JP3112437B2 - 押圧・回動操作型電子部品 - Google Patents

押圧・回動操作型電子部品

Info

Publication number
JP3112437B2
JP3112437B2 JP09214923A JP21492397A JP3112437B2 JP 3112437 B2 JP3112437 B2 JP 3112437B2 JP 09214923 A JP09214923 A JP 09214923A JP 21492397 A JP21492397 A JP 21492397A JP 3112437 B2 JP3112437 B2 JP 3112437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
electronic component
pressing
type electronic
operation type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09214923A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1083736A (ja
Inventor
茂 横地
博 松井
保 山本
一浩 榎戸
豊 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Sony Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Sony Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Sony Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP09214923A priority Critical patent/JP3112437B2/ja
Publication of JPH1083736A publication Critical patent/JPH1083736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3112437B2 publication Critical patent/JP3112437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/008Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being perpendicular to the axis of angular movement

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの操作部の押
圧・回動操作の各操作に対応した信号を供給する押圧・
回動操作型電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種電子機器を遠隔操作する遠隔
操作装置や携帯型の電子機器において、操作つまみ等の
操作部を回動操作することによって所定の電気信号を生
成するエンコーダ等の回動操作型の電子部品と、操作部
を押圧操作することによって動作されるスイッチ等の押
圧操作型の電子部品を備えたものが用いられている。
【0003】この種の電子機器に用いられる回動操作型
の電子部品と押圧操作型の電子部品は、それぞれ独立の
部品として構成され、それぞれ独立して機器本体等の取
付部に取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように独立に構成
された回動操作型の電子部品と押圧操作型の電子部品
を、それぞれ独立して取付部に取り付けるようにした電
子機器にあっては、各電子部品をそれぞれ操作する操作
部を設ける必要がある。
【0005】このように、回動操作型の電子部品及び押
圧操作型の電子部品にそれぞれ対応して操作部を設ける
と、操作部を取り付けるための取り付けスペースが大き
くなる。そのため、把持して用いられる遠隔操作装置や
携帯型の電子機器の如く小型化が要求される電子機器を
小型化することが困難となってしまう。
【0006】また、回動操作型の電子部品と押圧操作型
の電子部品の双方を順次操作することによって互いに関
連した機能を実行するように構成された電子機器があ
る。この種の電子機器において、回動操作型の電子部品
と押圧操作型の電子部品がそれぞれ独立して取り付けら
れていると、互いに関連した機能を実行するため、各電
子部品を操作する二つの操作部を独立して操作する必要
があり、操作性が悪くなってしまう。
【0007】本発明の目的は、遠隔操作装置や携帯型の
電子機器の如く携帯して用いられる電子機器の一層の小
型化を実現することを可能となす押圧・回動操作型電子
部品を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、電子機器の筐体や、
