JP2721589B2 - 移動家具 - Google Patents

移動家具

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JP2721589B2
JP2721589B2 JP2339284A JP33928490A JP2721589B2 JP 2721589 B2 JP2721589 B2 JP 2721589B2 JP 2339284 A JP2339284 A JP 2339284A JP 33928490 A JP33928490 A JP 33928490A JP 2721589 B2 JP2721589 B2 JP 2721589B2
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信一 金田
正和 小林
作二 伊東
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Takano Corp
Kokuyo Co Ltd
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Takano Corp
Kokuyo Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C11/00Benches not otherwise provided for
    • A47C11/005Benches not otherwise provided for having multiple separate seats
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases
    • A47C7/006Chair or stool bases with castors

Landscapes

  • Legs For Furniture In General (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、観覧用椅子や会議用テーブル等に適用が可
能な移動家具に関するものである。
[従来の技術] この種の移動家具は、キャスタを介して床面に支持さ
れるため、適宜押圧することにより所望の箇所に容易に
移動させることができるようになっている。ところが、
所定の使用位置に設置した状態においても移動が容易で
あると、使用中に不必要な遊動を招き、配列が乱れる等
の不具合が生じる。
そのため、近時、一定の操作を加えることによってキ
ャスタを退避させることができ、底部に設けた接地面を
直接床面に当接させて、その家具を静止させることがで
きるようにしたものも種々開発されている。
その代表的なものとしては、例えば、観覧用椅子の脚
羽根の前後両端にアジャスタを設け、このアジャスタに
接地面を形状しておくとともに、これら両アジャスタ間
に、前後に伸びる水平な回転軸を正逆回転可能に収容
し、この回転軸の前端部および後端部にそれぞれキャス
タを保持させたものが知られている。しかして、このも
のは、操作レバーや足踏みペダル等によって、前記回転
軸を正逆回転させることができるようになっており、そ
の回転軸の回転に伴わせて、キャスタを接地面よりも下
側へ突出させて移動可能な状態にしたり、キャスタを回
転軸の側方に退避させて接地面を直接床面に当接させる
ことができるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような構成のものは、キャスタ全体の
姿勢を変化させるものであるため、キャスタの旋回支軸
を鉛直に保つのが難しく、キャスタに異常な走行癖が発
生し易いという問題がある。すなわち、キャスタは、そ
の旋回支軸が鉛直に保たれていないと荷重により旋回支
軸の傾きに対応した方向に首を振る傾向を示すことにな
り、押圧操作にすなおに追従し得なくなる。しかるに、
従来のものは、キャスタの旋回支軸を回転軸に保持させ
てキャスタ全体を突没させるものであるため、回転軸の
停止位置に軸受部分やストッパ部分の摩耗等に起因して
誤差が生じると、キャスタの旋回支軸が傾いてしまう。
そのため、キャスタが押圧操作に従順に追従して首を振
らなくなるという問題が発生し易い。
また、従来のものは、対をなす接地面の内側にキャス
タを配設せざるを得ないため、キャスタ間の離間距離を
