JP3971582B2 - キャスタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ベッド等の寝具や、椅子、テーブル等の家具などの脚部に装着されるキャスタであって、特にキャスタ本体の旋回および車輪の回転をロックするための操作ペダルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャスタとしては、従来、特開平09−240204号公報に記載されたものが知られている。
このキャスタは、脚部に装着されるキャスタ本体取付部と、このキャスタ本体取付部に旋回自在に取り付けられた支持ヨークおよび該支持ヨークに軸支された車輪とからなるキャスタ本体と、キャスタ本体取付部および支持ヨークに内蔵され支持ヨークの旋回および車輪の回転をロックする機能を有するロック機構と、このロック機構をロックまたはロック解除になるように操作する操作ペダルとを備えている。
【0003】
しかしながら、このキャスタでは、操作ペダルがキャスタ本体取付部の上部に配置されており、また操作のための傾動角度も大きいので、操作性の点で操作しずらいという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その主たる課題は、操作ペダルを踏み易くし、操作性を向上させたキャスタを提供することを主たる課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、
水平に延びるキャスタ被取付体の脚台部(2)の先端にキャスタ本体取付部(7)が一体に形成され、該キャスタ本体取付部(7)に車輪(9)を軸支した支持ヨーク(8)が旋回自在に取り付けられて、上記キャスタ本体取付部(7)と支持ヨーク(8)とに車輪(9)の制動をロックするロック機構(10)を内蔵し、該ロック機構を操作する操作部材(12)を備えたキャスタにおいて、
キャスタ本体取付部(7)には、操作部材(12)と連動する入力用カム(32)が内蔵され、上記キャスタ本体取付部(7)の下方には貫通孔(13a)を有する取付基部(13)が一体に固着されており、
上記貫通孔(13a)には、上記入力用カム(32)の変位よって昇降可能な伝動軸(33)が貫挿されており、
前記取付基部(13)には、旋回用軸受(20)を介して支持ヨーク(8)が旋回自在に取り付けられており、
該支持ヨーク(8)内には、支持ヨーク(8)に枢着(26)されると共に、制動解除方向に付勢されたロック用作動部(23)が設けられており、
該ロック用作動部(23)の上部には前記伝動軸33の下端を受ける凹部(23b)が形成され、下部はブレーキシュー(23c)に形成されており、
前記操作部材(12)は、入力用カム(32)に嵌合するピン(34)を介して連結されてキャスタ本体取付部(7)の側部の外側で脚台部(2)と略平行に外方へ延びる傾動レバー(12a)と、該傾動レバー(12a)の先端側で傾動レバー(12a)と直交して配置されて脚台部(2)の外側または内側へ突出する操作ペダル(12b)とからなっている、という技術的手段を講じている。
【0006】
請求項2の発明では、
前記ロック機構(10)が、車輪(9)の制動と旋回をロックする機構からなっており、
支持ヨーク(8)の内部で、旋回用軸受(20)の固定側を支持する受皿部(21)の下面に形成された環状の旋回ロック部(22)と、前記支持ヨーク(8)に枢動可能に取り付けられたロック用作動部(23)と、該ロック用作動部(23)の傾動により拡開可能なバネ板からなって前記ロック用作動部(23)を制動解除方向に付勢するブレーキ板(24)とからなっており、
該ブレーキ板(24)が、中央に支持ヨーク(8)に取り付けられる掛止部(24a)を有してV字状に屈曲形成されており、
前記ロック用作動部(23)に形成されたバネ用カム(23a)を嵌め込む上方の片が前記旋回ロック部(22)に係脱可能な旋回ロック用片(28)となり、下方の片が制動ロック用片(29)となっており、
入力用カム(32)の下部のカム面には、伝動軸(33)を押し下げて係合するロック用凹み部(32B)と、伝動軸(33)が押し上げられて係合するロック解除用受部(32A)とが形成されており、操作ペダル(12b)が押し下げられて、入力用カム(32)がロック解除位置からロック位置に傾動変位すると、伝動軸(33)が押し下げられてロック用凹み部(32B)に突入しロックされたときに、部材間の嵌合により前記傾動レバー(12a)及び前記操作ペダル(12b)を介して使用者にクリック感を伝えうるようになっている、という技術的手段を講じている。