この筐体内に配設されるプリント配線基板等の取付部材
に対し正確な位置決めを図って容易に取り付けることが
できる押圧・回動操作型電子部品を提供することにあ
る。
【0009】本発明の更に他の目的は、取付部材上への
配置スペースを小さくなすとともに、取付部材に容易に
電気的な接続ができることを可能となす押圧・回動操作
型電子部品を提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、部品部の正確な
直線移動を保証し、正確な操作を実現する押圧・回動操
作型電子部品を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る押圧・回動
操作型電子部品は、外部回路と電気的に接続するための
端子を備えるとともに取り付けに供するための係止部を
先端側に有する一対の突起が設けられた平板状をなす
成樹脂により形成された基板と、上記基板の平板状をな
す面に対し略垂直な方向に回動軸を有し上記回動軸を中
心として回動するとともに上記基板の平板状をなす面に
沿って直線移動可能に上記基板の平板状をなす面上に配
置された部品部とを備える。上記一対の突起は、上記部
品部の直線移動の方向に沿って対向して上記基板の下方
に向かってに形成され、上記部品部の回動操作に対応し
た信号と上記部品部の上記基板の平板状をなす面に沿っ
ての直線移動操作に対応した信号を上記基板から導出さ
れた端子に供給するようにしたものである。
【0012】この押圧・回動操作型電子部品は、突起を
介して取付部側に取り付けられることにより、取付部に
対する取り付け位置の位置決めが図られる。
【0013】本発明に係る押圧・回動操作型電子部品
は、部品部を直線移動方向のみに位置規制するガイド手
段を備えることにより、正確な直線移動が保証される。
【0014】また、本発明に係る押圧・回動操作型電子
部品は、プリント配線基板上に配置されたとき、端子を
介してプリント配線基板と電気的に接続される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る押圧・回動操
作型電子部品の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】本発明に係る押圧・回動操作型電子部品1
01は、図1に示すように、接続端子12が設けられた
平板状をなす基板1を備える。この基板1の平板状をな
す一方の面1a側には、回動操作型の電子部品である回
動型エンコーダ部2が基板1の一方の面1aと平行に移
動可能に配設されるとともに、押圧操作によって動作さ
れる押圧操作型の電子部品であるプッシュスイッチ部3
が固定して配設されている。
【0017】なお、以下の説明において、回動型エンコ
ーダ部2はエンコーダ部2と、プッシュスイッチ部3は
スイッチ部3と省略して説明する。
【0018】エンコーダ部2及びスイッチ部3が配設さ
れる基板1は、合成樹脂を成形して形成されてなる。こ
の基板1の平板状をなす一方の面1a側には、図2に示
すように、エンコーダ部2が一方の面1aに沿って移動
可能に配設される第1の凹部5が形成されている。この
第1の凹部5のエンコーダ部2の移動方向と平行な相対
向する一対の側面は、基板1の一方の面1aに沿って移
動するエンコーダ部2の移動方向を規制する移動方向規
制部5a,5bとなる。この移動方向規制部5a,5b
となる一対の側面と直交する一端側には、後述するよう
に、付勢部材である捻りコイルバネによって移動付勢さ
れるエンコーダ部2の移動位置を規制する位置規制部5
cが形成されている。この位置規制部5cは、円筒状を
なすエンコーダ部2の外形形状に対応する円弧状の面と
して形成されている。
【0019】基板1の一方の面1a側には、図2に示す
ように、移動方向規制部5a,5bに沿って、断面L字
状をなす一対のガイドレール部6,7が突設されてい
る。これらガイドレール部6,7は、エンコーダ部2の
移動方向をガイドするとともに、エンコーダ部2の基板
1からの脱落を防止する。また、基板1の一方の面1a
側には、第1の凹部5に並列して、スイッチ部3が配設
される第2の凹部8が形成されている。第2の凹部8
は、スイッチ部3を位置決めして取り付けるに足る大き
さに形成されている。第2の凹部8の一側には、第2の
凹部8に配設されたスイッチ部3の背面側を支持する支
持壁9が立ち上がり形成されている。
【0020】また、基板1の一方の面1aに対向する平
板状をなす他方の面1b側には、図4に示すように、こ
の基板1をプリント配線基板等の取付部材への取り付け
に供される突起10,11が設けられている。これら突
起10,11は、図2及び図4に示すように、基板1の
両端側から下方に向かって垂下するように形成され、先
端側に係止爪10a,11bが形成されている。
【0021】基板1には、図2及び図4に示すように、
第1の凹部5に配設されるエンコーダ部2からの電気信
