JP2686179B2 - 移動家具 - Google Patents

移動家具

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JP2686179B2
JP2686179B2 JP2339285A JP33928590A JP2686179B2 JP 2686179 B2 JP2686179 B2 JP 2686179B2 JP 2339285 A JP2339285 A JP 2339285A JP 33928590 A JP33928590 A JP 33928590A JP 2686179 B2 JP2686179 B2 JP 2686179B2
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furniture
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信一 金田
正和 小林
作二 伊東
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Kokuyo Co Ltd
Takano Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
Takano Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C11/00Benches not otherwise provided for
    • A47C11/005Benches not otherwise provided for having multiple separate seats
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases
    • A47C7/006Chair or stool bases with castors

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  • Legs For Furniture In General (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、観覧用椅子や会議用テーブル等のように前
後幅寸法よりも左右長さ寸法の方が大きい形態をなし、
左右方向両端部における前端部分および後端部分にキャ
スタをそれぞれ配してなる移動家具に関するものであ
る。
[従来の技術] この種の移動家具は、キャスタを介して床面に支持さ
れるため、適宜押圧することにより所望の箇所に容易に
移動させることができる。ところが、所定の使用位置に
設置した状態においても移動が容易であると、使用中に
不必要な遊動を招き、配列が乱れる等の不具合が生じ
る。また、倉庫その他に遊動可能な状態で保管しておく
と、地震の際等に激しく移動するおそれがあり、危険性
が高い。
そのため、近時、一定の操作を加えることによってキ
ャスタを退避させることができ、底部に設けた家具接地
面を直接床面に当接させて、その家具を静止させること
ができるようにしたものが種々開発されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前後幅寸法よりも左右長さ寸法の方が大き
い形態をなす従来の移動家具において、このような機能
を付与したものは、左右両側に赴いて、それぞれ移動可
能状態と静止状態との切換操作を行う必要があった。
そのため、操作者は、移動家具の右側と左側を行き来
して配列作業や片付作業を行う必要があり、作業能率を
上げるには、作業者の人数を増加させる以外に方法がな
かった。
また、この種の移動家具を舞台の床下等の空間に縦向
きに収納したような場合には、手前側に位置する左右方
向一端側には操作を加えることができるが、収納空間の
奥に位置する他端側には作業者が近寄り難いことがあ
る。このため、収納の形態によっては、収納位置でキャ
スタによる支持状態を切換えることが不可能あるいは困
難になるという問題も発生する。
このような不具合を解消するための方策としては、左
端に設けたキャスタと、右端に設けたキャスタとを連動
突没させ得るようにすることが考えられる。
しかしながら、家具接地面が床に当接している静止状
態から左右のキャスタを同時に突出させて、移動可能状
態に復帰させる操作には、家具全体を持ち上げるだけの
