JP3819677B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はラジオ、CDレコーダ、自動車のナビゲーション等に使用して好適な入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の入力装置は特開平10−312728号で開示され、図6に示すように、合成樹脂の成型品からなるU字状のケース51の底壁51aには、3個の第1,第2,第3のプッシュスイッチS4,S5,S6が一直線上に並設されて取り付けられると共に、一方の側壁51bには、回転体52を有するエンコーダ等の回転型電気部品R2が取り付けられている。
【0003】
また、合成樹脂の成型品からなる駆動体53は、箱形をなし、その底壁53aに複数個の突部53bを有し、この駆動体53は、適宜手段によりケース51に取り付けられて、上下動と、傾倒動作が可能となっており、駆動体53が取り付けられた際、複数個のそれぞれの突部53bは、第1,第2,第3のプッシュスイッチS4,S5,S6に対向した状態となっている。
また、金属板からなるばね板54は、駆動体53の底壁53aに取り付けられて、常時駆動体53を上方に弾圧している。
【0004】
また、筒状の操作部材55は、中心部において回転軸線G3方向に貫通し、中央部から外部に向かって漸次大きくなった円錐状の孔55aが設けられ、この操作部材55は、孔55aに挿通された非円形の軸56により、回転動作と、上下動、及び傾倒動作可能にケース51に取り付けられている。
そして、軸56は、一端に設けられた非円形部56aが回転体52の孔52aに係合され、他端が側壁51cの孔51dに掛け止めされて、回転体52と側壁51c間に張架されている。
その結果、操作部材55の回転軸線G3と回転体52の回転軸線G4とは、一直線上で一致した状態となっている。
【0005】
次に、従来の入力装置の動作を説明すると、先ず、操作部材55を回転すると、この回転に伴って、軸56が回転する。
すると、軸56を介して回転体52が回転し、その結果、接点等の切換が行われて回転型電気部品R2が操作されるようになる。
次に、操作部材55の中央部を回転軸線G3に対して直角方向、即ち、図6の矢印Y1方向に押圧すると、操作部材55は駆動体53を伴って下方に直線移動して、その結果、突部53bによって第1のプッシュスイッチS4が操作されて接点の切換が行われる。
また、操作部材55の矢印Y1方向への押圧を解除すると、ばね板54により駆動体53と操作部材55が押圧前の元の状態に押し戻されると共に、突部53bによる第1のプッシュスイッチS4の操作も解除される。
【0006】
また、矢印Y1方向への操作部材55の移動時、軸56は中央部が押圧されて、この軸56は、回転体52と係合した非円形部56aを支点として傾倒動作して、他端側が側壁51cの孔51d内を移動するようになっている。
この時、非円形部56aは、回転体52の孔52a内で円運動するようになっている。
【0007】
次に、操作部材55の端部を回転軸線G3に対して直角方向、即ち、図6の矢印Y2方向、或いは矢印Y3方向に押圧すると、操作部材55は駆動体53を伴って、操作部材55の中央部を支点として傾倒動作し、その結果、突部53bによって第2のプッシュスイッチS5,或いは第3のプッシュスイッチS6が操作されて接点の切換が行われる。
また、操作部材55の矢印Y2方向、或いは矢印Y3方向への押圧を解除すると、ばね板54により駆動体53と操作部材55が押圧前の元の状態に押し戻されると共に、突部53bによる第2のプッシュスイッチS5、或いは第3のプッシュスイッチS6の操作も解除される。
【0008】
この第2,第3のプッシュスイッチS5,S6の操作時、軸56は、操作部材55に設けられた円錐状の孔55aによって、操作部材55によって押されることがないようになっている。
このようにして、操作部材55を回転することにより回転型電気部品R2を操作し、また、操作部材55を回転軸線G3に対して直角方向に移動させることにより第1,第2,第3のプッシュスイッチS4,S5,S6を操作するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の入力装置は、操作部材55の回転軸線G3と回転体52の回転軸線G4とが一致し、ケース51の底壁51aから同一高さにあるため、回転型電気部品R2の取付位置を操作部材55の回転軸線G3の位置まで上げる必要が生じ、大型になるという問題がある。