十分に確保するのが難しく、移動時の安定性に問題があ
る。
本発明は、このような不具合をことごとく解消するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、このような目的を達成するために、次のよ
うな手段を講じたものである。
すなわち、本願の請求項1に係る発明の移動家具は、
キャスタを設けた固定フレームに、接地面を有する対を
なす作動部材を軸着するとともに、それら作動部材間に
共通のロック機構と操作機構とを設けてなるものであっ
て、作動部材は、回動端部に接地面を有したもので、軸
支部から偏心した位置に付勢点を有しており、その接地
面をキャスタの下端よりも一定距離以上に上昇させる退
避位置と、キャスタの下端よりも下側へ突き出す突出位
置との間で回動し得るようになっており、ロック機構
は、両作動部材間に配置されその中間に設定した枢支点
を固定フレームに枢支させた回動ロックアームと、一端
を回動ロックアームの連結点に枢着し他端を対応する作
動部材の付勢点に枢着した対をなす自由端リンクメンバ
と、前記連結点が付勢点と枢着点とを結ぶ線上に存在す
る思案点を通過した位置で前記回動ロックアームまたは
自由端リンクメンバの回動を係止して接地面を突出位置
に保持するストッパとを具備してなるものであり、操作
機構は、人為的な操作力を前記ロック機構の回動ロック
アームに伝達し得るように構成されていることを特徴と
する。
また、本願の請求項2に係る発明の移動家具は、キャ
スタを設けた固定フレームに、接地面を有する対をなす
作動部材を軸着するとともに、それら作動部材間に共通
のロック機構と操作機構とを設けてなるものであって、
作動部材は、回動端部に接地面を有したもので、軸支部
から偏心した位置に付勢点を有しており、その接地面を
キャスタの下端よりも一定距離以上に上昇させる退避位
置と、キャスタの下端よりも下側へ突き出す突出位置と
の間で回動し得るようになっており、ロック機構は、一
端に設定した連結点を相互に枢着し他端を対応する各作
動部材の付勢点に枢着してなる対をなす自由端リンクメ
ンバと、前記連結点が、前記両作動部材の付勢点同士を
結ぶ線上に存在する思案点を通過した位置で、前記自由
端リンクメンバの回動を係止して接地面を突出位置に保
持するストッパとを具備してなるものであり、操作機構
は、人為的な操作力を前記ロック機構の連結点の付近に
伝達し得るように構成されていることを特徴とする。
本発明は、観覧用の椅子、会議用のテーブル、収納家
具、あるいは、手押車等、種々の移動家具に適用が可能
である。椅子やテーブルに適用する場合には、脚が作動
部材を支承するための固定フレームとしての役割を担
い、収納家具に適用する場合には、底部台枠が固定フレ
ームとなり、手押車に適用する場合には、荷台シャシー
が固定フレームとしての機能を果たす。
[作用] このような構成によれば、作動部材が退避位置に保持
されている場合には、接地面がキャスタの下端よりも一
定距離以上に上昇している。そのため、固定フレームに
装着されたキャスタを使用して、家具を自在に移動させ
ることが可能である。この状態から静止状態に切換える
ため人為的な操作力を加えると、その操作力が操作機構
を介してロック機構の入力部たる回転ロックアームまた
は対をなす自由端リンクメンバの一端に設定した連結点
の付近に伝達され、ロック機構が作動して作動部材を退
避位置から突出位置方向に回動させる。そして、最終段
階において、トグル原理を実行する回動ロックアームと
自由端リンクメンバまたは一端に設定した連結点を相互
に枢着して対をなす自由端リンクメンバによりその接地
面を突出位置に強力に突き出し、回動ロックアームまた
は自由端リンクメンバの回動を係止してロック状態とな
る。その結果、キャスタは床面等の上向き支持面から離
間し、家具全体が接地面を介して上向き支持面に支持さ
れる。そのため、家具全体の遊動を防止することができ
る。なお、作動部材が退避位置から突出位置に回動する
過程における力関係を検討してみると、まず、退避位置
から接地面が上向き支持面に当接するまでの間は、作動
部材を空転させるだけの小さな力を加えるだけでよい。
次いで、接地面が上向き支持面に当接した位置から突出
位置までの間は、家具に作用する重力に抗しつつ作動部
材を回動させる必要があり、移動距離は小さくてもよい
