JP5177353B2 - 移動家具、天板付き家具及び椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、キャスターのロック状態及びロック解除状態の切替を簡単な操作で適切に行い得るようにした移動家具等に関するものである。
ロック機能付きのキャスターを備えた移動家具の代表的なものとして、例えば会議テーブル等が知られている。この種のテーブルは、脚の下端部にキャスターがそれぞれ設けられ、各々のキャスターにロック装置が付帯されていて、それらのキャスターを全てロック状態にすることによってテーブルを安定使用可能な状態にし、ロック解除状態にすることによってテーブルを移動可能な状態にするようにしている。
しかしながら、このような構造のものは、各キャスターに付帯するロック装置を個別に操作しなければならないため、操作が煩雑であり、またキャスターは床に近い部位に位置するため、屈み込んだ無理な姿勢を強いられるという操作上の不具合がある。
そこで、このような不具合を解消するものとして、例えば特許文献1,2等に示されるものが提案されている。
特許文献1に示すものは、キャスターをリンクに支持させ、このリンクを、脚の上端部に水平方向に突出させた操作レバーにより操作可能として、操作レバーの操作位置に応じてリンクを作動させ、キャスターを固定脚よりも下方へ突出させる滑動状態と固定脚よりも上方へ待機させる静止状態とに選択的に切替えて利用するようにしている。
また、特許文献2に示すものは、対をなすキャスターを支柱の上端部であって天板の下方位置に回転可能に取り付けたU字パイプ状の操作レバーにより操作可能として、操作レバーの操作位置に応じて、キャスターのロック状態若しくはロック解除状態を選択的に切替え得るようにしている。
特開平11−113641号公報 特開2006−61257号公報
このように、従来における操作レバーの取扱いは、特許文献1のようにテーブルの意匠的外観を極力損ねないように外部から視認され難い位置を選択してコンパクトに配置するか、或いは特許文献2のように思い切って十分な大きさのものを構成して配置するか、何れかの態様を選択しているのが通例である。このため、前者では操作レバーを設ける位置が制約を受け易く、後者では外観が犠牲になり易いという不具合がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、複数のキャスターのロック状態を同時に切り替え得る操作部を、家具の外観を極力損ねず且つ操作に適した位置を選択して配置できるようにした新規有用な移動家具等を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の移動家具は、複数の脚を有する家具本体を各々の脚に取付けられたキャスターに支持させてなる移動家具であって、前記脚の基端部同士を連結する脚連結部を架材と横カバーとにより構成し、この横カバーの側面に凹部を設けて少なくとも2以上のキャスターのロック状態及びロック解除状態の切替を一体に行う操作部を受容するとともに、横カバーには前記凹部の上方に位置して操作部を操作する際に利用可能な手掛かり部を設け、操作部が、操作時に家具本体の表面から突出または没入し、非操作時に家具本体のラインの一部を構成するようにしたことを特徴とする。
このようにすれば、必要なときには操作部を引き出し、押し込み、或いは回転させるなどして利用することができ、不必要なときには操作部を家具本体のラインを乱さない状態に収めることができるので、操作部を操作に適した位置に配置しても、家具本体の外観を損ねることを有効に回避することができる。そして、操作部に手を差し込んで手掛かり部を利用しながら指先を操作部、例えば指掛け部に引っ掛け、その状態で操作部を容易に操作することができる。また、この操作部の操作によって、各々対をなす脚に付帯するキャスターのロック状態を同時に解除してそのままキャスターを介してテーブルを移動させることができ、移動家具の取扱いの便を有効に向上させることが可能となる。
また、前記手掛かり部が横カバーに突設されている場合には、操作部を手掛かり部の表面まで容易に引き出すことができる。
引き出しタイプの操作を可能にするためには、操作部が操作時に家具本体の表面から突出し、非操作時に家具本体のラインの一部を構成する位置に復帰するように構成すればよい。
