JP2004329417A - 机 - Google Patents
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Abstract
【課題】パソコンの使用にも便利である、家族とのコミュニケーション増大も図ることのできる、正しい姿勢で勉強等を行える、不使用時にはすっきりと纏めることができる、といった様々の利点がある机を提供する。
【手段】主天板1と、主天板1の後部上方に配置した補助天板4と、これらを支える脚装置5とを備えている。主天板1はフロント部2とサイド部3とからなっており、フロント部2は前後スライド自在である。脚装置5の前部には椅子6が水平回動自在に連結されている。サイド部3をカウンターのように使用して家族が話等をできるため、家族のコミュニケーション増大に貢献できる。椅子6は脚装置5に連結されているため、正しい姿勢で勉強等を行うことができると共に、不使用時にはコンパクトに纏めることができる。
【選択図】 図1
【手段】主天板1と、主天板1の後部上方に配置した補助天板4と、これらを支える脚装置5とを備えている。主天板1はフロント部2とサイド部3とからなっており、フロント部2は前後スライド自在である。脚装置5の前部には椅子6が水平回動自在に連結されている。サイド部3をカウンターのように使用して家族が話等をできるため、家族のコミュニケーション増大に貢献できる。椅子6は脚装置5に連結されているため、正しい姿勢で勉強等を行うことができると共に、不使用時にはコンパクトに纏めることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば児童が使用するのに好適な机に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
児童用の机としては、いわゆる学習机が多用されている。この学習机は本願出願人が我が国で最も早く開発したもので、机上に灯具付きの棚装置を設けて機能性を高めるなど、児童の学習の便宜を考慮した様々の提案が成されている。
【0003】
また、学習机には専用の椅子がセットとして使用されることが多く、この椅子は、座の高さを調節可能としたりステップ板を設けたりするなどして、児童の成長に対応できるようになっている。身長の低い児童でも容易に着座・離席できて正しい姿勢で机を使用できるように配慮された椅子の先行技術としては、例えば、本願出願人の出願に係る特許文献1が挙げられる。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−182585号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
さて、子供(児童・生徒)を取り巻く学習環境に関しては、変化するものと変化しないものとがある。変化するものの代表として挙げられるのは、パソコン(パーソナルコンピュータ)の普及である。このため、従来タイプの学習机についても、書棚にパソコンを格納できるようにしたものなどが提案されている。
【0006】
また、変化の一つとして、児童の頃から個室を与えることの是非についての議論が挙げられる。すなわち、人格形成の点からは、児童の頃には自室に籠もらずに家族とのコミュニケーションを大事にすべきとの主張が成されている。そして、児童と家族とのコミュニケーションを増やす一案として、例えばリビングルームに机を設置して、子供の勉強空間と親(特に母親)の家事空間とを共有することが挙げられる。
【0007】
すなわち、子供の勉強空間と親の家事空間とを共有することにより、子供は家事の大切さや親の苦労を知らず知らずのうちに身につけて思いやりを学ぶことができる一方、親は、子供を見守りつつ必要に応じて勉強を見てあげたり話し相手になったりすることができ、これにより、子供は家庭において社会性を身に付け、豊かな人格形成に資するというものである。
【0008】
このように児童用の机をリビングルームに設置する場合、机のデザインはリビングルームの雰囲気に適合したものであるのが好ましいが、従来の学習机は機能性に重点が置かれていて重い感じのするものが多いため、リビングルームに設置すると場違い的な感じを与える虞があった。
【0009】
他方、児童の学習環境において変化しない普遍的要請として、正しい姿勢で机を使用することの必要性が挙げられる。つまり、椅子には深く掛けて背筋を延ばし、かつ、肘が机上面に位置するような高さで机及び椅子を使用すべきなのである。
【0010】
前記した特許文献1は、天板の高さが一定の机に使用する椅子を前提として、着座状態で床に足が届かない低学年の児童であっても、正しい姿勢で机及び椅子を使用できるように配慮したものである。
【0011】
児童の学習環境において変化しない他の要請として、児童に、机の不使用時には椅子は天板の下方に入り込むように収納する癖をつけさせること、すなわち、児童に整理整頓することの必要性を自覚させることが要請される。
【0012】
本願発明は、学習机及びこれに使用する椅子についての上記したような様々の要請に応えることを目的の一つとするものである。
【0013】
ところで、近年、OA機器の普及や独立志向の増大等に伴い、自宅で執務したり小事務所で執務したりといったSOHOという形式の執務態様が増えている。そして、このSOHOでは例外無いといって良い程にパソコンが使用されており、従って、パソコンの使い勝手の良い机が求められている。
【0014】
本願発明の目的には、SOHO等においてパソコンを使用するのに好適な机の提供という点も含まれている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を解決するため、本願発明者は各請求項の構成に係る机を案出した。このうち請求項1の発明に係る机は、着座した人が筆記作業やキーボード操作を行える主天板と、この主天板の後部の上方に配置された補助天板と、これら主天板及び補助天板を支持する脚装置とが備えられている。
【0016】
そして、前記主天板は、着座した人が対向する部分に位置するフロント部と、着座した人の側方に位置するサイド部とを備えた平面視略L字状又はコ字状に形成されている。
【0017】
請求項2の発明に係る机は、着座した人が筆記作業やキーボード操作を行える主天板と、この主天板を支持する脚装置とを必須の構成として備え、任意的に、主天板の後部の上方に適当な空間を空けて補助天板が配置されている。
【0018】
そして、前記主天板は、着座した人が対向する部分に位置するフロント部と、着座した人の側方に位置するサイド部とを備えた平面視略L字状又はコ字状に形成されている一方、前記脚装置のうち平面視で天板におけるサイド部の前部と重なる部分の下端部に、キャスタ付きで且つ座が水平回転(或いは水平回動)自在な椅子を、脚装置の前部を中心にして床面上を水平旋回動し得るように連結している。
【0019】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記主天板のフロント部とサイド部とは別体に構成されており、サイド部は脚装置に固定されている一方、フロント部は、前記脚装置に設けたガイド手段にて前後スライド自在に支持されており、更に、補助天板の下面には、少なくとも手前側に開口した収納棚を設けている。
【0020】
