JP2638674B2 - 移動家具 - Google Patents

移動家具

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JP2638674B2
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信一 金田
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C11/00Benches not otherwise provided for
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases
    • A47C7/006Chair or stool bases with castors

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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Legs For Furniture In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、観覧用椅子や会議用テーブル等に適用が可
能な移動家具に関するものである。
[従来の技術] この種の移動家具は、キャスタを介して床面に支持さ
れるため、適宜押圧することにより所望の箇所に容易に
移動させることができる。ところが、所定の使用位置に
設置した状態においても移動が容易であること、使用中
に不必要な遊動を招き、配列が乱れる等の不具合が生じ
る。
そのため、近時、一定の操作を加えることによってキ
ャスタを退避させることができ、底部に設けた接地面を
直接床面に当接させて、その家具を静止させることがで
きるようにしたものが種々開発されている。
その代表的なものとしては、例えば、観覧用椅子の脚
羽根の前後両端にアジャスタを設け、このアジャスタに
接地面を形成しておくとともに、これら両アジャスタ間
に、前後に伸びる水平な回転軸を正逆回転可能に収容
し、この回転軸の前端部および後端部にそれぞれキャス
タを保持させたものが知られている。しかして、このも
のは、操作レバーや足踏みペダル等によって、前記回転
軸を正逆回転させることができるようになっており、そ
の回転軸の回転に伴わせて、キャスタを接地面よりも下
側へ突出させて移動可能な状態にしたり、キャスタを回
転軸の側方に退避させて接地面を直接床面に当接させる
ことができるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような構成のものは、家具に作用して
いる重力に抗しつつキャスタを退避位置から突出位置に
回動させる必要があり、操作レバーやペダルに大きな操
作力を集中的に加える必要がある。しかも、この種の操
作レバーは、いたずらや誤操作を防止するために比較的
目立たない位置に設けられている。そのため、無理な姿
勢で大きな操作力を発揮することが要求されがちであ
り、配列や片付け作業に時間と労力を要するという問題
がある。
本発明は、このような不具合を解消することができ、
無理のない最小限の操作によりキャスタを突没操作する
ことができる移動家具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、このような目的を達成するために、次のよ
うな手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る移動家具は、固定フレームに
キャスタを保持した天秤部材を略水平な支軸を介して軸
支させるとともに、その天秤部材に関連させてロック機
構とロック解除機構とを設けてなるものである。天秤部
材は、一方の回動端部にキャスタを保持するとともに他
方の回動端部に接地面を備えてなるもので、キャスタと
接地面が共に上向き支持面に当接するキャスタ没入位置
からキャスタが接地面よりも下側に突出するキャスタ突
出位置までの間で天秤動作し得るように軸支されている
とともに、前記上向き支持面からキャスタへの突上げ外
力が消勢した場合にはキャスタ突出位置方向に回動し得
るように構成されている。ロック機構は、前記天秤部材
がキャスタ突出位置にまで回動した場合に天秤部材をそ
のキャスタ突出位置に拘束し得るようになっている。そ
して、ロック解除機構は、人為的な操作により前記ロッ
ク機構のロック状態を解除し得るように構成されている
ことを特徴とする。
本発明は、観覧用の椅子、会議用のテーブル、収納家
具、あるいは、手押車等、種々の移動家具に適用が可能
である。椅子やテーブルに適用する場合には、脚が天秤
部材を支承するための固定フレームとしての役割を担
い、収納家具に適用する場合には、底部台枠が固定フレ
ームとなり、手押車に適用する場合には、荷台の底面に
