JP2570754Y2 - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JP2570754Y2
JP2570754Y2 JP6935493U JP6935493U JP2570754Y2 JP 2570754 Y2 JP2570754 Y2 JP 2570754Y2 JP 6935493 U JP6935493 U JP 6935493U JP 6935493 U JP6935493 U JP 6935493U JP 2570754 Y2 JP2570754 Y2 JP 2570754Y2
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勉 相原
真一郎 北
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上方に開口した溝形断
面のロアレールに逆T字形断面のアッパレールを滑動可
能に嵌合させ、両レールを所望の位置で滑動不能に拘束
するロック機構を備えたシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシートスライド装置としては、例
えば、メモリー機能付きのウオークイン機構を備えたも
のが知られている。すなわち、本メモリー機能付きのウ
オークイン機構は、逆T字形の断面形状のアッパレール
の水平面部に垂直軸回りに揺動可能に揺動可能に取り付
けられたウオークインレバーと、アッパレールの縦壁部
に水平軸回りに揺動可能に取り付けられたメモリーレバ
ーとを有しており、背凭れの前倒に連動して、座席をウ
オークイン動作すべく、ウオークインレバーが作動姿勢
に揺動してラッチ部材をロアレール側の係止部から離脱
させ、メモリーレバーが拘束位置に揺動してウオークイ
ンレバーを作動姿勢に拘束している。一方、座席をウオ
ークイン状態から戻す際には、メモリーレバーを拘束位
置から拘束解除位置に揺動し、ウオークインレバーを作
動姿勢から非作動姿勢に揺動し、ラッチ部材を係止部に
係合可能にするようにしている。先のメモリーレバーを
拘束位置から拘束解除位置に揺動するものとしては、例
えば、図8および図9に示すように、ロアレール1の水
平フランジ部2にメモリープレート3を突設したものが
考えられる。すなわち、座席を戻す際に、メモリーレバ
ー4の解除端5がメモリープレート3に乗り上って、メ
モリーレバー4が図9に示す拘束位置から図8に示す拘
束解除位置に揺動し、ウオークインレバー6を拘束解除
するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシートスライド装置では、通常の座席の前後
位置調整時に、図8に示すように、メモリーレバー4の
解除端5がメモリープレート3に接触した状態で同じく
前後移動するようになるため、異音が発生する要因にな
るという問題点があった。本考案は、このような従来の
問題点に着目してなされたもので、異音の発生を防止す
ることができるシートスライド装置を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、上方に開口した溝形
断面のロアレール(25)に逆T字形断面のアッパレー
ル(21)を滑動可能に嵌合させ、両レールを所望の位
置で滑動不能に拘束するロック機構を備えたシートスラ
イド装置において、前記ロアレール(25)は底壁(2
6)の両側からそれぞれ側壁(27,27)が立ち上が
り、各側壁の上端から内向きに水平フランジ(28,2
8)をそれぞれ形成して成り、前記アッパレール(2
1)は、T字形の頭部(24)が下向きに前記ロアレー
ル(25)の溝内に嵌合し、該頭部(24)から上方に
縦壁部(23,23)が立ち上がって成り、前記アッパ
レール(21)に装着され、前記ロアレール(25)に
連設した係止部(36,36,…)に係脱し、操作レバ
ーにより係脱操作されるラッチ部材(34)を有し、座
席の背凭れの前倒に連動して、前記ラッチ部材(34)
を係脱動作させるウオークイン機構(40)を備え、該
ウオークイン機構(40)は、前記操作レバーとは別個
に前記ラッチ部材(34)を係脱動作させるよう前記ラ
ッチ部材(34)に連結され、前記アッパレール(2
1)の縦壁部(23,23)に固着された支持ベース
(37)の水平面部(38)に垂直軸を中心にして、前
記ラッチ部材(34)を離脱動作させる作動姿勢と該ラ
ッチ部材(34)を係合動作可能にする非作動姿勢とに
揺動可能であって、前記非作動位置に揺動する方向へ付
勢され、その揺動端に被拘束アーム(44)が形成され
たウオークインレバー(41)と、該ウオークインレバ
ー(41)の被拘束アーム(44)にその拘束端(4
