JPH0240830Y2 - - Google Patents

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JPH0240830Y2
JPH0240830Y2 JP11581385U JP11581385U JPH0240830Y2 JP H0240830 Y2 JPH0240830 Y2 JP H0240830Y2 JP 11581385 U JP11581385 U JP 11581385U JP 11581385 U JP11581385 U JP 11581385U JP H0240830 Y2 JPH0240830 Y2 JP H0240830Y2
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leg frame
support shaft
support
floor
leg
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、机、いす類の支持装置に関するもの
で、特に本考案は装備するキヤスタを利用して格
納するような場合容易に移動させることができる
一方、使用時には勝手に移動して不安定とならな
いよう床面に確実に固定することができるように
した机、いす類の支持装置を提供することにあ
る。
[従来の技術] 大型の机やテーブル、複数個のいすを連結した
劇場用のいす、或は講堂等に設備される連結いす
類は重量があることから移動に備えて脚端にキヤ
スタを取付けることが多い。
このキヤスタ付きの机、いす類は移動に便利な
反面、そのまゝの状態では安定性、固定性に欠け
ることから、従来は机、いすの使用時にはキヤス
タの回転を止めるストツパーを備えて移動を抑え
たり、或はキヤスタを取付ける脚フレームに対し
てキヤスタ本体を昇降可能に取付けて移動時には
脚フレームよりキヤスタを降して接床させ自由な
走行を可能にする一方、机、いす類の使用時には
キヤスタを上昇させて直接脚フレームを接床させ
自由な移動を拘束する等の方法(例えば実開昭59
−2602号公報参照)が採られて来た。
しかし、キヤスタにストツパーを備え車輪の回
転を止める方法はストツパーの働きで車輪の回転
は止まるものの床との接触が車輪の周面に限られ
ることから机に寄りかゝつたりすると容易に移動
し、また走行方向の自由選択性から回転自由にし
た取付支軸が拘束されておらず、この為勝手に車
輪の向きが変り、この範囲で自由に移動してしま
う等の問題があつた。
また後者の昇降手段を備えたキヤスタの場合は
固定時キヤスタが上昇することから上述した様な
問題は生じないが、装備される個々のキヤスタに
つき昇降のたびに操作してやらなければならない
ことから作業が頻雑になると共に、キヤスタの取
付支軸を中心に昇降機構を組付けることから、大
きな重量がこの昇降機構に負荷し、耐久性等に不
安を残す問題があつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、上述従来の問題点に鑑み考案された
もので、特に構造的堅牢性に加えて操作性を容易
にすると共に、机、いす類の移動時にはキヤスタ
を完全に接床させて安定した走行を与える一方、
使用時つまり固定時には脚支柱を完全に床面に安
定させ、キヤスタの影響を全く受けることなく確
実に床面に固定できるようにした机、いす類の支
持装置を提供することにある。
即ち、本考案は従来のストツパー方式による
机、いす類の不安定性を解消する一方、個々のキ
ヤスタにつき昇降操作し、接床状態を得て固定し
ていた煩雑さを解消して確実な移動性と固定性を
与え、且つ同時に迅速な操作性が得られるように
した机、いす類の支持装置を提供することにあ
る。
[問題を解決するための手段] 本考案は、上記目的において特に前後両端にキ
ヤスタを備えた移動用脚フレームと、移動用脚フ
レームの下方に収まる固定用脚フレームと、移動
用脚フレームを上から貫き下端を上記固定用脚フ
レームに連結する机、いすの脚支柱とを有してな
り、上記移動用脚フレームには水平な第1の支軸
を備えて回転駒を回動自由に軸承せしめ、他方前
記固定用脚フレームには上記第1の支軸に並行さ
せて第2の支軸を設け上記回転駒の自由端部を軸
着し該回転駒を介して両脚フレームを連結せしめ
る一方、該回転駒を第1の支軸を支点に回転させ
ることによつて第2の支軸を側方に並べて固定用
脚フレームを接床させる状態と、上方に乗り上げ
て床面から浮き上げた状態とに変換できるように
してなる机、いす類の支持装置にある。
[作用] 上述構成に係る本考案装置は使用時には脚支柱
を連結した固定用脚フレームを直接接床させ、上
記支柱に支持される机、いす類を安定させる。こ
の状態のとき回転駒を介して連結した移動用脚フ
レームはこの回転駒を軸承する第1の支軸を固定
用脚フレームに備える第2の支軸の側方に備え、
脚支柱に負荷する荷重から解放して自由にする。
次に、いす類の移動に際して脚支柱に支えられる
机、いす類の本体部分を軽く持上げる。この持上
げによつて前記接床状態にあつた固定用脚フレー
ムが上昇し、これに伴つて第1、第2の両支軸に
各軸着された前記回転駒が回転して移動用脚フレ
