JP2759077B2 - 安定した粉末状赤燐並びにその製造法 - Google Patents
安定した粉末状赤燐並びにその製造法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、粒径最高2mmを有する燐粒子からなる安定
した粉末状流動性赤燐並びにその製造法に関する。
した粉末状流動性赤燐並びにその製造法に関する。
従来の技術 赤燐は、周知のように黄燐を安定な赤色の変形体に変
換して得られる。黄燐含量約0.5〜1.5質量%を有する粗
製の赤燐は、反応終了後にちみつな物質を形成する。こ
れは不活性ガス雰囲気下に粉砕し、水懸濁液中で希苛性
ソーダ溶液と煮沸して黄燐を除去する〔参照:Ullmanns
Encyklopaedie der technischen Chemie,第3版、第13
巻(1962年)、燐編、第517/518頁、ウルバン(Urban)
及びシユバルツエンベルヒ(Schwarzenberg)社刊、ミ
ユンヘン/ベルリン〕。最近変換は回転反応器で行な
い、赤燐は粉末として生じる。反応器から取出した赤燐
の水懸濁液(ヨーロツパ特許第0015384号明細書)は、
撹拌容器中で蒸気で加熱し、苛性ソーダ溶液を少量づつ
添加して黄燐の残留成分約0.1質量%を除去する。
換して得られる。黄燐含量約0.5〜1.5質量%を有する粗
製の赤燐は、反応終了後にちみつな物質を形成する。こ
れは不活性ガス雰囲気下に粉砕し、水懸濁液中で希苛性
ソーダ溶液と煮沸して黄燐を除去する〔参照:Ullmanns
Encyklopaedie der technischen Chemie,第3版、第13
巻(1962年)、燐編、第517/518頁、ウルバン(Urban)
及びシユバルツエンベルヒ(Schwarzenberg)社刊、ミ
ユンヘン/ベルリン〕。最近変換は回転反応器で行な
い、赤燐は粉末として生じる。反応器から取出した赤燐
の水懸濁液(ヨーロツパ特許第0015384号明細書)は、
撹拌容器中で蒸気で加熱し、苛性ソーダ溶液を少量づつ
添加して黄燐の残留成分約0.1質量%を除去する。
赤燐は、花火の製造並びにマツチの摩擦面で必要であ
り、プラスチツク、例えばポリアミド又はポリウレタン
の火炎保護剤として使用される。
り、プラスチツク、例えばポリアミド又はポリウレタン
の火炎保護剤として使用される。
周知のように、湿つた雰囲気中では赤燐の表面で化学
反応が行われ、この反応で酸化及び不均化により異なつ
ている酸化工程(+1〜+5)の燐酸及び燐化水素が形
成する。
反応が行われ、この反応で酸化及び不均化により異なつ
ている酸化工程(+1〜+5)の燐酸及び燐化水素が形
成する。
それ故、赤燐の不十分な酸化安定度を安定にして改良
する課題が存在する。
する課題が存在する。
この場合安定化とは、赤燐に大気の影響に対して十分
な保護が得られ、このようにして、例えば保存及び更に
処理する場合に、燐のオキソ酸及び燐化水素のわずかな
形成である方法である。
な保護が得られ、このようにして、例えば保存及び更に
処理する場合に、燐のオキソ酸及び燐化水素のわずかな
形成である方法である。
赤燐を安定にするためには、既に水酸化アルミニウム
が提案された〔参照:Gmelins Handbuch der anorganisc
hen Chemie、第8版(1964年)、燐編、B部、第83頁、
ヘミ−(Chemie)社刊、ワインハイム/ベルクシユトラ
ーセ〕。後者の方法は、55〜60℃に加熱した酸性炭酸ナ
トリウム及び硫酸アルミニウムの10%の水溶液を、燐粒
子に連続的に添加して沈殿させる。次いで水懸濁液を濾
過し、濾過残渣を乾燥する。この方法は、十分な安定化
効果を得るために所望される大量の水酸化アルミニウム
を使用しなければならないので、燐は種々の使用分野で
のその使用に関して許容されない程度で不純化する欠点
を有する。
が提案された〔参照:Gmelins Handbuch der anorganisc
hen Chemie、第8版(1964年)、燐編、B部、第83頁、
ヘミ−(Chemie)社刊、ワインハイム/ベルクシユトラ
