JP4615199B2 - 背面対面切換可能なベビーカー - Google Patents

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Description

本発明は、ベビーシートを背面状態或いは対面状態に切換可能なベビーカーに関する。
一般に、乳幼児を散歩や買物等のために屋外に連れ出す場合に使用するベビーカーにおいては、乳幼児の背面からの手押し状態とする背面状態としたり、使用者が乳幼児と対面した状態とした対面状態とするものが提案されている。すなわち、ベビーカーのハンドルをベビーカー本体の前後方向に揺動させることによりハンドルをベビーカー本体の後部或いは前部に自由に移動させ、乳幼児の背面からの手押し状態としたり乳幼児と対面した手押し状態としたりするもの(特開2002−316650号公報参照)、或いは乳幼児が乗るベビーシート自体をベビーカー本体に対して着脱自在として、そのベビーシートを対面状態或いは背面状態に選択的に変更し得るようにしたものが提案されている。
特開2002−316650号公報
上述のように乳幼児の背面からの手押し状態のものを対面した手押し状態とした場合には、方向変換用車輪がベビーカーの進行方向に対して後方に位置することになり、走行がスムーズに行えなくなる場合がある等の問題がある。そこで、前輪及び後輪をともに方向変換用車輪とした場合には、上記背面・対面切換の都度、方向変換用車輪を操作する必要がある。一方、ベビーシート自体をベビーカー本体に対して着脱自在として、そのベビーシートを対面状態或いは背面状態に選択的に変更し得るようにしたものにおいては、乳幼児を寝かせた状態で方向を変えようとする場合に、ベビーシートを乳幼児とともに持ち上げる必要があり、安全性の確認が絶対必要となり、また力のない女性にとってはかなりの負担となる等の問題がある。この背面、対面仕様の変更が日常的に行われることを考慮すれば尚更である。
本発明は、このような点に鑑み、ベビーシートに乳幼児が寝ている状態においてもベビーシートを対面状態或いは背面状態に極めて容易に切換え得るようにしたベビーカーを得ることを目的とする。
本発明は、前輪を有する前脚及び後輪有する後脚が装着された座ベースと、この座ベースに対して垂直軸線周りに回動・固定可能に装着されたベビーシートと、上記ベビーシートに前後に揺動可能に設けられたハンドルと、上記ハンドルの揺動によって上記座ベースと上記ベビーシートとの回動状態と固定状態との切り換えを行うロック部と、を備えたことを特徴とする、背面対面切換可能なベビーカーである。
このような背面対面切換可能なベビーカーにおいて、上記ロック部は、上記座ベースに設けられた係合部に係合することにより上記座ベースに対する上記ベビーシートのロックを行う座ロックプレートを有し、上記ハンドルを揺動して直立状態にすると、上記座ロックプレートと上記係合部との係合が解除されるようになっていてもよい。
また、本発明は、前輪を有する前脚及び後輪有する後脚が装着された座ベースに対して、ベビーシートの座板部が垂直軸線周りに回動・固定可能に装着されており、
ベビーシートの座板部から突出されたメインロックピンを中心として前後に揺動可能なハンドルが設けられており、上記ハンドルを上記メインロックピンを中心として揺動して直立状態にすることにより上記座板部のロックが解除され、上記ハンドルを使用して上記座ベースに対する上記座板部の回動が可能となることを特徴とする、背面対面切換可能なベビーカーである。
このような背面対面切換可能なベビーカーにおいて、上記座ベースに設けられた係合部に係合することにより上記座ベースに対する上記座板部のロックを行う座ロックプレートが設けられており、上記ハンドルを上記メインロックピンを中心として揺動して直立状態にすると、上記座ロックプレートと上記係合部との係合が解除されるようになっていてもよい
また、上述のような背面対面切換可能なベビーカーにおいて、上記ハンドルには、当該ハンドルが直立状態に揺動されたときに上記座ロックプレートに当接してこの座ロックプレートを上記係合部から離脱させるガイドピンが設けられていてもよい
