JP2006228620A - ステアリングスイッチ装置 - Google Patents

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Tsutomu Itagaki
努 板垣
Fumihiko Kashiwabara
文彦 柏原
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Abstract

【課題】 部品点数が少なくて組立性に優れ小型化も容易なステアリングスイッチ装置を提供すること。
【解決手段】 ステアリングスイッチ装置3は、スポーク部1bに取着された支持部材4と、支持部材4に固設されたホルダ10に回動可能に支持されて空間部2へ突出する傾倒操作可能な操作ノブ5と、操作ノブ5の筒状部5bに組み込まれた復帰手段である押圧子11およびコイルばね12と、固定接点16群が形成されて支持部材4に保持された回路基板7と、ラバースイッチ9群を突設して回路基板7上に載置されたラバーシート8とを備えており、傾倒操作時の操作ノブ5に駆動されるプッシュスイッチ機構S1と、各操作部材6に駆動されるプッシュスイッチ機構S2とが、回路基板7およびラバーシート8を共有している。また、ホルダ10のカム面10aに押圧子11が弾接している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車のステアリングホイールに装着されて自動変速機等の各種機器を操作するために使用されるステアリングスイッチ装置に関する。
従来より、自動車のステアリングホイールの把持部であるリング部(円環状部分)の内側にステアリングスイッチ装置を装着し、運転者がこのステアリングスイッチ装置を操作することによって、例えばドライブレンジで走行中にマニュアル的にシフトアップやシフトダウンが行えるようにした技術が知られている。
このようなステアリングスイッチ装置の従来例として、ステアリングホイールのスポーク部やパッド部に取着される支持部材の内部にプッシュスイッチ等の各種信号出力手段を収納し、この支持部材に回動可能に支持された操作ノブを傾倒操作したり、支持部材の前面に配置された操作キーを押圧操作することによって、所望の信号出力手段から電気信号が出力されるように構成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
かかる従来のステアリングスイッチ装置において、自動変速機の操作に使用される操作ノブは、ステアリングホイールのリング部とパッド部との間の空間に突出して配置されて前後方向へ傾倒操作できるようになっている。これにより、運転者はステアリングホイールのリング部を握ったまま親指等で操作ノブの操作が行えるため、良好な操作性が期待できる。操作ノブはケースの軸部に取り付けられており、このケースが支持部材の内部に固設されているため、操作ノブは支持部材に回動可能に支持されて傾倒操作可能となっている。操作ノブの外殻部材を除いた駆動体はケースの上方に配置されており、この駆動体の底面に突設された駆動突起の下方にスライダを介して押釦スイッチが配置されているので、操作ノブの傾倒操作に伴い駆動突起が下降してスライダが所定量押し込まれると、押釦スイッチが駆動されてオン信号が出力されるようになっている。なお、この押釦スイッチはケースの下方に略水平に設置された回路基板に実装されており、スライダは復帰ばねと組み合わされた状態でケースに保持されている。操作ノブの駆動体の底面には中央部にカム面が形成されており、このカム面とケースの中央部との間に押圧子およびコイルばねが介設されているので、操作ノブは非操作位置へ自動復帰できるようになっている。すなわち、押圧子がコイルばねに付勢されてカム面に常時弾接しているため、操作ノブを傾倒操作すると、カム面に対する押圧子の弾接位置が変化してコイルばねが圧縮し、操作力が除去されると、コイルばねの弾発力によって押圧子がカム面を駆動するため、操作ノブは非操作位置まで押し戻される。
