JP2001341559A - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
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- JP2001341559A JP2001341559A JP2000165581A JP2000165581A JP2001341559A JP 2001341559 A JP2001341559 A JP 2001341559A JP 2000165581 A JP2000165581 A JP 2000165581A JP 2000165581 A JP2000165581 A JP 2000165581A JP 2001341559 A JP2001341559 A JP 2001341559A
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Abstract
クが折り畳まれるのを防止でき、かつ、折り畳み時のシ
ートバックの高さを低くすることができて座席をコンパ
クトに折り畳むことができる車両用シートを提供する。 【解決手段】 ベースプレート2,2に折畳みロック機
構部3を介して中間アーム4の一端部側を回動かつロッ
ク可能に連結すると共に、中間アーム4の他端部を回動
かつロック可能にリクライニングロック機構部6を介し
てシートバック5に連結し、かつ、シートバック5とシ
ートクッション16とを連動可能に連結し、さらに、リ
クライニングロック機構部6の操作レバー8をシートバ
ック5の側面に配置し、折畳みロック機構部3の解除レ
バー36の操作をシートバック5の背面側で操作ノブ3
9にて操作可能にした。
Description
グシートにおいてクッション座面角をシートバックの傾
斜角度に連動して調整できるようにした車両用シートに
関する。
安楽な着座と最適運転姿勢を確保するために、シートバ
ックの傾斜角度を所定の範囲内で所望に調節できるよう
にした着座装置である。
は、シートバックの傾斜角度を調節するとき、シートク
ッションは何等連動することなく、単にシートバックの
みが動くものが多い。
ては、荷室を広くするためにシートを折り畳み可能とす
ることが要望されており、特に折り畳み時にはシートを
省スペースに収納できるようにすることが望まれてい
る。
とシートバックを連動プレートで連結する一方、シート
クッションの前部と車体との間をリンクで回動可能に結
合することでシートクッションをシートバックの動きと
連動させて折り畳み可能とした車両用シートを提供した
(特開平8−214977号及び特開11−24408
2号参照)。
8−214977号の発明では、乗員が着座したままシ
ートバックを折り畳もうとすると、シートバックとシー
トクッションが連動するために、乗員が窮屈感を生じる
と云う問題があった。この問題については、特開平11
−244082号の発明で解決手段を提供したが、まだ
十分ではないと云う問題がある。
時の利便性が良い反面、乗員が着座した状態でシートバ
ックをリクライニング調整すると、乗員の体重がシート
クッションを介しシートバックに伝達され、シートバッ
クを後方へ押し倒すと、倒し速度が加速し、シートバッ
クを前方へ起こすときは、その起こし力が重くなるとい
う問題がある。
ートバックの動きと連動させて折り畳み可能とした車両
用シートにおいてリクライニング調整時に生じる上記二
つの問題を解決しようとするものである。
リクライニング装置は、請求項1記載のように、シート
クッションの前部が車体床面にリンクを介して回動可能
に支持される一方、シートクッションの後部がベースプ
レートに折畳みロック機構部を介して回動かつロック可
能に支持された中間アームに連結されると共に、この中
間アームにリクライニングロック機構部を介して回動か
つロック可能にシートバックを連結したことを特徴とす
る車両用シートを提供する。
グ調整は中間アームとシートバック間に介在するリクラ
イニング装置を介して行い、また、折り畳み操作は中間
アームとベースブラケット間に介在する折り畳み装置で
行う。そのため、リクライニング操作と折り畳み操作が
明確に区別される。