本発明の背面対面切換可能なベビーカーにおいて、上記ハンドルにはその軸線方向に摺動可能なチェンジフックが設けられており、前記ベビーシートに設けられたアームレストの外側面には、ベビーシートが背面状態の時或いは対面状態の時に上記ハンドルのチェンジフックが選択的に係合される係止突起が前後に設けられていてもよい。
本発明の背面対面切換可能なベビーカーにおいて、上記座ロックプレートは第1の座ロックプレートおよび第2の座ロックプレートからなり、前記ベビーシートにおける両側壁には、それぞれベビーシートが背面状態の時に上記座ベースに設けられた上記係合部に係合する第1の座ロックプレートと、対面状態の時に上記座ベースに設けられた上記係合部に係合する第2の座ロックプレートとが前後に互いに並行に設けられており、第1の座ロックプレートの上部には背面状態からハンドルを直立状態に揺動させたとき上記ガイドピンが当接する傾斜案内面が形成され、第2の座ロックプレートの上部には対面状態からハンドルを直立状態に揺動させたとき上記ガイドピンが当接する傾斜案内面が形成されていてもよい。
本発明の背面対面切換可能なベビーカーにおいて、上記ハンドルにはその軸線方向に摺動可能なチェンジフックが設けられており、前記ベビーシートに設けられたアームレストの外側面には、ベビーシートが背面状態の時或いは対面状態の時に上記ハンドルのチェンジフックが選択的に係合される係止突起が前後に設けられており、ハンドルの先端部にハンドルの軸線方向に摺動可能に装着され、上記メインロックピン及び後脚に枢着されたブラケットから突設されたサブロックピンに選択的に係合するアームストッパーと、前記座ベースに一端部が枢着され、上記サブロックピンに係合し上記ブラケットを上記座ベースにロックするロックプレートと、前記ベビーシートの座板部における両側壁の前部及び後部に設けられたガイドであって、上記アームストッパーから突出されたピンが上記ガイドに当接することにより上記アームストッパーの下方或いは上方の移動がガイドされ、上記ガイドにより上記アームストッパーの下方の移動がガイドされたときに上記ロックプレートとサブロックピンとのロック解除が行われ、上記ガイドにより上記アームストッパーの上方の移動がガイドされたときに上記アームストッパーとサブロックピンとの係合解除が行われるガイドとを有していてもよい。
以上説明したように、本発明は、前輪を有する前脚及び後輪有する後脚が装着された座ベースに対して、ベビーシートの座板部を垂直軸線周りに回動・固定可能に装着したので、ベビーシートに乳幼児が寝ている状態等においても極めて容易にベビーシートの背面・対面仕様への切換を行うことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明のベビーカーの第1の実施の形態を示す側面図であって、前輪11を有する左右一対の前脚12、及び後輪13を有する左右一対の後脚14の上端がそれぞれ座ベース15に枢着されている。左右の前脚12及び左右の後脚14はそれぞれ図示しない前側連結バー及び後側連結バーによって連結されている。
一方、前記座ベース15の後端部には板状のアームジョイント16の後端部が軸17(図2)により枢着されており、そのアームジョイント16の先端側にはほぼU字状に屈曲されたハンドル18の先端が軸19により枢着されている。上記アームジョイント16には、各前脚12の中間部に枢着された連結バー20の後端、及び後脚14に下端部が枢着されたブラケット21の中間部が上記軸19により枢着されている。上記ブラケット21における軸19側先端部には後脚14を上記アームジョイント16にロックするロック部材(図示せず)と係合する切り欠き段部21aが設けられている。上記ロック部材はアームジョイント16に摺動可能に装着されており、ハンドル18に設けられた遠隔操作装置によって摺動操作されるようにしてある。また、ベビーカーが図1に示すような展開状態時には上記アームジョイント16の先端部が後脚14に当接し、その展開状態を保持するようにしてある。
上記アームジョイント16には前述のようにハンドル18が軸19を中心として揺動可能としてあるが、そのアームジョイント16には上記ハンドル18を所定の操作位置に保持する係止突起25が設けられており、ハンドル18には上記係止突起25に係合するチェンジフック26がそのハンドルに沿って摺動可能に装着されている。上記チェンジフック26はスプリングを介して下方に付勢されており、前記遠隔操作装置により上記スプリングに抗して上方に移動させることにより、上記係止突起25との係合を解放できるようにしてある。また、上記アームジョイント16にはハンドル18を下方へ揺動させたとき、そのハンドル18の所定角度以上の揺動を規制するストッパ部27が形成されている。
