JPH10193907A - キャスターのロック機構 - Google Patents

キャスターのロック機構

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JPH10193907A
JPH10193907A JP338697A JP338697A JPH10193907A JP H10193907 A JPH10193907 A JP H10193907A JP 338697 A JP338697 A JP 338697A JP 338697 A JP338697 A JP 338697A JP H10193907 A JPH10193907 A JP H10193907A
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rod
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Takeshi Shimozato
豪 下里
Kenji Iida
建二 飯田
Yasuhiko Ikeda
靖彦 池田
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で取付場所の制限が少ないキャス
ターのロック機構を得る。 【解決手段】 操作レバー206をアウターケース15
7から離れる方向へスライドさせると、ロッド196が
カム面216で下方へ押し込まれ、段差部222と頭部
196Aが係合する。ロッド196によって、ロックレ
バー180及び解除レバー172が押し下げられ、突起
180Aが内歯車176の凹部176Aから離れ、車輪
154が自由に回転でき、ロックピン170が歯部16
6から離れ、インナーケース152が旋回可能となる。
操作レバー206をアウターケース157側へスライド
させると、ロッド196が圧縮コイルばね178の付勢
力でカム面216に沿って上昇し、ロックレバー180
及び解除レバー172が上方へ移動する。このため、車
輪154及びインナーケース152がロックされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオや家具
類の下部に取付けられ重量物の移動を可能とするキャス
ターのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビや机等の下部には、部屋のレイア
ウト変更等に対応して移動できるように、図10及び図
11に示すようなキャスター150が設けられている
(特開平7−89301号公報参照)。
【0003】このキャスター150は、インナーケース
152に走行可能に軸支された車輪154を備えてい
る。インナーケース152は、机の脚体156に取付け
られたアウターケース158にボール160を介して垂
直軸回りに旋回可能に保持されている。
【0004】このインナーケース152が旋回すること
によって、車輪154は軌道を修正しながら回転し、机
を所望の位置へ移動させることができる。
【0005】ところで、机を移動させた後は、車輪15
4及びインナーケース152をロックして、机が不用意
に動かないように停止させる必要がある。
【0006】そして、従来のキャスターのロック機構で
は、操作ピン162を境にして、インナーケース152
をロックする第1ロック機構164、車輪154をロッ
クする第2ロック機構174が左右にそれぞれ設けられ
ていた。
【0007】詳細には、第1ロック機構164では、ア
ウターケース158の内周壁に形成された歯部166を
圧縮ばね168で付勢されたロックピン170で掛止す
ることにより、インナーケース152の旋回を停止させ
る構成であり、ロックピン170は、操作ピン162に
よって揺動されるレバー172によって動くようになっ
ている。
【0008】また、第2ロック機構174では、車輪1
54に形成された内歯176に圧縮ばね178で付勢さ
れたロックレバー180を係合させることにより、車輪
154の回転を停止させる構成であり、ロックレバー1
80は、操作ピン162によって直接動くようになって
いる。
【0009】しかし、従来のキャスターのロック機構
は、操作ピン162を上下動させる操作ボタン184の
上下方向のストロークを確保するために、操作ボタン1
84を脚体156の上面から露出させる必要があり、取
付場所に制限があった。また、操作ピン162をロック
するロック機構185を操作ボタン184と併設する必
要があり、機構が複雑であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、構造が簡単で取付場所の制限が少ないキャスター