ーセ〕。後者の方法は、55〜60℃に加熱した酸性炭酸ナ
トリウム及び硫酸アルミニウムの10%の水溶液を、燐粒
子に連続的に添加して沈殿させる。次いで水懸濁液を濾
過し、濾過残渣を乾燥する。この方法は、十分な安定化
効果を得るために所望される大量の水酸化アルミニウム
を使用しなければならないので、燐は種々の使用分野で
のその使用に関して許容されない程度で不純化する欠点
を有する。
赤燐を安定にする他の方法(米国特許第2359243号明
細書)は、赤燐を0.04N−アルミン酸ナトリウム水溶液
に懸濁させることを考慮し、これによれば空気を懸濁液
に85〜90℃で10時間通じ、濾過し、熱湯で洗浄し、真空
中で乾燥する。
細書)は、赤燐を0.04N−アルミン酸ナトリウム水溶液
に懸濁させることを考慮し、これによれば空気を懸濁液
に85〜90℃で10時間通じ、濾過し、熱湯で洗浄し、真空
中で乾燥する。
更に、米国特許第2635953号明細書からは、赤燐を安
定にするために水酸化アルミニウム以外に水酸化亜鉛又
は−マンガンを使用することも公知である。
定にするために水酸化アルミニウム以外に水酸化亜鉛又
は−マンガンを使用することも公知である。
最後にドイツ公開特許第2813151号によつて、赤燐を
安定にするために、水酸化アルミニウムと水酸化鉛とか
らなる混合物を使用することが提案される。
安定にするために、水酸化アルミニウムと水酸化鉛とか
らなる混合物を使用することが提案される。
従来の前記方法は、最小量の安定剤で酸化に対する赤
燐の十分な安定化を保証することは不適当である。即
ち、これらの公知酸化安定剤は熱に不安定な欠点を有す
る。それというのもこれらの安定剤は、高温度で水を脱
離するからである。
燐の十分な安定化を保証することは不適当である。即
ち、これらの公知酸化安定剤は熱に不安定な欠点を有す
る。それというのもこれらの安定剤は、高温度で水を脱
離するからである。
しかしながら赤燐を火炎保護剤として含有する(この
場合赤燐自体が酸化剤を含有する)プラスチツクの押出
加工では、酸化安定剤は熱に安定であり、温度300℃以
上では水を脱離せず、分解しないことが絶対必要であ
る。
場合赤燐自体が酸化剤を含有する)プラスチツクの押出
加工では、酸化安定剤は熱に安定であり、温度300℃以
上では水を脱離せず、分解しないことが絶対必要であ
る。
最後に挙げたこの欠点は、ドイツ公開特許第2622296
号に記載の安定化法にもあてはまる。この場合安定化効
果は、わずかな量の種種の酸性正燐酸エステルの金属塩
を、赤燐の表面に沈殿させて駆られる。
号に記載の安定化法にもあてはまる。この場合安定化効
果は、わずかな量の種種の酸性正燐酸エステルの金属塩
を、赤燐の表面に沈殿させて駆られる。
多くの使用分野に対して不十分な酸化安定性は、安定
剤としてドイツ公開特許第2631532号による正燐酸の金
属塩を使用する場合にも生じる。
剤としてドイツ公開特許第2631532号による正燐酸の金
属塩を使用する場合にも生じる。
ドイツ公開特許第2647093号又は第2632296号によるホ
スホン酸及びホスフイン酸の金属塩によつて、十分な熱
及び酸化の安定性が得られるが、このためには比較的高
価なホスホン酸又はホスフイン酸約3〜5質量%が必要
である。
スホン酸及びホスフイン酸の金属塩によつて、十分な熱
及び酸化の安定性が得られるが、このためには比較的高
価なホスホン酸又はホスフイン酸約3〜5質量%が必要
である。
赤燐の酸化安定性の有効な改良は、ドイツ特許第2655
739号明細書及びドイツ公開特許第2705042号に相応し
て、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂の薄層を、赤燐粒
子の表面に被覆して得ることもできる。しかしながらこ
の安定剤は、不十分であることが判明し、安定化効果と
しては、安定化燐を熱帯性条件下、即ち湿気/熱保存試
験で行われる50℃及び空気の相対湿度100%で保存する
と著しく失われる。
739号明細書及びドイツ公開特許第2705042号に相応し
て、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂の薄層を、赤燐粒