設けた底部受枠が固定フレームとしての機能を果たす。
キャスタ間の距離を可及的に大きくして安定した状態
で移動させ得るようにするには、対をなす天秤部材を、
接地面側の回動端を相互に対向させて配設するのがよ
い。その場合には、それら両天秤部材間に、共通のロッ
ク機構と、ロック解除機構とを設けるのがよい。この場
合の好適な実施の態様としては、天秤部材が、軸支部か
ら偏心した位置に付勢点を有してなるものであり、ロッ
ク機構が、両天秤部材間に配置されその中間に設定した
枢支点を固定フレームに枢支させた中央リンクメンバ
と、一端を中央リンクメンバの回動連結点に枢着し他端
を対応する天秤部材の付勢点に枢着した対をなす自由端
リンクメンバと、前記回動連結点が付勢点と枢支点とを
結ぶ線上に存在する思案点を通過した位置で前記中央リ
ンクメンバまたは自由端リンクメンバの回動を係止して
キャスタを突出位置に保持するストッパとを具備してな
るものを挙げることができる。また、他の態様として
は、天秤部材が、軸支部から偏心した位置に付勢点を有
しており、ロック機構が、一端に設定した連結点を相互
に枢着し他端を対応する各天秤部材の付勢点に枢着して
なる対をなす自由端リンクメンバと、前記連結点が、前
記両天秤部材の付勢点同士を結ぶ線上に存在する思案点
を通過した位置で、前記自由端リンクメンバの回動を係
止してキャスタを突出位置に保持するストッパとを具備
してなるものを挙げることもできる。
キャスタの突出動作を確実に行わせたい場合には、キ
ャスタを突出方向に弾性付勢するためのスプリングを設
けておくのがよい。
[作用] このような構成によれば、キャスタのロックが解除さ
れている状態においては、天秤部材の一方の回動端に保
持されたキャスタと他方の回動端に形成された接地面の
双方が、床面等の上向き支持面に当接し支持されること
になる。このような静止状態から、移動家具の所要部位
を持ち上げて、接地面を上向き支持面から離間させる
と、その上向き支持面からキャスタに作用していた突上
げ外力が消勢する。その結果、天秤部材が回動しキャス
タが下方へ突出するとともに、接地面が上昇することに
なり、キャスタが所定の突出位置に達した段階で、その
天秤部材の動きがロック機構により拘束される。そのた
め、キャスタが突出位置にロックされ、移動家具をキャ
スタを介して上向き支持面に支持させることができ、押
圧力を加えることによって、自在に移動させることが可
能になる。このような移動可能状態において、ロック解
除機構に操作を加えてロック状態を解除すると、キャス
タが上向き支持面からの突上げ外力により没入し、再び
接地面が上向き支持面に当接して静止状態となる。換言
すれば、ロック機構による天秤部材の拘束を解除する
と、キャスタが上向き支持面に当接したままで、移動家
具全体が降下することになり、この移動家具の固定フレ
ームに支承された天秤部材の支軸が下方に移行する。そ
の結果、天秤部材の接地面側の回動端が、支軸が降下す
る速度の略倍速で下方に移動することになり、素早く上
向き支持面に当接することになる。
しかして、このようなものであれば、移動家具の一部
を持ち上げるという最も無理のない単純な操作を加える
だけで、静止状態から移動可能状態に切換えることがで
きる。
しかも、本発明では、天秤部材の一方の回動端にキャ
スタを保持するとともに他方の回動端に接地面を形成
し、その天秤部材の中間部を移動家具の固定フレームに
軸支させているので、キャスタを上向き支持面に当接さ
せた状態で移動家具が昇降すると、その昇降距離の略倍
の距離だけ接地面が昇降することになる。そのため、例
えば、固定フレームに接地面を設けた場合に比べて、理
想的には略半分の持ち上げ量で静止状態から移動可能状
態に切換えることが可能となる。しかも、このようにし
ておけば、キャスタの突没距離を小さく設定しておいて
も、接地面が積極的に退避するため、移動可能状態にお
いては、キャスタの下端と接地面との高低差を十分に確
保することが可能となる。そのため、段差等を通過する
際に、接地面が邪魔になるという不具合の発生を、キャ
スタの突没ストロークを増大させることなしに有効に防
止することができる。
[実施例] 以下、本発明を観覧用椅子に適用した場合の一実施例
につき、第1図〜第3図を参照して説明する。
この観覧用椅子Iは、第1図に示すように、左右方向
両端部に設けた脚1上に、椅子本体2を配設してなるも
ので、椅子本体2は、前記脚1の上端間に架設した横架
材21と、この横架材21に取着した複数の座22と、これら
各座22の背後に配設した背もたれ23とを具備してなる。
脚1は、脚支柱12の下端に前後に伸びる脚羽根13を固設
した側面視逆T字形をなすものであり、その脚羽根13の
内部において、第2図に示すように、キャスタ31を保持
させた一対の天秤部材3を略水平な支軸32を介して前記
