JP2924651B2 - 押し釦スイッチ付きロータリースイッチ - Google Patents
押し釦スイッチ付きロータリースイッチInfo
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- JP2924651B2 JP2924651B2 JP18806394A JP18806394A JP2924651B2 JP 2924651 B2 JP2924651 B2 JP 2924651B2 JP 18806394 A JP18806394 A JP 18806394A JP 18806394 A JP18806394 A JP 18806394A JP 2924651 B2 JP2924651 B2 JP 2924651B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリースイッチを
操作する操作体で押し釦スイッチを操作可能とした押し
釦スイッチ付きロータリースイッチに関するものであ
る。
操作する操作体で押し釦スイッチを操作可能とした押し
釦スイッチ付きロータリースイッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種のスイッチとして、特開
平4ー273015号公報に開示の構造のスイッチがあ
り、図4に示される如く、ケース1内にロータリーエン
コーダ2と押し釦スイッチ3、4を備え、ロータリーエ
ンコーダ2の操作軸5がケース1より上方突出状に備え
られると共に、操作軸5の突出端部には操作つまみ6が
備えられている。
平4ー273015号公報に開示の構造のスイッチがあ
り、図4に示される如く、ケース1内にロータリーエン
コーダ2と押し釦スイッチ3、4を備え、ロータリーエ
ンコーダ2の操作軸5がケース1より上方突出状に備え
られると共に、操作軸5の突出端部には操作つまみ6が
備えられている。
【0003】また、操作軸5外周部には、押し釦スイッ
チ3、4の押し釦部としてのアクチュエータ3a、4a
を押し込み操作するための操作軸7が装着されており、
各アクチュエータ3a、4aに対応する操作軸7の外周
面には、アクチュエータ3a、4a押し込み操作用の突
部7a、7bがそれぞれ設けられている。
チ3、4の押し釦部としてのアクチュエータ3a、4a
を押し込み操作するための操作軸7が装着されており、
各アクチュエータ3a、4aに対応する操作軸7の外周
面には、アクチュエータ3a、4a押し込み操作用の突
部7a、7bがそれぞれ設けられている。
【0004】そして、操作つまみ6による回動操作によ
り、ロータリーエンコーダ2が操作自在とされると共
に、操作つまみ6を操作軸5の軸心方向に押し込み操作
することにより、操作軸7の各突部7a、7bで各押し
釦スイッチ3、4の各アクチュエータ3a、4aを押し
込み操作できるように構成されていた。
り、ロータリーエンコーダ2が操作自在とされると共
に、操作つまみ6を操作軸5の軸心方向に押し込み操作
することにより、操作軸7の各突部7a、7bで各押し
釦スイッチ3、4の各アクチュエータ3a、4aを押し
込み操作できるように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の押し釦スイッチ付きロータリースイッチの構造によ
れば、各押し釦スイッチ3、4操作時における操作つま
み6の押し込み方向と各押し釦スイッチ3、4の各アク
チュエータ3a、4aが押し込まれる方向とが互いに直
行する方向であるため、押し釦スイッチ3、4自体が有
している良好な操作フィーリングが失われ、押し釦スイ
ッチ3、4がONしたかどうかの判断がその操作フィー
リングから判断し難くなるという欠点があった。
来の押し釦スイッチ付きロータリースイッチの構造によ
れば、各押し釦スイッチ3、4操作時における操作つま
み6の押し込み方向と各押し釦スイッチ3、4の各アク
チュエータ3a、4aが押し込まれる方向とが互いに直
行する方向であるため、押し釦スイッチ3、4自体が有
している良好な操作フィーリングが失われ、押し釦スイ
ッチ3、4がONしたかどうかの判断がその操作フィー