ニングロック機構部の操作レバーをシートバックの側面
に配置すると共に、折畳みロック機構部の解除レバーを
シートバックの背面側に配置した操作ノブと連動可能に
連結したことを特徴とする請求項1記載の車両用シート
を提供する。したがって、操作レバーと解除レバーの配
設位置を異にしたので、リクライニング操作と折り畳み
操作の誤操作を防止できる。
基づき説明する。図1〜図4に示すように、車体床面F
に左右一対で固定したシートスライド機構部1,1にベ
ースプレート2,2の下部が支持され、一方のベースプ
レート2の上部に折畳みロック機構部3が設けられ、こ
の折畳みロック機構部3に下端部側をロックかつ回動可
能に連結した中間アーム4が設けられ、中間アーム4の
上端部側にシートバック5がリクライニングロック機構
部6を介し傾斜角度調節可能に軸支されている。折畳み
ロック機構部3、リクライニングロック機構部6につい
ては、シートバック5及びシートクッション16の片側
(アウター側)にのみ設けることとして、他の片側(イ
ンナー側)にはフリーヒンジ19を配設している。
ベースプレート2の上端部にヒンジシャフト20を介し
て中間アーム21の下端部を回動可能に連結し、かつ、
中間アーム21の上端部にヒンジシャフト22を介して
ブラケット23を回動可能に連結したものである。ブラ
ケット23はシートバック5の側面に固定される。折畳
みロック機構部3とリクライニングロック機構部6は後
記するように実質的には同じ構成を有しているが、ロッ
ク範囲及びロックを解除する操作レバー8と解除レバー
36が相違し、ベースプレート2と中間アーム4又は中
間アーム4とシートバック5とを回転可能かつ所定の角
度でロックできるものである。したがって、シートバッ
ク5は折畳みロック機構部3のセンターシャフト9とフ
リーヒンジ19のヒンジシャフト20を介して前倒れ
が、更に、リクライニングロック機構部6のセンターシ
ャフト10とフリーヒンジ19のヒンジシャフト22を
介してリクライニング調整が可能である。
シャフト10には連動プレート15の一端部が回動可能
に連結され、この連動プレート15の他端部はシートク
ッション16の後部に結合されている。シートクッショ
ン16の前部にはリンク17の上端部が回動可能に連結
され、リンク17の下端部は車体床面Fに固定したブラ
ケット18,18aに回動可能に支持されている。した
がって、シートクッション16はシートバック5の傾斜
角度調整に連動して前後方向へ移動することはない。な
お、ブラケット18,18aの相違は車体床面Fの特殊
性に因るものであり、両者同じようなものであってもよ
いことは勿論である。また、連動プレート15はセンタ
ーシャフト10に回動可能に連結されているが、中間ア
ームの上端部であれば別途支軸を設けて支持させるよう
にしてもよい。
は、シートバック5の側面に配置されたリクライニング
ロック機構部6のセンターシャフト10に軸支されてい
る。そのセンターシャフト10に内端部を係止し、外端
部を操作レバー8に係止したレバースプリング45(図
4参照)が操作レバー8を時計方向へ回転付勢してい
る。また、解除レバー36にも同様のレバースプリング
34(図2,図3及び図4参照)が設けられている。な
お、中間アーム4,21間には補強プレート40を連結
して一体性を高め、連動性能が向上するようにしてあ
る。さらに、図2〜図4に示すように、シートバック5
の前倒れを行うためのリターンばね35がセンターシャ
フト10に内端部を連結し、外端部をシートバック5に
固定するリクライニングロック機構部6の一部に連結し
て反時計回りに回転付勢されている。
バー7と解除レバー36がセンターシャフト9に回動可
能に軸支されている。解除レバー36は操作レバー8と
同じような構造であるが、ノブ部は省略している。この
解除レバー36にはワイヤ37の一端部が連結され、ワ
イヤ37の他端部はシートバック5に沿うワイヤチュー
ブ38を介してその上方に延伸し、シートバック5の背
面の凹部5a内に配設した操作ノブ39に連結してあ
る。なお、ワイヤ37には連結器41を介して枝別れし
たチューブ42を設け、そのチューブ42内に収納した
ワイヤの下端部を操作レバー8に連結してある。これに
より、操作ノブ39を引くと操作レバー8及び解除レバ
