレッ
ト等がある。
また、遮光性物質の添加量は全体として光学濃度が5以
上になるようにすることが好ましい。
前記滑剤は、押出し適性及びフィルム成形性の改良、静
電気防止等のために添加するのが好ましい。
写真フィルムに悪影響を与えない市販の代表的滑剤塩と
製造メーカー名を以下に記載する。
(1)シリコーン系滑剤; 各種グレードのジメチルポリシロキサン及びその変性物
(信越シリコーン、東しシリコーン)等(2)オレイン
酸アミド滑剤; アーモスリップCP(ライオン・アクゾ)、ニュートロ
ン(日本晴化)、ニュートロンE−18(日本晴化)、
アマイドO(日東化学)、アルフロE−10(日本油脂
)、ダイヤミツド0−200(日本化成)、ダイヤミツ
ドG−200(日本化成)等 (3)エルカ酸アミド系滑剤; アルフローP−10(日本油脂)等 (4)ステアリン酸アミド系滑剤; アルフローS −10(日本油D) 、ニュートロン2
(日本晴化)、ダイヤミツド200(日本化成)等 (5)ビス脂肪酸アミド系滑剤; ビスアマイド(日本化成)、ダイヤミツド200ビス(
日本化成)、アーモワックスI!BS (ライオン・ア
クゾ)等 (6)アルキルアミン系滑剤; エレクトロストリッパーTS−2(花王石鹸)等(7)
炭化水素系滑剤: 流動パラフィン、天然パラフィン、マイクロワンクス、
合成パリフィン、ポリエチレンワックス、ポリプロピレ
ンワックス、塩素化炭化水素、フルオロカルボン等 (8)脂肪酸系滑剤; 高級脂肪酸(C12以上が好ましい)、オキシ脂肪酸等 (9)エステル系滑剤; 脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アルコ
ールエステル、脂肪酸のポリグリコールエステル、脂肪
酸の脂肪アルコールエステル等0(I)アルコール系滑
剤; 多価アルコール、ポリグリコール、ポリグリセロール等 00金属石けん; ラウリン酸、ステアリン酸、リシノール酸、ナフテン酸
、オレイン酸等の高級脂肪酸とLi、Mg、Ca、Sr
、Ba、Zn5CdSAf、Sn、Pb等の金属との化
合物等 前記帯電防止剤は、静電気故障等を防止するために添加
する。この帯電防止剤の代表例を以下に示す。
■非イオン界面活性剤(代表的成分ポリオキシエチレン
グリコール類) ■アニオン界面活性剤(代表的成分脂肪酸エステル類) ■陽イオン界面活性剤(代表的成分第4級アンモニウム
塩) ■両性界面活性剤 ■アルキルアミン誘導体 ■脂肪酸誘導体 ■各種滑剤 ■カーボンブラック、グラファイト ■金属表面被覆顔料 [相]金属粉末、金属フレーク ■炭素繊維 ■金属繊維 ■ウィスカー(チタン酸カリウム、窒化アルミナ、アル
ミナ) 前記非イオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族アミン、ソル
ビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ペンタエリスリット
、脂肪アルコールのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸
のエチレンオキサイド付加物、脂肪酸アミノまたは脂肪
酸アミドのエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノ
ールのエチレンオキサイド付加物、アルキルナフトール
のエチレンオキサイド付加物、多価アルコールの部分的
脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物、その他特
公昭63−26697号公報120頁記載の各種非イオ
ン帯電防止剤等。
前記アニオン界面活性剤の代表例を以下に示す。
ワシルイン酸硫酸エステルソーダ塩、各種脂肪酸金属塩
、シリルイン酸エステル硫酸エステルソーダ塩、硫酸化
オレイン酸エチルアニリン、オレフィンの硫酸エステル
塩類、オレイルアルコール硫酸エステルソーダ塩、アル
キル硫酸エステル塩、脂肪酸エチルスルフォン酸塩、ア
ルキルスルフォン酸塩、アルキルナフタレンスルフォン
酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、コハク酸エス
テルスルフォン酸塩、リン酸エステル塩等前記陽イオン
界面活性剤の代表例を以下に示す。
第1級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニウム
塩、ピリジン誘導体等 前記両性界面活性剤の代表例を以下に示す。
カルボン酸誘導体、イミダシリン誘導体、ベタイン誘導
体等 以上のような帯電防止剤は、0.01〜3.0重量%添
加されるのが好ましい。
前記ブロッキング防止剤は、ブロッキングを防止するた
めに添加する。このブロッキング防止剤はシリカ、炭酸
カルシウム、タルク(ケイ酸マグネシウム)、ケイ酸ア
ルミニウム、カルシウムシリケート、ジカルボン酸エス