また、軸56は、操作部材55の孔55aに貫通すると共に、その両端をそれぞれ回転体52と側壁51cに掛け止めする構成であるため、その組立性が悪く、コスト高になるばかりか、横方向のスペースが大きくなるという問題がある。
そこで、本発明は、小型で、組立性が良く、安価な入力装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、回転体を有する回転型電気部品と、この回転型電気部品を操作する操作部材と、この操作部材の回転動作を前記回転体に伝達する連結部材とを備え、前記操作部材は、その回転軸線に対して直角方向の側面前方側から回転操作を行うように配設され、前記操作部材の回転軸線は、前記回転体の回転軸線よりも前方側に位置させ、前記連結部材で前記操作部材と前記回転体とを連結して、前記操作部材の回転操作により前記連結部材を介して前記回転型電気部品を操作すると共に、前記操作部材の側面後方側と対向する位置に第1のプッシュスイッチを設けて、前記操作部材を回転可能に支持する駆動体を設け、前記操作部材の回転軸線に対する直角方向への前記操作部材の押圧動作によって、前記駆動体を介して前記第1のプッシュスイッチを操作するようにした構成とした。
【0011】
また、第2の解決手段として、前記連結部材の一端側を前記操作部材の一端側に係合させると共に、前記連結部材の他端側を前記回転体に係合させて、前記連結部材が前記回転体と前記操作部材の回転軸線間に傾斜状態で配置された構成とした。
また、第3の解決手段として、前記駆動体を取り付けるケースを有し、前記駆動体が前記ケースにスナップ止めされて、前記駆動体が前記ケースに取り付けられた構成とした。
【0012】
また、第4の解決手段として、前記駆動体は、半円弧状部と、この半円弧状部の中央部に位置する突部とを有し、前記操作部材の他端側に設けた孔に前記突部を嵌合して、この突部で前記操作部材を回転可能に支持すると共に、前記操作部材の側面後方側を前記半円弧状部で覆い、この半円弧状部で前記第1のプッシュスイッチを操作するようにした構成とした。
また、第5の解決手段として、前記第1のプッシュスイッチの両側に第2と第3のプッシュスイッチを配設し、前記操作部材の前記側面前方側の両端部側をそれぞれ押圧した際、前記操作部材が傾倒動作して、前記駆動体を介してそれぞれ前記第2,第3のプッシュスイッチを操作するようにした構成とした。
【0013】
また、第6の解決手段として、回転体を有する回転型電気部品と、この回転型電気部品を操作する操作部材と、この操作部材の回転動作を前記回転体に伝達する連結部材とを備え、前記連結部材の両端部には、外面が弧状をなした非円形の係合部を設け、この係合部が前記回転体と前記操作部材とに設けた非円形の凹部に係合させて、前記操作部材の回転操作を前記回転体に伝達させ、前記操作部材は、その回転軸線に対して直角方向の側面前方側から回転操作を行うように配設され、前記操作部材の回転軸線は、前記回転体の回転軸線よりも前方側に位置させ、前記操作部材の回転操作により前記連結部材を介して前記回転型電気部品を操作するようにした構成とした
また、第7の解決手段として、前記回転体、又は/及び前記操作部材の前記凹部には、回転軸線方向に延びる平坦面を設け、この平坦面上を前記係合部が回転軸線方向に摺動可能とした構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明における入力装置の図面を説明すると、図1は本発明の入力装置の平面図、図2は図1の2−2線における断面図、図3は本発明の入力装置に係り、プッシュスイッチの配列を示す一部を切り欠いた平面図、図4は本発明の入力装置の分解斜視図、図5は本発明の入力装置の動作を示す説明図である。
【0016】
次に、本発明の入力装置における構成を図1〜図5に基づいて説明すると、平板状のプリント基板1には、第1のプッシュスイッチS1を中央にして、その両側に第2,第3のプッシュスイッチS2,S3がそれぞれ一直線上に並列して取り付けられている。
そして、これ等の第1,第2,第3のプッシュスイッチS1,S2,S3は、筺体2内に可動接点(図示せず)等が内蔵されていると共に、可動接点を操作する押し釦3が筺体2に取り付けられて、上面に位置した状態となっている。
【0017】