が大きな力を要する。一方、トグル原理を用いたロック
機構は、退避位置から突出位置に向かうに従って、力の
増幅度合いが高くなり、突出位置の手前では、比較的小
さな操作力を加えることによって、ストロークは小さい
が非常に大きな力を出力することが可能である。そのた
め、かかるロック機構により前記作動部材を付勢するよ
うにしておせば、終始小さな操作力で、接地面を退避位
置から突出位置へ突き出すことが可能となり、無理なく
移動可能状態から静止状態に切換えることができる。
このような静止状態から、操作機構を介してロック機
構の回転ロックアームまたは対をなす自由端リンクメン
バの一端に設定した連結点の付近に、前述とは逆に操作
力を加えると、前記ロック機構によるロック状態を解除
することができ、接地面を退避位置に復帰させて移動可
能状態に戻すことができる。
しかして、このようなものであれば、キャスタの旋回
支軸を固定フレームに装着しておくことができるので、
固定フレームの剛性確保や、製作時の寸法管理等を適性
に行っておきさえすれば、その旋回支軸を鉛直に設定す
ることが容易である。しかも、作動部分やストッパ部分
等の摩耗により、作動部材の突出位置等に多少の狂いが
発生しても、キャスタの旋回支軸には何等の影響も与え
ない。そのため、長期間使用しても、キャスタに偏向癖
が発生し難い。
また、このような構成によれば、各キャスタを接地面
配設部分よりも外側に配することが可能となる。そのた
め、キャスタ間の距離を可及的に大きく確保して、移動
時の転倒を有効に防止することができる。なお、、接地
面をキャスタの下端よりも下側に突き出すのは、荷重を
キャスタから接地面に移行させるためであるため、接地
面を突出させて静止状態に切換える際に、キャスタを上
向き支持面から大きく離間させる必要は全くない。その
ため、接地面により荷重を受けている静止状態において
も、若干傾くとキャスタが上向き支持面に接触するよう
に寸法設定することは可能である。したがって、キャス
タを外側に配設したために、静止状態における安定性が
損なわれるという不具合も生じない。
[実施例] 以下、本発明を観覧用椅子に適用した場合の一実施例
につき、第1図〜第3図を参照して説明する。
この観覧用椅子Iは、第1図に示すように、左右方向
両端部に設けた脚1上に、椅子本体2を配設してなる。
脚1は、脚支柱12の下端に前後に伸びる脚羽根13を固
設してなる側面視逆T字形のもので、それら両脚支柱12
の上端で椅子本体2を支持している。固定フレームたる
脚1の脚羽根13における前後両端には、キャスタ3を設
けている。キャスタ3は、旋回支軸31回りに水平旋回し
得るようにした通常のもので、その旋回支軸31の上端部
を脚羽根13に鉛直姿勢で取着している。
椅子本体2は、前記両脚支柱12の上端間に架設した横
架材21と、この横架材21に取着した複数の座22と、これ
ら各座22の背後に配設した背もたれ23とを具備してな
る。
キャスタ3を設けた脚羽根13には、接地面11を有する
作動部材41軸着するとともに、その作動部材41に関連さ
せてロック機構42と操作機構5とを設けている。
作動部材41は、基端部を支軸45を介して脚羽根13に軸
支させたアーム状のもので、回動端部にアジャスタ41a
を設けてそのアジャスタ41aの下端を接地面11としてお
り、その接地面11をキャスタ3の下端よりも一定距離以
上に上昇させる退避位置Bと、キャスタ3の下端よりも
下側へ突き出す突出位置Aとの間で回動し得るようにな
っている。作動部材41の基端部における軸支部よりも上
方へ一定距離偏心した位置には、付勢点aが設けてあ
る。
ロック機構42は、入力部42aに導入される操作力を利
用して前記作動部材41を退避位置Bと突出位置Aとの間
で作動させるためのもので、トグル原理により前記作動
部材41を突出位置Aに付勢してロックし得るように構成
されている。具体的に説明すれば、ロック機構42は、枢
支点bを支軸46を介して脚羽根13の中央に枢支させ両回
動端に連結点cを有する回動ロックアーム43と、内方側
をこの回動ロックアーム43の連結点cに連結ピン47を介
して枢着するとともに外方端を対応する各作動部材41の
付勢点aに連結ピン48を介して枢着した対をなす自由端
リンクメンバ44と、前記連結点cが付勢点aと枢支点b
とを結ぶ線上に存在する思案点を通過した位置で前記自
