JPS61189936A - 写真感光材料用包装材料 - Google Patents

写真感光材料用包装材料

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JPS61189936A
JPS61189936A JP60029416A JP2941685A JPS61189936A JP S61189936 A JPS61189936 A JP S61189936A JP 60029416 A JP60029416 A JP 60029416A JP 2941685 A JP2941685 A JP 2941685A JP S61189936 A JPS61189936 A JP S61189936A
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ldpe
resin
film
layer
light
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JP60029416A
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睦男 赤尾
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は写真感光材料用包装材料に関するものである。
(従来の技術) 写真感光材料用包装材料は種々のタイプのものが広く実
用化されており、その使途に従って様々の性能が要求さ
れている。
光に曝す石とその品質価値を失なう写真感光材料用包装
材料としては光を完全に遮断する包装材料が使用される
。この場合、要求される特性としては、ガスバリヤ性、
遮光性、防湿性、物理強度(破断強度、引裂強度、衝撃
穴あき強度、グルブチスト強度、摩耗強度等)、ヒート
シール適性(ヒートシール強度、ホットタック性、夾雑
物シール性等)、帯電防止性、平面性、すベシ特性など
が挙げられる。これらの諸性質を単一のフィルム材料で
兼ねそなえること困難であシ、従来、一般には第11図
に示すような、カーrンブラックや顔料等を練シ込んだ
高圧法低密度ポリエチレン(以後LDPEと表示)の単
一層フィルムやLDPEと紙、アルミニウム箔、セロハ
ン等のフレキシブルシートとの複合ラミネートフィルム
などが使用されてきた。複合ラミネートフィルムの例を
第12図に示すが、このものはLDPE遮光フィルム層
7aに接着層2を介して金属箔遮光層4aを積層し、さ
らに接着層2を介してフレキシブルシート層3を積層し
たものである。
本発明者は、感光物質用包装材料を改良すべく鋭意研究
を行ない、2層の一軸延伸フィルムを組み合わせること
によって物理強度を向上させたもの(特開昭57−67
54号公報)を既に開示している。
また、直鎖状低圧法低密度、je IJエチレン(以後
L−LDPEと表示)樹脂を利用した包装材料について
も、ポリエチレン系ポリマーと1重量%以上の遮光性物
質からなり、全エチレン系ポリマーの50重量%以上が
L−LDPE樹脂である遮光性フィルムを少なくとも一
層有するものを既に開示した(特開昭58−13255
5号公報)。
そのほか、金属蒸着フィルム層の両側に、いずれも50
重量−以上のL−LDPE樹脂を含みかつ少なくとも一
方が遮光性物質を含有するポリエチレン系ポリマ一層を
積層し、このポリエチレン系ポリマ一層の強度及び層厚
差が特定の関係にある包装材料も開発した(特願昭59
−178047号)。
さらに、L−LDPE樹脂のうち、エチレンとへブテン
−1又はオクテン−1とを液相法で共重合させた、密度
が0.870〜0.925 t/cm3そ己てメルトイ
ンデックスが1.2〜10%/10分のものが特に物理
強度、ヒートシール性等にすぐれ、縦方向と横方向の引
裂強度差も小さくて包装材料用として適していることを
見出し、この樹脂を40重量%〜99重量%含む厚さ2
0μm以上のインフレーション成形された(縦方向の引
裂強度)/(横方向の引裂強度)比が0.6以上のポリ
エチレン系ポリマーフィルム層を有する遮光性の感光物
質用包装材料も開発した(特願昭60−    号)。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の複合ラミネートフィルムは前述の物理特性を向上
させるべく構成されたものであるが、それでもなお物理
特性は十分とはいえず、包装作業中に裂けたり穴があい
たり、ヒートシール部がはがれるなどの欠点があった。
さらにカーピンブラック等の遮光性物質を大量に添加す
ると物理強度の劣化が大きくなシ、添加量は3%前後、
フィルム厚味は70μ以上とする必要があった。このた
め包装はカサばり積層体フィルムの剛度が大きくなり包
装作業性が悪化し且つコスト的にも高価なものとなって
いた。
例えば、第12図に示す積層フィルムにおいてアルミニ
ウム箔はがスパリャー性の付与、防湿性の向上、帯電防
止などのために使用されているが、その結果、引裂強度
、衝撃穴あけ強度、rルデテスト強度などはかえって大
巾に悪化して特に重量物を包装する場合には破損の問題
を生ずることもあった。そのため、カーボンプラ、り大
のポリエチレンフィルムの厚みを70μm以上にしてき
たが、それでも物理強度が充分でなく、例えばカラー、
印画紙の包装には8層構成の積層フィルムも使用されて
きた。
また、特開昭57−6754号公報記載の包装材料の場
合には、引裂強度等の物理強度は改善されるが、2層の
一軸延伸フィルムが必須のため積層フィルムとしては高