力が必要になる。そのため、左右のキャスタを連動させ
るには、大きな力を伝達するためのドライブシャフトや
剛性の高いリンクメンバ等を左右の端部間に装架する必
要がある。そのため、装置が大掛かりなものになり、実
用化が難しいという問題がある。
本発明は、以上のような課題を解消することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 本発明は、このような目的を達成するために、次のよ
うな手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る移動家具は、前後幅寸法より
も左右長さ寸法の方が大きく、左右方向両端部における
前端部分および後端部分に、各別なキャスタ保持手段に
より支持されたキャスタをそれぞれ配設してなる移動家
具であって、各キャスタ保持手段は、それぞれ独立動作
可能に設けられたもので、キャスタを、突上げ外力を受
けた場合には家具接地面と略同一レベルにまで没入させ
突上げ外力が消勢した場合には家具接地面よりも下側へ
突出させ得るように支持する支持部材と、キャスタが突
出した場合に前記支持部材をその突出位置に拘束するロ
ック機構とをそれそれ具備しており、全体を後方に傾斜
させて前端側の家具接地面を上向き支持面から離間され
た場合に前端側のキャスタが該家具接地面よりも下側に
突出してロック機構によりロックされるとともに、全体
を前方に傾斜させて後端側の家具接地面を上向き支持面
から離間させた場合に後端側のキャスタが該家具接地面
よりも下側に突出してロック機構によりロックされ得る
ように構成されており、人為的な操作により前記各ロッ
ク機構のロック状態を解除するためのロック解除機構を
備えていることを特徴とする。
好適な実施の態様としては、支持部材が、内方端部を
固定フレームに軸支させ外方端部でキャスタを保持する
アーム状のもので、内方端部における軸支部から偏心し
た位置に付勢点を有しており、ロック機構が、枢支点を
固定フレームに枢支させ回動端に連結点を有する回動ロ
ックアームと、内方端をこの回動ロックアームの連結点
に枢着するとともに外方端を前記支持部材の付勢点に枢
着した自由端リンクメンバと、前記連結点が付勢点と枢
支点とを結ぶ線上に存在する思案点を通過した位置で前
記回動ロックアームまたは自由端リンクメンバの回動を
係止してキャスタを突出位置に保持するストッパとを具
備してなるものを挙げることができる。
ロックを解除する際の操作性を良好なものにするに
は、前端側のキャスタを支持するキャスタ保持手段のロ
ック機構と、後端側のキャスタを支持するキャスタ保持
手段のロック機構とを、共通のロック解除機構により同
時に解除し得るように構成するのが望ましい。移動家具
の左右いずれの側からでもロック解除操作を行うことが
できるようにしたい場合には、左端側のロック解除機構
と、右端側のロック解除機構とを、連動可能に連結して
おけばよい。この場合は、ロック解除用の比較的小さな
力を伝達するだけでよいため、伝動ワイヤ等を用いた簡
素な連動機構を用いればよい。
キャスタは、重力のみにより突出させ得るようにして
もよいのは勿論であるが、キャスタの突出動作をより確
実にするとともに、静止状態でキャスタが遊動して音を
発するような不具合を防止するには、スプリングにより
キャスタを突出方向に弾性付勢しておくのがよい。
[作用] このような構成によれば、キャスタのロックが解除さ
れている状態においては、家具全体に作用する重力によ
り、底部に設けた家具接地面が、床面等の上向き支持面
に当接支持されることになる。この際、キャスタは、上
向き支持面から突上げ外力を受けることになり、家具接
地面と略同一レベルにまで没入している。
この状態から、移動家具全体を、例えば、後方へ傾斜
させると、前端側の家具接地面が上向き支持面から離間
し、前端側のキャスタに作用していた上向き支持面から
の突上げ外力が消勢する。その結果、前端側のキャスタ
が家具接地面よりも下側へ突出し、所定の突出位置にお
いてロック機構により没入が禁止される。そのため、突
出したキャスタを介して移動家具を上向き支持面上に支
持させることが可能になる。次いで、移動家具全体を前
方に傾斜させると、後端側の家具接地面が上向き支持面
から離間し、後端側のキャスタに作用していた上向き支
持面からの突上げ外力も消勢する。その結果、後端側の
キャスタも家具接地面よりも下側へ突出し、所定の突出
