JP2003345509A - 信号入力装置 - Google Patents

信号入力装置

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JP2003345509A
JP2003345509A JP2002152467A JP2002152467A JP2003345509A JP 2003345509 A JP2003345509 A JP 2003345509A JP 2002152467 A JP2002152467 A JP 2002152467A JP 2002152467 A JP2002152467 A JP 2002152467A JP 2003345509 A JP2003345509 A JP 2003345509A
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moving body
signal input
input device
substrate
internal substrate
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JP2002152467A
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Takeshi Kitagawa
剛 北川
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動体における力点の分散に伴う動作誤差や
動作感触の悪化を抑える。部品点数の低減及び小型化を
図る。 【構成】 外部基板に固定されるボディ10の底板部表
面に内部基板11をインサート成形により取り付ける。
ボディ10内に、外部基板に沿って周囲全方向に中心部
を操作されることによりX−Y方向にスライドし、且つ
X方向のスライダ及びY方向のスライダが一体化された
スライド式の一体型移動体30を設ける。一体型移動体
30の裏面に、それぞれの一部が内部基板11に弾性的
に接触する1組の環状ブラシ40,50を同心円状に固
定する。移動体30の周囲に配置された4つの原点復帰
機構60により、一体型移動体30をX−Y方向で原点
位置に弾性保持する。一体型移動体30は、プッシュス
イッチのプッシャ70を兼ねる操作体により、X−Y方
向に操作される。1組の環状ブラシ40,50は大きさ
が異なり、一方が他方の内側に配置される。環状ブラシ
40,50は又、それぞれの移動方向に直角な対称位置
で内部基板11に弾性接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種リモコン、ゲ
ーム機、携帯電話等の各種電子機器において、X−Y方
向の信号入力のために使用される信号入力装置に関し、
更に詳しくは、外部の取付け基板の板面に沿って移動体
をスライド操作するスライド操作式の信号入力装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】X−Y方向の信号入力装置として、外部
の取付け基板の板面に沿って移動体をスライド操作する
スライド操作式の信号入力装置がある。この信号入力装
置は、一般に、外部の取付け基板に固定されるケース
と、X−Y方向の信号入力のために、前記取付け基板の
表面に沿って周囲全方向にスライド操作される操作体
と、操作体のスライド操作に伴ってケース内をX方向及
びY方向に直線的に移動する移動体と、移動体の下方に
位置してケース内に設けられた内部基板とを備えてい
る。
【0003】ここで、ケース内の移動体は中心部を操作
される。また、当該移動体の移動量及び移動方向を電気
信号に変化するために、内部基板に摺接するX方向のブ
ラシ及びY方向のブラシを装備すると共に、当該移動体
を中立位置に弾性的に保持するためのX方向のスプリン
グ及びY方向のスプリングを装備している。
【0004】移動体に装備される1組のブラシ及びスプ
リングの配置位置は、部品のガタつきによる動作誤差を
排除し、また動作感触を良くする上で重要な要件であ
る。即ち、部品のガタつきによる動作誤差を排除し、且
つ動作感触を良くするためには、移動体を操作するため
の力が加わる第1の力点、信号出力用ブラシが接触し抵
抗を受ける第2の力点、及び原点復帰用スプリングの弾
力が加わる第3の力点を共に移動体のセンターライン上
に位置させることが重要となる。
【0005】そして、移動体に装備される1組のブラシ
及びスプリングの配置位置に関し、特開2001−25
5995号公報には、移動体をX方向のスライダとY方
向のスライダに分け、各スライダのセンターラインを挟
む一方の側にブラシを配置し、他方の側にスプリングを
配置する第1の構造と、各スライダの一方の側にブラシ
及びスプリングをまとめて配置する第2の構造とが開示
されている。また、特開2001−325857号公報
には、移動体をX方向のスライダとY方向のスライダに
分け、各スライダのセンターライン上にブラシを配置
し、且つ、そのセンターラインに原点復帰用の弾性力を
作用させる第1の構造と、各スライダのセンターライン
を挟む片側にブラシを配置し、センターラインを挟む両
側に対称的に原点復帰用の弾性力を作用させる第2の構
造とが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開2001−255