子の表面に被覆して得ることもできる。しかしながらこ
の安定剤は、不十分であることが判明し、安定化効果と
しては、安定化燐を熱帯性条件下、即ち湿気/熱保存試
験で行われる50℃及び空気の相対湿度100%で保存する
と著しく失われる。
ドイツ特許第2625674号明細書には、プラスチツクの
加工温度及びわずかな量の水又は湿気の存在に基づい
て、加工すべきプラスチツクに対して燐化水素が遊離し
ないで、赤燐のプラスチツクへの使用が可能な方法が記
載されている。この方法は燐粒子をとりまくエポキシド
樹脂を包含し、その際樹脂成分は5〜50質量%である。
加工温度及びわずかな量の水又は湿気の存在に基づい
て、加工すべきプラスチツクに対して燐化水素が遊離し
ないで、赤燐のプラスチツクへの使用が可能な方法が記
載されている。この方法は燐粒子をとりまくエポキシド
樹脂を包含し、その際樹脂成分は5〜50質量%である。
最後に、ドイツ特許第2945118号明細書には、粒径最
高2mmを有する燐粒子及び酸化安定剤からなる安定した
粉末状赤燐が請求されている。この中ではエポキシド樹
脂と水酸化アルミニウムとからなる混合物が使用され、
酸化安定剤は燐粒子を薄層の形で被覆している。
高2mmを有する燐粒子及び酸化安定剤からなる安定した
粉末状赤燐が請求されている。この中ではエポキシド樹
脂と水酸化アルミニウムとからなる混合物が使用され、
酸化安定剤は燐粒子を薄層の形で被覆している。
意外なことにも、前記刊行物−即ちドイツ特許第2655
739号明細書及びドイツ公開特許第2705042号−により、
メラミン/ホルムアルデヒド樹脂を被覆して安定にした
赤燐の酸化安定度は、共安定剤として金属水酸化物を使
用してなお著しく改良することができることが判明した
(後記第2表参照、本発明による例10〜13)。
739号明細書及びドイツ公開特許第2705042号−により、
メラミン/ホルムアルデヒド樹脂を被覆して安定にした
赤燐の酸化安定度は、共安定剤として金属水酸化物を使
用してなお著しく改良することができることが判明した
(後記第2表参照、本発明による例10〜13)。
発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、粒径最高2mmを有する燐粒子からな
り、燐粒子の表面に酸化安定剤の薄層が被覆されてお
り、その際酸化安定剤の薄層は、水に難溶又は不溶の、
珪素、チタン、クロム、マンガン、ゲルマニウム、ジル
コニウム、ニオブ、カドミウム、錫、鉛、ビスマス及び
/又はセリウムの水酸化物少なくとも1種及びメラミン
とホルムアルテヒドとの重縮合生成物の第2層からなる
安定した粉末状赤燐である。この場合酸化安定剤の全量
は、赤燐の量に対して1.1〜25質量%である。殊に赤燐
の量に対して、それぞれ金属水酸化物成分は0.1〜5質
量%であり、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂成分は1
〜20質量%である。
り、燐粒子の表面に酸化安定剤の薄層が被覆されてお
り、その際酸化安定剤の薄層は、水に難溶又は不溶の、
珪素、チタン、クロム、マンガン、ゲルマニウム、ジル
コニウム、ニオブ、カドミウム、錫、鉛、ビスマス及び
/又はセリウムの水酸化物少なくとも1種及びメラミン
とホルムアルテヒドとの重縮合生成物の第2層からなる
安定した粉末状赤燐である。この場合酸化安定剤の全量
は、赤燐の量に対して1.1〜25質量%である。殊に赤燐
の量に対して、それぞれ金属水酸化物成分は0.1〜5質
量%であり、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂成分は1
〜20質量%である。
安定した粉末状赤燐を製造する方法は、赤燐の水懸濁
液に水溶性金属塩を添加し、それぞれの金属水酸化の最
適沈殿条件によるpH値4〜9を調節し、メラミンとホル
ムアルデヒドとからなる予縮合物の水溶液を添加した後
に、混合物を緊密に混合し、温度40〜100℃で0.5〜3時
間反応させ、予縮合物を硬化させ、最後に燐粒子を濾過