脚羽根13に軸支するとともに、それらの天秤部材3に関
連させて共通のロック機構4とロック解除機構5とを設
けている。
天秤部材3は、一方の回動端部3aにキャスタ31を保持
するとともに他方の回動端部3bに接地面33を備えてなる
もので、接地面33を設けた回動端部3b同士を脚羽根13の
内方に向けて対設させ、各キャスタ31を脚羽根13の両端
近傍部に配設している。そして、前記支軸32を支点にし
て、キャスタ31の下端が接地面33に対し略水平となるキ
ャスタ没入位置A(第2図参照)から、キャスタ31の下
端を接地面33よりも下側に突出させるキャスタ突出位置
B(第3図参照)までの間で天秤移動させ得るようにな
っている。この天秤部材3には、キャスタ突出位置Bに
おいて支軸32から上方へ一定距離だけ偏心する位置に付
勢点aが設定されている。
ロック機構4は、前記両天秤部材3間に配設されその
中間枢支点bを脚羽根13に枢支させた中央リンクメンバ
41と、一端をこの中央リンクメンバ41の回動連結点cに
枢着し他端を対応する天秤部材3の付勢点aに枢着した
対をなす自由端リンクメンバ42と、前記回動連結点cが
付勢点aと枢支点bとを結ぶ線上に存在する思案点を通
過した位置で前記中央リンクメンバ41および自由端リン
クメンバ42の回動を係止してキャスタ31を突出位置Bに
保持するストッパ43と、キャスタ突出位置Bに向かって
回動連結点cを回動付勢するスプリング44とを具備して
いる。
一方、ロック解除機構5は、基端近傍部を前記中央リ
ンクメンバ41の枢支点bに枢着したアーム51と、このア
ーム51の先端を脚羽根13の挿通孔13aを介して外部に延
出させその延出端に固設したペダル52と、前記アーム51
の基端部に形成した押上部53とを具備してなる。そし
て、キャスタ31が突出位置Bにある第3図の状態では、
押上部53を自由端リンクメンバ42の下縁に添接させてペ
ダル52を上方回動位置に保持し、この位置からペダル52
が第2図に示す下方回動位置まで踏込み操作された場合
に、その押上部53において自由端リンクメンバ42の下縁
を上方に向かって押圧し、回動連結点cを思案点を越え
る位置まで上動させ得るようになっている。
次いで、この実施例の作動を説明する。
キャスタ31のロック機構4が解除された状態で、この
観覧用椅子Iを上向き支持面たる床F上に配置した状態
においては、第2図に示すように、床Fからキャスタ31
に観覧用椅子Iの荷重反力として突上げ外力fが作用
し、天秤部材3が、外方回動端3aに保持したキャスタ31
の下端と内方回動端3bに形成した接地面33とを共に床F
に当接させて、観覧用椅子Iを支持することになる。こ
のような静止状態から、例えば観覧用椅子Iの椅子本体
2の右端あるいは左端に手を掛けて持ち上げると、床F
からキャスタ31に作用していた突上げ外力fが消勢す
る。この場合、天秤部材3はスプリング44によってキャ
スタ突出位置B側に付勢されているので、接地面33が即
座に床Fから離間し、その結果、天秤部材3が図中左方
向に回動して、キャスタ31が相対的に下方へ突出すると
ともに、接地面33が上昇することになる。そして、第3
図に示すように、回動連結点cが付勢点aと枢支点bと
を結ぶ線上に存在する思案点を通過し、自由端リンクメ
ンバ42がストッパ43に係止される突出位置Bに達した段
階で、その天秤部材3の動きがロック機構4により拘束
される。すなわち、この段階で観覧用椅子Iへの持ち上
げ操作力を解除すると、キャスタ31に作用する突き上げ
外力fと自由端リンクメンバ42はより強くストッパ43に
押し付けられることになり、キャスタ31がかかる突出位
置Bに自己ロック状態となる。そのため、観覧用椅子I
に押圧力を加えることによって、自在に移動させること
が可能になる。このような移動可能状態から、ペダル52
を踏み込み、回動連結点cを再び思案点を通過するまで
上動させ、ロック状態を解除すると、それまで床Fから
作用していた突上げ外力fは以降キャスタ31を没入させ
るために有効に働くことになり、天秤部材3がキャスタ
31と接地面33とを同時に床Fに当接させる位置まで回動
して、第2図に示す静止状態となる。換言すれば、ロッ
ク機構4による天秤部材3の拘束を解除すると、キャス
タ31が床Fに当接したままで、観覧用椅子I全体が降下
することになり、この観覧用椅子Iの脚羽根13に支承さ
れた天秤部材3の支軸32が下方に移行する。その結果、
天秤部材3の接地面33側の回動端3bが、第3図に示すよ
うに、支軸32が降下する際の速度vの略倍速2vで下方に
移動することになり、素早く床Fに当接することにな
る。
しかして、このようなものであれば、観覧用椅子Iの
一部を持ち上げるという最も無理のない単純な操作を加
えるだけで、第2図に示す静止状態から第3図に示す移