上記した従来のステアリングスイッチ装置は、操作ノブを傾倒させる際にコイルばねの弾発力に抗する操作力が必要であり、これによって操作ノブを含む比較的高荷重な回転駆動機構が実現されている。また、支持部材の前面には例えばキャンセル信号等の切換え信号の入力に用いられる複数の操作キーが配置されており、これらの操作キーを押圧操作することによって駆動されるプッシュスイッチ機構が、支持部材の内部に略垂直に設置された回路基板に実装されている。
特開2003−40049号公報(第3−5頁、図1)
前述したように従来のステアリングスイッチ装置では、比較的高荷重な操作ノブによって駆動される押釦スイッチを実装した回路基板と、支持部材の前面に配置された操作キーによって駆動されるプッシュスイッチ機構を実装した別の回路基板とが、互いに略直交する向きに配設されている。つまり、前者の押釦スイッチは傾倒操作時の操作ノブによって下向きに押圧駆動されるのに対し、後者のプッシュスイッチ機構は操作キーによって奥側へ押圧駆動されるで、2枚の回路基板を略直交する向きに配設する必要があった。しかしながら、支持部材の内部の限られた空間に2枚の回路基板を略直交させて組み込む構成は、部品点数の増加や電気的接続の煩雑さを伴うため組立性が悪く、装置全体の小型化も阻害されるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、部品点数が少なくて組立性に優れ小型化も容易なステアリングスイッチ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のステアリングスイッチ装置では、把持部の内側にスポーク部を介してパッド部が設けられているステアリングホイールと、このステアリングホイールに取着された支持部材と、この支持部材に回動可能に支持されて前記把持部と前記パッド部との間の空間へ突出する傾倒操作可能な操作ノブと、この操作ノブに保持された押圧子をカム面に常時弾接させて該操作ノブを非操作位置へと自動復帰させる復帰手段と、前記支持部材に保持された回路基板に配設されて傾倒操作時の前記操作ノブに駆動されることによって電気信号を出力する第1の信号出力手段と、この第1の信号出力手段から離隔した位置で前記回路基板を共有する第2の信号出力手段と、前記支持部材の前面に配置されて前記第2の信号出力手段を駆動する操作部材とを備え、前記回路基板の片面側に前記操作ノブと前記操作部材を配置させて他面側に前記カム面を配置させると共に、前記回路基板に前記押圧子を移動自在に貫通させる切欠き部を設けるという構成にした。
このように構成されたステアリングスイッチ装置は、ステアリングホイールのリング部とパッド部間の空間へ突出して配置された操作ノブによって駆動される第1の信号出力手段と、支持部材の前面に配置された操作部材によって駆動される第2の信号出力手段とが、回路基板を共有しているため、部品点数を削減できて電気的接続も簡素化できる。また、比較的高荷重な操作ノブ用の復帰手段には所要の取付スペースが必要であるが、この回路基板には該復帰手段の構成要素である押圧子との干渉を回避するための切欠き部が設けてあるので、装置全体の小型化を阻害することなく該復帰手段の取付スペースを確保することができる。
上記の構成において、前記回路基板に固定接点と可動接点を接離可能に対向させてなるプッシュスイッチ機構を設け、このプッシュスイッチ機構を前記第1の信号出力手段となし、前記操作ノブが傾倒操作時に前記可動接点を駆動するようにしてあると、操作ノブの傾倒操作方向と可動接点に対する押圧駆動方向とをほぼ合致させることができるため、第1の信号出力手段を単純な構成にすることができると共に、第1および第2の信号出力手段を共通の回路基板に無理なく配設することができて好ましい。ここで、第1の信号出力手段のプッシュスイッチ機構に押釦スイッチを使用することも可能であるが、例えば、固定接点が前記回路基板に形成されていると共に、可動接点を有するラバースイッチが該回路基板に載置されているプッシュスイッチ機構を採用した場合、操作ノブには前記ラバースイッチを押し込んで弾性変形させるための駆動部が設けられていればよい。その際、駆動部のラバースイッチと対向する部位が傾斜面となっており、この傾斜面は操作ノブの回動中心から遠ざかるほどラバースイッチとの間隔が広くなるように傾いていることが好ましく、これにより、操作ノブの傾倒操作に伴って駆動部がラバースイッチをほぼまっすぐに押し込めるようになるため、プッシュスイッチ機構の誤動作が確実に防止できて操作感触も良好となる。