ところで、上記座ベース15にはベビーシート30が垂直軸線廻りに回動可能に装着してある。すなわち、上記座ベース15には円筒状の開口部31が形成され、一方、ベビーシート30の座板部32の下面側には上記座ベース15の円筒状の開口部31と同心状の断面円形状の突起部33が下方に突出形成されており、上記開口部30内に上記ベビーシート30の座板部32の下面側から突出されている断面円形状の突起部33が回動可能に挿入支持されている。上記座ベース15の開口部31の開口上縁部には周方向に延びる段部15aが設けられており、その段部15aと前記突起部33の外周に形成されたフランジ33aとの間にボール34が介装され、さらに上記突起部33の下面に前記座ベース15と係合して上記突起部33の抜け出しを防止する抜け出し防止リング35が固着されており、上記突起部33とともにベビーシート30が上記ボール34を介して上記開口部31の軸線周りに回動可能としてある。
座ベース15には、図2及び図4に示すように、その前面側に座レバー37が前記突起部33方向に摺動可能に取り付けられており、上記座レバー37はばね38により前記座板部32に設けられている突起部33方向に付勢されている。一方、上記突起部33にはベビーシート30が対面状態時及び背面状態時に上記係止部材37が挿入係合される係合穴39が形成されている。
しかして、図1に示すようにベビーシート30に乗っている乳幼児の背面からの手押し状態から対面状態に切り換える場合には、ハンドルに設けられている遠隔操作装置によりチェンジフック26をハンドル18に沿って上方に引き上げ、上記チェンジフック26を係止突起25から離脱させ、ハンドル18を図2に示すように上記ハンドル18がストッパ部27に当接するまで下方に回動させる。 そこで、座レバー37をばね38に抗して引き出すことにより、上記座レバー37と前記座板部32に設けられている突起部33の係合穴39との係合が解除され、すなわちベビーシート30の回転ロックが解除される。したがって、上記ベビーシート30を座ベース15に対して180度回転させ、その状態において座レバー37を上記突起部33の係合穴39係合させることにより、ベビーシート30を対面状態に切り換え固定する。その後、ハンドル18を上方に回動させチェンジフック26を係止突起25に係合させることにより、対面状態での使用が可能な態とすることができる。この場合、前述のようにハンドル18が図2に示すように下方に揺動させられているので、上記ハンドル18がベビーシート30の回転に邪魔となることがない。
一方、上記対面状態から背面状態に切り換える場合には、前述と同様にハンドル18を下方に回動した後、ベビーシート30を180度回転させ、さらにハンドル18を通常の作動位置に復帰させることにより、上記切換を行うことができる。なお、上記実施の形態においては、座ベース15に円筒状の開口部31を形成し、座板部32に上記開口部31と同心状の断面円形状の突起部33を設けたものを示したが、座ベース15に突起部33を設け、座板部32に開口部31を設けてもよい。
ところで、上記実施の形態のベビーカーにおいても従来のベビーカーと同様に、遠隔装置により図示しないロック部材を操作してブラケット21のロックを解除することにより、背面・対面の双方どちらの状態からでも折り畳むことができる。
図5乃至図7は本発明の第2の実施の形態を示す図であって、前輪11を有する左右一対の前脚12、及び後輪13を有する左右一対の後脚14の上端がそれぞれ座ベース15に枢着されている。左右の前脚12及び左右の後脚14はそれぞれ図示しない前側連結バー及び後側連結バーによって連結されている。上記座ベース15の後端部は、ほぼU字状に屈曲されたハンドル18から突設されたレバー40の先端部に枢着されており、上記ハンドル18の先端部に、各前脚12の中間部に枢着された連結バー20の後端、及び後脚14に下端部が枢着されたブラケット21の中間部が上記軸19により枢着されている。上記ブラケット21における軸19側先端部には後脚14を上記ハンドル18にロックするロック部材41と係合する切り欠き段部21aが設けられている。上記ロック部材41はハンドル18に摺動可能に装着されており、ハンドル18に設けられた遠隔操作装置によって摺動操作されるようにしてある。