合成樹脂の成型品から成り、前、後部が開放された箱形のケース4は、四方に配置された側壁4aによって囲まれた第1の収納部4bと、この第1の収納部4bに隣接して設けられた第2の収納部4cと、第1と第2の収納部4b、4c間に位置する側壁4aに設けられた切り欠きからなる挿通部4dと、この挿通部4dを設けた側壁4aと直交する二つの側壁4aの中央部に対向して設けられた凹部4eと、この凹部4eの後方に位置した状態で、二つの側壁4aに設けられた円弧状面を有する一対の支持部4fと、第1の収納部4bの長手方向で、対向する一対の側壁4aの後部に設けられた二対の切り欠き部4gとを有する。
【0018】
そして、このケース4は、第1の収納部4bの後方部に第1,第2,第3のプッシュスイッチS1,S2,S3を位置した状態で、プリント基板1に適宜手段により取り付けられている。
バネ性ある金属板等からなる帯状の2個のバネ部材5は、ケース4の第1の収納部4bの後方部に位置させた状態で、その両端部を切り欠き部4gに位置させると共に、その中央部を支持部4fの上面に載置して、ケース4に取り付けられている。
そして、この2個のバネ部材5は、支持部4fを中心として弓なり状態で、第1の収納部4b内に配置されている。
なお、このバネ部材5は、線状のバネを使用しても良い。
【0019】
エンコーダ等からなる回転型電気部品R1は、取付板6によって支持され、固定接点7を取り付けた絶縁基体8と、この絶縁基体8に回転可能に保持され、外周面に可動接点9を取り付けると共に、中心部に設けられた6角孔等からなる非円形状の凹部10aを有する回転体10とで構成されている。
そして、この回転型電気部品R1は、ケース4の第2の収納部4cに収納されてケース4に取り付けられると共に、この回転型電気部品R1の固定接点7がプリント基板1に半田付けされて、配線パターン(図示せず)に接続されている。
【0020】
また、ケース4に回転型電気部品R1が取り付けられた際、の回転体10の凹部10aは、挿通部4dと対向した位置になると共に、回転体10は、回転軸線G1を軸として回転し、この回転によって、可動接点9が固定接点7に接離してパルスを発生するようになっている。
更に、回転体10の非円形状の凹部10aの内面は、回転軸線G1方向に沿って延びる平坦面で構成されている。
【0021】
合成樹脂の成型品からなる駆動体11は、円筒を概略半分にした形状の半円弧状部11aと、この半円弧状部11aの外周部に対向して設けられた一対の凸部11bと、円弧状部11aの下面(後方部)中央部に設けられた球面をなした凸部11cと、円弧状部11aの中央部に位置し、一端が円弧状部11aに連結された円柱状の突部11dとを有する。
この駆動体11は、ケース4の第1の収納部4b上に位置させ、凸部11bをケース4の凹部4eにスナップ嵌合して、スナップ止めすることによりケース4に取り付けられている。
【0022】
そして、この駆動体11がケース4に取り付けられた際、円弧状部11aで第1,第2,第3のプッシュスイッチS1,S2,S3の上部を覆って、凸部11cが第1のプッシュスイッチS1上に位置すると共に、円弧状部11aの下面がバネ部材5に弾接した状態となっており、この駆動体11は、上下動と、凸部11cを支点とした傾倒動作が可能となっている。
【0023】
合成樹脂の成型品等からなる操作部材12は、回転可能に保持する保持部13と、回転動作を回転型電気部品R1に伝達する伝達部14の二つの部品で構成されている。
この保持部13は、筒状をなし、一端の外周部に設けられた小径の筒部13aと、他端側が開放した状態で中心部に設けられた孔13bと有し、また、伝達部14は、一端側が開放した状態で中心部に設けられた非円形状(6角状)の凹部14aと、他端部が開放した状態で中心部に設けられた孔14bとを有する。
【0024】
そして、この保持部13と伝達部14とは、伝達部14の孔14bに保持部13の筒部13aを圧入する等して、両者が一体化されて、全体が鼓状をなした操作部材12が構成されている。
なお、この実施例において、操作部材12は二つの部品を組み合わせて形成したが、一つの部品で形成しても良い。
そして、このような操作部材12は、保持部13の孔13bに駆動体11の突部11dを嵌合して取り付けられ、操作部材12は、回転軸線G2を軸として、突部11dで回転可能に支持されて、操作部材12の側面前方側A1がケース4から露出すると共に、操作部材12の側面後方側A2が円弧状部11aで覆われた状態となっている。
【0025】
