JPH10228843A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JPH10228843A
JPH10228843A JP9029393A JP2939397A JPH10228843A JP H10228843 A JPH10228843 A JP H10228843A JP 9029393 A JP9029393 A JP 9029393A JP 2939397 A JP2939397 A JP 2939397A JP H10228843 A JPH10228843 A JP H10228843A
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JP
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switch
rotation
pressing
switch element
switch device
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JP9029393A
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Takumi Sasaki
匠 佐々木
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Original Assignee
Sony Corp
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Priority to IDP980188A priority patent/ID19883A/id
Priority to KR1019980004331A priority patent/KR19980071341A/ko
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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のスイッチ素子の切り換え操作を少ない
操作機構によって切り換え操作することを可能となし、
装置自体の小型化を図る。 【解決手段】 進退可能であって且つ回転可能に支持さ
れた第1の操作機構85と、この第1の操作機構85の
進退操作によって切り換え操作されるスイッチ機構6と
回転操作によって切り換え操作されるスイッチ機構1
1,12とを備え、1つの操作機構によって複数のスイ
ッチ機構の切り換え操作を可能とする。さらに、回転可
能に支持された第2の操作機構65の回転操作によって
切り換え操作されるスイッチ機構10と、第1の操作機
構85と第2の回転操作機構65とを選択的に連結させ
る連結機構93,94,97とを備え、第1の操作機構
85と第2の操作機構65とを連結して回転操作可能と
し、複数のスイッチ機構を同時に操作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押圧操作されて切
り換え操作されるスイッチ機構と、回転操作によって切
り換え操作されるスイッチ機構を1つの操作機構によっ
て切り換え操作可能としたスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に搭載されて用い
られるディスク記録及び/又は再生装置等の音響記録及
び/又は再生装置や地図表示装置の電子機器において、
電子機器から離間した位置に設けられた遠隔制御装置と
してのスイッチ装置を用いて制御するように構成された
ものが用いられている。
【0003】この種の電子機器を制御するスイッチ装置
は、制御される電子機器が有する多数の操作モードや操
作機能を設定するための多数のスイッチ素子が設けられ
ている。各操作モードや操作機能を設定し、あるいは各
操作モードや操作機能を切り換えるためのスイッチ素子
を操作するため、各スイッチ素子に対応して操作ボタン
等の操作機構が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスク記
録及び/又は再生装置の如く多数の操作モードや操作機
能を設定し、あるいは切り換え操作するため、各操作モ
ードや操作機能毎にスイッチ素子を設け、各スイッチ素
子に対応して操作ボタン等の操作機構を設けると、スイ
ッチ装置自体が大型化してしまう。
【0005】そこで、本発明の目的は、多数のスイッチ
素子の切り換え操作を少ない操作機構によって切り換え
操作することを可能となし、装置自体の小型化を可能と
なすスイッチ装置を提供することにある。
【0006】また、本発明の目的は、複数のスイッチ素
子をそれぞれ独立に操作可能となすとともに選択的に同
時に操作することを可能となし、少ない操作機構によっ
て多数の操作モードや操作機能の設定あるいは切り換え
操作を可能となし、少ないスイッチ素子で多様な切り換
え操作を可能となすとともに、操作性の向上を可能とな
すスイッチ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を達成するための手段】上述したような目的を達
成するために提案される本発明係るスイッチ装置は、進
退可能であって且つ回転可能に支持された第1の操作機
構と、この第1の操作機構の進退操作によって切り換え
操作されるスイッチ機構と回転操作によって切り換え操
作されるスイッチ機構とを備え、1つの操作機構によっ
て複数のスイッチ機構の切り換え操作を可能とする。
【0008】このとき、第1の回転操作機構は回転操作
されるとき、間欠回転操作機構により間欠的に回転操作
され、回転操作によって切り換え操作されるスイッチ機
構の安定した切り換え操作が実現される。
【0009】また、回転可能に支持された第1の操作機
構は、押圧操作されるときに、回転規制機構により、回
転が規制されることにより、正確に垂直方向に押圧操作
され、押圧操作によって切り換え操作されるスイッチ機
構の確実な切り換え操作が実現される。
【0010】さらに、本発明に係るスイッチ装置は、回
転可能に支持された第2の操作機構の回転操作によって
切り換え操作されるスイッチ機構と、第1の操作機構が
押圧操作されたとき、第1の操作機構と上記第2の回転
操作機構を連結させる連結機構とを備え、第1の操作機
構が押圧操作されたとき、第1の操作機構と第2の操作
機構とを連結して回転操作可能としてなるので、第1の
操作機構によって操作されるスイッチ機構と第2の操作
機構によって操作されるスイッチ機構を同時に切り換え
操作することができ、多様な切り換え操作状態を得るこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したスイッチ
装置を図面を参照して説明する。
【0012】このスイッチ装置201は、例えば自動車
等の車両のダッシュボードの如き固定部に取り付けられ
る取付け基台21に着脱自在に取り付けられて用いられ
るものであって、車載用のディスク記録再生装置や地図
表示装置の制御用に用いられる。
【0013】このスイッチ装置201は、図1及び図2
に示すように、先端側に向かって縮径するように形成さ
れた円筒状をなすケース本体1を備え、このケース本体
1の開口された底面側に嵌合するようにしてスイッチ素
子ブロック2が取り付けられている。
【0014】スイッチ素子ブロック2は、図3に示すよ
うに、合成樹脂を成形して形成されたホルダ3に複数の
スイッチ素子が実装されたプリント配線基板4を取り付
けている。
【0015】プリント配線基板4の一方の面側には、図
3に示すように、第1、第2、第3、第4、第5及び第
6のスイッチ素子5,6,7,8,9及び10と、第1
及び第2のフォトカプラ11,12が実装されている。
これら第1、第2、第3、第4、第5及び第6のスイッ
チ素子5,6,7,8,9及び10と、第1及び第2の
フォトカプラ11,12は、プリント配線基板4の中央
部に設けられた動作状態を示すLED等の発光素子であ
る光源13を囲むようにしてプリント配線基板4に配設
されている。そして、第1、第2、第3、第4及び第5
のスイッチ素子5,6,7,8及び9は、接触子5a,
6a,7a,8a及び9aが各ハウジング15内を出没
することによって、これらハウジング15内に配設され
た接点に接離することによって切り換え操作が行われる
ように構成されたものが用いられている。これら接触子
5a,6a,7a,8a及び9aは、各ハウジング15
内に配設された図示しない付勢手段としてのバネ部材に
より各ハウジング15の外方に突出するように付勢さ
れ、バネ部材の付勢力に抗して押圧操作されることによ
り各ハウジング15内に配設された接点間を導通させ
る。
【0016】また、第6のスイッチ素子10は、図4に
示すように、プリント配線基板4上に設けられた一対の
接点16a,16bと、これら第1及び第2の接点16
a,16bに選択的に接離する導電性の金属板によって
形成された接触片17とを備える。接触片17は、第1