一方、前記座ベース15の上部には、第1の実施の形態と同様にベビーシート30が座ベース15の上面と並行な平面内で回転可能に装着されている。
ところで、前記ハンドル18は、図5及び図6に示すように、その下半部が後方に大きく後退するように屈曲されており、上記ベビーシート30の回転時にそのベビーシート30がハンドル18に当たらないようにしてある。すなわち、上記ハンドル18は、先端部で軸19に枢着されている下半部が、ベビーカー本体の展開時に比較的小さい角度で後方に延び、上半部が上方に延びるように中間部で大きく屈曲され、上記ハンドル18の上半部がベビーシート30の回転範囲内に位置しないようにしてある。
図5は、乳幼児の背面から手押しする背面状態にベビーシート30を位置させた状態を示す図であり、この状態から第1の実施の形態と同様にベビーシート30を水平面内で180度回転してロックすることにより、図6に示すように、対面状態とすることができる。この場合、ハンドル18の下半部が、上述のように後方に大きく後退するように屈曲され、上記ベビーシート30の回転時にそのベビーシート30がハンドル18に当たらないようにしてあるので、背面状態から対面状態へ、或いは対面状態から背面状態への切換を容易に行うことができる。しかも、ハンドル18を上述のように大きく屈曲させたものにおいても、座ベース15の後端部をハンドル18から突設されたレバー40の先端部に枢着させることにより、従来のベビーカーと同様にロック部材41とブラケット21の切欠き段部21aとの係合を解除することによって、図7に示すように二つ折り状態に折り畳むこともできる。
図8は本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す斜視図であり、座ベース15には第1の実施の形態と同様にベビーシート30の座板部32が座ベース15の上面と並行な平面内で回転可能に装着されている。上記座ベース15には前輪11を有する前脚12及び後輪13を有する後脚14の上端部が枢着されている。上記後脚14にはく字状のブラケット21の一端部が枢着されており、前記前脚12の中間部に枢着された連結バー20の後端部が上記ブラケット21の中間部に枢着されている。
上記ブラケット21の先端部にはサブロックピン42が横方向に突出されており、そのサブロックピン42を座ベース15に揺動可能に装着されたロックプレート43の凹部43aに係合することにより、ベビーカー本体を使用可能な展開状態に維持し得るようにしてある。
前記ベビーシート30の座板部32の左右両側壁の下部にはそれぞれ左右に突出するメインロックピン44が突設されており、そのメインロックピン44に、ほぼU字状に屈曲されたハンドル18の先端部がそのメインロックピン44を中心として揺動可能に係合されている。図9は上記ハンドル18取付部の拡大斜視図であり、上記ハンドル18の先端部には、上記メインロックピン44に係合可能な凹部を有するアームストッパー45がハンドル18に沿って摺動可能に装着されている。そのアームストッパー45は図示しないスプリングにより下方に付勢されており、ハンドル18に設けられた遠隔操作装置により上方に引き上げることができるようにしてある。また、前記座板部32の左右両側壁32aの上部に形成されている各アームレスト46の外側面には、その前部及び後部に係止突起25a、25bが設けられており、ハンドル18が上記メインロックピン44を中心として揺動したとき、上記ハンドル18に摺動可能に装着されたチェンジフック26が選択的に係合するようにしてある。