のロック機構を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、アウター部材が机等の脚体の下部に取付けられ、こ
のアウター部材に対してインナー部材が旋回可能となっ
ている。インナー部材には、車輪が走行可能に軸支され
ている。
【0012】ここで、操作手段を水平方向へ移動させる
と、ロック手段が作動して、車輪を回転不能にロックす
ると共に、インナー部材を旋回不能にロックする。この
ように、水平方向へ移動する操作手段を設けることによ
って、アウター部材から上方に出っ張る部分がなくな
り、キャスターの取付場所の制限が少なくなる。
【0013】一方、ロック状態を解除するときは、水平
方向へ移動させると、ロック手段が作動して、車輪及び
インナー部材のロック状態を解除する。
【0014】請求項2に記載の発明では、アウター部材
が机等の脚体の下部に取付けられ、このアウター部材に
対してインナー部材が旋回可能となっている。インナー
部材には、車輪が走行可能に軸支されている。
【0015】ここで、操作部材をロッドと直交する方向
へ移動し、ロッドの頭部を押圧して、ロッドを下方へ移
動させると、第1ロック部材が車輪の軸部に形成された
第1凹凸部と係合し、車輪を回転不能にロックする。ま
た、第1ロック部材が第1凹凸部と係合すると、第1付
勢手段の付勢力によって、インナー部材に設けられた第
2ロック部材が、アウター部材の内壁に形成された第2
凹凸部を掛止し、インナー部材を旋回不能にロックす
る。
【0016】このように、ロッドと直交する方向へ移動
する操作部材を設けることによって、ロッドから上方に
出っ張る部分がなくなり、キャスターの取付場所の制限
が少なくなる。
【0017】一方、ロック状態を解除するときは、操作
部材をロッドと直交する方向へロック方向と反対側へ移
動し、ロッドの頭部の押圧状態を解除すると、第2付勢
手段の付勢力でロッドが上方に移動し、それと同時に、
第1ロック部材が第1凹凸部から離れ、車輪が自由に回
転できるようになる。また、第1ロック部材が第1凹凸
部から離れながら第2ロック部材を押すと、第2ロック
部材が第2凹凸部から離れ、インナー部材をアウター部
材に対して旋回可能とする。
【0018】このように、操作部材をロッドと直交する
方向へ操作するだけで、車輪及びインナー部材のロッ
ク、ロック解除を同時に行うことができる。
【0019】請求項3に記載の発明では、操作手段をロ
ッドと直交する方向に移動し、ロッドの頭部を押圧し
て、ロッドを下方へ移動させると、第1付勢手段の付勢
力に抗して第1ロック部材が押し下げられる。これによ
って、第1ロック部材と車輪の内周面に形成された第1
凹凸部との係合状態が解除され、車輪が自由に回転でき
るようになる。
【0020】また、ロッドを下方へ移動させると、ロッ
ドに押されて解除部材が、第2付勢手段の付勢力に抗し
て第2ロック部材をスライドさせる。これによって、第
2ロック部材と第2凹凸部との掛止状態が解除され、イ
ンナー部材がアウター部材に対して旋回可能となる。
【0021】一方、ロックするときは、操作手段をロッ
ドと直交する方向にロック解除方向と反対側へ移動し、
ロッドの頭部の押圧状態を解除すると、第1付勢手段で
ロッドが上方に押し上げられる。これと同時に、第1付
勢手段によって押し上げられた第1ロック部材が第1凹
凸部と係合し、車輪が回転不能にロックされる。
【0022】また、ロッドが上方に移動するのに伴い解
除部材が揺動し、解除部材で制止されていた第2ロック
部材が第2付勢手段の付勢力で第2凹凸部を掛止し、イ
ンナー部材を旋回不能にロックする。
【0023】このように、操作手段をロッドと直交する
方向へ操作するだけで、車輪及びインナー部材のロッ
ク、ロック解除を同時に行うことができる。また、請求
項2の発明と異なり、ロッドを上方に付勢する付勢手段
を別途設ける必要がない。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜図4には、第1形態に係る
ロック機構を備えたキャスター10が示されている。
【0025】キャスター10は、机12の脚体14に取
付けられる下面が開口した円筒状のアウターケース16
を備えている。アウターケース16の天壁18の中央部
には、下方へ膨出したボス部20が形成されており、ア
ウターケース16に収納されたインナーケース22の天
壁24の軸孔26へ挿入され、インナーケース22を旋
回可能に支持している。