位置においてロック機構により没入が禁止される。その
ため、移動家具は前後両キャスタを介して上向き支持面
に支持されることになり、押圧力を加えることによっ
て、自在に移動させることが可能になる。以上の操作
は、移動家具の右端または左端において、該移動家具を
前後に1回だけ揺動させることにより迅速に行うことが
できる。
なお、本発明のキャスタ保持機構は、相互に独立して
いるため、以上の操作以外に、例えば、移動家具の右端
を持ち上げて、右端部の前後両キャスタを一斉に突出さ
せ、しかる後に、左端を持ち上げて、左端部の前後両キ
ャスタを一斉に突出させるようなことも可能である。
キャスタを突出させた移動可能状態から、ロック解除
機構に操作を加えて、キャスの突出位置での拘束を解除
すると、移動家具に作用する重力の反作用として発生し
ている上向き支持面からキャスタへの突上げ外力によっ
て、そのキャスタが没入することになり、再び家具接地
面が上向き支持面に当接して静止状態となる。
[実施例] 以下、本発明を観覧用椅子に適用した場合の一実施例
につき、第1図〜第5図を参照して説明する。
この観覧用椅子Iは、第1図および第2図に示すよう
に、左右方向両端部に設けた脚1上に、椅子本体2を配
設してなるもので、前後幅寸法Wよりも左右長さ寸法L
の方が大きい形態をなしている。そして、前記左右両脚
1の前端部分1aおよび後端部部1bに、各別なキャスタ保
持手段4により支持されたキャスタ3をそれぞれ配設し
ている。
脚1は、脚支柱12の下端に前後に伸びる脚羽根13を固
設してなる側面視逆T字形のもので、それら両脚支柱12
の上端で椅子本体2を支持している。脚羽根13の前後両
端には、アジャスタ14が設けてあり、このアジャスタ14
の下端に家具接地面11を形成している。
椅子本体2は、前記両脚支柱12の上端間に架設した横
架材21と、この横架材21に取着した複数の座22と、これ
ら各座22の背後に配設した背もたれ23とを具備してな
る。
各キャスタ保持手段4は、第2図に示すように、それ
ぞれ独立動作可能に設けられたもので、キャスタ3を、
突上げ外力を受けた場合には家具接地面11と略同一レベ
ルにまで没入させ突上げ外力が消勢した場合には家具接
地面11よりも下側へ突出させ得るように支持する支持部
材41と、キャスタ3が突出した場合に前記支持部材41を
その突出位置に拘束するロック機構42とをそれぞれ具備
してなる。
具体的に説明すれば、支持部材41は、内方端部41aを
支軸45を介して固定フレームたる脚羽根13に軸支させ外
方端部41bでキャスタ3を保持するアーム状のもので、
前記軸支部たる支軸45から上方へ一定距離だけ偏心した
位置に付勢点aを有している。
ロック機構42は、枢支点bを支軸46を介して固定フレ
ームたる脚羽根13に枢支させ外方回動端に連結点cを有
する回動ロックアーム43と、内方端をこの回動ロックア
ーム43の連結点cに連結ピン47を介して枢着するととも
に外方端を前記支持部材41の付勢点aに連結ピン48を介
して枢着した自由端リンクメンバ44と、前記連結点cが
付勢点aと枢支点bとを結ぶ線上に存在する思案点を通
過した位置で前記自由端リンクメンバ44の回動を係止し
てキャスタ3を突出位置Aに保持するストッパ40とを具
備してなる。なお、ストッパ40は、回動ロックアーム43
を係止し得るような位置に設けてもよい。49は、回動ロ
ックアーム43を、その内方端部43aが降下する方向に偏
倚してキャスタ3を突出位置A方向に弾性付勢するため
のスプリングである。このスプリング49は、図面に模式
的に示しているような位置以外の箇所に設けてもよいの
は勿論である。しかして、この実施例では、前端側のキ
ャスタ3を拘束するためのロック機構42における回動ロ
ックアーム43の内方回動端43aと、後端側のキャスタ3
を拘束するためのロック機構42における回動ロックアー
ム43の内方回動端43aとを、脚羽根13内の中央部に確保
した空間Sを介して相互に対向させてある。
そして、前記脚羽根13の中央部に、前後各ロック機構
42のロック状態を解除するためのロック解除機構5を設
けている。ロック解除機構5は、例えば、第2図に示す
ように、基端部を支軸56を介して脚1に軸支させたペダ
ル51と、前記空間Sに昇降可能に配設されこのペダル51
の回動端に上端を枢着した昇降ロッド52と、前記回動ロ
ックアーム43の内方回動端43aよりも下方に位置させて
前記昇降ロッド52の下端に固設した押上板53と、その押