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のうちの何れかにおいて、前記脚装置は高さ調節自在な昇降部を備えており、この昇降部に前記天板を取付けている点を特徴としている。
【0021】
請求項5の発明は、請求項1〜4のうちの何れかにおいて、前記主天板はフロント部の片側だけにサイド部を設けて平面視で略L字状に形成されている一方、前記脚装置は、主天板におけるサイド部の下方に配置された脚柱と、脚柱を自立させるために床面上において水平方向に延びる複数本の水平フレームとを備えており、前記脚柱の上端から正面視で水平横向きに張り出した支持フレームにより、主天板のフロント部を片持ち梁状の状態で支持している。
【0022】
【発明の作用・効果】
≪請求項1について≫
請求項1のように構成すると、主天板を使用して筆記や読書などの勉強や事務を行えることはもとより、デスクトップ形のパソコンの場合であると、補助天板にディスプレイを載せて主天板にキーボードを載せて操作したり、ノート形のパソコンやキーボード・ディスプレイ一体形のパソコン(或いはワープロ)であると主天板に載せて操作したりと言うように、パソコンの使用を含む多彩な使用態様を採ることができる。
【0023】
そして、主天板がフロント部とサイド部とから成っているため、例えば片方の腕をサイド部に載せて休憩したり(すなわちサイド部を脇息のように使用したり)、サイド部にノートや書籍等を載せてパソコンを使用しながら筆記等を併せて行ったりというような使用態様もできる。このような様々の使用態様を採ることができて、使い勝手が良い。
【0024】
また、従来の学習机には見られない斬新な形態であり、リビングルームに設置しても違和感の無いデザインとすることが可能となる。この面で、子供用の学習机に適用してリビングルームに設置することを抵抗なしに行え、その結果、親子(家族)間でのコミュニケーションを深めることに貢献できる。
【0025】
更に、学習机に適用した場合、母親が床に膝をつきながら主天板のサイド部に両腕を載せて子供と対峙して話をしたり勉強を見てあげたり、サイド部に飲物を載せて話をしたりというように、サイド部をいわばカウンター代わりに使用することができるため、子供と親(家族)とのコミュニケーションを一層促進することができる。もちろん、大人が使用する場合も同様にコミュニケーションを促進できる。
【0026】
≪請求項2について≫
請求項2からは、請求項1の効果のうち、主天板をフロント部とサイド部とで平面視L字状又はコ字状に形成した構成に起因した効果と同じ効果を奏する。
【0027】
また、椅子が脚装置に連結されているため、椅子を正しい位置に配置して正しい姿勢で使用することができる。また、椅子は不使用時に天板の下方に収納して邪魔になることを防止できると共に、子供に整理整頓の癖をつけさせることができる。
【0028】
更に、椅子にキャスタが付いているため、椅子を水平旋回動させることを児童でも簡単に行うことができ、また、椅子が脚装置の前部に連結されているため、椅子を手前に旋回移動させることによって天板の手前側に使用者が入りこむ大きな空間を空けることができ、このため、低学年の児童であってもごく簡単に着座・離席できる。
【0029】
更に、椅子は座が水平回転自在であるため、例えば椅子を手前側に移動させると共に身体を横向きに移動させて離席するというように、着座・離席しやすい姿勢を取ることができて、この面からも着座・離席が頗る容易であり、かつ、主天板のフロント部を身体を向けて勉強等を行ったり、サイド部の方を向いて家族と話をしたりというように姿勢を楽に変えることができるため、使い勝手も頗る良い。
【0030】
≪請求項3について≫
主天板のフロント部とサイド部とは一体構造(1枚板構造)とすることも可能であるが、請求項3のように構成すると、机の使用時にはフロント部を手前に引き出して机上を広くし、机の不使用時にはフロント部を奥に押し込んでコンパクトに纏めるというようにできるため、不使用時にすっきり纏めることができる利点がある。
【0031】
また、補助天板の下面に収納棚を設けているため、例えばデスクトップタイプのパソコンを机上に設置するにおいて、不使用時には主天板のフロント部を押し込んでキーボードは収納棚に格納するというように、不使用時に整理してすっきりとさせることができる。もちろん、収納棚にはキーボードに限らず小物等の様々の物品を収納できる。
【0032】
≪請求項4について≫
請求項4のように構成すると、主天板及び補助天板を使用者の身長に応じて高さ調節することができるため、使用者は正しい姿勢で机を使用できる。このため、特に児童用の机として好適である。
【0033】
このように机上面の高さを調節できることに加えて、実施形態において開示しているように、椅子の座を高さ調節自在に構成すると、使用者は足が床面につく状態で使用できるため、着座・離席が一層容易であると共に、正しい姿勢で座ることを一層確実ならしめることができる利点である。
【0034】
≪請求項5について≫
請求項5のように主天板をL字状に形成すると、椅子を手前にある程度引くだけで身体を主天板の手前に移動させ得る空間を空けることができるため着座・離席がいっそう容易である。
【0035】
また、主天板は片持ち梁の状態で支持されているため、使用者が主天板の下方に足を伸ばしても足が脚柱に当たることがなくて使い勝手が良いと共に、解放感があってデザイン的にもすっきりしたものとなる。更に、脚柱の本数を抑制できるため、請求項4のように脚装置に昇降部を設けるにおいて、構造を簡単にすることができると共にスムースに昇降できる利点もある。
【0036】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0037】
(1).第1実施形態(図1〜図12)
図1〜図12では第1実施形態を示している。図1は全体の斜視図、図2は分離斜視図、図3は平面図、図4は正面図、図5は右側面図、図6は図5のVI−VI視断面図、図7は部分的な右側面図、図8は図7の VIII−VIII視断面図、図9は図3のIX−IX視断面図、図10は図3の X−X視断面図、図11は図3の XI−XI視断面図、図12は椅子用ベースの平面図である。
【0038】
▲1▼.概要
本実施形態の机は、フロント部2及びその右側に配置したサイド部3よりなる主天板(下天板)1と、主天板1の上方に配置した補助天板(上天板)4と、これらを支持する脚装置5と、脚装置5の前部に連結された椅子6とを備えている。
【0039】
主天板1におけるサイド部3の後部には、フロント部2の上方に向けて張り出す板金製等の中間支持体7がねじ等によって固定されており、この中間支持体7の上面に補助天板4を固定し、下面には前後に開口した収納部8を設けている。また、中間支持体7のうちサイド部3の上方に位置するスペーサ部にコンセント9を設けている。
【0040】
中間支持体7は金属製であり、その前後両側縁に補強用の上向き突条7aを設け、この上向き突条7aを補助天板4に嵌め込んでいる(図9参照)。このため補助天板4は少ない本数のねじで中間支持体7に対してずれ不能に固定されると共に、位置決めも正確に行われる。
【0041】