動可能状態に切換えることができ、その状態からペダル
52を踏込むだけで再び静止状態に切換えることができ
る。
しかも、本実施例では、天秤部材3の外方回動端3aに
キャスタ31を保持するとともに内方回動端3bに接地面33
を形成し、その天秤部材3の中間部3cを観覧用椅子Iの
脚羽根13に軸支させているので、キャスタ31を床Fに当
接させた状態で観覧用椅子Iが昇降すると、支軸32を軸
支する脚羽根13の昇降距離が∫vdtとなるのに対して、
接地面33の昇降距離は∫(2v)dtと略2倍になる。その
ため、例えば、脚羽根13に接地面33を設けた場合に比べ
て、理想的には略半分の持ち上げ量で静止状態から移動
可能状態に切換えることが可能となる。しかも、このよ
うにしておけば、キャスタ31と接地面33とが支軸32を支
点にして常に逆方向に連動して昇降するため、キャスタ
31の突没距離に対して、キャスタ31と接地面33の間に略
2倍の高低差が現れることになる。このため、キャスタ
31の突没距離を小さく設定しておいても、移動可能状態
においては、キャスタ31の下端と接地面33との高低差l
を十分に確保することが可能となる。そのため、段差等
を通過する際に、接地面33が邪魔になるという不具合の
発生を、キャスタ31の突没ストロークを増大させること
なしに有効に防止することができる。
なお、本発明は、上述した観覧用椅子I以外にも、例
えば、第4図に示すようなテーブルIIや、第5図に示す
ような収納家具IIIや、第6図に示すような手押車IV等
の移動家具に同様に適用が可能である。テーブルIIの場
合には、前記実施例と同様に、脚101の一部、例えば脚
羽根113を固定フレームとして利用することができ、収
納家具IIIの場合には、底部台枠201を固定フレームとし
て利用することができる。この収納家具IIIにおいて
は、ロック解除機構の操作端であるペダル152をその台
枠201の側方に設けるようにするとよい。また、手押車I
Vの場合には、底部受枠301を固定フレームとして利用す
ればよいが、この手押車IIIは移動、静止が頻繁に行わ
れることから、ロック解除機構の操作端が上述のような
足で操作するものでは具合が悪い。このため、起立した
フレーム302に主動操作可能なレバー303を設けておき、
このレバー303を図示しないロック解除機構本体とワイ
ヤで連結しておく等の態様が好ましい。ロック機構は左
右のキャスタ331の間、或いは前後のキャスタ331の間に
共用される形で設けることができる。さらに、足羽根を
固定フレームとして利用する代わりに、脚支柱に格別な
固定フレームを設けておき、脚羽根に相当する部材は、
この固定フレームを覆い隠すためのカバーとして機能さ
せることもできる。この場合には、この格別な固定フレ
ームに天秤部材やロック機構、ロック解除機構等を取り
付けるようにすればよい。
さらにまた、ロック機構は、第7図および第8図に示
す構成によることもできる。このロック機構404は、キ
ャスタ431と接地面433とを保持する天秤部材403に関連
づけて設けられたもので、一端に設定した連結点dを相
互に枢着し他端を対応する各天秤部材403上に設定され
た付勢点aに枢着した対をなす自由端リンクメンバ442
と、前記連結点dが、前記両天秤部材403の付勢点a同
士を結ぶ線上に存在する思案点を通過した位置で、前記
自由端リンクメンバ442の回動を係止してキャスタ431を
突出位置に保持するストッパ443とを具備してなる。こ
のような構成においては、第8図に示すロック状態か
ら、そのロックを解除して第7図に示す移動可能状態に
移行させるために、連結点dを思案点を通過して上動さ
せ得るようなロック解除手段を設けておく。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、移動家具の
一部を持ち上げるだけで、静止状態から移動可能状態に
切換えることができ、その持ち上げ操作も理想的には移
動家具の底部に接地面を固設した場合の略半分の操作量
で済ませることができる。そのため、従来に比べて操作
時に無理な姿勢を強いられることがなくなり、操作も簡
単となって、配列や片付け作業にかかる時間と労力を激
減させることが可能となる。しかも、このような構成に
おいては、キャスタの突没ストロークを比較的小さく設
定しても、移動可能状態に切換えた際に接地面を床面か
ら十分に退避させることができる。そのため、移動家具
の足まわりを大形化せずに、段差通過時などに接地面が
邪魔になる不都合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は斜
視図、第2図は要部断面図、第3図は作用を説明するた
めの第2図相当の断面図である。第4図、第5図および
第6図はそれぞれ本発明の他の実施例を示す斜視図であ
る。第7図および第8図は本発明のさらに他の実施例を