【0026】また、アウターケース16の内壁の隅部に
は環状内溝28が形成され、この環状内溝28と対向し
て、インナーケース22の天壁24の外周部には、環状
外溝30が形成されている。この環状外溝30と環状内
溝28とにボール32が挟まれ、インナーケース22を
スムーズに旋回させる。
【0027】インナーケース22の天壁24からは、軸
孔26を挟んで所定のスペースをあけて一対のカバーブ
ロック34が下方へ突設されている。このカバーブロッ
ク34の外面は球面状に加工されており、障害物に乗り
上げ易いようになっている。また、カバーブロック34
の対向面には、軸溝36、38が形成されている。軸溝
38には、シャフト41の両端が支持され、溝36に
は、シャフト40の両端が支持されている。そして、シ
ャフト40の両端部分には、所定の間隔をおいて一対の
車輪42が回転可能に軸支され、シャフト41の中央部
には、車輪42より小径の補助車輪90が車輪42とラ
ップするようにして回転可能に軸支されている。
【0028】車輪42の内側の軸部には、同軸上に外歯
車44が設けられている。この外歯車44の上方には、
ロックレバー48が配置されており、互いに離間して突
出した軸部46がインナーケース22に回動可能に軸支
されている。このロックレバー48の下面には、外歯車
44の凹部44Aとそれぞれ係合する突起50が両側に
形成されている。
【0029】また、ロックレバー48の自由端には、一
対の挟み片52が突設されている。この挟み片52は、
ボス20を貫通したロッド54の下端に形成された拡径
部56に支持され、且つ胴部58と摺動可能に嵌合して
いる。このロッド54を上下に移動させることによっ
て、ロックレバー48が軸部46を支点として上下に揺
動し、突起50が外歯車44の凹部44Aと係合し或い
は係合状態を解除し、車輪42をロックし又はロック解
除する。
【0030】さらに、ロックレバー48の上方には、ロ
ックバー62が配置されており、その略中央部に形成さ
れた軸部60がインナーケース22に軸支されている。
このロックバー62の一端側の下面には、受け部64が
形成されており、圧縮コイルばね66の上端が装着され
ている。この圧縮コイルばね66の下端は、ロックレバ
ー48の上面に形成された受け部68に装着され、ロッ
クバー62をインナーケース22の天壁24に向かって
付勢している。
【0031】また、ロックバー62は、軸部46を支点
として上方に揺動するロックレバー48に押し上げられ
るようになっている。これによって、ロックバー62
は、軸部60を中心として時計方向へ揺動する。
【0032】さらに、インナーケース22の天壁24
は、部分的に開口されており、この開口部70からロッ
クバー62の掛止部62Aが突出できるようになってい
る。また、アウターケース16の天壁18の内面には、
周方向に沿って歯部72が所定の間隔で形成されてお
り、開口部70から突出したロックバー62の掛止部6
2Aに掛止されるようになっている。
【0033】一方、アウターケース16の天壁18に
は、中央部から半径方向へ伸びる一対のガイド板204
が立設されている。このガイド板204の間には、操作
レバー205の平板部208が挿入され、スライド可能
となっている。平板部208の中央部には、長方形状の
長穴210が開口されている。長穴210には、ロッド
54の頭部54Aと当接するスライドプレート214が
装着されている。
【0034】スライドプレート214の下面には、右肩
上がりのカム面216と右肩下がりの斜面218が連続
して形成されており、カム面216と斜面218との頂
部が、ボス20へ挿着された圧縮コイルばね80の付勢
力で上方へ押し上げられたロッド54の頭部54Aを保
持する溝状の保持部220となっている。なお、ロッド
54の頭部54Aは、先細りの平板状とされており、保
持部220と係合し易いようになっている。
【0035】また、カム面216の下端部216Aを一
部残して、スライドプレート214の下面には、凹状の
段差部222が形成されており、カム面216の下端部
216Aを乗り越えたロッド54の頭部54Aが係合す
るようになっている。なお、ロッド54の頭部54Aが
カム面216の下端部216Aを通過するとき、クリッ
感を発生させるので、ロック状態を確認することができ
る。
【0036】一方、ガイド板204の間には止め板22
4が掛け渡されている。止め板224には、スライド口
226が設けられており、スライドプレート214の上
面から突設されたストッパー228が摺動可能に挿通さ
れている。このストッパー228は、スライド口226