また、請求項3の発明では、
前記操作ペダル(12b)のロックとロック解除との操作角度が約20°に設定されている、という技術的手段を講じている。
更に、請求項4の発明では、
上記操作ペダル(12b)は、キャスタ(4)が設けられる可動装置の足廻り構造(1)の幅方向の左右に一対且つ該対が上記台車の長さ方向の前後に計二対配置されており、
二対の上記操作ペダル(12b)が設けられた左右の傾動レバー(12a)同士が連結部材(37)を介して連動可能に連結されている、という技術的手段を講じている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明に係るキャスタの好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図7に示すように、可動装置の足廻り構造1では、その長さ方向に延長し、端部が開口した互いに平行な二本の角パイプからなる脚台部2と、この脚台部2を中途位置で互いに連結して桟となるパイプの横架部材3とを備えている。
脚台部2は、図示例では一連のパイプからなっているが、外側へ突出するだけの構造でもよく、また端部が開口してキャスタ4の被装着部となっている。
キャスタ4は、前記脚台部2の端部開口に取り付けられており、全部で計4つ設けられる。
【0008】
このキャスタ4は、図1から図4に示すように、可動装置の足廻り構造1の脚台部2に装着自在な装着部5と、この装着部5に連接されるアーム部6と、このアーム部6の先端に形成されたキャスタ本体取付部7と、このキャスタ本体取付部7に旋回自在に取り付けられた支持ヨーク8と、該支持ヨーク8に軸支された車輪9とからなっている。
このキャスタ4には、本実施例の場合、前記支持ヨーク8の旋回および車輪9の回転をロックする機能を有するロック機構10と、該ロック機構10を操作する操作部材12と、操作部材12の動きをロック機構10に伝える伝動機構11とが内蔵されている。
【0009】
前記脚台部2の両端は開口して被装着部となっており、その底面には、キャスタ装着用に内周壁に雌ネジが刻設されたネジ孔14が設けられている(図1参照)。
一方、キャスタ4の装着部5は、前記脚台部2の端部開口の被装着部に嵌合可能なボックス状からなっており、その内部に、前記ネジ孔14と整合可能な位置で底壁から立設する筒状の受部52を有しており、その内周壁にはネジが刻設されている。
そこで、装着部5は、前記脚台部2の端部開口の被装着部に嵌挿されて、前記受部52が脚台部2のネジ孔14と整合させ、図示省略のネジにより脚台部2に固定されるようになっている。
【0010】
キャスタ本体取付部7は、伝動機構11を内蔵している。
該伝動機構11は、操作部材12に連動する入力用カム32と、この入力用カム32の変位によって昇降し、下端がロック機構10を作動させる伝動軸33とからなっている。
上記入力用カム32は、操作部材12の傾動レバー12aの枢軸であるピン34と同軸にキャスタ本体取付部7に枢着されおり、傾動レバー12aの傾動角度に対応して傾動する。
【0011】
この入力用カム32は、左右の両肩部に一対の切欠状の係合部35a、35bが形成されており、傾動した際に、キャスタ本体取付部7の内壁に形成された被係合壁部36に衝合した位置で拘束され、入力用カム32の傾動角度を規制しうるようになっている。
これにより、ロック解除位置では係合部35bが被係合壁部36に衝合してロック解除姿勢を維持し、ロック位置では係合部35aが被係合壁部36に衝合してロック姿勢を維持しうるようになっている。
また、入力用カム32の下部のカム面には、ロック用凹み部32Bと、ロック解除用受部32Aとが形成されている。
【0012】
また、キャスタ本体取付部7では上記入力用カム32の下方に、取付基部13が一体に固着されており、その中央の貫通孔13aに前記伝動軸33が上下に摺動自在に貫挿されている。
図示例の場合、前記貫通孔13aは、上部が大径に拡開してスプリング収納部13bとなっており、伝動軸33に外嵌してこれを上向きに付勢するスプリングSが収納されている。
【0013】
上記伝動軸33は、先端に前記入力用カム32のカム面に倣う頭部33aが設けられており、その下にフランジ33bが外方へ突出形成されている。