主天板1におけるサイド部3は、フロント部2に対峙して着座した人の側方に位置するように手前側に長く延びている。従って、着座した人はサイド部3に肘を付いたり、サイド部3で書き物をしたり、或いはサイド部3でパソコンのマウス(図示せず)を操作したりすることができる。
【0042】
主天板1のフロント部2は平面視で略四角形(横長の長方形)に形成されており、例えば児童が教科書とノートを広げて勉強をしたり、キーボード10の操作をしたりするのに十分な広さとしている。サイド部3はフロント部2よりも相当に巾狭になっている。サイド部3の前部は平面視で湾曲しているが、これは、デザイン的な側面と、人の身体に対する安全性を確保する側面とを有している。
【0043】
補助天板4は、左右横巾寸法は主天板1とほぼ同じで、前後巾寸法は主天板1におけるフロント部2の半分程度かそれよりやや大きい寸法に設定している。補助天板4には、灯具11を取り付けたり、パソコンのディスプレイ10を載せたり、ブックエンド13を載せたりというように、必要に応じて自由に使用できる。
【0044】
収納部8は一種の吊り棚方式であり、例えばデスクトップ型パソコンに使用するキーボード10を収納できる左右横巾及び高さとしている。言うまでもないが、収納部8とフロント部2との間には隙間が空いている。
【0045】
天板2,3,4は木製でも良いしスチール製でも良い。各天板2,3,4を、木製をベースとしつつ、上面をマイナスイオンが発生する素材で構成することも可能である。
【0046】
椅子6は、平面視円形(他の形状でも良い)で台錐形に形成されたベース15と、ベース15の中心部に水平旋回自在に取り付けられた支持フレーム16と、支持フレーム16の先端に固定された支柱17とを備えており、支柱17にブラケット18を介して座19と背もたれ20とを高さ調節自在に取り付けている。ブラケット18には止めねじ21を設けている。
【0047】
支柱17は、下半部が支持フレーム16に向けて緩い角度で前傾し、上半部が支持フレーム16に対して緩い角度で後傾するようにく字状に曲がっており、下半部に座19を取り付け、上半部に背もたれ20を取り付けけている。
【0048】
椅子6の支柱17をく字状に形成しているのは、身長が低い場合は平面視で背もたれ20を座19に近づけ、身長が高くなると平面視で背もたれ20を座19から離すというように、背もたれ20と座19との平面視で位置関係を使用者の身体の大きさに応じて自動調整することにより、使用者がその身長に関係なく椅子6に深く腰掛けできるように配慮したものである。
【0049】
▲2▼.脚装置
脚装置5は、主天板1におけるサイド部3の下方に配置された前後2本の脚柱22と、前後の脚柱22をその下部において連結する下部連結フレーム23と、主天板1の後部下方において左右方向に延びると共に後部の脚柱22に固定された水平フレーム24とを備えている。前脚柱22と水平フレーム24とにアジャスタ25を設けている。
【0050】
図6に示すように、脚柱22は、断面楕円状の固定ケース22aとその内部に昇降自在に嵌め込まれた断面角形の昇降体22bとで伸縮式に構成されている。固定ケース22aの内部には、昇降体22bを倒れ不能に保持するガイド材22cを溶接等によって設けている。言うまでもないが、脚柱22の断面形状は円形等の様々の形状にできる。
【0051】
脚柱22における前後の昇降体22bの上端は上部連結フレーム26で連結されており、この上部連結フレーム26に主天板1のサイド部3を固定している。図示していないが、脚柱22の昇降体22bもブラケット(図示せず)を介してサイド部3に固定されている。従って、本実施形態では、脚柱22の昇降体22bと上部連結フレーム26とで請求項4の昇降部が構成されている。
【0052】
昇降体22bはカバー27(例えば図1参照)で覆われている。図示していないが、脚柱22の固定ケース22aには昇降体22bを固定するとめねじを設けている。
【0053】
例えば図5に示すように、上下の連結フレーム26,23後部間にはガスシリンダ28を配置している。ガスシリンダ28は上部に位置したアウター部材28aと、これに嵌入して下部に位置するインナー部材(図示せず)と、インナー部材の下端を固定すると共にアウター部材28aの昇降をガイドする固定筒28bとを備えており、固定筒28bは下部連結フレーム23に固定されている一方、図7及び図8に示すように、アウター部材28aの上端は、ブラケット29を介して上連結フレーム26に取り付けられている。
【0054】
ガスシリンダ28におけるアウター部材28aの上端にはロック解除用のプッシュバルブ30を突出している。そして、ブラケット29に、プッシュバルブ30を操作するためのレバー33を上下回動自在に取り付けしている。従って、レバー33を上方に引いてロックを解除することにより、天板群2,3,4の高さを調節することができる。ガスシリンダ28のアウター部材28aは蛇腹式等のカバー31で覆われている(図1参照)。
【0055】
ガスシリンダ28を後部に配置しているのは、天板群2,3,4やこれに載った物品群の重心が後部に位置しているからである。天板の昇降手段としては、リンク機構やねじ機構などの他のものも採用できるが、本実施形態のようにガスシリンダを使用すると、軽い力で昇降できる利点がある。ガスシリンダに代えて、手動式又は電動式の油圧シリンダを使用することも可能である。
【0056】
図1に部分的に示すように、主天板1におけるサイド部3の下方に棚32や籠等を設けることも可能である。棚32等の収納部はサイド部3から吊支しても良いし、脚柱22に固定しても良い。
【0057】
▲3▼.フロント部の支持機構
例えば図2に示すように、脚装置5を構成する上部連結フレーム26には左側に向けて延びる複数本の梁部材34を固定しており、この梁部材34に左右2本(3本以上でも良い)に固定レール35を溶接等によって固定している一方、主天板1のフロント部2には、前記固定レール35に前後スライド自在に嵌まる可動レール36をねじ止めによって固定している。
【0058】
固定レール35及び可動レール36は横向き開口の断面コ字状に形成されているが、上向き開口の断面C字状など様々の断面形状のものを使用できる。フロント部2のスライド支持手段としては、フロント部2に蟻溝状のガイド溝を形成して、このガイド溝を固定レールに嵌め入れるといったことも可能である。
【0059】
▲4▼.椅子の連結
図11及び図12に示すように、椅子のベース15は、中心部材38と、これから平面視で放射状に延びる5本(他の本数でも良い)の接地足39と、接地足39を覆う台錐状のカバー板40と、各接地足39の先端部に設けたキャスタ41とを備えている。キャスタ41は水平旋回自在で回転自在である。
【0060】
そして、ベース15の中心部材38に設けた軸受け筒42に、支持フレーム16に設けた回転筒(回転軸)43を嵌め入れている。回転筒43には、荷重を支える上フランジ44と、抜け止め手段の一例としてのスナップリング45を設けている。
【0061】
ベース15には半径外向きに延びる連結部材46を固着しており、この連結部材46の先端は、前部の脚柱22の下端に設けたボス部47に水平回動自在にはめ込まれている。ボス部47には抜け止め用のフランジ48を設けている。
【0062】
