JP3414299B2 - 移動家具 - Google Patents

移動家具

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JP3414299B2
JP3414299B2 JP02276599A JP2276599A JP3414299B2 JP 3414299 B2 JP3414299 B2 JP 3414299B2 JP 02276599 A JP02276599 A JP 02276599A JP 2276599 A JP2276599 A JP 2276599A JP 3414299 B2 JP3414299 B2 JP 3414299B2
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幸彦 南庄
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases
    • A47C7/006Chair or stool bases with castors

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  • Legs For Furniture In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制止状態と移動可
能状態の切り替えを容易に行い得る移動家具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、劇場等では、ステージ周辺や壁
際等に配設される椅子を移動可能なものとし、必要に応
じて椅子を移動、退避させてステージや通路の面積を拡
大する等して種々の催しに対応するようにしている場合
がある。通常、この種の椅子として、図7に示すよう
に、椅子本体を構成する支柱101の下端に、該椅子本
体を制止状態及び移動可能状態のいずれかで選択的に支
持し得る支持装置102を配設してなり、前記支持装置
102が、支柱101の下端に配設されたベース103
と、前記ベース103の前後端に配設され椅子本体を移
動可能に支持してなるキャスタ105と、基端部106
aを支軸pを介してベース103に回動可能に軸支され
回動端部106bに選択的に床面Fに接地して椅子本体
を制止状態に保持するアジャスタ104を有してなる前
後に対をなす回動アーム106と、この回動アーム10
6をアジャスタ104が床面Fに接地してなる接地位置
にロックし得るとともに、ロック状態を解除した場合に
前記アジャスタ104を床面Fから浮上させ得るロック
機構107とを具備してなるものがある。
【0003】ロック機構107は、中心点を支軸qを介
してベース103の中央に枢支され両端を回動端108
aとしている回動リンク部材108と、内方端109a
側を前記回動リンク部材108の回動端108aに連結
ピンrを介して枢着するとともに外方端109bを対応
する各回動アーム106の回動付勢点に連結ピンsを介
して枢着した対をなす自由端リンク部材109とを具備
してなり、ペダル110を介して支軸qに導入される操
作力を利用して回動アーム106をアジャスタ104が
床面Fと接地する接地位置と図中想像線で示す床面Fか
ら浮上する退避位置との間で作動させるためのもので、
自由端リンク部材109が相互に略水平状態に突っ張り
保持されるトグル状態で前記回動アーム106を接地位
置にロックし得るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のは、リンク部材等の部品点数が増大し構造が複雑にな
りやすいという問題がある。さらに、このように支軸を
回動させてリンク部材を作動するようにしている場合に
は、この支軸を直接に回動操作しづらいため、必ず別体
の操作ペダル等を設ける等しなければ良好な操作性は得
にくく、また、複数の支持装置が存在する場合、これら
を連動操作することも困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような不具合を解消
するために、本発明は、リンク部材の支軸をベースの外
部に延出し、この支軸を直接的に付勢して上下動するこ