した後に、高温度で乾燥することである。
液に水溶性金属塩を添加し、それぞれの金属水酸化の最
適沈殿条件によるpH値4〜9を調節し、メラミンとホル
ムアルデヒドとからなる予縮合物の水溶液を添加した後
に、混合物を緊密に混合し、温度40〜100℃で0.5〜3時
間反応させ、予縮合物を硬化させ、最後に燐粒子を濾過
した後に、高温度で乾燥することである。
好ましくは最終乾燥は、窒素気流中で温度80〜120℃
で行なわなければならない。
で行なわなければならない。
予縮合物のメラミン:ホルムアルデヒドのモル比は、
本発明によれば1:1〜1:6、好ましくは1:1.2〜1:1.8であ
る。
本発明によれば1:1〜1:6、好ましくは1:1.2〜1:1.8であ
る。
本方法を実施するためには、市場で得られる原料を使
用した。この場合個々には、次の生成物である: (1) マデユリト(Madurit)MW 815、カセラ(Casse
lla)社、フランクフルト/マイン。
用した。この場合個々には、次の生成物である: (1) マデユリト(Madurit)MW 815、カセラ(Casse
lla)社、フランクフルト/マイン。
(2) マデユリト(Madurit)MW 909、カセラ(Casse
lla)社、フランクフルト/マイン。
lla)社、フランクフルト/マイン。
(3) マデユリト−ヘルター(Madurit-Hrter)VMH
3843、カセラ(Cassella)社、フランクフルト/マイ
ン。
3843、カセラ(Cassella)社、フランクフルト/マイ
ン。
(1)に挙げた生成物は、75%の水溶液の形の1部分エ
ーテル化したメラミン/ホルムアルデヒド樹脂であり、
これは動的粘度300〜500mPa.s(23℃)、Ph8.2〜9.2(2
3℃)及び密度1.20〜1.25g/ml(23℃)を有する。
ーテル化したメラミン/ホルムアルデヒド樹脂であり、
これは動的粘度300〜500mPa.s(23℃)、Ph8.2〜9.2(2
3℃)及び密度1.20〜1.25g/ml(23℃)を有する。
(2)に挙げたメラミン/ホルムアルデヒド樹脂は、非
硬化状態で粉末であり、その50%の水溶液は動的粘度約
30mPa.s(20℃)、pH9〜10(20℃)及び密度1.21〜1.23
g/ml(20℃)を有する。
硬化状態で粉末であり、その50%の水溶液は動的粘度約
30mPa.s(20℃)、pH9〜10(20℃)及び密度1.21〜1.23
g/ml(20℃)を有する。
(3)に挙げた硬化促進剤はアミン水溶液であり、これ
はpH6.2〜7.0(20℃)、密度1.16〜1.17g/ml(20℃)及
び屈折率1.392〜1.400(25℃)を有する。
はpH6.2〜7.0(20℃)、密度1.16〜1.17g/ml(20℃)及
び屈折率1.392〜1.400(25℃)を有する。
酸化安定性の測定。
酸化安定性の測定は、湿気/熱−保存試験によつて行
なつた。
なつた。
このためには、赤燐5.0gを直径50mmを有する結晶皿中
に秤量し、皿を密閉ガラス容器中で50℃及び空気の相対
湿度100%で168時間保存した。この場合に形成した燐化
水素を、空気気流(10l/hr)によつてガラス容器から駆
出し、ガス洗浄ビン中で2.5質量%の塩化水銀(II)溶
液と反応させ、その際生じた塩酸の量を滴定によつて測
定するか又はドレジエル(DRGER)試験管を用いて
“燐化水素50/a"を検出する。
に秤量し、皿を密閉ガラス容器中で50℃及び空気の相対
湿度100%で168時間保存した。この場合に形成した燐化
水素を、空気気流(10l/hr)によつてガラス容器から駆
出し、ガス洗浄ビン中で2.5質量%の塩化水銀(II)溶
液と反応させ、その際生じた塩酸の量を滴定によつて測
定するか又はドレジエル(DRGER)試験管を用いて
“燐化水素50/a"を検出する。
燐の種々のオキソ酸の含量を測定するためには、燐の
試料を250mlのビーカに入れ、1%の塩酸200mlを加え、
10分間加熱して沸騰させ、続いて濾過した。次いで濾液
で酸に可溶の燐の測定を、測光によりモリブダトーバナ
ダト−燐酸方法によつて行なつた。