リングから判断し難くなるという欠点があった。
【0006】また、操作軸7の突部7a、7bと押し釦
スイッチ3、4のアクチュエータ3a、4aの位置が精
度よく合致していない場合には、押し釦スイッチ3、4
が正常に動作されないおそれがあり、信頼性に欠ける欠
点があった。
スイッチ3、4のアクチュエータ3a、4aの位置が精
度よく合致していない場合には、押し釦スイッチ3、4
が正常に動作されないおそれがあり、信頼性に欠ける欠
点があった。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、厳格
な位置精度が要求されず信頼性に優れ、良好な操作フィ
ーリングが確保される押し釦スイッチ付きロータリース
イッチを提供することを目的とする。
な位置精度が要求されず信頼性に優れ、良好な操作フィ
ーリングが確保される押し釦スイッチ付きロータリース
イッチを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、ロータリースイッチ素子と押し釦スイ
ッチ素子とを備え、ロータリースイッチ素子に備えられ
た操作軸に、操作軸回動操作用の操作体が、操作軸の軸
心回りに相対回動不能で、かつ操作軸の軸心方向に移動
可能に装着され、操作体の前記軸心方向移動により押し
釦スイッチ素子に備えられた押し釦部が押し込み操作可
能とされてなる押し釦スイッチ付きロータリースイッチ
において、前記押し釦部の押し込み方向が前記操作軸の
軸心に対して平行となるべく、押し釦スイッチ素子が配
設され、前記操作体に操作軸の軸心を中心とする円筒状
の前記押し釦部操作用の押し釦押圧部が備えられてなる
点にある。
の技術的手段は、ロータリースイッチ素子と押し釦スイ
ッチ素子とを備え、ロータリースイッチ素子に備えられ
た操作軸に、操作軸回動操作用の操作体が、操作軸の軸
心回りに相対回動不能で、かつ操作軸の軸心方向に移動
可能に装着され、操作体の前記軸心方向移動により押し
釦スイッチ素子に備えられた押し釦部が押し込み操作可
能とされてなる押し釦スイッチ付きロータリースイッチ
において、前記押し釦部の押し込み方向が前記操作軸の
軸心に対して平行となるべく、押し釦スイッチ素子が配
設され、前記操作体に操作軸の軸心を中心とする円筒状
の前記押し釦部操作用の押し釦押圧部が備えられてなる
点にある。
【0009】また、ロータリースイッチ素子と押し釦ス
イッチ素子とが同一基板上に配設されてなる構造として
もよい。
イッチ素子とが同一基板上に配設されてなる構造として
もよい。
【0010】さらに、操作軸にスライドガイド体が固定
され、該スライドガイド体に操作体が前記軸心回りに相
対回動不能で、かつ前記軸心方向にスライド自在に備え
られ、スライドガイド体と操作体との相互間に互いに離
反する方向に弾発付勢する付勢体が装着されてなる構造
としてもよい。
され、該スライドガイド体に操作体が前記軸心回りに相
対回動不能で、かつ前記軸心方向にスライド自在に備え
られ、スライドガイド体と操作体との相互間に互いに離
反する方向に弾発付勢する付勢体が装着されてなる構造
としてもよい。
【0011】さらにまた、ロータリースイッチ素子およ
び押し釦スイッチ素子がケース内に収容状とされると共
に、操作体がケース外に突出状に備えられ、ケースに形
成された円形嵌合孔に前記押し釦押圧部が嵌挿状とさ
れ、ケース内に突出する押し釦押圧部外周面に前記円形
嵌合孔周縁部に抜止状に係止される係止突部が備えられ
てなる構造としてもよい。
び押し釦スイッチ素子がケース内に収容状とされると共
に、操作体がケース外に突出状に備えられ、ケースに形
成された円形嵌合孔に前記押し釦押圧部が嵌挿状とさ
れ、ケース内に突出する押し釦押圧部外周面に前記円形
嵌合孔周縁部に抜止状に係止される係止突部が備えられ
てなる構造としてもよい。
【0012】
【作用】本発明によれば、押し釦スイッチ素子の押し釦
部を操作する際の操作体の操作方向と、押し釦部の押し
込み方向とが一致しているため、動作に無理が生じず耐
久性の向上が図れると共に、押し釦スイッチ素子自体が