また、押しボタンタイプの操作を可能にするためには、操作部が操作時に家具本体の表面から没入し、非操作時に家具本体のラインの一部を構成する位置に復帰するように構成すればよい。
家具本体に大掛かりな伝達機構を組み込むことを不要にし、操作部の配置の自由度も有効に高めるためには、各キャスターと操作部との間がワイヤー等からなる可撓性伝達要素を介して接続されていることが望ましい。
以上を踏まえて構成される移動家具としては、天板付き家具や椅子などが挙げられる。
本発明は、以上説明した構成であるから、操作部を家具本体の所要箇所に目立ち難い状態で配置することができ、これにより家具の外観を損ねることなく操作部による適切な操作を担保して、移動家具の移動状態と静止状態の切替操作に伴う使い勝手を有効に向上させることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る天板付き家具であるテーブルTを示している。このテーブルTは、テーブル本体1を2対のキャスター2に支持させてなるもので、少なくとも天板6の幅方向端部において対をなす2つのキャスター2のロック状態及びロック解除状態の切替を一体に行う操作部3を、非操作時にテーブル本体1のラインの一部に滑らかに連続するように当該テーブル本体1の一部に設けている。
具体的に説明すると、このテーブル本体1は、一対の脚4の基端部間を脚連結部5で連結した図2に示す脚構造体1Aに天板6を支持してなるものである。
脚4は、図1〜図3に示すように、脚支柱41に脚カバー42を取り付けてなるもので、一対の脚支柱41は天板6の奥行き方向に沿って対をなし、これらの脚支柱41が基端部41aから先端部41bに向けて開脚するように脚連結部5の構成要素である架材51に連結されている。脚支柱41には、脚カバー42を装着することによって閉止される部位に中空部41xが設けられ、この中空部41xにキャスター2と操作部3との間を接続するワイヤー式の可撓性伝達要素7が収容されるようにしている。勿論、脚4の内部に可撓性伝達要素7を収容することができれば、脚4の具体的構造は図示例以外の構造でも構わない。脚カバー42は、キャスタ2を取り付ける前に脚支柱41の先端部41bから基端部41aに向かって嵌め込むことにより取り付けられるが、内カバーと外カバーに分割して左右から嵌め合わせるように構成しても構わない。
キャスター2は、脚支柱41の先端部41bにねじ込み構造等によって取り付けられるもので、図4に原理的に示すように内部にロック装置8を組み込んでいる。このロック装置8はロック部材80を有し、ロック部材80は通常時はバネ81に押し付けられることにより同図(b)のように下方に突出して第1のロック部80aでキャスター2の車輪20と凹凸係合するなどして回転を禁止するとともに、第2のロック部80bでキャスター2の縦軸21とスプライン結合するなどして首振りを禁止するものであり、このロック部材80の操作端には可撓性伝達要素7を構成するワイヤー71が接続してある。そして、ロック部材80がワイヤー71によって同図(b)→(a)のように引き上げられた際に、両ロック部80a、80bの車輪20及び縦軸21とのロック状態を解除し得るものである。このような原理に基づくロック装置8は実際には種々の具体的構造によって実現することができる。
一方、脚連結部5は、図2及び図3に示した架材51と横カバー52とからなるもので、架材51は上面に天板受け面51aを有し、天板6はその天板受け面51a上に載せ置いて下方からねじ等により固定される。
横カバー52は、一部が上向き凹状をなし、架材51に下方から被せられて、少なくとも天板幅方向外側に位置する側面52aが平断面コ字形をなす脚カバー42の上端部側面42aに面一に連続するように構成されたもので、当該横カバー52の側面52aの中央部に操作部3を受容する凹部52xを設け、その上方に操作部3を引き出し易くするための手掛かり部52zを突設している。横カバー52の凹部52xは、操作部3を出し入れする側から見た場合、図5に示すように3辺52x1、52x2、52x3によって囲まれ、残り1辺52x4が指を掛ける側である下方にむけて一部開放された切欠窓状をなす。そして、この凹部52xに操作部3を出し入れ可能に装着している。
操作部3は、天板6の幅方向に沿って図6→図7に示すように凹部52x内にスライド可能に収容される引き手状のもので、横カバー52内には図5及び図6等に示すように操作部3の内方端近傍において一対のリンク81が鉛直軸n1を介して回転可能に取り付けてあり、これらのリンク81の一端部81aを鉛直軸n2を介して操作部3の一部30に接続している。また、前記鉛直軸n1を挟んでリンク81の一端部81aと反対側に位置する他端部81b側には、その近傍に鉛直軸n3を介して回転可能に配置したワイヤー保持部82が係り合わせてあり、横カバー52の両端に設けた開放部52yを介して脚4の中空部41xから引き出した可撓性伝達要素7のチューブ72を横カバー52内に設けたチューブ保持部83に保持させ、チューブ72から引き出したワイヤー71の他端をワイヤー保持部82に保持させている。
すなわち、操作部3は通常、図2及び図7等に示すように凹部52x内に収容された位置にあり、この位置から操作部3を図2→図8、図7→図6のように天板6の幅方向に引き出して突出させることによって、リンク81が作動してワイヤー保持部82をワイヤー71を引っ張る方向に移動させ、この結果、チューブ72内をワイヤー71が移動して、図4に示したロック装置8のロック部材80を同図(b)→(a)のように引き上げてロック状態を解除し得るようにしている。
操作部3は、化粧板31の下方に図5に破線で示すような指掛け部32が凹設された概略ブロック体状のもので、化粧板31の幅方向縁部31a2、31a3間の幅寸法及び上下の縁部31a1、31a4間の上下寸法が同図の横カバー52に設けた凹部52xの左右の側辺52x2、52x3間の幅寸法及び上下辺52x1、52x4間の上下寸法よりも僅かに小さい値に設定されており、操作部3を凹部52xに嵌め合わせて図6→図7あるいは図8→図2に示すように凹部52x内に押し込むことによって、操作部3の化粧板31の表面が少なくとも横カバー52の凹部52xを形成する左右の側辺52x2、52x3を介して当該横カバー52xの側面52aにほぼ面一に連続するようにしている。すなわち、操作部3の非操作時には、操作部3の化粧板31の表面は図2及び図7に示すように脚4を構成する脚カバー42の上端部側面42aや脚連結部5の横カバー52の側面52aから殆ど突出(或いは没入)せず、これらとともに脚構造体1Aのラインの一部を滑らかに構成するものとなっている。操作部3の色や材質を脚カバー42や横カバー52の色や材質と同等若しくは近似したものにすれば、操作部3を非操作時において更に脚構造体1Aの一部に渾然一体に同化させることができる。また、操作部31を引き出した際には、図8に示すように化粧板31の表面は手掛かり部52zの表面近くにまで引き出されるようにしている。
そして、このように構成された図1のテーブルTは、天板6の幅方向両端から2人一組となって、当該天板6の下方に位置する操作部3に手を差し込んで手掛かり部52zを利用しながら指先を操作部3の指掛け部32に引っ掛け、その状態で外側に引き出すことによって、各々対をなす脚4,4に付帯するキャスター2,2のロック状態を同時に解除してそのままキャスター2を介してテーブルTを移動させることができ、操作力を解除することによって、操作部3は再び凹部52x内に収まって脚構造体1Aのラインの一部そのものをなし、キャスター2を再びロック状態に保持することができる。
以上のように、この実施形態の移動家具たる天板付き家具、すなわちテーブルTは、複数の脚4,4を有する家具本体であるテーブル本体1を各々の脚4、4に取付けられたキャスター2に支持させてなる移動家具であって、前記脚4,4の基端部同士を連結する脚連結部5を架材51と横カバー52とにより構成し、この横カバー52の側面52aに凹部52xを設けて少なくとも2以上のキャスター2のロック状態及びロック解除状態の切替を一体に行う操作部3を受容するとともに、横カバー52には前記凹部52xの上方に位置して操作部3を操作する際に利用可能な手掛かり部52zを設け、操作部3が、操作時にテーブル本体1の表面から突出し、非操作時にテーブル本体1のラインの一部を構成するようにしたものである。
このようにすれば、必要なときには操作部3を引き出して利用し、不必要なときには操作部3をテーブル本体1のラインを乱さない状態となる位置に復帰させて収めることができるので、操作部3を図1のようにテーブルTの端部側から視認され易い位置に配置しても、テーブル本体1の外観を損ねることを有効に回避することができる。そして、操作部3に手を差し込んで手掛かり部52zを利用しながら指先を操作部3、例えば指掛け部32に引っ掛け、その状態で操作部を容易に操作することができる。また、この操作部3の操作によって、各々対をなす脚に付帯するキャスター2のロック状態を同時に解除してそのままキャスター2を介してテーブルTを移動させることができ、テーブルTの取扱いの便を有効に向上させることが可能となる。また、前記手掛かり部52zが横カバー52に突設されているので、操作部3を手掛かり部52zの表面まで容易に引き出すことができる。
特に、操作部3は操作時にテーブル本体1の表面から突出し、非操作時にテーブル本体1のラインの一部を構成する位置、すなわち、通常位置から見た場合に外観に現われ易い部位すなわち化粧板31の表面がテーブル本体1の一部をなす脚構造体1Aの横カバー52の側面52aから殆ど突出しない位置に復帰するようにしているので、引き出しタイプの操作部3としての適切な操作性を担保しつつ、非操作時における良好な外観を維持することができる。
また、各キャスター2と操作部3との間をワイヤー等からなる可撓性伝達要素7を介して接続しているので、複雑で大掛かりなリンク等をテーブル本体1、特に脚4の内部に組み込まずに済み、操作部3が設けられた位置にまで可撓性伝達要素7を適切に引き回して操作力の伝達を実現することができる。
そして、この実施形態は、テーブル本体1が複数の脚4を有し、各々の脚4の先端部にキャスター2が取り付けられているものであって、脚4の基端部同士を連結する脚連結部5に、各々対をなすキャスター2のロック状態及びロック解除状態の切替を一体に行う操作部3を設けているため、高い位置で操作部3を操作することができ、屈み込んで個別にキャスター2のロック状態を切り替えるといった不都合を一掃することができる。
以上のように、この実施形態のテーブルTは、天板6の幅方向端部近傍にそれぞれ対をなす脚4を備え、各々の脚4の先端部にキャスター2が取り付けられるものであって、それぞれの端部において対をなすキャスター2のロック状態及びロック解除状態の切替を一体に行う操作部3を、天板6の端部近傍の下面側に位置する脚連結部5の一部に突没可能に、かつ非操作時に当該操作部3のうち主に外観に現われる部位が脚連結部5のラインに滑らかに連続するように設けたものであるが、操作部3は脚連結部5から更にテーブル本体1の主機能部側へ変位した部位、例えば天板受けが脚連結部5から更に高い位置にある場合にはこの天板受けに設けたり、さらには棚や天板の一部などに設けること等も可能である。棚や天板の一部に操作部を設ける場合には、幅方向中央付近に全てのキャスターからの可撓性伝達要素を集めて単一の操作部で同時ロックあるいは同時ロック解除可能に構成することなども可能となる。
また、上記実施形態では横カバー52内にリンク81等を配置して操作部3と可撓性伝達要素7との間を接続したが、例えば可撓性伝達要素7のワイヤー71をスプロケット等を経て直接操作部3の一部30に接続することで、操作部3に加える操作力をリンク等を介さずにロック装置8に直接伝達するように構成することも可能である。
さらにまた、上記実施形態では、操作部3が操作時に家具本体であるテーブル本体1の表面から突出し、非操作時に家具本体のラインの一部を構成する位置に復帰するように構成したものであったが、逆に操作部が操作時に家具本体の表面から没入し、非操作時に家具本体のラインの一部を構成する位置に復帰するような押しボタンタイプの操作部としても勿論、構成可能である。
さらに、上記実施形態では、ロック時、ロック解除時のいかんによらず、操作力を解除すると所定位置に復帰するように構成されており、操作力を加えていない時を非操作時として捉えたが、操作部が操作ごとに背反的に家具本体から突出(あるいは没入)した位置と家具本体に連続する位置とに保持されるラッチ機能付きのものである場合には、操作部に操作力を加えず且つキャスターがロック状態にある時を非操作時と捉えて本発明を有効に適用することができる。
さらに、図9に示すものは、天板6の幅方向の一方の端部にのみ対をなすキャスター2を備えた脚構造体1Aが配置され、他方は鉛直軸n回りに旋回可能に支持されているようなテーブルT´であって、その脚構造体1Aに上記と同様にして操作部3を設けたものである。このような構造のテーブルT´は、特に旋回し易いために使用時にキャスター2をロック状態に保持することが不可欠となるが、天板6の幅方向の一方の端部にのみ操作部3を設けておけばキャスター2のロック状態及びロック解除状態の切替によるテーブルT´の移動や固定が可能であり、かつ一人の利用者のみにて操作し得るので、取り扱いの便は更に向上されるものとなる。
勿論、上記実施形態のように天板6の幅方向両端部にそれぞれ操作部3があるような場合であっても、天板6の幅寸法が一人で両操作部3を操作できる程度に幅狭なものであれば一人で切替操作が可能であるし、或いは、既述したように4つのキャスターのロック状態及びロック解除状態の切替を同時に行い得る位置に単一の操作部を設ければ、天板の大きさに関係なく一人で操作することが可能となる。
さらにまた、本発明の適用対象である移動家具は、上記のテーブルのような天板付き家具に限定されず、例えば図10に示すような椅子Cにも適用が可能である。図示例の椅子Cは、椅子本体101を支持する位置に複数のパイプ状の脚104を備え、各々の脚104の先端部に前記と同様のロック機能付きのキャスター102が取り付けられていて、各々対をなすキャスター102のロック状態及びロック解除状態の切替を一体に行う操作部103を、椅子本体101を構成する座101aの下面側に位置する脚連結部(若しくは座受部)105に突没可能に、かつ非操作時に当該操作部103のうち外観に現われる部位が椅子本体101の周辺のラインに滑らかに連続するように設けたものであり、特に着座したままでキャスター102の滑動状態を制御できる場所に操作部103を見栄え良く配置できる点で極めて有用なものとなり得る。図中破線で示すものはキャスター102と操作部103との間を接続する可撓性伝達要素107である。勿論、脚羽根タイプの椅子においても、脚羽根から支柱を介して座受側に可撓性伝達要素を立ち上げることができれば、同様の作用効果を奏することができる。
そして、以上において操作部が設けられる家具本体の表面は、勿論平坦な面に限らず、家具本体の表面が湾曲している場合には、非操作時にその湾曲に沿って家具本体のラインを構成するように操作部の表面を湾曲させて構成すればよい。
以上、本発明の一実施形態及び種々の変形例について説明したが、各部の具体的な構成は上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態を適用した天板付き家具であるテーブルの斜視図。 同テーブルを構成する脚構造体の斜視図。 図2の分解図。 同実施形態のテーブルに付帯するキャスターのロック機能を説明する原理図。 図2の脚構造体を構成する横カバー、操作部及び周辺構造を分解した斜視図。 図5を組み立てた状態を一部破断して示す平面図。 図6に対応した作用説明図。 図7に対応した作用説明図。 本発明の他の実施形態に係るテーブルを示す斜視図。 本発明のさらに他の実施形態に係る椅子を示す斜視図。
符号の説明
1…家具本体(テーブル本体)
2…キャスター
3…操作部
4…脚
5…脚連結部
6…天板
7…可撓性伝達要素
101…家具本体(椅子本体)
102…キャスター
103…操作部
104…脚
107…可撓性伝達要素
T…移動家具(テーブル)
C…移動家具(椅子)

Claims (5)

  1. 複数の脚を有する家具本体を各々の脚に取付けられたキャスターに支持させてなる移動家具であって、前記脚の基端部同士を連結する脚連結部を架材と横カバーとにより構成し、この横カバーの側面に凹部を設けて少なくとも2以上のキャスターのロック状態及びロック解除状態の切替を一体に行う操作部を受容するとともに、横カバーには前記凹部の上方に位置して操作部を操作する際に利用可能な手掛かり部を設け、操作部が、操作時に家具本体の表面から突出または没入してキャスターのロックを解除し、非操作時に家具本体のラインの一部を構成する位置に復帰してキャスターをロックするようにしたことを特徴とする移動家具。
  2. 手掛かり部は、横カバーの側面に突設されている請求項1記載の移動家具。
  3. 操作部は操作時に家具本体の表面から突出し、非操作時に家具本体のラインの一部を構成する位置に復帰する請求項1又は2記載の移動家具。
  4. 操作部は操作時に家具本体の表面から没入し、非操作時に家具本体のラインの一部を構成する位置に復帰する請求項記載の移動家具
  5. 各キャスターと操作部との間がワイヤー等からなる可撓性伝達要素を介して接続されている請求項1〜4何れかに記載の移動家具。
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