試料を250mlのビーカに入れ、1%の塩酸200mlを加え、
10分間加熱して沸騰させ、続いて濾過した。次いで濾液
で酸に可溶の燐の測定を、測光によりモリブダトーバナ
ダト−燐酸方法によつて行なつた。
酸に可溶の燐の出発値を測定するためには、赤燐に同
じ分析法を、前記湿気/熱−保存を有しないで施こす。
じ分析法を、前記湿気/熱−保存を有しないで施こす。
実施例 例1(比較例) 赤燐250gの含量を有する燐水懸濁液500mlを、ガラス
からなる2lの撹拌反応器中で水250mlで希釈し、60℃に
加熱した。次いで水酸化アルミニウム2.0gを20%の苛性
ソーダ溶液20mlに溶解し、赤燐懸濁液に添加した。5%
の硫酸を添加して、pH8を調節した。続いて懸濁液を60
℃で1時間撹拌した。
からなる2lの撹拌反応器中で水250mlで希釈し、60℃に
加熱した。次いで水酸化アルミニウム2.0gを20%の苛性
ソーダ溶液20mlに溶解し、赤燐懸濁液に添加した。5%
の硫酸を添加して、pH8を調節した。続いて懸濁液を60
℃で1時間撹拌した。
濾過後、濾過残渣を水で洗浄し、窒素気流中で100℃
で乾燥した。分析で、水酸化アルミニウム含量0.79%を
測定した。
で乾燥した。分析で、水酸化アルミニウム含量0.79%を
測定した。
酸化安定性の値は、第1表に記載されている。
例2(比較例) 例1と同じようにして操作するが、水酸化アルミニウ
ム3.0gを使用した。分析で、水酸化アルミニウム含量1.
18%を測定した。
ム3.0gを使用した。分析で、水酸化アルミニウム含量1.
18%を測定した。
酸化安定性の値は、第1表に記載されている。
例3(比較例) 例1と同じようにして操作するが、水酸化アルミニウ
ム5.0gを使用した。
ム5.0gを使用した。
分析で、水酸化アルミニウム含量1.94%を測定した。
酸化安定性の値は、第1表に記載されている。
例4(比較例) 赤燐250gの含量を有する燐水懸濁液500mlを、ガラス
からなる2lの撹拌反応器中で水500mlで希釈し、60℃に
加熱した。5%の燐酸を添加してpH5を調節し、この値
を、 Madurit MW 815 35gを添加した後にもう1度5に
調整した。温度60℃で1時間撹拌した後に、懸濁液を濾
過した。濾過残渣を水で洗浄し、窒素気流中で100℃で
乾燥した。
からなる2lの撹拌反応器中で水500mlで希釈し、60℃に
加熱した。5%の燐酸を添加してpH5を調節し、この値
を、 Madurit MW 815 35gを添加した後にもう1度5に
調整した。温度60℃で1時間撹拌した後に、懸濁液を濾
過した。濾過残渣を水で洗浄し、窒素気流中で100℃で
乾燥した。
赤燐のメラミン/ホルムアルデヒド樹脂成分は6.1%
であつた。これは樹脂の収率58%に相応する。
であつた。これは樹脂の収率58%に相応する。
酸化安定性の値は、第1表に記載されている。
例5(比較例) 例4と同じようにして操作するが、 Madurit MW 815
75gを使用した。
75gを使用した。
赤燐のメラミン/ホルムアルデヒド樹脂成分は13.7%
であつた。これは樹脂の収率61%に相応する。
であつた。これは樹脂の収率61%に相応する。
酸化安定性の値は、第1表に記載されている。
例6(比較例) 例4と同じようにして操作するが、 Madurit MW 909
18gを使用した。
18gを使用した。
赤燐のメラミン/ホルムアルデヒド樹脂成分は5.3%
であつた。これは樹脂の収率75%に相応する。
であつた。これは樹脂の収率75%に相応する。
酸化安定性の値は第1表に記載されている。
例7(比較例) 例4と同じようにして操作するが、 Madurit MW 909
38gを使用した。
38gを使用した。
赤燐のメラミン/ホルムアルデヒド樹脂成分は10.7%
であつた。これは樹脂の収率71%に相応する。
であつた。これは樹脂の収率71%に相応する。
酸化安定性の値は、第1表に記載されている。
例8(参考) 赤燐250gの含量を有する燐水懸濁液500mlを、ガラス
からなる2lの撹拌反応器中で水250mlで希釈し、60℃に
加熱した。次いで硫酸アルミニウムAl2(SO4)3・18H2O 1