有している良好な操作フィーリングが失われず、押し釦
スイッチがONしたかどうかの判断がその操作フィーリ
ングから容易に判断できる。
部を操作する際の操作体の操作方向と、押し釦部の押し
込み方向とが一致しているため、動作に無理が生じず耐
久性の向上が図れると共に、押し釦スイッチ素子自体が
有している良好な操作フィーリングが失われず、押し釦
スイッチがONしたかどうかの判断がその操作フィーリ
ングから容易に判断できる。
【0013】また、押し釦押圧部が操作軸の軸心を中心
とする円筒状とされているため、操作体の回動位置にか
かわらず押し釦スイッチ素子の押し釦部を操作でき、こ
こに、押し釦押圧部と押し釦スイッチ素子との位置関係
にあまり精度が必要とされず、確実に押し釦スイッチを
動作させることができ、信頼性が向上する。
とする円筒状とされているため、操作体の回動位置にか
かわらず押し釦スイッチ素子の押し釦部を操作でき、こ
こに、押し釦押圧部と押し釦スイッチ素子との位置関係
にあまり精度が必要とされず、確実に押し釦スイッチを
動作させることができ、信頼性が向上する。
【0014】さらに、付勢体の弾発付勢力により押し釦
部に対する接触が解除されると共に、係止突部と嵌合孔
周縁部との係止により、操作体の離脱が有効に防止でき
る。
部に対する接触が解除されると共に、係止突部と嵌合孔
周縁部との係止により、操作体の離脱が有効に防止でき
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1乃至図3において、10は押し釦スイッチ
付きロータリースイッチで、ケース11内にロータリー
スイッチを構成するロータリースイッチ素子12と押し
釦スイッチを構成する押し釦スイッチ素子13が備えら
れている。
すると、図1乃至図3において、10は押し釦スイッチ
付きロータリースイッチで、ケース11内にロータリー
スイッチを構成するロータリースイッチ素子12と押し
釦スイッチを構成する押し釦スイッチ素子13が備えら
れている。
【0016】前記ケース11は、合成樹脂等により成形
されてなる下部ケース11aと上部ケース11bとから
構成されており、下部ケース11aにはネジ挿通孔14
aを有する適宜高さのボス部14が複数備えられてい
る。
されてなる下部ケース11aと上部ケース11bとから
構成されており、下部ケース11aにはネジ挿通孔14
aを有する適宜高さのボス部14が複数備えられてい
る。
【0017】16は基板で、前記ボス部14のネジ挿通
孔14aと対応するネジ挿通孔17が形成されており、
基板16の上面側にはロータリースイッチ素子12と押
し釦スイッチ素子13とこれらの配線接続用のコネクタ
18とが固定状に装着されている。
孔14aと対応するネジ挿通孔17が形成されており、
基板16の上面側にはロータリースイッチ素子12と押
し釦スイッチ素子13とこれらの配線接続用のコネクタ
18とが固定状に装着されている。
【0018】ロータリースイッチ素子12は基板16の
ほぼ中央に配置されており、上下方向の軸心を有して上
方に突出状とされた操作軸19はその周面一側部が切欠
状とされた断面非円形状に構成されている。また、ロー
タリースイッチ素子12の一側部に配置された押し釦ス
イッチ素子13の押し釦部20は、その押し込み方向が
前記操作軸19の軸心に対して平行な上下方向となるよ
うに装着されている。
ほぼ中央に配置されており、上下方向の軸心を有して上
方に突出状とされた操作軸19はその周面一側部が切欠
状とされた断面非円形状に構成されている。また、ロー
タリースイッチ素子12の一側部に配置された押し釦ス
イッチ素子13の押し釦部20は、その押し込み方向が
前記操作軸19の軸心に対して平行な上下方向となるよ
うに装着されている。
【0019】前記操作軸19の突出部には角柱状のスラ
イドガイド体21が圧入等により相対回動不能に固定さ
れている。また、スライドガイド体21の外周面には前
記操作軸19の軸心に対して平行な上下方向の位置合わ
せ突条22が設けられると共に、スライドガイド体21
の上面側にはバネ収容凹部23が形成されている。
イドガイド体21が圧入等により相対回動不能に固定さ
れている。また、スライドガイド体21の外周面には前
記操作軸19の軸心に対して平行な上下方向の位置合わ
せ突条22が設けられると共に、スライドガイド体21
の上面側にはバネ収容凹部23が形成されている。
【0020】25は操作軸19を回動操作するための操
作体で、ケース11外に突出状とされる円錐台状の操作
部26と、上部ケース11bに形成された円形の嵌合孔
27に嵌挿状とされる円筒状の押し釦押圧部28と、上
部ケース11b内に突出する押し釦押圧部28の下端部
外周面に、周方向に離隔して突設された複数の係止突部
29とが備えられている。
作体で、ケース11外に突出状とされる円錐台状の操作
部26と、上部ケース11bに形成された円形の嵌合孔
27に嵌挿状とされる円筒状の押し釦押圧部28と、上
部ケース11b内に突出する押し釦押圧部28の下端部
外周面に、周方向に離隔して突設された複数の係止突部
29とが備えられている。
【0021】また、操作部26下面側には、図1に示さ
れる如く、前記スライドガイド体21が嵌入状とされる
角形の嵌入孔30が形成されると共に前記位置合わせ突
条22が嵌合状とされる位置決め溝31が形成されてお
り、スライドガイド体21に操作部26を嵌合させた状
態で、操作部26はスライドガイド体21に対し上下方
向、即ち操作軸19の軸心方向にスライド自在とされて
いる。
れる如く、前記スライドガイド体21が嵌入状とされる
角形の嵌入孔30が形成されると共に前記位置合わせ突
条22が嵌合状とされる位置決め溝31が形成されてお
り、スライドガイド体21に操作部26を嵌合させた状
態で、操作部26はスライドガイド体21に対し上下方
向、即ち操作軸19の軸心方向にスライド自在とされて
いる。
【0022】そして、この嵌合状態で、前記押し釦押圧
部28は操作軸19の軸心を中心とする同心状に配置さ
れると共に、押し釦押圧部28の下端面が押し釦スイッ
チ素子13の押し釦部20の真上に位置するように適宜
内径を有する円筒状に構成されている。
部28は操作軸19の軸心を中心とする同心状に配置さ
れると共に、押し釦押圧部28の下端面が押し釦スイッ
チ素子13の押し釦部20の真上に位置するように適宜
内径を有する円筒状に構成されている。
【0023】また、前記バネ収容凹部23と嵌入孔30
との相互間に、スライドガイド体21と操作体25とを
互いに離反する方向に弾発付勢すべく、付勢体としての
コイルバネ32が圧縮状に装着されており、ここに、操
作体25は図1に示される如く、上方に弾発付勢状とさ
れ、各係止突部29が嵌合孔27周縁部下部に抜止状に
係止されている。
との相互間に、スライドガイド体21と操作体25とを
互いに離反する方向に弾発付勢すべく、付勢体としての
コイルバネ32が圧縮状に装着されており、ここに、操
作体25は図1に示される如く、上方に弾発付勢状とさ
れ、各係止突部29が嵌合孔27周縁部下部に抜止状に
係止されている。
【0024】さらに、各図において、34は配線用のコ
ードで、その一端側に前記コネクタ18に接続されるコ
ネクタ35が装着されている。
ードで、その一端側に前記コネクタ18に接続されるコ
ネクタ35が装着されている。
【0025】本発明の実施例は以上のように構成されて
おり、両コネクタ18、35を互いに接続した状態で下
部ケース11a上に基板16を載置し、固定ネジ36を
各ネジ挿通孔14a、17に挿通させると共に上部ケー
ス11bのボス部(図示省略)に螺合締結させることに
よって組み付けられている。また、上部ケース11bの
嵌合孔27には操作体25の押し釦押圧部28があらか
じめ弾性変形等により嵌挿されている。
おり、両コネクタ18、35を互いに接続した状態で下
部ケース11a上に基板16を載置し、固定ネジ36を
各ネジ挿通孔14a、17に挿通させると共に上部ケー
ス11bのボス部(図示省略)に螺合締結させることに
よって組み付けられている。また、上部ケース11bの
嵌合孔27には操作体25の押し釦押圧部28があらか
じめ弾性変形等により嵌挿されている。
【0026】そして、ロータリースイッチ素子12を操