とにより回動アームの回動を行うようにしている。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、このものは、家具本体
を制止状態及び移動可能状態のいずれかで選択的に支持
し得る支持装置を具備してなる移動家具であって、前記
支持装置が、家具本体と床面間に配設されたベースと、
前記ベースに一端を回動可能に枢支された一対の回動ア
ームと、前記回動アームの回動端に取着され選択的に床
面に接地して前記家具本体を制止状態或いは移動可能状
態のいずれか一方の状態に支持する第1の支持部材と、
前記ベースの下面に設けられ床面に接地して前記家具本
体を制止状態或いは移動可能状態のいずれか他方の状態
に支持する第2の支持部材と、前記ベース内に収納され
前記回動アームを第1の支持部材が床面に接地する接地
位置にロックするとともにロック状態を解除した場合に
前記回動アームを第1の支持部材が床面から浮上し得る
退避位置へと回動付勢するロック機構とを具備してな
り、前記ロック機構が、回動アームの基端同士を直接或
いは間接に枢結する支軸を具備してなり、前記支軸をベ
ースの外方側に延出した延出端をロック機構のロック状
態を解除する場合に操作する操作端とし、その延出端を
直接的に付勢して上下動することにより前記回動アーム
の回動を行うようにしていることを特徴とする。
【0007】このような構成のものであると、ベースの
外部に延出した支軸を直接的に付勢して上下動させると
いう非常に簡便な操作で回動アームの回動を行って、移
動家具の制止状態と移動可能状態との間の切り替えを容
易に行うことができる。なお、ここでいう「直接的に」
とは、操作位置と支軸の付勢位置とが合致若しくは近接
させてあるという意味である。したがって、支軸と操作
手段が離間した位置に配設されている従来のものと比較
して、支持装置をコンパクトな仕様にすることが可能に
なる上、操作中に支軸と操作手段間を連結する部材や操
作手段等がベース等の他の部材と干渉したりすることも
有効に防止することができる。また、このものは、支軸
を上下動させているので、従来の支軸回動式のものに比
べてリンク部材等の部品点数を削減することができる。
また、支軸をベースの外部に延出しているので、この支
軸の延出端を操作端として利用し、操作手段を省略する
ことや、操作位置と支軸の付勢位置とを近接させること
も可能となる。さらに、家具本体の下面に複数の支持装
置を設けた場合には、外部に延出した支軸を連結桿とし
複数の支持装置を連動して操作するようなことも容易と
なる。
【0008】前記支軸を付勢する好適な実施の形態とし
ては、前記支軸の延出端を操作端としているものや、操
作位置と支軸の付勢位置とを近接させた別体の操作手段
を具備しているものが挙げられる。支軸の円滑な上下動
を可能とするには、前記支軸が、ベースに設けたスライ
ド溝を介して外部に延出されていることが望ましい。
【0009】簡単な機構で確実なロックを行うには、前
記ロック機構が、基端同士を前記支軸を介して枢結され
各先端を前記回動アームを回動方向に付勢し得る位置に
枢結してなる一対のリンク部材と、家具本体の荷重を軽
減すると自動的に前記リンク部材を相互に略水平状態に
展開する方向へ付勢する付勢部材とを具備してなり、家
具本体の荷重を軽減すると両リンク部材が相互に略水平
状態に展開し突っ張り保持されてトグル状態となり、回
動アームをロック状態に保持するものであることが望ま
しい。
【0010】さらに、この場合には、スライド溝の上端
が、リンク部材がトグル状態から更に上方に移動するこ
とを禁止するストッパとして機能することが望ましい。
具体的な実施の形態としては、第1の支持部材が、床面
に接地して家具本体を移動可能状態に支持する転動体で
あり、第2の支持部材が、接地面を床面に当接させて家
具本体の移動を制止する制止体であるものや、逆に、第
1の支持部材が、接地面を床面に当接させて家具本体の
移動を制止する制止体であり、第2の支持部材が、床面
に接地して家具本体を移動可能状態に支持する転動体で
あるものを挙げることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明するが、図3では、ベース3内部の構造を明確
にするために、ベース3を想像線にして示している。な
お、本実施例では、本発明の移動家具が劇場用の椅子A