また、上記の構成において、前記第2の信号出力手段が、前記ラバースイッチと連続する別のラバースイッチを備えていると、複数のラバースイッチが一体成形されたラバーシートを回路基板上に載置するだけで第1および第2の信号出力手段を構成できるため、部品点数が大幅に削減されて組立性が飛躍的に向上する。
また、上記の構成において、前記復帰手段が、前記押圧子を前記カム面に向けて付勢するコイルばねを有すると共に、前記操作ノブに前記カム面と対向する側を開口端となした筒状部を突設し、この筒状部に前記コイルばねおよび前記押圧子が組み込まれた状態にしてあると、比較的高荷重な操作ノブ用の復帰手段がコンパクトに集約できるため装置全体の小型化に有利となり、かつ、操作ノブを傾倒させたときに押圧子を確実に追従させることができてコイルばねの脱落も防止できるため、該復帰手段の信頼性が高めやすくなる。
本発明のステアリングスイッチ装置は、比較的高荷重な操作ノブによって駆動される第1の信号出力手段と、支持部材の前面に配置された操作部材によって駆動される第2の信号出力手段とが、回路基板を共有しているため、部品点数を削減できて電気的接続も簡素化でき組立性が極めて良好となる。また、この回路基板の適宜箇所に切欠き部を設けることによって、装置全体の小型化を阻害することなく、操作ノブ用の復帰手段に所要の取付スペースが確保できるようになっているため、回路基板を減らして組立性に優れ小型化にも好適なステアリングスイッチ装置が得られる。
発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係るステアリングスイッチ装置の外観図、図2は該ステアリングスイッチ装置を装着したステアリングホイールを示す正面図、図3は該ステアリングスイッチ装置の分解斜視図、図4は図1のIV−IV線に沿う断面図、図5は図1のV−V線に沿う断面図、図6は図1のVI−VI線に沿う断面図、図7は該ステアリングスイッチ装置に備えられる操作ノブとホルダの取付構造を示す説明図、図8は該操作ノブの傾倒操作時の動作説明図である。
図2に示すように、自動車のステアリングホイール1は、把持部としての円環状のリング部1aと、リング部1aの内側に延設されたスポーク部1bと、リング部1aの内側の中央部でスポーク部1bを覆うパッド部1cとで概略構成されており、リング部1aとパッド部1cとの間には複数箇所(例えば3箇所)に空間部2が画成されている。そして、パッド部1cの左右両側にそれぞれステアリングスイッチ装置3が装着されており、各ステアリングスイッチ装置3の一部が上方の空間部2内へ突出している。なお、本実施形態例において、パッド部1cの左右に位置する両ステアリングスイッチ装置3は形状が左右対称であるだけで、その構造や動作は基本的に同じであるため、以下、パッド部1cの左側に位置するステアリングスイッチ装置3について説明する。
このステアリングスイッチ装置3は、ステアリングホイール1のスポーク部1bに取着された支持部材4と、この支持部材4に回動可能に支持されてステアリングホイール1の空間部2内へ突出する傾倒操作可能な操作ノブ5と、支持部材4の前面に配置された複数個(例えば4個)の操作部材6と、支持部材4の内部に固設された回路基板7と、図示せぬ可動接点を内設したラバースイッチ9を複数箇所に突設して回路基板7上に載置されたラバーシート8と、支持部材4にスナップ嵌合されて操作ノブ5を回動可能に支持するホルダ10と、操作ノブ5に操作荷重(操作負荷)や復帰力を付与するための押圧子11およびコイルばね12とによって主に構成されている。後述するように、操作ノブ5は運転者の手指で傾倒操作(プッシュ操作)することができ、この傾倒操作によって例えばシフトダウンが行えるようになっている。なお、パッド部1cの右側に位置するステアリングスイッチ装置3は、操作ノブ5の傾倒操作によって例えばシフトアップが行えるようになっている。