価で厚みの大きい包装材料となっていた。
特開昭58−132555号公報で開示した包装材料も
、樹脂メーカーや樹脂グレードによりては、フィルム成
形性の問題、フィルム同志のブロッキング発生、写真感
光材料への悪影響例えばカブリ発生や増感、減感等、フ
ィルム間のスベリ性不良、写真感光材料とのスベリ性不
良やブロッキング発生、写真感光材料包装適性不良等の
問題が発生した。その結果、物理強度やヒートシール適
性等が非常にすぐれているにもかかわらず、写真感光材
料用包装材料としては問題があった。
本発明は、このような包装材料を改良するものであり、
写真感光材料に悪影響を与えずに物理特性やヒートシー
ル適性が非常にすぐれた写真感光材料用包装材料を提供
することを目的としている。
本発明は、また、包装加工適性がすぐれ、フィルム成形
性及びフィルムすべり特性にすぐれた安価で実用可能彦
写真感光材料用包装材料を提供することを目的としてい
る。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明はこのような目的を達成した写真感光材料用包装
材料を提供するものであり、少なくとも40重量%以上
のL−LDPE樹脂と011重量%〜15重量%のカー
ピンブラックと0.03重量%〜1重量%の脂肪酸アミ
ド系滑剤を含むL−LDPEフィルム層を最内層とした
ことを特徴としている。
L−LDPE樹脂は第3のポリエチレン樹脂と称さ肱中
低圧法、高圧法側ポリエチレン樹脂の利点を併せもつ省
エネルギー、省資源という時代の要請に合致する低コス
ト、高強度の樹脂である。この樹脂は低圧法でエチレン
と炭素数が3〜13、望ましくは4〜10のα−オレフ
ィンを共重合させたコポリマーでエチレン含有量が86
〜99.5モルチの線状の直鎖に短分岐をもった構造の
低中密度のポリエチレン系樹脂である。そして、直鎖状
低密度2リエチレ7 (Linear Low Den
sity Po1y−ethylene )樹脂とも呼
ばれ、この頭文字をとって一般にもL−LDPE樹脂と
称されている。
具体例を商品名で示せば、ユニピール(U3O社)、ダ
ウレックス(ダウケミカル社)、スフレア−(デュポン
カナダ社)、マーレックス(フィリップス社)、ネオゼ
ックスとウルトゼックス(三井石油化学)、白石リニ、
クス(日本石油化学)、スタミレックス(DSM社)な
どが挙げられる。α−オレフィンとしてはブテン−1、
オクテン−1、ヘキセン−1,4−メチルペンテン−1
、ヘゲテン−1、オクテン−1などが使用され、その量
は、l? IJママ−0,5〜15モルチ程度である。
密度は、一般に低中圧法ぼりエチレン程度とされている
力ζ、市販品では0.87〜0.95の範囲内にあるも
のが多い。
これらのL−LDPE樹脂の中で物理強度とヒートシー
ル強度の点から特に好ましいのは、エチレン含有量が9
0〜99.5モルチ、α−オレフィン含有量が0.5〜
10モルチ、メルトインデックス(以後Mlと表示)が
0.8〜307/10分(JIS K6760)密度が
0.870〜0.940%/z3(JIS K6760
)、そしてα−オレフィンが炭素数が6〜8個の液相法
プロセスで得られたものである。
最も好ましい代表的な例を商品名であげると、ポリエチ
レンに人為的にα−オレフィン側鎖として炭素数6個の
4−メチル被ンテンー1を導入した三井石油化学(株)
のウルトゼックス、及びα−オレフィン側鎖として炭素
数8個のオクテン−1を導入したDSM社のスタミレッ
クスとダウケミカル社のダウレックスがある。(以上3
社品共液相法プロセスで得られたL−t、ppm樹脂で
ある。)L−LDPEフィルム層は、加工特性だけから
いえば、L−LDPE樹脂が少ない程良いといえれが、
後述するLDPE樹脂や池のポリオレフィン系樹脂の混
線量がL−LDPE樹脂の量より多くなっては強度向上
等の本発明の包装材料の効果が十分に現われなくなる。
従って、L−LDPE樹脂の量は40重量−以上で一般
的には50重量係以上であり、60重量%以上が特に好
ましい。加工特性はLDPE樹脂や他のポリオレフィン
系樹脂を配合するだけでも向上するが、カーピンブラッ
クと脂肪酸アミド系滑剤添加の効果もあシ、流動性やバ
ルブ安定性は一層向上する。
このポリエチレンド基は物理特性にもすぐれ、特に引裂
強度、ヒートシール強度及びダルブチスト強度の向上が
顕著である。L−LDPE樹脂の量の上限はこれらを考
慮して決定される。
L−LDPE樹脂にブレンドされる他の樹脂としてはL
DPE樹脂が好ましく使用されるが、部分的に他のポリ
オレフィン系樹脂等、例えばエチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂(以後EVA樹脂と表示)やエチレン−アクリル
酸エチル共重合樹脂(以後gEA樹脂と表示)、エチレ
ン−アクリル酸メチル共重合樹脂(以後鳳樹脂と表示)
、エチレン−アクリル酸共重合樹脂(以後gAA樹脂と
表示)、ポリイソブチレン樹脂等を含有せしめることも
基本的特性を変更しない範囲で可能である。
L−LDPE樹脂よシなるL−LDPEフィルムは、強
度的にはLDPE樹脂よシなるLDPEフィルムよシす
ぐれるが、透明性に劣ること、加工性の困難さ、フィル
ム同志のブロッキングの発生、滑性不足等のため従来は
包装用フィルムとしては不適とされていた。
本発明者らは、LDPE樹脂の代りに従来は、包装用フ
ィルムとしては問題があったL−LDPE樹脂を使って
、カー?ンブラック配合の影響を試験した。