号を外部回路に供給するための複数の第1の接続端子1
2と、第2の凹部8に配設されるスイッチ部3からの電
気信号を外部回路に供給するための第2の接続端子13
とが設けられている。
【0022】エンコーダ部2が配設される第1の凹部5
の底面5d上には、エンコーダ部2と電気的に接続さ
れ、エンコーダ部2からの信号を第1の接続端子12に
供給する複数の接点板14が配設されている。第1の接
続端子12と接点板14は、配線部15の両端部に形成
されている。すなわち、第1の接続端子12と接点板1
4は、配線部15を介して電気的に接続されている。配
線部15は、図2に示すように、合成樹脂を成形して形
成される基板1にインサート成形される。配線部15
は、合成樹脂の基板1にインサート成形されることによ
り、確実に絶縁が図られる。
【0023】ところで、複数の接点板14は、図2に示
すように、エンコーダ部2が移動する方向に伸延するよ
うに並列して形成されている。
【0024】第1の凹部5に移動可能に配設されるエン
コーダ部2は、図3及び図4に示すように、上方側を開
放した箱形に形成されたケース16を備えている。この
ケース16は、合成樹脂を成形して形成される。ケース
16内の中央部には、ケース16の底壁17に一体的に
取り付けられた円柱軸18を介して円板状をなす回転体
19が回動可能に取り付けられている。この回転体19
のケース16の底壁17と対向する底面側には、放射状
接点板20が配設されている。この放射状接点板20
は、回転体19と一体に回動し得るように取り付けられ
る。
【0025】ケース16の底壁17には、インサート成
形により弾性接点体21が取り付けられている。この弾
性接点体21には、基板1に配設された各接点板14に
接触する複数の第1の弾性接触子22と、回転体19に
取り付けられた放射状接点板20に摺接する複数の第2
の弾性接触子23が形成されている。第1の弾性接触子
22は、図4に示すように、エンコーダ部2の移動方向
に延在するようにケース16の下面側に向かって突出さ
れることにより接点板14に弾接する。また、第2の弾
性接触子23は、ケース16の内方に向かって突出され
ることにより放射状接点板20に弾接する。
【0026】回転体19の上面側には、この回転体19
を回動操作する外周操作型の回動操作部材24が取り付
けられている。この回動操作部材24は、回動操作部と
なる筒状をなす外周壁24aがケース16の開口部側の
外周を覆い、中心部を固定ネジ25により固定されて回
転体19に取り付けられている。回転体19は、外周壁
24aを介して回動操作部材24が回動操作されること
により、円柱軸18を中心にして回動操作される。すな
わち、回動操作部材24は、円柱軸18を回動中心にし
て回動操作される。
【0027】また、エンコーダ部2を構成するケース1
6の外周面には、図3及び図4に示すように、基板1の
第2の凹部8に配設されるスイッチ部3を操作する操作
子26が突設されている。ケース16の底壁17側の両
側には、基板1に設けたガイドレール部6,7に係合す
る係合突片27が突設されている。
【0028】上述のように構成されたエンコーダ部2
は、ケース16の基端部側を第1の凹部5に嵌合させて
基板1の一方の面1a上に配設される。このとき、エン
コーダ部2は、ケース16の両側に設けた係合突片27
をガイドレール部6,7に係合させ、これらガイドレー
ル部6,7に挟持されるようにして第1の凹部5に配設
される。また、エンコーダ部2は、ケース16の両側を
第1の凹部5に設けた移動方向規制部5a,5bに支持
された状態で第1の凹部5内に配設される。エンコーダ
部2は、第1の凹部5内に配設されたとき、弾性接点体
21に形成した複数の第1の弾性接触子22が基板1側
に設けた複数の接点板14にそれぞれ弾接され電気的な
接続が図られる。
【0029】上述のように基板1の一方の面1aに配設
されたエンコーダ部2は、係合突片27がガイドレール
部6,7に係合されることにより、これらガイドレール
部6,7により第1の凹部5からの浮き上がりが防止さ
れ、第1の弾性接触子22を接点板14に弾接させた状
態が維持されて第1の凹部5の底面5dに沿って移動可
能に支持される。また、エンコーダ部2は、係合突片2
7がガイドレール部6,7にガイドされるとともに、ケ
ース16の両側が移動方向規制部5a,5bにより支持
されることにより、ガイドレール部6,7及び移動方向
規制部5a,5bにより移動方向が規制されて図1及び
図4中矢印X1方向及び矢印X2方向に移動操作される。
【0030】また、エンコーダ部2は、基板1の一方の
面1a上に配設された付勢部材である捻りコイルバネ3
1により図1、図4及び図6中矢印X2方向の第2の凹
部8に配設されるスイッチ部3から離間する方向に付勢
されている。捻りコイルバネ31は、図2及び図6に示
すように、基板1の一方の面1aの一側に突設した支持
突起32にコイル部31aを係合させ、一方のアーム部