支持部材4は樹脂成形品である主ケース13と背面ケース14とを嵌め合わせて一体化したものであり、主ケース13の前面には装飾カバー15が付設されている。これら主ケース13と背面ケース14はステアリングホイール1のスポーク部1bを前後から挟み込んだ状態で位置決め固定されており、主ケース13の上方延出部13aと背面ケース14の上方延出部14aとが操作ノブ5の背面側においてステアリングホイール1の空間部2内へ突出している。主ケース13の上方延出部13aには操作ノブ5に覆われる開口13bが設けられており、また、主ケース13には各操作部材6を配置させるための複数の開口13cが設けられている。この支持部材4の内部には回路基板7およびラバーシート8が組み込まれていると共に、主ケース13の開口13b内にホルダ10が組み込まれている。
操作ノブ5は樹脂成形品であって、図7に示すように、この操作ノブ5には一対の軸孔5aが設けられており、この軸孔5aにホルダ10の支軸10cを嵌め入れることによって、操作ノブ5はホルダ10に回動可能に支持されている。操作ノブ5の背面には筒状部5bが突設されており、この筒状部5b内に押圧子11およびコイルばね12が組み込まれている(図6参照)。また、操作ノブ5の背面には駆動部5cが設けられており、この駆動部5cはラバーシート8の延出部8aに突設されたラバースイッチ9と対向している。なお、この駆動部5cは該ラバースイッチ9との対向面が、操作ノブ5の回動中心から遠ざかるほど該ラバースイッチ9との間隔が広くなるように傾いた傾斜面となっている。
ホルダ10は樹脂成形品であって、内底面にカム面10aが設けられた底板部10bと、前記支軸10cや係止孔10dが設けられた一対の側壁部10eとを備え、底板部10bの両端に側壁部10eを立設した形状に成形されている。図7に示すように、このホルダ10は主ケース13の開口13b内に突設された一対の嵌合突起13dに対して、各側壁部10eに設けられた係止孔10dを嵌め入れるというスナップ嵌合によって組み付けられ、これによりホルダ10を上方延出部13aに位置決め固定することができる。ホルダ10のカム面10aは断面略V字形に形成されており、コイルばね12の付勢力によって押圧子11がカム面10aに常時弾接している。後述するように、操作ノブ5が非操作状態にあるとき、押圧子11はカム面10aの谷部に弾接しているが、操作ノブ5の傾倒操作によって押圧子11が傾くと、コイルばね12が圧縮されて弾発力が増大すると共に押圧子11がカム面10aの谷部から山部(傾斜面)へと弾接位置を変化させるようになっている。
回路基板7には各ラバースイッチ9と対応する位置に固定接点16が形成されており、これら固定接点16から導出された図示せぬ配線パターンと接続されるコネクタ17が回路基板7の一隅に実装されている。図3に示すように、回路基板7の一側部には角孔状の切欠き部7bを有する延出基板7aが延設されており、この切欠き部7bは押圧子11を移動自在に貫通せしめる逃げ孔となっている。回路基板7上に載置されるラバーシート8は平面形状が回路基板7と同等であって、ラバーシート8の延出基板7a上に載置される領域には切欠き部8bを有する延出部8aが延設されている。この延出部8aには操作ノブ5によって押圧駆動される1個のラバースイッチ9が突設されており、延出基板7aに位置する固定接点16と該ラバースイッチ9に内設された図示せぬ可動接点とが接離可能に対向してプッシュスイッチ機構S1を構成している。