の口縁に当たって、スライドプレート214が操作レバ
ー205の長穴210から抜け出さないようにすると共
に、ロッド54の頭部54Aを保持部220及び段差部
222と対向する位置に位置決めする。なお、ストッパ
ー228が、スライド口226の口縁に当たる際、スラ
イドプレート214の頂面に突設された突起214Aが
止め板224の裏面に当たって、ストップ感を操作者に
与える。
【0037】さらに、スライドプレート214の端部に
は、ストッパー230が立設されており、止め板224
の外縁に当たって、操作レバー205の押し込み量を制
限している。また、操作レバー205の端部206Aに
は操作ノブ232が取付けられており、脚体14の外側
へ位置している。
【0038】次に、本形態に係るキャスターの作用を説
明する。図3に示すように、操作レバー205をアウタ
ーケース16側へ押し込んだ状態では、圧縮コイルばね
80によって付勢されたロッド54の頭部54Aが保持
部220に当接しており、ロッド54は上方に移動して
いる。このため、ロックレバー48が引き上げられ、突
起50が外歯車44の凹部44Aから離れているので、
車輪42は自由に回転できる。
【0039】また、ロックバー62の端部は、ロックレ
バー48に押し上げられて軸部60を中心として時計方
向へ揺動し、掛止部62Aがアウターケース16に形成
された歯部72から離れている。このため、インナーケ
ース22は、アウターケース16に対して旋回可能とな
っている。このような状態で、机12を押すと、車輪4
2が回転し、また、インナーケース22が旋回して最適
な軌道とするので、机12をスムーズに移動できる。
【0040】さらに、車輪42が補助車輪90より大径
で、且つラップしているので、段差があっても容易に乗
り越えることはでき、また、カバーブロック34が取付
けられているので、車輪42の軸部に物が衝突すること
がない。なお、補助車輪90は必ずしも必要でなく、な
くても本発明の効果に特に影響を与えるものではない。
【0041】次に、机12を所望の位置まで移動させた
後、図4に示すように、操作レバー205をアウターケ
ース16側から引き出すと、ロッド54の頭部54Aへ
カム面216が当接し、ロッド54を下方に押し下げ、
頭部54Aと段差部222とが係合する。これにより、
圧縮コイルばね66の付勢力でロックレバー48が押し
下げられ、突起50と外歯車44の凹部44Aが係合す
る。このため、車輪42がロックされ回転不能となる。
【0042】また、同時に、ロックバー62の端部から
ロックレバー48が離れるので、圧縮コイルばね66の
付勢力によって、ロックバー62が上方に押し上げら
れ、開口部70から掛止部62Aが突出して、アウター
ケース16に形成された歯部72を掛止する。このた
め、インナーケース22は、アウターケース16に対し
て旋回不能となる。
【0043】このように、インナーケース22をロック
するロックバー62は、ロックレバー48によって直接
作動するので、従来必要とされたレバー、圧縮ばね等が
不要となり、部品点数の削減を図ることができる。な
お、圧縮コイルばね66の付勢力によらず、ロッド54
とロックバー62を連結して、ロッド54を下方へ押し
下げることで、突起50と外歯車44の凹部44Aが係
合するようにすることもできる。
【0044】次に、第2形態に係るキャスター17のロ
ック機構を図5から図9に基づいて説明する。
【0045】第2形態は、従来技術の欄で説明したキャ
スターのロック機構と基本的には同じなので、同一の符
号を使用し主要部について説明を加える。
【0046】車輪154の内周面に形成された内歯車1
76の内側には、ロックレバー180が配置されてお
り、一端に設けられた軸部186が軸板188に回動可
能に軸支されている。ロックレバー180の上面には、
内歯車176の凹部176Aと係合する突起180Aが
両側に形成されている。
【0047】また、ロックレバー180の自由端の下面
に形成された受け部192には、軸板188の受け部1
90に下端が装着された圧縮コイルばね178の上端が
装着されており、この圧縮コイルばね178が、ロック
レバー180を内歯車176側へ付勢している。
【0048】さらに、ロックレバー180の自由端の上
面は、ボス194を貫通したロッド196の下端と当接
している。このロッド196を上下に移動させることに
よって、ロックレバー180が軸部186を支点として
上下に揺動し、突起180Aが内歯車176の凹部17
6Aと係合し或いは係合状態を解除し、車輪154をロ