そして、この操作部材12は、回転軸線G2に対して直角方向の側面前方側A1から回転操作可能で、その回転操作を行うと、回転軸線G2を軸として、突部11dを中心に回転し、また、図2に示すように、操作部材12の側面前方部A1の中央部を矢印Y1方向に押圧動作すると、操作部材12は、バネ部材5に抗して駆動体11を伴って側面後方側A2に直線移動して、第1のプッシュスイッチS1を操作するようになる。
また、図2に示すように、操作部材12の側面前方部A1の両端部を矢印Y2方向、或いは矢印Y3方向に押圧動作すると、操作部材12は、バネ部材5に抗して駆動体11を伴って、凸部11bを支点として傾倒動作し、第2のプッシュスイッチS2,或いは第3のプッシュスイッチS3を操作するようになる。
【0026】
また、操作部材12が駆動体11に取り付けられた際、図2に示すように、操作部材12の回転軸線G2は、回転体10の回転軸線G1と段違いになると共に、操作部材12の回転軸線G2は、回転体10の回転軸線G1よりも側面前方側A1に位置している。
その結果、回転体10の回転軸線G1が側面後方側A2,即ち、プリント基板1側に近くなっており、これによって、回転型電気部品R1が高さ方向に小型化できるものである。
また、伝達部14の非円形状の凹部14aの内面は、回転軸線G2方向に沿って延びる平坦面で構成されている。
【0027】
金属材等からなる連結部材15は、軸部15aと、軸部15aの両端部に設けられ、軸部15aの形成方向の外面が弧状をなし、それと直交する断面が六角形の非円形の係合部15bとを有し、この連結部材15は、
軸部15aが挿通部4dに挿通された状態で、一方の係合部15bが回転体10の凹部10aに係合すると共に、他方の係合部15bが操作部材12の凹部14aに係合している。
その結果、連結部材15は、回転軸線G1,G2間に傾斜状態で、配置されたものなっている。
【0028】
次に、上述のような構成を有する入力装置の動作を説明すると、先ず、図2に示す状態において、回転軸線G2に対して直角方向の側面前方側A1から操作部材12を回転すると、操作部材12は突部11dを中心として回転する。
すると、操作部材12の非円形の凹部14aによって、係合部15bを介して連結部材15が回転し、この連結部材15の回転が非円形の凹部10aを介して回転体10に伝達されて、その結果、回転体10が回転してパルス信号を発生するようになり、回転型電気部品R1が操作される。
【0029】
次に、図2に示すように、回転軸線G2に対して直角方向へ操作部材12の中央部を押圧操作、即ち、操作部材12の側面前方部A1の中央部を矢印Y1方向に押圧動作すると、操作部材12は、バネ部材5に抗して駆動体11を伴って側面後方側A2に直線移動して、円弧状部11aの凸部11cによって第1のプッシュスイッチS1を操作する。
【0030】
そして、操作後、操作部材12の押圧動作を解除すると、駆動体11と操作部材12は、バネ部材5によって元の状態に押し戻されると共に、第1のプッシュスイッチS1の操作が解除される。
また、この操作部材12の上下動に際して、連結部材15は回転体10側の係合部15bを支点として、その傾き角度が変化するが、この時、係合部15bは、凹部10a、又は/及び凹部14aの平坦面に沿って、回転軸線G1方向,又は/及び回転軸線G2方向に摺動するようになる。
【0031】
また、図2に示すように、回転軸線G2に対して直角方向へ操作部材12の端部側を押圧操作、即ち、操作部材12の側面前方部A1の端部側を矢印Y2方向に押圧動作すると、図5に示すように、操作部材12は、バネ部材5に抗して駆動体11を伴って、凸部11bを支点として傾倒動作し、その結果、円弧状部11aによって第2のプッシュスイッチS2を操作する。
【0032】
そして、操作後、操作部材12の押圧動作を解除すると、駆動体11と操作部材12は、バネ部材5によって元の状態に押し戻されると共に、第2のプッシュスイッチS2の操作が解除される。
また、この操作部材12の上下動に際して、連結部材15は回転体10側の係合部15bを支点として、その傾き角度が変化するが、この時、係合部15bは、凹部10a、又は/及び凹部14aの平坦面に沿って、回転軸線G1方向,又は/及び回転軸線G2方向に摺動するようになる。
【0033】
また、図2に示すように、回転軸線G2に対して直角方向へ操作部材12の端部側を押圧操作、即ち、操作部材12の側面前方部A1の端部側を矢印Y3方向に押圧動作すると、前述と同様の動作原理により、操作部材12は、バネ部材5に抗して駆動体11を伴って、凸部11bを支点として傾倒動作し、その結果、円弧状部11aによって第3のプッシュスイッチS3を操作する。