及び第2の接点16a,16b間に位置してプリント配
線基板4に取り付けられた導電性を有する金属板によっ
て形成された支持部材18に中央部に形成された凹湾状
の湾曲部17aを支持され、支持部材18を中心にして
回動操作されることによって、両端部を湾曲するように
折り曲げて形成した第1及び第2の接触部17b,17
cを第1及び第2の接点16a,16bに選択的に接離
させる。そして、支持部材18には、図4に示すよう
に、相対向して立ち上がるように折り曲げられた一対の
支持片18a,18bが形成され、これら支持片18
a,18bの先端側に湾曲部17aが支持され接触片1
7が配設されている。接触片17は、後述するように、
ホルダ3に回動可能に支持される回動操作部材20が回
動操作され湾曲部17aが押圧操作されることにより、
一対の支持片18a,18bのいずれか一方を支点にし
て、第1及び第2の接触部17b,17cを第1及び第
2の接点16a,16bに選択的に接離させるように回
動操作される。
【0017】なお、支持部材18は、図示しないが、プ
リント配線基板4に形成されたは配線パターンに電気的
に接続されている。
【0018】第1及び第2のフォトカプラ11,12
は、互いに所定間隔離間して相対向するようにプリント
配線基板4に取り付けられた一対の発光素子11a,1
2aと受光素子11b,12bとから構成されている。
【0019】プリント配線基板4の他方の面側には、図
1に示すように構成された取付け基台21にスイッチ装
置201を取り付けたとき、このスイッチ装置201を
取付け基台21に設けた接続端子に電気的に接続するた
めの一対のコネクタ22,23が取り付けられている。
これらコネクタ22,23は、図5に示すように、コネ
クタ本体22a,23aに出没可能に取り付けられ、コ
ネクタ本体22a,23a内に設けられたバネ部材によ
りコネクタ本体22a,23aから突出する方向に付勢
された複数の接触ピン24が設けられている。コネク2
2,23は、スイッチ装置201が取付け基台21に取
り付けられたとき、接触ピン24を取付け基台21側に
設けた端子部に圧接させることにより、スイッチ装置2
01を取付け基台21に電気的に接続させる。
【0020】プリント配線基板4が底面側に取り付けら
れるホルダ3の平面側には、図6に示すように、プリン
ト配線基板4に実装された第2のスイッチ素子6を収納
するとともに、第2のスイッチ素子6を押圧操作し、こ
の第2のスイッチ素子6とともに回動型のスイッチ機構
を構成する押圧操作部材25が配設される第1のスイッ
チ収納体26と、第6のスイッチ素子10を収納すると
ともに、第6のスイッチ素子10を回動操作する回動操
作部材20が配設される第2のスイッチ収納体27が設
けられている。これら第1及び第2のスイッチ収納体2
6,27は、ホルダ3の基板28に植立するように形成
されている。
【0021】また、ホルダ3には、図6に示すように、
プリント配線基板4に実装された第1及び第2のフォト
カプラ11,12を構成する発光素子11a,12aと
受光素子11b,12bを位置決め保持する第1及び第
2のカプラ保持部30,31が基板28から植立するよ
うに設けられている。第1及び第2のカプラ保持部3
0,31は、発光素子11a,12aと受光素子11
b,12bをそれぞれ保持する筒状に形成された発光素
子保持部30a,31aと受光素子保持部30b,31
bを備える。これら発光素子保持部30a,31a及び
受光素子保持部30b,31bは、図3、図7及び図8
二示すように、所定間隔を隔て相対向するように形成さ
れ、相対向する面に発光素子11a,12aと受光素子
11b,12bを対向させる切り欠き部30c,30d
及び31c,31dが設けられている。なお、発光素子
保持部30a,31a及び受光素子保持部30b,31
b間の間隙は、受光素子11b,12bによって受光さ
れる発光素子11a及び12aからの光を遮蔽する遮蔽
片が通過する遮蔽片通過部30e及び31eとなされ
る。
【0022】さらに、ホルダ3の基板28の中央部に
は、図6に示すように、底面側に取り付けられるプリン
ト配線基板4に実装された第1のスイッチ素子5、第3
のスイッチ素子7、第4のスイッチ素子8、第5のスイ
ッチ素子9及び光源13を平面側に突出させる開口部3
2が設けられている。
【0023】さらにまた、ホルダ3の基板28の相対向
するコーナ部には、ホルダ3の底面側に取り付けられる
プリント配線基板4を係止する一対の係止爪33,33
が垂下するように突設されている。
【0024】そして、プリント配線基板4は、図6に示
すように、第1のスイッチ素子5、第3のスイッチ素子
7、第4のスイッチ素子8、第5のスイッチ素子9及び
光源13を基板28に設けた開口部32を介して基板2
8の平面側に突出させるとともに、図7に示すように、
第2のスイッチ素子6を第1のスイッチ収納体26に収
納させ、図8に示すように、第6のスイッチ素子10を
第2のスイッチ収納体27に収納させ、図7及び図8に
示すように、第1及び第2のフォトカプラ11,12を
構成する発光素子11a,12aと受光素子11b,1
2bをそれぞれ発光素子保持部30a,31a及び受光
素子保持部30b,31bに挿入してホルダ3の底面側
に配設される。このプリント配線基板4は、係止爪3
3,33によって係止されるとともに、接着剤により接
合されてホルダ3の底面側に取り付けられる。
【0025】ところで、第2のスイッチ素子6が収納さ
れる第1のスイッチ収納体26は、図6及び図7に示す
ように、第2のスイッチ素子6を収納するスイッチ収納
部35と、このスイッチ収納部35の上方側に突出する
ように設けられた筒状をなす操作部材支持部36とを備
える。そして、第2のスイッチ素子6は、図7に示すよ
うに、プリント配線基板4をホルダ3に取り付けたと
き、接触子6aを操作部材支持部36に対向させてスイ
ッチ収納部35に収納される。
【0026】操作部材支持部36には、軸状に形成され
た押圧操作部材25が挿通される押圧操作部材挿通孔3
7と、この押圧操作部材挿通孔37に連通して押圧操作
部材挿通孔37より大径のバネ収納孔38が形成されて
いる。そして、押圧操作部材25は、図7に示すよう
に、軸部25aを押圧操作部材挿通孔37に挿通し、こ
の軸部25aの先端部を操作部材挿通孔37から突出さ
せるようにして操作部材支持部36に進退可能に配設さ
れている。押圧操作部材25は、押圧操作部材挿通孔3
7に軸部25aを挿通したとき、軸部25a基端部側に
形成された軸部25aより大径をなす係止片25bが押
圧操作部材挿通孔37とバネ収納孔38間に形成される
係止段部39に係止されることにより、押圧操作部材挿
通孔37の先端側からの抜け止めが図られて操作部材支
持部36に配設されている。
【0027】また、バネ収納孔38の基端部側には、第
2のスイッチ素子6の接触子6aを押圧操作する押圧子
40が進退可能に配設されている。この押圧子40は、
軸部40aの基端部側に設けた係止片40bをバネ収納
孔38の基端部側周縁に形成した係止段部41に係止さ
せ、軸部40aをバネ収納孔38に挿通して、操作部材
支持部36に進退可能に配設されている。
【0028】そして、バネ収納孔38内には、押圧操作
部材25と押圧子40との間に介在するようにして、付
勢部材としてのコイルバネ43が配設されている。この
コイルバネ43は、押圧操作部材25を第2のスイッチ
素子6から離間する方向の図7中矢印A方向に付勢する
とともに、押圧子40を第2のスイッチ素子6の接触子
6aに接触するように押圧付勢するものである。すなわ
ち、コイルバネ43は、押圧操作部材25が図7中矢印
B方向の第2のスイッチ素子6の接触子6aを押圧する
方向に押圧されたとき、この押圧力を接触子6aに伝達
する機能を有するものでもあり、押圧操作部材25と第
2のスイッチ素子6を連結する連結部材として機能して
いる。
【0029】なお、押圧子40は、コイルバネ40のバ
ネ受けとして機能するものであるので、軸部40aの先
端側にコイルバネ40の端部が係合され、コイルバネ4
0の位置ずれを防止するための凹湾部40cが設けられ
ている。
【0030】そして、第2のスイッチ素子6を備えたス
イッチ機構は、後述するようにケース本体1に進退可能
に取り付けられる第1の操作摘みを介して押圧操作部材
25がコイルバネ43の付勢力に抗して図7中矢印B方
向に押圧操作さることによって切り換え操作が行われ
る。
【0031】ここで、コイルバネ43は、第2のスイッ
チ素子6の操作子6aを付勢するバネ部材の付勢力より
小さいものが選択される。そして、押圧操作部材25が
コイルバネ43の付勢力に抗して図7中矢印B方向に押
圧操作されると、コイルバネ43が圧縮される。コイル
バネ43が圧縮された後、操作子6aを付勢するバネ部
材の付勢力より大きな力が押圧操作部材25に加えられ
ると、操作子6aはバネ部材の付勢力に抗して押圧され
て接点に接触し、スイッチ素子6の切り換えを行う。ま