ームを残したまゝ移動用脚フレームに備えた第1
の支軸の上方に固定用脚フレームに備えた第2の
支軸が誘導され乗り上がることになる。このた
め、上記机、いす類本体の持上げを解除すると、
上記回転駒が支えとなつて脚支柱を連結した固定
用脚フレームは上昇した状態に拘束され、これを
移動用脚フレームが抱え込んで前後両端に備える
キヤスタによつて支持することになる。
従つて、固定用脚フレームを接床させ安定した
状態におかれた机、いす類は上述の如くその本体
部分を持上げることで前記キヤスタを備えた移動
用脚フレームに支持を変換させることになる。ま
た次に再び持上げて浮かせた固定用脚フレームを
水平方向にずらすと、第1、第2の支軸の移動に
よつて回転駒が回転し再び固定用脚フレームを接
床させ固定状態に戻すことができる。
次に、本考案装置を会議室用折りたゝみ式机の
支持装置として実施した一例を図面に基づき説明
し、その特徴とするところを詳述する。
[実施例] 図面第1図は使用状態の側面図で、第2図は使
用状態の一部欠截した要部の拡大図、第3図は不
使用移動状態時における一部欠截した要部の拡大
図である。
図面において1は机の天板で、2はこの天板を
支える垂直に起立した脚支柱、3は前後両端部に
移動用のキヤスタ4,4を備えた移動用脚フレー
ムであり、5は前記脚支柱2の下端を直接連結し
これを起立せしめる固定用の脚フレームである。
移動用脚フレーム3は下方に向けて開口する断
面コ字形の金属製の枠材にして前後方向に長さを
有し、中空の内部に同じく断面コ字形に形成した
固定用脚フレーム5を長さを揃えるようにして収
めている。
この移動用脚フレームは上面部分6に前後方向
に長さを有する長孔7を開設し、この長孔を通し
て脚支柱2の下端を上記固定用脚フレームの上面
部分8の中途に当接し、下から揉み込むビス9に
よつて止め付け連結するようにしてある。
図中、10は上記移動用脚フレーム3と固定用
脚フレーム5を連結する回転駒で、11はこの回
転駒を軸着するため移動用脚フレームの対向した
2側壁面12,12間に水平に渡設した第1の支
軸、13はこの第1の支軸11に並行するよう固
定用脚フレーム5の側壁面14,14間に水平に
渡した第2の支軸で、上記回転駒10の自由端近
くを貫通し軸着している。
回転駒10は円筒状の軸着部10aを一端に有
した略矩形の鉄片にして、軸着部10aに第1の
支軸11を通して回転自由に取付き、また自由端
近くに設ける穴に第2の支軸13を通すことによ
つてこの支軸13にも回転自由に取付くようにな
つており、それぞれを回転自由にして両支軸1
1,13間に渡り、両脚フレーム3,5を連結す
るものとなつている。
さて、前述した様に第2図は床面15に固定用
脚フレーム5の前後両端部に備えたアジヤスタ1
6を接床させ固定させた使用状態を示したもの
で、机の脚支柱2はこの固定用脚フレーム5の接
床によつて安定した状態に保持される。このと
き、回転駒10を介して連結された移動用脚フレ
ーム3は固定用脚フレーム5の支持状態とは無関
係にキヤスタ4,4を接床させた状態を保つこと
になる。
この固定した使用状態から次に机の天板1等適
当なところを持つて脚支柱2を持上げると、これ
に伴つて固定用脚フレームが上昇し、これと同時
に第2の支軸13が引上げられることから、一端
を第1の支軸11に軸承させた回転駒10が両支
軸11,13を支点に回転し、第2の支軸13を
第1の支軸11の上方に誘導することになる。
即ち、第2の支軸13が引上げられると、移動
用脚フレーム3に渡された第1の支軸11はこの
脚フレーム3の重量を受けることから直ちに引上
げられることなく、先ず回転駒10を回転させて
引上げられるのを回避しながら第2の支軸13の
下方に回り込み、結果的に第2の支軸13をこの
第1の支軸の上方に誘導するのである。
第4図は脚支柱2の引上げ途中における回転駒
10の回転の途中の状態を示したもので、この状
態から引上げが進行し第2の支軸13が第1の支
軸11の直上に達し、更に僅かに越えると、回転
駒10の自由端が固定用脚フレームの上面部分8
の下面に当接し、回転が拘束され、第2の支軸が
第1の支軸の上方に位置した状態に止り、固定用
脚フレーム5は浮上つた状態となる。
第3図はこの浮き上つた状態を示したもので、
このとき固定用脚フレーム5は回転駒10を支え
として第1の支軸11を介して机の重量を移動用
脚フレーム3に負わせ、且つ前記のキヤスタ4,
4を介して接床することになり、移動自由な状態
となる。
以上の様に本考案装置は固定用脚フレームを接
床させることによつて安定した固定状態に保てる
一方、脚支柱を引上げることで回転駒を回転さ
せ、固定用脚フレームに渡す第2の支軸を移動用
脚フレームに渡す第1の支軸の上方に移動させて
この固定用脚フレームを浮き上げ、移動用脚フレ
ームを接床させて移動自由とするのである。
ところで、図示する実施例では両脚フレーム
3,5にそれぞれ前後に2つの第1、第2の支転
11,13を渡し、それぞれに回転駒を軸着して
前後間隔をおいて2個の回転駒を備えたが、これ
は固定用脚フレームの安定した作動を誘導し、確
実且つ迅速な変換操作をなすためである。なお、
