JP4502625B2 - リクライニングシート装置 - Google Patents

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本発明は、座面部に対してそれぞれが傾動可能なバックレストとレッグレストを有するリクライニングシート装置に関する。
バックレスト(背もたれ)のリクライニング動作時にレッグレストを連動して傾動させるタイプのシート装置が知られている。特許第2643844号に係る発明では、このタイプのシート装置において、バックレストに対するレッグレストの連動状態と非連動状態を任意に選択可能にしている。これにより、レッグレストの傾動が不要なときには非連動状態にしてバックレストのみを傾動させることが可能となり、逆にレッグレストも傾動させたいときには、連動状態を選択することによって、バックレストとレッグレストを個別に操作する煩雑さを回避できる。
特許第2643844号公報
レッグレスト付きのリクライニングシートでは、バックレストが起立した状態でレッグレストがふくらはぎに当たることを使用者が嫌う場合がある。また、鉄道車両に多い水平方向に転回可能なシート装置では、シート転回時にレッグレストが車両の内壁に当たるなどして邪魔になることがある。これらを解消するためには、例えば、バックレスト起立時におけるレッグレストの角度位置を、ふくらはぎに当たらない、あるいは転回動作の妨げにならないような引き込まれた(シート内側に収納された)位置に設定することが考えられる。しかし、レッグレストがあまり引き込まれた位置にあると、バックレストをリクライニングさせたときこれに連動するレッグレストの引き出し角が不十分となり、レッグレスト本来の効果が得られにくくなってしまう。前記特許発明では、バックレストとレッグレストの連動、非連動状態に関わらずバックレストの起立時にはレッグレストの角度位置は一定であり、このような問題には対応できなかった。よって本発明は、不要な場合にはレッグレストを確実にシート内側に退避させ、かつリクライニング連動時のレッグレストの機能性も損なうことのないリクライニングシート装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、座フレームの後端部と前端部にそれぞれ枢着されたバックレストとレッグレストを有するリクライニング装置において、一端部がレッグレストに枢着され他端部が自由端部とされるガイドリンク;一端部がガイドリンクの自由端部側に枢着され他端部がバックレスト側の部材に枢着され、中間部を折曲自在とし、一方の折曲方向に力が加わったときガイドリンクにより該折曲が規制されて両端部の間隔を大きくする伸展状態になり、逆の折曲方向に力が加わったとき折曲が許容されて両端部の間隔を小さくする折曲状態になる連節リンク;この連節リンクを正逆の折り曲げ方向に付勢する付勢手段;及び、バックレストの傾動にレッグレストが連動して傾動するリクライニング連動状態と、連動しない非連動状態に切換操作可能な連動切換操作手段;を備え、連動切換操作手段をリクライニング連動状態にしたとき、連節リンクが伸展状態となり、バックレストの傾動の力がレッグレストに伝えられ、連動切換操作手段を非連動状態にしたとき、連節リンクが折曲状態にされて、ガイドリンクを介してレッグレストをリクライニング連動時の動作範囲よりもシート内側の収納位置へ引き込み移動させ、該非連動状態でバックレストを傾動させたとき、連節リンクの折曲量が増大して、ガイドリンクを移動させずにレッグレストを収納位置に保持させることを特徴としている。
連節リンクとレッグレストの間に介在するガイドリンクには、連節リンクをバックレストに枢着させる連結軸が摺動可能に嵌まる、ガイドリンク長手方向への直線状孔とガイドリンクに対する連節リンクの枢着位置を中心として形成され、連節リンクの折曲動作の回動中心となる折曲軸が摺動可能に嵌まる弧状孔を備えることが好ましい。