上板53が最降下した位置で前記ペダル51を係止するスト
ッパ54と、押上板53を降下させる方向にペダル51を弾性
付勢するスプリング55とを具備してなる。押上板53が最
降下した状態では、前後両ロック機構42は自由に作動す
ることが可能であり、ロック解除状態からロック状態に
移行させた場合に、回動ロックアーム43の内方回動端43
aが降下して前記押下板53の上面に当接または近接する
ようにしてある。なお、椅子Iの左右いずれの側からで
も、全てのキャスタ3のロック状態を解除できるように
したい場合には、左端Ih側のペダル51と、右端Im側のペ
ダル51とを、伝動ワイヤ等により連動可能に接続してお
けばよい。
次いで、この実施例の作動を説明する。
第2図に示すように、キャスタ3のロックが解除され
ている状態においては、椅子I全体に作用する重力によ
り、底部に設けた家具接地面11が、床面Fに当接支持さ
れることになる。この際、キャスタ3は、床面Fから突
上げ外力を受けることになり、家具接地面11と同一の高
さ位置にまで没入している。
この状態から、椅子I全体を、第3図に示すように、
後方Xへ傾斜させると、前端Iz側の家具接地面11が床面
Fから離間し、前端Iz側のキャスタ3に作用していた床
面Fからの突上げ外力が消滅する。その結果、前端Iz側
のキャスタ3が重力およびスプリング49の付勢力により
家具接地面11よりも下側へ突出し、所定の突出位置Aに
おいてロック機構42により没入が禁止される。すなわ
ち、キャスタ3に対する突上げ外力が解消すると、キャ
スタ3や支持部材41等に作用している重力とスプリング
49の付勢力とによって、支持部材41が下方に回動し、キ
ャスタ3が家具接地面11と同一レベルにある没入位置B
から家具接地面11よりも下側に存在する突出位置Aにま
で突出する。その過程で、回動ロックアーム43は、支持
部材41に接近する方向に回動することになり、回動ロッ
クアーム43と自由端リンクメンバ44との連結点cは、回
動ロックアーム43の枢支点cと前記支持部材41の付勢点
aとを結ぶ線に接近する。そして、連結点cがその線上
に存在する思案点を通過した段階で、前記自由端リンク
メンバ44がストッパ40に当接して係止されロック状態と
なる。このロック状態においては、突出させたキャスタ
3を床面Fに再度接地させても、床面Fからキャスタ3
に作用する突上げ外力は前記自由端リンクメンバ44をス
トッパ40に押し付ける力として働くことになり、キャス
タ3は没入しない。そのため、突出したキャスタ3を介
して椅子Iを床面F上に支持させることが可能になる。
次いで、椅子I全体を、第4図に示すように、前方Yに
傾斜させると、後端Ik側の家具接地面11が床面Fから離
間し、後端Ik側のキャスタ3に作用していた床面Fから
の突上げ外力も消滅する。その結果、後端Ik側のキャス
タ3も家具接地面11よりも下側へ突出し、所定の突出位
置Aにおいてロック機構42により没入が禁止される。そ
のため、椅子Iは、第5図に実線で示すように、前後両
キャスタ3を介して床面Fに支持されることになり、押
圧力を加えることによって、自在に移動させることが可
能になる。以上の操作は、椅子Iの右端Imまたは左端Ih
において、脚1と背もたれ23あるいは脚1と座22等を把
持し、該椅子Iを前後方向X、Yに1回だけ揺動させる
ことにより迅速かつ確実に行うことができる。
なお、キャスタ保持手段4は、相互に独立しているた
め、以上の操作以外に、例えば、椅子Iの右端Imを持ち
上げて、右端Im側の前後両キャスタ3を一斉に突出さ
せ、しかる後に、左端Ihを持ち上げて、左端Ih側の前後
両キャスタ3を一斉に突出させるようなことも可能であ
る。
キャスタ3を突出させた移動可能状態から、第5図に
想像線で示すように、ロック解除機構5のペダル51を踏
み込むと、押上板53が上昇して、前後両ロック機構42の
回動ロックアーム43の内方回動端43aを押し上げること
になる。その結果、前記連結点cが、前記枢支点bと付
勢点aとを結ぶ線上に存在する思案点よりも下方に移行
してロックが解除される。そのため、キャスタ3の突出
位置Aでの拘束が解除されて、椅子Iに作用する重力の
反作用として発生している床面Fからキャスタ3への突
上げ外力によって、そのキャスタ3が没入することにな
り、第2図に示すように、再び家具接地面11が床面Fに
当接して静止状態となる。
なお、以上説明した実施例は、作動原理を明確にする