由端リンクメンバ44の回動を係止して作動部材41の接地
面11を突出位置Aに保持するストッパ40とを具備してな
る。なお、ストッパ40は、回動ロックアーム43を係止し
得るような位置に設けてもよい。49は、没入位置B付近
では回動ロックアーム43を第2図中時計回り方向に付勢
し、突出位置A付近では第2図中反時計回り方向に付勢
するための引張りスプリングであり、第2図および第3
図ではその張設位置のみを想像線で示してある。
操作機構5は、人為的な操作力を前記ロック機構42の
入力部42aに伝達し得るように構成されている。具体的
に説明すれば、前記回動ロックレバー46は支軸46に固着
してあり、この支軸46を脚羽根13に回動可能に支承させ
ている。操作機構5は、前記支軸46の一端を脚羽根13の
外に延出させ、その延出端に天秤レバー51を固設したも
ので、その天秤レバー51の一端にロック用のペダル52を
設けるとともに、他端にロック解除用のペダル53を設け
ている。
次いで、この実施例の作動を説明する。
第2図に示すように、作動部材41が退避位置Bに保持
されている場合には、接地面11がキャスタ3の下端より
も一定距離以上に上昇している。そのため、脚羽根13に
装着されたキャスタ3を使用して、椅子Iを自在に移動
させることが可能である。この状態から操作機構5のロ
ック用ペダル52を踏込操作すると、その操作力がロック
機構42の入力部42aに伝達され、ロック機構42が作動し
て作動部材41を退避位置Bから突出位置A方向に回動さ
せる。すなわち、ロック用のペダル52を踏込んで行く
と、その操作力が天秤レバー51と支軸46とを介して回動
ロックレバー43に伝達され、この回動ロックアーム43
が、作動部材41に接近する方向に回動することになり、
回動ロックアーム41と自由端リンクメンバ44との連結点
cは、回動ロックアーム43の枢支点bと前記作動部材41
の付勢点aとを結ぶ線上に接近する。そして、連結点c
がその線上に存在する思案点を通過した段階で、前記自
由端リンクメンバ44がストッパ40に当接して係止され、
第3図に示すようなロック状態となる。しかして、この
操作を椅子Iの右側と、左側のにおいてそれぞれ行え
ば、全てのキャスタ3が床面Fから離間し、椅子I全体
が作動部材41の接地面11を介して床面Fに支持される。
そのため、椅子I全体の遊動を防止することができる。
このように本発明では、最終段階において、トグル原理
によりその接地面11を突出位置Aに強力に突き出してロ
ック状態となるようにしているので、以上の踏込み操作
に大きな力は要求されないが、椅子本体2の一端を持ち
上げぎみで、ペダル52を踏込めば、さらに軽快にロック
することが可能である。
第3図に示すような静止状態から、ロック解除用のペ
ダル53を踏込操作すると、回動ロックアーム43が逆方向
に回動してロック状態が解除され、接地面11が退避位置
Bに復帰する。この実施例では、スプリング49の力によ
って、作動部材41が積極的に上方に付勢され、接地面11
が退避位置Bに保持される。
しかして、このようなものであれば、キャスタ3の旋
回支軸31を固定フレームたる脚1の脚羽根13に装着して
おくことができるので、脚羽根13の剛性確保や、製作時
の寸法管理等を適性に行っておきさえすれば、その旋回
支軸31を鉛直に設定することが容易である。しかも、作
動部分やストッパ部分等の磨耗により、作動部材41の突
出位置A等に多少の狂いが発生しても、キャスタ3の旋
回支軸31には何等の影響も与えない。そのため、長期間
使用しても、キャスタ3に偏向癖が発生するようなこと
がない。
また、このような構成によれば、各キャスタ3を接地
面11配設部分よりも外側に配することが可能となる。そ
のため、キャスタ3間の距離を可及的に大きく確保し
て、移動時の転倒を有効に防止することができる。な
お、接地面11をキャスタ3の下端よりも下側に突き出す
のは、荷重をキャスタ3から接地面11に移行させるため
であるため、接地面11を突出させて静止状態に切換える
際に、キャスタ3を上向き支持面たる床面Fから大きく
離間させる必要は全くない。そのため、接地面11により
荷重を受けている静止状態においても、若干傾くとキャ
スタ3が床面Fに接触するように寸法設定することは可
能である。したがって、キャスタ3を外側に配設したた