連動切換操作手段は、回動操作可能な操作レバーと、一端部が該操作レバーに枢着され他端部が連節リンクに枢着された中継リンクとで構成することができる。
連動切換操作手段はさらに、バックレストのリクライニング状態を解除させ、かつシートの水平方向の転回動作を可能にさせる転回許容操作部材と、該転回許容操作部材と中継リンクを接続するケーブルとを備え、転回許容操作部材の操作に応じて連節リンクが折曲されてレッグレストとバックレストが非連動状態になるようにすることが好ましい。
以上の本発明によれば、不要な場合にはレッグレストを確実にシート内側に退避させ、かつリクライニング連動時にはレッグレストを十分かつ確実に使用位置へと傾動させることができる。
図3ないし図6に示す鉄道車両用のリクライニングシート10は、座面部11と、先端部を上方に向けて該座面部11の後端部に枢着されたバックレスト12と、先端部を下方に向けて該座面部11の前端部に枢着されたレッグレスト13とを有する。座面部11は台枠フレーム15上に支持されており、該台枠フレーム15は床面に固定された脚台16に対して転回機構17により水平方向に回転可能に支持されている。転回機構17はロック機構を備えており、通常はこのロック機構によって台枠フレーム15は回転規制されている。座面部11の両側には側肘掛14Aと中肘掛14Bが設けられる(図4参照)。なお、以下の説明中における前方とは図3ないし図6の左方を指し、後方とは同右方を指す。同様に、説明中の上方と下方は図3ないし図6の上方と下方に対応する。
図1に示すように、台枠フレーム15は、シート前後方向に離間する一対の平行梁15a、15bを有し、前方の平行梁15aにはシートの横幅方向に離間させて一対の台枠リンク15cが枢着され、後方の平行梁15bには該横幅方向の略中央部に、軸孔を有するブラケット15dが形成されている。また、前方の平行梁15aから前方に向けてレッグレストストッパ15eが突設されている。台枠フレーム15の両側には、側肘掛14Aと中肘掛14Bを構成する側肘掛フレーム18Aと中肘掛フレーム18Bが設けられている。
座面部11を構成する座フレーム20はシートの横幅方向に離間する一対の側枠部20aを有し、各側枠部20aが台枠リンク連結ヒンジP1を介して各台枠リンク15cの先端部に枢着されている。側枠部20aにおける該枢着位置は、シート前後方向における中央からやや前寄りの位置に設定されている。一対の側枠部20aの後端部付近には、バックレスト12を構成する背フレーム21が一対の背フレーム連結ヒンジP2を介して枢着されており、一対の側枠部20aの前端部付近には、レッグレスト13を構成するレッグレストフレーム22の上端部付近が一対のレッグレスト回転ヒンジP3を介して枢着されている。
背フレーム21は、左右一対の下部アーム21aと、該一対の下部アーム21aの先端部付近を接続する接続梁21bと、下部アーム21aから上方に向けて延出された外枠部21cと、該外枠部21cの長手方向の途中位置に架け渡された接続梁21dとを有する。外枠部21cは、図1では一部のみが示されているが、バックレスト12の外形に対応する逆U字状をなしている。前記の背フレーム連結ヒンジP2は各下部アーム21aの中央部付近の軸孔に挿通されており、さらに、下部アーム21aの先端部付近が一対の背回転ヒンジP4を介して、側肘掛フレーム18Aと中肘掛フレーム18Bに設けた軸孔に枢着されている。接続梁21bと接続梁21dのシート横幅方向の略中央には、それぞれ軸孔を有する下方ブラケット21eと上方ブラケット21fが設けられている。上方ブラケット21fの軸孔にはガススプリング25の一端部が連結ピン25aを介して接続されており、ガススプリング25の他端部は、台枠フレーム15のブラケット15dの軸孔に連結ピン25bを介して接続されている。ガススプリング25にはその伸縮長を一定に保つロック機構が内蔵されており、リクライニング制御ケーブル26、27を牽引することによって該ロックを解除させることができる。リクライニング制御ケーブル26は肘掛部に設けたリクライニング操作レバー28に接続し、リクライニング制御ケーブル27は脚台16に設けたフットペダル(連動切換操作手段、リクライニング解除操作部材、転回操作手段)29に接続している。
レッグレストフレーム22は、レッグレスト回転ヒンジP3を介して座フレーム20に枢着される枠部22aの中に、シート横幅方向に離間する一対の平行梁22bを有し、各平行梁22bには軸孔を有するブラケット22cが形成されている。このブラケット22cと背フレーム21の下方ブラケット21eとの間に、バックレスト12とレッグレスト13の連動、非連動の切換と、非連動時のレッグレスト13の位置制御とを行う連動リンク機構30が設けられている。
連動リンク機構30の詳細構造を図2に示す。ガイドリンク31はシート横幅方向に離間する一対の対向壁31aを有するU字状の断面形状を有し、各対向壁31aにはシート前方側から順に、3つの軸孔31b、31c、31d、弧状長孔(弧状孔)31e、直線長孔(直線状孔)31fがシート横幅方向に向けて貫通形成されている。弧状長孔31eは、軸孔31dを中心とする円弧の一部をなすように形成されている。
平行リンク(連動切換操作手段、中継リンク)32は円筒状をなし、前端部付近と後端部付近に、シート横幅方向に向けて貫通する軸孔32a、32bが形成されている。
第1反転リンク(連節リンク)33と第2反転リンク(連節リンク)34はそれぞれ、ガイドリンク31と同様に平行な一対の対向壁33a、34aを有するU字状の断面形状をなしている。第1反転リンク33には、一対の対向壁33aをシート横幅方向に貫通する軸孔33b、33c及び33dと、一方の対向壁33aから側方へ突出するばね掛けピン33eが設けられている。第2反転リンク34には、一対の対向壁34aをシート横幅方向に貫通する軸孔34b及び34cと、一方の対向壁34aから側方へ突出するばね掛けピン34dが設けられている。なお、図2では軸孔34cは、紙面手前の対向壁34a側の一つだけが見えているが、反対側の対向壁34aにも軸孔34cが形成されている。
ガイドリンク31の最前方に形成した軸孔31bに対して第1連結ピン40が回動自在に挿通され、該第1連結ピン40は、レッグレストフレーム22のブラケット22cに形成した軸孔にも回動自在に挿通される。つまり、ガイドリンク31の前端部とレッグレストフレーム22は第1連結ピン40を介して相対回動(傾動)可能に接続される。軸孔31bより若干後方に位置する軸孔31cは、連動切換レバー(連動切換操作手段、操作レバー)35の軸部35aを軸支する。連動切換レバー35は軸部35aと略平行かつ偏心する偏心ピン35bを有し、該偏心ピン35bが平行リンク32の前端部付近の軸孔32aに回動自在に嵌まっている。
平行リンク32の後端部付近の軸孔32bと第1反転リンク33の前端部側の軸孔33bには第2連結ピン41が挿通されており、該第2連結ピン41を介して平行リンク32と第1反転リンク33が相対回動(傾動)可能となる。第2連結ピン41は同時にケーブルブラケット36に挿通されている。ケーブルブラケット36には非連動操作ケーブル(連動切換操作手段)37の一端部が固定されており、該非連動操作ケーブル37の他端部はフットペダル29に接続されている。また、第1反転リンク33の軸孔33bの直下にある軸孔33cとガイドリンク31の軸孔31dに第3連結ピン42が挿通され、該第3連結ピン42を介してガイドリンク31と第1反転リンク33も相対回動(傾動)可能となる。
第1反転リンク33の後端部側の軸孔33d、第2反転リンク34の前端部側の軸孔34b、及びガイドリンク31の弧状長孔31eを、第4連結ピン(折曲軸)43が貫通している。該第4連結ピン43を介して第1反転リンク33と第2反転リンク34が相対回動(傾動)可能となり、さらに第1反転リンク33と第2反転リンク34の互いの接続端部は弧状長孔31eに沿って移動可能となる。