ー36が連動してリクライニングロック機構部6及び折
畳みロック機構部3のロックを解除できる。
間アーム4に突設したピン11が当接可能であり、ま
た、ウォークインレバー7の他端部には連結ロッド13
の一端部が回動可能に連結され、連結ロッド13の他端
部は一方(アウター側)のシートスライド機構部1のア
ッパーレール25に軸31で回転可能に支持されたリン
クレバー14に回動可能に連結されている。軸31には
アッパーレール25の背面側でカム32が一体で回転可
能に配設されている。
うに、車体床面Fに固定される横断面が略凹字形をした
ロアーレール24に、横断面が略逆T字形をしたアッパ
ーレール25がローラー42を介して長手方向へ移動可
能に配置されてなるもので、そのアッパーレール25に
ベースプレート2がリベット等にて垂直に連結固定され
ている。ロアーレール24及びアッパーレール25は、
通例ではシートクッション16を平行移動させるために
設けられるから、シートクッション16の前部と後部を
同時にアッパーレール25と連結している。そのため、
シートスライド機構部1,1のレール長さは長くなる
が、本例にあっては、シートクッション16の後部を支
持するベースプレート2を連結するだけでよいため、レ
ール長さを短くすることができる。
プリング等にて車体前方側へ常に引き寄せられている。
そして、アッパーレール25の移動位置をロックするた
めのスライドロックプレート26が設けられている。ス
ライドロックプレート26はアッパーレール25の前端
部に軸27を介して揺動可能に支持された部材で、図4
及び図5に示すように、自由端側には車両後方側へ高く
傾斜したスロープからなるカム係合部28とこれと上下
で対面して水平方向へ延伸するロック係合部33がとも
に形成され、かつ、軸27付近の端部にはハンドル29
が連結されている。図6に示すように、ロック係合部3
3には少なくとも2つの穴43が開設され、この穴43
には図4及び図5に示すように、ロアーレール24の長
手方向の辺縁に形成された歯部44が係脱する。
右両側におけるシートスライド機構部1,1のスライド
ロックプレート26,26を連動させるために設けられ
ており、シートクッション16の下部に位置してシート
クッション16の前部下方で操作できる。スライドロッ
クプレート26には、図5に示すように、軸27を中心
として反時計方向へ回転付勢するバネ30が設けられて
おり(アッパーレール25の長孔25aに差し込まれた
係止端部26aにバネ30のフック端部が引掛けられて
いる。バネ30はアッパーレール25の前端部に固定さ
れている。)、このバネ30によってスライドロックプ
レート26の自由端側は常に上方へ回動し、ロック係合
部33の穴43,43が歯部44,44に係合する一
方、ハンドル29は下方へ回動した状態を保持するもの
である。また、ハンドル29を上方へ持ち上げるとロッ
ク係合部33の穴43,43は歯部44,44から外れ
るためにベースプレート2,2は車両前後方向へ移動で
きる。
トバック5が起立位置にある状態では、連結ロッド13
が下方へ押し下げられた状態にあり、リンクレバー14
が軸31を中心に時計回りに回動しており、カム32が
カム係合部28から外れ、スライドロックプレート26
は軸27を中心にバネ30の力により反時計回りに回動
し、ロック係合部33の穴43,43が歯部44と係合
することでシートクッション16の前後移動を阻止す
る。そして、連結ロッド13が上方へ引かれると、図3
に示すように、リンクレバー14が前記とは逆方向へ回
動することによりカム32が回動し、カム32はカム係
合部28に当接してスライドロックプレート26を押し
下げるので、スライドロックプレート26は軸27を中
心として時計方向へ回動し、ロック係合部33の穴4
3,43がロアーレール24の歯部44,44から外れ
るのでシートクッション16は前後へ移動可能になる。
レート2、折畳みロック機構部3、リクライニングロッ
ク機構部6、連動プレート15及びリンク17とをシー
トクッション16の左右両側に対として配設してもよ
い。また、この場合には中間アーム4,21間を連結す
るように設けた補強プレート40は無くしてもよい。