ック又はロック解除する。
【0049】一方、インナーケース152には、アウタ
ーケース157の内周壁側が開口したケース198が設
けられている。このケース198には、圧縮コイルばね
168でアウターケース157側へ付勢されたロックピ
ン170が収納されている。このロックピン170の掛
止部170Aは、インナーケース152の内周壁に開口
された開口部からアウターケース157側へ突出できる
ようになっている。アウターケース157の内周壁に
は、周方向に沿って歯部166が所定の間隔で形成され
ており、開口部から突出したロックピン170の掛止部
170Aに掛止されるようになっている。
【0050】また、ケース198の下面には、開口部2
00が形成されており、この開口部200から、揺動可
能に軸支された解除レバー172の係止部172Aが挿
入されている。この係止部172Aは、ロックピン17
0に形成された係止孔170Bへ係止されている。さら
に、解除レバー172の他端は、ロッド196の下端と
当接している。このロッド196を上下に移動させるこ
とによって、解除レバー172が揺動し、ロックピン1
70を移動させ、掛止部170Aで歯部166を掛止し
或いは掛止解除する。これによって、インナーケース1
52がロック或いはロック解除される。
【0051】なお、水平方向へスライドする操作レバー
206によって、ロッド196を上下させる構成は、第
1形態と基本的に同様なので、同一の符号を付して割愛
する。但し、第2形態では、第1形態のロッド54を付
勢する圧縮コイルばね80を、ロックレバー180を押
し上げる圧縮コイルばね178で兼用している点、及び
操作レバー206がアウターケース157の外形に沿っ
て略L字状に曲げられている点が異なる。
【0052】次に、本形態に係るキャスターの作用を説
明する。図8に示すように、操作レバー206をアウタ
ーケース157から離れる方向へスライドさせた状態で
は、ロッド196がカム面216で下方へ押し込まれ、
段差部222と頭部196Aが係合している。このロッ
ド196によって、ロックレバー180及び解除レバー
172が押し下げられる。
【0053】このため、ロックレバー180の突起18
0Aが内歯車176の凹部176Aから離れ、車輪15
4が自由に回転できる。また、解除レバー172が時計
方向へ揺動し、ロックピン170がケース198内へ引
き込まれ、ロックピン170の掛止部170Aがアウタ
ーケース157に形成された歯部166から離れてい
る。このため、インナーケース152は、アウターケー
ス157に対して旋回可能となっている。
【0054】次に、机12を所望の位置まで移動させた
後、図9に示すように、操作レバー206をアウターケ
ース157側へスライドさせると、ロッド196の頭部
196Aが圧縮コイルばね178の付勢力でカム面21
6に沿って上昇し、これと同時に、圧縮コイルばね17
8、168の付勢力でロックレバー180及び解除レバ
ー172が上方へ移動しする。
【0055】このとき、圧縮コイルばね178の付勢力
でロックレバー180の突起180Aが内歯車176の
凹部176Aと係合し、車輪154を回転不能にロック
する。また、圧縮コイルばね168の付勢力で、ロック
ピン170がケース198から飛び出し、掛止部170
Aがアウターケース157に形成された歯部166を掛
止する。このため、インナーケース152は、アウター
ケース157に対して旋回不能となる。
【0056】このように、ロッド196と直交する方向
へ移動する操作レバー206を設けることによって、ロ
ッド196から上方に出っ張る部分がなくなり、キャス
ター17の取付場所の制限が少なくなる。また、従来の
ように、操作ボタンを押し上げるためのばねが要らない
ので、部品点数の削減を図ることができる。
【0057】なお、操作レバーは水平方向へスライド可
能に取付けられるものであればよく、形状は特定された
ない。
【0058】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、構造が簡
単で取付場所の制限を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態に係るロック機構を備えたキャスター
が組付けられた机を示す斜視図である。
【図2】第1形態に係るロック機構を備えたキャスター
の分解斜視図である。
【図3】第1形態に係るロック機構を備えたキャスター
の動きを示した断面図である。
【図4】第1形態に係るロック機構を備えたキャスター
の動きを示した断面図である。
