JPH0511207Y2 - - Google Patents

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JPH0511207Y2
JPH0511207Y2 JP3491989U JP3491989U JPH0511207Y2 JP H0511207 Y2 JPH0511207 Y2 JP H0511207Y2 JP 3491989 U JP3491989 U JP 3491989U JP 3491989 U JP3491989 U JP 3491989U JP H0511207 Y2 JPH0511207 Y2 JP H0511207Y2
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furniture
threaded rod
arm
rod
nut
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  • Legs For Furniture In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、箪笥などの収納家具類の下部に設け
た車台に装備され、そのネジ棒を回動操作するこ
とにより、家具類が床面から浮上されると共にこ
れにより家具類の四隅の底面から移動用車輪が突
出するようにし、この車輪によつて家具類の移動
ができるようにした収納家具類の扛上移動装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の移動装置として、例えば実開昭
61−151537号公報に示されているように、収納家
具類の下部両側にその側面に沿つてねじ棒を架設
すると共にこのねじ棒にナツトを螺合し、このナ
ツトにリンクの一端を連結し、このリンクの他端
と、家具類の下部周壁に一端が連結されたリンク
の他端とにより車輪台を支承し、ハンドルでねじ
棒を回動してナツトをねじ棒に沿つて移動させて
リンクを傾動させ、この傾動によつて車輪台を上
下動させて家具類の四隅の底面から車輪を上下出
入させることにより、家具類を昇降させるように
したものが公知である。
このように従来この種の移動装置は、ネジ棒を
回動して車輪を上下動させることにより家具類を
昇降するようにしているので、車輪を下動させて
家具類を床面から浮上させた時、家具類の全荷重
が車輪の上下動機構であるリンクやネジ棒その他
に作用することになり、そのため上下動機構を丈
夫な構造に形成する必要があり、移動装置の重量
が大となる欠点があつた。しかも家具類の昇降時
には家具類の荷重がネジ棒に加わるので、ネジ棒
の回動に大きなトルクを要することになり、回動
操作を軽快に行なえない欠点もあつた。また従来
の移動装置は家具類と一体構成になつているの
で、その分家具類の重量が増加することになり、
家具類の重量化を招く難点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、このような従来の欠点を解決すべく
なしたもので、車輪を上下動させることなく車輪
を支持した車台に対して上部の収納家具類を昇降
できるようにすることにより、家具類の昇降を簡
単な構造で行えるようにすると共に、家具類の昇
降時、家具類の荷重がネジ棒等に作用する割合を
少なくして、ネジ棒の回動操作を軽快に行なえる
ようにし、また移動装置を家具類とは別体構成に
して別々に取扱えるようにし、家具類の軽量化を
果たせるようにした収納家具の扛上移動装置を提
供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本考案は、収納家具類の下部の台座内
の空間に、下面の四隅に移動用車輪が固定された
車台を配設し、この車台の上面の四隅に家具類持
上げ用アームをその基部を車台に枢着することに
よつて起伏回動自在に取付けると共に、この各ア
ームの回動先端を該アームの起上時、前記家具類
の底部への当接部とし、また前記車台の上面には
その両側のアーム間の中間に、一端側に左ネジ
部、他端側に右ネジ部が形成されたネジ棒を回動
自在に装架すると共にこの左右のネジ部に該ネジ
棒を回動によりそのネジ棒に沿つて移動するナツ
トを螺合し、またこの各ナツトとその両側方の各
アームとをロツドにより連結し、前記ネジ棒の回
動操作によりナツト及びロツドを介して各アーム
が同時に起伏作動されるようにしたものである。
〔作用〕
上記のように構成したので、収納家具類を移動
させる場合は、別途用意したハンドルなどでネジ
棒を回動して、左右のネジ部に螺合されたナツト
が互に接近するように各ナツトを移動させる。こ