めに、静止状態における安定性が損なわれるという不具
合も生じない。
なお、以上説明した実施例は、作動原理を明確にする
ために単純化したものであり、実用化に当たっては本発
明の趣旨を逸脱しない範囲でさらに変形が可能である。
例えば、脚支柱の下端に格別な固定フレームを固設し、
図示実施例の脚羽根に相当する部材は、この固定フレー
ムを覆い隠すためのカバーとして機能させることもでき
る。この場合には、この格別な固定フレームにキャスタ
や、作動部材、あるいは、ロック機構の回動ロックアー
ム等を支持させればよい。
また、操作機構も前記のものに限定されるものではな
く、例えば、操作レバーや操作ペダルに加えられる操作
力を、空気圧や油圧を介してロック機構の回動ロックア
ーム等に伝達するようにしたものや、操作ペダル等とロ
ック機構の回動ロックアームとを一方向クラッチを介し
て連結しておき、操作ペダル等を小刻みに往復回動操作
することによって、回動ロックアームを所望の方向に回
動させるようにしたもの等であってもよい。空気圧や油
圧を用いたものとしては、例えば、対をなす蛇腹式の流
体圧アクチュエータで、前記回動ロックアームの両回動
端部を選択的に押圧して、該回動ロックアームをロック
方向あるいはロック解除方向に回動させるようにしたも
のが考えられる。また、一方向クラッチを用いたもので
は、そのクラッチとして、回転力伝達方向の正逆切換機
能を有したものを用いるのが望ましい。すなわち、この
ような一方向クラッチを用いれば、単一の操作ペダルや
操作レバーに全く同一の操作を加えるだけで、回動ロッ
クアームをロック方向に回動させたり、ロック解除方向
に回動させることが可能になる。
さらに、ロック機構も、以上説明したものに限定され
るものではなく、例えば、第4図および第5図に示すよ
うなものであってもよい。このロック機構142は、一端
に設定した連結点eを相互に枢着し他端に対応する各作
動部材41の付勢点aに枢着してなる対をなす自由端リン
クメンバ144と、前記連結点eが、前記両作動部材41の
付勢点a同士を結ぶ線上に存在する思案点を通過した位
置で、前記自由端リンクメンバ144の回動を係止して接
地面11を突出位置Aに保持するストッパ140とを具備し
てなる。しかして、このロック機構142は、例えば、前
記連結点eの付近を入力部142aにしておき、この入力部
142aを適宜な操作機構により下方に押圧することによっ
て接地面11をキャスタ3よりも下方に突出させてロック
することができ、入力部142aを上方に引上げることによ
って、接地面11を退避させることができるようになって
いる。
また、本発明は、上述した観覧用椅子I以外にも、例
えば、第6図に示すようなテーブルIIや、第7図に示す
ような収納家具IIIや、第8図に示すような手押車IV等
の移動家具にも同様に適用が可能である。テーブルIの
場合には、前記実施例と同様に、脚101の脚羽根113を固
定フレームとして利用することができ、収納家具の場合
には、底部台枠201を固定フレームとして利用すること
ができ、また、手押者IVの場合には、荷台シャシー301
を固定フレームとして用いることができる。この収納家
具IIIにおいては、例えば、操作機構のロック用ペダル2
52とロック解除用ペダル253とを、底部台枠201の側部に
設けておけばよい。また、手押車IVにおいては、例え
ば、起立した手押フレーム302に、ロック用の操作レバ
ー352と、ロック解除用の操作レバー353とを設けておく
のが操作性を向上させる上で有利である。これら操作レ
バー352、353に加えられる操作力は、伝動ワイヤ等を介
して図示しないロック機構の入力部に伝達すればよい。
[発明の効果] 本願の請求項1〜6に係るそれぞれの発明は、以上の
ような構成であるから、比較的小さな操作力により、移
動可能状態と静止状態との切換えを行うことができる上
に、長期間の使用等によりキャスタの旋回支軸が傾斜し
て円滑な移動の妨げになるという不具合が発生するのを
有効に防止することができ、しかも、移動状態であると
静止状態であるとを問わず常に安定した姿勢を保つこと
が可能な移動家具を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は斜
視図、第2図は要部を示す側断面図、第3図は作用を説
明するための第2図相当の側断面図である。第4図およ