そして、スプリングSの下端はスプリング収納部13bの底部に衝合し、スプリングSの上端はフランジ33bの底部と衝合しているので、伝動軸33が押し下げられると上向きの付勢力が強まるようになっている。
また、前記取付基部13は、その取付基部13の下方外周壁と支持ヨーク8の内壁との間に旋回用軸受20を介設しており、支持ヨーク8を旋回自在に保持している。
【0014】
次に、支持ヨーク8は、ロック機構10を内蔵しており、下端は車軸Pにより車輪9を回転可能に軸支している。
前記ロック機構10は、支持ヨーク8の内部で、前記旋回用軸受20の固定側を支持する受皿部21の下面に形成された環状の旋回ロック部22と、支持ヨーク8に枢動可能に取り付けられたロック用作動部23と、このロック用作動部23の傾動により拡開可能なブレーキ板24とからなっている。
【0015】
ここで、前記旋回ロック受部22は、その底面に凹状の係止溝25が中心から放射状に延びるように形成されている。
また、ロック用作動部23は、枢軸26により支持ヨーク8に枢着されている。
このロック用作動部23は、略くさび形状のブロックからなっており、枢軸26位置の前方部分は前方に向かって漸次幅狭に設定されたバネ用カム23aとなっており、ブレーキ板24に嵌込まれている。
また、前記ロック用作動部23の後方部分は漸次幅広に設定されて、上部に後述の伝動軸33の下端を受ける凹部23bが形成されており、下部はブレーキシュー23cとなっている。
【0016】
次に、ブレーキ板24は、中央に掛止部24aが形成されてV字状に屈曲されており、図中上方が旋回ロック用片28となり、下方が制動ロック用片29となるバネ板からなっており、ピン27によって前記掛止部24aを介して支持ヨーク8に取り付けられている。
また、前記旋回ロック用片28は、その先端に上方に突出する係合突起30が形成されており、前記旋回用ロック部22の係止溝25に係合可能となっている。
そして、旋回ロック用片28と制動ロック用片29の間に前記ロック用作動部23のバネ用カム23aが嵌め込まれている。
【0017】
上記構成からなっているので、本実施例の場合、操作部材12が押し下げられて入力用カム32が時計方向に傾動し、ロック解除位置からロック位置に傾動変位すると、押し下げられた伝動軸33が凹部32Bに突入して係合してロックされるが、このロックする瞬間に、上記係合によるクリック感を操作部材12である傾動レバー12aおよび操作ペダル12bを介して使用者に体感させることができる。
【0018】
また、ブレーキ板24は、伝動軸33の下降により、凹部23bを介してロック用作動部23がピン27を支点として図中時計方向に傾動し、バネ用カム23aを縦方向に変位させてブレーキ板24の旋回ロック用片28と制動ロック用片29とをそれぞれが離反する外方へ強制的に開かせ、前記旋回ロック用片28の係合突起30を旋回用ロック部22の係止溝25に係合して旋回をロックさせる。
同様に制動ロック用片29が開き、ロック用作動部23のブレーキシュー23cを車輪9の表面に押圧して車輪9を制動する(図6参照)。
【0019】
また、ロック解除時には、入力用カム32が図中反時計方向に傾動してロック位置からロック解除位置に傾動復帰して、伝動軸33の頭部33aは凹部32Bを超えてロック解除用受部32AによってスプリングSの付勢力で押し上げられる。
このように伝動軸33が上昇すると、ロック用作動部23には負荷がかからなくなり、前記ブレーキ板24の旋回ロック用片28と制動ロック用片29とが弾性反発力で接近方向に付勢され、バネ用カム23aを介してロック用作動部23が傾動し、上昇した伝動軸33の下端に凹部23bが衝合する位置まで変位する(図5)。
【0020】
操作部材12は傾動レバー12aの基端部がキャスタ本体取付部7の側部の外側においてピン34を介して入力用カム32に連結されており、図5の状態から操作ペダル12bを下向きに傾動するとロックONとなって入力用カム32を図中時計方向に傾動させ、操作ペダル12bを上向きに傾動するとロックOFFとなって入力用カム32を図中反時計方向に傾動させる。
【0021】
ここで操作ペダル12bは、傾動レバー12aの先端でこれと直交して突出するように設けられており、足で踏み込むことができるようになっている。
