JP5192801B2 - 移動体の脚構造及びテーブル - Google Patents

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本発明は移動体の脚構造及びそれを備えたテーブルに関する。なお、本発明の移動体はテーブルに限られず、椅子、収納体、棚、台車などでもよく、要は脚構造としてキャスタにより移動されるものであればよい。
図6は特許文献1に開示の移動体(椅子の例)の脚構造を示し、符号1は椅子本体を支持している脚である。この脚1は、脚支柱12及び脚支柱下端に連結されたベース(脚羽根)13からなる逆T字形をなし、ベース13内に設けられた前後一対の天秤部材3、ロック機構4、ロック解除機構5を備えている。ここで、各天秤部材3は、一方の回動端部3aにキャスタ31を有し、他方の回動端3bに接地面33を有し、支軸32を支点にして、キャスタ31の下端が接地面33に対し略水平となる同(a)のキャスタ没入位置Aから、キャスタ31の下端を接地面33よりも下側に突出させる同(b)キャスタ突出位置Bに切り換えられる。ロック機構4は、天秤部材3をキャスタ突出位置Bに拘束するもので、中間枢支点bで枢支された中央リンク41と、一端を中央リンク41の回動連結点cに枢着し、他端を対応する天秤部材3の付勢点aに枢着した対のリンク42と、中央リンク41及びリンク42の回動を係止してキャスタ31を突出位置に保持するストッパ43と、キャスタ突出位置Bに向かって回動連結点cを回動付勢するスプリング44とを備えている。ロック解除機構5は、ロック機構4のロックを解除するもので、枢支点bに枢着したアーム51と、アーム51の先端側に設けられたペダル52と、アーム51の基端側に設けられた押上部53とを備えている。
以上の脚構造において、同(a)は移動規制状態でロック機構4がロック解除しており、床Fからキャスタ31に椅子の荷重反力として突上げ外力fが作用し、天秤部材3が両側のキャスタ31の下端と接地面33とを共に床Fに当接させた状態で椅子を支持している。この移動規制状態から、椅子の片側を持ち上げると、同(b)の移動可能状態に切り換えられる。このときは、キャスタ31に作用していた突上げ外力fが消勢し、天秤部材3はスプリング44の付勢力でキャスタ突出位置B、つまりキャスタ33が下方へ突出し、接地面33が上昇し、その状態がロック機構4により保持される。椅子の持ち上げ操作力を解放すると、突上げ外力fとリンク42がより強くストッパ43に押し付けられ、キャスタ31が突出位置に係止される。このため、椅子はキャスタ31を介して移動自在となる。この状態から、ペダル52が同(a)のごとく下方回動位置まで踏み込まれると、押上部53においてリンク42の下縁を上方に向かって押圧し、回動連結点cを再び上昇させてロック機構4がロック解除される。
特許第2638674号公報
上記した脚構造にあっては、椅子等の移動体に作用している重力に抗してキャスタ没入位置からキャスタ突出位置に切り換えたり、移動可能状態から移動規制状態にする際にペダルに大きな操作力を加える必要があり、しかもペダルは一般的に目立たない箇所に設けられるため無理な姿勢で操作しなければならず、操作性及び使い勝手が未だ満足できなかった。そこで、本発明の目的は、以上のような課題を解消して、構造の簡易化を図るとともに、操作性を向上した移動体の脚構造及びテーブルを提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、移動体に対し軸部材を支点として回動可能な揺動体を有しているとともに、前記揺動体にそれぞれ付設されている接地面を有した移動規制用ストッパと移動補助用キャスタとを備えた移動体の脚構造において、前記揺動体の前記軸部材を挟んだ両側のうち、一方側には前記ストッパ及び前記キャスタが設けられ、他方側には該揺動体を回動操作する操作手段が連結されているとともに、前記ストッパが前記キャスタよりも前記軸部材に近い箇所から下向きに一体に突設され、かつ前記軸部材が前記ストッパの略直上に設けられており、前記ストッパが接地している移動規制状態から、前記揺動体が前記操作手段を介して回動されることにより前記キャスタが接地する移動可能状態に切り換わることを特徴としている。
以上の構造特徴は、移動体に軸部材を介して枢支された揺動体、及び該揺動体に移動補助用キャスタと移動規制用ストッパとを備えた脚構造において、脚構造の簡易化と切換操作性の観点から改良したもので、例えば特許文献1に比べ、特に揺動体が枢軸用軸部材を挟んだ一方側にキャスタ及びストッパを設け、他方側に揺動体を回動する操作手段を連結している。作動特徴は、図3を参照して説明すると、操作手段14を作用つまり揺動体14が操作手段14を介して回動された図3(a)の移動可能状態では、ストッパ7が床面FLから僅かに浮くとともに、移動体1の荷重F1は軸部材10を通してキャスタ6にかかっている。この移動可能状態から操作手段14の作用を解放つまり緩められると、移動体1の荷重F1は軸部材10を通してキャスタ6に床面からの上向き反力としてかかるため、移動体1の下降を伴って、キャスタ6側が上昇し、ストッパ7が下がって接地される状態になる。最終的には、キャスタ6がベース4の内側対応部に当たるまで上昇し、ストッパ7に移動体1の荷重F1がかかり、図3(b)のストッパ7だけが接地した移動規制状態となる。なお、この場合、軸部材10が移動体1から受ける荷重F1はキャスタ6側のF2とストッパ7側のF3に荷重分配されるため、同図のごとくキャスタ6が床面FLに対して微小な隙間dを持つ設定だと同図のごとくストッパ7だけが接地した最も動きにくい安定した規制状態となる。換言すると、以上の荷重設計において、図3(a)の移動可能状態ではF1=F2、かつF3=0であり、同図(a)から(b)に切り換わる途中状態ではF1=F2+F3であり、同(b)の移動規制状態ではF1=F3、かつF2=0である、よう設定されている。
以上の本発明は請求項2〜6のように具体化されることがより好ましい。すなわち、
(ア)請求項1において、前記移動体は、回動可能に設けられた天板を有しているとともに、前記操作手段は前記天板と前記揺動体とを作動連結する連繋機構を有し、前記天板の回動操作に連動して前記揺動体が前記連繋機構を介し前記軸部材を支点として傾動することにより、前記移動規制状態と前記移動可能状態とに切り換えられる構成である(請求項2)。
(イ)更に、請求項2において、前記操作手段が、前記天板の回動操作と連動する自動切換系と、前記天板側に配置されるレバーの操作で切り換えられる手動切換系の2系列を有している構成である(請求項3)
(ウ)請求項1から3の何れかにおいて、前記揺動体と前記ストッパ及び前記キャスタからなる組立体を前記移動体に対し複数有している構成である(請求項4)
(エ)請求項1から4の何れかにおいて、前記ストッパの接地面は摩擦抵抗を増大する形状ないしは部材により形成されている構成である(請求項5)
(オ)これに対し、請求項6は上記請求項1から5の何れかに記載の脚構造を備えたテーブルを特定したものである。
請求項1の発明では、軸部材を挟んだ揺動体の両側のうち、一方側にはストッパ及びキャスタが共に設けられ、他方側には揺動体を回動操作する操作手段が連結されていることから脚構造が簡明であり、図3に例示されるごとく、ストッパが接地した図3(b)の移動規制状態から、操作手段を介して揺動体を回動することにより、キャスタが接地する図3(a)の移動可能状態に容易に切換可能となり、かつ該移動規制状態が安定保持される。
また、この発明では、キャスタ及びストッパが軸部材を挟んだ揺動体の一方側に共に設けられるとともに、軸部材がストッパの略直上に設けられることで、例えば、図3(a)のキャスタが接地する移動可能状態と、図3(b)のストッパが接地する移動規制状態とを揺動体の回動量を抑えて形成可能にし、それにより操作手段による揺動体の回動操作性が良好となる。
請求項2の発明では、揺動体が連繋機構により天板の回動操作に連動して軸部材を支点として傾動して、移動規制状態と移動可能状態とに切り換えられるため切換操作性及び使い勝手を向上できる。更に、請求項3の発明では、移動規制状態と移動可能状態との切り換えが自動でも手動でも行える。
請求項4の発明では、以上の揺動体とストッパ及びキャスタからなる組立体を複数有することにより、例えば移動体が大きくなっても、移動規制状態及び移動可能状態を確実に得られるようにする。これに対し、請求項5の発明では、接地面が摩擦形状に形成されたり摩擦部材を有しているため、ストッパによる移動規制状態をより確実に得られるようにする。
請求項6の発明では、従来テーブルに比べて以上の脚構造を備えたテーブルとして安定した使用態様が得られるとともに、移動する際は簡単な操作によりキャスタを利用できるため取扱性も良好となる。
図1〜図4は本発明の脚構造を折畳み式テーブルに適用した形態を示し、図1は全体構造を示し、図2(a),(b)は天板を折畳んだ非使用状態及び使用状態にしたときの各側面図、図3は図2の脚構造であるA部とB部の拡大断面図、図4は脚構造の概略分解図、図5は以上の脚構造を変形した一例である。
(テーブル構造)図1〜図4において、この形態の折畳み式テーブルは、卓面を形成している天板2が左右一対の脚1に連結支持されている。各脚1は、全体が略逆T字形をなし、天板2の両側の下部に連結された中空状の脚柱3と、脚柱3の下端に結合されて前後方向に略水平に伸びているベース4とから構成されている。なお、ベース4は、前側(図2や図3において左側とする。以下同じ)が断面略コ形状に形成されているとともに、脚柱3の下端に対して前後途中部分を溶接やボルト等の結合手段により固定されている。
また、天板2は、脚柱3の上端側との間に回動機構部8を介して連結されており、該回動機構部8を介して鉛直方向つまり脚柱3に沿って延びる図2(a)の折畳んだ非使用状態と、脚柱3に対し略90度折り曲げられた図2(b)の使用状態とに切り換えられる。この回動機構部8は、よく知られた構造であるため図示を省いたが、例えば、脚柱3の上端に設けられた筒状の保持部を有し、該保持部に対し天板2の下面側対応部に設けられた軸部を略90度だけ回動可能に支持した構造であり、また、天板2の非使用状態及び使用状態でそれぞれ不用意に動かないよう保持可能となっている。
以上の構成は折畳み式テーブルとして従来とほぼ同じである。但し、回動機構部8において、前記した天板2に設けられた軸部は後述するレリーズワイヤ(2本のうち一方のレリーズワイヤ)14の対応端を掛け止める不図示の係止部が設けられている。この係止部は、天板2が非使用状態から使用状態に切り換える場合に比べ、使用状態から非使用状態に回動操作したときに、前記レリーズワイヤ14が揺動体12を図3(b)の状態から同(a)の状態に回動ないしは傾動可能にする(例えば、円形部に突出部を設けたり、カム等の非円形にした)形状となっている、
(脚構造)各脚1のベース4は、後側(図2や図3において右側とする。以下同じ)に設けられたキャスタ5と、前側に揺動体12を介して設けられたキャスタ6とで移動可能となっている。ここで、両キャスタ5,6は、移動補助用として通常用いられているものであり、後側のキャスタ5はベース4の対応部に取り付けられているのに対し、前側のキャスタ6は揺動体12を介して設けられている。
すなわち、各ベース4の前側は、断面略コ形状に設けられ、更に図3や図4に示されるように、端部側が一段深くなった空所4aに形成されている。そして、前記断面略コ形状の箇所には、揺動体12が軸部材10により回動可能に取り付けられている。この揺動体12は、図4に示されるように、細長いブロック状をなし、前後略中間に設けられて幅方向に貫通している軸孔12aと、軸孔12a又はこの軸孔12aに回動自在に挿通される軸部材10を挟んだ一方側(この例だと前側)にキャスタ6及びストッパ7を設け、他方側に2本のレリーズワイヤ14,14が連結されている。
ここで、キャスタ6は、揺動体12の一方側にあって、軸孔12a又は軸部材10から離れた前端側に取り付けられている。ストッパ7は、揺動体12の一方側にあって、キャスタ6よりも軸孔12a又は軸部材10に近い箇所から下向きに一体に突設されている。換言すると、軸孔12a又は軸部材10はストッパ7の略直上に設けられている。また、以上のストッパ7は、突出端面が床面FLに接地する緩い円弧状の接地面7aに設定されている。この接地面7aには、確実な移動規制作用を発揮させるため図4に一部拡大して示したように摩擦抵抗を増大する凹凸状に形成されている。他の構成としては、接地面7aに対しゴムなどの高摩擦部材を添着することも有効である。
2本のレリーズワイヤ14は、揺動体12を軸部材10を支点として回動するための本発明の操作手段を構成し、かつ本発明の連繋機構に相当するものである。なお、符号16はワイヤを被覆している被覆部材である。そして、各レリーズワイヤ14は、その基端が揺動体12の他方側にあって、軸孔12a又は軸部材10から離れた後端側に設けられた上下貫通孔を利用して係止されている。
また、各レリーズワイヤ14は、ベース4に設けられた上下方向の挿通孔4bから脚柱3の内側空洞に配置されている。そして、2本のレリーズワイヤ14のうち、一方のレリーズワイヤ14の先端側は、脚柱3の内側空洞から、上記した回転機構部8を構成している天板2側の軸部に設けられた係止部に掛け止めされている。この構成は、揺動体12が天板2と揺動体12とを作動連結している連繋機構としての一方のレリーズワイヤ14により、天板2の使用状態から非使用状態への回動操作に連動して軸部材10を支点として傾動されるようする。換言すると、この構成は、図3(b)のストッパ7が接地面7aを床面FLに当接した移動規制状態から、図3(a)のストッパ7が接地面7aを床面FLから所定隙間d1で浮き上がった移動可能状態に自動的に切り換えられるようにする、いわゆる天板2の回動操作に連動する自動切換系である。
以上の自動切換系は、上記折畳み式テーブルにおいて、天板2が回動操作により使用状態から非使用状態に切り換えられると同時に、キャスタ6が揺動体12を介して床面FLから所定隙間dで浮き上がった移動規制状態から床面FLに当接した移動可能状態に切り換えられ、テーブル全体がキャスタ6及びキャスタ5によりスムースに移動されるようにする。
これに対し、他方のレリーズワイヤ14の他端は、図1や図2に示されるように脚柱3の内側空洞から、脚柱3の上側に設けられた導出部を通って外側へ引き出された後、天板2の下面後部に設けられている手動操作用のレバー18に連結されている。この構成は、揺動体12が連繋機構である他方のレリーズワイヤ14を介して天板側のレバー18の回動操作により軸部材10を支点として傾動して、図3(b)のストッパ7が接地面7aを床面FLに当接した移動規制状態から図3(a)のストッパ7が接地面7aを床面FLから所定隙間d1で浮き上がった移動可能状態に切り換えられるようにする、いわゆる天板2側に配置されてレバー18にて操作する手動切換系である。
以上の手動切換系は、上記折畳み式テーブルにおいて、レバー18は自転車のブレーキレバーと同様な機構で、使用者のレバー操作により他方のレリーズワイヤ14を引っ張って揺動体12を傾動すると、キャスタ6が床面FLから所定隙間dで浮き上がった移動規制状態から床面FLに当接した移動可能状態に切り換えられ、テーブル全体がキャスタ6及びキャスタ5により移動できるようにする。この手動切換系は、天板2が使用状態であっても折畳まれた非使用状態であっても、それとは関係なく機能する。この利点は、例えば、天板2の使用状態で、キャスタ6が上記した自動切換系により床面FLから所定隙間dで浮き上がった図3(b)の移動規制状態になる構成において、その移動規制状態をレバー操作により一時的に解除して、テーブル全体を天板2の使用状態を維持しながらキャスタ6及びキャスタ5により移動できるようにする。なお、図3(b)の移動規制状態では、図3(a)の使用可能状態に比べ、ストッパ7が矢印方向の荷重を受けて床面FLとベース下面との間の間隔が若干狭くなるよう変位している。
(変形例)図5は以上の脚構造を展開した一例である。なお、この説明では、上記形態と同一部材及び部位に同一符号を用いて、重複した記載を極力を省くことにする。
すなわち、この変形例は、上記した揺動体12とストッパ7及びキャスタ6を組とした組立体を脚1のベース4に対し複数設けた構成である。具体的には、上記したベース4の前側に加えて、ベース4の後側にも同様な揺動体12とストッパ7’及びキャスタ6’を組とした組立体を上記したキャスタ5に代えて設けたものである。この脚構造では、ベース4の前側の揺動体12に連結された2本のレリーズワイヤ14と、ベース4の後側の揺動体12に連結された2本のレリーズワイヤ14とを独立させてもよいが、例えば、ベース4の前側の揺動体12に連結した2本のワイヤと、ベース4の後側の揺動体12に連結した2本のワイヤとを脚柱3の内部で一本化した状態で、上記した2本のレリーズワイヤ14にて構成することが好ましい。
従って、この変形例においても図5(a)に示されるように天板2を折畳んだ非使用状態では、一部拡大して示したように、前後のキャスタ6,6’が接地し、ストッパ7,7’が浮いている状態となり、テーブル1の移動が前後のキャスタ6,6’を介して可能となる。また、図5(b)に示されるように天板2を水平にした使用状態では、一部拡大して示したように、前記とは逆に前後のストッパ7,7’が接地し、キャスタ6,6’が浮いている状態となる。このため、この変形例では、上記した形態と同様の作用効果に加え、床面に対する摩擦保持力が増加し更に動き難くなる。
なお、以上のように本発明は、請求項1で特定した構成を備えておればよく、細部は必要に応じて種々変更可能なものである。一例として、図3(b)の移動規制状態において、キャスタ6としては床面FLとの間に小さな隙間dを設定したが、この隙間dを更に小さくして床面FLに軽く接するような設定でもよい。
本発明形態として脚構造を折畳み式テーブルに適用した全体構成を示す概略斜視図である。 (a)と(b)は上記テーブルの折畳んだ非使用状態と展開した使用状態を示す側面図である。 (a)と(b)は図2のA部とB部を拡大して示す脚構造の断面図である。 上記脚構造を拡大して示す分解斜視図である。 (a)と(b)は上記形態の変形例を図2に対応させるとともに、要部を拡大した状態で示す側面図である。 (a)と(b)は特許文献1の移動体の脚構造を示す説明図である。
1…折畳み式テーブルの脚(移動体)
2…天板
3…脚柱
4…ベース
5,6,6’…キャスタ
7,7’…ストッパ(7aは接地面)
8…回動機構部
10…軸部材
12…揺動体
14…レリーズワイヤ(操作手段又は連繋機構)
18…手動操作用レバー

Claims (6)

  1. 移動体に対し軸部材を支点として回動可能な揺動体を有しているとともに、前記揺動体にそれぞれ付設されている接地面を有した移動規制用ストッパと移動補助用キャスタとを備えた移動体の脚構造において、
    前記揺動体の前記軸部材を挟んだ両側のうち、一方側には前記ストッパ及び前記キャスタが設けられ、他方側には該揺動体を回動操作する操作手段が連結されているとともに、前記ストッパが前記キャスタよりも前記軸部材に近い箇所から下向きに一体に突設され、かつ前記軸部材が前記ストッパの略直上に設けられており、
    前記ストッパが接地している移動規制状態から、前記揺動体が前記操作手段を介して回動されることにより前記キャスタが接地する移動可能状態に切り換わることを特徴とする移動体の脚構造。
  2. 前記移動体は回動可能に設けられた天板を有しているとともに、前記操作手段は前記天板と前記揺動体とを作動連結する連繋機構を有し、前記天板の回動操作に連動して前記揺動体が前記連繋機構を介し前記軸部材を支点として傾動することにより、前記移動規制状態と前記移動可能状態とに切り換えられることを特徴とする請求項1に記載の移動体の脚構造。
  3. 前記操作手段が、前記天板の回動操作と連動する自動切換系と、前記天板側に配置されるレバーの操作で切り換えられる手動切換系の2系列を有していることを特徴とする請求項2に記載の移動体の脚構造。
  4. 前記揺動体と前記ストッパ及び前記キャスタからなる組立体を前記移動体に対し複数設けたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の移動体の脚構造。
  5. 前記ストッパの接地面は摩擦抵抗を増大する形状ないしは部材により形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の移動体の脚構造。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の移動体の脚構造を備えているテーブル。
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