一方、前記ベビーシート30の座板部32左右両側壁32aにはそれぞれ第1及び第2の座ロックプレート47a、47bが互いに平行に且つ上下方向に移動可能に装着されており、その両座ロックプレート47a、47bはともに図示しないスプリングにより下方に付勢されている。一方、座ベース15には、ベビーシート30が背面状態のときにベビーカー本体の進行方向前側に位置する第1の座ロックプレート47aの下端部、或いはベビーシート30が対面状態のときにベビーカー本体の進行方向前側に位置する第2の座ロックプレート47bの下端部が係合する、例えば孔の如き係合部48が形成されており、上記係合部48に第1或いは第2の座ロックプレート47a、47bが係合することにより、ベビーシートの座板部32が座ベース15に対してロックされる。
上記第1の座ロックプレート47aの上部には第2の座ロックプレート47b方向に向かうガイド片47aが屈曲形成され、そのガイド片47aの先端部に斜め上方に傾斜した傾斜案内面47a が設けられている。また、上記第2の座ロックプレート47bの上部には第1の座ロックプレート47a方向に向かうガイド片47bが屈曲形成され、そのガイド片47bの先端部に斜め上方に傾斜した傾斜案内面47b が設けられている。一方、ハンドル18には、そのハンドル18が直立状態に揺動したとき上記傾斜案内面47a 或いは傾斜案内面47b に当接するガイドピン49が突設されている。
しかして、図8に示す背面状態時において、ハンドル18に設けられた遠隔操作装置によりチェンジフック26を操作して係止突起25bとの係合を解除し、ハンドル18をメインロックピン44を中心としてベビーカー本体の進行方向前側に揺動して、図10に示すように、直立状態にすると、上記ガイドピン49が第1の座ロックプレート47aの傾斜案内面47a に当接し、上記傾斜案内面47a により第1の座ロックプレート47aが上動されて係合部48との係合が解除され、座板部32のロックが解除される。したがって、ハンドル18を持って座板部32を180度回転させることにより、図11に示すように、ベビーシートの座板部32を対面状態にすることができる。そして、このように対面状態になると、第2の座ロックプレート47bが座ベース15の係合部48に係合して座ベース15がロックされる。そこで、ハンドル18を再び元の状態、すなわちベビーカー本体の進行方向後側に揺動させて、座板部32の回転によって後側に位置する係止突起25aにチェンジフック26を係合させることにより、ベビーシート30を対面状態の仕様とすることができる。
また、上記対面状態から背面状態に切り換える場合も、同様にハンドル18を直立状態に揺動させると、ガイドピン49が第2の座ロックプレート47bの傾斜案内面47b に当接し、上記傾斜案内面47b により第1の座ロックプレート47bが上動されて係合部48との係合が解除される。したがって、その後ハンドル18を持って座板部32を180度回転することにより上記切り換えを簡単に行うことができる。
ところで、ハンドル18の先端部に摺動可能に装着されているアームストッパー45は、そのアームストッパー45をハンドル18に沿って上方に引き上げメインロックピン44との係合を解除した後、進行方向後方側に位置している係止突起例えば25bを中心としてハンドル18を前方側に揺動させることにより、図12に示すように、サブロックピン42に係合させることができるようにしてある。
一方、前記ロックプレート43は座ベース15に対してその一端部が軸50により枢着されるとともに、図12に示すように上面に設けられた凹部43aがサブロックピン42に係合する方向に付勢されており、その係合により前述のようにブラケット21が座ベース15に連結され、ベビーカー本体が使用可能な展開状態に維持されている。
ところで、前記座板部32の両側壁32aにはそれぞれメインロックピン44の左右に一対のガイド51a、51bがハ字状に取り付けられている。上記ガイド51a、51bはその頂端部が上記座板部32の側壁32aに軸52a、52bにより枢着され、或る範囲内で揺動可能としてあり、図示しないばねにより先端が下方に付勢されている。また、前記アームストッパー45には、ベビーカー本体の進行方向後側に位置しているガイド例えばガイド51bに当接するピン53が突設されている。
しかして、上記ベビーカーの折り畳み及び展開は次にようにして行う。