31bをエンコーダ部2のケース16の側面に弾接さ
せ、他方のアーム部31cを基板1の一方の面1aの他
端側の一側に突設した係止突起33に係止させて取り付
けられることにより、エンコーダ部2を図6中矢印X2
方向に押圧付勢している。
【0031】このように捻りコイルバネ31により付勢
されたエンコーダ部2は、回動操作部材24を介して、
捻りコイルバネ31の付勢力に抗して図4及び図6中矢
印X1方向に移動操作され、回動操作部材24の押圧状
態を解除すると、捻りコイルバネ31の付勢力を受けて
図4及び図6中矢印X2方向に移動復帰される。
【0032】基板1の一方の面1a側に配設されるスイ
ッチ部3は、図4に示すように、押圧操作子35をエン
コーダ部2に対向させ、背面側を支持壁9に支持されて
第2の凹部8に取付位置を固定されて配設される。この
とき、エンコーダ部2のケース16に設けた操作子26
がスイッチ部3の押圧操作子35の先端に当接してい
る。なお、エンコーダ部2は、捻りコイルバネ31によ
りスイッチ部3から離間する方向の図4中矢印X2方向
に付勢されているので、スイッチ部3は不作動状態にあ
る。
【0033】第2の凹部8に嵌合されるように配設され
たスイッチ部3が操作されたときに出力される信号は、
基板1の他方の面1b側に設けられた第2の接続端子1
3を介して押圧・回動操作型電子部品101の外部に出
力される。
【0034】上述のように構成された押圧・回動操作型
電子部品101は、図5に示すように、所定の電気回路
を構成する配線パターンが形成されたプリント配線基板
36上に配置され、このプリント配線基板36を介して
電子機器41に装着される。
【0035】押圧・回動操作型電子部品101が配置さ
れるプリント配線基板36には、基板1に設けられた突
起10,11が係合される係合孔37,38が穿設され
るとともに、第1の接続端子12及び第2の接続端子1
3が挿通されこれら第1の接続端子12及び第2の接続
端子13をプリント配線基板36上に形成された配線パ
ターンに電気的に接続するための挿通孔39,40が穿
設されている。そして、押圧・回動操作型電子部品10
1は、突起10,11を係合孔37,38に挿通係合さ
せ、第1及び第2の接続端子12,13を挿通孔39,
40に挿通し、第1及び第2の接続端子12,13と配
線パターン間を半田42を用いて電気的に接続すること
によりプリント配線基板36上に配置される。
【0036】ところで、押圧・回動操作型電子部品10
1は、突起10,11を係合孔37,38に挿通係合さ
せてプリント配線基板36に配置されるので、プリント
配線基板36に対する取り付け位置の位置決めが図られ
る。特に、押圧・回動操作型電子部品101は、係合孔
37,38に挿通されプリント配線基板36の下面側に
係止される突起10,11の係止爪10a,11bと基
板1の他方の面1bとによってプリント配線基板36を
挟持して取り付けられるので、プリント配線基板36に
密接して強固に取り付けられる。
【0037】そして、押圧・回動操作型電子部品101
は、プリント配線基板36に取り付けられ、このプリン
ト配線基板36を介して電子機器の機器本体を構成する
外装ケース43内に配置されたとき、図5に示すよう
に、回動操作部材24の外周壁24aの一部が外装ケー
ス43に形成した開口部44を介して外方に露出され
る。すなわち、回動操作部材24のスイッチ部3と対向
する側とは反対側の一部が外装ケース43の外方に露出
される。このとき、回動操作部材24は、外周壁24a
を操作して回動操作が可能であって、且つ捻りコイルバ
ネ31の付勢力に抗してスイッチ部3を押圧操作するに
足る量だけ外装ケース43の外方へ露出される。
【0038】次に、上述のように電子機器に取り付けら
れた押圧・回動操作型電子部品101を操作する状態を
説明する。
【0039】まず、押圧・回動操作型電子部品101の
エンコーダ部2を操作するには、外装ケース43の開口
部44を介して外方に臨まされた回動操作部材24の外
周壁24aに接線方向に力を加えると、回動操作部材2
4がケース16の底壁17に一体的に取り付けられた円
柱軸18を中心にして図6中矢印R1方向又は矢印R2
向に回動される。回動操作部材24が回動操作される
と、回動操作部材24と一体に回転体19が回動操作さ
れ、この回転体19の底面側に配設した放射状接点板2
0上を弾性接点体21の第2の弾性接触子23が摺動
し、放射状接点板20と第2の弾性接触子23が断接さ
れる。放射状接点板20と第2の弾性接触子23が断接
されることにより、回動操作部材24の回動操作に応じ
たパルス信号が出力される。このパルス信号は、弾性接
点体21の第1の弾性接触子22を介して、この第1の
弾性接触子22が弾接している基板1側の接点板14に
供給され、配線部15を介して第1の接続端子12に供
給される。第1の接続端子12に供給されたパルス信号
は、第1の接続端子12が接続されたプリント配線基板