び第5図は本発明の他の実施例を示す原理説明図であ
る。第6図、第7図および第8図は本発明のさらに他の
実施例を示す斜視図である。 I……移動家具(椅子) II……移動家具(テーブル) III……移動家具(収納家具) IV……移動家具(手押車) 1……椅子の脚、2……椅子本体 3……キャスタ、5……操作機構 11……接地面 13……固定フレーム(脚の脚羽根) 40……ストッパ、41……作動部材 42……ロック機構、42a……入力部 43……回動ロックアーム 44……自由端リンクメンバ 101……テーブルの脚、140……ストッパ 142……ロック機構、142a……入力部 144……自由端リンクメンバ 201……収納家具の底部台枠 301……手押車の荷台シャシー a……付勢点、b……枢支点 c……連結点、e……連結点 A……突出位置、B……没入位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 作二 長野県上伊那郡宮田村137 タカノ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平4−8603(JP,A) 特開 平4−208107(JP,A) 特開 平4−187104(JP,A) 特開 平4−208110(JP,A) 実開 昭52−99102(JP,U) 実開 昭63−54341(JP,U) 実開 昭62−24751(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャスタを設けた固定フレームに、接地面
    を有する対をなす作動部材を軸着するとともに、それら
    作動部材間に共通のロック機構と操作機構とを設けてな
    る移動家具であって、 作動部材は、回動端部に接地面を有したもので、軸支部
    から偏心した位置に付勢点を有しており、その接地面を
    キャスタの下端よりも一定距離以上に上昇させる退避位
    置と、キャスタの下端よりも下側へ突き出す突出位置と
    の間で回動し得るようになっており、 ロック機構は、両作動部材間に配置されその中間に設定
    した枢支点を固定フレームに枢支させた回動ロックアー
    ムと、一端を回動ロックアームの連結点に枢着し他端を
    対応する作動部材の付勢点に枢着した対をなす自由端リ
    ンクメンバと、前記連結点が付勢点と枢支点とを結ぶ線
    上に存在する思案点を通過した位置で前記回動ロックア
    ームまたは自由端リンクメンバの回動を係止して接地面
    を突出位置に保持するストッパとを具備してなるもので
    あり、 操作機構は、人為的な操作力を前記ロック機構の回動ロ
    ックアームに伝達し得るように構成されていることを特
    徴とする移動家具。
  2. 【請求項2】キャスタを設けた固定フレームに、接地面
    を有する対をなす作動部材を軸着するとともに、それら
    作動部材間に共通のロック機構と操作機構とを設けてな
    る移動家具であって、 作動部材は、回動端部に接地面を有したもので、軸支部
    から偏心した位置に付勢点を有しており、その接地面を
    キャスタの下端よりも一定距離以上に上昇させる退避位
    置と、キャスタの下端よりも下側へ突き出す突出位置と
    の間で回動し得るようになっており、 ロック機構は、一端に設定した連結点を相互に枢着し他
    端を対応する各作動部材の付勢点に枢着してなる対をな
    す自由端リンクメンバと、前記連結点が、前記両作動部
    材の付勢点同士を結ぶ線上に存在する思案点を通過した
    位置で、前記自由端リンクメンバの回動を係止して接地
    面を突出位置に保持するストッパとを具備してなるもの
    であり、 操作機構は、人為的な操作力を前記ロック機構の連結点
    の付近に伝達し得るように構成されていることを特徴と
    する移動家具。
  3. 【請求項3】固定フレームが椅子の脚である請求項1又
    は2記載の移動家具。
  4. 【請求項4】固定フレームがテーブルの脚である請求項
    1又は2記載の移動家具。
  5. 【請求項5】固定フレームが収納家具の底部台枠である
    請求項1又は2記載の移動家具。
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