995号公報に記載された第1の構造及び第2の構造で
は、移動体を操作するための力が加わる第1の力点が移
動体のセンターライン上に存在するのに対し、信号出力
用ブラシが接触抵抗を受ける第2の力点、及び原点復帰
用スプリングの弾力が加わる第3の力点は、移動体のセ
ンターライン上に存在せず、その片側或いは両側に位置
する。このため、部品のガタつきによる動作誤差や動作
感触の点で問題が残る。加えて、移動体がX方向のスラ
イダとY方向のスライダに分割されているので、部品点
数が多い。
【0007】これに対し、特開2001−325857
号公報に記載された第1の構造では、移動体を操作する
ための力が加わる第1の力点、信号出力用ブラシが接触
抵抗を受ける第2の力点、及び原点復帰用スプリングの
弾力が加わる第3の力点が、全て移動体のセンターライ
ン上に位置する。このため、部品のガタつきによる動作
誤差が排除され、動作感触も良好となる。しかしなが
ら、移動体をX方向のスライダとY方向のスライダに分
割されているので、部品点数が多い。しかも、ブラシが
移動体から外側に張り出しており、これによる装置の大
型化が問題になる。
【0008】また、第2の構造では、信号出力用ブラシ
が接触抵抗を受ける第2の力点がセンターライン上に位
置しないため、部品のガタつきによる動作誤差や動作感
触の悪化が問題になり、加えて、移動体がX方向のスラ
イダとY方向のスライダに分割されているので、部品点
数が多い。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、移動体における力点の分散に伴う動作誤差や
動作感触の悪化を抑え、合わせて部品点数の低減及び小
型化を可能にする信号入力装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る信号入力装置は、外部基板に固定され
るケースと、ケースの底板部表面に取付けられた内部基
板と、前記外部基板に沿って周囲全方向に中心部を操作
されることにより前記ケース内をX−Y方向にスライド
し、且つX方向のスライダ及びY方向のスライダが一体
化されたスライド式の一体型移動体と、該一体型移動体
の裏面に同心円状に固定され、それぞれの一部が前記内
部基板に弾性的に接触する1組の環状ブラシと、前記一
体型移動体をX−Y方向で原点位置に弾性保持する原点
復帰用の弾性体とを具備している。
【0011】本発明に係る信号入力装置においては、移
動体がX方向のスライダ及びY方向のスライダを一体化
した一体型である。この一体型移動体に装備される1組
のブラシは、移動体の裏面に同心円状に固定され、それ
ぞれの一部が内部基板に弾性的に接触する環状体であ
る。このような環状ブラシを使用することにより、移動
体を操作するための力が加わる第1の力点、及び信号出
力用ブラシが接触抵抗を受ける第2の力点を同一線上に
配置でき、且つブラシが移動体の外側へ突出する事態を
回避できる。
【0012】ここで、1組の環状ブラシは大きさが異な
り、一方が他方の内側に配置される構成か好ましい。こ
の構成により、1組の環状ブラシを同一平面上に配置で
き、装置を小型化できる。
【0013】1組の環状ブラシは又、それぞれの移動方
向にほぼ直角で且つ中心を挟むほぼ対称な位置で前記内
部基板に弾性接触する構成が好ましい。より具体的に
は、1組の環状ブラシの一方は、X方向にほぼ直角な2
位置で前記内部基板に接触するX方向の信号入力用ブラ
シとし、他方は、Y方向にほぼ直角な2位置で前記内部
基板に接触するY方向の信号入力用ブラシとする。この
構成により、一体型移動体における回転モーメントの発
生も抑制される。
【0014】更に、1組の環状ブラシは、内部基板との
接触位置にほぼ直角な2位置で一体型移動体に固定され
る構成が好ましい。この構成により、環状ブラシの取付
けに要するスペースを無理なく確保でき、装置構造の簡
略化及び小型化が推進される。
【0015】弾性体については、一体型移動体のそれぞ
れの移動方向にほぼ直角な対称位置に配置する構成が好
ましい。この構成により、原点復帰用スプリングの弾力
が加わる第3の力点も、同一線上に配置できる。
【0016】本発明に係る信号入力装置においては又、
プッシュスイッチを組み込むことができる。具体的に
は、一体型移動体の中心部を貫通し、且つ、軸方向に移
動可能に支持された操作体を兼ねるプッシャと、該プッ
シャを突出側へ付勢するスナッププレート式の接点部材
とにより、プッシュスイッチが構成される。
【0017】ここで、接点部材は、内部基板より下に配
置される構成が好ましい。この構成により、内部基板と
スナッププレート式の接点部材とが同一平面内で干渉す
ることがなくなり、内部基板の小型化とこれによる装置
小型化が可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図14は本発明の一実施形態
に係る信号入力装置の全体構造を示し、図1は同信号入
力装置の縦断面図、図2は同信号入力装置の外観を示す
斜視図、図3は同信号入力装置の内部構造を示す斜視図
でカバーを外した状態を示す。図4は同信号入力装置の
内部構造を示す透視図で、環状ブラシ及びプッシャが組
み付けられた移動体を底面側から示す斜視図である。
【0019】図5〜図14は同信号入力装置の部品図で
あり、図5はボディの斜視図、図6はボディの平面図
