JP3860245B2 - 電子機器用ハウジングの操作入力機構 - Google Patents

電子機器用ハウジングの操作入力機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器用ハウジングの表面に配置されて、加えられた作用力に応じて、電子機器用ハウジング内部のスイッチ機構にスイッチング動作を入力する操作部材を備える操作入力機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器では、例えばタクトスイッチといったスイッチ機構を用いて、使用者が加える作用力によって電子機器のオン/オフ動作を入力する操作入力機構が一般に用いられている。操作部材は、電子機器用ハウジングの表面にほぼ面一で露出される表面を有し、この表面に使用者の作用力が加えられる。作用力が加わると、操作部材が引っ込み、その引っ込み動作がタクトスイッチのオン/オフ動作を引き起こす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
電子機器用ハウジングは立体的に形成されていることから、ハウジングの表面には、任意の角度(通常は90度)で交わる2つの平面内に広がって屈曲壁を通じて連結される第1および第2壁が複数の組合せで存在する。例えば、ページャでいえば、液晶画面を囲む表面壁と、この表面壁の周縁から一体に延びる周壁とがそういった組合せに該当する。
【0004】
しかしながら、これまでのところ、そうした2つの平面に跨った表面を露出させることができる操作部材を持った操作入力機構は知られていない。特に、携帯用電子機器では、操作時に頻繁に操作部材がハウジングから脱落することは好ましくなく、また、携帯時に携帯者の衣服等から静電気が進入するような開口を大きくハウジングに設けることも好ましくない。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、少なくとも2つの平面に跨って広がる操作部材を用いることによって外観デザイン上の幅を広げることのできる操作入力機構を提供することを目的とする。また、本発明は、屈曲部に沿って広がる操作部材を用いた場合でも、操作部材の電子機器用ハウジングからの離脱を確実に防止することができる操作入力機構を提供することを目的とする。さらに、本発明は、操作部材の取り付けにあたってハウジングにできる限り小さな開口を形成するだけで済む操作入力機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1発明によれば、任意の角度で互いに交わる2つの平面内に広がる第1および第2壁を屈曲壁を通じて連結する電子機器用ハウジングと、この電子機器用ハウジングの表面に配置されて、加えられた作用力に応じて、電子機器用ハウジング内部のスイッチ機構にスイッチング動作を入力する操作部材とを備える操作入力機構において、前記操作部材には、前記第1および第2壁に沿って広がる表面を露出させる部材本体と、この部材本体の内面から延びて前記スイッチ機構に達する作用力伝達腕とが設けられ、前記操作部材と電子機器用ハウジングとの間には、加えられた作用力に応じて部材本体を作用力入力位置に揺動させ、作用力伝達腕を介して作用力をスイッチ機構に入力させる揺動機構を含み、前記揺動機構は、前記電子機器用ハウジングによって構成され揺動中心を形成する仮想円柱と、部材本体の内面から延びて、仮想円柱の少なくとも半円周に噛み合わさる揺動溝を形成する第1揺動突片と、部材本体の内面から延びて、仮想円柱の軸方向に沿った揺動溝の両側で前記半円周に連続した部分円周に接する湾曲面を形成する1対の第2揺動突片とを備えること、を特徴とする。
【0007】
かかる構成によれば、電子機器用ハウジング内部のスイッチ機構にスイッチング動作を入力する際には、露出された部材本体の表面に作用力を加える。加えられた作用力は、揺動機構を通じて部材本体を作用力入力位置に揺動させる。この揺動によって、作用力伝達腕が作用力をスイッチ機構に伝達する。揺動機構によって、第1および第2壁に跨って広がる表面を露出させる部材本体を採用することが可能となる。
【0008】
また、第2発明によれば、第1発明に係る電子機器用ハウジングの操作入力機構において、前電子機器用ハウジングに形成されて、前記作用力伝達腕の進入を許容する伝達腕開口と、前記電子機器用ハウジングに形成されて、前記第1および第2揺動突片の進入を許容する第1および第2突片開口とを備えることを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、部材本体から延びる作用力伝達腕や第1および第2揺動突片の進入を許容する伝達腕開口や第1および第2突片開口を設けるだけで、揺動機構を構成することができる。その結果、部材本体に対して小さな開口を電子機器用ハウジングに設ければよいので、静電気等が電子機器用ハウジングの内部に侵入することをできる限り防止することができる。
【0010】
さらに、第3発明によれば、第1発明又は第2発明に係る電子機器用ハウジングの操作入力機構において、前記電子機器用ハウジングの表面には、前記部材本体を受容する窪みが形成されることを特徴とする。