従来の構造では、ロック機構をOFFからONに切り換えるのに必要な操作部材の操作角度が例えば45°必要となるが、この実施例では、傾動レバー12aを延ばしており、入力用カム32で縦向きの伝動軸33を介してロック機構10を動かすので操作部材12の操作角度は小さくて済み、例えば約20°で操作しうる。
【0022】
操作部材12の操作ペダル12bは、図7に示すように、可動装置の足廻り構造1の左右外方へ突出するよう左右一対に設けられており、且つ可動装置の足廻り構造1の長さ方向の前後でそれぞれ設けられているので計二対配置される。
この操作部材12が設けられた左右の傾動レバー12相互間は連結部材37を介して一体的に連結されており、連動可能となっている。
また、前後一対の連結部材37間には、中途位置に2つの枢着点を有する前後リンク部材38により連動可能に連結されている。
そして、連結部材37および前後リンク部材38によって、四個の全ての操作ペダル12bは、いずれかの操作で互いに連動することになる。
【0023】
上述のように構成されたキャスタ4によると、次のように支持ヨーク8の旋回および車輪9の回転がロックされる。
操作ペダル12bをロックON方向に踏み込むと、これと一体の傾動レバー12aが下方に傾動し、入力用カム32が図中時計方向に回転し、伝動軸33を押し下げることにより、ロック用作動部23を図中時計方向に回転させ、ブレーキ板24を拡開させる。
入力用カム32は、その係合部35aがキャスタ本体取付部7の被係合部36に係合すると、回転を停止する。
【0024】
このとき、キャスタ入力用カム32の凹み部32Bに伝動軸33の上端が嵌合し、傾動レバー12a及び操作ペダル12bを介してクリック感を使用者に体感させる。
この入力用カム32の回転停止と同時に、操作ペダル12b、傾動レバー12a、伝動軸33、ロック用作動部23、ブレーキ板24の動作が停止する。
拡開されたブレーキ板24の旋回ロック用片28の係合突起30が旋回ロック部22の係止溝25に係合し、支持ヨーク8をキャスタ本体取付部7と一体化することにより、支持ヨーク8の旋回をロックし、また制動ロック用片29のブレーキシュー23cが車輪9の接地面に押圧されてロックする。
【0025】
ロック状態にある操作ペダル12bをロックOFF方向に上げると、図2および図6の状態から傾動レバー12a、入力用カム32、伝動軸33、ロック用作動部23、ブレーキ板24が上述したロック動作と逆に作動する。
そして、復元力により閉じたブレーキ板24の旋回ロック用片28の係合突起30が旋回ロック部22の係止溝25との係合を解除され、支持ヨーク8を旋回自由とし、また制動ロック用片29のブレーキシュー23cが車輪9から離れて回転自由とし、ロックが解除される(図1および図5参照)。
【0026】
なお、この発明は、上述した実施例に限定されるものではない。
例えば、傾動レバー12aのキャスタ本体取付部7への取付位置として、上述した実施形態では、キャスタ本体取付部7における可動装置の足廻り構造1の幅方向の外側としているが、図7の仮想線の符号12’で示すようにキャスタ本体取付部7における内側としてもよい。
【0027】
ロック機構として、上述した実施例では、支持ヨーク8の旋回および車輪9の回転を同時にロックするようにしているが、支持ヨーク8の旋回、または車輪9の回転のいずれか一方のみをロックするようにしてもよく、要するに支持ヨーク8の旋回をロックする機能または車輪9の回転をロックする機能の少なくともいずれか一方の機能を有するものでもよい。
また、このキャスタが取り付けられる可動装置の種類は特に限定されるものではなく、またキャスタの取付間隔は等しく設定されるものでも、あるいは前後または左右で異なる間隔に設定されるものでもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のキャスタは、キャスタ本体取付部または支持ヨークの側部から延びる傾動レバーを介して操作ペダルを設けているので、操作ペダルを踏み易くでき、その操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係わるキャスタのロック解除時における一部切欠側面図である。
【図2】 キャスタのロック時における一部切欠側面図である。
【図3】 図1のキャスタの正面図である。
【図4】 同キャスタの一部を切り欠いた平面図である。
【図5】 図1のキャスタの要部拡大図である。
【図6】 図2のキャスタの要部拡大図である。