この回転駒の装備数は限定されないが、前後に間
隔をおいて2個備えると最も円滑な作動が期待で
きる。
また、実施例では使用状態から移動状態に固定
用脚フレームを変換するとき、回転駒10の自由
端を固定用脚フレームの上面部分8の下面に当接
して回転を拘束する手段を採用したが、例えば固
定用脚フレームの内側にストツパー杆を渡して自
由端を衝合させ回転を止めて第2の支軸13が第
1の支転11の上方に位置するよう拘束してもよ
く、回転駒10の一定位置以上の回転を拘束する
手段はその他実施する者において選択することが
できる。
尚、図中17は移動用脚フレームの上面部分に
開設した長孔7を被うため設けたカバーで、脚支
柱の同一形状に設けた孔18に脚支柱を通し、脚
フレームの上面に添えたもので、脚支柱の上下動
を許すと共に、第1の支軸11を支点に回転する
回転駒10に伴つて脚支柱が前後動するときこれ
に追随し、上面上を摺動する。
[考案の効果] 本考案は上述実施例の説明において明らかにし
た様に、机等の脚支柱の引上げ操作で固定用脚フ
レームと移動用脚フレームを連結する回転駒を回
転させ、これによつて移動用脚フレームに渡す第
1の支軸と固定用脚フレームに渡す第2の支軸の
位置関係を変えて固定用脚フレームを接床させる
状態と、移動用脚フレームを接床させる状態とを
選択するもので、この両状態を脚支柱の引上げと
いう簡単な操作で行えると共に、固定用脚フレー
ムを接床させたときには脚支柱を直接床上に支持
し、固定させることができ、この固定用脚フレー
ムを引上げ移動用脚フレームに変えたときには直
接キヤスタに受けられるため、自由に床上を転し
移動させることができ極めて便利である。
勿論、本考案装置は移動状態から固定状態に変
える場合、再び脚支柱を持上げ回転駒を逆方向に
回転させれば、第2の支軸は第1の支軸の側方に
並びこの回転駒の支えとしての機能が失われるた
め固定用脚フレームは接床し固定され使用可能な
状態に戻ることになる。
この様に本考案は脚支柱を僅かに持上げる簡単
な操作で、固定した状態と移動可能な状態に変換
できることから、移動を必要とする連結いすや、
会議場等で使用される大型のテーブル、机等の支
持装置として有効に活用することができると共
に、構造が簡単であることから製造性に優れ、ま
た堅牢でもあり、実用価値に優れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態の側面図、第2図は使用状態
の一部欠截した要部の拡大図、第3図は不使用移
動状態時における一部欠截した要部の拡大図、第
4図は回転駒の回転途中を示す一部欠截した拡大
図、第5図は第2図V−V線断面図、第6図は要
部の分解斜視図である。 2……脚支柱、3……移動用脚フレーム、4…
…キヤスタ、5……固定用脚フレーム、10……
回転駒、11……第1の支軸、13……第2の支
軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後両端にキヤスタを備えた移動用脚フレーム
    と、移動用脚フレームの下に収まる固定用脚フレ
    ームと、移動用脚フレームを上から貫き下端を固
    定用脚フレームに連結する机、いすの脚支柱を有
    し、上記移動用脚フレームには水平な第1の支軸
    を備え回転駒を軸承し、他方前記固定用脚フレー
    ムには上記第1の支軸に並行させて第2の支軸を
    備え上記回転駒の自由端部を軸着し該回転駒を介
    して両脚フレームを連結すると共に、上記第1の
    支軸を支点に該回転駒を回転させ第2の支軸を側
    方に並べる位置と上方に乗り上げる位置との間を
    移動可能にして固定用脚フレームを接床させた状
    態と浮き上げた状態とに変換できるようにしたこ
    とを特徴とする机、いす類の支持装置。
JP11581385U 1985-07-30 1985-07-30 Expired JPH0240830Y2 (ja)

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JP11581385U JPH0240830Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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JPS6224751U JPS6224751U (ja) 1987-02-14
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2721588B2 (ja) * 1990-11-29 1998-03-04 コクヨ株式会社 移動家具
JP2721589B2 (ja) * 1990-11-30 1998-03-04 コクヨ株式会社 移動家具
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JP7281242B1 (ja) * 2023-01-06 2023-05-25 藤沢工業株式会社

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