第2反転リンク34の後端部側の軸孔34c、背フレーム21の下方ブラケット21eに形成した軸孔、そしてガイドリンク31の直線長孔31fに対して第5連結ピン(連結軸)44が挿通されており、該第5連結ピン44を介して第2反転リンク34と背フレーム21が相対回動(傾動)可能となる。
換言すると、ガイドリンク31の前端部はレッグレストフレーム22に対して第1連結ピン40を介して直接に枢着されており、後端部は背フレーム21に対して直接に枢着されていない自由端部となっている。そして、該ガイドリンク31の自由端部と背フレーム21の間を、第1反転リンク33及び第2反転リンク34からなる連節リンクが接続した構造となっている。
第1反転リンク33のばね掛けピン33eと第2反転リンク34のばね掛けピン34dには引張ばね(付勢手段)45の一端部と他端部が掛けられている。引張ばね45は、第3連結ピン42、第4連結ピン43及び第5連結ピン44が一直線上に並ぶ状態を中立として、第4連結ピン43を中心として両反転リンク33、34を正逆両方向に相対回転させるように付勢力を与える作用方向反転ばねである。
連動リンク機構30における各連結ピンは、それぞれEリングによって対応する軸孔に対して抜け止めされている。
リクライニングシート10は次のように動作する。図3はバックレスト12が起立され、かつ該バックレスト12に対してレッグレスト13が連動可能な状態を示している。ガススプリング25がロックされているため、バックレスト12は図3の起立位置に維持される。また、第1反転リンク33と第2反転リンク34をつなぐ第4連結ピン43は弧状長孔31eの下端に位置しており、第2反転リンク34と背フレーム21(の下方ブラケット21e)をつなぐ第5連結ピン44は、直線長孔31fの後端部に位置している。これにより第1反転リンク33と第2反転リンク34は略直線状をなしている。厳密には、第1反転リンク33と第2反転リンク34は、両側の第3連結ピン42及び第5連結ピン44よりも中間の第4連結ピン43の位置を低くした(下方に向けた)緩いV字状をなしている。このとき引張ばね45の付勢力は、第4連結ピン43を下方に押し下げながら該第4連結ピン43を中心にして第1反転リンク33を図3中の時計方向、第2反転リンク34を同反時計方向に回動させるように(第3連結ピン42と第5連結ピン44を接近させるように)作用する。しかし、第4連結ピン43が弧状長孔31eの下端部に当て付くことによって第1反転リンク33と第2反転リンク34の当該回動が規制され、第5連結ピン44が直線長孔31fの後端部から移動しないように維持される。この状態では、連動リンク機構30の有効長(レッグレストフレーム22に接続する第1連結ピン40から背フレーム21に接続する第5連結ピン44の距離)は、概ねガイドリンク31の全長分となり、レッグレストフレーム22の自由端部(ブラケット22cの軸孔)と背フレーム21の自由端部(下方ブラケット21eの軸孔)が当該有効長分離間されてレッグレスト13の角度が定まる。鉛直方向を0度と仮定すると、図3の状態でレッグレスト13は、レッグレスト回転ヒンジP3を中心として前方に約5度傾いた(下端部を持ち上げた)角度位置に保持されている。
図3の状態からリクライニング操作レバー28を操作すると、リクライニング制御ケーブル26が牽引されてガススプリング25のロックが解除され、バックレスト12に体重をかけることによりガススプリング25を縮めながら徐々に該バックレスト12を後傾させることができる。バックレスト12は、ガススプリング25が最短となる図4のフルリクライニング位置まで後傾させることができ、起立位置から該フルリクライニング位置までの任意の角度でバックレスト12への後傾押圧力を解除すると、その時点でガススプリング25のロックがかかり、バックレスト12を設定した後傾角に維持することができる。
台枠フレーム15に対するバックレスト12の傾動の軸は背回転ヒンジP4であり、該背回転ヒンジP4よりも下方に位置する第4連結ピン43は、バックレスト12の後傾に伴って斜め前方に押し出される。第4連結ピン43が前方に押し出されると、第1反転リンク33、第2反転リンク34及び第3連結ピン42を介して当該押圧力がガイドリンク31に作用する。このとき第4連結ピン43を下方に押し下げて第1反転リンク33と第2反転リンク34をV字状に折り畳ませようとする力が働くが、前述の通り、第4連結ピン43が既に弧状長孔31eの下端部に当接しているので、第1反転リンク33と第2反転リンク34は折り畳まれることなく略直線状の形態を維持してガイドリンク31に押圧力を伝達する。つまり、連動リンク機構30の有効長が変化することなく、第1連結ピン40を介してレッグレストフレーム22が前方に押し込まれる。第1連結ピン40はレッグレスト回転ヒンジP3より下方に位置しているので、結果としてレッグレストフレーム22は、レッグレスト回転ヒンジP3を中心として先端部を前方に向けるように傾動する。以上のような連動リンク機構30の作用により、バックレスト12を図4のフルリクライニング位置まで後傾させると、これに連動してレッグレスト13は先端部を前方に持ち上げた状態となる。
なお、本実施形態ではさらに、バックレスト12の後傾動作に連動して座面部11の角度も変化する。バックレスト12を構成する背フレーム21の傾動時の回動中心は、前述の通り背回転ヒンジP4である。一方、背フレーム21は、背回転ヒンジP4よりも若干斜め後方に位置する背フレーム連結ヒンジP2を介して座フレーム20の後端部と枢着されている。そのため、背フレーム21が背回転ヒンジP4を中心として後傾すると、背フレーム連結ヒンジP2を下方に押圧する力が働き、座フレーム20の後端部が押し下げられて前端部が持ち上がる。台枠リンク15cは、この角度変化に対応するように座フレーム20の前部を支持している。この座面部11の角度変化に応じてレッグレスト回転ヒンジP3の位置も変化する。該レッグレスト回転ヒンジP3の位置変化と、前述の連動リンク機構30による押圧とによりレッグレスト13の角度が決まる。例えば本実施形態では、図4のフルリクライニング時においてレッグレスト13は先端部を鉛直方向から約60度前方に傾けている。
逆に、バックレスト12を後傾状態から図3の起立位置に戻すと、座面部11が水平状態に戻され、同時に連動リンク機構30を介してレッグレスト13は先端部を下げるように回動され、図3の位置に復帰する。このときも連動リンク機構30の有効長は変化しない。
バックレスト12とレッグレスト13は、連動切換レバー35を回動操作するか、フットペダル29を踏み込むことによって連動を解除させることができる。まず連動切換レバー35による連動解除の形態を説明する。図3の連動状態で連動切換レバー35を反時計方向に回動すると、その軸部35aから偏心する偏心ピン35bを介して平行リンク32が斜め前方に牽引される。すると、平行リンク32の該移動力が第2連結ピン41を介して第1反転リンク33に作用し、第1反転リンク33は、第3連結ピン42を中心として図3の反時計方向に回動する。その結果、第1反転リンク33の他端側にある第4連結ピン43は弧状長孔31e内を上方に移動していく。第4連結ピン43の該移動は同時に、第2反転リンク34に対して第5連結ピン44を中心とした時計方向の回動を与え、第1反転リンク33と第2反転リンク34は、図3の略直線状(緩いV字状)の形態から図5に示すハ字状(逆V字状)の形態へと切り換わる。これにより第1反転リンク33と第2反転リンク34の端部を支持する第3連結ピン42と第5連結ピン44の間隔が近くなる。換言すれば、連動リンク機構30の有効長が短くなる。なお、図3の状態では、引張ばね45の付勢力は第4連結ピン43を下方に押圧する方向に作用していたが、図5の状態へと第1反転リンク33と第2反転リンク34が相対回動する途中で3つの第3連結ピン42、第4連結ピン43及び第5連結ピン44が一直線上に並ぶ状態を超えると、引張ばね45の付勢力は反転して、第4連結ピン43を弧状長孔31eの上端側へ移動させる方向へ作用するようになる。つまり、連動切換レバー35を図3の連動位置から図5の非連動位置へ回動させるとき、最初は引張ばね45が伸ばされて若干抵抗がかかり、その後は該抵抗が解除され、逆に引張ばね45の付勢力が連動切換レバー35の操作力を補助するように作用する。これにより、連動切換レバー35を不用意に操作してしまうことを防ぎつつ、非連動位置に操作するときには軽く操作しやすくなっている。
連動切換レバー35の操作に応じて第3連結ピン42と第5連結ピン44の相対間隔が小さくなるとき、ガススプリング25でロックされたバックレスト12は不動であるので該バックレスト12側(背フレーム21)に接続する第5連結ピン44の位置は固定であり、第3連結ピン42の位置がシート後方に向けて変位する。すると、図5に示すように、第3連結ピン42の変位に応じてガイドリンク31がシート後方へ向け移動され、直線長孔31f内における第5連結ピン44の位置が後端部から前方に向けて相対的に変化する。ガイドリンク31が後方に向け移動すると、第1連結ピン40を介してレッグレストフレーム22のブラケット22c部分が後方に牽引され、結果としてレッグレスト13は、レッグレスト回転ヒンジP3を中心として、その下端部を脚台16に接近させる方向(収納方向)に回動される。当該回動は、レッグレスト13の裏面側がレッグレストストッパ15eに当接することで規制される。具体的には、レッグレストストッパ15eが回動を規制する図5の状態では、レッグレスト13は、その下端部が鉛直方向に対して後方(脚台16側)に約15度傾けられている。図3の連動状態ではレッグレスト13は前方へ約5度傾いていたので、連動切換レバー35の非連動位置への操作に応じて、レッグレスト13には収納方向へ約20度傾動されたことになる。この収納位置では、通常の着座姿勢ではレッグレスト13がふくらはぎに接触しにくくなる。
レッグレスト13がレッグレストストッパ15eに当接した図5の非連動状態では、第4連結ピン43は弧状長孔31eの略中央に位置しており、該弧状長孔31e内をさらに上方に移動する余地が残されている。ここでリクライニング操作レバー28を操作してバックレスト12を後傾させると、背フレーム21の下端部に位置する第5連結ピン44が斜め前方に移動する。先に説明した連動状態では、第5連結ピン44が斜め前方に移動しても第1反転リンク33と第2反転リンク34が略直線状の状態を保ったままガイドリンク31(第3連結ピン42)に力を伝えたが、図5の非連動状態では、第5連結ピン44が押し込まれると、第1反転リンク33と第2反転リンク34が折り畳まれる方向に相対回動して連動リンク機構30の有効長が小さくなり、第3連結ピン42には押圧力が加わらない。第3連結ピン42が押圧されないためガイドリンク31がレッグレストフレーム22を押し込まず、レッグレスト13はバックレスト12に連動せずに収納位置に留まる。詳細には、バックレスト12の後傾に応じて、第4連結ピン43が弧状長孔31e内を上端部側へ移動し、かつ第5連結ピン44が直線長孔31f内を前端部側へ移動し、第1反転リンク33と第2反転リンク34が形成する頂角が徐々に減少する。バックレスト12が図6のフルリクライニング位置まで倒されると、第4連結ピン43が弧状長孔31eの上端部に達し、かつ第5連結ピン44は直線長孔31fの前端部に移動し、該第5連結ピン44は第4連結ピン42に対して最も接近した状態となる。換言すれば、連動リンク機構30の有効長が最小となる。
なお、前述したように、本実施形態ではバックレスト12の後傾に連動して座面部11の前部が持ち上がるため、レッグレスト13を支持するレッグレスト回転ヒンジP3の位置も変位する。そのため、変位するレッグレスト回転ヒンジP3と、移動力が与えられないガイドリンク31(第1連結ピン40)との関係によって、バックレスト12の後傾時にレッグレスト13はわずかに前方へ向けて角度を変化させる。詳細には、図5のバックレスト起立状態から図6のフルリクライニング状態の間に、レッグレスト13は約5度前方に傾動する。リクライニング時には着座者の脚はバックレスト起立状態よりも前方に出されるのが自然であるので、このわずかな角度変化ではレッグレスト13は着座者のふくらはぎに当たるおそれは少なく、レッグレスト13は実質的に収納位置に保たれていると言える。
バックレスト12を後傾状態から図5の起立位置に戻すと、座面部11が水平状態に戻る一方、連動リンク機構30を介してバックレスト12の連動が断たれているレッグレスト13は収納位置を維持する(座面部11の復帰に応じて約5度後方に傾動する)。連動リンク機構30は、バックレスト12が起立していくにつれて徐々に有効長を増大させる。
レッグレスト13をバックレスト12との連動状態に戻したいときは、図5において連動切換レバー35を時計方向に回転させればよい。すると連動リンク機構30において先の非連動への切換時と逆の動作が生じて有効長が最長となり、図3の連動状態になる。
以上は連動切換レバー35を操作した場合の説明であるが、フットペダル29を踏み込んだ場合も連動リンク機構30における動作は共通である。図3の状態でフットペダル29を踏み込むと非連動操作ケーブル37が牽引されて、平行リンク32が前方へ移動される。平行リンク32の当該移動は、連動切換レバー35を非連動位置へ回動させたときと同じ動作である。連動リンク機構30のこれ以降の動作は先に説明したので省略するが、結果としてレッグレスト13は脚台16側に入り込んだ図5の収納状態となる。フットペダル29を踏み込み操作は同時に、ケーブル27を介してガススプリング25のロックを解除させ、かつ転回機構17のロックを解除させる。これにより、バックレスト12が後傾されていた場合には起立位置に復帰し、かつ台枠フレーム15が脚台16上で水平回転可能となる。つまり、リクライニングシート10全体が転回可能な状態となるのであるが、このときレッグレスト13が脚台16側に収納されているので、シートを転回させる際にレッグレスト13が車両の内壁や操作者の脚などと干渉しにくく、操作性が良い。
以上の実施形態から分かるように、本発明のリクライニングシート装置では、バックレストの傾動にレッグレストが連動して傾動するリクライニング連動状態と、連動しない非連動状態に切換可能とし、かつ非連動状態においてはレッグレストをリクライニング連動時の動作範囲よりもシート内側の収納位置へ移動させて保持するようにしたので、リクライニング連動時と不要時の両方におけるレッグレストの機能性、快適性を両立させることができる。
但し、本発明は実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態ではバックレストの傾動に連動して座面部の角度も変化したが、座面部の角度が変化しないタイプのシート装置にも本発明は適用可能である。また、本発明は鉄道車両用座席に好適であるが、発明の適用範囲は鉄道車両用座席に限定されるものではない。
本発明を適用したリクライニングシート全体の分解斜視図である。 図1のリクライニングシートのうち、バックレストとレッグレストを接続するリンク機構の分解斜視図である。 バックレストとレッグレストが連動し、バックレストが起立している状態のシートの側面図である。 バックレストとレッグレストが連動し、バックレストをフルリクライニング位置へ後傾させた状態のシートの側面図である。 バックレストとレッグレストの連動が解除され、バックレストが起立している状態のシートの側面図である。 バックレストとレッグレストの連動が解除され、バックレストをフルリクライニング位置へ後傾させた状態のシートの側面図である。
符号の説明
P1 台枠リンク連結ヒンジ
P2 背フレーム連結ヒンジ
P3 レッグレスト回転ヒンジ
P4 背回転ヒンジ
10 リクライニングシート
11 座面部
12 バックレスト
13 レッグレスト
14A 側肘掛
14B 中肘掛
15 台枠フレーム
15e レッグレストストッパ
16 脚台
17 転回機構
18A 側肘掛フレーム
18B 中肘掛フレーム
20 座フレーム
21 背フレーム
22 レッグレストフレーム
25 ガススプリング
26 27 リクライニング制御ケーブル
28 リクライニング操作レバー
29 フットペダル(連動切換操作手段、転回許容操作部材)
30 連動リンク機構
31 ガイドリンク
31e 弧状長孔(弧状孔
31f 直線長孔(直線状孔
32 平行リンク(連動切換操作手段、中継リンク)
33 第1反転リンク(連節リンク)
34 第2反転リンク(連節リンク)
35 連動切換レバー(連動切換操作手段、操作レバー)
37 非連動操作ケーブル(連動切換操作手段)
40 第1連結ピン
41 第2連結ピン
42 第3連結ピン
43 第4連結ピン(折曲軸)
44 第5連結ピン(連結軸)
45 引張ばね(付勢手段)

Claims (4)

  1. 座フレームの後端部と前端部にそれぞれ枢着されたバックレストとレッグレストを有するリクライニング装置において、
    一端部がレッグレストに枢着され他端部が自由端部とされるガイドリンク;
    一端部が上記ガイドリンクの自由端部側に枢着され他端部が上記バックレスト側の部材に枢着され、中間部を折曲自在とし、一方の折曲方向に力が加わったときガイドリンクにより該折曲が規制されて両端部の間隔を大きくする伸展状態になり、逆の折曲方向に力が加わったとき折曲が許容されて両端部の間隔を小さくする折曲状態になる連節リンク;
    上記連節リンクを正逆の折り曲げ方向に付勢する付勢手段;及び
    上記バックレストの傾動にレッグレストが連動して傾動するリクライニング連動状態と、連動しない非連動状態に切換操作可能な連動切換操作手段;
    を備え、
    上記連動切換操作手段を上記リクライニング連動状態にしたとき、上記連節リンクが上記伸展状態となり、上記バックレストの傾動の力がレッグレストに伝えられ、
    上記連動切換操作手段を上記非連動状態にしたとき、上記連節リンクが上記折曲状態にされて、上記ガイドリンクを介してレッグレストをリクライニング連動時の動作範囲よりもシート内側の収納位置へ引き込み移動させ、
    該非連動状態でバックレストを傾動させたとき、上記連節リンクの折曲角が増大して、ガイドリンクを移動させずにレッグレストを上記収納位置に保持させることを特徴とするリクライニングシート装置。
  2. 請求項1記載のリクライニングシート装置において、上記ガイドリンクは、
    ガイドリンクの長手方向へ形成され、上記連節リンクをバックレスト側の部材に枢着させる連結軸が摺動可能に嵌まる直線状孔;及び
    上記ガイドリンクに対する連節リンクの枢着位置を中心として形成され上記連節リンクの上記折曲動作の回動中心となる折曲軸が摺動可能に嵌まる弧状孔;
    を備えているリクライニングシート装置。
  3. 請求項1または2記載のリクライニングシート装置において、上記連動切換操作手段は、回動操作可能な操作レバーと、一端部が該操作レバーに枢着され他端部が上記連節リンクに枢着された中継リンクとを備えているリクライニングシート装置。
  4. 請求項記載のリクライニングシート装置において、上記連動切換操作手段はさらに、上記バックレストのリクライニング状態を解除させ、かつシートの水平方向の転回動作を可能にさせる転回許容操作部材と、該転回許容操作部材と上記中継リンクを接続するケーブルとを備え、転回許容操作部材の操作に応じて上記連節リンクが折曲されてレッグレストとバックレストが非連動状態になるリクライニングシート装置。
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