したシートパンを用いてリンク17,17及びハンドル
29をその空洞内に収容できる。また、車体床面Fには
シートスライド機構部1,1の後端部が挿入された傾斜
溝部48を有する段差部46が図示されているが、これ
は傾斜溝部48内にベースプレート2が移動できるよう
にして着座者の足元スペースの拡大を図ったミニバンの
リアシートへの適用例であって、段差のない車両床面に
も採用できることはいうまでもない。また、図2及び図
3中の符号47は、リアーシートと段差部46との隙間
を塞ぐプロテクターである。
グロック機構部6は図示のものに限定されるものではな
い。例えば、図示はしないが、中間アーム4の上・下端
部にそれぞれセンターシャフト9,10を中心とする所
定半径の円周縁に歯部を形成し、その歯部に係脱する歯
部を一端部に有するツース部材の他端部を、ベースプレ
ート2及びシートバック5側にそれぞれ回動可能に配置
し、それらのツース部材を解除レバー36及び操作レバ
ー8にて操作できる構成としてもよい。
説明すると、図7及び図8に示すように、中間アーム4
に一体形成された固定側プレート50には、下記に説明
するロックプレート51とカムプレート52を移動可能
に収容する凹部57が形成され、シートバック5に固定
する可動側プレート53にはセンターシャフト10を中
心とする所定半径の円弧部を有する略円形の凹部54が
形成され、凹部54の円弧部内周縁には歯部55が所定
角度範囲で形成されている。この歯部55に噛合する歯
部56を有するロックプレート51が固定側プレート5
0の凹部57の内周面の一部を略径方向で平行に形成し
た案内部58内に摺動可能に係合している。
の最前傾位置と最後傾位置の範囲であって、固定側プレ
ート50の円弧部外周縁に形成した切り欠き部50a
と、可動側プレート53に固定したブラケット53aの
ストッパ部53bとにより決定され、この範囲の任意の
位置でロック可能である。これに対し折り畳みロック機
構部3では、中間アーム4の起立位置と前倒れ位置の範
囲で回動可能であり、また、起立位置にのみ歯部55が
形成され、他は無歯部となっている。
レート53の歯部55が噛合しているとき、ロックプレ
ート51を可動側プレート53に押し付けるため、セン
ターシャフト10にカムプレート52が回転可能に上記
凹部57,54内に収容支持されている。そして、この
カムプレート52はロックプレート51の端部に設けた
カム面60に当接するストッパー部61を対面側に形成
してある。操作レバー8がセンターシャフト10に回動
可能に支持されて固定側プレート50の外側に配置され
ている。
フト10を中心として回動可能であり、この回動時にロ
ックプレート51を可動側プレート53に向けて進退さ
せるため、ロックプレート51に起動ピン63を突設
し、この起動ピン63を固定側プレート50に設けた半
径方向の長孔64を貫通させて操作レバー8に形成した
係合孔65に係合させてある。また、カムプレート52
には係止部68が折り曲げ形成され、この係止部68が
固定側プレート50にセンターシャフト10を中心とす
る所定半径で設けた円弧孔66を挿通して操作レバー8
に設けた孔に係合しており、カムプレート52と操作レ
バー8は一体で回動する。なお、円弧孔66は操作レバ
ー8の回動範囲の規制をする。
辺部67を有する。そのため、操作レバー8をセンター
シャフト10を中心として図中反時計方向へ回動操作す
れば、操作レバー8の傾斜辺部67が起動ピン63に当
接してこれを押し上げるとともに、カムプレート52の
ストッパー部61がロックプレート51のカム部60か
ら外れるから、ロックプレート51は案内部58に沿っ
てセンターシャフト10方向へ移動する。これにより、
歯部55,56の噛合が解除される。
されると共に、センターシャフト10に内端部が係止さ
れたレバースプリング45が設けられており、操作レバ
ー8を放すと操作レバー8は元の状態に復帰する。この
ときカムプレート52のストッパー部61がロックプレ
ート51のカム面60に当接して押し下げ、ロックプレ
ート51を可動側プレート53に押し付けることにより
歯部55,56が噛合するとともに、ロックプレート5
1がセンターシャフト10の方向へ移動するのを阻止す
る。