【0011】
かかる構成によれば、部材本体が窪みに受容されることから、部材本体に加わる作用力の方向は限定される。その結果、部材本体が電子機器用ハウジングから外れる方向へ作用力が加わることを防止することができる。操作部材の電子機器用ハウジングからの脱落は防止される。
【0012】
さらにまた、第4発明によれば、第2または第3発明に係る電子機器用ハウジングの操作入力機構において、前記作用力伝達腕には、部材本体の揺動時に伝達腕開口周縁に係合して伝達腕開口からの作用力伝達腕の抜けを防止する抜け規制突片が形成されることを特徴とする。その結果、電子機器用ハウジングから操作部材が抜け落ちることを一層確実に防止することができる。
【0013】
さらにまた、第5発明によれば、第1発明から第4発明のいずれか1発明に係る電子機器用ハウジングの操作入力機構において、前記揺動機構には、部材本体の内面から延びて前記電子機器用ハウジングの内面に対向し、前記仮想円柱から前記第1および第2揺動突片が外れる方向への操作部材の移動を規制する脱落防止腕が設けられることを特徴とする。その結果、電子機器用ハウジングから操作部材が抜け落ちることを一層確実に防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態を説明する。
【0017】
図1は本発明に係る操作入力機構が適用された電子機器の一例としてのページャPGを示す。このページャPGは、上半体10aおよび下半体10bからなる合成樹脂成形のハウジング10を備える。上半体10aは、ハウジング10の内部に収容された液晶画面11を露出させるほぼ矩形の表示窓12を有する。この表示窓12は、第1壁としての枠壁13に囲まれ、この枠壁13の周囲には、屈曲壁を介して第2壁としての4面の周囲壁14が連結される。この場合、枠壁13が含まれる平面と、周囲壁が含まれる4つの平面14とは互いにほぼ直角で交わっている。液晶画面11は、ハウジング10に収容された電子回路(図示せず)からの制御信号によって所定の表示を行うことができる。
【0018】
ハウジング10の表面には、ハウジング10と協働して第1〜第3操作入力機構S1〜S3を構成する合成樹脂成形の第1〜第3操作部材15〜17が配置される。これらの操作部材15〜17を通じて、電子回路に組み込まれたスイッチ機構にスイッチング動作を入力することができる。例えば、このページャPGでは、第1および第2操作部材15、16を用いて液晶画面11に映し出された表示を変更させたり、第3操作部材17を用いて液晶画面11を照らす発光装置 (図示せず)を点灯させたりすることができる。
【0019】
第1操作入力機構S1では、第1壁としての枠壁13と第2壁としての周囲壁14とに跨って広がる表面を露出させる部材本体18と、図3から明らかなように、部材本体18の内面から延びてスイッチ機構に達するリブ状の作用力伝達腕19とが設けられる。第1操作部材15とハウジング10との間には、加えられた作用力に応じて部材本体18を作用力入力位置に揺動させ、作用力伝達腕19を介して作用力をスイッチ機構に入力させる揺動機構が設けられる。
【0020】
揺動機構は、揺動中心を形成する仮想円柱回りで部材本体18を揺動させる。この揺動機構では、仮想円柱の少なくとも半円周に噛み合わさる揺動溝20を形成する第1揺動突片21と、仮想円柱の軸方向に沿った揺動溝20の両側で前記半円周に連続した部分円周に接する湾曲面22を形成する1対の第2揺動突片23と、第1操作部材15がハウジング10に装着された際にハウジング10内面に対向し、仮想円柱から第1および第2揺動突片21、23が外れる方向への第1操作部材15の移動を規制する脱落防止腕24とが部材本体18の内面から延びる。第1揺動突片21を挟むように1対の第2揺動突片23を設けたことによって、第1操作部材15の揺動を安定化させることができる。この揺動機構では、脱落防止腕24が第2揺動突片23の先端から一体に延びている。
【0021】
一方、ハウジング10の上半体10aの表面には、部材本体18を受容する窪み25が形成される。図4を併せて参照し、この窪み25の底面には、作用力伝達腕19の進入を許容する伝達腕開口26と、第1および第2揺動突片21、23の進入を許容する第1および第2突片開口27、28とが形成される。この揺動機構では、伝達腕開口26と第1突片開口27とは一体化されている。しかも、第1突片開口27の周縁には、揺動溝20が噛み合う仮想円柱の半円周を構成する断面半円形の半円面29が形成され、第2突片開口28の周縁には、湾曲面22が接する仮想円柱の部分円周を構成する部分円面30が形成される。
【0022】
なお、図3から明らかなように、作用力伝達腕19の先端には、部材本体18の揺動時に伝達腕開口26周縁に係合して伝達腕開口26からの作用力伝達腕19の抜けを防止する抜け規制突片31が形成されている。
【0023】
第2操作入力機構S2は、第1操作入力機構S1と同様の構成を有するので、同一部分には同一の参照符号を付することによってその詳細な説明は省略する。
【0024】