また、ラバーシート8の延出部8a以外の領域には、各操作部材6によって押圧駆動される6個のラバースイッチ9と、隣接するラバースイッチ9と同形状で可動接点が内設されていない4個のラバー突起9aとが突設されており、回路基板7の延出基板7a以外の領域に位置する各固定接点16と、その上方に位置する各ラバースイッチ9に内設された可動接点とが接離可能に対向することにより、それぞれ6組のプッシュスイッチ機構S2を構成している。つまり、このステアリングスイッチ装置3は図6から明らかなように、回路基板7の片面側に操作ノブ5と各操作部材6を配置させて、回路基板7の他面側で切欠き部7b,8bを臨む位置にカム面10aを配置させており、操作ノブ5とカム面10aとの間に押圧子11を介設しても装置全体の奥行き寸法は増大しないように設計されている。
なお、支持部材4の前面に配置されている各操作部材6はラバースイッチ9やラバー突起9aに支持されており、押圧操作または揺動操作されるようになっているため、これらの操作部材6を操作するためにはラバースイッチ9やラバー突起9aを座屈させうる操作力を付与すればよい。これに対して、操作ノブ5は押圧子11をカム面10aの谷部に弾接させた状態でホルダ10に支持されているので、この操作ノブ5を傾倒操作するためにはコイルばね12を圧縮させて押圧子11を該谷部から離脱させなければならず、それゆえコイルばね12の弾発力に抗する比較的高荷重な操作力が必要となっている。
このように構成されたステアリングスイッチ装置3において、まず、操作ノブ5を含む比較的高荷重な回転駆動機構の動作について説明する。図6に示すように、操作ノブ5が非操作状態のときには、押圧子11がコイルばね12に付勢されてカム面10aの谷部に弾接しているため、操作ノブ5の駆動部5cは延出基板7a上のラバースイッチ9から離れて位置しており、よって該ラバースイッチ9の可動接点は対向する固定接点16とは非接触に保たれてプッシュスイッチ機構S1はオフ状態となっている。この状態で操作ノブ5に正面側から操作力を付与して傾倒させると、図8に示すように、操作ノブ5の筒状部5bに駆動されて押圧子11が傾くため、筒状部5b内でコイルばね12が圧縮されて弾発力を増大させつつ、押圧子11がカム面10aの谷部から山部(傾斜面)へと弾接位置を変化させていき、押圧子11が谷部から離脱する際にクリック感触が生起される。また、かかる操作ノブ5の傾倒操作に伴って駆動部5cが延出基板7a上のラバースイッチ9を押し込むため、該ラバースイッチ9の可動接点が対向する固定接点16に接触してプッシュスイッチ機構S1からオン信号が出力される。したがって、このオン信号に基づいて、ドライブレンジで走行中にマニュアル的にシフトダウンさせることができる。
この後、上記の如く傾倒操作された操作ノブ5に対する操作力が除去されると、コイルばね12の弾発力を受けて押圧子11がカム面10aの山部から谷部へと押し戻されるため、この押圧子11が筒状部5bを駆動して操作ノブ5は図6に示す非操作位置まで自動復帰する。また、かかる操作ノブ5の復帰動作に伴って駆動部5cが延出基板7a上のラバースイッチ9から離れるため、該ラバースイッチ9の可動接点は接触していた固定接点16から引き離されてプッシュスイッチ機構S1はオフ状態に戻る。
次に、支持部材4の前面に配置されている各操作部材6の動作について説明する。図1の上側に位置する操作部材6が押圧操作されると、この操作部材6は対応するラバースイッチ9を押圧駆動して弾性変形(座屈変形)させるため、該ラバースイッチ9の可動接点が対向する固定接点16に接触してプッシュスイッチ機構S2からオン信号が出力され、操作力が除去されると該ラバースイッチ9の弾発力によって非操作位置まで自動復帰する。また、図1の下側に位置する操作部材6が上向きまたは下向きに揺動操作されると、この操作部材6は揺動方向に応じてそれぞれ対応するラバースイッチ9およびラバー突起9aを押圧駆動して弾性変形(座屈変形)させるため、該ラバースイッチ9の可動接点が対向する固定接点16に接触してプッシュスイッチ機構S2からオン信号が出力され、操作力が除去されると該ラバースイッチ9および該ラバー突起9aの弾発力によって非操作位置まで自動復帰する。なお、ラバースイッチ9やラバー突起9aが押圧駆動されて座屈変形する際にはクリック感触が生起される。