テルアミド等があり、この中でシリカが好ましく、好ま
しい添加量は0.01〜5.0重量%である。 0.0
1重量%未満ではブロッキング防止効果が小さく、混練
経費増となるだけである。5.0重量%をこえると塊状
の不均一故障の発生が多くなるだけでなくフィルムの物
理強度やヒートシール性が低下する。
このシリカは、その平均粒子径が0.3〜20Jmであ
ることが好ましい。0.3−未満では凝集性が強くブツ
が多発する。その上ブロッキング防止効果も小さい、2
04をこえるとフィルム表面にシリカがでてフィルム表
面がざらつくだけでなく感光材料に擦り傷などが発生し
易くなる。
また、酸化防止剤を、ブツやフィッシュアイ発生防止と
着色故障等を防止するために添加することが好ましい。
この酸化防止剤の代表例を以下に示す。
(イ)フェノール系酸化防止剤 6−t−ブチル−3−メチルフェニール誘導体、2・6
−ジーt−y7チルーPクレゾールt −7’チルフエ
ノール)、2・2゛−メチレンビス−(4−エチル−6
−t−ブチルフェノール)、4・4゛−ブチリデンビス
(6−t−ブチル−m−クレゾール)、4・4′−チオ
ビス(6−t−ブチル−m−クレゾール)、4・4−ジ
ヒドロキシジフェニルシクロヘキサン、アルキル化ビス
フェノール、スチレン化フェノール、2・6−ジーt−
ブチル−4−メチルフェノール、n−オクタデシル−3
−(3’・5゛−ジーむ一ブチルー4゛−ヒドロキシフ
ェニル)プロピネート、2・2”−メチレンビス(4−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、4・4゛−チオ
ビス(3−メチル−6−も−ブチルフェニール)、4・
4”−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、ステアリル−β (3・5−ジー4−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1・1
・3−トリス(2−メチル−4ヒドロキシ−5−t−ブ
チルフェニル)ブタン、1・3・5トリメチル−2・4
・6−トリス(3・5−ジーも一ブチルー4ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン、テトラキス〔メチレン−3(3゛
・5”−ジ−t−ブチル−4゛−ヒドロキシフェニル)
プロピオネートコメタン等 (o)ケトンアミン縮合系酸化防止剤 6−ニトキシー2・2・4−トリメチル−1・2−ジヒ
ドロキノリン、2・2・4−トリメチル−1・2−ジヒ
ドロキノリンの重合物、トリメチルジヒドロキノリン誘
導体等 (ハ)アリルアミン系酸化防止剤 フェニル−α−ナフチルアミン、N−フェニル−β−ナ
フチルアミン、N−フェニル−N゛−イソピロピル−P
−フェニレンジアミン、N−N’−ジフェニル−P−フ
ェニレンジアミン、N −N’−ジ−β−ナフチル−P
−フェニレンジアミン、N−(3’−ヒドロキシブチリ
デン)−1−ナフチルアミン等 (=)イミダゾール系酸化防止剤 2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベ
ンゾイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベン
ゾイミダゾール等 (*)ホスファイト系酸化防止剤 アルキル化アリルホスファイト、ジフェニルイソデシル
フォスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト亜リン酸ソーダ、トリノニルフェニルフォスファイト
、トリフェニルフォスファイト等 (へ)チオ尿素系酸化防止剤 チオ尿素誘導体、1・3−ビス(ジメチルアミノプロピ
ル)−2−チオ尿素等 (ト)その他空気酸化に有用な酸化防止剤(チ)硫黄系
酸化防止剤 ジラウリルチオジプロピオネート、シミリスチルチオジ
プロピオネート、ラウリルステアリルチオジプロピオネ
ート(ジステアリルチオプロピオネート等 これらの中で特に好ましい酸化防止剤はフェノール系の
酸化防止剤であり、市販品としてはチバガイギー社のイ
ルガノックス各種と住友化学■のSumilizer 
BHT、 Sun+1lizer BH−75,Sum
ilizerWX−R,Sumi−1izer BP 
 101等である。
また、2.6−シーtブチル−p−クレゾール(BHT
)、低揮発性の高分子量フェノール型酸化防止剤(商品
名Ireganox 1010+ Ireganox 
1076+Topanol CA、 (onox 33
0等)、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリ
ルチオプロピオネート、ジアルキルフォスフェート等の
1種以上、特に2種以上を併用するのが効果的である。
フェノール系酸化防止剤と燐系酸化防止剤と併用すると
酸化防止効果が特に優れたものになるので好ましい。
添加量は例えば、ポリオレフィン系樹脂接着剤層や遮光
性ポリオレフィン系樹脂フィルムに添加する場合、約0
.003〜約2.0重量%である。
添加量が約0.003重量%未満では添加効果がほとん
どない。一方、添加量が約2.0重量%をこえると酸化
、還元作用を利用する写真フィルムに悪影響があり写真
性能に異常が発生する場合がある。
このため酸化防止剤は着色故障やプッやフィッシュアイ
が発生しない最少量を添加するようにすることが好まし
い。
さらにカーボンブラック等と併用すると酸化防止が相乗
的に効果を発揮する。特にフェノール系酸化防止剤とカ
ーボンブラックと燐系酸化防止剤と併用すると酸化防止
効果が相乗的に発揮され好ましい。
次に、その他の添加剤の代表例を以下に記載するが、本
発明はこれに限定されるものではなく、公知のあらゆる
ものの中から選択できる。
(添加剤種類)     (代 表 例)(1)可塑剤
  ;フタル酸エステル、グリコールエステル、脂肪酸
エステル、リ ン酸エステル等 (2)安定剤  ;鉛系、カドミウム系、亜鉛系、アル
カリ土類金属系、有機スズ 系等 (3)難燃剤  ;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エス
テル、ハロゲン化物、無I! 物、含燐ポリオール等 (4)充填剤  ;アルミナ、カオリン、クレー炭酸カ
ルシウム、マイカ、タル ク、酸化チタン、シリカ等 (5)補強剤  ;ガラスロービング、金属繊維、ガラ
ス繊維、ガラスミルドファ イバー、炭素繊維等 (6)劣化防止剤;紫外線吸収剤、金属不活性化剤、過
酸化物分解剤等 (7)カップリング荊;シラン系、チタネート系、クロ
ム系、アルミニウム系等 (8)各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 本発明の感光材料用包装袋は、光により品質・性能が破
壊されたり変色したり、硬化劣化したりする感光物質、
例えば、感光性樹脂フィルム、紫外線硬化フィルム、感
熱紙、ジアゾフィルム及び写真感光シートフィルムや印
画紙等の包装に用いられる。
特に、わずかなガスや光や湿度により品質が破壊される
写真感光材料、例えば、印画紙、印刷用版材、フォトポ
リマーを塗布した感光性フィルム、X線撮影用フィルム
、画像記録用写真フィルム、リスフィルム(印刷用フィ
ルム)等感光性シートフィルムの包装に最適である。
なお、本発明の感光材料用包装袋は、密封性を必要とす
る各種袋、例えば米袋、セメント袋、飼料袋、肥料袋、
食料品袋に適用できる。
また、本発明の感光材料用包装袋は、1重平袋、2重平
袋、1重ガゼツト袋、2重ガゼツト袋等公知のあらゆる
形態が可能である。製袋する方法は熱板接着法、インパ
ルス接着法、溶断接着法、超音波接着法、高周波接着法
など、従来公知のプラスチックフィルムの接着法による
。なお、接着剤、粘着剤を用いる接着法、感圧・感熱接
着剤を用いる接着法で製袋することも可能である。
〔作用〕
本発明の感光材料用包装袋では、滑性熱可塑性樹脂フィ
ルムが感光材料の出し入れを容易にし、防滑性熱可塑性
樹脂フィルムが摩耗、ピンホールが発生しない程度にお
いて包装袋間の摩擦力を充分確保し包装袋が容易に移動
しないようにする。
〔実施例〕
本発明による感光材料用包装袋の実施例を第1図から第
8図に基づいて説明する。
第1図から第8図は、それぞれ感光材料用包装袋の層構
成を示す部分断面図である。
第1図の感光材料用包装袋は、二輪延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム1と金属蒸着膜2とからなる金属蒸着二軸延伸熱
可塑性樹脂フィルム■゛の両側に、遮光性物質を含む滑
性熱可塑性樹脂フィルム3aと熱可塑性樹脂フィルム4
aとからなる遮光性二層共押出し滑性フィルムUaと、
遮光性物質を含む防滑性熱可塑性樹脂フィルム5aと熱
可塑性樹脂フィルム4aとからなる遮光性二層共押出し
防滑性フィルムmaとが、遮光性物質を含む熱可塑性樹
脂フィルム4aが金属蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィル
ムI側となるように接着剤N6を介した積層されている
第2図の感光材料用包装袋は、二軸延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム1と金属蒸着膜2とからなる金属蒸着二軸延伸熱
可塑性樹脂フィルム■の両側に、遮光性物質を含む滑性
熱可塑性樹脂フィルム3aと遮光性物質を含まない熱可
塑性樹脂フィルム4とからなる遮光性二層共押出し滑性
フィルムUaと、遮光性物質を含む防滑性熱可塑性樹脂
フィルム5aとが、熱可塑性樹脂フィルム4が金属蒸着
二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムI側になるように遮光性
物質を含まない接着剤層6を介して積層されている。
第3図の感光材料用包装袋は、二軸延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム1と金属蒸着膜2とからなる金属蒸着二軸延伸熱
可塑性樹脂フィルム■の両側に、遮光性物質を含む滑性
熱可塑性樹脂フィルム3aと、遮光性物質を含まない防
滑性熱可塑性樹脂フィルム5と遮光性物質を含む熱可塑
性樹脂フィルム4aとからなる遮光性二層共押出し防滑
性フィルムmaとが、遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フ
ィルム4aが金属蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム■
側になるように遮光性物質を含まない接着剤層6を介し
て積層されている。
第4図の感光材料用包装袋は、遮光性物質を含む二軸延
伸熱可塑性樹脂フィルムIaと金属蒸着膜2とからなる
金属蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムIaの両側に、
遮光性物質を含む滑性熱可塑性樹脂フィルム3aと、遮
光性物質を含まない防滑性熱可塑性樹脂フィルム5とが
、防滑性熱可塑性樹脂フィルム5は遮光性物質を含む接
着剤層6を介して、滑性熱可塑性樹脂フィルム3aは直
接積層されている。
第5図の感光材料用包装袋は、二輪延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム1と金属蒸着膜2とからなる金属蒸着二輪延伸熱
可塑性樹脂フィルムIの両側に、遮光性物質を含む滑性
熱可塑性樹脂フィルム3aと、遮光性物質を含む防滑性
熱可塑性樹脂フィルム5aとが直接積層されている。
第6図の感光材料用包装袋は、二軸延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム1と金属蒸着膜2とからなる全屈蒸着二輪延伸熱
可塑性樹脂フィルムIに両側に、遮光性物質を含む滑性
熱可塑性樹脂フィルム3aと、遮光性物質を含む防滑性
熱可塑性樹脂フィルム5aと遮光性物質を含む熱可塑性
樹脂フィルム4aとからなる遮光性二層共押出し防滑性
フィルムmaとが、遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィ
ルム4aが金属蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム■側
になるように遮光性物質を含む接着剤層6aを介して積
層されている。
第7図の感光材料用包装袋は、二軸延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム1と金属蒸着膜2とからなる金属蒸着二輪延伸熱
可塑性樹脂フィルムIの両側に、遮光性物質を含む滑性
熱可塑性樹脂フィルム3aと、遮光性物質を含む熱可塑
性樹脂フィルム4aとからなる遮光性二層共押出し滑性
フィルムIIaをブロッキング接着Bした遮光性滑性ブ
ロッキング接着フィルムIVaと、遮光性物質を含む防
滑性熱可塑性樹脂フィルム5aが、遮光性物・質を含ま
ない接着剤層6を介して積層されている。
第8図の感光材料用包装袋は、二輪延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム1と金属蒸着ll!2とからなる金属蒸着二軸延
伸熱可塑性樹脂フィルム■の両側に、遮光性物質を含む
滑性熱可塑性樹脂フィルム3aと遮光性物質を含まない
熱可塑性樹脂フィルム4とからなる遮光性二層共押出し
滑性フィルムI[aをブロッキング接着Bした遮光性滑
性ブロッキングフィルムIVaと、遮光性物質を含まな
い防滑性熱可塑性樹脂フィルム5と遮光性物質を含む熱
可塑性樹脂フィルム4aとからなる遮光性二層共押出し
防滑性フィルムmaをブロッキング接着Bした遮光性防
滑性ブロッキングフィルムVaとが、遮光性物質を含ま
ない接着剤層6を介して積層されている。
本発明品■ 層構成は第1図に相当する。
遮光性物質を含む滑性熱可塑性樹脂フィルム3aはMI
が2.1g/10分、密度が0.920g/cI11の
エチレン・αオレフイン共重合体樹脂92.2重量%、
Mrが2.4g/10分、密度が0.923g/cff
lのホモポリエチレン樹脂4.5重量%、ファーネスカ
ーボンブラック3.0重量%、ブロッキング防止剤とし
て合成シリカ0.1重量%、滑剤としてエルカ酸アミド
0.05重量%、ステアリン酸カルシウム0.15重量
%からなり、滑り角度12度、厚さ50虜とした。
遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルム4aは、耐摩耗