ために単純化したものであり、実用化に当たっては本発
明の趣旨を逸脱しない範囲でさらに変形が可能である。
例えば、脚支柱の下端に格別な固定フレームを固設し、
図示実施例の脚羽根に相当する部材は、この固定フレー
ムを覆い隠すためのカバーとして機能させることもでき
る。この場合には、この格別な固定フレームにキャスタ
保持手段の支持部材やロック機構の回動ロックアーム等
を軸着し、家具接地面をこの固定フレームに設ければよ
い。また、ロック解除機構は、ロック機構のロックを解
除し得るものであれば、他の構造のものでもよいのは勿
論であり、該ロック解除機構をも前記固定フレームに組
み込んでユニット化することもできる。その場合、ロッ
ク解除機構のペダルと、ロック機構の回動ロックアーム
とを共通の支軸を介して固定フレームに軸支させるよう
なことも可能である。さらに、各キャスタ保持手段は、
相互に独立動作し得るものでありさえすればよく、見掛
け上は構成部品を共有しているものであってもよい。そ
の一例としては、第6図および第7図に示すように、前
端Iz側のキャスタ3を保持するキャスタ保持手段4zを構
成するロック機構42zの回動ロックアーク43zと、後端Ik
側のキャスタ3を保持するキャスタ保持手段4kを構成す
るロック機構42kの回動ロックアーム43kとを共通の支軸
146を介して固定フレームの中央に枢支させるようにし
たものがある。この場合、各回動ロックアーム43z、43k
は共通の支軸146に対して、それぞれ独立に回動可能で
あるのは勿論である。この実施例におけるロック解除機
構105は、両端に上下に伸びる長孔153を有した昇降体15
2を具備してなり、これら各長孔153に各ロック機構42
z、42kの回動ロックアーム43z、43kと自由端リンクメン
バ44z、44kとの連結点cに設けた連結ピン47z、47kを上
下摺動可能に係合させている。この長孔153は、キャス
タ3が突出位置Aから没入位置Bに移動してロック機構
42z、42kがロック状態となる際の運動を拘束しない寸法
に設定されている。そして、この昇降体152を図示しな
いペダル等に加える操作により降下させて、それら各長
孔153の上端で各連結ピン47z、47kを下方に押圧するこ
とによって、各ロック機構42z、42kのロック状態を解除
し得るようにしてある。
さらに、以上説明した実施例は、本発明を観覧用椅子
に適用した場合について説明したが、本発明は、例え
ば、第8図に示すようなテーブルIIや、第9図に示すよ
うな収納家具III等にも同様に適用が可能である。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、キャスタを
没入させた静止状態からキャスタを突出させた移動可能
状態への切換作業を、家具を前後に1回だけ揺動させる
という単純な操作により行うことができる。すなわち、
移動家具の左端または右端のみからの前後の傾動操作に
より没入している全てのキャスタを突出させることがで
きる。そのため、一人で作業を行う場合でも、移動家具
の左右両側に順次赴いてキャスタを突出させるという面
倒な操作が不要となる。したがって、静止状態で配置し
てある移動家具を片付けたり所望の位置に移動させる作
業を増員なしに迅速に行うことが可能となる。
なお、ロックを解除し重力を利用してキャスタを没入
させる操作は、家具全体を実質的に上昇させつつキャス
タを突出させる操作に比べて、遥かに小さな力で行うこ
とが可能である。そのため、右側のキャスタに係るロッ
ク解除機構と、左側のキャスタに係るロック解除機構と
を連動させ得るようにすることは比較的容易である。し
かして、家具の左右いずれの側からでも、左右のキャス
タのロックを解除し得るようにしておけば、左右いずれ
の側からでも、必要に応じて全てのキャスタを突出さ
せ、また、没入させることが可能となる。そのため、奥
に作業者が入り込めないような収納空間等にも不具合な
く収納して、手前側(移動家具の右または左端)からの
操作によりキャスタを出没させることができるものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を示し、第1図は斜
視図、第2図は要部を示す側断面図、第3図、第4図お
よび第5図は作用を説明するための第2図相当の側断面
図である。第6図および第7図は本発明の他の実施例を
示す原理説明図である。第8図および第9図は本発明の