6)が係合して該ウオークインレバー(41)を前記作
動姿勢に拘束する拘束位置と前記ウオークインレバー
(41)の被拘束アーム(44)からその拘束端(4
6)が離脱する拘束解除位置とに変位可能に前記アッパ
レール(21)の縦壁部(23,23)に支持されるメ
モリーレバー(45)と、前記ロアレール(25)の水
平フランジに突設され、前記メモリーレバー(45)に
形成された解除端(47)が乗り上がって前記メモリー
レバー(45)を前記拘束解除位置へ変位させるメモリ
ープレート(51)とを有し、前記ウオークインレバー
(41)の被拘束アーム(44)と前記メモリーレバー
(45)の拘束端(46)との一方に、前記ウオークイ
ンレバー(41)が付勢力により前記非作動姿勢に揺動
する際に、前記被拘束アーム(44)が前記拘束端(4
6)を押し上げるようにして、前記拘束解除位置では、
前記メモリーレバー(45)の解除端(47)を前記メ
モリープレート(51)に摺接不能にすべく前記メモリ
ープレート(51)から離間した状態に維持する押上用
のカム部(48)を形成したことを特徴とするシートス
ライド装置に存する。
【0005】
【作用】座席の背もたれが起立して静止している通常の
使用状態においては、アッパレール(21)側に設けた
ラッチ部材(34)がロアレール(25)に連設した係
止部に対応する位置で係合していて、アッパレール(2
1)とロアレール(25)とは滑動不能であり、座席は
前後移動不能に拘束されている。操作レバーで係脱操作
をすることによりラッチ部材(34)を係止部から係脱
させ、解除したときアッパレール(21)とロアレール
(25)とは滑動可能であり、座席を前後の所望の位置
に移動して操作レバーを離すとラッチ部材(34)が係
止部(36,36,…)に係合し、座席が当該位置に拘
束される。
【0006】このとき、ウオークインレバー(41)は
非作動姿勢にあって、メモリーレバー(45)は拘束解
除位置にあり、メモリーレバー(45)の拘束端(4
6)はウオークインレバー(41)の被拘束アーム(4
4)から離脱している。
【0007】乗降時等に背もたれを倒すと、ウオークイ
ンレバー(41)が連動して、非作動姿勢から作動姿勢
に揺動し、それによりラッチ部材(34)が係止部(3
6,36,…)から外れ、座席が拘束解除されてその前
後移動ストロークの前端に移動するウオークイン動作を
し、乗降スペースか確保される。ウオークインレバー
(41)が背もたれの前倒に連動したとき、メモリーレ
バー(45)は拘束位置に揺動し、メモリーレバー(4
5)の拘束端(46)がウオークインレバー(41)の
被拘束アーム(44)に係合してウオークインレバー
(41)が復帰不能に作動姿勢に拘束されるので、前後
移動ストロークの前端に移動した座席の背もたれを起し
てもウオークインレバー(41)は復帰せず、ラッチ部
材(34)は解除状態のままである。
【0008】背もたれを起して座席を後方に移動させる
とメモリーレバー(45)の解除端(47)がロアレー
ル(25)側のメモリープレート(51)に乗り上が
り、メモリーレバー(45)が拘束位置から拘束解除位
置へ揺動して、ウオークインレバー(41)の被拘束ア
ーム(44)から離脱し、ウオークインレバー(41)
が付勢力により非作動姿勢に揺動し、ラッチ部材(3
4)はその位置で対応する係止部(36,36,…)に
係合して座席が拘束される。前記ウオークインレバー
(41)が付勢力により非作動姿勢に揺動する際に、例
えば、メモリーレバー(45)の拘束端(46)に形成
された押上用のカム部(48)を、ウオークインレバー
(41)の被拘束アーム(44)が押し上げるようにし
て、メモリーレバー(45)の解除端(47)をメモリ
ープレート(51)から離間した状態に維持するため、
通常の座席の前後位置調節の際に、メモリーレバー(4
5)の拘束端(46)がメモリープレート(51)に摺
接することがないことから、異音の発生を防止すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。図1〜図7は本考案の一実施例を示しており、シ
ートスライド装置10は、図外の座席の下に並行に対を
なして配設されるレールユニット20に各種機構を装着
して成る。図1〜図3に示すように、レールユニット2
0は、アッパレール21をロアレール25に滑動可能に
嵌合させて成り、アッパレール21はレール片22,2
2を対象的に接合し、ロアレール25はアッパレール2
1のT字形の頭部24を抱持する上向きの溝形をしてい
る。
【0010】すなわち、アッパレール21は、縦壁部2
3,23を合わせてレール片22,22を一体に逆T字
形に接合し、縦壁部23,23の下端から水平に折曲し
て反対側に別れた水平フランジ24a,24aとその先
から立ちあげた抱持フランジ24b,24bとにより頭
部24が形成されて成る。ロアレール25は溝形断面が
前後に延びた形状で、底壁26の両端縁から両側壁2
7,27が立ち上がり、その上端に内方を向いて水平フ
ランジ28,28が折設され、さらにその先に抱持フラ
ンジ29,29が垂直下方に折設されて成る。アッパレ
ール21はロアレール25に滑動可能に挿通嵌合され、
アッパレール21の頭部24の下面とロアレール25の
底壁26の上面との間に図示省略したローラが介装さ
れ、アッパレール21の水平フランジ24a,抱持フラ
ンジ24bとロアレール25の水平フランジ28,抱持
フランジ29との間に図示省略したボールが介装されて
いる。
【0011】レールユニット20には、ロック機構30
が設けられている。ロック機構30は、レールユニット
20のアッパレール21側は、縦壁部23,23に固着
された支持ブラケット31に各種部材が装着されてい
る。支持ブラケット31は基部フランジ31aを縦壁部
23の片側に当て、スポット溶接するとともにピン31
bでかしめて固定されている。支持ブラケット31の基
部フランジ31aから水平面部32が張り出すように延
び、その先端にカール部32a,32aが形成されてい
てこれに回動操作可能に操作軸33が枢支されている。
操作軸33にはブラケットを介して被押動ロッド33a
が固設されている。
【0012】支持ブラケット31のカール部32a,3
2aの間に位置してラッチ部材34の基部が操作軸33
に固着され、ラッチ部材34の先端に係脱端35が設け
られている。ラッチ部材34に対応してロアレール25
の一方の側壁27に係脱端35が選択的に係脱する透孔
である係止部36,36…が連設されている。操作軸3
3は図示省略した付勢コイルばねによりラッチ部材34
の係脱端35が係止部36に係合する方向に付勢されて
いる。ロック機構30に併せてメモリ機能付きのウオー
クイン機構40が設けられている。
【0013】ウオークイン機構40は、アッパレール2
1に固着された支持ベース31の水平面部32に枢支さ
れたウオークインレバー41と、アッパレール21に枢
支されていてウオークインレバー41を拘束するメモリ
ーレバー45とを有して成る。ウオークインレバー41
は、支持ベース37の水平面部38に垂直軸41aを介
して、被押動ロッド33を押し込んで操作軸33を回動
し、ラッチ部材34を係止部36から離脱動作させる作
動姿勢(図1および図3に示す姿勢)とラッチ部材34
を係止部36に係合可能にする非作動姿勢(図6および
図7に示す姿勢)とに揺動可能に枢着されている。ウオ
ークインレバー41は被拘束アーム44を有していて、
被拘束アーム44はアッパレール21の縦壁部23に穿
設された長溝23aを通して反対側に延びている。被拘
束アーム44の先端には連結ピン44aが設けられ、図
外の座席の背凭れの前倒に連動すべく、該背凭れが前倒
したとき引かれる連動ケーブル49が連結ピン44aに
連結されている。
【0014】メモリーレバー45は、支持ベース37の
基部フランジ37aの反対側でピン37bによりアッパ
レール21の縦壁部23に水平軸回りに拘束位置と拘束
解除位置とに回動可能にその基部が枢支されている。メ
モリーレバー45の揺動端部には拘束端46が形成さ
れ、拘束端46には、前記拘束位置においてウオークイ
ンレバー41の被拘束アーム44を係止する爪46aが
設けられている。メモリーレバー45の揺動端部の先端
には解除端47が形成され、解除端47には、ロアレー
ル25の水平フランジ28に突設されたメモリープレー
ト51に乗り上げる解除片47aが設けられている。メ
モリープレート51の前端部は、前方へ向かって下方へ
傾斜するテーパ部52に成っている。
【0015】ウオークインレバー41の揺動端とメモリ
ーレバー45の揺動端とには付勢ばね49aが懸架さ
れ、付勢ばね49aにより、ウオークインレバー41が
非作動姿勢に揺動する方向へ付勢されているとともに、
拘束端46がウオークインレバー41の被拘束アーム4
4に係合する方向に付勢されている。メモリーレバー4
5の拘束端46には、爪46aに連続して前方へ向かっ
て下方へ傾斜する押上用のカム部48が形成されてい
る。押上用のカム部48の傾斜角度は、ウオークインレ
バー41が付勢ばね49aの付勢力により前記非作動姿
勢に揺動する際には、被拘束アーム44が拘束端46を
押し上げ可能な角度に設定されており、また、押上用の
カム部48の終端の縁は傾斜角度が緩くなっていて、押
上用のカム部48の終端の高さ位置は、拘束解除位置
で、メモリーレバー45の解除端47の解除片47aが
メモリープレート51から離間した状態に維持するよう
な位置に設定されている。
【0016】次に作用を説明する。図外の座席の背もた
れが起立していて、ウオークイン動作していないとき、
ウオークインレバー41は図1および図3に示す非動作
姿勢にあり、ラッチ部材34はロックオン位置に保持さ
れていて、係脱端35が係止部36に噛合し、アッパレ
ール21とロアレール25とは滑動不能になっている。
図2において時計方向に回動するよう操作軸33を操作
すれば、ラッチ部材34が回動して係脱端35が係止部
36から外れロック解除され、座席を前後移動すること
が可能になる。
【0017】適宜な位置で操作軸33を開放すれば、ラ
ッチ部材34の係脱端35がその位置で対応する係止部
36に噛合し、座席が所望の前後位置に固定される。こ
のとき、ウオークインレバー41の被拘束アーム44は
メモリーレバー45を押し上げていて、メモリーレバー
45はメモリープレート51から離間した状態に維持さ
れているので、メモリーレバー45がメモリープレート
51に接しながら前後移動することがなく、異音を生じ
ることがない。座席の背もたれを倒すとウオークイン動
作をする。背もたれの前倒により連動ケーブル49が引
かれ、連結ピン44aによりウオークインレバー41の
被拘束アーム44が後方へ引かれ、ウオークインレバー
41は図3において反時計方向に回動し、非作動姿勢か
ら作動姿勢になる。
【0018】ウオークインレバー41が回動して作動姿
勢になると、ラッチ部材34が連動され、係脱端35が
係止部36から外れロック機構30がロックオフ状態と
なる。前方に移動可能になった座席は図示省略したばね
の付勢力により前端位置に移動し、後席の着席者の乗降
スペースが形成される。ウオークインレバー41が回動
したとき、付勢ばね49aの付勢力によりメモリーレバ
ー45が拘束解除位置から拘束位置に揺動し、メモリー
レバー45の拘束端46の爪46aが被拘束アーム44
に係合し、図6および図7に示すようにウオークインレ
バー41を作動姿勢に拘束する。座席が前進移動すると
きも、ロックオフ状態は背凭れを倒しているかぎり持続
しする。
【0019】次に、座席の背もたれを起立させると、ウ
オークインレバー41を引いている連動ケーブル49が
ゆるむが、メモリーレバー45の拘束端46の爪46a
が被拘束アーム44に係合してウオークインレバー41
を拘束しているので、ラッチ部材34は解除位置に保持
され、背もたれを起立させても座席は移動可能である。
そこで、移動ストロークの前端位置にある座席を後方に
移動すると、レールユニット20のアッパレール21お
よびロック機構30,ウオークイン機構40も後方に移
動する。後方に移動して解除端47の解除片47aがロ
アレール25の水平フランジ28のメモリープレート5
1のテーパ部52に乗り上げると、メモリーレバー45
が付勢ばね49aの付勢力に抗して拘束位置から拘束解
除位置へ徐々に回動し、拘束端46の爪46aがウオー
クインレバー41の被拘束アーム44から外れ、ウオー
クインレバー41は拘束解除される。
【0020】ウオークインレバー41が解除されて、付
勢ばね49aの付勢力により非作動姿勢に揺動するとラ
ッチ部材34も復帰し、係脱端35がロアレール25の
係止部36に噛合し、アッパレール21とロアレール2
5とが相互に滑動不能に拘束される。ウオークインレバ
ー41が付勢ばね49aの付勢力により非作動姿勢に揺
動する際に、メモリーレバー45の拘束端46に形成さ
れた押上用のカム部48を、ウオークインレバー41の
被拘束アーム44が押し上げるようになり、被拘束アー
ム44が押上用のカム部48の終端に移動すると、メモ
リーレバー45の解除端47の解除片47aがメモリー
プレート51から離間した状態になり、かつ、離間した
状態に維持されるため、通常の座席の前後位置調節の際
に、メモリーレバー45の拘束端46の爪46aがメモ
リープレート51に接した状態で前後移動することがな
いことから、異音の発生を防止することができる。な
お、前記実施例においては、メモリーレバー45の拘束
端46に、押上用のカム部48を形成したものを示した
が、ウオークインレバー41の被拘束アーム44に押上
用のカム部を形成してもよい。このとき、該押上用のカ
ム部がメモリーレバー45の拘束端46の下端角部を押
し上げ可能になる。
【0021】
【考案の効果】本考案に係るシートスライド装置によれ
ば、背もたれを起して座席を後方に移動させるとメモリ
ーレバーの解除端がロアレール側のメモリープレートに
乗り上がり、ウオークインレバーが付勢力により非作動
姿勢に揺動し、ラッチ部材がその位置で対応する係止部
に係合して座席が拘束されようにし、そのウオークイン
レバーが付勢力により非作動姿勢に揺動する際に、例え
ば、メモリーレバーの拘束端に形成された押上用のカム
部を、ウオークインレバーの被拘束アームが押し上げる
ようにして、メモリーレバーの解除端をメモリープレー
トから離間した状態に維持するようにしたので、通常の
座席の前後位置調節の際に、メモリーレバーの拘束端が
メモリープレートに摺接することがないことから、異音
の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すシートスライド装置の
部分正面図である。
【図2】本考案の一実施例を示すシートスライド装置の
斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を示すシートスライド装置の
部分平面図である。
【図4】本考案の一実施例を示すメモリー機構の斜視図
である。
【図5】本考案の一実施例を示すメモリー機構のメモリ
ーレバーの正面図である。
【図6】本考案の一実施例を示すシートスライド装置の
作用説明図である。
【図7】本考案の一実施例を示すシートスライド装置の
作用説明図である。
【図8】従来例を示すシートスライド装置の作用説明図
である。
【図9】従来例を示すシートスライド装置の作用説明図
である。
【符号の説明】
10…シートスライド装置 20…レールユニット 21…アッパレール 23…縦壁部 24…頭部 25…ロアレール 26…底壁 27…側壁 28…水平フランジ 51…メモリープレート 29…抱持フランジ 30…ロック機構 33…操作軸 34…ラッチ部材 36…係止部 40…ウオークイン機構 41…ウオークインレバー 44…被拘束アーム 45…メモリーレバー 46…拘束端 47…解除端 48…押上用のカム部 51…メモリープレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に開口した溝形断面のロアレールに逆
    T字形断面のアッパレールを滑動可能に嵌合させ、両レ
    ールを所望の位置で滑動不能に拘束するロック機構を備
    えたシートスライド装置において、 前記ロアレールは底壁の両側からそれぞれ側壁が立ち上
    がり、各側壁の上端から内向きに水平フランジをそれぞ
    れ形成して成り、 前記アッパレールは、T字形の頭部が下向きに前記ロア
    レールの溝内に嵌合し、該頭部から上方に縦壁部が立ち
    上がって成り、 前記アッパレールに装着され、前記ロアレールに連設し
    た係止部に係脱し、操作レバーにより係脱操作されるラ
    ッチ部材を有し、 座席の背凭れの前倒に連動して、前記ラッチ部材を係脱
    動作させるウオークイン機構を備え、 該ウオークイン機構は、前記操作レバーとは別個に前記
    ラッチ部材を係脱動作させるよう前記ラッチ部材に連結
    され、前記アッパレールの縦壁部に固着された支持ベー
    スの水平面部に垂直軸を中心にして、前記ラッチ部材を
    離脱動作させる作動姿勢と該ラッチ部材を係合動作可能
    にする非作動姿勢とに揺動可能であって、前記非作動位
    置に揺動する方向へ付勢され、その揺動端に被拘束アー
    ムが形成されたウオークインレバーと、該ウオークイン
    レバーの被拘束アームにその拘束端が係合して該ウオー
    クインレバーを前記作動姿勢に拘束する拘束位置と前記
    ウオークインレバーの被拘束アームからその拘束端が離
    脱する拘束解除位置とに変位可能に前記アッパレールの
    縦壁部に支持されるメモリーレバーと、前記ロアレール
    の水平フランジに突設され、前記メモリーレバーに形成
    された解除端が乗り上がって前記メモリーレバーを前記
    拘束解除位置へ変位させるメモリープレートとを有し、 前記ウオークインレバーの被拘束アームと前記メモリー
    レバーの拘束端との一方に、前記ウオークインレバーが
    付勢力により前記非作動姿勢に揺動する際に、前記被拘
    束アームが前記拘束端を押し上げるようにして、前記拘
    束解除位置では、前記メモリーレバーの解除端を前記メ
    モリープレートに摺接不能にすべく前記メモリープレー
    トから離間した状態に維持する押上用のカム部を形成し
    たことを特徴とするシートスライド装置。
JP6935493U 1993-12-24 1993-12-24 シートスライド装置 Expired - Lifetime JP2570754Y2 (ja)

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