である場合について説明する。
【0012】この椅子Aは、図1に示すように、床面F
上の所定高さ位置に保持されたビームパイプ11と、こ
のビームパイプ11に所定の間隔を開けて配設してなる
複数の肘掛け12と、これら各肘掛け12間に配設して
なる座13及び背もたれ14と、前記ビームパイプ11
の幅方向両端部から垂下してなる支柱15とを具備して
なる椅子本体1に、該椅子本体1を制止状態及び移動可
能状態のいずれかで選択的に支持し得る支持装置2を配
設してなるものである。
【0013】支持装置2は、図2〜図5に示すように、
椅子本体1の幅方向両端部に対をなして配設されるもの
で、支柱15の下端に配設されたベース3と、前記ベー
ス3の下面に設けられ接地面4aを床面Fに当接させた
状態で椅子本体1の移動を制止する第2の支持部材たる
制止体4と、前記ベース3に基端部6aを回動可能に枢
支され回動端である先端部6bに床面Fに選択的に接地
して前記椅子本体1を移動可能に支持する第1の支持部
材たるキャスタ5を取着してなる回動アーム6と、前記
回動アーム6をキャスタ5が床面Fに接地する接地位置
Pにロックするとともにロック状態を解除した場合に前
記回動アーム6をキャスタ5が床面Fから浮上する退避
位置Qへと回動付勢するロック機構7とを具備してなる
ものである。
【0014】ベース3は、一枚の板金素材を折り曲げ成
形したもので、頂壁31と、前記頂壁31の左右両端か
ら鉛直方向に垂下してなる左右側壁32と、前記左右側
壁32の下端から外方に向かって水平方向に延出した対
をなす水平壁33とから構成され、前記水平壁33の下
面に制止体4を添設しネジ等の止着具で止着している。
【0015】制止体4は、摩擦係数の比較的高い部材で
あり、椅子本体1の幅方向に沿って左右のベース3間に
架設してなるものである。回動アーム6は、前記ベース
3の前後端3a、3bの左右側壁32間に架設した軸p
に、基端部6a側の下端を回動可能に軸着してなる前後
に対をなすもので、先端部6bの下面にキャスタ5を取
着している。具体的には、この回動アーム6は、頂壁6
1と、左右側壁62と、平面視部分円弧状に湾曲した外
壁63とから構成される下方が開口したもので、前記左
右側壁62及び外壁63に溶接する等して固設したキャ
スタ取付板64の下面にキャスタ5を取着している。
【0016】ロック機構7は、基端同士8aを支軸rを
介して枢結され各先端8bを前記回動アーム6を回動方
向に付勢し得る位置に枢結してなるリンク部材8A、8
Bと、椅子本体1の荷重を軽減すると自動的に前記リン
ク部材8A、8Bを相互に略水平状態に展開する方向へ
付勢する付勢部材たるねじりコイルバネ9とを具備して
なり、前記支軸rをベース3の外部に延出し、その外方
延出端r1を直接的に付勢して上下動することにより前
記回動アーム6の回動を行うようにしている。
【0017】リンク部材8A、8Bは、頂壁81と、前
記頂壁81の左右両端から鉛直方向に垂下した左右側壁
82とを具備してなる前後に対をなす同様の構成を有す
るものであり、基端8a同士を支軸rを介して枢結さ
れ、各先端8bを前記回動アーム6の左右側壁62間に
架設した軸qを介して前記回動アーム6に枢結されてい
る。前記軸qには、一端91を回動アーム6の頂壁61
の下面に当接させ、他端92をリンク部材8の一方の側
壁82の下面に当接させてなるねじりコイルバネ9が巻
回してなり、前記リンク部材8A、8Bの基端8aを相
互に拡開して略水平状態となる方向すなわち上方に付勢
している。なお、このねじりコイルバネ9のバネ力は、
椅子本体1の荷重よりも弱いものである。
【0018】支軸rは、前記ベース3の左右側壁32に
穿設した上下方向に延びるスライド溝34を介して両端
をベース3の外部へと延出し、前記スライド溝34に沿
って上下方向にスライド可能な金属製の棒状のものであ
る。このスライド溝34の上下端は、前記支軸rの形状
に対応し、側面視半円弧状となっている。そして、ベー
ス3の外方側に延出した外方延出端r1をロック機構7
のロック状態を解除する場合に直接的に操作する操作端
としている。なお、ベース3の内方側に延出した内方端
及び外方延出端r1とベース3の左右側壁32間には、
支軸r1の幅方向への移動を禁止する抜け止め(図示せ