36に構成された電気回路に供給される。
【0040】また、外装ケース43の開口部44から外
方に臨まされた外周壁24aを介して回動操作部材24
を、回動中心である円柱軸18の軸方向に直交する基板
1の一方の面1aと平行な方向の図7中矢印P方向に押
圧すると、回動操作部材24を含むエンコーダ部2の全
体が捻りコイルバネ31の付勢力に抗して図7中矢印X
1方向に移動される。このとき、エンコーダ部2は、ケ
ース16の両側に設けた係合突片27がガイドレール部
6,7に係合されて基板1からの浮き上がりが防止さ
れ、ケース16の両側が移動方向規制部5a,5bによ
り移動方向が規制された状態で第1の凹部5に配設され
ているので、第1の凹部5の底面5dに沿って図7中矢
印X1方向に平行に移動される。
【0041】特に、エンコーダ部2は、ケース16がガ
イドレール部6,7に支持されて第1の凹部5に配設さ
れているので、第1の凹部5の底面5dからの浮き上が
りが防止され、複数の第1の弾性接触子22を基板1側
に設けた複数の接点板14に弾接させ、これら第1の弾
性接触子22と接点板14間の確実な電気的な接触を実
現している。また、接点板14は、エンコーダ部2の移
動方向に亘って伸延されているので、エンコーダ部2が
基板1の一方の面1aに沿って移動する範囲に亘って第
1の弾性接触子22を接点板14に接触させておくこと
ができる。
【0042】そして、回動操作部材24が押圧され、エ
ンコーダ部2の全体が図7中矢印X1方向に移動される
と、ケース16から突設した操作子26が押圧操作子3
5を図7中矢印X1方向に押すことによってスイッチ部
3を動作させる。スイッチ部3が動作されることによっ
て出力される信号は、基板1に設けた第2の接続端子1
3に供給され、第2の接続端子13を介して、この第2
の接続端子13が接続されたプリント配線基板36に構
成された電気回路に供給される。
【0043】また、回動操作部材24の押圧操作を解除
すると、エンコーダ部2の全体は基板1上に配設した捻
りコイルバネ31の付勢力を受けて、図7中矢印X2
向に移動され、図6に示す初期位置に復帰される。この
ときも、エンコーダ部2は、第1の凹部5の底面5dに
沿って図7中矢印X2方向に平行に移動される。
【0044】上述の例では、エンコーダ部2から出力さ
れる電気信号を基板1に設けた第1の接続端子12に供
給する手段として、ケース16の底壁17にインサート
成形した弾性接点体21からケース16の下面側に向か
って突出するように形成した第1の弾性接触子22を基
板1に配設された接点板14に弾接させることにより、
エンコーダ部2を基板1に電気的に接続しているが、基
板1側に弾性変位可能な弾性接触子を設け、エンコーダ
部2側に接点板を設けて電気的な接続を図るようにして
もよい。
【0045】上述の押圧・回動操作型電子部品は、回動
操作される電子部品として回動操作型エンコ−ダを用い
た例を挙げて説明したが、回動操作型可変抵抗器などの
他の電子部品でもよい。
【0046】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る押圧・回
動操作型電子部品は、部品部の回動操作に対応した信号
と基板の平板状をなす面に沿った直線移動操作に対応し
た信号を基板から導出された端子に供給するようにした
ので、一つの部品部の操作によって、操作に対応した複
数の信号を出力させることができるので、部品点数の削
減を図り、電子部品自体の小型化を実現できる。したが
って、この電子部品を遠隔操作装置や携帯型の電子機器
に用いることにより、一つの電子部品でこれらの機器の
多機能化を容易に実行することができるとともに、電子
部品の取り付けスペースを削減し、機器の小型化を実現
することができる。
【0047】また、本発明に係る押圧・回動操作型電子
部品は、基板に設けた突起を介して、電子機器の筐体
や、この筐体内に配設されるプリント配線基板等の取付
部材に取り付けられるので、筐体や取付部材に対し正確
な位置決めを図って取り付けることができ、部品部の正
確な操作を実現できる。
【0048】さらに、本発明に係る押圧・回動操作型電
子部品は、部品部がガイド手段によって直線移動方向が
規制されているので、部品部の正確な直線移動が保証さ
れる。
【0049】さらにまた、本発明に係る押圧・回動操作
型電子部品は、プリント配線基板上に配置されたとき、
端子を介してプリント配線基板と電気的に接続されるの
で、プリント配線基板への電気的な接続が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押圧・回動操作型電子部品を示す
外観斜視図である。
【図2】上記押圧・回動操作型電子部品を構成する基板
を示す斜視図である。
【図3】上記押圧・回動操作型電子部品の正面断面図で
ある。
【図4】上記押圧・回動操作型電子部品の側面断面図で
ある。
【図5】上記押圧・回動操作型電子部品を電子機器に装