2.5gを水100mlにとかした溶液を添加した。5%の苛性
ソーダ溶液を添加してpH5を調整した。続いて Madurit
MW 815 31gを滴加した。温度60℃で2時間反応させた
後に濾過した。濾過残渣を水で洗浄し、窒素気流中で10
0℃で乾燥した。
からなる2lの撹拌反応器中で水250mlで希釈し、60℃に
加熱した。次いで硫酸アルミニウムAl2(SO4)3・18H2O 1
2.5gを水100mlにとかした溶液を添加した。5%の苛性
ソーダ溶液を添加してpH5を調整した。続いて Madurit
MW 815 31gを滴加した。温度60℃で2時間反応させた
後に濾過した。濾過残渣を水で洗浄し、窒素気流中で10
0℃で乾燥した。
分析で、水酸化アルミニウム含量1.16%及びメラミン
/ホルムアルデヒド樹脂含量7.2%を測定した。これは
樹脂の収率77%に相応する。
/ホルムアルデヒド樹脂含量7.2%を測定した。これは
樹脂の収率77%に相応する。
酸化安定性の値は、第1表に記載されている。
例9(参考) 例8と同じようにして操作するが、硫酸アルミニウム
16.5g及び Madurit MW 815 45gを使用した。
16.5g及び Madurit MW 815 45gを使用した。
分析で、水酸化アルミニウム含量1.53%及びメラミン
/ホルムアルデヒド樹脂含量9.8%を測定した。これは
樹脂の収率72%に相応する。
/ホルムアルデヒド樹脂含量9.8%を測定した。これは
樹脂の収率72%に相応する。
酸化安定性の値は、第1表に記載されている。
例10(参考) 例8と同じようにして操作するが、硫酸アルミニウム
10.0g及び Madurit MW 909 27gを使用した。
10.0g及び Madurit MW 909 27gを使用した。
分析で水酸化アルミニウム含量0.94%及びメラミン/
ホルムアルデヒド樹脂含量7.7%を測定した。これは樹
脂の収率72%に相応する。
ホルムアルデヒド樹脂含量7.7%を測定した。これは樹
脂の収率72%に相応する。
酸化安定性の値は、第1表に記載されている。
例11(参考) 例8と同じようにして操作するが、硫酸アルミニウム
17.5g及び Madurit MW 909 35gを使用した。
17.5g及び Madurit MW 909 35gを使用した。
分析で、水酸化アルミニウム含量1.63%及びメラミン
/ホルムアルデヒド樹脂含量10.2%を測定した。これは
樹脂の収率74%に相応する。
/ホルムアルデヒド樹脂含量10.2%を測定した。これは
樹脂の収率74%に相応する。
酸化安定性の値は、第1表に記載されている。
例12(比較例) 例1と同じようにして操作するが、水100mlにとかし
た硫酸亜鉛(ZnSO4・7H2O)7.5gを使用した。
た硫酸亜鉛(ZnSO4・7H2O)7.5gを使用した。
分析で水酸化亜鉛含量0.91gを測定した。
酸化安定性の値は、第2表に記載されている。
例13(比較例) 例1と同じようにして操作するが、硫酸亜鉛15gを使
用した。
用した。
分析で、水酸化亜鉛含量1.75%を測定した。
酸化安定性の値は、第2表に記載されている。
例14(比較例) 例1と同じようにして操作するが、硫酸亜鉛37.5gを
使用した。
使用した。
分析で、水酸化亜鉛含量4.65%を測定した。
酸化安定性の値は、第2表に記載されている。
例15(参考) 例10と同じようにして操作するが、硫酸亜鉛7.5g及び
Madurit MW 909 27g並びに Madurit-Hrter VMH 38
43 5gを使用した。金属水酸化物の沈殿及びメラミン樹
脂の縮合は、燐酸懸濁液のpH7で行なつた。
Madurit MW 909 27g並びに Madurit-Hrter VMH 38
43 5gを使用した。金属水酸化物の沈殿及びメラミン樹
脂の縮合は、燐酸懸濁液のpH7で行なつた。
分析で、水酸化亜鉛含量0.96%及びメラミン/ホルム
アルデヒド樹脂含量8.7%を測定した。これは樹脂の収
率81%に相応する。
アルデヒド樹脂含量8.7%を測定した。これは樹脂の収
率81%に相応する。
酸化安定性の値は、第2表に記載されている。