ず)が配設してある。
【0019】すなわち、このロック機構7は、使用者
が、若干、椅子本体1を持ち上げる等して荷重を軽減す
ることによって、ねじりコイルバネ9のバネ力が働き、
前記リンク部材8A、8Bが相互に拡開して思案点を若
干越えた辺りで突っ張り保持されてトグル状態となりロ
ックされる。そして、スライド溝34を介してベース3
の外部へ延出した支軸rの外方延出端r1を押し下げる
ことによって、このロック状態を解除するようにしてい
る。
【0020】次に、この支持装置2の作動について説明
する。まず、椅子本体1を制止状態から移動可能状態に
切り替える場合の操作方法について説明する。制止状態
では、図4に示すように、制止体4が床面Fに接地面4
aを接地させるとともに椅子本体1の荷重により安定的
にその場に支持されている。この時、前後のリンク部材
8A、8Bは、互いに略V字状になっており、回動アー
ム6の先端部6bに配設されたキャスタ5は床面Fから
浮上している。このような制止状態から、椅子本体1を
移動可能状態とするには、椅子本体1を若干持ち上げて
ロック機構7に係る椅子本体1の荷重を軽減すると、ね
じりコイルバネ9が前後のリンク部材8A、8Bを上方
に付勢するとともに回動アーム6の先端部6bに取着し
たキャスタ5の自重により、前後のリンク部材8A、8
Bの基端8a同士を枢結している支軸rがスライド溝3
4内を上方にスライドして、図中想像線に示すように、
前後のリンク部材8A、8Bが、略V字型から相互に水
平方向に拡開する方向に回動し、思案点を若干越えた辺
りでこれらリンク部材8A、8B同士が突っ張り保持さ
れてトグル状態となりロックされる。なお、この時、ス
ライド溝34の上端34aが、リンク部材8A、8Bが
トグル状態から更に上方に移動することを禁止するスト
ッパとして機能している。そして、図5に示すように、
キャスタ5が下降して床面Fに接地し、制止体4が床面
Fから浮上して、椅子本体1は、移動可能状態となる。
【0021】一方、椅子Aを目的の場所に移動した後、
先程とは逆に、椅子本体1を移動可能状態から制止状態
へと移行するには、ベース3の外部に延出した支軸rの
外方延出端r1を足で直接踏んでスライド溝34に沿っ
て押し下げると、リンク部材8A、8Bのトグル状態が
解除され、図4中実線で示すように、椅子本体1の自重
により制止体4が床面Fに接地するとともに回動アーム
6が前記リンク部材8A、8Bにより回動を付勢されて
キャスタ5が床面Fから浮上し、椅子本体1は、制止状
態となる。
【0022】このように、この支持装置2は、支軸rの
外方延出端r1を直接足で踏むことで、ワンタッチでキ
ャスタ5が浮上し、接地体4を床面Fに接地させて椅子
本体1を制止状態に保持することができる。一方、椅子
本体1を持ち上げれば、キャスタ5が飛び出し床面Fに
接地した位置で確実にロックされて移動可能状態とな
る。したがって、容易に制止状態と移動可能状態との間
の切り替えを行うことができるため、作業効率が上が
り、多数の椅子Aを移動、設置させるのに多くの労力、
時間を必要としない。
【0023】また、操作位置と支軸rの付勢位置とが合
致しているので、支軸と操作手段が離間した位置に配設
されている従来のものと比較して、支持装置2をコンパ
クトな仕様にすることが可能になる上、操作中に支軸と
操作手段間を連結する部材や操作手段等がベース等の他
の部材と干渉したりすることも有効に防止することがで
きる。また、このものは、支軸rを上下動させているの
で、従来の支軸回動式のものに比べてリンク部材等の部
品点数を削減することができる。また、支軸rをベース
3の外部に延出しているので、この支軸rの外方延出端
r1を操作端として利用し、操作手段を省略して部品点
数を削減することも可能となる。
【0024】前記支軸rが、ベース3に設けたスライド
溝34を介して外部に延出され、前記スライド溝34に
沿って上下動しているので、支軸rの円滑な上下動が可
能となる。前記ロック機構7が、基端8a同士を前記支
軸rを介して枢結され各先端8bを前記回動アーム6を
回動方向に付勢し得る位置に枢結してなる一対のリンク
部材8A、8Bと、椅子本体1の荷重を軽減すると自動
的に前記リンク部材8A、8Bを相互に略水平状態に展
開する方向へ付勢するねじりコイルバネ9とを具備して