【図7】 可動装置の足廻り構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1…可動装置の足廻り構造
2…脚台部、
4…キャスタ、
5…装着部、
7…キャスタ本体取付部、
8…支持ヨーク、
9…車輪、
10…ロック機構、
11…伝動機構、
12…操作部材。

Claims (4)

  1. 水平に延びるキャスタ被取付体の脚台部(2)の先端にキャスタ本体取付部(7)が一体に形成され、該キャスタ本体取付部(7)に車輪(9)を軸支した支持ヨーク(8)が旋回自在に取り付けられて、上記キャスタ本体取付部(7)と支持ヨーク(8)とに車輪(9)の制動をロックするロック機構(10)を内蔵し、該ロック機構を操作する操作部材(12)を備えたキャスタにおいて、
    キャスタ本体取付部(7)には、操作部材(12)と連動する入力用カム(32)が内蔵され、上記キャスタ本体取付部(7)の下方には貫通孔(13a)を有する取付基部(13)が一体に固着されており、
    上記貫通孔(13a)には、上記入力用カム(32)の変位よって昇降可能な伝動軸(33)が貫挿されており、
    前記取付基部(13)には、旋回用軸受(20)を介して支持ヨーク(8)が旋回自在に取り付けられており、
    該支持ヨーク(8)内には、支持ヨーク(8)に枢着(26)されると共に、制動解除方向に付勢されたロック用作動部(23)が設けられており、
    該ロック用作動部(23)の上部には前記伝動軸33の下端を受ける凹部(23b)が形成され、下部はブレーキシュー(23c)に形成されており、
    前記操作部材(12)は、入力用カム(32)に嵌合するピン(34)を介して連結されてキャスタ本体取付部(7)の側部の外側で脚台部(2)と略平行に外方へ延びる傾動レバー(12a)と、該傾動レバー(12a)の先端側で傾動レバー(12a)と直交して配置されて脚台部(2)の外側または内側へ突出する操作ペダル(12b)とからなっていることを特徴とするキャスタ。
  2. 前記ロック機構(10)が、車輪(9)の制動と旋回をロックする機構からなっており、
    支持ヨーク(8)の内部で、旋回用軸受(20)の固定側を支持する受皿部(21)の下面に形成された環状の旋回ロック部(22)と、前記支持ヨーク(8)に枢動可能に取り付けられたロック用作動部(23)と、該ロック用作動部(23)の傾動により拡開可能なバネ板からなって前記ロック用作動部(23)を制動解除方向に付勢するブレーキ板(24)とからなっており、
    該ブレーキ板(24)が、中央に支持ヨーク(8)に取り付けられる掛止部(24a)を有してV字状に屈曲形成されており、
    前記ロック用作動部(23)に形成されたバネ用カム(23a)を嵌め込む上方の片が前記旋回ロック部(22)に係脱可能な旋回ロック用片(28)となり、下方の片が制動ロック用片(29)となっており、
    入力用カム(32)の下部のカム面には、伝動軸(33)を押し下げて係合するロック用凹み部(32B)と、伝動軸(33)が押し上げられて係合するロック解除用受部(32A)とが形成されており、操作ペダル(12b)が押し下げられて、入力用カム(32)がロック解除位置からロック位置に傾動変位すると、伝動軸(33)が押し下げられてロック用凹み部(32B)に突入しロックされたときに、部材間の嵌合により前記傾動レバー(12a)及び前記操作ペダル(12b)を介して使用者にクリック感を伝えうるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のキャスタ。
  3. 操作ペダル(12b)のロックとロック解除との操作角度が約20°に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャスタ。
  4. 上記操作ペダル(12b)は、キャスタ(4)が設けられる可動装置の足廻り構造(1)の幅方向の左右に一対且つ該対が上記台車の長さ方向の前後に計二対配置されており、
    二対の上記操作ペダル(12b)が設けられた左右の傾動レバー(12a)同士が連結部材(37)を介して連動可能に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャスタ。
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