ところで、椅子6を全体として脚装置5に取り付けたままで梱包・運搬することも可能であるが、これでは、梱包及び運搬が面倒である。これに対して、スナップリング45のような着脱式又は係脱式の抜け止め手段を設けると、椅子6をベース15とその他の部分とに簡単に分離できるため、梱包及び運搬が容易になる利点がある。
【0063】
また、脚装置5における下部連結フレーム23はベース15の上面よりも上方に位置しているため、支持フレーム16を取り外すとベース15を下部連結フレーム23の下方に収納することができる。これにより、梱包や運搬を一層容易とすることができる。
【0064】
ベース15の全体をカバー板40で覆うと、人の足が引っ掛かることを防止して安全性を向上できる利点がある。また、着座した人がベース15を足載せ台代わりに使用できる利点もある。椅子6における支柱17の上端には把手49を設けている。このため、椅子6の回動操作を楽に行える。
【0065】
▲5▼.まとめ
以上の説明から既に理解できるように、例えば机の左側に壁や他の家具があっても、椅子を手前に引くことにより、何らの障害もなしに着座・離席することができる。また、不使用時に主天板のフロント部2を押し込むと共に椅子6も奥方向に旋回させておくことにより、すっきりと整理することができる。
【0066】
また、効果の欄において述べたように、主天板1のサイド部をカウンター代わりに使用して、家族等のコミュニケーションを図ることができる。また、脚柱22が3本以上であると昇降に際してのこじれが多くなってスムースな昇降が阻害される虞があるが、本実施形態では、脚装置5は2本の脚柱22を備えているに過ぎないため、昇降に際しての脚柱22のこじれが少なくて、天板群2,3,4の昇降をスムースに行うことができる。
【0067】
フロント部2の左側にサイド部3を配置して、特に左利きの人に対応することも可能である。また、フロント部2の左右両側にサイド部3を設けることも可能である。フロント部2の片側だけにサイド部3を設けて、フロント部2を挟んでサイド部3と反対側の部位にはキャビネットを設置するというようなコンビネーションを採用することも可能である。
【0068】
▲6▼.バリエーション
図4に一点鎖線で示すように、主天板2のフロント部3をその後部において両端支持の状態で支持しても良い。すなわち、水平フレーム24の先端部に伸縮式の脚柱22を設けて、3本の脚柱22で天板群1,4を支持しても良い。このようにすると、主天板1のフロント部2及び補助天板4の支持強度(安定性)を格段に向上できる。
【0069】
水平フレーム24の先端部に設けた脚柱22の昇降体22bを横桟34に固定しても良いし、左右脚柱22における昇降体22bを左右長手の上部連結フレーム26′で連結して、左右長手の上部連結フレーム26′に横桟34を固定しても良い。
【0070】
或いは、横桟34を使用せずに、左右長手の上部連結フレーム26′に固定レール35を直接に取付けることも可能である(この場合は、左右長手の上部連結フレーム26′は、固定レール35を安定した状態に保持できる前後幅寸法とすべきである)。
【0071】
左右脚柱22の固定ケース22aを左右横長の下部連結フレーム23′で連結してもよい。更に、図示していないが、脚装置5としては脚柱22を使用することには限らず、例えば中空で板状の脚体を使用することも可能である。
【0072】
また、水平フレーム24の先端から図4において手前に延びる補助水平フレームを設けて、この補助水平フレームの前後両端部又は前後中間部に脚柱を設けても良く、こうすると、主天板2のフロント部3の安定性を一層向上できる利点がある(この場合は、左右長手の上部連結フレーム23′と前後長手の上部連結フレーム26とを一体に構成して、左右長手の上部連結フレーム23′に固定レール35を取付けると良い)。
【0073】
(2).他の実施形態(図13〜図16)
図13に示す第2実施形態では、主天板1のフロント部2及び補助天板4とを平面視で前向き凹状に形成している。この例から推測できるように、本発明においては、天板2,3,4等を様々のデザインとすることができる。
【0074】
図14及び図15では第3実施形態を示している。図14は平面図、図15は図15のXV−XV 視断面図である。この実施形態では、椅子6を脚装置5に連結する手段として、椅子のベース15に固定した第1ねじ軸51と、脚柱22に回転自在に連結した第2ねじ軸52とを互いに逆ねじとして、これら両ねじ軸51,52にねじ軸53をねじ込んでいる。このため、ねじ筒53を回転操作することにより、椅子6が水平旋回する半径を調節することができる。
【0075】
このため、児童が机を使用するにおいて、成長に応じて椅子6の旋回半径を大きくすることにより、上半身と主天板1のサイド部3との間隔が狭まって圧迫感を受けることを防止できる。また、大人が使用する場合、その体格に応じて椅子6の位置を設定できる。
【0076】
図16では第4実施形態を示ている。この実施形態では、椅子の座19は、事務用回転椅子のようにベース15の中心部にガスシリンダ等の伸縮式支柱17を設けて、これに座19を取り付けいる。また、支柱17にステップ体54を高さ調節自在に取り付け、かつ、背もたれ20の前後位置も調節できるようになっている。
【0077】
このようにステップ体54付きの椅子6を使用すると、児童用の机であっても必ずしも天板2,3,4は昇降させる必要はない(但し、主天板のフロント部は前後スライド式とするのが好ましい)。
【0078】
(3).その他
本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば請求項1〜4の具体的展開においては、主天板は必ずしも片持ち梁状の状態で支持する必要はなく、両端支持の状態で支持しても良いのである。また、脚装置の構造・形状等も必要に応じて自由に設定することができる。
【0079】
脚装置に椅子を連結する連結手段も様々のものを採用できる。例えば、紐やワイヤー、チェーン等の条材で連結して、その連結長さを調節できるようにしても良い。収納棚を着脱式としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の全体斜視図である。
【図2】分離斜視図である。
【図3】正面図である。
【図4】右側面図である。
【図5】右側面図である。
【図6】図5のVI−VI視断面図である。
【図7】部分的な右側面図である。
【図8】図7の VIII−VIII視断面図である。
【図9】図3のIX−IX視断面図である。
【図10】図3の X−X視断面図である。
【図11】図3の XI−XI視断面図である。
【図12】椅子用ベースの平面図である。
【図13】第2実施形態の斜視図である。
【図14】第3実施形態の平面図である。
【図15】図14のXV−XV 視断面図である。
【図16】第4実施形態の椅子を示す図である。
【符号の説明】
1 主天板
2 フロント部
3 サイド部
4 補助天板
5 脚装置
6 椅子
7 中間支持体
8 収納部
15 ベース
17 支柱
19 座
20 背もたれ
22 脚柱
23,26 連結フレーム
24 水平フレーム
28 ガスシリンダ
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば児童が使用するのに好適な机に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