示す原理説明図である。 A…キャスタ没入位置、B…キャスタ突出位置 F…上向き支持面(床) f…突き上げ外力 I…移動家具(観覧用椅子) II…移動家具(テーブル) III…移動家具(収納家具) IV…移動家具(手押車) a…付勢点、b…枢支点 c…回動連結点、d…連結点 1…固定フレーム(脚) 3…天秤部材、3a、3b…回動端部 4…ロック機構、5…ロック解除機構 31…キャスタ、32…支軸 33…接地面 41…中央リンクメンバ 42…自由端リンクメンバ 43…ストッパ、44…スプリング 101…固定フレーム(脚) 201…固定フレーム(台枠) 301…固定フレーム(受枠) 331…キャスタ、404…ロック機構 403…天秤部材、431…キャスタ 433…接地面 442…自由端リンクメンバ 443…ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 作二 長野県上伊那郡宮田村137 タカノ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平4−208106(JP,A) 特開 平4−208109(JP,A) 特開 平4−208107(JP,A) 特開 平4−208110(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定フレームにキャスタを保持した天秤部
    材を略水平な支軸を介して軸支させるとともに、その天
    秤部材に関連させてロック機構とロック解除機構とを設
    けてなる移動家具であって、 天秤部材は、一方の回動端部にキャスタを保持するとと
    もに他方の回動端部に接地面を備えてなるもので、キャ
    スタと接地面が共に上向き支持面に当接するキャスタ没
    入位置からキャスタが接地面よりも下側に突出するキャ
    スタ突出位置までの間で天秤動作し得るように軸支され
    ているとともに、前記上向き支持面からキャスタへの突
    上げ外力が消勢した場合にはキャスタ突出位置方向に回
    動し得るように構成されており、 ロック機構は、前記天秤部材がキャスタ突出位置にまで
    回動した場合に天秤部材をそのキャスタ突出位置に拘束
    し得るようになっており、 ロック解除機構は、人為的な操作により前記ロック機構
    のロック状態を解除し得るように構成されていることを
    特徴とする移動家具。
  2. 【請求項2】固定フレームが椅子の脚であることを特徴
    とする請求項1記載の移動家具。
  3. 【請求項3】固定フレームがテーブルの脚であることを
    特徴とする請求項1記載の移動家具。
  4. 【請求項4】固定フレームが収納家具の底部台枠である
    ことを特徴とする請求項1記載の移動家具。
  5. 【請求項5】固定フレームが手押車の底部受枠であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動家具。
  6. 【請求項6】対をなす天秤部材を、接地面を設けた内方
    の回動端を対向させて配設し、これら両天秤部材間に共
    通のロック機構と、ロック解除機構とを設けていること
    を特徴とする請求項1記載の移動家具。
  7. 【請求項7】天秤部材が、軸支部から偏心した位置に付
    勢点を有しており、 ロック機構が、両天秤部材間に配置されその中間に設定
    した枢支点を固定フレームに枢支させた中央リンクメン
    バと、一端を中央リンクメンバの回動連結点に枢着し他
    端を対応する天秤部材の付勢点に枢着した対をなす自由
    端リンクメンバと、前記回動連結点が付勢点と枢支点と
    を結ぶ線上に存在する思案点を通過した位置で前記中央
    リンクメンバまたは自由端リンクメンバの回動を係止し
    てキャスタを突出位置に保持するストッパとを具備して
    なるものであることを特徴とする請求項6記載の移動家
    具。
  8. 【請求項8】天秤部材が、軸支部から偏心した位置に付
    勢点を有しており、 ロック機構が、一端に設定した連結点を相互に枢着し他
    端を対応する各天秤部材の付勢点に枢着してなる対をな
    す自由端リンクメンバと、前記連結点が、前記両天秤部
    材の付勢点同士を結ぶ線上に存在する思案点を通過した
    位置で、前記自由端リンクメンバの回動を係止してキャ
    スタを突出位置に保持するストッパとを具備してなるこ
    とを特徴とする請求項6記載の移動家具。
  9. 【請求項9】キャスタを突出方向に弾性付勢するための
    スプリングを設けていることを特徴とする請求項1記載
    の移動家具。
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