なり、椅子本体1の荷重を軽減すると両リンク部材8
A、8Bが相互に略水平状態に展開し突っ張り保持され
てトグル状態となり、回動アーム6をロック状態に保持
するものであるので、簡単な機構で確実なロックを行う
ことができる。
【0025】スライド溝34の上端34aが、リンク部
材8A、8Bがトグル状態から更に上方に移動すること
を禁止するストッパであるので、別途にストッパ等を設
けなくても、確実にリンク部材8A、8Bが上方に移動
することを禁止することができる。なお、各部の具体的
な構成は、上述した実施例に限定されるものではない。
例えば、上述した実施例では、支軸rの外方延出端r1
を直接に操作する操作端としているが、図6に示すよう
に、操作位置と支軸rの付勢位置が近接してなるペダル
10をベース3に外嵌させ、このペダル10を踏むこと
によって支軸rを上下方向に付勢して、ロック機構7の
ロック状態を解除するようにしてもよい。また、左右の
支持装置2を前記支軸rにより連結し、この支軸rを操
作することにより左右の支持装置2を連動するようにし
てもよい。さらに、本実施例では、回動アーム6間に対
をなすリンク部材8A、8Bを介在させているが、回動
アーム6の基端8a同士を直接支軸rで枢結して、回動
させるようにしてもよいのは勿論である。また、移動家
具としては、上述したような椅子に限定されず、棚やテ
ーブル等であってもよい。その他の構成も、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明は、回動アームの基端同士を直接或いは間接
に枢結している支軸をベースの外部に延出し、その延出
端を直接的に付勢して上下動することにより回動アーム
の回動を行うようにしているので、従来の支軸回動式も
のに比べてリンク部材等の点数を削減できる。また、支
軸と操作手段が離間した位置に配設されている従来のも
のと比較して、支持装置をコンパクトな仕様にすること
が可能になる上、操作中に支軸と操作手段間を連結する
部材や操作手段等がベース等の他の部材と干渉したりす
ることも有効に防止することができる。さらに、支軸を
ベースの外部に延出しているので、この支軸の延出端を
操作端として利用して操作手段を省略したり、家具本体
の下面に複数の支持装置を設けた場合には、この支軸を
連結桿とし、複数の支持装置を連動して操作するような
こと等も容易となる。
【0027】前記支軸の延出端を操作端としているなら
ば、別途に操作手段を設ける必要がなく、部品点数の削
減を図ることができる。操作位置と支軸の付勢位置とを
近接させた別体の操作手段を具備しているならば、支持
装置をコンパクトな仕様とした上で、良好な操作性が得
られる。前記支持装置が、家具本体の下面に複数配設さ
れ、これら複数の支持装置を前記支軸を介して連結して
いるならば、別途連結部材を設けずとも、この支軸によ
り複数の支持装置の連動操作を行うことができる。
【0028】前記支軸が、ベースに設けたスライド溝を
介して外部に延出され、前記スライド溝に沿って上下動
するならば、支軸の円滑な上下動が可能となる。前記ロ
ック機構が、基端同士を前記支軸を介して枢結され各先
端を前記回動アームを回動方向に付勢し得る位置に枢結
してなる一対のリンク部材と、家具本体の荷重を軽減す
ると自動的に前記リンク部材を相互に略水平状態に展開
する方向へ付勢する付勢部材とを具備してなり、家具本
体の荷重を軽減すると両リンク部材が相互に略水平状態
に展開し突っ張り保持されてトグル状態となり、回動ア
ームをロック状態に保持するものであるならば、簡単な
機構で確実なロックを行うことができる。
【0029】スライド溝の上端が、リンク部材がトグル
状態から更に上方に移動することを禁止するストッパと
して機能するならば、別途にストッパ等を設けなくて
も、確実にリンク部材が上方に移動することを禁止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図。
【図2】同支持装置を示す斜視図。
【図3】同一部を想像線とした斜視図。
【図4】同作用説明図。
【図5】同作用説明図。
【図6】本発明の変形例を示す斜視図。
【図7】従来例を示す側断面図。
【符号の説明】