た、押圧操作部材25の押圧が解除されると、コイルバ
ネ43が弾性復帰して押圧操作部材を図7中矢印A方向
に移動させるとともに、バネ部材が弾性復帰して操作子
6aを接点から離間する方向に移動させ、第2のスイッ
チ素子6を初期状態に復帰させる。
【0032】このように、押圧操作部材25と第2のス
イッチ素子6間にコイルバネ43を介在させて連結する
ことにより、第2のスイッチ素子6を切り換え操作する
ための押圧操作部材25の移動ストロークを、操作子6
aを直接押圧操作するとき押圧ストロークより十分に長
くできる。したがって、操作子6aの移動ストロークが
小さく、操作子6aの操作状態を判別することが困難な
小型の第2のスイッチ素子6の操作状態を確実に認識す
ることができる。
【0033】ところで、第2のスイッチ素子6は、操作
子6aにバネ部材の付勢力より大きな荷重が加えられた
ときに、操作子6aが押圧操作されて接点に接触し、ス
イッチの切り換え操作が行われる。このとき、操作子6
aがバネ部材の付勢力に抗して押圧操作されて接点に接
触させられるときの荷重をα(N)とすると、押圧操作
部材25と操作子6aとの間に介在されるコイルバネ4
3のバネ定数K(N/mm)と圧縮ストロークt(m
m)との間には、 α(N)=K(N/mm)×t(mm) の関係がある。
【0034】すなわち、押圧操作部材25がコイルバネ
43を圧縮するように押圧し、K(N/mm)×t(m
m)の値がα(N)の値を超えたとき、操作子6aがバ
ネ部材の付勢力に抗して押圧操作されて接点に接触す
る。
【0035】したがって、第2のスイッチ素子6を切り
換え操作するとき、用いるコイルバネ43を適宜可変す
ることにより押圧操作部材25の移動ストロークが可変
することができ、押圧操作部材25の操作感を任意に設
定することができる。すなわち、バネ定数K(N/m
m)の値が小さいコイルバネ43を用いた場合には、圧
縮ストロークt(mm)を大きくする必要があるので、
押圧操作部材25の移動ストロークが大きくされ、逆に
バネ定数K(N/mm)の値が大きなコイルバネ43を
用いた場合には、圧縮ストロークt(mm)を小さくす
る必要があるので、押圧操作部材25の移動ストローク
が小さくされる。
【0036】このように、第2のスイッチ素子6と押圧
操作部材25間に介在されるコイルバネ43のバネ定数
K(N/mm)及び圧縮ストロークt(mm)を適宜選
択することにより、同一の押圧操作型のスイッチ素子を
用いながら、このスイッチ素子を切り換え操作する押圧
操作部材25の移動ストローク及び押圧操作感を任意設
定できる。
【0037】ここで、コイルバネ43を操作子6aに圧
接するため、押圧子40を介在させているが、押圧子4
0を用いることなく、コイルバネ43によって直接操作
子43を押圧するようにしてもよい。
【0038】また、第6のスイッチ素子10が収納され
る第2のスイッチ収納体27は、図6及び図8に示すよ
うに、第6のスイッチ素子10を収納するスイッチ収納
部44と、接触片17を回動操作する回動操作部材20
を支持する回動操作部材支持部45とを備える。そし
て、プリント配線基板4をホルダ3に取り付けると、第
6のスイッチ素子10を構成する接触片17が、図8及
び図9に示すように、スイッチ収納部44に収納される
ように配設される。このとき、接触片17は、図9に示
すように、スイッチ収納部44内に設けた一対の支持突
起46,47が一対の支持片18a,18bに支持され
た湾曲部17aの両側に近接対向することにより、一対
の支持片18a,18bからの脱落が防止され、いずれ
か一方の支持片18a,18bを中心に回動可能にスイ
ッチ収納部44内に配設される。
【0039】回動操作部材支持部45は、中心部に貫通
孔47が穿設され、この貫通孔47を介して回動操作部
材20を支持している。この回動操作部材20は、図9
に示すように、回動アーム48と、この回動アーム48
の先端側に進退可能に支持される合成樹脂により形成さ
れた押圧子49とを備える。回動アーム48は、中途部
に周面を円弧面とした膨出部50が設けられ、貫通孔4
7に挿通させたとき、膨出部50が貫通孔47の内周面
に支持されることにより、膨出部50を中心に軸方向と
直交する図9中矢印C1方向及び矢印C2方向に回動可能
に支持される。
【0040】なお、回動アーム48は、膨出部50が貫
通孔47の端部に形成された係止部51に係止されるこ
とにより貫通孔47からの抜け止めが図られてる。
【0041】押圧子49は、先端側を円弧面とした紡錘
状に形成され、支軸52の先端に取り付けられている。
この押圧子49は、支軸52を回動アーム48に穿設さ
れた挿通孔51に挿通させ、回動アーム48に進退可能
に支持される。また、押圧子49は、挿通孔51内に配
されたコイルバネ53により回動アーム48の先端から
突出する方向に付勢される。
【0042】そして、回動操作部材45は、プリント配
線基板4がホルダ3の底面側に取り付けられることによ
り、押圧子49を接触片17に圧接させて回動操作部材
支持部45に回動可能に支持される。この回動操作部材
45は、後述するように、ケース本体1に回動可能に取
り付けられる第2の操作摘みを介して図9中矢印C1
向及び矢印C2方向に回動操作される。回動操作部材4
5が図9中矢印C1方向及び矢印C2方向に回動操作され
ると、コイルバネ53により付勢された押圧子49によ
る接触片17の押圧方向が変位する。そして、接触片1
7は、一対の支持片18a,18bのいずれか一方を支
点にして、第1及び第2の接触部17b,17cを第1
及び第2の接点16a,16bに選択的に接離させるよ
うに回動操作され、第6のスイッチ素子10の切り換え
操作が行われる。
【0043】上述のようにホルダ3にプリント配線基板
4を取り付けたスイッチ素子ブロック2は、図10に示
すように、ケース本体1の底面側に形成した開口部54
を介して、ケース本体1内に装着される。このとき、ス
イッチ素子ブロック2は、ホルダ3を構成する基板28
をケース本体1内に設けた係止段部55に係止させるこ
とによって、ケース本体1に対する高さ方向の着位置が
位置決めされる。ケース本体1内に装着されたスイッチ
素子ブロック2は、ケース本体1の底面側に形成された
開口部54を閉塞するように取り付けられる取付け板5
6とともにケース本体1に螺合される固定ネジ57を介
してケース本体1に固定される。
【0044】取付け板56は、このスイッチ装置201
を取付け基台21に取り付けるためのものであって、図
11に示すように、取付け基台21に設けられた第1の
係合手段である複数の係合片167に相対係合される複
数の被係合手段を構成する被係合爪58が外周縁側に垂
下するように設けられている。本例においては、被係合
爪58は3個設けられる。この取付け板56の中心部に
は、図11に示すように、スイッチ装置201を取付け
基台21に取り付け操作する際に、スイッチ装置201
の取り付け方向を規制する係合ピン59が突設されてい
る。この係合ピン59は、軸方向に連なって係合溝60
が設けられ、この係合溝60を取付け基台21に設けた
後述する係合突起に相対係合させることにより、スイッ
チ装置201の取付け基台21に対する取り付け方向が
規制される。また、取付け板56には、一対に切り欠き
穴61,62が穿設され、これら切り欠き穴61,62
を介してプリント配線基板4の底面側に取り付けられた
コネクタ22,23の接続ピン24が突出されている。
取付け板56をケース本体1に固定する固定ネジ57が
挿通されるネジ挿通部62は、プリント配線基板4側に
突出するように形成され、取付け板56をケース本体1
に固定したとき、プリント配線基板4に当接することに
よってプリント配線基板4との間にコネクタ22,23
の収納空間を構成する。したがって、スイッチ装置20
1の底面側には、図10及び図11に示すように、接続
ピン24のみが突出する。
【0045】上述のようにスイッチ素子ブロック2が装
着されたケース本体1の上端側には、図1、図2及び図
10に示すように、第6のスイッチ素子10の回動操作
部材45を回動操作す略円盤状に形成された第2の操作
摘み65が取り付けられている。この第2の操作摘み6
5は、中心部に形成した筒状をなす挿通部65aを、ケ
ース本体1の上端端側の中央部に形成された筒状部66
に嵌合された筒状をなす支持管67に挿通させることに
よって、支持管67に回転可能に支持される。
【0046】なお、第2の操作摘み65の外周囲には、
操作時の把持を容易となすため、ゴム製のリング部材6
5bが巻装されている。
【0047】ところで、筒状部66の内周面及び支持管
67の先端側の外周面には、図12に示すように、それ
ぞれ平坦面66a,67aが形成され断面D字状に形成
されている。そして、支持管67は、平坦面67aを筒
状部66の平坦面66aに対応させて筒状部66に嵌合
されることにより、ケース本体1に一体に取り付けられ
る。
【0048】筒状部66の下端部には、図10に示すよ
うに、内周側に向かって嵌合位置規制片68が突設され
ている。支持管67は、先端部を嵌合位置規制片68に
当接させて筒状部66に嵌合されることにより、ケース
本体1に対する嵌合位置が規制されている。
【0049】筒状体66に回転可能に支持された第2の
操作摘み65には、図2及び図10に示すように、第6
のスイッチ素子10の回動操作部材20を回動操作させ
る回動操作子69が取り付けられている。この回動操作
子69は、図2に示すように、円盤部70とこの円盤部
70の下面側の外周縁から垂下するように突設された連
結レバー71とを備える。回動操作子69は、図2及び
図10に示すように、第2の操作摘み65の上端面側に
形成された嵌合凹部72に円盤部70を嵌合させ、連結
レバー71を嵌合凹部72の底面に穿設した貫通孔73
に挿通させて第2の操作摘み65に取り付けられる。こ
のとき、回動操作子69は、円盤部70の中心部に設け
た中心孔70aを第2の操作摘み65の挿通部65aに
挿通させることにより、第2の操作摘み65と一体的に
支持管67を中心に回動可能に支持される。
【0050】また、回動操作子69の連結レバー71
は、図10に示すように、ケース本体1の上端面壁75
に穿設した回動規制孔77を介してケース本体1内に挿
通され、先端部に凹状に形成された連結部76を第6の
スイッチ素子10の回動操作部材20の先端部に嵌合さ
せることによってこの回動操作部材20に連結されてい
る。このように、連結レバー71を回動操作部材20に
連結することにより、回動操作部材20は、第2の操作
摘み65を回動操作することにより、図8及び図9中矢
印C1方向又はC2方向に回動操作される。
【0051】ところで、ケース本体1に設けられた回動
規制孔76は、図12に示すように、第6のスイッチ素
子10の切り換え操作し得るように回動操作部材20を
回動させるだけ、連結レバー71の回動を許容する長さ
を有する円弧状に形成されている。したがって、第2の
操作摘み65は、回動規制孔76の範囲で支持管67を
中心にして図12中矢印D1方向又はD2方向に回動操作
される。
【0052】また、第2の操作摘み65は、回動操作が
行われない状態で、回動操作部材20を中立位置に保持
させる位置に捻りコイルバネ80によって回動付勢され
ている。すなわち、第2の操作摘み65は、不作動状態
で、回動操作部材20が接触片17を回動操作させるこ
となく、接触片17の第1及び第2の接触部17b,1
7cを第1及び第2の接点16a,16bのいずれにも
接触させない中立位置に保持されるように回動付勢され
ている。
【0053】第2の操作摘み65を中立位置に回動付勢
する捻りコイルバネ80は、図2に示すように、支持管
67の先端部に取り付けられたバネホルダ81を介して
取り付けられている。このバネホルダ81は、基端部側
に筒状をなすバネ保持部82が設けられている。そし
て、捻りコイルバネ80は、支持管67に巻装し、コイ
ル部を縮径させてバネ保持部82内に収納するように取
り付けられている。このとき、捻りコイルバネ80は、
図2及び図13に示すように、コイル部80aから延長
された両端のアーム部80b,80cがバネ保持部82
の周壁に設けた係合溝83に係合させることによって縮
径状態が保持されている。すなわち、捻りコイルバネ8
0は、一対のアーム部80b,80cが開脚する方向に
付勢された状態でバネ保持部82に保持されている。ま
た、捻りコイルバネ80の一対のアーム部80b,80
cは、係合溝83からバネ保持部82の外方に突出さ
れ、図13に示すように、回動操作子69の内周側に形
成したバネ係止溝84の両側に係止させている。このよ
うに、バネホルダ81に一対のアーム部80b,80c
が開脚する方向に付勢された状態で保持された捻りコイ
ルバネ80の一対のアーム部80b,80cがバネ係止
溝84の両側に係止された回動操作子69は、捻りコイ
ルバネ80の付勢力を受けて回動操作部材20を不作動
位置に置く中立位置に保持される。そして、回動操作子
69を一体に回動するように取り付けた第2の操作摘み
65も中立位置に置かれる。
【0054】ここで、第2の操作摘み65を支持管67
を中心にして、図12中矢印D1方向又は矢印D2方向に
回動操作すると、捻りコイルバネ80の付勢力に抗して
回動操作子69も同方向に回動され、連結レバー71に
係合された第6のスイッチ素子10の回動操作部材20
が、図8及び図9中矢印矢印C1方向又はC2方向に回動
され、接触片17が一対の支持片18a,18bのいず
れか一方を支点にして、第1及び第2の接触部17b,
17cを第1及び第2の接点16a,16bに選択的に
接離させるように回動操作され、第6のスイッチ素子1
0の切り換え操作が行われる。
【0055】なお、回動操作子69は、第2の操作摘み
65に一体に設けるようにしてもよい。すなわち、連結
レバー71は、第2の操作摘み65と一体に形成するよ
うにしてもよい。
【0056】そして、ケース本体1には、第2の操作摘
み65上に位置するようにして、第2のスイッチ素子6
を切り換え操作する第1の操作機構を構成する第1の操
作摘み85が配設されている。第1の操作摘み85は、
図2及び図10に示すように、有底の円筒状に形成さ
れ、中心部に筒状をなす支持軸86が一体的に取り付け
られている。この支持軸86は、操作摘み85の中心部
に設けた嵌合筒部87に基端部を嵌合させ、第1の操作
摘み85に一体的に取り付けられている。この第1の操
作摘み85の外周囲には、操作時の把持を容易となすた
め、ゴム製のリング部材85aが巻装されている。
【0057】第1の操作機構を構成する第1の操作摘み
85は、図10に示すように、ケース本体1の筒状部6
6に取り付けた筒状の支持管67に支持軸86を挿通さ
せてケース本体1に取り付けられる。このとき、第1の
操作摘み85は、支持軸86の軸方向に進退可能であっ
て、且つ支持軸86の軸回り方向に回転可能にケース本
体1に支持される。
【0058】そして、第1の操作摘み85の支持軸86
の先端側には、第2のスイッチ素子6を切り換え操作す
るとともに、第1及び第2のフォトカプラ11,12の
出力を切り換える切り換え操作子88が取り付けられて
いる。これら第1及び第2のフォトカプラ11,12及
び切り換え操作子88をもって回転操作型のスイッチ機
構が構成される。
【0059】この切り換え操作子88は、図2及び図1
0に示すように、第2のスイッチ素子6の押圧操作部材
25を押圧操作する円盤状をなす押圧板89と、この押
圧板89の周囲に垂下するように一体に形成された第1
及び第2のフォトカプラ11,12の発光素子11a,
12aから発光される光を遮断する複数の遮断片90と
を備え、略円筒状に形成されている。この切り換え操作
子88は、押圧板89の中心部に設けた断面D字状をな
す嵌合孔91を断面D字状に形成された支持軸86の先
端部に密嵌して取り付けられる。このとき、切り換え操
作子88は、図14に示すように、押圧板89が第2の
スイッチ素子6の押圧操作部材25に対向され、各遮断
片90が第1及び第2のフォトカプラ11,12の発光
素子11a,12aと受光素子11b,12b間の間隙
に臨むようして第1の操作摘み85の支持軸86に取り
付けられる。
【0060】支持軸86に取り付けられた切り換え操作
子88は、上端部をケース本体1の筒状部66の下端部
に当接させることにより、第1の操作摘み85のケース
本体1からの抜け止めを図っている。
【0061】また、第1の操作摘み85は、この第1の
操作摘み85の上端壁85bとバネホルダ81との間に
介在された付勢部材である圧縮コイルバネ92により、
切り換え操作子88を第2のスイッチ素子6の押圧操作
部材25から離間する方向の図10中矢印E1方向に付
勢されている。第1の操作摘み85は、圧縮コイルバネ
92の付勢力に抗して図10中矢印E2方向に押圧され
ると、切り換え操作子88の押圧板89が第2のスイッ
チ素子6の押圧操作部材25に当接する。そして、切り
換え操作子88が押圧操作板25に当接した後、さらに
第1の操作摘み85を押圧すると、図14に示すよう
に、押圧操作部材25と第2のスイッチ素子6の操作子
6aを連結するコイルバネ43が圧縮され、操作子6a
を付勢するバネ部材の付勢力より大きな力が押圧操作部
材25に加えられると、操作子6aはバネ部材の付勢力
に抗して図14中矢印B方向に押圧されて接点に接触
し、第2のスイッチ素子6の切り換えを行う。
【0062】ところで、第1の操作摘み85は、ケース
本体1に回転可能に支持されているので、第2のスイッ
チ素子6を切り換え操作するように押圧操作されるとき
に回転し、押圧操作部材25を安定して押圧操作するこ
とができなくなる虞がある。そこで、第1の操作摘み8
5のケース本体1と対向する下端面側には、圧縮コイル
バネ92の付勢力に抗して図10中矢印E2方向の支持
軸86の軸方向に押圧されるとき、回転することなく確
実に支持軸86の軸方向に押圧操作する一対のガイド突
起93,94が設けられている。これらガイド突起9
3,94は、図2及び図10に示すように、第1の操作
摘み85の下端側に形成した嵌合凹部95に一体的に嵌
合されるリング状部材96に突設されている。そして、
リング状部材96が対向する第2の操作摘み69に取り
付けられた回動操作子69の主面には、図2及び図13
に示すように、ガイド突起93,94が相対係合する複
数のガイド孔97がリング状に形成されている。
【0063】なお、ガイド突起93,94は、第1の操
作摘み85が押圧操作されない圧縮コイルバネ92によ
り付勢された図10に示すように不作動状態にあると
き、ガイド孔97に係合することなく離間された状態に
あって、第1の操作摘み85のみを回転可能な状態にお
く。
【0064】そして、第1の操作摘み85は、図10中
矢印E2方向に押圧されると、図14に示すように、ガ
イド突起93,94が複数のガイド孔97中の一対に相
対係合する。このとき、ガイド孔97が設けられた第2
の操作摘み69は、捻りコイルバネ80により中立位置
に付勢されているので、ガイド孔97にガイド突起9
3,94を相対係合させた第1の操作摘み85は、自由
な回転が規制される。すなわち、相対係合するガイド孔
97とガイド突起93,94により、第1の操作摘み8
5の回転を規制する回転規制機構を構成している。この
第1の操作摘み85は、さらに図10中矢印E2方向に
押圧されることにより、ガイド突起93,94がガイド
孔97にガイドされて支持軸86の軸方向に直線移動
し、図14に示すように、第2のスイッチ素子6の押圧
操作部材25を押圧操作する。このように、ガイド突起
93,94とガイド孔97が相対係合されることによ
り、第1の操作摘み85は、確実に直線移動して安定し
た状態で第2のスイッチ素子6の押圧操作部材25を押
圧操作することができ、第2のスイッチ素子6の確実な
切り換え操作を行うことができる。
【0065】なお、第1の操作摘み85は、ガイド突起
93,94をガイド孔97に相対係合させるとき、回転
する場合があるが、ガイド孔97を多数設けることによ
り僅かの回転で直ちにガイド突起93,94とガイド孔
97との相対係合を図ることができる。
【0066】また、第1の操作摘み85は、ガイド突起
93,94がガイド孔97に係合されない状態では、ガ
イド突起93,94が回動操作子69の主面に当接し、
更なる押圧操作が規制され、第2のスイッチ素子6の押
圧操作部材25の押圧操作が規制されるので、第2のス
イッチ素子6は、第1の操作摘み85が正確に直線移動
される場合に切り返そう差が行われるので、誤操作が正
確に防止される。
【0067】ところで、第1の操作摘み85が押圧操作
され、ガイド突起93,94がガイド孔97に相対係合
すると、第1の操作摘み85と第2の操作摘み65が連
結された状態となり、第2の操作機構を構成する第2の
操作摘み65は、第1の操作機構を構成する第1の操作
摘み85と一体的に回動操作可能な状態となされる。そ
して、第1の操作摘み85を第2の操作摘み65に連結
した状態で回動操作することにより、第2の操作摘み6
5により切り換え操作される第6のスイッチ素子10の
切り換え操作も行われる。したがって、第1の操作摘み
85の押圧操作した状態で回動操作することにより、第
2のスイッチ素子6と第6のスイッチ素子10を同時に
切り換え操作を行うことができ、多様なスイッチの切り
換え操作を行うことができる。
【0068】また、第1の操作摘み85は、押圧操作さ
れることなく、ガイド突起93,94をガイド孔97に
係合させない状態にあるときには、支持軸86を中心に
360度回転可能な状態にある。ここで、第1の操作摘
み85を回転操作すると、切り換え操作子88に設けた
複数の遮断片90が第1及び第2のフォトカプラ11,
12の発光素子11a,12aから発光され受光素子1
1b,12bにより受光される光を間欠的に遮断する。
そして、発光素子11a,12aからの光が遮断される
ことにより、受光素子11b,12bの検出状態の切り
換えが行われる。すなわち、回転操作される第1の操作
摘み85に設けた切り換え操作子88と、第1及び第2
のフォトカプラ11,12によってロータリーエンコー
ダが構成されている。
【0069】ところで、第1の操作摘み85には、自由
な回転を規制するとともに、回転操作されるときに間欠
的に回転操作を実現する回転規制機構98が設けられて
いる。この回転規制機構98は、図2及び図10に示す
ように、第1の回転摘み85に取り付けられたリング状
部材96の内周面に、周回り方向に凹条部と突条部を順
次形成したギヤ部99と、バネホルダ81に配設された
係合子である複数のスチールボール101とから構成さ
れる。ここで、係合子としてのスチールボール101は
2つ設けられ、これらスチールボール101は、リング
状部材96にギヤ部99が対向するバネホルダ81の外
周面に出没するように付勢部材であるコイルバネ102
により付勢されて取り付けられている。これらスチール
ボール101は、コイルバネ102により付勢されてバ
ネホルダ81の外周面に突出することによってギヤ部9
9に係合することによって第1の操作摘み85の自由な
回転を規制している。
【0070】そして、第1の操作摘み85を回転操作す
ると、コイルバネ102により付勢されたスチールボー
ル101がギヤ部99の山谷を構成する凹条部と突条部
によって出没され、このギヤ部99に係脱することによ
り、第1の操作摘み85の間欠的な回転を実現してい
る。
【0071】第1の操作摘み85が間欠的に回転される
ことにより、第1及び第2のフォトカプラ11,12を
切り換え操作して得られる検出出力を容易に制御するこ
とができる。
【0072】なお、第1の操作摘み85を間欠的に回転
可能とする回転規制機構98は、回転される第1の操作
摘み85側にスチールボール101を設け、固定側のバ
ネホルダ81の周面にギヤ部99を設けるようにしても
よい。
【0073】また、ギヤ部99の山谷の形状を大きさや
形状を変化させることにより、第1の操作摘み85の間
欠的な回転間隔を可変することができ、回転操作時の操
作感を適宜設定することができる。
【0074】そして、第1の操作摘み85の中心部に
は、図2及び図10に示すように、スイッチ素子ブロッ
ク2に設けた光源13からの光を第1の操作摘み85の
上端面に導出するとともに、第1のスイッチ素子5を切
り換え操作する第3の操作摘み105が配設されてい
る。第3の操作摘み105は、光透過性を有するアクリ
ル樹脂等の合成樹脂によって形成され、図2に示すよう
に、軸部106の一端に押し釦部107を一体に形成し
て構成されている。押し釦部107の中央部には、覆板
108が取り付けられている。この覆板108は、軸部
106を介して押し釦部107の中心に導出される光源
13からの光を覆い、押し釦部107の周囲のみを光ら
せるようにするものである。
【0075】第3の操作摘み105は、図10に示すよ
うに、軸部106を支持軸86に挿通させて第1の操作
摘み85の中心部に進退可能に取り付けられる。このと
き、軸部106の先端部は、図10に示すように、支持
軸86の先端から突出して光源13の先端に対向されて
いる。軸部106の先端には、図2に示すように、第1
のスイッチ素子5の操作子5aを押圧操作する押圧子1
10が取り付けられている。この押圧子110は、上端
側の一側に突設したリング状の取り付け片111を軸部
106の先端部に嵌合させて取り付けられ、光源13の
側方に配置された第1のスイッチ素子5に対向されてい
る。なお、取り付け片111に設けた嵌合孔111a及
び軸部106の先端部は断面D字状に形成され、押圧子
110が軸部106に対し回転しなように取り付けられ
る。
【0076】第3の操作摘み105は、押圧子110と
支持軸86の先端部間に巻装されたコイルバネ109に
より第1の操作摘み85内に進入する方向の図10中矢
印E2方向に付勢されている。第3の操作摘み105
は、ケース本体1に取り付けられたとき、押圧子110
が第1のスイッチ素子5の操作子5aに圧接し、コイル
バネ109の付勢力に抗して当接し、図10中矢印E1
方向の第1の操作摘み85から突出する方向に押圧され
ている。
【0077】なお、コイルバネ109は、押圧子110
が第1のスイッチ素子5の操作子5aに圧接した状態で
第3の操作摘み105を第1の操作摘み85から突出さ
せるように操作子5aを付勢するバネ部材より付勢力が
小さいものが用いられる。
【0078】そして、第3の操作摘み105は、第1の
スイッチ素子5の操作子5aを押圧操作するように図1
0及び図15中矢印E1方向に押圧された後、押圧状態
を解除すると、コイルバネ111の付勢力を受けて図1
5中矢印E2方向に移動されて初期位置に復帰する。
【0079】また、スイッチ装置201が動作状態とな
され、光源13が点灯すると、光源13からの光が軸部
106を介して押し釦部107が発光して動作状態の表
示が行われる。
【0080】なお、スイッチ素子ブロック2のホルダ3
には、図6に示すように、押圧子110の一側面を支持
し、第3の操作摘み105の回転を規制し、押圧子11
0が第1のスイッチ素子5の操作子5aに確実に対向す
るようにする回転規制片112が突設されている。
【0081】そして、ケース本体1の周壁1aには、ス
イッチ素子ブロック2に設けた第3、第4及び第5のス
イッチ素子7,8及び9を切り換え操作する第1、第2
及び第3の操作ボタン113,114及び115が取り
付けられている。これら第1、第2及び第3の操作ボタ
ン113,114及び115は、同一の構成を構成を備
えるので、第1の操作ボタン113のケース本体1への
取り付け状態を説明し、第2及び第3の操作ボタン11
4及び115の詳細については省略する。
【0082】第1の操作ボタン113は、図2及び図1
6に示すように、支持板116の一側面側の中央部に楕
円状をなす押圧操作部117が膨出するように設けら
れ、支持板116の他側面側にこの支持板116に直交
するように第3のスイッチ素子7の操作子7aを押圧操
作する押圧操作片118が突設されている。また、支持
板116の基端部側の両側には、一対の支軸119,1
19が突設されている。
【0083】一方、ケース本体1の周壁1aには、押圧
操作部117を外方に突出させるための開口部120が
穿設され、この開口部120の内方側の周囲には、支持
板116の先端側が挿入支持される挿入凹部121及び
支持板116の両側が係合される係合溝122,122
が設けられた操作ボタン保持部123が形成されてい
る。操作ボタン保持部123の基端部には、支持板11
6の基端部に設けた一対の支軸119,119がそれぞ
れ係合される凹湾状をなす軸支持部124が形成されて
いる。なお、挿入凹部121及び係合溝122,122
は、支持板116の厚さより大きな幅をもって形成され
ている。
【0084】そして、第1の操作ボタン113は、押圧
操作部117をケース本体1の外方に突出するように開
口部120に嵌合させ、支持板116の先端部を挿入凹
部121に挿入させ、支持板116の両側を係合溝12
2,122に係合させ、一対の支軸119,119を軸
支持部124,124に係合させることによってケース
本体1の周壁1aの内面側に取り付けられる。このと
き、第1の操作ボタン113は、軸支持部124,12
4に係合された支軸119,119がケース本体1の底
面側に取り付けられるスイッチ素子ブロック2のホルダ
3によって支持されることによりケース本体1からの脱
落が防止されて取り付けられる。このようにケース本体
1に取り付けられた第1の操作ボタン113は、支軸1
19,119を中心にして、支持板116と挿入凹部1
21及び係合溝122,122との間に構成される間隙
の範囲で図17中矢印G1方向及び矢印G2方向に可能に
支持される。
【0085】第1の操作ボタン113は、ケース本体1
に取り付けられたとき、押圧操作片118が第3のスイ
ッチ素子7の操作子7aに当接され、この操作子7aを
付勢するバネ部材の付勢力を受けて図17中矢印G2
向に回動付勢され、ケース本体1の周壁1aの内面側に
圧接された状態に置かれている。このとき、押圧操作部
117は、開口部120を介してケース本体1の外方に
突出している。ここで、押圧操作部117を押圧し、第
1の操作ボタン113を支軸119,119を中心に図
17中矢印G1方向に回動させると、押圧操作片118
によって操作子7aがバネ部材の付勢力に抗して押圧操
作されて接点に接触することにより第3のスイッチ素子
7の切り換え操作を行う。第1の操作ボタン113は、
押圧状態が解除されると、操作子7aを付勢するバネ部
材の付勢力を受けて図17中矢印G2方向に回動され、
押圧操作部117をケース本体1の外方に突出させた初
期位置に復帰される。
【0086】なお、第2及び第3の操作ボタン114,
115も同様の操作によって同様の動作を行うので、詳
細な説明を省略する。
【0087】このように、本発明に係るスイッチ装置2
01は、ケース本体1に設けた第1、第2、第3の操作
摘み85,65,105及び第1、第2、第3の操作ボ
タン113,114,115を適宜操作することによっ
て、第1〜第6のスイッチ素子5〜10及び第1、第2
のフォトカプラ11,12の切り換え操作が行われる。
【0088】上述のように構成されたスイッチ装置20
1は、ケース本体1の底面側に取り付けた取り付け板5
6を介して取付け基台21に取り付けられる。この取付
け基台21は、自動車のダッシュボードや壁面、あるい
は電気機器の筐体の外周面等の固定部に取り付けられる
ものであって、図18に示すように、略円盤状をなす基
台本体131を備える。この基台本体131は、支持基
板132の外周囲に先端面をスイッチ装置201の載置
面133となし、基端面側を固定部への設置面134と
なす立ち上がり周壁135が設けられている。この立ち
上がり周壁135が設けられることによって、基台本体
131のスイッチ装置201が載置される面側には第1
の収納凹部136が形成され、固定部へ設置される面側
には第2の収納凹部137が形成されている。
【0089】そして、第1の収納凹部136内には、プ
リント回路基板138が取り付けられる。このプリント
回路基板138には、図18に示すように、スイッチ装
置201の底面側に設けた第1及び第2のコネクタ2
2,23が電気的に接続される第1及び第2の接続端子
部139,140と、この取付け基台21に取り付けら
れるスイッチ装置201が接続されこのスイッチ装置2
01によって制御される電子機器を例えば初期状態に切
り換え制御する場合等に用いられるスイッチ素子である
制御用スイッチ素子141が設けられている。第1及び
第2の接続端子部139,140には、第1及び第2の
コネクタ22,23の各接触ピン24がそれぞれ接触す
る複数の接続端子142,143が設けられている。
【0090】プリント回路基板138には、取付け基台
21に位置決めして取り付けるための位置決め孔144
と複数のネジ挿通孔145が穿設されている。そして、
プリント回路基板138は、図19に示すように、基台
本体131に植立された位置決め突起146に位置決め
孔144を係合させ、基台本体131に植立された複数
の支持突起147上に載置して第1の収納凹部136内
に配設され、ネジ挿通孔145に挿通されて各支持突起
147に螺合される固定ネジ148により固定されるこ
とにより、取り付け位置が位置決めされて取付け基台2
1に取り付けられる。
【0091】プリント回路基板138には、この取付け
基台21に取り付けられるスイッチ装置201を電子機
器に接続させるためのコネクタ150を先端に取り付け
たが接続コード151が接続されている。この接続コー
ド151は、図19に示すように、プリント回路基板1
37に設けた配線パターンを介して第1及び第2の接続
端子部139,140並びに制御用スイッチ素子141
に電気的に接続され、支持基板132から立ち上がり周
壁135に亘って穿設した挿通孔152に挿通されて基
台本体131の外方に引き出される。
【0092】そして、基台本体131には、スイッチ装
置201の装脱に関連して第1の収納凹部136内に配
設されたプリント回路基板138の第1及び第2の接続
端子部139,140を開閉するシャッタ部材155が
取り付けられる。このシャッタ部材155は、図18及
び図19に示すように、第1の収納凹部136に嵌合し
得る大きさの略円盤状に形成され、主面部156の下面
側の中心部に円筒状をなす支軸157が突設されてい
る。この支軸157には、スイッチ装置201に設けた
係合ピン59が係合する。支軸157の内周側には、係
合ピン59が係合されたとき、この係合ピン59に設け
た係合溝60が係合することによってスイッチ装置20
1の取り付け方向を規制する係合突起158が突設され
ている。
【0093】シャッタ部材155の主面部156の外周
囲には、断面L字状をなす複数の係合爪片159が垂下
するように形成されている。この主面部156には、さ
らに、各係合爪片159の間に位置して、スイッチ装置
201に設けた各被係合爪58が挿通して係合する第2
の係合手段を構成する複数の挿通係合部160と、スイ
ッチ装置201のケース本体1に取り付けたロック部材
161が相対係合するロック用の係合凹部162が設け
られている。これら挿通係合部160と係合凹部162
は、主面部156の周縁を凹状に切り欠いて形成され
る。
【0094】そして、主面部156には、第1の収納凹
部136内に配設されたプリント回路基板138に設け
た第1及び第2の接続端子部139,140を外方に臨
ませる第1及び第2の開口部163,164と、制御用
スイッチ141を操作する治具を挿入させるための治具
挿通孔165が穿設されている。
【0095】さらにまた、主面部156には、基台本体
131の支持基板132に穿設した取付け基台21を固
定部に固定するための固定ネジを挿通させるためのネジ
挿通孔168を外方に臨ませる貫通孔169が穿設され
ている。
【0096】このように構成されたシャッタ部材155
は、支軸157を支持基板132の中心部に突設した筒
状の嵌合突起166に嵌合させ、この支軸157を中心
に回転可能に基台本体131に支持される。そして、シ
ャッタ部材155は、基台本体131に支持させたと
き、図1及び図20に示すように、立ち上がり周壁13
5の先端側に第1の収納凹部136側に向かって突設さ
れた複数の係合片167に係合爪片159を係合させる
ことにより、基台本体131からの脱落が防止されて取
り付けられる。
【0097】なお、基台本体131に設けた係合片16
7には、スイッチ装置201を取り付けたとき、このス
イッチ装置201に設けた被係合爪58が相対係合す
る。
【0098】基台本体131に取り付けられたシャッタ
部材155は、基台本体131側に配設された回動付勢
部材である捻りコイルバネ170によって、図20中矢
印R1方向に回動付勢されている。この捻りコイルバネ
170は、嵌合突起166にコイル部170aを巻装
し、一方のアーム部170bを支持基板132に植立し
た第1のバネ係止部171に係止させて、プリント回路
基板138と支持基板132間に構成された収納空間に
配置され、他方のアーム部170cをシャッタ部材15
5の主面部156に突設したバネ係止ピン172に係止
させてすることによってシャッタ部材155を図20中
矢印R1方向に回動付勢している。なお、捻りコイルバ
ネ170は、一方のアーム部170bを第1のバネ係止
部171に係止させるとともに、他方のアーム部170
cを支持基板132に植立した第2のバネ係止部173
に係止させて基台本体131に取り付けられることによ
って、一つのアーム部170b,170cの開脚方向の
付勢位置が規制され、シャッタ部材155の回動付勢位
置を規制している。
【0099】シャッタ部材155は、取付け基台21に
スイッチ装置201が取り付けられない状態にあると
き、捻りコイルバネ170の付勢力を受けて図20中矢
印R1方向に回動され、第1及び第2の接続端子部13
9,140を閉塞した第1の位置に置かれる。このよう
に、第1及び第2の接続端子部139,140は、スイ
ッチ装置201が取り付けられない状態にあるとき、シ
ャッタ部材155により覆われてなるので、不用意に異
物が接触することを確実に防止でき、このスイッチ装置
201が接続される電子機器の誤操作等を確実に防止で
きる。
【0100】シャッタ部材155が図20に示すように
第1の位置にあるとき、治具挿通孔165が制御用スイ
ッチ素子141に対向し、治具挿通孔165を介して治
具を基台本体131内に挿入し制御用スイッチ素子14
1の操作を可能な状態としている。
【0101】なお、挿入し制御用スイッチ素子141
は、シャッタ部材155により覆われた第1の収納凹部
136内に位置するので、不用意な操作は防止される。
【0102】また、シャッタ部材155が第1の位置に
あるとき、貫通孔169がネジ挿通孔168に対向し、
貫通孔169を介して固定ネジをネジ挿通孔168に挿
通し、この固定ネジを用いて取付け基台21を固定部に
取り付けることができる。
【0103】そして、シャッタ部材155は、取付け基
台21にスイッチ装置201を取り付け操作する際、挿
通係合部160に各被係合爪58を係合させ、ロック用
の係合凹部162にロック部材161を係合させたスイ
ッチ装置201によって捻りコイルバネ170の付勢力
に抗して図20中矢印R2方向に回動操作され、図21
に示すように、第1及び第2の開口部163,164を
第1及び第2の接続端子部139,140に対向させる
第2の位置に回動され、これら第1及び第2の接続端子
部139,140を外方に臨ませる。このとき、スイッ
チ装置201に設けた第1及び第2のコネクタ22,2
3の各接触ピン24が第1及び第2の開口部163,1
64を介して取付け基台21内に突出し、第1及び第2
の接続端子部139,140の各接続端子142,14
3に接触する。
【0104】ところで、取付け基台21に取り付けられ
るスイッチ装置201をロックするロック部材161
は、図2及び図22に示すように、ケース本体1の周壁
1aの内側面側に取り付けられるものであって、ケース
本体1への取付け部となる弾性変位片175の基端部側
に楕円状をなす押圧操作部176が設けられ、この押圧
操作部176の基端部側に係合突起177が突設されて
いる。また、弾性変位片175の中途部には、ケース本
体1内に配設されるスイッチ素子ブロック2のホルダ3
に設けた支持片178に当接し、弾性変位片175が弾
性変位される際の支点となる支持突起179が突設され
ている。
【0105】一方、周壁1aには、押圧操作部176を
外方に突出させるための開口部180が穿設され、その
内面側には弾性変位片175の先端部が嵌合される嵌合
部181が形成されている。
【0106】そして、ロック部材161は、図23に示
すように、押圧操作部176をケース本体1の外方に突
出するように開口部180に嵌合させ、弾性変位片17
5の先端部を嵌合部181に嵌合させてケース本体1の
周壁1aの内面側に取り付けられる。このとき、係合突
起177が、取付け板56の周縁に設けた切り欠き部1
82を介して取付け板56の底面側に突出される。ま
た、支持突起179がホルダ3に設けた支持片178に
当接される。
【0107】このようにケース本体1に取り付けられた
ロック部材161は、押圧操作部176を押圧操作する
ことにより、支持片178に当接された支持突起179
を中心に、図23中矢印K1方向に弾性変位され、押圧
操作を解除すると、弾性変位片175の弾性復帰力によ
り押圧操作部176をケース本体1の外方に突出するよ
うに図23中矢印K2方向に弾性復帰される。
【0108】上述したようにケース本体1の底面側に被
係合爪58を設けた取付け板56を取り付け、ロック部
材161の係合突起177を突出させたスイッチ装置2
01を取付け基台21に取り付けるには、図24に示す
ように、各被係合爪58をシャッタ部材155に設けた
挿通係合部160に係合させ、ロック部材161の係合
突起177をシャッタ部材155に設けたロック用の係
合凹部162に係合させ、ケース本体1の底面を基台本
体131に設けた載置面133に載置する。このとき、
スイッチ装置201に設けた第1及び第2のコネクタ2
2,23の各接触ピン24がシャッタ部材155に設け
た第1及び第2の開口部163,164に係合される。
【0109】ここで、スイッチ装置201を図24中矢
印R2方向に回転させると、シャッタ部材155は、バ
ネ係止ピン172によって捻りコイルバネ170の他方
のアーム部170cを弾性変位させながらスイッチ装置
201と一体に図24中矢印R2方向に回転される。さ
らにスイッチ装置201を図24中矢印R2方向に回転
させると、ロック部材161の係合突起177が、図1
8に示すように基台本体131の立ち上がり周壁135
の内周側に設けた係合ガイド部186上に乗り上げてい
く。
【0110】この係合ガイド部186は、ロック部材1
61の係合突起177を立ち上がり周壁135の内周側
に凹状をなすように形成したロック部185に円滑に係
合させるようにガイドするものであって、係合突起17
7が摺接する面を係合突起177の移動方向に傾斜面と
して形成されている。
【0111】そして、ロック部材161は、係合突起1
77が係合ガイド部186に乗り上げていくとき、図2
3中矢印K2方向に弾性変位される。このとき、スイッ
チ装置201の被係合爪58が、図25に示すように、
取付け基台21の係合片167に係合する。ここで、さ
らにスイッチ装置201を図24中矢印R2方向に回転
させると、図25に示すように、係合突起177が係合
ガイド部186を乗り越え、弾性変位片175が図23
中矢印K1方向に弾性復帰して係合突起177をロック
部185に係合させる。
【0112】このように、スイッチ装置201は、図2
5に示すように、ロック部材161の係合突起177が
ロック部185に係合して取付け基台21に取り付けら
れることにより、被係合爪58と係合片167との確実
な係合状態が保持され、取付け基台21からの容易な離
脱が防止される。
【0113】ところで、ロック部材161の係合突起1
77がロック部185に係合するまでスイッチ装置20
1が図24中矢印R2方向に回転されると、このスイッ
チ装置201と一体に回転するシャッタ部材155も同
方向に回転され、第1及び第2の開口部163,164
を第1及び第2の接続端子部139,140に対向させ
る第2の位置に至る。そして、スイッチ装置201に設
けた第1及び第2のコネクタ22,23の各接触ピン2
4が第1及び第2の開口部163,164を介して取付
け基台21内に突出し、図25に示すように、第1及び
第2の接続端子部139,140の各接続端子142,
143に接触する。
【0114】取付け基台21に取り付けられたスイッチ
装置201を取り外すには、押圧操作部176を押圧操
作してロック部材161を図23中矢印K1方向に弾性
変位させ、係合突起177のロック部185への係合を
解除させる。そして、スイッチ装置201を図24中矢
印R1方向に回転し、被係合爪58と係合片167との
相対係合を解除することによって取り外し操作が行われ
る。スイッチ装置を取付け基台21から取り外すと、シ
ャッタ部材155は、捻りコイルバネ170の付勢力を
受けて図25中矢印R1方向に回転され、図20に示す
ように、第1及び第2の接続端子部139,140を閉
塞した第1の位置に回動復帰される。
【0115】ところで、取付け基台21の固定部への設
置面側に形成された第2の収納凹部137内には、図2
6に示すように、ウレタン等の弾性部材191が接着剤
により接合等されて配設されている。この弾性部材19
1は、図27に示すように、取付け基台21を自動車の
ダッシュボード等の固定部192に取り付けたとき、固
定部192の表面を保護するものであり、また、取付け
基台21を固定ネジを用いて固定部192に固定したと
きに、緩衝材として機能し、振動等によって固定ネジが
緩むことを防止している。
【0116】なお、弾性部材191の表面には、取付け
基台21を接合によって固定部192への取り付けを可
能となすため、接着剤193が被着されている。
【0117】また、取付け基台21のスイッチ装置20
1の載置面側は、図27に示すように、設置面に対し傾
斜してして形成されている。これは、自動車のダッシュ
ボード等の固定部192に固定された取付け基台21に
スイッチ装置201を取り付けたとき、スイッチ装置2
01が自動車の運転手等の操作者側に正対可能とするた
めである。
【0118】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るスイッチ
装置は、進退可能であって且つ回転可能に支持された第
1の操作機構と、この第1の操作機構の進退操作によっ
て切り換え操作されるスイッチ機構と回転操作によって
切り換え操作されるスイッチ機構とを備え、1つの操作
機構によって複数のスイッチ機構の切り換え操作を行う
ことができる。
【0119】このとき、第1の回転操作機構は回転操作
されるとき、間欠回転操作機構により間欠的に回転操作
され、回転操作によって切り換え操作されるスイッチ機
構の安定した切り換え操作が実現される。
【0120】また、回転可能に支持された第1の操作機
構は、押圧操作されるときに、回転規制機構により、回
転が規制されることにより、正確に垂直方向に押圧操作
され、押圧操作によって切り換え操作されるスイッチ機
構の確実な切り換え操作が実現される。
【0121】さらに、本発明に係るスイッチ装置は、回
転可能に支持された第2の操作機構の回転操作によって
切り換え操作されるスイッチ機構と、第1の操作機構が
押圧操作されたとき、第1の操作機構と上記第2の回転
操作機構を連結させる連結機構とを備え、第1の操作機
構が押圧操作されたとき、第1の操作機構と第2の操作
機構とを連結して回転操作可能としてなるので、第1の
操作機構によって操作されるスイッチ機構と第2の操作
機構によって操作されるスイッチ機構を同時に切り換え
操作することができ、多様な切り換え操作状態を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチ装置とこのスイッチ装置
が取り付けられる取付け基台を示す斜視図である。
【図2】上記スイッチ装置の分解斜視図である。
【図3】スイッチ装置のケース本体内に配設されるスイ
ッチ素子ブロックを構成するプリント回路基板の平面図
である。
【図4】スイッチ素子ブロックに構成される第6のスイ
ッチ素子を示す分解斜視図である。
【図5】スイッチ素子ブロックを構成するプリント配線
基板の底面側を示す斜視図である。
【図6】ケース本体内に配設されるスイッチ素子ブロッ
クを示す斜視図である。
【図7】第1のフォトカプラと第2のスイッチ素子を操
作する機構を示すスイッチ素子ブロックの断面図であ
る。
【図8】第2のフォトカプラと第6のスイッチ素子を操
作する機構を示すスイッチ素子ブロックの断面図であ
る。
【図9】第6のスイッチ素子の切り換え操作状態を示す
断面図である。
【図10】本発明に係るスイッチ装置の縦断面図であ
る。
【図11】本発明に係るスイッチ装置の底面側を示す斜
視図である。
【図12】ケース本体に第2の操作摘みを取り付けた状
態を示す断面図である。
【図13】第2の操作摘みを中立位置に保持する捻りコ
イルバネの取り付け状態を示す断面図である。
【図14】第2のスイッチ素子が第1の操作摘みによっ
て押圧操作された状態を示す断面図である。
【図15】第1のスイッチ素子が第三の操作摘みによっ
て押圧操作された状態を示す断面図である。
【図16】第3のスイッチ素子を切り換え操作する第3
の操作ボタンのケース本体に取り付ける状態を示す斜視
図である。
【図17】第3の操作ボタンのケース本体に取り付けた
状態を示す断面図である。
【図18】スイッチ装置が取り付けられる取付け基台を
示す分解斜視図である。
【図19】基台本体にプリント回路基板を取り付けた状
態を示す斜視図である。
【図20】基台本体に取り付けられるシャッタ部材が捻
りコイルバネによって第1の位置に付勢された状態を示
す平面図である。
【図21】基台本体に取り付けられるシャッタ部材が第
2の位置に移動された状態を示す平面図である。
【図22】ロック部材をケース本体に取り付ける状態を
示す斜視図である。
【図23】ロック部材をケース本体に取り付けた状態を
示す斜視図である。
【図24】取付け基台にスイッチ装置を載置した状態を
示す平面図である。
【図25】取付け基台にスイッチ装置を取り付けた状態
を示す平面図である。
【図26】取付け基台の底面側を示す斜視図である。
【図27】取付け基台にスイッチ装置を取り付けた状態
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体、 2 スイッチ素子ブロック、 3
ホルダ、 6 第2のスイッチ素子、 10 第6のス
イッチ素子、 11 第1のフォトカプラ、12 第2
のフォトカプラ 20 回動操作部材 25 押圧操作
部材、 26第1のスイッチ収納体、 27 第2のス
イッチ収納体、 69 回動操作子、 71 連結レバ
ー、 76 回動規制孔、 85 第1の操作摘み、
86第1の操作摘みの支持軸、 88 切り換え操作
子、 93,94 ガイド突起、 97 ガイド孔、
90 遮蔽板。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進退可能であって且つ回転可能に支持さ
    れた第1の操作機構と、 上記第1の操作機構の進退操作によって切り換え操作さ
    れるスイッチ機構と、 上記第1の操作機構の回転操作によって切り換え操作さ
    れるスイッチ機構と、 上記第1の操作機構を間欠的に回転可能に支持する間欠
    回転機構と備えてなるスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 上記間欠回転機構は、上記第1の操作機
    構の進退する方向と直交する方向に出没する係合子と、
    上記第1の操作機構の回転方向に形成された上記係合子
    を係脱させる凹状部と突状部とからなることを特徴とす
    る請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 【請求項3】上記第1の操作機構が押圧操作されると
    き、上記第1の操作機構の回転を規制する回転規制機構
    を備えてなる請求項1記載のスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 進退可能であって且つ回転可能に支持さ
    れた第1の操作機構と、 上記第1の操作機構の押圧操作によって切り換え操作さ
    れるスイッチ機構と、 上記第1の操作機構の回転操作によって切り換え操作さ
    れるスイッチ機構と、 上記第1の回転操作機構と同軸に回転可能に支持された
    第2の操作機構と、 上記第2の操作機構の回転操作によって切り換え操作さ
    れるスイッチ機構と、 上記第1の操作機構が押圧操作されたとき、上記第1の
    操作機構と上記第2の操作機構を連結させる連結機構と
    を備え、 上記第1の操作機構が押圧操作されて上記第2の操作機
    構との連結が行われ、上記第1の操作機構と上記第2の
    操作機構とを連結して回転操作可能としてなるスイッチ
    装置。
  5. 【請求項5】上記第2の回転操作機構は、回転範囲が規
    制され、上記回転が規制された範囲でスイッチ機構の切
    り換え操作を行うことを特徴とする請求項4記載のスイ
    ッチ装置。
JP9029393A 1997-02-13 1997-02-13 スイッチ装置 Withdrawn JPH10228843A (ja)

Priority Applications (8)

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