すなわち、上記折り畳み時には、例えば図8に示すような展開状態において、まずハンドル18に設けた遠隔装置によりアームストッパー45をハンドル18に沿って上方に引き上げ、アームストッパー45をメインロックピン44から離脱してロック解除を行う。そして、ハンドル18を係止突起25bを中心として揺動した後、図12に示すように上記アームストッパー45をサブロックピン42に係合する。そこで、ハンドル18を係止突起25bを中心として図12においてさらに反時計方向に揺動させると、その揺動によってアームストッパー45から突出されたピン53がガイド51bの下面側に当接し、そのガイド51bによりピン53を介してアームストッパー45が2点鎖線で示すように押し下げられ、上記アームストッパー45に設けられているフランジ54によりロックプレート43が軸50を中心として下方に揺動され、上記ロックプレート43によるサブロックピン42のロックが解除される。それとともに、ハンドル18に設けられたアームストッパー45が係合しているサブロックピン42がロックプレート43から離脱方向に移動され、そのサブロックピン42を介してブラケット21が後脚14との枢着点回りに回転され、従来のベビーカーと同様にしてベビーカーを折り畳み状態とすることができる。
一方、ベビーカー本体を展開状態とする場合には、従来と同様にして前脚、後脚及びハンドル18の展開動作を行うと、サブロックピン42がアームストッパー45の先端凹部に係合するとともにロックプレート43の凹部43aに係合する。そこで、ハンドル18をさらに係止突起25bを中心として展開方向に揺動すると、ガイド51bが下方に付勢されているので、アームストッパー45に突設されているピン53が、図13に示すように、上記ガイド51bの上面側に当接し、上記ガイド51bによりピン53を介してアームストッパー45が上方に移動されてサブロックピン42との係合が解除される。そこで、上記ハンドル18を正規操作位置に移動させて、図9に示すように、アームストッパー45をメインロックピン44に係合させる。
このように、第3の実施の形態においてはハンドル18を直立状態にすることにより自動的に座板部32のロックが解除され、そのハンドル18を使用して座板部32の回転を行うことができ、背面状態及び対面状態への切り換えを容易に行うことができる。しかも、サブロックピン42とそのサブロックピン42に係合するロックプレート43等を設けることにより、背面・対面仕様のどちらの状態でも容易にベビーカー本体を折り畳むことができる。
本発明のベビーカーにおける第1の実施の形態を示す側面図。 図1に示すベビーカーの作動説明図。 座ベースと座板部との連結部一例を示す図。 座ベースに座板部をロックする座レバー部の平面図。 本発明のベビーカーにおける第2の実施の形態を示す側面図。 図5のベビーカーの作動説明図。 図5に示すベビーカーの折り畳み状態図。 本発明のベビーカーにおける第3の実施の形態を示す斜視図。 図8におけるハンドル取付部の拡大図。 本発明の作動説明図。 図9に示すベビーカーにおいてベビーシートを背面から対面状態に切り換えた状態を示す図。 図9に示すベビーカーの折り畳み作動説明図。 図9に示すベビーカーの折り畳み状態から展開状態への作動を説明する図。
符号の説明
11 前輪
12 前脚
13 後輪
14 後脚
15 座ベース
16 アームジョイント
17 軸
18 ハンドル
19 軸
21 ブラケット
21a 切り欠き段部
25、25a、25b 係止突起
26 チェンジフック
27 ストッパ部
30 ベビーシート
31 開口部
32 座板部
33 突起部
33a フランジ
34 ボール
35 抜け出し防止リング
37 座レバー
38 ばね
39 係合孔
40 レバー
41 ロック部材
42 サブロックピン
43 ロックプレート
44 メインロックピン
45 アームストッパー
46 アームレスト
47a 第1の座ロックプレート
47b 第2の座ロックプレート
48 係合部
49 ガイドピン
50 軸
51a、51b ガイド
53 ピン
54 フランジ

Claims (8)

  1. 前輪を有する前脚及び後輪有する後脚が装着された座ベースと、
    この座ベースに対して垂直軸線周りに回動・固定可能に装着されたベビーシートと、
    上記ベビーシートに前後に揺動可能に設けられたハンドルと、
    上記ハンドルの揺動によって上記座ベースと上記ベビーシートとの回動状態と固定状態との切り換えを行うロック部と、