着させた状態を示す部分断面側面図である。
【図6】上記押圧・回動操作型電子部品を構成する回動
型エンコーダ部を説明する一部破断平面図である。
【図7】上記押圧・回動操作型電子部品のプッシュスイ
ッチ部の操作状態を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 基板、 1a 基板の一方の面、 1b 基板
の他方の面、 2回動操作型の電子部品である回動型
エンコーダ部、 3 押圧操作型の電子部品であるプ
ッシュスイッチ部、 5 第1の凹部、 5a,5
b 移動方向規制部、 6,7 ガイドレール部、
10,11 突起、 12 第1の接続端子、
13 第2の接続端子、 14 接点板、 15
配線部、 18 円柱軸、 21 弾性接点
体、 24 回動操作部材、31 捻りコイルバネ、
36 プリント配線基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 山本 保 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 榎戸 一浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 山岸 豊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−144450(JP,U) 実開 昭59−31744(JP,U) 実開 昭61−13433(JP,U) 実開 昭58−188926(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 25/06,25/04,25/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部回路と電気的に接続するための端子
    を備えるとともに取り付けに供するための係止部を先端
    側に有する一対の突起が設けられた平板状をなす合成樹
    脂により形成された基板と、 上記基板の平板状をなす面に対し略垂直な方向に回動軸
    を有し上記回動軸を中心として回動するとともに上記基
    板の平板状をなす面に沿って直線移動可能に上記基板の
    平板状をなす面上に配置された部品部とを備え、上記一対の突起は、上記部品部の直線移動の方向に沿っ
    て対向して上記基板の下方に向かってに形成され、 上記
    部品部の回動操作に対応した信号と上記部品部の上記基
    板の平板状をなす面に沿っての直線移動操作に対応した
    信号を上記基板から導出された端子に供給するようにし
    た押圧・回動操作型電子部品。
  2. 【請求項2】 上記部品部の上記基板の平板状をなす面
    に沿っての直線移動操作に対応して上記部品部を上記直
    線移動方向のみに位置規制するガイド手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の押圧・回動操作型電子部
    品。
  3. 【請求項3】 上記ガイド手段は、上記部品部が配置さ
    れる上記基板の平板状をなす面側に位置して、上記部品
    部を挟持して上記基板の平板状をなす面に沿った直線移
    動を規制するように上記基板に一体的に配設されている
    ことを特徴とする請求項2記載の押圧・回動操作型電子
    部品。
  4. 【請求項4】 上記基板に備えられた上記端子は、上記
    基板がプリント配線基板上に配置された状態で上記プリ
    ント配線基板と電気的に接続可能となされて配置されて
    なることを特徴とする請求項1、請求項2及び請求項3
    のいずれか1に記載の押圧・回動操作型電子部品。
  5. 【請求項5】 上記部品部は、回動型部品部と押圧型部
    品部とからなり、上記回動型部品部を押圧操作した際に
    上記回動型部品部が直線移動して上記押圧型部品部を押
    圧して動作させてなることを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3及び請求項4のいずれか1に記載の押圧
    ・回動操作型電子部品。
JP09214923A 1997-08-08 1997-08-08 押圧・回動操作型電子部品 Expired - Fee Related JP3112437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09214923A JP3112437B2 (ja) 1997-08-08 1997-08-08 押圧・回動操作型電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09214923A JP3112437B2 (ja) 1997-08-08 1997-08-08 押圧・回動操作型電子部品