【図5】第2形態に係るロック機構を備えたキャスター
が組付けられた机を示す斜視図である。
【図6】第2形態に係るロック機構を備えたキャスター
の全体斜視図である。
【図7】第2形態に係るロック機構を備えたキャスター
の分解斜視図である。
【図8】第2形態に係るロック機構を備えたキャスター
の動きを示した断面図である。
【図9】第2形態に係るロック機構を備えたキャスター
の動きを示した断面図である。
【図10】従来のロック機構を備えたキャスターの動き
を示した断面図である。
【図11】従来のロック機構を備えたキャスターの動き
を示した断面図である。
【符号の説明】
16 アウターケース(アウター部材) 22 インナーケース(インナー部材) 44 外歯車(第1凹凸部) 48 ロックレバー(第1ロック部材) 54 ロッド 62 ロックバー(第2ロック部材) 66 圧縮コイルばね(第1付勢手段) 72 歯部(第2凹凸部) 80 圧縮コイルばね(第2付勢手段) 152 インナーケース(インナー部材) 157 アウターケース(アウター部材) 166 歯部(第2凹凸部) 168 圧縮コイルばね(第2付勢手段) 170 ロックピン(第2ロック部材) 172 解除レバー(解除部材) 176 内歯車(第1凹凸部) 178 圧縮コイルばね(第1付勢手段) 180 ロックレバー(第1ロック部材) 196 ロッド 205 操作レバー(操作手段、操作部材) 206 操作レバー(操作手段、操作部材) 214 スライドプレート(操作手段、操作部材) 216 カム面(操作手段、操作部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 建二 大阪府大阪市東成区大今里南6丁目1番1 号 コクヨ株式会社内 (72)発明者 池田 靖彦 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を走行可能に軸支するインナー部材
    と、前記インナー部材を旋回可能に保持するアウター部
    材と、前記車輪を走行不能に且つ前記インナー部材を旋
    回不能にロックするロック手段と、水平方向へ移動して
    前記ロック手段を動作させる操作手段と、を有すること
    を特徴とするキャスターのロック機構。
  2. 【請求項2】 前記ロック手段が、前記車輪の軸部に形
    成された第1凹凸部と、前記第1凹凸部と係合可能な第
    1ロック部材と、前記第1ロック部材を前記第1凹凸部
    側へ付勢する第1付勢手段と、上下に移動して前記第1
    ロック部材を前記第1凹凸部に係合させ或いは第1凹凸
    部との係合状態を解除させるロッドと、前記ロッドを上
    方に付勢する第2付勢手段と、前記アウター部材の内壁
    に形成された第2凹凸部と、前記インナー部材に設けら
    れ、前記第1凹凸部との係合状態を解除した前記第1ロ
    ック部材に押されて前記第2凹凸部との掛止状態を解除
    し、第1ロック部材が第1凹凸部と係合すると前記第1
    付勢手段の付勢力により前記第2凹凸部を掛止する第2
    ロック部材と、で構成され、 前記操作手段が、前記ロッドと直交する方向へ移動して
    ロッドの頭部と当接しロッドを上下に移動させる操作部
    材で構成されたことを特徴とする請求項1に記載のキャ
    スターのロック機構。
  3. 【請求項3】 車輪を走行可能に軸支するインナー部材
    と、前記インナー部材を旋回可能に保持するアウター部
    材と、前記車輪の内周面に形成された第1凹凸部と、前
    記インナー部材に設けられ前記第1凹凸部と係合可能な
    第1ロック部材と、前記第1ロック部材を前記第1凹凸
    部側へ付勢する第1付勢手段と、前記アウター部材の内
    壁に形成された第2凹凸部と、前記インナー部材に設け
    られ前記第2凹凸部を掛止可能な第2ロック部材と、前
    記第2ロック部材を前記第2凹凸部側へ付勢する第2付
    勢手段と、前記第2ロック部材をスライドさせ前記第2
    凹凸部と第2ロック部材との掛止状態を解除する解除部
    材と、上下に移動して前記解除部材を揺動させ、且つ前
    記第1ロック部材を前記第1凹凸部から離れる方向へ押
    し下げるロッドと、前記ロッドと直交する方向へ移動し
    てロッドの頭部と当接しロッドを上下に移動させる操作
    手段と、を有することを特徴とするキャスターのロック
    機構。
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