さらに他の実施例を示す斜視図である。 I……移動家具(椅子)、Ih……左端 Im……右端、Iz……前端 Ik……後端 II……移動家具(テーブル) III……移動家具(収納家具) 1……脚 3……キャスタ、4……キャスタ保持手段 5……ロック解除機構、11……家具接地面 13……固定フレーム(脚の脚羽根) 40……ストッパ、41……支持部材 41a……内方端部、41b……外方端部 42……ロック機構 43……回動ロックアーム 44……自由端リンクメンバ 4z、4k……キャスタ保持機構 42z、42k……ロック機構 43z、43k……回動ロックアーム 44z、44k……自由端リンクメンバ 105……ロック解除機構 a……付勢点、b……枢支点 c……連結点 d……枢支点と付勢点とを結ぶ線 A……突出位置、B……没入位置 W……前後幅寸法、L……左右長さ寸法
フロントページの続き (72)発明者 伊東 作二 長野県上伊那郡宮田村137 タカノ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平4−208110(JP,A) 特開 平4−200407(JP,A) 特開 平4−208106(JP,A) 特開 平4−8603(JP,A) 実開 平2−139541(JP,U) 実開 平1−114830(JP,U) 実開 平2−31525(JP,U) 実開 昭63−194650(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後幅寸法よりも左右長さ寸法の方が大き
    く、左右方向両端部における前端部分および後端部分
    に、各別なキャスタ保持手段により支持されたキャスタ
    をそれぞれ配設してなる移動家具であって、 各キャスタ保持手段は、それぞれ独立動作可能に設けら
    れたもので、キャスタを、突上げ外力を受けた場合には
    家具接地面と略同一レベルにまで没入させ突上げ外力が
    消勢した場合には家具接地面よりも下側へ突出させ得る
    ように支持する支持部材と、キャスタが突出した場合に
    前記支持部材をその突出位置に拘束するロック機構とを
    それぞれ具備しており、 全体を後方に傾斜させて前端側の家具接地面を上向き支
    持面から離間させた場合に前端側のキャスタが該家具接
    地面よりも下側に突出してロック機構によりロックされ
    るとともに、全体を前方に傾斜させて後端側の家具接地
    面を上向き支持面から離間させた場合に後端側のキャス
    タが該家具接地面よりも下側に突出してロック機構によ
    りロックされ得るように構成されており、人為的な操作
    により前記各ロック機構のロック状態を解除するための
    ロック解除機構を備えていることを特徴とする移動家
    具。
  2. 【請求項2】支持部材が、内方端部を固定フレームに軸
    支させ外方端部でキャスタを保持するアーム状のもの
    で、内方端部における軸支部から偏心した位置に付勢点
    を有しており、 ロック機構が、枢支点を固定フレームに枢支させ回動端
    に連結点を有する回動ロックアームと、内方端をこの回
    動ロックアームの連結点に枢着するとともに外方端を前
    記支持部材の付勢点に枢着した自由端リンクメンバと、
    前記連結点が付勢点と枢支点とを結ぶ線上に存在する思
    案点を通過した位置で前記回動ロックアームまたは自由
    端リンクメンバの回動を係止してキャスタを突出位置に
    保持するストッパとを具備してなるものであることを特
    徴とする請求項1記載の移動家具。
  3. 【請求項3】前端側のキャスタを支持するキャスタ保持
    手段のロック機構と、後端側のキャスタを支持するキャ
    スタ保持手段のロック機構とを、共通のロック解除機構
    により同時に解除し得るように構成していることを特徴
    とする請求項1または2記載の移動家具。
  4. 【請求項4】左端側のロック解除機構と、右端側のロッ
    ク解除機構とを、連動可能に連結していることを特徴と
    する請求項3記載の移動家具。
  5. 【請求項5】キャスタを突出方向に弾性付勢するための
    スプリングを設けていることを特徴とする請求項1記載
    の移動家具。
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