のナツトの移動により各ロツドは同時に内側方向
へ牽引されるので、四隅のアームは徐々に起上さ
れその回動先端が家具類の底部に当接することに
なる。その後さらにネジ棒を回動することにより
家具類は上記四隅のアームによつて次第に持上げ
られて床面から浮上すると共に、これにより家具
類の底面から移動用車輪が突出することになる。
したがつてこの車輪によつて家具類の移動ができ
ることになる。
家具類の移動後は、ネジ棒を上記とは反対方向
に回動して、各ナツトが互に離間するようにナツ
トを移動させる。これにより各ロツドは同時に外
側方向へ押動されるので、四隅のアームは徐々に
伏倒される。そのため持上げられていた家具類は
下降され底面が着地して床面に定置されることに
なるのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。1は箪笥などの収納家具類Aの下部の台座B
内の空間に配設した車台で、角パイプを枠形に結
合することによつて外周が台座Bの内周とほぼ同
じ大きさとなるように形成されている。そしてこ
の車台1の下面の四隅には車輪取付板2が固着さ
れ、この各取付板2の下面に移動用車輪3が固定
されている。また車台1の上面の四隅、すなわち
各取付板2の上面には家具類持上げ用アーム4が
垂直な面で回動しうるようにその基部が車台1に
枢着されることによつて車台1の中心方向に起伏
自在に取付けられている。この各アーム4はその
基部の枢着部が車輪3の取付位置の直上となるよ
うに車台1に取付けるのが望ましい。このように
取付ける時は、持上げられた家具類Aの荷重の大
半が起上されたアーム4より車輪3に加わること
になるので、車台1を軽量構造に形成することが
可能になる。5は各アーム4の回動先端に転動自
在に軸着したローラで、アーム4の起上時、この
ローラ5が家具類Aの底部Cに当接するようにし
ている。このように実施する時は、アーム4によ
る家具類Aの昇降が極めて円滑に行えることにな
る。なお家具類Aの底部Cのローラ当接箇所には
補強板Dを取付けておくのが望ましい。この実施
例の場合、補強板Dは補強材Eを介して台座Bの
コーナー内周面から内方へ突設させることによつ
て底部Cのローラ当接箇所に配設されるようにし
ている。
6は車台1の上面に軸受7,7により支持され
ることによつて両側のアーム4,4間の中間に回
動自在に装架されたネジ棒で、一端側(前部側)
には左ネジ部6aが他端側(後部側)には右ネジ
部6bが形成されると共に、一端側は台座Bの内
周近傍に至るように延長形成され、この延長部の
端部がハンドル挿着部8に形成されている。9
a,9bは左右のネジ部6a,6bに螺合された
角ナツトで、各ナツト9a,9bの上下面にはそ
れぞれピン10,10が立設されている。
11,11はネジ棒6の両側に配設したロツド
連結用リンクで、上下部片11a,11bとその
上下部片11a,11b間を結合する側部片11
cとにより断面コ字形に形成されている。この各
リンク11は上下部片11a,11bを貫通する
枢軸12によつて車台1の上面に装着されると共
に、上下部片11a,11bの端部が互にナツト
9a,9bの上下面に重合され、その端部に穿設
された係合孔13,13にナツト9a,9bに立
設されたピン10,10が挿通されることによつ
て各ナツト9a,9bに係合されており、ネジ棒
6の回動によつて各ナツト9a,9bがネジ棒6
に沿つて移動されることにより、それぞれの枢軸
12を支点にして揺動されるようになつている。
14は各ナツト9a,9bとその両側方の各アー
ム4とを連結するロツドで、一端はリンク11の
上下部片11a,11b間に軸着されることによ
つてナツト9a,9bに連結され、他端はアーム
4の中間部に軸着されることによつてアーム4に
連結され、各リンク11の揺動によりストローク
作動されるようになつている。この各ロツド14
をリンク11に軸着する場合、リンク11の支点
である枢軸12とロツド軸着部との間の距離が、
枢軸12とナツト9a,9bとの係合部であるピ
ン10,10との間の距離よりも大となるように
設定して軸着するのが望ましい。このように設定
する時は、ネジ棒6が1回転する毎にナツト9
a,9bは左右のネジ部6a,6b上を1ピツチ
ずつ移動することになるが、このナツト9a,9
bの移動量よりもロツド14のストローク量が大
となるので、家具類Aの昇降時にネジ棒6を回す
回数が少なくてすむことになる。15は各ロツド
14の中間に介挿されたターンバツクルである。
16,16はネジ棒6に沿つてナツト9a,9
bの上方及び下方に架設されたナツト回り止用プ
レートで、ネジ棒6に沿つて穿設されたプレート
中央の長孔17,17に各ナツト9a,9bのピ