第3操作入力機構S3では、第3操作部材17が第1および第2操作部材15、16よりも幅狭に形成されることから、揺動機構を一層コンパクトに構成している点を特徴としている。例えば、図3および図5を比較すると明らかなように、第1操作部材15では、作用力伝達腕19から所定の間隔をおいて1対の第1揺動突片21が部材本体18の内面から延びるのに対し、第3操作部材17では、作用力伝達腕19の両側から作用力伝達腕19に隣接して1対の第1揺動突片21が部材本体18の内面から延びている。また、第1操作部材15では、第2揺動突片23の先端から脱落防止腕24が延びるが、この第3操作部材17では、作用力伝達腕19先端の抜け規制突片31から連続するように脱落防止腕24が延びている。
【0025】
こういった第3操作部材17の構成に対応して、第3操作部材17の部材本体18を受容するハウジング10表面の窪み32では、一層コンパクトな開口形成が行われる。例えば、図4および図6を比較すると明らかなように、第1操作部材15を受容する窪み25では、伝達腕開口26を挟んで個別に1対の第2突片開口28が設けられるが、この第3操作部材17を受容する窪み32では、伝達腕開口26と1対の第2突片開口28とが一体化されている。なお、その他の構成は、前述した第1操作入力機構S1と同様であるので、同様な構成には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0026】
次に操作部材15〜17のハウジング10への取り付け方法を説明する。例えば、第1操作部材15を上半体10aに取り付ける場合、図7(b)に示すように、脱落防止腕24を第2突片開口28で案内させつつ第1操作部材15を水平方向HDから前進させる。このとき、作用力伝達腕19やその先端の抜け規制突片31は第2突片開口28の間で開口する伝達腕開口26に進入する。
【0027】
次いで、第1揺動突片21の揺動溝20を半円面29に噛み合わせる。したがって、第1操作部材15は、その噛み合わせを許容するために、やや上方へ移動する必要がある。図7(a)に示すように、第1揺動突片21に形成された斜面33がその上方への移動を促進する。揺動溝20が半円面29に噛み合うと、第2揺動突片23の湾曲面22が第2突片開口28周縁の部分円面30に噛み合う。その結果、半円面29および部分円面30によって構成される仮想円柱は揺動溝20および湾曲面30によって挟持されることとなる。こうして仮想円柱を揺動中心とした第1操作部材15の揺動は確立される。第1操作部材15の取り付けは完了する。第2および第3操作部材16、17の取り付けも同様に行われる。
【0028】
操作部材15〜17の取り付けが完了すると、上半体10aと下半体10bとが結合される。両者10a、10bによって画成される内部空間には、スイッチ機構としてのタクトスイッチが組み込まれた電子回路が収納される。図8に示すように、作用力伝達腕19の先端はタクトスイッチ34に達する。ただし、タクトスイッチ34の反発力によって第1〜第3操作部材15〜17は入力待機位置に保持される。この入力待機位置では、抜け規制突片31が伝達腕開口26の周縁に係合し、それ以上の部材本体18の揺動は規制される。
【0029】
ここで、作用力を第1〜第3操作部材15〜17に加えてみる。部材本体18は、図9に示すように、加えられた作用力に応じて仮想円柱回りで揺動する。作用力は、作用力伝達腕19を介してタクトスイッチ34に伝達される。こうしてタクトスイッチ34のスイッチング動作は行われる。その際、抜け規制突片31の形成によって、作用力伝達腕19の先端が大きな伝達面を有することになり、タクトスイッチ34の位置ずれを吸収して確実な作用力伝達を確保することができる。
【0030】
いま、例えば第1操作部材15を取り外そうとする作用力が部材本体18に加わった場合を考える。この場合、部材本体18には、窪み25の働きによって限定された方向からしか作用力が加わることはない。例えば、液晶画面側から部材本体18の先端に引っかかるようなほぼ水平方向の作用力が加わっても、その作用力は半円面29に噛み合った揺動溝20の働きによって規制され、その結果、操作部材がハウジング10から脱落することはない。また、周囲壁側から部材本体18の後端に引っかかるようなほぼ垂直方向の作用力が加わっても、その作用力は部分円面30に噛み合った湾曲面22の働きによって規制され、その結果、操作部材がハウジング10から脱落することはない。窪み25、32の効果によって、通常、こういった方向以外の方向から作用力が加わることは考えにくい。
【0031】
操作部材15〜17をハウジング10から取り外したい場合には、ハウジング10内面に対向する脱落防止腕24を弾性変形させ、第2突片開口28に進入可能な位置に脱落防止腕24の先端を位置させる。続いて、ハウジング10の内部側から部材本体18に作用力を加え、半円面29から揺動溝20を取り外す。通常、この取り外しが可能な方向には脱落防止腕24が働いていることから、操作部材15〜17の脱落は生じない。
【0032】