このように本実施形態例に係るステアリングスイッチ装置3は、操作ノブ5の傾倒操作方向となる背面側のスペースを活用し、そこに操作ノブ5用のプッシュスイッチ機構S1が配置させてあるため、操作ノブ5を含む比較的高荷重な回転駆動機構がコンパクトな構成になって装置全体の小型化が実現されている。また、このプッシュスイッチ機構S1と操作ノブ5との間に別部材を介在させる必要がなく、操作ノブ5の駆動部5cがプッシュスイッチ機構S1のラバースイッチ9を直接駆動できることから、部品点数の削減や組立性の向上にも有利な構成となっている。なお、図6に示すように、この駆動部5cはラバースイッチ9との対向面が傾斜面となっており、操作ノブ5の傾倒操作に伴って駆動部5cが該ラバースイッチ9をほぼまっすぐに押し込めるようになっているので、プッシュスイッチ機構S1は誤動作を起こしにくく良好な操作感触が期待できる。
また、このステアリングスイッチ装置3では、操作ノブ5用のプッシュスイッチ機構S1と各操作部材6用の複数のプッシュスイッチ機構S2とがすべて共通の回路基板7に配設されており、各プッシュスイッチ機構S1,S2のラバースイッチ9群も共通のラバーシート8に突設されたものとなっているため、部品点数の大幅な削減が実現されており、電気的接続も簡素化されている。それゆえ、このステアリングスイッチ装置3は組立性が極めて良好である。しかも、このステアリングスイッチ装置3は、回路基板7の延出基板7aと該延出基板7a上に載置されるラバーシート8の延出部8aにそれぞれ切欠き部7b,8bを設けることによって、これら延出基板7aと延出部8aが押圧子11の動作を阻害しないように配慮されているため、装置全体の小型化を阻害することなく、操作ノブ5を含む比較的高荷重な回転駆動機構に所要の取付スペースを確保することができる。
また、このステアリングスイッチ装置3では、カム面10aを有するホルダ10が別部材を介在させることなく操作ノブ5を回動可能に支持しており、このホルダ10はスナップ嵌合によって簡単かつ正確に支持部材4(主ケース13)に取り付けることができるため、操作ノブ5を含む比較的高荷重な回転駆動機構の位置精度が確保しやすく、その組立作業も容易に行える。しかも、ホルダ10は底板部10bの両端に側壁部10eを立設した単純な形状なので、該回転駆動機構の小型化を損なう虞がない。さらに、ホルダ10の各側壁部10eには、主ケース13の嵌合突起13dに対応させた係止孔10dと、操作ノブ5の軸孔5aに対応させた支軸10cとが近接して設けられているので、このホルダ10は支持部材4(主ケース13)への取付と操作ノブ5への取付をほぼ同時に行うことが可能であり、それゆえ該回転駆動機構の組立作業が極めて容易になっている。なお、嵌合突起13dと係止孔10dの凹凸関係は逆であってもよく、軸孔5aと支軸10cの凹凸関係が逆であってもよい。
また、このステアリングスイッチ装置3では、操作ノブ5を非操作位置へ自動復帰させるための押圧子11とコイルばね12が、操作ノブ5の筒状部5bに組み込まれた状態になっているため、比較的高荷重な操作ノブ5用の復帰手段がコンパクトに集約できて装置全体の小型化に有利である。しかも、この筒状部5bによって、操作ノブ5を傾倒させたときに押圧子11を確実に追従させることができると共に、コイルばね12の脱落も防止できることから、該復帰手段の信頼性も高まっている。
なお、上記実施形態例では、把持部であるリング部1aが円環状であるステアリングホイール1について説明したが、把持部の形状は円環状に限定されず、スポーク部を介してパッド部の両側に設けられた円弧形状の把持部や、スポーク部を介してパッド部の両側から上方にかけて設けられた半円弧形状の把持部であってもよい。