ン10,10の端部が挿入されており、ネジ棒6
の回動時、ナツト9a,9bの移動をガイドする
と共にナツト9a,9bがネジ棒6と同伴回動す
るのを防止している。18は車台1の上面に張設
した上面板、19はカバー板で、何れもリンク1
1の配設箇所には透孔20,21が穿設され、リ
ンク11の揺動に支障が生じないようにしてい
る。
上記のように構成したので、収納家具類Aを移
動させる場合は、別途用意したハンドルEを台座
Bの側面に穿設されたハンドル挿通孔Gに差し込
んでネジ棒6のハンドル装着部8に装着し、この
ハンドルFでネジ棒6を回動して、左右のネジ部
6a,6bに螺合されたナツト9a,9bが互に
接近するように各ナツト9a,9bを移動させ
る。このナツト9a,9bの移動により各リンク
11はその枢軸12を支点としてナツト9a,9
bの移動方向にそれぞれ揺動されるので(第2図
2点鎖線参照)、各ロツド14は同時に内側方向
へ牽引されることになり、四隅のアーム4は徐々
に起上され先端のローラ5が家具類Aの底部Cで
ある補強板Dに当接することになる。その後さら
にネジ棒6を回動することにより、家具類Aは四
隅のアーム4によつて次第に持上げられて床面H
から浮上すると共にこれにより家具類Aの底面か
ら車輪3が突出することになる(第4図2点鎖線
参照)。したがつてこの車輪3によつて家具類A
の移動ができることになる。
家具類Aの移動後は、ネジ棒6を上記とは反対
方向に回動して、左右のネジ部6a,6bに螺合
されたナツト9a,9bが互に離間するように各
ナツト9a,9bを移動させる。これにより各リ
ンク11は上記とは反対方向にそれぞれ揺動され
るので、各ロツド14は同時に外側方向へ押動さ
れることになり、四隅のアーム4は徐々に伏倒さ
れる。そのため持上げられていた家具類Aは下降
され底面が着地して床面Hに定置されることにな
る。
なお本考案は、洋服箪笥や整理箪笥などの収納
家具類Aの扛上移動装置として実施するほか、間
仕切り兼用として構成された収納家具類に対して
も同様に実施することができる。
〔考案の効果〕 以上説明したように本考案は、車台の下面に移
動用車輪を固定すると共にこの車台の上面に家具
類持上げ用アームを起伏自在に取付け、このアー
ムをネジ棒の回動操作により起伏作動させて家具
類を昇降させるようにしたので、車台に対する移
動用車輪の取付けを簡略化できるうえ、アームも
その基部を車台に対して枢着させるだけでよいの
で、家具類の昇降を簡単な構成で行える扛上移動
装置を提供することができる。
しかも家具類の昇降時、家具類の荷重は起上さ
れたアームに対する分力のみがネジ棒に作用する
だけとなるので、家具類の昇降時でもネジ棒の回
動に要するトルクが小さくてすむことになり、ネ
ジ棒の回動操作を軽快に行うことができる。
また本考案によると、車台を家具類の台座内の
空間に配設するだけで実施できるので、家具類と
扛上移動装置を別々に取扱えることになり、収納
家具類の軽量化を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す切欠平面図、第
2図は同上のネジ棒部分の拡大平面図、第3図は
第2図−に沿つて切断したネジ棒部分の断面
図、第4図は第1図の移動用車輪部分の切欠拡大
側面図である。 1……車台、3……移動用車輪、4……家具類
持上げ用アーム、6……ネジ棒、6a……左ネジ
部、6b……右ネジ部、9a,9b……ナツト、
14……ロツド、A……収納家具類、B……台
座、C……収納家具類の底部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 収納家具類の下部の台座内の空間に、下面の四
    隅に移動用車輪が固定された車台を配設し、この
    車台の上面の四隅に家具類持上げ用アームをその
    基部を車台に枢着することによつて起伏自在に取
    付けると共に、この各アームの回動先端を該アー
    ムの起上時、前記家具類の底部への当接部とし、
    また前記車台の上面にはその両側のアーム間の中
    間に、一端側に左ネジ部、他端側に右ネジ部が形
    成されたネジ棒を回動自在に装架せしめ、さらに
    上記左右のネジ部に該ネジ棒を回動によりそのネ
    ジ棒に沿つて移動するナツトを螺合し、またこの
    各ナツトとその両側方の各アームとをロツドによ
    り連結し、前記ネジ棒の回動操作によりナツト及
    びロツドを介して各アームが同時に起伏作動され
    るようにした収納家具類の扛上移動装置。
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