本実施形態によれば、部材本体18から延びる作用力伝達腕19や第1および第2揺動突片21、23の進入を許容する伝達腕開口26や第1および第2突片開口27、28を設けるだけで揺動機構を構成することができる。その結果、部材本体18に対して小さな開口をハウジング10に設ければよいので、静電気等がハウジング10の内部に侵入することをできる限り防止することができる。
【0033】
しかも、ハウジング10表面に、部材本体18を受容する窪み25、32を形成したので、部材本体18に加わる作用力の作用方向を限定することができ、その結果、簡単な構成で操作部材15〜17のハウジング10からの脱落を防止することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、少なくとも2つの平面に跨って広がる操作部材を用いることによって外観デザイン上の幅を広げることのできる操作入力機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る操作入力機構が適用されたページャの全体構成を示す斜視図である。
【図2】 上半体の全体構成を示す分解斜視図である。
【図3】 第1操作部材の(a)拡大側面図および(b)内面の拡大平面図である。
【図4】 第1操作部材を受容する窪みの構成を示す拡大図である。
【図5】 第3操作部材の(a)拡大側面図および(b)内面の拡大平面図である。
【図6】 第3操作部材を受容する窪みの構成を示す拡大図である。
【図7】 操作部材の取り付け方法を説明する(a)第1揺動突片での断面図および(b)第2揺動突片での断面図である。
【図8】 操作部材の入力待機位置における(a)第1揺動突片での断面図および(b)第2揺動突片での断面図である。
【図9】 操作部材の作用力入力位置における(a)第1揺動突片での断面図および(b)第2揺動突片での断面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング、13 第1壁としての枠壁、14 第2壁としての周囲壁、15〜17 操作部材、18 部材本体、19 作用力伝達腕、20 揺動溝、21 第1揺動突片、22 湾曲面、23 第2揺動突片、24 脱落防止腕、25 窪み、26 伝達腕開口、27 第1突片開口、28 第2突片開口、29 仮想円柱を構成する半円面、30 仮想円柱を構成する部分円面、31 抜け規制突片、32 窪み、34 スイッチ機構としてのタクトスイッチ、S1〜S3 操作入力機構。

Claims (5)

  1. 任意の角度で互いに交わる2つの平面内に広がる第1および第2壁を屈曲壁を通じて連結する電子機器用ハウジングと、この電子機器用ハウジングの表面に配置されて、加えられた作用力に応じて、電子機器用ハウジング内部のスイッチ機構にスイッチング動作を入力する操作部材とを備える操作入力機構において、
    前記操作部材には、前記第1および第2壁に沿って広がる表面を露出させる部材本体と、この部材本体の内面から延びて前記スイッチ機構に達する作用力伝達腕とが設けられ、前記操作部材と電子機器用ハウジングとの間には、加えられた作用力に応じて部材本体を作用力入力位置に揺動させ、作用力伝達腕を介して作用力をスイッチ機構に入力させる揺動機構を含み、
    前記揺動機構は、前記電子機器用ハウジングによって構成され揺動中心を形成する仮想円柱と、部材本体の内面から延びて、仮想円柱の少なくとも半円周に噛み合わさる揺動溝を形成する第1揺動突片と、部材本体の内面から延びて、仮想円柱の軸方向に沿った揺動溝の両側で前記半円周に連続した部分円周に接する湾曲面を形成する1対の第2揺動突片とを備えること、
    特徴とする電子機器用ハウジングの操作入力機構。
  2. 請求項1に記載の電子機器用ハウジングの操作入力機構において
    電子機器用ハウジングに形成されて、前記作用力伝達腕の進入を許容する伝達腕開口と、
    前記電子機器用ハウジングに形成されて、前記第1および第2揺動突片の進入を許容する第1および第2突片開口と
    を備えることを特徴とする電子機器用ハウジングの操作入力機構。
  3. 請求項1又は2に記載の電子機器用ハウジングの操作入力機構において、
    前記電子機器用ハウジングの表面には、前記部材本体を受容する窪みが形成されること
    を特徴とする電子機器用ハウジングの操作入力機構。
  4. 請求項2または3に記載の電子機器用ハウジングの操作入力機構において、
    前記作用力伝達腕には、部材本体の揺動時に伝達腕開口周縁に係合して伝達腕開口からの作用力伝達腕の抜けを防止する抜け規制突片が形成されること
    を特徴とする電子機器用ハウジングの操作入力機構。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器用ハウジングの操作入力機構において、
    前記揺動機構には、部材本体の内面から延びて前記電子機器用ハウジングの内面に対向し、前記仮想円柱から前記第1および第2揺動突片が外れる方向への操作部材の移動を規制する脱落防止腕が設けられること
    を特徴とする電子機器用ハウジングの操作入力機構。
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