例16(参考) 例15と同じようにして操作するが、硫酸亜鉛15gを添
加した。
加した。
分析で水酸化亜鉛含量1.92%及びメラミン/ホルムア
ルデヒド樹脂含量9.3%を測定した。これは樹脂の収率8
3%に相応する。
ルデヒド樹脂含量9.3%を測定した。これは樹脂の収率8
3%に相応する。
酸化安定性の値は、第2表に記載されている。
例17(本発明による) 例15と同じようにして操作するが、塩化錫(II)7.5g
を使用した。
を使用した。
分析で、水酸化錫(II)含量1.87%及びメラミン/ホ
ルムアルデヒド樹脂含量9.3%を測定した。これは樹脂
の収率88%に相応する。
ルムアルデヒド樹脂含量9.3%を測定した。これは樹脂
の収率88%に相応する。
酸化安定性の値は、第3表に記載されている。
例18(本発明による) 例15と同じようにして操作するが、塩化錫(II)11g
を使用した。
を使用した。
分析で、水酸化錫(II)含量2.73%及びメラミン/ホ
ルムアルデヒド樹脂9.1%を測定した。これは樹脂の収
率89%に相応する。
ルムアルデヒド樹脂9.1%を測定した。これは樹脂の収
率89%に相応する。
酸化安定性の値は、第3表に記載されている。
例19(比較例) 例1と同じようにして操作するが、硝酸セリウム(II
I)、Ce(No3)3・6H2O 9.0gを使用した。
I)、Ce(No3)3・6H2O 9.0gを使用した。
分析で、水酸化セリウム(III)含量1.14%を測定し
た。
た。
酸化安定性の値は、第4表に記載されている。
例20(比較例) 例1と同じようにして操作するが、硝酸セリウム(II
I)21.3gを使用した。
I)21.3gを使用した。
分析で水酸化セリウム(III)含量2.36%を測定し
た。
た。
酸化安定性の値は、第4表に記載されている。
例21(本発明による) 例15と同じようにして操作するが、硝酸セリウム(II
I)5.7g及び Madurit MW 909 34gを使用した。金属酸
化物の沈殿及びメラミン樹脂の縮合は、燐酸懸濁液のpH
8で行なつた。
I)5.7g及び Madurit MW 909 34gを使用した。金属酸
化物の沈殿及びメラミン樹脂の縮合は、燐酸懸濁液のpH
8で行なつた。
分析で、水酸化セリウム(III)含量1.02%及びメラ
ミン/ホルムアルデヒド樹脂含量10.0%を測定した。こ
れは樹脂の収率74%に相応する。
ミン/ホルムアルデヒド樹脂含量10.0%を測定した。こ
れは樹脂の収率74%に相応する。
酸化安定性の値は、第4表に記載されている。
例22(本発明による) 例21と同じようにして操作するが、硝酸セリウム(II
I)11.4gを使用した。
I)11.4gを使用した。
分析で、水酸化セリウム(III)含量1.96%及びメラ
ミン/ホルムアルデヒド樹脂含量9.7%を測定した。こ
れは樹脂の収率76%に相応する。
ミン/ホルムアルデヒド樹脂含量9.7%を測定した。こ
れは樹脂の収率76%に相応する。
酸化安定性の値は、第4表に記載されている。
例23(比較例) 例1と同じようにして操作するが、硫酸マンガン(I
I)、MnSO4・H2O 5.0gを使用した。
I)、MnSO4・H2O 5.0gを使用した。
分析で、水酸化マンガン(II)含量1.00%を測定し
た。
た。
酸化安定性の値は、第5表に記載されている。
例24(比較例) 例1と同じようにして操作するが、硫酸マンガン(I
I)25gを使用した。
I)25gを使用した。
分析で、水酸化マンガン(II)含量4.75%を測定し
た。
た。
酸化安定性の値は、第5表に記載されている。
例25(本発明による) 例15と同じようにして操作するが、硫酸マンガン(I
I)5g及び Madurit MW 909 35gを使用した。
I)5g及び Madurit MW 909 35gを使用した。
金属水酸化物の沈殿及びメラミン樹脂の縮合は、燐酸
のpH9で行なつた。
のpH9で行なつた。
分析で、水酸化マンガン(II)含量0.94%及びメラミ
ン/ホルムアルデヒド樹脂含量9.0%を測定した。これ
は樹脂の収率69%に相応する。
ン/ホルムアルデヒド樹脂含量9.0%を測定した。これ
は樹脂の収率69%に相応する。
酸化安定性の値は、第5表に記載されている。
例26(本発明による) 例25と同じようにして操作するが、硫酸マンガン(I
I)15gを使用した。
I)15gを使用した。
分析で、水酸化マンガン(II)含量2.82%及びメラミ
ン/ホルムアルデヒド樹脂含量8.9%を測定した。これ
は樹脂の収率71%に相応する。
ン/ホルムアルデヒド樹脂含量8.9%を測定した。これ
は樹脂の収率71%に相応する。
酸化安定性の値は、第5表に記載されている。
例27(比較例) 例1と同じようにして操作するが、45%の珪酸ナトリ
ウム溶液20gを使用した。
ウム溶液20gを使用した。
分析で、水酸化珪素含量1.09%(SiO2として計算)を
測定した。
測定した。
酸化安定性の値は、第6表に記載されている。
例28(比較例) 例1と同じようにして操作するが、45%の珪酸ナトリ
ウム溶液85gを使用した。
ウム溶液85gを使用した。
分析で、水酸化珪素含量4.03%(SiO2として計算)を
測定した。
測定した。
酸化安定性の値は、第6表に記載されている。
例29(本発明による) 例15と同じようにして操作するが、45%の珪酸ナトリ
ウム溶液20gを使用した。
ウム溶液20gを使用した。
分析で、水酸化珪素含量1.02%(SiO2として計算)及
びメラミン/ホルムアルデヒド樹脂含量8.6%を測定し
た。これは樹脂の収率80%に相応する。
びメラミン/ホルムアルデヒド樹脂含量8.6%を測定し
た。これは樹脂の収率80%に相応する。
酸化安定性の値は、第6表に記載されている。
例30(本発明による) 例15と同じようにして操作するが、45%の珪酸ナトリ
ウム溶液50gを使用した。
ウム溶液50gを使用した。
分析で、水酸化珪素含量2.44%(SiO2として計算)及
びメラミン/ホルムアルデヒド樹脂含量8.2%を測定し
た。これは樹脂の収率75%に相応する。
びメラミン/ホルムアルデヒド樹脂含量8.2%を測定し
た。これは樹脂の収率75%に相応する。
酸化安定性の値は、第6表に記載されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴイルヘルム・アダム ドイツ連邦共和国ノイ‐イーゼンブル ク・ユストウス‐フオン‐リービイヒ- シユトラーセ 21 (56)参考文献 特開 昭62−21704(JP,A) 特開 昭54−133496(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】粒径最高2mmを有する燐粒子からなり、燐
粒子の表面に酸化安定剤の薄層が被覆されている安定し
た粉末状赤燐において、酸化安定剤の薄層は、水に難溶
又は不溶の珪素、チタン、クロム、マンガン、ゲルマニ
ウム、ジルコニウム、ニオブ、カドミウム、錫、鉛、ビ
スマス及び/又はセリウムの水酸化物少なくとも1種の
第1層及びメラミンとホルムアルデヒドとの重縮合生成
物の第2層からなる安定した粉末状赤燐。 - 【請求項2】酸化安定剤の全量は、赤燐の量に対して1.
1〜25質量%である請求項1記載の安定した粉末状赤
燐。 - 【請求項3】赤燐の量に対して、それぞれ金属水酸化物
成分は0.1〜5質量%であり、メラミン/ホルムアルデ
ヒド樹脂成分は1〜20質量%である請求項1又は2記載
の安定した粉末状赤燐。 - 【請求項4】請求項1から3までのいずれか1項記載の
安定した粉末状赤燐を製造する方法において、赤燐の水
懸濁液に水溶性金属塩を添加し、それぞれの金属水酸化
物の最適沈殿条件によるpH値4〜9を調節し、メラミン
とホルムアルデヒドとからなる予縮合物の水溶液を添加
した後に緊密に混合し、温度40〜100℃で0.5〜3時間反
応させ、予縮合物を硬化させ、最後に燐粒子を濾過した
後に、高めた温度で乾燥することを特徴とする安定した
粉末状赤燐の製造法。 - 【請求項5】最終乾燥を、窒素気流中で温度80〜120℃
で行なう請求項4記載の方法。
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