ばね35の内端部が係止され、リターンばね35の外端
部はブラケット53aの係止部71に係止している。さ
らに、可動側プレート53の周縁部を固定側プレート5
0に押え付ける剥離防止金具72が固定側プレート50
にセンターシャフト10で固定されている。そこで、リ
クライニング調節をするときは、操作レバー8を反時計
方向へ回動操作して歯部55,56の噛合を解除した
後、シートバック5を適宜傾斜させて操作レバー8を放
すと、歯部55,56が噛合してその位置がロックされ
る。
グ装置の動作につき説明すると、図2に示す着座可能状
態では、アッパーレール25はロアーレール24の後部
に移動し、リンク17は起立してシートクッション16
の前部を車体床面Fから所定の高さに支持している。シ
ートスライド機構部1,1はスライドロックプレート2
6のカム係合部28からカム32が外れているので、ス
ライドロックプレート26は軸27を中心としてバネ3
0の力で反時計回りに回動し、ロック係合部33がロア
ーレール24の歯部44に係合してアッパーレール25
を移動できないようにロックしている。この状態におい
て、シートバック5の傾きを調節する(リクライニング
調整)にはリクライニングロック機構部6の操作レバー
8を用いてシートクッション16と中間アーム4との角
度を適宜設定する。
シートバック5の背面において操作ノブ39を上方へ引
き上げ操作してワイヤ37を引くことにより、操作レバ
ー8と解除レバー36が共に回動してリクライニングロ
ック機構部6と折畳みロック機構部3のロックを解除す
ることにより、シートバック5はリターンばね35の力
で車両前方側へ倒れて最前傾する。そこで、操作ノブ3
9を引き上げた状態でシートバックを手で倒すと中間ア
ーム4が同様に前倒れすることにより、図3に示すよう
に、シートバック5及び中間アーム4はシートクッショ
ン16上に重なる。操作ノブ39を放した場合に、リク
ライニングロック機構部6は最前傾位置の歯部に係合し
てロックするが、折畳みロック機構部3はロックしな
い。ここで、折り畳みロック機構部3に起立位置だけで
なく前倒れ位置にも歯部を設けてロックするようにして
もよい。
してウォークインレバー7をセンターシャフト9を中心
に反時計回りに回動させるから、連結ロッド13が上方
へ引かれてリンクレバー14が軸31を中心に反時計回
りしてカム32がカム係合部28を押し下げる。そのた
め、スライドロックプレート26は軸27を中心にバネ
30の力に抗し時計回りしてロック係合部33の穴4
3,43が歯部44,44から外れ、アッパーレール2
5とロアーレール24のロックが解除される。そのた
め、アッパーレール25,25は車両前方側に常に付勢
しているばねの力でシートスライド機構1,1に沿って
車両前方側へ移動する。アッパーレール25,25はシ
ートスライド機構部1,1の最前位置まで移動する。な
お、アッパーレール25,25を車両前方側へ付勢して
いるばねを設けることなく、手動によりシートクッショ
ンを操作し、アッパーレール25,25をシートスライ
ド機構部1,1の最前位置まで移動するようにしてもよ
い。
より軸10が車両前方側へ移動するから、連動プレート
15,15が車両前方側へ移動してシートクッション1
6は車両前方側へ移動する。そのため、リンク17,1
7は前倒れしてシートクッション16の内部に折り畳ま
れて車体床面Fとほぼ平行に収納される。リンク17,
17が車体床面Fとほぼ平行に位置することにより、シ
ートクッション16の車体床面Fからの高さはきわめて
低くできる。
た状態では、ベースプレート2,2がシートスライド機
構部1,1の最前位置にあり、ロック係合部33の穴4
3,43は歯部44,44と噛合していないが、シート
クッション16はシートスライド機構部1,1に沿って
車両後方側へ移動しようとしても、シートクッション1
6は図示しないばねの力で車両前方側へ引き寄せられ、
かつ、リンク17,17がほぼ水平位置でシートクッシ
ョン16内に折り畳まれているので、車両後方側へ移動
する恐れは生じない。
起こすには、リクライニングロック機構部6はロックさ
れているが、折畳みロック機構部3はロックされていな
い状態にあるので、シートバック5を手動で引き起こす