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00856795A Division JP3222714B2 (ja) 1995-01-24 1995-01-24 押圧・回転操作型電子部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1083736A JPH1083736A (ja) 1998-03-31
JP3112437B2 true JP3112437B2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=16663825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09214923A Expired - Fee Related JP3112437B2 (ja) 1997-08-08 1997-08-08 押圧・回動操作型電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3112437B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0632174A (ja) * 1992-07-13 1994-02-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用灯具
JPH0664476A (ja) * 1992-08-14 1994-03-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用灯具
KR102439492B1 (ko) * 2020-11-23 2022-09-02 (주)케이아이오티 자동 용접 시스템 및 자동 용접 모니터링을 위한 카메라 모듈

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0632174A (ja) * 1992-07-13 1994-02-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用灯具
JPH0664476A (ja) * 1992-08-14 1994-03-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用灯具
KR102439492B1 (ko) * 2020-11-23 2022-09-02 (주)케이아이오티 자동 용접 시스템 및 자동 용접 모니터링을 위한 카메라 모듈

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1083736A (ja) 1998-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3222714B2 (ja) 押圧・回転操作型電子部品
US4652947A (en) Rotary encoder
JP4055281B2 (ja) 押圧・回転操作型電子部品
JPH097462A (ja) プッシュスイッチ付き回転操作型電子部品
KR100340481B1 (ko) 복합조작형 전기부품
US6849817B2 (en) Switching device including stopper surface-mounted on printed circuit board
KR100420190B1 (ko) 복합 조작형 스위치장치
JP3112437B2 (ja) 押圧・回動操作型電子部品
JP2923267B2 (ja) 押圧・回動操作型電子部品
KR101099067B1 (ko) 누름 조작형 스위치장치
JP3222811B2 (ja) 押圧・回動操作型電子部品
JP2001345031A (ja) 複合操作型電子部品
JPH1083738A (ja) 押圧・回動操作型電子部品
JPH117868A (ja) 押圧・回動操作型電子部品
JPH1083739A (ja) 電子機器
JPH1083740A (ja) 電子機器
JP2003345509A (ja) 信号入力装置
JP3910361B2 (ja) ポインティング装置
JPH10228843A (ja) スイッチ装置
KR100690834B1 (ko) 조그 스위치 장치
JPH10177831A (ja) 多方向操作体
JPH10241508A (ja) プッシュ操作・回転操作型電子部品
JP2001283685A (ja) 押圧・回転操作型電子部品およびそれを用いた電子機器
JPH11176288A (ja) 押しボタンスイッチ装置
KR20000000345A (ko) 다접점 스위치

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990309

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees