JPH03161743A - 写真感光材料用包装材料 - Google Patents

写真感光材料用包装材料

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JPH03161743A
JPH03161743A JP30077389A JP30077389A JPH03161743A JP H03161743 A JPH03161743 A JP H03161743A JP 30077389 A JP30077389 A JP 30077389A JP 30077389 A JP30077389 A JP 30077389A JP H03161743 A JPH03161743 A JP H03161743A
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JP
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film
films
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thermoplastic resin
resin
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JP30077389A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Akao
睦男 赤尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真感光材料の包装袋に適した写真感光材料
用包装材料に関する。
〔従来の技術〕
写真感光材料のように光に曝されるとその品質価値を失
うものについては、光を完全に遮る包装材料が使用され
ている。この包装材料には上記遮光性のほかピンホール
が生ぜず、密封性、防湿性、ガスバリャ性を有し、十分
な物理強度とスタチック(火花放電)防止性を有する等
の諸性質が必要である。
従来、これら諸性能を満足するものとして、包装材料の
外側からポリエステル層、アルξニウム層、遮光性物質
および非イオン性帯電防止剤を含むポリオレフィン系樹
脂層から構或された包装材料があった(特公昭63−2
6697号公報)。
〔発明が解決しようとする課題] 上述した従来の包装材料は、防湿性およびガスバリャ性
が常に優れたものでなく、帯電防止剤をヒートシールさ
れるポリオレフィン系樹脂層に含むため、経時によりブ
リードアウトを起すのでヒートシール性に問題があり、
また写真感光材料の感光層に帯電防止剤が転写して現像
阻害を起すこともあった。
本発明は、上記問題点を解決し、防湿性、ガスバリャ性
、帯電防止性を確実に確保でき、しかも外観、ヒートシ
ール性が優れ、安価で、かつ写真感光材料に現像阻害を
発生させない新規な感光材料用包装材料を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達或するためになされたもので、
1枚だけでも防湿性、ガスバリャ性、帯電防止性、遮光
性等の多くの特性を有する金属蒸着熱可塑性樹脂フィル
ムを、2枚用いて特殊な層構威としたものである。
すなわち、本発明の写真感光材料用包装材料は、熱可塑
性樹脂フィルムに金属蒸着膜を加工した二枚の金属蒸着
熱可塑性樹脂フィルムが、該金属蒸着膜同士が接着剤層
を介して対面するように積層されていることを特徴とし
て構威されている。
本発明で用いる金属蒸着熱可塑性樹脂フィルムは、熱可
塑性樹脂フィルムに金属蒸着膜を加工したものである。
金属蒸着膜を施す熱可塑性樹脂フィルムは、各種ポリプ
ロピレン樹脂フィルム、各種ポリエステル樹脂フィルム
、ビニルアルコール・エチレン共重合体樹脂フィルム、
高密度ポリエチレン樹脂フィルム、各種ボリアミド樹脂
フィルム、ポリカーボネート樹脂フィルム、ポリスチレ
ン樹脂フィルム等およびこれらのいずれかの樹脂と他の
樹脂との混合樹脂フィルム等が用いられる。この熱可塑
性樹脂フィルムは、無延伸フィルム、一軸分子配向(伸
を含む)フィルムまたは二輪分子配向(延伸を含む)フ
ィルムでもよいが、一軸分子配向フィルムまたは二軸分
子配向フィルムが好ましい。
一軸分子配向熱可塑性樹脂フィルムは、分子が1軸方向
に配向された熱可塑性樹脂フィルムである。代表的な1
軸分子配向熱可塑性樹脂フィルムとしては、1軸延伸熱
可塑性樹脂フィルムがあり、また分子を強制的に1軸方
向に配向させる装置を用いて作製したフィルムもある。
本発明では、このような一軸分子配向熱可塑性樹脂フィ
ルムは、分子配同軸方向とこれに直角方向との引裂き強
度の差が2倍以上となっているものを言う。
特に、延伸倍率が3倍以上の1軸延伸熱可塑性樹脂フィ
ルムが好ましい。
分子配向方向は縦、横または斜めであり、縦方向に分子
配向された熱可塑性樹脂フィルムはメルトインデックス
と密度を限定した高密度ポリエチレン樹脂を用いること
により容易に入手することができる. また物理強度を向上させるために架橋させた、例えば一
軸延伸架橋ポリエチレン樹脂フィルムを用いることもで
きる. 市販の一軸分子配向熱可塑性樹脂フィルムの代表例とし
ては、横一軸延伸熱可塑性樹脂フィルムとして東洋化学
■製カラリャンフィルムがあり、斜め一軸分子配向熱可
塑性樹脂フィルムとして三井石油化学■製KMフィルム
がある。
縦一軸または横一軸分子配向熱可塑性樹脂フィルムの製
造方法としては、テンタ一方式、チューブ方式等があり
、いずれの方式で作製した熱可塑性樹脂フィルムも本発
明に適用可能である.斜め一軸分子配向熱可塑性樹脂フ
ィルムの代表的な製造方法としては、特開昭47−34
656号公報、同48−100464号号公報、同59
−127725号公報、同59−122726号公報、
特公昭40−5319号公報、同47−:38621号
公報、同47−39927号公報、同53−18072
号公報等に記載されているが、本発明で使用するものの
製造方法は必ずしもこれらに限定されない。
二軸分子配向熱可塑性樹脂フィルムは、前記樹脂フィル
ムを同時二輪延伸、あるいは遂次二軸延伸のような公知
の二輪延伸方法で、縦方向(MD方向)および横方向(
CD方向)に各々1.5〜20倍、好ましくは3〜15
倍延伸したフィルムである。
二輪分子配向熱可塑性樹脂フィルムは、樹脂をTダイフ
ィルム戊形機またはインフレーションフィルム或形機で
二軸延伸してフィルム状に威形する。
この二輪延伸熱可塑性樹脂フィルムは、一般的には経済
性の点から厚さが70〜60μに戒形される。
厚さが70一未満ではラミネート工程でシワや切断が発
生しやすく、60−を越えると剛性が大きすぎ製袋製や
取り扱い性が悪くなる上に高価になり写真感光材料用包
装材料としては好ましくない。
市販の代表的な二輪延伸熱可塑性樹脂フィルムとしては
、 東   レ   製;トレファン80フィルム(二輪延
伸ppフィルム)、ルミラー フィルム(二軸延伸ポリエス テルフィルム) 三昌樹脂製;サンオリエントフィルム (二輪延伸ppフィルム) 三菱モン雫ント化戒製;サントクリアフィルム(二輪延
伸ポリスチレンフィルム) 三菱樹脂製:スチレックスフィルム(二輪延伸ポリスチ
レンフィルム)、 ダイアホイルフィルム(二軸 延伸ポリエステルフィルム) ソマール工 業 製;トレスターフィルム(二輪延伸ポ
リエステルフィルム) 東洋紡績製;ハーデンフィルム(二輪延伸ナイロンフィ
ルム)、パイレ ンOTフィルム(二輪延伸ポリ プロピレンフィルム)、東洋 紡ポリエステルフィルム(二 輪延伸ポリエステルフィルム) ユ ニ チ カ 製:エンブレムフィルム(二輪延伸ナ
イロンフィルム) ダ イ セ ル製;セネシーフィルム(二軸延伸ボリプ
ロビレンフィルム) 興  人  製;ボニールフィルム(二輪延伸ナイロン
フィルム)、ポリセ ットフィルム(二輪延伸ポリ プロピレンフィルム) 帝  人  製;帝人テトロンフィルム(二軸延伸テト
ロンフィルム) デ ュ ポ ン 製;マイラーフィルム(二輪延伸テト
ロンフィルム) 本州 製紙製:アルファンフィルム(二輪延伸ポリプロ
ピレンフィルム) 等がある。
なお、無延伸フィルムを用いる場合は、耐熱性、ヒート
シール性等の点からポリプロピレン樹脂フィルムが好ま
しい。
本発明の写真感光材料用包装材料を包装袋として用いる
場合は、二枚の金属蒸着熱可塑性樹脂フィルムの一方の
熱可塑性樹脂フィルムをヒートシ一ルが可能であるよう
にする。
ヒートシール可能な熱可塑性樹脂フィルムとしては、各
種ポリオレフィン樹脂を50重量%以上含む、特にエチ
レン共重合体樹脂を10重量%以上含むポリオレフィン
樹脂フィルムが好ましい.ポリオレフィン樹脂フィルム
としては、ホモポリエチレン樹脂、エチレンーαオレフ
ィン共重合体樹脂、脂プロピレンーαオレフィン共重合
体樹脂の1つ以上を含む一軸又は二輪分子配向熱可塑性
樹脂フィルムが好ましい。
エチレン共重合体樹脂の代表例を以下に示す.(1)エ
チレンー酢酸ビニル共重合体樹脂(2)エチレンープロ
ピレン共重合体樹脂(3)エチレン−1−プテン共重合
体樹脂(4)エチレンープタジエン共重合体樹脂(5)
エチレンー塩化ビニル共重合体樹脂(6)エチレンーメ
タクリル酸メチル共重合体樹脂(7)エチレンーアクリ
ル酸メチル共重合体樹脂(8)エチレンーアクリル酸エ
チル共重合体(以後EEAと表示)樹脂 (9)エチレンーアクリロニトリル共重合体樹脂(10
)エチレンーアクリル酸共重合体(以後EAAと表示)
樹脂 (11)アイオノマー樹脂(エチレンと不飽和酸との共
重合物を亜鉛などの金属で架橋した樹脂)(12)エチ
レンーαオレフィン共重合体樹脂(L二LDPE樹脂) (13)エチレンープロピレンーブテンー1三元共重合
体樹脂 (14)変性ポリオレフィン樹脂 (15)エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂等エ
チレン共重合体樹脂の中では、フィルム戒形性およびヒ
ートシール適性が良く、破袋強度、衝撃穴あけ強度およ
び引裂き強度が大きいのでL一LDPE樹脂とEEA樹
脂が好ましい。
L − L D P E (Liner Low De
nsity  Polyetyle−ne)樹脂は第3
のポリエチレン樹脂と称され、中・低密度、高密度両ポ
リエチレン樹脂の利点を併せもつ省エネルギー、省資源
という時代の要請に合致する低コスト、高強度の樹脂で
ある。この樹脂は低圧法又は高圧改良法でエチレンと炭
素数が3〜13個、好ましくは4〜10個のα−オレフ
ィンを共重合させたコポリマーで線状の直鎖に短分岐を
もった構造の低・中密度のエチレン共重合体樹脂である
。物理強度やコストの点で好ましいαオレフィンとして
はブテンー■,オクテンーl1ヘキセン−1、4−メチ
ルペンテン−1、ヘプテン−1などが使用される。密度
は一般に低・中密度ポリエチレン樹脂程度とされている
が、市販品では0.87〜0.95g/cjの範囲内に
あるものが多い。
L−LDPE樹脂の重合プロセスとしては中・低圧装置
を用いる気相法、液相法と高圧改良法装置を用いるイオ
ン重合法等がある。
市販のL−LDPE樹脂の代表的具体例を以下に示す。
エチレン・ブテンー1共重合体樹脂 GレジンとNUC−FLX (UCC社)ダウレソクス
       (ダウケミカル社)スクレア−    
    (デュポンカナダ社)マーレックス     
  (フィリップス社)スタξレックス     (D
SM社)エクセレンVL      (住友化学)ネオ
ゼックス      (三井石油化学)日石リニレック
ス    (日本石油化学)NUCポリエチレンーLL
(日本ユニカー)出光ポリエチレンL   (出光石油
化学)エチレン・ヘキセン−l共重合体樹脂 TUFLIN       (UCC社)TUFTHE
NE      (日本ユニカー)エチレン・4メチル
ベンテン−1共重合体樹脂ウルトゼックス     (
三井石油化学)エチレン・オクテン−1共重合体樹脂 スタξレックス     (DSM社)ダウレックス 
     (ダウケミカル社)スクレアー      
  (デュポンカナダ社)MORETEC      
(出光石油化学)これらのL−LDPE樹脂の中で物理
強度とヒートシール強度の点から特に好ましいのは、メ
ルトインデックス(以後MIと表示)が0.5〜15g
llO分( ASTM D−1238=JIS K−6
760) 、密度が0.870〜0 . 945g/c
ffl (^STM D−1505=JIS K−67
60) 、そしてα−オレフィンの炭素数が6〜8個の
液相法プロセスと気相法プロセスで得られたものである
特に好ましい代表的な例を商品名であげると、ポリエチ
レンにα−オレフィン側鎖として炭素数6個の4−メチ
ルペンテン−1を導入した三井石油化学■のウルトゼッ
クスおよびα−オレフィン側鎖として炭素数8個のオク
テン−1を導入した出光石油化学■のMORETECと
DSM社のスタミレックスとダウケミカル社のダウレッ
クスがある(以上4社品共液相法プロセスで得られたL
−LDPE樹脂である。)。
低圧法の気相法プロセスで得られた好ましい代表的な例
を商品名であげると、α−オレフィン側鎖として炭素数
6個のヘキセンー1を導入したUCC社のTUFLIN
及び日本ユニカー味のTUFTHENE等がある。
熱可塑性樹脂フィルムに金属蒸着膜を加工する方法とし
ては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンブレーテ
ィング法、電子ビーム蒸着法など従来の公知の方法があ
る。これらの方法の中では、安価な点で真空蒸着法が好
ましい。
金属蒸着膜に用いる金属としては、Aj!,Sn、Zn
, CO、Nl..FeSCu等の金属単体、またはそ
の合金、その他蒸着可能な金属があり、コスト加工しや
すさの点からAl(アルミニウム)が好ましい。
アルもニウムの純度は95%以上が好ましく、特に99
%以上が好ましい。
金属蒸着膜の厚さは、熱可塑性轡脂フィルムの熱劣化防
止、遮光性、防湿性、ガスバリャ性、帯電防止性等の特
性確保及びコスト、品質の点から55〜1200人が好
ましく、特に100〜800人が好ましい。
厚さが55人未満では金属蒸着熱可塑性樹脂フィルムに
発生する帯電を減少させる効果が小さく、防湿性、遮光
性、ガスバリャ性等を確保することが困難になる。一方
、厚さが1200人を越えると、帯電防止性、防湿性、
ガスバリャ性、遮光性は金属蒸着熱可塑性樹脂フィルム
1枚だけでも確保できるが、コスト及び真空蒸着法等で
ルよ蒸着のための加熱により熱可塑性樹脂フィルムが溶
融したり劣化し、物理強度の点で問題がある。
金属蒸着膜の接着力を増大させるために、金属蒸着膜を
加工する熱可塑性樹脂フィルムの表面に、コロナ放電処
理、フレーム処理、オゾン処理、アンカー剤塗布、下塗
り層塗布等を行ってもよい。
また金属蒸着膜の保護のために保護層を施してもよい。
金属蒸着膜の保護層としては、ブチラール樹脂、アクリ
ル樹脂、酢酸繊維素等のセルローズ系樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリアミド樹脂、エボキシ樹脂、塩化ビニル共
重合体樹脂、ポリエステル樹脂、アイオノマー樹脂、エ
チレンーエチルアクリレート共重合体(EEA )樹脂
、各種ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等を使用
できる。また、ワックス、ゼラチン、ポリビニルアルコ
ール等も使用できる。
金属蒸着膜の保護層は極薄の厚さで形威するのがよい。
押出しラξネート法で設ける場合でも50一以下にしな
いと静電気の除去は不充分となる。
公知の溶液塗布法またはスプレー塗布法等によ,り5一
以下の厚さにすると、金属蒸着膜の保護ができ静電気の
除去効果も大である。
上記金属蒸着熱可塑性樹脂フィルムは、接着剤を用いて
湿式ラミネート法、乾式ラミネート法、ホットメルトラ
ミネート法、エクストルジョンラξネート法、共押出し
ラミネート法等の公知の方法により、金属蒸着膜が対面
するように積層される。
接着剤層を成形する接着剤の代表的なものとしては、エ
クストルージョンラミネート接着剤層用としては、各種
ポリエチレン樹脂、各種ポリプロピレン樹脂、エチレン
ープロピレン共重合体樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重
合体樹脂、エチレンエチルアクリレート共重合体樹脂等
のエチレン共重合体樹脂、特殊なものとしてエチレンー
アクリル酸共重合体樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン
変性樹脂、プロピレン変性樹脂、熱溶融型ゴム系接着剤
等がある。
溶液状接着剤としては、ウェットラミネート用接着剤、
ノリ等があり、エマルジョン状、ラテックス状、ペース
ト状等の接着剤である。
エマルジョン型接着剤の代表例としては、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂、酢酸ビニルーエチレン共重合体樹脂、酢酸ビニ
ルとアクリル酸エステル共重合体樹脂、酢酸ビニルとマ
レイン酸エステル共重合体樹脂、アクリル酸共重合物、
エチレンーアクリル酸共重合物等のエマルジョンがある
ラテックス型接着剤の代表例としては、天然ゴム、スチ
レンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタ
ジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)等の
ゴムラテックスがある。
ドライラ湾ネート用接着剤としてはインシアネート系接
着剤、ウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤等があ
る。
その他、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワ
ックス、エチレンー酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン
ーエチルアクリレート共重合体樹脂等をブレンドしたホ
ットメルトラミネート接着剤、感圧接着剤、感熱接着剤
等公知の接着剤を用いることもできる。
エクストルージョンラミネート用ポリオレフィン系樹脂
接着剤は、より具体的にいえば、各種ポリエチレン樹脂
、各種ポリプロピレン樹脂、ポリブチレン樹脂などのポ
リオレフィン樹脂からなる重合物及びエチレン共重合体
(EVA.EEA等)樹脂、その他、L−LDPE樹脂
のように、エチレンの一部他のモノマー(α−オレフィ
ン)を共重合させたもの、Dupon t社のサーリン
、三井ポリケごカル社のハイミラン等のアイオノマー樹
脂(金属イオン共重合体樹脂)及び三井石油化学■のア
ドマー(接着性ボリマー)等の変性樹脂がある。その他
紫外線硬化型接着剤等も最近使われはじめた。
特にLDPE樹脂とL−LDPE樹脂が安価でラミネー
ト適性に優れているので好ましい。また、前記記載樹脂
を2種以上ブレンドして各樹脂の欠点をカバーした混合
樹脂は特に好ましい。
熱可塑性樹脂を用いたエクストルーションラミネート法
による接着剤層の厚さは、通例6−〜50μs、好まし
くは9一〜30I!mであるが、コスト、接着強度、ラ
ミネート速度、積層体の全厚さ等に基づいて定められる
ので、この数値に特に限定されない。
本発明においては、遮光性を確保するための遮光性物質
は必須ではないが、さらに遮光性を向上させるため熱可
塑性樹脂フィルムや接着剤層等に遮光性物質を添加する
ことができる。
遮光性物質は、公知の遮光性物質を用いることができる
が、それらの遮光性物質の中で、耐熱性および耐光性が
優れ、比較的不活性な物質である光吸収性のカーボンブ
ラックが好ましく、特に平均粒子径が80H以下のカー
ボンブラックが好ましく、また、ファーネスカーボンブ
ラックが、安価で遮光能力が大きく、写真感光材料に悪
影響を及ぼす物質の含有量が少ないので好ましい。さら
に高価であるが帯電防止を兼ねたアセチレンカーボンブ
ラックや、DBP吸油量が40d/100 g以上、重
金属含有量が500PPm以下の導電性カーボンブラッ
クも好ましい。
本発明では必要により以下の添加剤を使用することがで
きる。
添加剤の代表例を以下に記載するが、本発明はこれに限
定されるものではなく、公知のあらゆるものの中から選
択できる。
(添加剤種類)   (代 表 例) (1)酸化防止剤 ;フェノール系酸化防止剤、アミン
系酸化防止剤、イミダゾール 系酸化防止剤、ホスファイト系 酸化防止剤、チオ尿素系酸化防 止剤 (2)可塑剤; フタル酸エステル、グリコールエステ
ル、脂肪酸エステル、リ ン酸エステル等 (3)安定剤   ;鉛系、カドξウム系、亜鉛系、ア
ルカリ土類金属系、有機スズ 系等 (4)難燃剤   ;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エ
ステル、ハロゲン化物、無機 物、含燐ポリオール等 (5)充填剤   ;アルミナ、カオリン、クレー炭酸
カルシウム、マイカ、タル ク、酸化チタン、シリカ等 (6)補強剤   ;ガラスロービング、金属繊維、ガ
ラス繊維、ガラスミルドファ イバー、炭素繊維等 (7)劣化防止剤 ;紫外線吸収剤、金属不活性化剤、
過酸化物分解剤等 (8)カップリング剤;シラン系、チタネート系、クロ
ム系、アルミニウム系等 (9)各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 QO)滑剤    ;シリコーン系滑剤、オレイン酸ア
ξド系滑剤、ビス脂肪酸アミ ド系滑剤、アルキルアミン系滑 剤、炭酸水素系滑剤、エステル 系滑剤、アルコール系滑剤、金 属石けん、各種界面活性剤等 本発明の係る写真感光材料用包装材料を用いて包装する
写真感光材料の代表例を以下に示す。
*ハロゲン化銀写真感光材料(レントゲン写真フィルム
、印刷用フィルム、白黒及びカラー印画紙、カラーフィ
ルム、印刷用マスター紙、DTP感光材料、電算写植フ
ィルム及びペーパー、マイクロフィルム、映画用フィル
ム、自己現像型写真感光材料、直接ポジ型フィルム及び
ペーパー等)*ジアゾニウム写真感光材料(4−モルフ
ォリノベンゼンジアゾニウムマイクロフィルム、マイク
ロフィルム、複写用フィルム、印刷用版材等)*アジド
、ジアジド系写真感光材料(パラアジドベンゾエード、
4,4”ジアジドスチルベン等を含む感光材料、例えば
複写用フィルム、印刷用版材等) *キノンアジド系写真感光材料(オルソーキノンジアド
、オルソーナフトキノンジアジド系化合物、例えばベン
キノン(1゜ 2)一ジアジドー(2)−4−スルフォ
ン酸フェニルエーテル等をt むm光材料、例えば印刷
用版材、複写用フィルム、密着用フィルム等) *フォトボリマー(ビニル系モノマー等を含む感光材料
、印刷用版材、密着用フィルム等)*ボリビニル桂皮酸
エステル系(例えば印刷用フィルム、I.C用レジスト
等) なお、各種の光や酸素や亜硫酸ガス等により変質、劣化
する感光物質、例えば食品(バター、ピーナッツ、マー
ガリン、スナック製品、ツマミ、菓子、お茶、ノリ等)
、医療品(胃腸薬、カゼ薬等の粉末状、顆粒状の袋入薬
品)、ABS樹脂、染料、顔料、写真現像薬品、写真定
着薬品、トナー等の包装にも適用することができる。
本発明の写真感光材料用包装材料を適用する包装形態と
しては、一重平袋、二重平袋、自立袋、一重ガゼット袋
、二重ガゼット袋、スタンデングパウチ、手堤袋などの
包装袋のほか、積層フィルム、防湿箱の内貼り、明室装
填遮光マガジンの内貼り、マガジンレス明室装填用遮光
部材、リーダー紙等がある。
〔作用〕
本発明の写真感光材料用包装材料は、2枚の金属蒸着熱
可塑性樹脂フィルムの金属蒸着膜が遮光性、防湿性、ガ
スバリャ性および帯電防止性を完全に確保し、2枚の熱
可塑性樹脂フィルムが金属蒸着膜を保護し、物理強度を
確保し、ヒートシールが可能な一方の熱可塑性樹脂フィ
ルムが密封性、遮光性、ガスバリャ性を確保する。
〔実施例〕
本発明の写真感光材料用包装材料の実施例を第1図から
第5図に基づいて説明する。
第1図から第5図はそれぞれ本発明の写真感光材料用包
装材料の層構或を示す部分断面図である。
第1図の写真感光材料用包装材料は、二輪延伸熱可塑性
樹脂フィルムlに金属蒸着膜2を蒸着した金属蒸着二輪
延伸熱可塑性樹脂フィルム3と、無延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム4に金属蒸着11!2を蒸着した金属蒸着無延伸
熱可塑性樹脂フィルム5とが、接着剤層6を介して、金
属蒸着膜2.2が対面するように積層されている。
第2図の写真感光材料用包装材料は、金属蒸着二輪延伸
熱可塑性樹脂フィルム3と、一軸分子配向(延伸を含む
)熱可塑性樹脂フィルム7に金属蒸着膜2を蒸着した金
属蒸着一軸分子配向熱可塑性樹脂フィルム8とが、接着
剤N6を介して、金属蒸着膜2.2が対面するように積
層されている。
第3図の写真感光材料用包装材料は、金属蒸着二輪延伸
熱可塑性樹脂フィルム3と、遮光性物質を含む一軸分子
配向(延伸を含む)熱可塑性樹脂フィルム7aに金属蒸
着膜2を蒸着した遮光性金属蒸着一軸分子配向熱可塑性
樹脂フィルム8aとが、接着剤層6を介して、金属蒸着
II5!2.  2が対面するように積層されている。
第4図の写真感光材料用包装材料は、金属蒸着一軸分子
配向熱可塑性樹脂フィルム8と、金属蒸着無延伸熱可塑
性樹脂フィルム5とが、遮光性物質を含む接着剤層6a
を介して、金属蒸着膜2.2が対面するように積層され
ている。
第5図の写真感光材料用包装材料は、金属蒸着一軸分子
配向熱可塑性樹脂フィルム8.8が、遮光性物質を含む
接着剤層6aを介して、分子配向軸が交叉し、且つ金属
蒸着膜2.2が対面するように積層されている。
本発明品I 層構或は第1図に相当する。
金属蒸着二輪延伸熱可塑性樹脂フィルム3は、二輪延伸
熱可塑性樹脂フィルム1を厚さ12mの二軸延伸ポリエ
ステル樹脂フィルムとし、金属蒸着膜2を厚さ400大
のアルミニウム真空蒸着膜とした。
金属蒸着無延伸熱可塑性樹脂フィルム5は、無延伸熱可
塑性樹脂フィルム4を厚さ25Jffllの無延伸プロ
ピレン・エチレンブロック共重合体樹脂フィルムとし、
金属蒸着膜2を厚さ400入のアルξニウム真空蒸着膜
とした。
接着剤層6は、接着性ポリオレフィン樹脂(“ADME
R”三井石油化学工業KK製)20重量%と、エチレン
・ブテンーl共重合体樹脂をベースレジンとするL−L
DPE樹脂(“出光ポリエチレンL ”1034D“出
光石油化学KK製)80重景%とをブレンドした厚さl
3Ilmのポリオレフィン樹脂エクストルージョンラく
ネート接着剤層とした。
なお、厚さ25Ilmの無延伸プロピレン・エチレンブ
ロック共重合体樹脂フィルムがヒートシール可能である
この包装材料を用いて作製した三方ヒートシール平袋は
、防湿性、ガスバリャ性、帯電防止性、遮光性、ヒート
シール性、外観、カール等が従来の写真感光材料用包装
材料より優れており、かつ安価であった。
本発明品■ 層構成は第2図に相当する。
金属蒸着二輪延伸熱可塑性樹脂フィルム3は、二軸延伸
熱可塑性樹脂フィルム1を厚さ15/Il1の二軸延伸
ナイロン6樹脂フィルムとし、金属蒸着膜2を厚さ40
0入のアルくニウム真空蒸着膜とした。
金属蒸着一軸分子配向熱可塑性樹脂フィルム8は、一軸
分子配向(延伸を含む)熱可塑性樹脂フィルム7を厚さ
35J11+1のヨコー軸延伸高密度ホモポリエチレン
樹脂フィルムとし、金属蒸着膜2を厚さ400人のアル
ミニウム真空蒸着膜とした。
接着剤層6は、本発明品■と同一の厚さ1st!mのポ
リオレフィン樹脂エクストルージョンラミネート接着剤
層とした。
なお、厚さ35−のヨコー軸延伸高密度ホモポリエチレ
ン樹脂フィルムがヒートシール可能である。
この包装材料は、本発明品Iと同様に数多くの特性が従
来の写真感光材料用包装材料より優れており、さらに包
装袋として用いた場合はVノ・ソチや切込みをつけると
開封性が非常によく、かつ切口が直線的で美しい。
本発明品■ 層構成は第3図に相当する。
金属蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フイルム3は、本発明品
■と同一である。
金属蒸着一軸分子配向(延伸を含む)熱可塑性樹脂フィ
ルム8aは、遮光性物質を含む遮光性一軸分子配向(延
伸を含む)熱可塑性樹脂フイルム7aをカーボンプラッ
ク4.5重量%とエチレン・4メチルペテン−1共重合
体樹脂10重量%とを含む厚さ35j!mの遮光性斜め
(45度)一軸分子配向高密度ポリエチレン系樹脂フィ
ルムとし、金属蒸着膜2を厚さ400人のアルミニウム
真空蒸着膜とした。
接着剤層6は、厚さ0. 2 tshのドライラミネー
トタイプのポリウレタン接着剤層とした。
なお、厚さ35一の遮光性斜め一軸分子配向高密度ポリ
エチレン系樹脂フィルムがヒートシール可能である。
この包装材料は、本発明品Iと同様数多くの特性が従来
の感光材料用包装材料より優れたものであり、本考案品
■よりヒートシール性、経時ヒートシール強度、物理強
度、遮光性がさらに優れていた。
〔発明の効果] 本発明の写真感光材料用包装材料は以上の様に構威した
ので、防湿性、ガスバリャー性、帯電防止性、外観、お
よび遮光性が優れ、しかもヒートシール性がよく、かつ
写真感光材料に現像阻害が発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は、それぞれ本発明の写真感光材料用
包装材料の実施例の層構戒を示す部分断面図である。 1.1a・・・二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム2・・・
・・・金属蒸着膜 3.3a・・・金属蒸着二軸延伸熱可塑性樹脂フィルム
4.4a・・・無延伸熱可塑性樹脂フィルム5.58・
・・金属蒸着無延伸熱可塑性樹脂フィルム6.68・・
・接着剤層 7.7a・・・遮光性一軸分子配向(延伸を含む)熱可
塑性樹脂フィルム 8.88・・・金属蒸着(遮光性)一軸分子配向(延伸
を含む)熱可塑性樹脂フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱可塑性樹脂フィルムに金属蒸着膜を加工した二枚の金
    属蒸着熱可塑性樹脂フィルムが、該金属蒸着膜同士が接
    着剤層を介して対面するように積層されていることを特
    徴とする写真感光材料用包装材料
JP30077389A 1989-11-21 1989-11-21 写真感光材料用包装材料 Pending JPH03161743A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001089826A1 (fr) * 1999-05-07 2001-11-29 Kureha Chemical Industry Co., Ltd. Film multicouche resistant a l'humidite
US6749940B1 (en) 1999-05-07 2004-06-15 Kureha Chemical Industry Co., Ltd. Moistureproof multilayered film

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EP1287982A4 (en) * 2000-05-26 2004-10-27 Kureha Chemical Ind Co Ltd HUMIDITY-RESISTANT MULTILAYER FILM

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