と、リクライニングロック機構部6はロック状態にある
ので、シートバック5と中間アーム4が共に折畳みロッ
ク機構部3のセンターシャフト9を中心に車両後方側へ
回動する。これによりピン11がウォークインレバー7
から外れるので、ウォークインレバー7が自由に回動で
きる状態となるため、バネ30が反時計回りに回動付勢
するカム係合部28のスロープによって押し戻され、カ
ム32がカム係合部28を押し下げるのを解除する。
のロック係止部33がロアーレール24の歯部44に係
合してシートスライド機構部1,1がロックされ、ま
た、シートバック5が起立位置まで引き起こされて折り
畳み機構部3がロックされ、着座可能となる。そして、
ハンドル29を上方に回動操作することで、シートクッ
ション16はシートスライド機構部1,1に沿って車両
後方側へ手動で移動させることができる。
リンク17,17で回動するのに反し、後部はシートス
ライド機構部1,1で水平移動するので、シートクッシ
ョン16の座面角が変化すると共に、シートクッション
16の車体床面Fからの高さが変化する。
所望する位置でシートスライド機構部1,1の移動を停
止させ操作レバー27を離すと、ロック係合部33の穴
43が歯部44に係合してシートクッション16の位置
を固定する。したがって、この状態で安楽な着座をする
ことができる。
れば、シートバックを傾斜調節してもシートクッション
のクッション座面角が変化することがなく、また、リク
ライニング調節範囲外に回動することもない。
調整を行っても、乗員の荷重がシートバックに負荷され
ることはなく、また、着座状態でシートバックの側部に
設けた操作レバーを操作できるので操作性がよい。その
うえ、従来の折り畳み時の利便性はそのまま保有でき
る。
ートスライド機構部を設けることで、車体床面Fに高低
差があっても、シートクッションの前後移動が可能にな
る。そして、シートクッションの前部をリンクで車体床
面Fに支持したから、シートクッションのスライド前後
移動と同時にその高さを調節できる。また、シートスラ
イド機構部のレール長さを通例よりも短くすることがで
き、かつ、車体床面Fへのフラットな取付け面の確保が
容易となる。
ックをリクライニング調節してもシートクッションのク
ッション座面角が変化することがなく、また、リクライ
ニング範囲外に回動することもなく、かつ、折り畳み時
のシートバックの高さを低くすることができるから、座
席をコンパクトに折り畳むことができるという従来の折
り畳み時の利便性はそのまま保持できる。
を行っても、乗員の荷重がシートバックに負荷されない
ために操作が円滑にできる。
座状態での操作性が良好で、また、誤操作を防止するこ
とができる。
装置の概要斜視図。
構部の正面図。
図。
断面正面図。
端部 13…連結ロッド 14…リンクレバー 15…連動プレート 16…シートクッション 17…リンク 18,18a…ブラケット 19…フリーヒンジ 20…ヒンジシャフト 21…中間アーム 22…ヒンジシャフト 23…ブラケット 24…ロアーレール 24a…歯部 25…アッパーレール 26…スライドロックプレート 27…軸 28…カム係合部 29…ハンドル 30…バネ 31…軸 32…カム 33…ロック係合部 33a…穴 34,45…レバースプリング 35…リターンばね 36…解除レバー 37…ワイヤ 38,42…ワイヤチューブ 39…操作ノブ 40…補強プレート 44…歯部
Claims (2)
- 【請求項1】 シートクッションの前部が車体床面にリ
ンクを介して回動可能に支持される一方、シートクッシ
ョンの後部がベースプレートに折畳みロック機構部を介
して回動かつロック可能に支持された中間アームに連結
されると共に、この中間アームにリクライニングロック
機構部を介して回動かつロック可能にシートバックを連
結したことを特徴とする車両用シート。 - 【請求項2】 リクライニングロック機構部の操作レバ
ーをシートバックの側面に配置すると共に、折畳みロッ
ク機構部の解除レバーをシートバックの背面側に配置し
た操作ノブと連動可能に連結したことを特徴とする請求
項1記載の車両用シート。
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