【0034】
そして、操作後、操作部材12の押圧動作を解除すると、駆動体11と操作部材12は、バネ部材5によって元の状態に押し戻されると共に、第3のプッシュスイッチS3の操作が解除される。
また、この操作部材12の上下動に際して、連結部材15は回転体10側の係合部15bを支点として、その傾き角度が変化するが、この時、係合部15bは、凹部10a、又は/及び凹部14aの平坦面に沿って、回転軸線G1方向,又は/及び回転軸線G2方向に摺動するようになる。
このようにして、本発明の入力装置の動作が行われるものである。
【0035】
なお、前記実施例における回転型電気部品R1は、回転型可変抵抗器等の電気部品でも良く、また、回転体10と操作部材12には、凹部10a、14aを設けたもので説明したが、回転体10、又は/及び操作部材12に非円形状の係合部を有する突部を設け、この突部を連結部材15に設けた非円形の凹部に係合するようにしても良い。
また、第1,第2,第3のプッシュスイッチS1,S2,S3は、プリント基板1に取り付けたもので説明したが、ケース4に設けた底壁に取り付ける等、種々の構成が適用できること勿論である。
【0036】
【発明の効果】
本発明の入力装置は、操作部材12の回転軸線G2を回転体10の回転軸線G1よりも前方側に位置させ、連結部材15で操作部材12と回転体10とを連結して、操作部材12の回転操作により連結部材15を介して回転型電気部品R1を操作するようにしたため、回転型電気部品R1を取付位置側に低くできて、小型の入力装置を提供できる。
【0037】
また、連結部材15の一端側を操作部材12の一端側に係合させると共に、連結部材15の他端側を回転体10に係合させて、連結部材15が回転体10と操作部材12の回転軸線G1,G2間に傾斜状態で配置されたため、従来のように操作部材の中心部に軸を貫通させる必要が無く、従って、従来に比して連結部材15を短くできると共に、その曲がりが少なく、寿命の長い入力装置を提供できる。
また、短い連結部材15によって、横方向に小型化ができると共に、組立性が良好で、安価なものが得られる。
【0038】
また、操作部材12の側面後方側と対向する位置に第1のプッシュスイッチS1が設けられ、操作部材12の回転軸線に対する直角方向への操作部材12の押圧動作によって、第1のプッシュスイッチS1を操作するようにしたため、多機能の入力装置を提供できる。
【0039】
また、操作部材12を回転可能に支持する駆動体11を設け、操作部材12の押圧動作によって、駆動体11を介して第1のプッシュスイッチS1を操作するようにしたため、駆動体11が操作部材12の保持と第1のプッシュスイッチS1の操作を兼ね、構成が簡単で、安価な入力装置を提供できる。
【0040】
また、駆動体11を取り付けるケース4を有し、駆動体11がケース4にスナップ止めされて、駆動体11がケース4に取り付けられたため、駆動体11の取付が簡単で、生産性の良好なものが得られる。
【0041】
また、駆動体11は、半円弧状部11aと、この半円弧状部11aの中央部に位置する突部11dとを有し、操作部材12の他端側に設けた孔13bに突部11dを嵌合して、この突部11dで操作部材12を回転可能に支持すると共に、操作部材12の側面後方側を半円弧状部11aで覆い、この半円弧状部11aで第1のプッシュスイッチS1を操作するようにしたため、駆動体11をコンパクトで小型化でき、一層、小型の入力装置を提供できる。
【0042】
また、第1のプッシュスイッチS1の両側に第2と第3のプッシュスイッチS2,S3を配設し、操作部材12の側面前方側の両端部側をそれぞれ押圧した際、操作部材12が傾倒動作して、駆動体11を介してそれぞれ第2,第3のプッシュスイッチS2,S3を操作するようにしたため、一層、多機能の入力装置を提供できる。
【0043】
また、連結部材15の両端部には、外面が弧状をなした非円形の係合部15bを設け、この係合部15bが回転体10と操作部材12とに設けた非円形の凹部10a、14aに係合させて、操作部材12の回転操作を回転体10に伝達させるようにしたため、その構成が簡単であると共に、連結部材15の傾きの変化に対応できるものが得られる。
【0044】