この結果、L−LDPE樹脂にカーテンブラックを配合
した場合には高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)樹
脂の場合とは逆に物理強度が大幅に増大するという予想
外の結果が見いだされた。
即チ、LDPEフィルムはL−LDPEフィルムに比し
もともと強度が小さいが、特にカーボンブラックを添加
した時の強度の低下が著しい。それに対し、L−LDP
Eフィルムはカー?ンプラ、り添加によシ強度が大きく
向上する。
カーがンブラック配合の効果は、1重量%で明らかに現
われ、3重i%を超えると顕著になってゆくが、配合量
がさらに増大すると塊(ブッ)発生が多くなシ、且つコ
ストアップになる。30重量%を越えると特にカーデ/
ブラ、りの分散不良によるプツの発生が多くなシ、ピン
ホールによる遮光性不良の点で問題となってくる。又コ
ストも割高になる。
写真感光材料用包装材料としては、吸湿性、平面性、フ
ィルム表面強度、ヒートシール性、写真感光材料汚染等
も問題になるので、経済性、ブツ発生、引裂き強度等に
加えてこれらも考慮すると。
カーがンブラックの配合量は0.1〜15重量%程度が
適当であシ、3〜7重量%程度が特に好ましい。
カーボンプラ、りは原料により、ガスブラック、オイル
ファーネスブラック、アントラセンブラック、アセチレ
ンブラック、油煙、粉煙、アニマルブラック、ペジタプ
ルブラ、り等に分類される。
本発明の包装材料では遮光性、コスト、物性向上の目的
ではファーネスカーゲンブラックが望ましく、高価であ
るが帯電防止効果を有する遮光性物質としてはアセチレ
ンカーがンブラック、ケッチェンカー?ンブラックが望
ましい。必要によシ前者と後者を必要特性に従ってミッ
クスすることも望ましい。ただし、ケッチェンカー?ン
ブラックはカブリを発生しやすく、原料の選択や写真感
光乳剤での対策が場合によシ必要になる。一方、これら
のカーボンブラックの中では、pH5〜9特にpH6〜
8、平均粒子径10〜50μmのものが好ましく、特に
P)(6〜9、平均粒子径15〜30μmのアセチレン
カーがンブラック又はファーネスカー&ンブラックが好
ましい。このよりな−及び粒子径のものを使用すること
によって、カプリの発生が少ない、感光度の増減の発生
が少ない、遮光能力が大きい、L−LDPEフィルムに
添加した場合でもカーがンブラックのプツやフィッシュ
アイ等のピンホールが発生しにくい等の数々の利点を有
する包装材料を得ることができる。
同じ量を添加して、できるだけ遮光性をよくする点から
も、ブロッキング防止効果の点からも、すべり性を付与
する点からも、常電防止効果の点からもカーボンブラッ
クは内面層(包装した時製品に接する面、袋にした場合
はヒートシールする面)に配合しておくことが望ましく
、本発明の包装材料では写真感光材料に接するL−LD
PEフィルム層に配合してL−LDPEフィルムの欠点
を改良することが必須である。
脂肪酸アミド系滑剤は炭素数10〜50程度、好ましく
は15〜35程度のものであり、アルキレンビス脂肪酸
アミドも含む。例えば、オレイン酸アミド、エルカ酸ア
ミド、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド、メチ
レンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン
酸アミド等である。具体的な商品としては、 (脂肪酸アミド) ダイヤミツドG−200、ダイヤミツド0−200、ア
マイドAP−1,ダイヤミツド−KN、ダイヤミツド−
200、ダイヤミツド−H(以上日本化成@))ニュー
トロン(日本精化(株)) アマイド−8,アマイド−T、アマイド−P、アマイド
−0N(以上日東化学工業(株)) アルフローE−10,アルフローP −10,アルフロ
ーS−10(以上日本油脂(株)) アーマイド−HT、アーマイド−01アーモスリツプー
CP・切ダー、アーマイド−C(以上ライオン・アクゾ
(株))ルブロールーEA(以上ICI ) (ビス脂肪酸アミド) ビスアマイド、ダイヤミツド−200ビス、スリパック
ス−KN(以上日本化成(株)) ビスアマイド(日東化学工業) アーモワックスーEBS(ライオン・アクゾ(株))ヘ
キストワックスーC(ヘキストジャノぞン)ケメトロワ
ックス−100(日量フェロケミカル(株))等がある
これらの−例の化学式を次に示す。
ステアリン酸アミド系滑剤 CH6(CH2)16COON)I2 (アルフローS−10(日本油脂(株)))オレイン酸
アミド系滑剤 CH−(CH2)7CH3 CI(−(CH2) 、COO■2 (アルフローg−1o (日本油脂(株)))エルカ酸
アミド系滑剤 CH−(CH2) 70H3 CH−(CH2) 、 、C00NH2(アルフローP
−10(日本油脂(株)))上記脂肪酸アミド及びビス
脂肪酸アミドの滑剤は単独使用でもよいが、高級アルコ
ール系、脂肪酸エステル系滑剤等と併用することも出来
る。
脂肪酸アミド系滑剤の添加量は0.03重量%〜1重量
%特に0.05〜0,5重量%が適当である。
添加量が0.03重量%未満では、 L、−LDPEフ
ィルム成形時にL−LDPg樹脂間に摩擦熱が大量に発
生して粘度、温度の上昇を伴い、樹脂の分解、変色を起
す。その上出来たL−LDPE 74ルム間及びこのL
−LDPEフィルムと写真感光材料あるいは包装機械と
のすベシ性が不足し、実用化が困難である。一方、添加
量が1重量%を越えると、L−LDPE樹脂のダル化不
足を起すだけでなく、材料が均一に混線溶融せず、部分
的に未溶融もしくは粘度の異なる部分を包含した、物理
強度の小さいL−LDPEフィルムになる。その上、出
来たL−LDPEフィルム表面がべとつき、ゴミが付着
しやすいだけでな(、L−LDPEフィルム表面へのグ
ルーミッグを起こし、これが多量写真感光材料に付着す
ると現像阻害を起こして現像ムラになる。
本発明の包装材料に必須の添加剤である脂肪酸アミド系
滑剤とカーピンブラックをL−LDPK’系樹脂に配合
する方法は種々あり、特に制限はないが、以下に述べる
マスターパッチ法がコストが安く添加濃度を自由に変更
出来る点で最適である。
まず、LDPE樹脂に2重量%以上、一般には1.0重
量%以上、の高濃度にカーボンブラックを混合してマス
ターパッチを作る。最終製品のカーボンブラック量が所
定の値になる様にこのマスターパッチを計量し、L−L
DPE樹脂と混合する。I、DPE樹脂の代りにEEA
樹脂、EVA樹脂等のポリオレフィン系樹脂やL−LD
PEと混合可能な熱可塑性樹脂を用いることも可能であ
る。
この方法には2つの利点を認めることができる。
第一にカーボンブラックをL−LDPE樹脂に直接混合
するよりもこの方が混合、分散が容易であり、物理強度
が向上し、コストダウンになりかつフィッシュアイも改
良される。第二にL−LDPE樹脂単独系よりもLDP
E樹脂とL−LDPK樹脂の混合系の方がフィルムを製
造する場合の加工性にもすぐれている。
カーデンプラ、り混合のコストダウンのためマスターパ
ッチ用樹脂としてL−LDPE樹脂を使用してもよいO 脂肪酸アミド系滑剤の場合も上記カー・?ンプラ、りと
同様のマスターパッチ法を使用してもよいし、最初から
最終濃度になるよう均一混合したコン・臂つンド法を使
用してもよい。マスターパッチ用樹脂としては均一混合
性のためメルトインデックスがL−LDPE樹脂より高
い(流動性のよい)熱可塑性樹脂を用いることが好まし
い。
本発明のL−LDPEフィルムは例えばインフレーショ
ン成形法で成形することができる。成形の際に溶融張力
、流動特性は、L−LDPE樹脂の大きな問題であり、
フィルム製、造に際しては従来のポリエチレンより大き
なエネルギーを要するばかりか往々にしてインフレーシ
ョン成形機の改造や新設さえ要求されるといわれてきた
この点に関し、例えば特開昭55−117638では、
スクリューにかかる負担を小さくシ、回転による発熱を
低下するためのスクリーー構造を変更する方法が開示さ
れている。
このマスターパッチ法によれば、カーデンブラックや5
重量%以上のEEA樹脂、EVA樹脂、LDPE樹脂等
を含む場合にはそのような改造を要さず、現有のTダイ
やインフレーション成形機をそのまま使用することがで
きる。
このインフレーション成形ブロー比ヲ1.1〜2.5と
するのがよい。インフレーション成形されたL−LDP
Eフィルムの厚さは20μm以上であり、30μm>1
.50μm程度特に40μm〜100μm程度が適当で
ある。このポリエチレン系ポリマーフィルムを単一層で
包装材料に用いる場合には、防湿性、遮光性、ヒートシ
ール強度の確保などの点で厚さは30μm以上、好まし
くは45μm以上にするのがよい。
本発明の包装材料は写真感光材料用であるから遮光性を
有することが必要である。このためには、前記L−LD
PEフィルム層のカー?ンブラ、り以外にも必要により
フレキシブルシート層、接着剤層あるいは他のいずれか
一層以上に0.1〜30重量%の遮光性物質を含有させ
てもよいし、遮光層例えば着色紙、又はアルミニウム箔
や亜鉛メッキした薄層鋼板等の厚さ5μm以上50μm
以下の金属箔又は100〜1200Xの金属蒸着層をも
つ紙(例アルミニウム蒸着紙)や金属蒸着フィルム(例
アルミ蒸着フィルム)などの遮光性を持った他の層を積
層させるか、印刷により遮光性を付加するなどの方法を
用いてもよい。
遮光性物質のみを含有させて遮光性を確保する場合には
、全積層体の単位面積(m2)当り0,5〜36.9が
適量である。延伸フィルム中には12重量%以上の遮光
性物質を添加することは一般にフィッシュアイの発生と
物理的強度等を低下させる意味で好ましくな(,0,1
〜7重量%の範囲が望ましいが、無延伸フィルムや紙な
どのフレキシブルシートに添加する場合はこの限りでは
なく配合量で30重量%まで、単位面積(m2)当り3
6.9まで配合できる。遮光性物質は可視および紫外線
を透過しないすべての物質をいうが、代表的なものを例
示すれば原料、粒子サイズ、製造方法等の異なる各種カ
ーゲンブラック、アルミニウム粉末、酸化鉄、亜鉛華、
弁柄、アルミニタムペースト、各種着色顔料、各種着色
染料、力rミウム系顔料、黄鉛及び酸化チタン、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム、マイカ、タルク、クレー等の
白色顔料、各種金属粉末、各種金属繊維などがある。品
質、コスト、遮光能力の点で写真感光材料の包装用とし
ては各種のカーがンブラックとアルミニツム粉末、アル
ミニウムイーストより低揮発物質を除去したものが望ま
しい。
上記遮光性物質は、使用樹脂、使用機械、コスト等によ
り、使用形態として粉末状着色剤、イースト状着色剤、
潤性着色剤、マスターパッチ、染顔料、カラードベレッ
トがある。
遮光性物質を、配合する形態は上記のように種々あるが
、マスターパッチ法がコスト、作業場の汚染防止等の点
で望ましい。公知文献の特公昭40−26196号公報
には有機溶媒に溶解した重合体の溶液中にカーゲンブラ
ックを分散せしめて、重合体力−デンブラックのマスタ
ーパッチをつくる方法を、特公昭43−10362号公
報にはカーがンブラックをポリエチレンに分散してマス
ターパッチをつくる方法が示されている。
本発明の包装材料にはこのL−LDPEフィルム層に他
のフレキシブルシート層を積層させて複合フィルムとす
ることができる。
複合フィルムに使用される他のフレキシブルシート層と
しては、熱可塑性樹脂フィルム、例えば各種ポリエチレ
ン樹脂、ポリエチレン共重合樹脂、ポリプロピレン樹脂
、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリカーゴネート樹脂、フ、素樹脂、ポリ
エステル樹脂などの公知のフィルム及びそれらの変性樹
脂のフィルムがある。また、金属薄膜加工フィルム(代
表的なものはアルミニウム真空蒸着フィルム)、セルロ
ースアセテートフィルム、セロファン、ポリビニルアル
コールフィルム、各種の紙、各種の金属箔(代表例とし
てアルミニウム箔)、不織布、ワリフ、穴アキフィルム
及びポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン等の発
泡シート等の公知のフレキシブルシート層なども好適で
ある。
複合フィルムとする場合には、L−LDPEフィルム層
は製品と接する最内層に配する。このL −LDPEフ
ィルム層は2層以上を共押出したインフレーションフィ
ルムの一部になってぃてもよい。このフレキシブルシー
ト層は一1層であってもよく、2層以上を組み合わせて
もよい。
フレキシブルシート層の中で特に写真感光材料包装用と
して適している金属薄膜加工フレキシブルシート層につ
いて詳述する。
金属薄膜加工方法としては真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンブレーティング法、電子ビーム蒸着法など従
来公知の金属薄膜生成法によりフレキシブルシートの両
面又は片面(例えば遮光層面側の片面)に設けることが
できる。
金属薄膜にはAtt Sn 、 Zn 、 Co 、 
Cr 、 Ni 。
Fe 、 Cu等の金属単体、合金、その他薄膜生成可
能な金属はすべて使用できるが、コスト、加工しやすさ
の点でアルミニウム(M)がもっとも適している。
金属薄膜は積層体としての物理強度、遮光性、帯電防止
性と防湿性確保及びコスト、品質の点から55〜120
0Xの厚さが好ましい。即ち、厚さが55X未満では、
金属薄膜加工フレキシブルシート層だゆでは金属薄膜の
両面の層に発生する帯電を減少させることが出来ない上
に、金属薄膜の両面のフレキシブルシート層と遮光層の
厚さを増加しないと感光材料用包装材料として必要な防
湿性、遮光性を確保することが出来ない。
又、厚さが1200Xを越えると、帯電防止、防湿性、
遮光性は確保できるが、コスト及び真空蒸着法等では加
熱によるフレキシブルシート層の劣化、出来あがった積
層フィルムの物理強度低下環の点で問題があり、実用化
困難である。アルミニウム蒸着膜の場合、70X以上、
通常の用途には80〜800Xの厚さが好ましく、さら
に好まじくは100〜600Xである。
必要なら金属薄膜の上に保護層をもうけてもよ(ゝ0 金属薄膜保護層としてはアクリル樹脂、酢酸繊維素等の
セルロース系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂、アイオノマー樹脂、EEA樹脂、各種ポ
リエチレン樹脂、Iリプロピレン樹脂等適宜の樹脂が使
用できる。又、ワックス、ゼラチン、ポリビニルアルコ
ール等も使用できる。
金属薄膜の保護層は極薄の厚さで形成するのがよい。押
出しラミネート法でもうける場合でも50μm以下にし
ないと静電気の除去は不充分とな公知の溶液塗布法又は
スプレー塗布法等により5μm以下の厚さにすると金属
薄膜の保護ができ静電気の除去効果大である。フレキシ
ブルシート層、遮光層、接着層、金属薄膜保護層に帯電
防止剤やカービンブラック、アルミニウム粉末、アルミ
ニウム被−スト等の金属粉末や炭素繊維等の導電物質等
を混入することもでき、このようにすれば、静電気の除
去はさらに万全となる。
フレキシブルシートを積層する方法は通常の方法でよく
、例えば熱接着法(熱板接着法、インパルス接着法、超
音波接着法)、接着剤による方法(湿式ラミネート法、
乾式ラミネート法、ホットメルトラミネート法、エクス
トルージョンラミネート法、共押出ラミネート法も含む
)、共押出法等が使われる。
接着剤の代表的なものとして、各種ポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂、ポリブテン樹脂等のポリオレフィ
ン系熱可塑性樹脂熱溶融接着剤、エチレン−プロピレン
共重合体、工fL/ンー酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体等のオレフィン共重合体
、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマー樹脂等
の熱可塑性樹脂熱溶融接着剤、その地熱溶融型ゴム系接
着剤がある。また、溶液状接着剤としては、ウェットラ
ミネート用接着剤があり、これはエマルジョン、ラテッ
クス状の接着剤である。エマルジョン型接着剤の代表例
としては、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−エチレン共重
合体、酢酸ビニルとアクリル酸エステル共重合体、酢酸
ビニルとマレイン酸エステル共重合体、アクリル共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体等のエマルジョンが
ある。
ラテックス型接着剤の代表例としては、天然ゴム、スチ
レンブタノエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタ
ジエンコゝム(NBR) 、クロログレンゴム(CR)
等のゴムラテックスがある。又、ト9ライラミネート用
接着剤としてはポリウレタン接着剤等がある。その他、
・ぐラフインワックス、マイクロクリスタリンワックス
、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルア
クリレート共重合体等をブレンドしたホットメルトラミ
ネート接着剤、感圧接着剤、感熱接着剤等公知の接着剤
を用いることも出来る。エクストルージョン用ポリオレ
フィン系接着剤は、より具体的にいえば、各種ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、Iリブチレン樹脂、E
PRなどポリオレフィン樹脂からなる重合体及び共重合
体(EVA 、EEA 、 EMA 、 EAA等)の
他、L −LDPE樹脂の如く、エチレンの他に一部他
のモノマー(α−オレフィン)を共重合させたもの、D
uPont社のサーリン、三井ポリケミカル社のアトマ
ー等のアイオノマー樹脂(イオン共重合体)やグラフト
重合させたものをも含む。
これらの接着剤は積層させようとするフレキシブルシー
ト層より5℃以上融点が低いものであることが望ましい
。この程度の温度差があればフレキシブルシートに悪影
響を与えず熱溶融接着を完全に行わせることができる。
熱可塑性樹脂を用いたエクストルージョンラミネート法
による接着層の厚さは、通例10μm〜500μm好ま
しくは15μm〜100μmとなるが、この厚さはコス
ト、塗布速度、積層体の全厚等に基いて定められ、前記
数値には特に限定されない。
本発明の各層には、前述以外の各種の添加剤が必要に応
じて必要量添加することが出来る。
添加剤の代表例を以下に記載されるが、本発明はこれに
限定されるものではなく、公知のあらゆる物の中から選
択できる。
(添加剤種類)         (代 表 例)(り
可塑剤;フタル酸エステル、グリコールエステル、脂肪
酸エステル、リン酸エステル等(2)安定剤;鉛系、カ
ドミウム系、亜鉛系、アルカリ土類金属系、有機スズ系
等 (3)帯電防止剤;陽イオン系界面活性剤、陰イオン系
界面活性剤、非イオン系界面活性剤、両面活性剤、等 (4)難燃剤;燐酸エステル、ノ・ロダン化燐酸エステ
ル、ハロゲン化物、無機物、含燐ポリ オール等 (5)充填剤:アルミナ、カオリン、クレー、炭酸カル
シウム、マイカ、タルク、酸化チタ ン、7リカ等 (6)補強剤;ガラスロービング、金属繊維、ガラス繊
維、ガラスミルドファイバー、炭素 繊維等 (7)着色剤;無機顔料(kL t Fe2O3、Ti
O2、ZnO。
CdS等)有機顔料(カーがン、染料、等) (8)発泡剤;無機発泡剤(炭酸アンモニア、重炭酸ソ
ーダ)有機発泡剤にトロン系、ア ゾ系)、等 (9)加硫剤、:加硫促進剤、促進助剤等α1劣化防止
剤;紫外線吸収剤、酸化防止剤、金属不活性化剤、過酸
化物分解剤等 αη滑滑剤ニーシラフィンワックス、脂肪酸系、エステ
ル系、高級アルコール等 (6)カップリング剤;シラン系、チタネート系、クロ
ム系、アルミニウム系等 (至)各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 以下、本発明の代表的な実施態様を断面図を参照して説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
第1図から第10図までは本発明品の断面図である。
第1図は本発明のもっとも基本になる遮光性物質と滑剤
を含むL −LDPEフィルム単一層1aである。この
ように単一層として用いる場合には、防湿性、遮光性及
びヒートシール強度を確保するために厚さは30μm以
上、好ましくは45μm以上にする。
第2図は第1図の滑剤入遮光性L −LDPEフィルム
層1aに接着層2を介してフレキシブルシート3を積層
した包装材料である。
第3図は第2図の1aと3の間に金属箔4a等の遮光層
を接着層2を介して積層した包装材料である。
第4図は滑剤式遮光性L −LDPEフィルム層1a全
1a層2を介してフレキシブルシート3に、金属薄膜5
aを加工して遮光性を付与した金属薄膜加工フレキシブ
ルシート層■a(代表例としてはアルミニクム真空蒸着
フィルム又は紙)を積層した包装材料である。
第5図は滑剤式遮光性L −LDPEフィルム層1a全
1a性物質を含む熱可塑性樹脂層6aを共押出したもの
である。
第6図は遮光性物質を含むフレキシブルシート層3aに
接着層2を介して滑剤式遮光性L −LDPEフィルム
層1a全1aした包装材料である。
第7図は滑剤入遮洸性L −LDPEフィルム層1a全
遮光性物質式接着層2aを介して金属箔4aさらに接着
層2を介してフレキシブルシート層3を積層した、遮光
性物質を含む2層と金属箔遮光層により帯電防止性と遮
光性を十分に確保した包装材料である。
第8図は滑剤式遮光性L −LDPEフィルム層1a全
1a性物質を含む接着層2aを介して、フレキシブルシ
ート2に金属薄膜5a加工を施した金属薄膜加工フレキ
シブルシート■aを積層した包装材料である。
第9図は滑剤式遮光性L −LDPEフィルム層1a全
1a塑性樹脂層6を共押出しした、共押し出し遮光フィ
ルム層■aに接着層2を介してフレキシブルシート層3
を積層した包装材料である。
第10図は滑剤式遮光性L −LDPEフィルム層1a
全1a層2を介してフレキシブルシート層3を2段に積
層した包装材料である。
第11図は遮光性物質を含む従来のLDPEフィルム単
一層7aの包装材料である。
第12図は遮光性LDPEフィルム層7aに接着層2を
介して金属箔4aを積層しさらに接着層2を介してフレ
キシブルシート層3を積層した従来の包装材料である。
本発明の写真感光材料用包装材料は白黒及びカラーハロ
ダン化鋏写真感光材料、ノアゾ写真感光材料、感光性樹
脂、自己現像型写真感光材料、拡散転写型写真感光材料
などのわずかな光、ガス、湿気、あるいは摩擦により品
質が破壊されてしまうような写真感光材料の包装材料と
して最適である。
本発明の感光物質用包装材料を上記の写真感光材料に適
用する場合、1重平袋、2重平袋、自立袋、1重ガゼツ
ト袋、2重ガゼツト袋、単層L−LDPEフィルム、防
湿箱の内貼り、明室装填遮光箱の内貼り、リーダー紙等
公知のあらゆる形態に使用可能である。
製袋の方法は使用する積層フィルムの性質に応じて、ヒ
ートンール、イン/’Pルスシール、超音波シール、高
周波シールなど、従来公知のプラスチックフィルムのシ
ール法による。なお、また適宜の接着剤、粘着剤などを
使用して製袋することも可能である。
(作 用) 包装材料にL −LDPE樹脂を含有するポリエチレン
系ポリマーフィルムを利用することにより、包装材料の
引裂強度、破断強度、衝撃穴あき強度、グルブチスト強
度、熱間剥離強度、落下強度、ヒートシール性、滑性及
び帯電防止性などを向上させている。このL −LDP
E樹脂に適当量のカーデンブラックを配合することによ
り、LDPE樹脂の場合と異なりこれらの物理強度を逆
に高めている。カー&ンブラックは遮光性を付与すると
いう機能も発揮している。また、脂肪酸アミド添加効果
も重なってブロッキング防止及び滑性向上の機能も発揮
している。脂肪酸アミド系滑剤はL −LDPE樹脂の
グル化の調整(内部滑性)、L−LDPEフィルムと加
工機械、製品との摩擦の調整、安定剤の安定効果の高捌
、L −LDP1mフィルム加工性の向上による生産性
の向上等の機能を発揮している。この脂肪酸アミド系滑
剤のみでは各種の問題、特に写真感光材料への悪影響や
、L −LDPEフィルム物性、ヒートシール性劣化、
ブルーミング等の点で単独で本発明で期待される効果が
得られない。
(実施例) 以下、本発明の好ましい実施例とその効果について説明
する。
本発明品1は第1図に相当する。pH7,7のオイルフ
ァーネスカーデンブラック(三菱化成(株)製)を3重
量%、オレイン酸アミド系滑剤を0.1重量%そしてL
DPE樹脂を8重量%(以上は本発明品1〜9まで共通
)含むα−オレフィンの炭素数が6個(4メチルペンテ
ン−11)の三井石油化学(株)裂のL −LDPE樹
脂(銘柄名2021L)を用いて、ブロー比1.2でイ
ンフレーション成形した、厚さ50μmの滑剤式遮光性
L −LDPEフィルム単一層である。
本発明品2は、L −LDPE樹脂の銘柄をウルトゼッ
クス3010F’に変えた以外マ本発明品1と同一仕様
の滑剤式遮光性L −I、DPEフィルム単一層である
本発明品3は同様にL −LDPE樹脂の銘柄をウルト
ゼックス3520Lに変えたものである。
本発明品4はL −LDPE樹脂メーカーと銘柄とα−
オレフィンの炭素数を変えた以外は本発明品1と同一仕
様の滑剤式遮光性L −LDPEフィルム単一層である
。L −LDPE樹脂にはDSM社のα−オレフィンの
炭素数が8個(オクテン−1)の銘柄名スタミレックス
2H218(08−106)を使用した。
本発明品5はL −LDPE樹脂以外は本発明品1と同
一仕様の滑剤式遮光性L −LDPEフィルム単一層で
ある。L −LDPE樹脂にはDSM社のα−オレフィ
ンの炭素数が4個(ブテン−1)の銘柄名スタミレック
ス1258を使用した。
本発明品6は本発明品4と同種の銘柄名スタミレックス
1046のL −LDPE樹脂を用いた。
本発明品7は本発明品4と同種の銘柄名スタミレックス
2H235(1016)のL −LDPE樹脂を用いた
本発明品8は第7図に相当する。本発明品6と同一の厚
さ50μmの滑剤式遮光性L −LDPEフィルム層1
aに厚さ13μmのLDPE接着層2を介して厚さ40
0Xのアルミニウム真空蒸着無延伸ポリプロピレンフィ
ルム25μmを積層し、さらに厚さ13 μmのI、D
PE接着層2を介して50g/m2の晒クラフト紙3と
積層した包装材料である。
本発明品9は滑剤式遮光性L −LDPEフィルム層l
aとして本発明品1を使用しほかは本発明品8と同一仕
様である。
比較品1〜7は本発明品1〜7に対応し、これらからオ
レイン酸アミド系滑剤を除去した厚さ50μmの遮光性
L −LDPEフィルム単一層である。
従来品IAは本発明品1からカービンブラックも滑剤を
除去したL −LDPEフィルム層1である。
従来品2Aは本発明品4からカービンブラックも滑剤を
除去したL −LDPEフィルム層1である。
従来品3Aは本発明品8からカーぜンブラックも滑剤を
除去したL −LDPEフィルム層1である。
従来品IBは、LDPE樹脂97重量%とオイルファー
ネスカーゴノブ2223重量%からなり、ブロー比1.
2でインフレーション成形した厚さ70μmの遮光性L
DPEフィルム層7aである。以上、本発明品1〜12
、比較品1〜6及び従来品IA。
IB、2A、3Aの構成等を第1表に、そして特性を比
較した結果を第2表に示す。
以上の実施例は本発明の写真感光材料用包装材料として
好ましい実施態様の代表例を示したものであるが、本発
明の包装材料は以主に限定されるものでなく、他の公知
の素材やフレキシブルシート層との組合せが可能である
9例中のLDPEフィルム層7,7aとしては日本ユニ
カーIJDFD−0111(Ml  2.4.!i’/
10分、 密度 0.93217cm3)LDPE接着
層2,2aとしては三井ポリケミカル製ミラソン14(
Ml  5.1 g710分、 密度 0.919 g
/cm3)カーがンブラックとしては三菱化成製オイル
ファーネスブラック+448 Xflr19粒子径21
μmXpH17,7を使用した。
第2表の評価は下記による。
優:非常に優れている、 良;優れている、可;実用限
度内   改良必要;問題あり、不可:実用不可 試験方法は下記による。
密度; JIS K6760(=ASTMD−1505
)に臨する。
メルトインデックス(MI )・・・JISK6760
(=ASTM1238)に準する。
厚み; JIS−8118に準する。
引裂き強度; JIS−P8116に厘する。
衝撃穴あけ強度: JIS−P8134に進する。
ケ゛ルボテスト強度;米軍−規格 MIL−8131に
よる装置を使用し、包装材料にピンホー ルが発生して遮光性が確保出来 なくなるまでの屈曲回数、数字 が大きい程強度大。
評価は 不  可:2回以下でピンホール発生 改良必要;3〜7回  〃 可  ;7〜50回  〃 良  ;51〜100回以下でピンホール発生 優  ;101回以上   〃 M光性; ASA 100の写真フィルムを各包装材料
を使用した袋に入れて完全密封後、8 万ルツクスの光に1時間さらし、遮光 性を写真フィルムのカブリの程度によ り検出評価する。
を片側45Fの荷重で剥離角度22.5度で引張った場
合の熱間剥離距離(crn)により測定。
スベリ角度;テストすべきシートの1部を切取り、これ
を縦75朋×横35態の荷重200Iのブロックの底面
に貼着する。一方、テストすべきシートの1部を同様に
切 取って傾斜面に貼着し、前記ブロック のシート面を傾斜面上に載せ、この傾 斜面の傾斜角度を変化させて、前記ブ ロックが滑り始めた時の角度を読み取 る。
(発明の効果) 本発明の包装材料は、写真感光材料の包装適性にすぐれ
、フィルム同志及び写真感光材料上のブロッキングの発
生がない。また、物理強度、ヒートシール性及び遮光性
にもすぐれており、同一物理強度保証なる大巾に薄肉が
可能である。そして、安価で写真感光材料に悪影響を与
えないという数々の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図はいずれも本発明の実施例である包装
材料の部分断面図であり、第11図及び第12図は従来
の包装材料の部分断面図である。 1a・・・遮光性物質と滑剤を含むL−LDPEフィル
ム層、2・・・接着層、2a・・・遮光性物質を含む接
着層、3・・・フレキシブルシート層、3a・・・遮光
性物質を含むフレキシブルシート層、4a・・・金rA
箔、s a・・・金属薄膜、6・・・熱可塑性樹脂層、
6a・・・遮光性物質を含む熱可塑性樹脂層、71L・
・・遮光性物質を含むLDPEフィルム層 ○印は2層以上が1体となった組合せ層を示す。 特許出願人 富士写真フィルム株式会社代理人 弁理士
  1)  中   政   浩第1図   第2図 第3図    第4図 第5図    第6図 第7図   第8図 第9図    第10図 第11図    第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも40重量%以上の直鎖状の低圧法低密度ポリ
    エチレン樹脂と0.1重量%〜15重量%のカーボンブ
    ラックと0.03重量%〜1重量%の脂肪酸アミド系滑
    剤を含む直鎖状低圧法低密度ポリエチレンフィルム層を
    最内層とすることを特徴とする写真感光材料用包装材料
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