児童用の机としては、いわゆる学習机が多用されている。この学習机は本願出願人が我が国で最も早く開発したもので、机上に灯具付きの棚装置を設けて機能性を高めるなど、児童の学習の便宜を考慮した様々の提案が成されている。
【0003】
また、学習机には専用の椅子がセットとして使用されることが多く、この椅子は、座の高さを調節可能としたりステップ板を設けたりするなどして、児童の成長に対応できるようになっている。身長の低い児童でも容易に着座・離席できて正しい姿勢で机を使用できるように配慮された椅子の先行技術としては、例えば、本願出願人の出願に係る特許文献1が挙げられる。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−182585号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
さて、子供(児童・生徒)を取り巻く学習環境に関しては、変化するものと変化しないものとがある。変化するものの代表として挙げられるのは、パソコン(パーソナルコンピュータ)の普及である。このため、従来タイプの学習机についても、書棚にパソコンを格納できるようにしたものなどが提案されている。
【0006】
また、変化の一つとして、児童の頃から個室を与えることの是非についての議論が挙げられる。すなわち、人格形成の点からは、児童の頃には自室に籠もらずに家族とのコミュニケーションを大事にすべきとの主張が成されている。そして、児童と家族とのコミュニケーションを増やす一案として、例えばリビングルームに机を設置して、子供の勉強空間と親(特に母親)の家事空間とを共有することが挙げられる。
【0007】
すなわち、子供の勉強空間と親の家事空間とを共有することにより、子供は家事の大切さや親の苦労を知らず知らずのうちに身につけて思いやりを学ぶことができる一方、親は、子供を見守りつつ必要に応じて勉強を見てあげたり話し相手になったりすることができ、これにより、子供は家庭において社会性を身に付け、豊かな人格形成に資するというものである。
【0008】
このように児童用の机をリビングルームに設置する場合、机のデザインはリビングルームの雰囲気に適合したものであるのが好ましいが、従来の学習机は機能性に重点が置かれていて重い感じのするものが多いため、リビングルームに設置すると場違い的な感じを与える虞があった。
【0009】
他方、児童の学習環境において変化しない普遍的要請として、正しい姿勢で机を使用することの必要性が挙げられる。つまり、椅子には深く掛けて背筋を延ばし、かつ、肘が机上面に位置するような高さで机及び椅子を使用すべきなのである。
【0010】
前記した特許文献1は、天板の高さが一定の机に使用する椅子を前提として、着座状態で床に足が届かない低学年の児童であっても、正しい姿勢で机及び椅子を使用できるように配慮したものである。
【0011】
児童の学習環境において変化しない他の要請として、児童に、机の不使用時には椅子は天板の下方に入り込むように収納する癖をつけさせること、すなわち、児童に整理整頓することの必要性を自覚させることが要請される。
【0012】
本願発明は、学習机及びこれに使用する椅子についての上記したような様々の要請に応えることを目的の一つとするものである。
【0013】
ところで、近年、OA機器の普及や独立志向の増大等に伴い、自宅で執務したり小事務所で執務したりといったSOHOという形式の執務態様が増えている。そして、このSOHOでは例外無いといって良い程にパソコンが使用されており、従って、パソコンの使い勝手の良い机が求められている。
【0014】
本願発明の目的には、SOHO等においてパソコンを使用するのに好適な机の提供という点も含まれている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を解決するため、本願発明者は各請求項の構成に係る机を案出した。このうち請求項1の発明に係る机は、着座した人が筆記作業やキーボード操作を行える主天板と、この主天板の後部の上方に配置された補助天板と、これら主天板及び補助天板を支持する脚装置とが備えられている。
【0016】
そして、前記主天板は、着座した人が対向する部分に位置するフロント部と、着座した人の側方に位置するサイド部とを備えた平面視略L字状又はコ字状に形成されている。
【0017】
請求項2の発明に係る机は、着座した人が筆記作業やキーボード操作を行える主天板と、この主天板を支持する脚装置とを必須の構成として備え、任意的に、主天板の後部の上方に適当な空間を空けて補助天板が配置されている。
【0018】
そして、前記主天板は、着座した人が対向する部分に位置するフロント部と、着座した人の側方に位置するサイド部とを備えた平面視略L字状又はコ字状に形成されている一方、前記脚装置のうち平面視で天板におけるサイド部の前部と重なる部分の下端部に、キャスタ付きで且つ座が水平回転(或いは水平回動)自在な椅子を、脚装置の前部を中心にして床面上を水平旋回動し得るように連結している。
【0019】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記主天板のフロント部とサイド部とは別体に構成されており、サイド部は脚装置に固定されている一方、フロント部は、前記脚装置に設けたガイド手段にて前後スライド自在に支持されており、更に、補助天板の下面には、少なくとも手前側に開口した収納棚を設けている。
【0020】
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のうちの何れかにおいて、前記脚装置は高さ調節自在な昇降部を備えており、この昇降部に前記天板を取付けている点を特徴としている。
【0021】
請求項5の発明は、請求項1〜4のうちの何れかにおいて、前記主天板はフロント部の片側だけにサイド部を設けて平面視で略L字状に形成されている一方、前記脚装置は、主天板におけるサイド部の下方に配置された脚柱と、脚柱を自立させるために床面上において水平方向に延びる複数本の水平フレームとを備えており、前記脚柱の上端から正面視で水平横向きに張り出した支持フレームにより、主天板のフロント部を片持ち梁状の状態で支持している。
【0022】
【発明の作用・効果】
≪請求項1について≫
請求項1のように構成すると、主天板を使用して筆記や読書などの勉強や事務を行えることはもとより、デスクトップ形のパソコンの場合であると、補助天板にディスプレイを載せて主天板にキーボードを載せて操作したり、ノート形のパソコンやキーボード・ディスプレイ一体形のパソコン(或いはワープロ)であると主天板に載せて操作したりと言うように、パソコンの使用を含む多彩な使用態様を採ることができる。
【0023】
そして、主天板がフロント部とサイド部とから成っているため、例えば片方の腕をサイド部に載せて休憩したり(すなわちサイド部を脇息のように使用したり)、サイド部にノートや書籍等を載せてパソコンを使用しながら筆記等を併せて行ったりというような使用態様もできる。このような様々の使用態様を採ることができて、使い勝手が良い。
【0024】
また、従来の学習机には見られない斬新な形態であり、リビングルームに設置しても違和感の無いデザインとすることが可能となる。この面で、子供用の学習机に適用してリビングルームに設置することを抵抗なしに行え、その結果、親子(家族)間でのコミュニケーションを深めることに貢献できる。
【0025】
更に、学習机に適用した場合、母親が床に膝をつきながら主天板のサイド部に両腕を載せて子供と対峙して話をしたり勉強を見てあげたり、サイド部に飲物を載せて話をしたりというように、サイド部をいわばカウンター代わりに使用することができるため、子供と親(家族)とのコミュニケーションを一層促進することができる。もちろん、大人が使用する場合も同様にコミュニケーションを促進できる。
【0026】
≪請求項2について≫
請求項2からは、請求項1の効果のうち、主天板をフロント部とサイド部とで平面視L字状又はコ字状に形成した構成に起因した効果と同じ効果を奏する。
【0027】
また、椅子が脚装置に連結されているため、椅子を正しい位置に配置して正しい姿勢で使用することができる。また、椅子は不使用時に天板の下方に収納して邪魔になることを防止できると共に、子供に整理整頓の癖をつけさせることができる。
【0028】
更に、椅子にキャスタが付いているため、椅子を水平旋回動させることを児童でも簡単に行うことができ、また、椅子が脚装置の前部に連結されているため、椅子を手前に旋回移動させることによって天板の手前側に使用者が入りこむ大きな空間を空けることができ、このため、低学年の児童であってもごく簡単に着座・離席できる。
【0029】
更に、椅子は座が水平回転自在であるため、例えば椅子を手前側に移動させると共に身体を横向きに移動させて離席するというように、着座・離席しやすい姿勢を取ることができて、この面からも着座・離席が頗る容易であり、かつ、主天板のフロント部を身体を向けて勉強等を行ったり、サイド部の方を向いて家族と話をしたりというように姿勢を楽に変えることができるため、使い勝手も頗る良い。
【0030】
≪請求項3について≫
主天板のフロント部とサイド部とは一体構造(1枚板構造)とすることも可能であるが、請求項3のように構成すると、机の使用時にはフロント部を手前に引き出して机上を広くし、机の不使用時にはフロント部を奥に押し込んでコンパクトに纏めるというようにできるため、不使用時にすっきり纏めることができる利点がある。
【0031】
また、補助天板の下面に収納棚を設けているため、例えばデスクトップタイプのパソコンを机上に設置するにおいて、不使用時には主天板のフロント部を押し込んでキーボードは収納棚に格納するというように、不使用時に整理してすっきりとさせることができる。もちろん、収納棚にはキーボードに限らず小物等の様々の物品を収納できる。
【0032】
≪請求項4について≫
請求項4のように構成すると、主天板及び補助天板を使用者の身長に応じて高さ調節することができるため、使用者は正しい姿勢で机を使用できる。このため、特に児童用の机として好適である。
【0033】
このように机上面の高さを調節できることに加えて、実施形態において開示しているように、椅子の座を高さ調節自在に構成すると、使用者は足が床面につく状態で使用できるため、着座・離席が一層容易であると共に、正しい姿勢で座ることを一層確実ならしめることができる利点である。
【0034】
≪請求項5について≫
請求項5のように主天板をL字状に形成すると、椅子を手前にある程度引くだけで身体を主天板の手前に移動させ得る空間を空けることができるため着座・離席がいっそう容易である。
【0035】
また、主天板は片持ち梁の状態で支持されているため、使用者が主天板の下方に足を伸ばしても足が脚柱に当たることがなくて使い勝手が良いと共に、解放感があってデザイン的にもすっきりしたものとなる。更に、脚柱の本数を抑制できるため、請求項4のように脚装置に昇降部を設けるにおいて、構造を簡単にすることができると共にスムースに昇降できる利点もある。
【0036】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0037】
(1).第1実施形態(図1〜図12)
図1〜図12では第1実施形態を示している。図1は全体の斜視図、図2は分離斜視図、図3は平面図、図4は正面図、図5は右側面図、図6は図5のVI−VI視断面図、図7は部分的な右側面図、図8は図7の VIII−VIII視断面図、図9は図3のIX−IX視断面図、図10は図3の X−X視断面図、図11は図3の XI−XI視断面図、図12は椅子用ベースの平面図である。
【0038】
▲1▼.概要
本実施形態の机は、フロント部2及びその右側に配置したサイド部3よりなる主天板(下天板)1と、主天板1の上方に配置した補助天板(上天板)4と、これらを支持する脚装置5と、脚装置5の前部に連結された椅子6とを備えている。
【0039】
主天板1におけるサイド部3の後部には、フロント部2の上方に向けて張り出す板金製等の中間支持体7がねじ等によって固定されており、この中間支持体7の上面に補助天板4を固定し、下面には前後に開口した収納部8を設けている。また、中間支持体7のうちサイド部3の上方に位置するスペーサ部にコンセント9を設けている。
【0040】
中間支持体7は金属製であり、その前後両側縁に補強用の上向き突条7aを設け、この上向き突条7aを補助天板4に嵌め込んでいる(図9参照)。このため補助天板4は少ない本数のねじで中間支持体7に対してずれ不能に固定されると共に、位置決めも正確に行われる。
【0041】
主天板1におけるサイド部3は、フロント部2に対峙して着座した人の側方に位置するように手前側に長く延びている。従って、着座した人はサイド部3に肘を付いたり、サイド部3で書き物をしたり、或いはサイド部3でパソコンのマウス(図示せず)を操作したりすることができる。
【0042】
主天板1のフロント部2は平面視で略四角形(横長の長方形)に形成されており、例えば児童が教科書とノートを広げて勉強をしたり、キーボード10の操作をしたりするのに十分な広さとしている。サイド部3はフロント部2よりも相当に巾狭になっている。サイド部3の前部は平面視で湾曲しているが、これは、デザイン的な側面と、人の身体に対する安全性を確保する側面とを有している。
【0043】
補助天板4は、左右横巾寸法は主天板1とほぼ同じで、前後巾寸法は主天板1におけるフロント部2の半分程度かそれよりやや大きい寸法に設定している。補助天板4には、灯具11を取り付けたり、パソコンのディスプレイ10を載せたり、ブックエンド13を載せたりというように、必要に応じて自由に使用できる。
【0044】
収納部8は一種の吊り棚方式であり、例えばデスクトップ型パソコンに使用するキーボード10を収納できる左右横巾及び高さとしている。言うまでもないが、収納部8とフロント部2との間には隙間が空いている。
【0045】
天板2,3,4は木製でも良いしスチール製でも良い。各天板2,3,4を、木製をベースとしつつ、上面をマイナスイオンが発生する素材で構成することも可能である。
【0046】
椅子6は、平面視円形(他の形状でも良い)で台錐形に形成されたベース15と、ベース15の中心部に水平旋回自在に取り付けられた支持フレーム16と、支持フレーム16の先端に固定された支柱17とを備えており、支柱17にブラケット18を介して座19と背もたれ20とを高さ調節自在に取り付けている。ブラケット18には止めねじ21を設けている。
【0047】
支柱17は、下半部が支持フレーム16に向けて緩い角度で前傾し、上半部が支持フレーム16に対して緩い角度で後傾するようにく字状に曲がっており、下半部に座19を取り付け、上半部に背もたれ20を取り付けけている。
【0048】
椅子6の支柱17をく字状に形成しているのは、身長が低い場合は平面視で背もたれ20を座19に近づけ、身長が高くなると平面視で背もたれ20を座19から離すというように、背もたれ20と座19との平面視で位置関係を使用者の身体の大きさに応じて自動調整することにより、使用者がその身長に関係なく椅子6に深く腰掛けできるように配慮したものである。
【0049】
▲2▼.脚装置
脚装置5は、主天板1におけるサイド部3の下方に配置された前後2本の脚柱22と、前後の脚柱22をその下部において連結する下部連結フレーム23と、主天板1の後部下方において左右方向に延びると共に後部の脚柱22に固定された水平フレーム24とを備えている。前脚柱22と水平フレーム24とにアジャスタ25を設けている。
【0050】
図6に示すように、脚柱22は、断面楕円状の固定ケース22aとその内部に昇降自在に嵌め込まれた断面角形の昇降体22bとで伸縮式に構成されている。固定ケース22aの内部には、昇降体22bを倒れ不能に保持するガイド材22cを溶接等によって設けている。言うまでもないが、脚柱22の断面形状は円形等の様々の形状にできる。
【0051】
脚柱22における前後の昇降体22bの上端は上部連結フレーム26で連結されており、この上部連結フレーム26に主天板1のサイド部3を固定している。図示していないが、脚柱22の昇降体22bもブラケット(図示せず)を介してサイド部3に固定されている。従って、本実施形態では、脚柱22の昇降体22bと上部連結フレーム26とで請求項4の昇降部が構成されている。
【0052】
昇降体22bはカバー27(例えば図1参照)で覆われている。図示していないが、脚柱22の固定ケース22aには昇降体22bを固定するとめねじを設けている。
【0053】
例えば図5に示すように、上下の連結フレーム26,23後部間にはガスシリンダ28を配置している。ガスシリンダ28は上部に位置したアウター部材28aと、これに嵌入して下部に位置するインナー部材(図示せず)と、インナー部材の下端を固定すると共にアウター部材28aの昇降をガイドする固定筒28bとを備えており、固定筒28bは下部連結フレーム23に固定されている一方、図7及び図8に示すように、アウター部材28aの上端は、ブラケット29を介して上連結フレーム26に取り付けられている。
【0054】
ガスシリンダ28におけるアウター部材28aの上端にはロック解除用のプッシュバルブ30を突出している。そして、ブラケット29に、プッシュバルブ30を操作するためのレバー33を上下回動自在に取り付けしている。従って、レバー33を上方に引いてロックを解除することにより、天板群2,3,4の高さを調節することができる。ガスシリンダ28のアウター部材28aは蛇腹式等のカバー31で覆われている(図1参照)。
【0055】
ガスシリンダ28を後部に配置しているのは、天板群2,3,4やこれに載った物品群の重心が後部に位置しているからである。天板の昇降手段としては、リンク機構やねじ機構などの他のものも採用できるが、本実施形態のようにガスシリンダを使用すると、軽い力で昇降できる利点がある。ガスシリンダに代えて、手動式又は電動式の油圧シリンダを使用することも可能である。
【0056】
図1に部分的に示すように、主天板1におけるサイド部3の下方に棚32や籠等を設けることも可能である。棚32等の収納部はサイド部3から吊支しても良いし、脚柱22に固定しても良い。
【0057】
▲3▼.フロント部の支持機構
例えば図2に示すように、脚装置5を構成する上部連結フレーム26には左側に向けて延びる複数本の梁部材34を固定しており、この梁部材34に左右2本(3本以上でも良い)に固定レール35を溶接等によって固定している一方、主天板1のフロント部2には、前記固定レール35に前後スライド自在に嵌まる可動レール36をねじ止めによって固定している。
【0058】
固定レール35及び可動レール36は横向き開口の断面コ字状に形成されているが、上向き開口の断面C字状など様々の断面形状のものを使用できる。フロント部2のスライド支持手段としては、フロント部2に蟻溝状のガイド溝を形成して、このガイド溝を固定レールに嵌め入れるといったことも可能である。
【0059】
▲4▼.椅子の連結
図11及び図12に示すように、椅子のベース15は、中心部材38と、これから平面視で放射状に延びる5本(他の本数でも良い)の接地足39と、接地足39を覆う台錐状のカバー板40と、各接地足39の先端部に設けたキャスタ41とを備えている。キャスタ41は水平旋回自在で回転自在である。
【0060】
そして、ベース15の中心部材38に設けた軸受け筒42に、支持フレーム16に設けた回転筒(回転軸)43を嵌め入れている。回転筒43には、荷重を支える上フランジ44と、抜け止め手段の一例としてのスナップリング45を設けている。
【0061】
ベース15には半径外向きに延びる連結部材46を固着しており、この連結部材46の先端は、前部の脚柱22の下端に設けたボス部47に水平回動自在にはめ込まれている。ボス部47には抜け止め用のフランジ48を設けている。
【0062】
ところで、椅子6を全体として脚装置5に取り付けたままで梱包・運搬することも可能であるが、これでは、梱包及び運搬が面倒である。これに対して、スナップリング45のような着脱式又は係脱式の抜け止め手段を設けると、椅子6をベース15とその他の部分とに簡単に分離できるため、梱包及び運搬が容易になる利点がある。
【0063】
また、脚装置5における下部連結フレーム23はベース15の上面よりも上方に位置しているため、支持フレーム16を取り外すとベース15を下部連結フレーム23の下方に収納することができる。これにより、梱包や運搬を一層容易とすることができる。
【0064】
ベース15の全体をカバー板40で覆うと、人の足が引っ掛かることを防止して安全性を向上できる利点がある。また、着座した人がベース15を足載せ台代わりに使用できる利点もある。椅子6における支柱17の上端には把手49を設けている。このため、椅子6の回動操作を楽に行える。
【0065】
▲5▼.まとめ
以上の説明から既に理解できるように、例えば机の左側に壁や他の家具があっても、椅子を手前に引くことにより、何らの障害もなしに着座・離席することができる。また、不使用時に主天板のフロント部2を押し込むと共に椅子6も奥方向に旋回させておくことにより、すっきりと整理することができる。
【0066】
また、効果の欄において述べたように、主天板1のサイド部をカウンター代わりに使用して、家族等のコミュニケーションを図ることができる。また、脚柱22が3本以上であると昇降に際してのこじれが多くなってスムースな昇降が阻害される虞があるが、本実施形態では、脚装置5は2本の脚柱22を備えているに過ぎないため、昇降に際しての脚柱22のこじれが少なくて、天板群2,3,4の昇降をスムースに行うことができる。
【0067】
フロント部2の左側にサイド部3を配置して、特に左利きの人に対応することも可能である。また、フロント部2の左右両側にサイド部3を設けることも可能である。フロント部2の片側だけにサイド部3を設けて、フロント部2を挟んでサイド部3と反対側の部位にはキャビネットを設置するというようなコンビネーションを採用することも可能である。
【0068】
▲6▼.バリエーション
図4に一点鎖線で示すように、主天板2のフロント部3をその後部において両端支持の状態で支持しても良い。すなわち、水平フレーム24の先端部に伸縮式の脚柱22を設けて、3本の脚柱22で天板群1,4を支持しても良い。このようにすると、主天板1のフロント部2及び補助天板4の支持強度(安定性)を格段に向上できる。
【0069】
水平フレーム24の先端部に設けた脚柱22の昇降体22bを横桟34に固定しても良いし、左右脚柱22における昇降体22bを左右長手の上部連結フレーム26′で連結して、左右長手の上部連結フレーム26′に横桟34を固定しても良い。
【0070】
或いは、横桟34を使用せずに、左右長手の上部連結フレーム26′に固定レール35を直接に取付けることも可能である(この場合は、左右長手の上部連結フレーム26′は、固定レール35を安定した状態に保持できる前後幅寸法とすべきである)。
【0071】
左右脚柱22の固定ケース22aを左右横長の下部連結フレーム23′で連結してもよい。更に、図示していないが、脚装置5としては脚柱22を使用することには限らず、例えば中空で板状の脚体を使用することも可能である。
【0072】
また、水平フレーム24の先端から図4において手前に延びる補助水平フレームを設けて、この補助水平フレームの前後両端部又は前後中間部に脚柱を設けても良く、こうすると、主天板2のフロント部3の安定性を一層向上できる利点がある(この場合は、左右長手の上部連結フレーム23′と前後長手の上部連結フレーム26とを一体に構成して、左右長手の上部連結フレーム23′に固定レール35を取付けると良い)。
【0073】
(2).他の実施形態(図13〜図16)
図13に示す第2実施形態では、主天板1のフロント部2及び補助天板4とを平面視で前向き凹状に形成している。この例から推測できるように、本発明においては、天板2,3,4等を様々のデザインとすることができる。
【0074】
図14及び図15では第3実施形態を示している。図14は平面図、図15は図15のXV−XV 視断面図である。この実施形態では、椅子6を脚装置5に連結する手段として、椅子のベース15に固定した第1ねじ軸51と、脚柱22に回転自在に連結した第2ねじ軸52とを互いに逆ねじとして、これら両ねじ軸51,52にねじ軸53をねじ込んでいる。このため、ねじ筒53を回転操作することにより、椅子6が水平旋回する半径を調節することができる。
【0075】
このため、児童が机を使用するにおいて、成長に応じて椅子6の旋回半径を大きくすることにより、上半身と主天板1のサイド部3との間隔が狭まって圧迫感を受けることを防止できる。また、大人が使用する場合、その体格に応じて椅子6の位置を設定できる。
【0076】
図16では第4実施形態を示ている。この実施形態では、椅子の座19は、事務用回転椅子のようにベース15の中心部にガスシリンダ等の伸縮式支柱17を設けて、これに座19を取り付けいる。また、支柱17にステップ体54を高さ調節自在に取り付け、かつ、背もたれ20の前後位置も調節できるようになっている。
【0077】
このようにステップ体54付きの椅子6を使用すると、児童用の机であっても必ずしも天板2,3,4は昇降させる必要はない(但し、主天板のフロント部は前後スライド式とするのが好ましい)。
【0078】
(3).その他
本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば請求項1〜4の具体的展開においては、主天板は必ずしも片持ち梁状の状態で支持する必要はなく、両端支持の状態で支持しても良いのである。また、脚装置の構造・形状等も必要に応じて自由に設定することができる。
【0079】
脚装置に椅子を連結する連結手段も様々のものを採用できる。例えば、紐やワイヤー、チェーン等の条材で連結して、その連結長さを調節できるようにしても良い。収納棚を着脱式としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の全体斜視図である。
【図2】分離斜視図である。
【図3】正面図である。
【図4】右側面図である。
【図5】右側面図である。
【図6】図5のVI−VI視断面図である。
【図7】部分的な右側面図である。
【図8】図7の VIII−VIII視断面図である。
【図9】図3のIX−IX視断面図である。
【図10】図3の X−X視断面図である。
【図11】図3の XI−XI視断面図である。
【図12】椅子用ベースの平面図である。
【図13】第2実施形態の斜視図である。
【図14】第3実施形態の平面図である。
【図15】図14のXV−XV 視断面図である。
【図16】第4実施形態の椅子を示す図である。
【符号の説明】
1 主天板
2 フロント部
3 サイド部
4 補助天板
5 脚装置
6 椅子
7 中間支持体
8 収納部
15 ベース
17 支柱
19 座
20 背もたれ
22 脚柱
23,26 連結フレーム
24 水平フレーム
28 ガスシリンダ
Claims (5)
- 着座した人が筆記作業やキーボード操作を行える主天板と、この主天板の後部の上方に配置された補助天板と、これら主天板及び補助天板を支持する脚装置とが備えられており、
前記主天板は、着座した人が対向する部分に位置するフロント部と、着座した人の側方に位置するサイド部とを備えた平面視略L字状又はコ字状に形成されている、
机。 - 着座した人が筆記作業やキーボード操作を行える主天板と、この主天板を支持する脚装置とを必須の構成として備え、任意的に、主天板の後部の上方に適当な空間を空けて補助天板が配置されており、
前記主天板は、着座した人が対向する部分に位置するフロント部と、着座した人の側方に位置するサイド部とを備えた平面視略L字状又はコ字状に形成されている一方、
前記脚装置のうち平面視で天板におけるサイド部の前部と重なる部分の下端部に、キャスタ付きで且つ座が水平回転自在な椅子を、脚装置の前部を中心にして床面上を水平旋回動し得るように連結している、
机。 - 前記主天板のフロント部とサイド部とは別体に構成されており、サイド部は脚装置に固定されている一方、フロント部は、前記脚装置に設けたガイド手段にて前後スライド自在に支持されており、更に、補助天板の下面には、少なくとも手前側に開口した収納棚を設けている、
請求項1又は請求項2に記載した机。 - 前記脚装置は高さ調節自在な昇降部を備えており、この昇降部に前記天板を取付けている、
請求項1〜請求項3のうちの何れかに記載した机。 - 前記主天板はフロント部の片側だけにサイド部を設けて平面視で略L字状に形成されている一方、
前記脚装置は、主天板におけるサイド部の下方に配置された脚柱と、脚柱を自立させるために床面上において水平方向に延びる複数本の水平フレームとを備えており、前記脚柱の上端から正面視で水平横向きに張り出した支持フレームにより、主天板のフロント部を片持ち梁状の状態で支持している、
請求項1〜4のうちの何れかに記載した机。
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