本発明の実施形態例に係るステアリングスイッチ装置の外観図である。 該ステアリングスイッチ装置を装着したステアリングホイールを示す正面図である。 該ステアリングスイッチ装置の分解斜視図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図1のV−V線に沿う断面図である。 図1のVI−VI線に沿う断面図である。 該ステアリングスイッチ装置に備えられる操作ノブとホルダの取付構造を示す説明図である。 該操作ノブの傾倒操作時の動作説明図である。
符号の説明
1 ステアリングホイール
1a リング部(把持部)
1b スポーク部
1c パッド部
2 空間部
3 ステアリングスイッチ装置
4 支持部材
5 操作ノブ
5a 軸孔
5b 筒状部
5c 駆動部
6 操作部材
7 回路基板
7a 延出基板
7b 切欠き部
8 ラバーシート
8a 延出部
8b 切欠き部
9 ラバースイッチ
10 ホルダ
10a カム面
10c 支軸
10d 係止孔
11 押圧子
12 コイルばね(弾性部材)
13 主ケース
13d 嵌合突起
14 背面ケース
16 固定接点
S1 プッシュスイッチ機構(第1の信号出力手段)
S2 プッシュスイッチ機構(第2の信号出力手段)

Claims (6)

  1. 把持部の内側にスポーク部を介してパッド部が設けられているステアリングホイールと、このステアリングホイールに取着された支持部材と、この支持部材に回動可能に支持されて前記把持部と前記パッド部との間の空間へ突出する傾倒操作可能な操作ノブと、この操作ノブに保持された押圧子をカム面に常時弾接させて該操作ノブを非操作位置へと自動復帰させる復帰手段と、前記支持部材に保持された回路基板に配設されて傾倒操作時の前記操作ノブに駆動されることによって電気信号を出力する第1の信号出力手段と、この第1の信号出力手段から離隔した位置で前記回路基板を共有する第2の信号出力手段と、前記支持部材の前面に配置されて前記第2の信号出力手段を駆動する操作部材とを備え、
    前記回路基板の片面側に前記操作ノブと前記操作部材を配置させて他面側に前記カム面を配置させると共に、前記回路基板に前記押圧子を移動自在に貫通させる切欠き部を設けたことを特徴とするステアリングスイッチ装置。
  2. 請求項1の記載において、前記回路基板に固定接点と可動接点を接離可能に対向させてなるプッシュスイッチ機構を設け、このプッシュスイッチ機構を前記第1の信号出力手段となし、前記操作ノブが傾倒操作時に前記可動接点を駆動するようにしたことを特徴とするステアリングスイッチ装置。
  3. 請求項2の記載において、前記プッシュスイッチ機構の前記固定接点が前記回路基板に形成されていると共に、前記可動接点を有するラバースイッチが前記回路基板に載置されており、かつ、前記操作ノブに前記ラバースイッチを押し込んで弾性変形させるための駆動部が設けられていることを特徴とするステアリングスイッチ装置。
  4. 請求項3の記載において、前記駆動部の前記ラバースイッチと対向する部位が傾斜面となっており、この傾斜面は前記操作ノブの回動中心から遠ざかるほど前記ラバースイッチとの間隔が広くなるように傾いていることを特徴とするステアリングスイッチ装置。
  5. 請求項3または4の記載において、前記第2の信号出力手段が、前記ラバースイッチと連続する別のラバースイッチを備えていることを特徴とするステアリングスイッチ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項の記載において、前記復帰手段が、前記押圧子を前記カム面に向けて付勢するコイルばねを有すると共に、前記操作ノブに前記カム面と対向する側を開口端となした筒状部を突設し、この筒状部に前記コイルばねと前記押圧子が組み込まれていることを特徴とするステアリングスイッチ装置。
JP2005042720A 2005-02-18 2005-02-18 ステアリングスイッチ装置 Withdrawn JP2006228620A (ja)

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