    を備えたことを特徴とする、背面対面切換可能なベビーカー。
  2. 上記ロック部は、上記座ベースに設けられた係合部に係合することにより上記座ベースに対する上記ベビーシートのロックを行う座ロックプレートを有し、上記ハンドルを揺動して直立状態にすると、上記座ロックプレートと上記係合部との係合が解除されることを特徴とする、請求項1記載の背面対面切換可能なベビーカー。
  3. 前輪を有する前脚及び後輪有する後脚が装着された座ベースに対して、ベビーシートの座板部が垂直軸線周りに回動・固定可能に装着されており、
    ベビーシートの座板部から突出されたメインロックピンを中心として前後に揺動可能なハンドルが設けられており、上記ハンドルを上記メインロックピンを中心として揺動して直立状態にすることにより上記座板部のロックが解除され、上記ハンドルを使用して上記座ベースに対する上記座板部の回動が可能となることを特徴とする、背面対面切換可能なベビーカー。
  4. 上記座ベースに設けられた係合部に係合することにより上記座ベースに対する上記座板部のロックを行う座ロックプレートが設けられており、上記ハンドルを上記メインロックピンを中心として揺動して直立状態にすると、上記座ロックプレートと上記係合部との係合が解除されることを特徴とする、請求項3記載の背面対面切換可能なベビーカー。
  5. 上記ハンドルには、当該ハンドルが直立状態に揺動されたときに上記座ロックプレートに当接してこの座ロックプレートを上記係合部から離脱させるガイドピンが設けられていることを特徴とする、請求項2または4記載の背面対面切換可能なベビーカー。
  6. 上記ハンドルにはその軸線方向に摺動可能なチェンジフックが設けられており、前記ベビーシートに設けられたアームレストの外側面には、ベビーシートが背面状態の時或いは対面状態の時に上記ハンドルのチェンジフックが選択的に係合される係止突起が前後に設けられていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の背面対面切換可能なベビーカー。
  7. 上記座ロックプレートは第1の座ロックプレートおよび第2の座ロックプレートからなり、前記ベビーシートにおける両側壁には、それぞれベビーシートが背面状態の時に上記座ベースに設けられた上記係合部に係合する第1の座ロックプレートと、対面状態の時に上記座ベースに設けられた上記係合部に係合する第2の座ロックプレートとが前後に互いに並行に設けられており、第1の座ロックプレートの上部には背面状態からハンドルを直立状態に揺動させたとき上記ガイドピンが当接する傾斜案内面が形成され、第2の座ロックプレートの上部には対面状態からハンドルを直立状態に揺動させたとき上記ガイドピンが当接する傾斜案内面が形成されていることを特徴とする、請求項5記載の背面対面切換可能なベビーカー。
  8. 上記ハンドルにはその軸線方向に摺動可能なチェンジフックが設けられており、前記ベビーシートに設けられたアームレストの外側面には、ベビーシートが背面状態の時或いは対面状態の時に上記ハンドルのチェンジフックが選択的に係合される係止突起が前後に設けられており、
    ハンドルの先端部にハンドルの軸線方向に摺動可能に装着され、上記メインロックピン及び後脚に枢着されたブラケットから突設されたサブロックピンに選択的に係合するアームストッパーと、前記座ベースに一端部が枢着され、上記サブロックピンに係合し上記ブラケットを上記座ベースにロックするロックプレートと、前記ベビーシートの座板部における両側壁の前部及び後部に設けられたガイドであって、上記アームストッパーから突出されたピンが上記ガイドに当接することにより上記アームストッパーの下方或いは上方の移動がガイドされ、上記ガイドにより上記アームストッパーの下方の移動がガイドされたときに上記ロックプレートとサブロックピンとのロック解除が行われ、上記ガイドにより上記アームストッパーの上方の移動がガイドされたときに上記アームストッパーとサブロックピンとの係合解除が行われるガイドとを有することを特徴とする、請求項3記載の背面対面切換可能なベビーカー。
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