1…家具本体(椅子本体) 2…支持装置 3…ベース 34…スライド溝 34a…上端 4…第2の支持部材(制止体) 4a…接地面 5…第1の支持部材(キャスタ) 6…回動アーム 6a…一端(基端部) 6b…回動端(先端部) 7…ロック機構 8A、8B…リンク部材 8a…他端(基端) 8b…一端(先端) 9…付勢部材(ねじりコイルバネ) 10…操作手段 A…移動家具(椅子) F…床面 P…接地位置 Q…退避位置 r…支軸 r1…延出端(外方延出端)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 91/00 A47B 91/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具本体を制止状態及び移動可能状態のい
    ずれかで選択的に支持し得る支持装置を具備してなる移
    動家具であって、前記支持装置が、家具本体と床面間に
    配設されたベースと、前記ベースに一端を回動可能に枢
    支された一対の回動アームと、前記回動アームの回動端
    に取着され選択的に床面に接地して前記家具本体を制止
    状態或いは移動可能状態のいずれか一方の状態に支持す
    る第1の支持部材と、前記ベースの下面に設けられ床面
    に接地して前記家具本体を制止状態或いは移動可能状態
    のいずれか他方の状態に支持する第2の支持部材と、前
    記ベース内に収納され前記回動アームを第1の支持部材
    が床面に接地する接地位置にロックするとともにロック
    状態を解除した場合に前記回動アームを第1の支持部材
    が床面から浮上し得る退避位置へと回動付勢するロック
    機構とを具備してなり、 前記ロック機構が、回動アームの基端同士を直接或いは
    間接に枢結する支軸を具備してなり、前記支軸をベース
    の外方側に延出した延出端をロック機構のロック状態を
    解除する場合に操作する操作端とし、その延出端を直接
    的に付勢して上下動することにより前記回動アームの回
    動を行うようにしていることを特徴とする移動家具。
  2. 【請求項2】前記支持装置が、家具本体の下面に複数配
    設され、これら複数の支持装置を前記支軸を介して連結
    することにより連動操作し得るようにしていることを特
    徴とする請求項1記載の移動家具。
  3. 【請求項3】前記支軸が、ベースに設けたスライド溝を
    介して外部に延出され、前記スライド溝に沿って上下動
    することを特徴とする請求項1又は2記載の移動家具。
  4. 【請求項4】前記ロック機構が、基端同士を前記支軸を
    介して枢結され各先端を前記回動アームを回動方向に付
    勢し得る位置に枢結してなる一対のリンク部材と、家具
    本体の荷重を軽減すると自動的に前記リンク部材を相互
    に略水平状態に展開する方向へ付勢する付勢部材とを具
    備してなり、家具本体の荷重を軽減すると両リンク部材
    が相互に略水平状態に展開し突っ張り保持されてトグル
    状態となり、回動アームをロック状態に保持することを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の移動家具。
  5. 【請求項5】スライド溝の上端が、リンク部材がトグル
    状態から更に上方に移動することを禁止するストッパと
    して機能することを特徴とする請求項4記載の移動家
    具。
  6. 【請求項6】第1の支持部材が、床面に接地して家具本
    体を移動可能状態に支持する転動体であり、第2の支持
    部材が、接地面を床面に当接させて家具本体の移動を制
    止する制止体であることを特徴とする請求項1、2、
    3、4又は5記載の移動家具。
  7. 【請求項7】第1の支持部材が、接地面を床面に当接さ
    せて家具本体の移動を制止する制止体であり、第2の支
    持部材が、床面に接地して家具本体を移動可能状態に支
    持する転動体であることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5又は6記載の移動家具。
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