また、回転体10、又は/及び操作部材12の凹部10a、14aには、回転軸線G1,G2方向に延びる平坦面を設け、この平坦面上を係合部15bが回転軸線G1,G2方向に摺動可能としたため、連結部材15の傾きの変化に伴う係合部15の移動がスムースとなり、操作性の良好なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置の平面図。
【図2】図1の2−2線における断面図。
【図3】本発明の入力装置に係り、プッシュスイッチの配列を示す一部を切り欠いた平面図。
【図4】本発明の入力装置の分解斜視図。
【図5】本発明の入力装置の動作を示す説明図。
【図6】従来の入力装置の要部断面図。
【符号の説明】
1 プリント基板
2 筺体
3 押し釦
4 ケース
4a 側壁
4b 第1の収納部
4c 第2の収納部
4d 挿通部
4e 凹部
4f 支持部
4g 切り欠き部
5 バネ部材
6 取付板
7 固定接点
8 絶縁基体
9 可動接点
10 回転体
10a 凹部
11 駆動体
11a 円弧状部
11b 凸部
11c 凸部
11d 突部
12 操作部材
13 保持部
13a 筒部
13b 孔
14 伝達部
14a 凹部
14b 孔
15 連結部材
15a 軸部
15b 係合部
G1,G2 回転軸線
R1 回転型電気部品
S1 第1のプッシュスイッチ
S2 第2のプッシュスイッチ
S3 第3のプッシュスイッチ
A1 側面前方側
A2 側面後方側

Claims (7)

  1. 回転体を有する回転型電気部品と、この回転型電気部品を操作する操作部材と、この操作部材の回転動作を前記回転体に伝達する連結部材とを備え、前記操作部材は、その回転軸線に対して直角方向の側面前方側から回転操作を行うように配設され、前記操作部材の回転軸線は、前記回転体の回転軸線よりも前方側に位置させ、前記連結部材で前記操作部材と前記回転体とを連結して、前記操作部材の回転操作により前記連結部材を介して前記回転型電気部品を操作すると共に、前記操作部材の側面後方側と対向する位置に第1のプッシュスイッチを設けて、前記操作部材を回転可能に支持する駆動体を設け、前記操作部材の回転軸線に対する直角方向への前記操作部材の押圧動作によって、前記駆動体を介して前記第1のプッシュスイッチを操作するようにしたことを特徴とする入力装置。
  2. 前記連結部材の一端側を前記操作部材の一端側に係合させると共に、前記連結部材の他端側を前記回転体に係合させて、前記連結部材が前記回転体と前記操作部材の回転軸線間に傾斜状態で配置されたことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  3. 前記駆動体を取り付けるケースを有し、前記駆動体が前記ケースにスナップ止めされて、前記駆動体が前記ケースに取り付けられたことを特徴とする請求項1、又は2記載の入力装置。
  4. 前記駆動体は、半円弧状部と、この半円弧状部の中央部に位置する突部とを有し、前記操作部材の他端側に設けた孔に前記突部を嵌合して、この突部で前記操作部材を回転可能に支持すると共に、前記操作部材の側面後方側を前記半円弧状部で覆い、この半円弧状部で前記第1のプッシュスイッチを操作するようにしたことを特徴とする請求項1からの何れかに記載の入力装置。
  5. 前記第1のプッシュスイッチの両側に第2と第3のプッシュスイッチを配設し、前記操作部材の前記側面前方側の両端部側をそれぞれ押圧した際、前記操作部材が傾倒動作して、前記駆動体を介してそれぞれ前記第2,第3のプッシュスイッチを操作するようにしたことを特徴とする請求項1からの何れかに記載の入力装置。
  6. 回転体を有する回転型電気部品と、この回転型電気部品を操作する操作部材と、この操作部材の回転動作を前記回転体に伝達する連結部材とを備え、前記連結部材の両端部には、外面が弧状をなした非円形の係合部を設け、この係合部が前記回転体と前記操作部材とに設けた非円形の凹部に係合させて、前記操作部材の回転操作を前記回転体に伝達させ、前記操作部材は、その回転軸線に対して直角方向の側面前方側から回転操作を行うように配設され、前記操作部材の回転軸線は、前記回転体の回転軸線よりも前方側に位置させ、前記操作部材の回転操作により前記連結部材を介して前記回転型電気部品を操作するようにしたことを特徴とする入力装置。
  7. 前記回転体、又は/及び前記操作部材の前記凹部には、回転軸線方向に延びる平坦面を設け、この平坦面上を前記係合部が回転軸線方向に摺動可能としたことを特徴とする請求項記載の入力装置。
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