性の向上とブロッキング防止物質として作用するMlが
1.1g/10分、密度が0.954g/c+dのHD
PE樹脂25重量%、Mlが2.0g/10分、密度が
0.920g/cmのエチレン・オクテン−1共重合体
樹脂71.87重景%、ファーネスカーボンブラック3
重量%、ブロッキング防止剤として合成シリカ0゜1重
量%、滑剤としてエルカ酸アミド0.03重量%からな
り、滑り角度16度、厚さ50−とした。
遮光性物質を含む防滑性熱可塑性樹脂フィルム5aは、
Mlが2.0g/10分、密度が0.920g/aaの
エチレン・4メチルペンテン−1共重合体樹脂91.9
重量%、ブロッキング防止物質として作用するMlが1
.1g/10分、密度が0.954g/cdのHDPE
樹脂5重量%、ファーネスカーボンブラック3重量%、
ブロッキング防止剤として合成シリカ0.1重量%から
なり、滑り角度33度、厚さ50−とした。
金属蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムIは、二軸延伸
熱可塑性樹脂フィルム1である厚さ15Imの二軸延伸
ナイロンフィルムに金属蒸着膜2としてアルミニウムを
400人真空蒸着したアルミニウム真空蒸着二軸延伸ナ
イロンフィルムとした。
接着剤層6は、Mlが5.1g/10分、密度が0.9
19g10!の低密度ホモポリエチレン樹脂エクストル
ージョンラミネート接着剤を用い、タンデムラミネート
法により1工程で積層した。
得られた積層フィルムを用いて、タテ30.4cm、ヨ
コ36.8cmの3方ヒ一トシール袋を作成し、リスフ
ィルム50枚を密封して南足柄市から大阪まで往復する
輸送テストを行ったが、ピンホール、スタチックの発生
が皆無で、発塵も大巾に減少した。
またこのリスフィルム50枚を封した密封袋を10袋、
台車に積み重ねて20m運搬したが、落下も起こらず荷
崩れも生じなかった。
積層フィルムの物性を第1表に示す。
第1表 本発明品■ 積層フィルムの構成は本発明品Iと同一であるが、フィ
ルムの厚さを501.mから35−に変更した。
この積層フィルムを用いて、第9図に示すような、積層
フィルムを2枚重ねた高さh =71.2cm、幅!=
82.7am、ヒートシール長さa=10cm、上端ま
での間隙b=3cm、ヒートシール幅c=1cmの三方
ヒートシール二重袋を作成した。この、三方ヒートシー
ル二重袋に67ΩX78cm寸法のリスフィルム5゜枚
を密封包装し、南足柄市と大阪間を往復する輸送テスト
を行ったが、ピンホール、スタチックの発生が皆無で、
発塵も大巾に減少した。
また、このリスフィルム50枚を密封した密封袋を10
袋、台車に積み重ねて20m運搬したが、落下も起こら
ず荷崩れも生じなかった。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成したので、感光材料を容易に
出し入れでき、かつ感光材料を収納した包装袋の積載や
運搬において、荷崩れや落下を防止でき、またこのよう
な動きが少ないため、ピンホールが発生せず、かつ塵の
発生も少な(できる。
さらに、外箱を使用せずに積載が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図は、本発明の感光材料用包装袋の部分
断面図、第9図は感光材料用包装袋の一実施例の斜視図
である。 3.3a・・・滑性熱可塑性樹脂フィルム5.5a・・
・防滑性熱可塑性樹脂フィルムa;遮光性物質を含むこ
とを示す。 第 区 第 第 図 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 弔 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 最内層に積層された滑り角度が15度未満の滑性熱可塑
    性樹脂フィルムと、最外層に積層された滑り角度が15
    度〜45度の防滑性熱可塑性樹脂フィルムとを具備する
    ことを特徴とする感光材料用包装袋
JP7801289A 1989-03-31 1989-03-31 感光材料用包装袋 Pending JPH02259639A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005275196A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 写真感光材料包装材料及び写真感光材料包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005275196A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 写真感光材料包装材料及び写真感光材料包装体

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