作する場合には、操作部26を操作軸19の軸心回りに
適宜回動操作すれば、プログラム設定や回路設定等を切
り替えることができ、また、押し釦スイッチ素子13を
操作する場合には、操作部26をコイルバネ32の弾発
付勢力に抗して押し下げ操作すればよい。
作する場合には、操作部26を操作軸19の軸心回りに
適宜回動操作すれば、プログラム設定や回路設定等を切
り替えることができ、また、押し釦スイッチ素子13を
操作する場合には、操作部26をコイルバネ32の弾発
付勢力に抗して押し下げ操作すればよい。
【0027】この場合、押し釦スイッチ素子13の押し
釦部20を操作する際の操作部26の操作方向と、押し
釦部20の押し込み方向とが上下方向に一致しているた
め、動作に無理が生じず耐久性の向上が図れると共に、
押し釦スイッチ素子13自体が有している良好な操作フ
ィーリングが失われず、押し釦スイッチがONしたかど
うかの判断がその操作フィーリングから容易に判断でき
る。
釦部20を操作する際の操作部26の操作方向と、押し
釦部20の押し込み方向とが上下方向に一致しているた
め、動作に無理が生じず耐久性の向上が図れると共に、
押し釦スイッチ素子13自体が有している良好な操作フ
ィーリングが失われず、押し釦スイッチがONしたかど
うかの判断がその操作フィーリングから容易に判断でき
る。
【0028】また、押し釦部20を操作する押し釦押圧
部28が操作軸19の軸心を中心とする円筒状に構成さ
れているため、操作体25の回動位置にかかわらず押し
釦スイッチ素子13の押し釦部20を操作でき、ここ
に、押し釦押圧部28と押し釦スイッチ素子13との位
置関係にあまり精度が必要とされず、確実に押し釦スイ
ッチを動作させることができ、信頼性が向上する。
部28が操作軸19の軸心を中心とする円筒状に構成さ
れているため、操作体25の回動位置にかかわらず押し
釦スイッチ素子13の押し釦部20を操作でき、ここ
に、押し釦押圧部28と押し釦スイッチ素子13との位
置関係にあまり精度が必要とされず、確実に押し釦スイ
ッチを動作させることができ、信頼性が向上する。
【0029】さらに、操作部26に対する押し下げ力を
解除すれば、コイルバネ32に蓄勢された弾発付勢力に
より上方に押し上げられ、押し釦部20に対する接触が
解除される。この際、各係止突部29と嵌合孔27周縁
部との係止により、操作体25の離脱が有効に防止でき
る。また、コイルバネ32の弾発付勢力により操作体2
5が上方付勢状とされているため、操作体25のがたつ
きも有効に防止できる。従って、押し釦スイッチ素子1
3の種類の変更が容易であるという利点もある。
解除すれば、コイルバネ32に蓄勢された弾発付勢力に
より上方に押し上げられ、押し釦部20に対する接触が
解除される。この際、各係止突部29と嵌合孔27周縁
部との係止により、操作体25の離脱が有効に防止でき
る。また、コイルバネ32の弾発付勢力により操作体2
5が上方付勢状とされているため、操作体25のがたつ
きも有効に防止できる。従って、押し釦スイッチ素子1
3の種類の変更が容易であるという利点もある。
【0030】また、ロータリースイッチ素子12、押し
釦スイッチ素子13、コネクタ18等を同一基板16上
に配置した構造であるため、製造が容易となり、製造コ
スト低減が図れる。
釦スイッチ素子13、コネクタ18等を同一基板16上
に配置した構造であるため、製造が容易となり、製造コ
スト低減が図れる。
【0031】なお、上記実施例において、付勢体として
コイルバネ32を用いた構造を示しているが、ゴム等の
弾性体であってもよく、実施例のバネ32に何等限定さ
れない。
コイルバネ32を用いた構造を示しているが、ゴム等の
弾性体であってもよく、実施例のバネ32に何等限定さ
れない。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の押し釦スイッチ
付きロータリースイッチによれば、押し釦スイッチ素子
の押し釦部の押し込み方向がロータリースイッチ素子の
操作軸の軸心に対して平行となるべく、押し釦スイッチ
素子が配設され、操作軸回動操作用の操作体に操作軸の
軸心を中心とする円筒状の押し釦部操作用の押し釦押圧
部が備えられてなるものであり、押し釦部を操作する際
の操作体の操作方向と、押し釦部の押し込み方向とが一
致しているため、動作に無理が生じず耐久性の向上が図
れると共に、押し釦スイッチ素子自体が有している良好
な操作フィーリングが失われず、押し釦スイッチがON
したかどうかの判断がその操作フィーリングから容易に
判断できるという利点がある。また、押し釦押圧部が操
作軸の軸心を中心とする円筒状とされているため、操作
体の回動位置にかかわらず押し釦スイッチ素子の押し釦
部を操作でき、ここに、押し釦押圧部と押し釦スイッチ
素子との位置関係にあまり精度が必要とされず、確実に
押し釦スイッチを動作させることができ、信頼性が向上
するという利点がある。
付きロータリースイッチによれば、押し釦スイッチ素子
の押し釦部の押し込み方向がロータリースイッチ素子の
操作軸の軸心に対して平行となるべく、押し釦スイッチ
素子が配設され、操作軸回動操作用の操作体に操作軸の
軸心を中心とする円筒状の押し釦部操作用の押し釦押圧
部が備えられてなるものであり、押し釦部を操作する際
の操作体の操作方向と、押し釦部の押し込み方向とが一
致しているため、動作に無理が生じず耐久性の向上が図
れると共に、押し釦スイッチ素子自体が有している良好
な操作フィーリングが失われず、押し釦スイッチがON
したかどうかの判断がその操作フィーリングから容易に
判断できるという利点がある。また、押し釦押圧部が操
作軸の軸心を中心とする円筒状とされているため、操作
体の回動位置にかかわらず押し釦スイッチ素子の押し釦
部を操作でき、ここに、押し釦押圧部と押し釦スイッチ
素子との位置関係にあまり精度が必要とされず、確実に
押し釦スイッチを動作させることができ、信頼性が向上
するという利点がある。
【0033】さらに、操作軸にスライドガイド体が固定
され、該スライドガイド体に前記操作体が軸心回りに相
対回動不能で、かつ前記軸心方向にスライド自在に備え
られ、スライドガイド体と操作体との相互間に互いに離
反する方向に弾発付勢する付勢体が装着され、ロータリ
ースイッチ素子および押し釦スイッチ素子がケース内に
収容状とされると共に、前記操作体がケース外に突出状
に備えられ、ケースに形成された円形嵌合孔に前記押し
釦押圧部が嵌挿状とされ、ケース内に突出する押し釦押
圧部外周面に前記円形嵌合孔周縁部に抜止状に係止され
る係止突部が備えられてなる構造とすれば、付勢体の弾
発付勢力により押し釦部に対する接触が解除されると共
に、係止突部と嵌合孔周縁部との係止により、操作体の
離脱が有効に防止できるという利点がある。
され、該スライドガイド体に前記操作体が軸心回りに相
対回動不能で、かつ前記軸心方向にスライド自在に備え
られ、スライドガイド体と操作体との相互間に互いに離
反する方向に弾発付勢する付勢体が装着され、ロータリ
ースイッチ素子および押し釦スイッチ素子がケース内に
収容状とされると共に、前記操作体がケース外に突出状
に備えられ、ケースに形成された円形嵌合孔に前記押し
釦押圧部が嵌挿状とされ、ケース内に突出する押し釦押
圧部外周面に前記円形嵌合孔周縁部に抜止状に係止され
る係止突部が備えられてなる構造とすれば、付勢体の弾
発付勢力により押し釦部に対する接触が解除されると共
に、係止突部と嵌合孔周縁部との係止により、操作体の
離脱が有効に防止できるという利点がある。
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】同全体斜視図である。
【図3】同分解斜視図である。
【図4】従来例を示す説明図である。
10 押し釦スイッチ付きロータリースイッチ 11 ケース 12 ロータリースイッチ素子 13 押し釦スイッチ素子 16 基板 19 操作軸 20 押し釦部 21 スライドガイド体 25 操作体 26 操作部 27 嵌合孔 28 押し釦押圧部 29 係止突部 30 嵌入孔 32 コイルバネ
Claims (4)
- 【請求項1】 ロータリースイッチ素子と押し釦スイッ
チ素子とを備え、ロータリースイッチ素子に備えられた
操作軸に、操作軸回動操作用の操作体が、操作軸の軸心
回りに相対回動不能で、かつ操作軸の軸心方向に移動可
能に装着され、操作体の前記軸心方向移動により押し釦
スイッチ素子に備えられた押し釦部が押し込み操作可能
とされてなる押し釦スイッチ付きロータリースイッチに
おいて、 前記押し釦部の押し込み方向が前記操作軸の軸心に対し
て平行となるべく、押し釦スイッチ素子が配設され、前
記操作体に操作軸の軸心を中心とする円筒状の前記押し
釦部操作用の押し釦押圧部が備えられてなることを特徴
とする押し釦スイッチ付きロータリースイッチ。 - 【請求項2】 前記ロータリースイッチ素子と押し釦ス
イッチ素子とが同一基板上に配設されてなることを特徴
とする請求項1記載の押し釦スイッチ付きロータリース
イッチ。 - 【請求項3】 前記操作軸にスライドガイド体が固定さ
れ、該スライドガイド体に前記操作体が前記軸心回りに
相対回動不能で、かつ前記軸心方向にスライド自在に備
えられ、スライドガイド体と操作体との相互間に互いに
離反する方向に弾発付勢する付勢体が装着されてなるこ
とを特徴とする請求項2記載の押し釦スイッチ付きロー
タリースイッチ。 - 【請求項4】 前記ロータリースイッチ素子および押し
釦スイッチ素子がケース内に収容状とされると共に、前
記操作体がケース外に突出状に備えられ、ケースに形成
された円形嵌合孔に前記押し釦押圧部が嵌挿状とされ、
ケース内に突出する押し釦押圧部外周面に前記円形嵌合
孔周縁部に抜止状に係止される係止突部が備えられてな
ることを特徴とする請求項3記載の押し釦スイッチ付き
ロータリースイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18806394A JP2924651B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 押し釦スイッチ付きロータリースイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18806394A JP2924651B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 押し釦スイッチ付きロータリースイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0850834A JPH0850834A (ja) | 1996-02-20 |
JP2924651B2 true JP2924651B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=16217056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18806394A Expired - Fee Related JP2924651B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 押し釦スイッチ付きロータリースイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2924651B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003045293A (ja) | 2001-05-21 | 2003-02-14 | Sony Corp | 操作装置 |
JP6396846B2 (ja) * | 2015-05-19 | 2018-09-26 | アルプス電気株式会社 | 回転操作型電気部品 |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP18806394A patent/JP2924651B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0850834A (ja) | 1996-02-20 |
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