で,同ボディ内にインサートされた内部基板の配線パタ
ーンを示す。図7はカバーの斜視図、図8は環状ブラシ
が組み付けられた移動体を底面側から示す斜視図、図9
は同移動体を底面側から示す斜視図、図10は1組の環
状ブラシの一方を示す斜視図、図11は1組の環状ブラ
シの他方を示す斜視図、図12は移動体をX−Y方向に
案内すると共に該移動体を限定位置に弾性保持する、ガ
イド機構を兼ねた原点復帰機構の斜視図、図13は操作
体を兼ねるプッシャを底面側から示す斜視図、図14は
スナッププレート式の接点部材の斜視図である。
【0020】本実施形態に係る信号入力装置は、図1〜
図4に示すように、ケースを構成するボディ10及びカ
バー20、ボディ10内にX−Y方向へ移動可能に収容
された移動体30、移動体30の下面に同心状に取付け
られた1組の環状ブラシ40及び50、ボディ10内に
設けられて移動体30をX−Y方向にガイドすると共に
該移動体30を原点位置に弾性保持する4つの原点復帰
機構60、移動体30をX−Y方向に操作する操作体を
兼ねるZ方向のプッシャ70、並びにボディ10の底板
部下方に配置され、プッシャ70と共にプッシュスイッ
チを構成する下部基板80を備えている。
【0021】ボディ10は、図5及び図6に示すよう
に、上面が開放したほぼ正方形の浅底の樹脂ボックスで
ある。ボックス10の底板部には内部基板11及び接続
端子12がインサート成形されている。内部基板11
は、底板部上面の後述する凸部14及び凹部15を除く
部分に接合一体化されており、その基板表面には、抵抗
回路を形成するための3種類の回路パターン11a,1
1b及び11cが印刷により形成されている。回路パタ
ーン11a及び11bは2個を1組とする2組のブラシ
接触部であり、そのうちの一方11aは抵抗体、他方1
1bは配線パターン11cと同じ導電体である。外部基
板との接続に使用される接続端子12は、底板部のコー
ナー部近傍から外側へ突出しており、ボディ10内の前
記配線パターン11cと接続されている。
【0022】ボディ10の底板部の中心位置には、プッ
シャ70が貫通する円形の貫通孔13が設けられてい
る。貫通孔13は、プッシャ70のX−Y方向への移動
を許容するために、プッシャ70の外径よりも十分に大
きい内径とされている。貫通孔13の周囲には、原点復
帰機構60を案内するための複数の凸部14が設けられ
ている。底板部の外縁部には、原点復帰機構60を固定
するための長方形状の凹部15が、4つの側壁部に沿っ
て設けられている。4つの側壁部の各外面には、カバー
20を固定するための凸部16が設けられている。
【0023】カバー20は、プレス加工された金属板で
ある。このカバー20は、図7に示すように、ボディ1
0に対応するほぼ正方形の天板部21と、天板部21の
4辺部から下方へ延出した4つの係止部22とからな
る。係止部22はボディ10の4つの側壁部外面に設け
られた凸部16に係合する。この係合のために、各係止
部22には凸部16が嵌合する角孔24が設けられてい
る。この係合により、カバー20がボディ10に固定さ
れ、カバー20の天板部21によりボディ10の上面開
口部が閉止される。天板部21の中心位置には、プッシ
ャ70が貫通する円形の貫通孔23が設けられている。
貫通孔23は、プッシャ70のX−Y方向への移動を許
容するために、プッシャ70の外径よりも十分に大きい
内径とされている。
【0024】移動体30は、図8及び図9に示すよう
に、四隅が面取りされたほぼ正方形の偏平な樹脂ブロッ
クである。移動体30の中心部にはプッシャ70が貫通
する円形の貫通孔31が設けられている。貫通孔31
は、プッシャ70の外径より僅かに大きいガイド孔であ
って、プッシャ70を軸方向(Z方向)に案内する。移
動体30の4つの側面には、後述する原点復帰機構60
が嵌合する直角な切り込み状の凹部32が、各側面の中
央部に位置して設けられている。移動体30の上面は平
坦である。移動体30の下面中央部には、環状ブラシ4
0及び50を位置決め固定するための凸状の係止部33
が設けられている。係止部33は、ほぼ正方形の凸部の
四隅を対角線に沿って外側へ突出させた放射形状であ
り、隣接する突出部の間に環状ブラシ40及び50の一
部が嵌合する台形状の凹部34を形成している。
【0025】環状ブラシ40及び50は、導電板を加工
したリングであり、移動体30の下面に固定される。一
方の環状ブラシ40は、他方の環状ブラシ50の内側に
配置されるほぼ円形の小径ブラシである。この環状ブラ
シ40は、図8及び図10に示すように、1対の平板状
の固定部41と、1対の固定部41と直角な位置に設け
られた1対の接触部42とを有している。1対の固定部
41は、移動体30の裏面側に対称的に形成された1対
の凹部34に嵌合するように内側へ突出している。固定
部41には、移動体30の凹部32に対応する切り込み
43が設けられている。
【0026】1対の接触部42は、移動体30のX方向
のセンターラインを挟む対称位置、特に移動体30の中
心を挟む対称位置にあって、前記内部基板11の回路パ
ターン11a,11bに弾性的に接触する。この接触の
ために、接触部42は裏面側へ凸の半円状に湾曲してお
り、且つ、その近傍は弾性を確保するためと、他方の環
状ブラシ50との干渉を回避するために、裏面側へ凸の
台形状に形成されている。
【0027】他方の環状ブラシ50は、図8及び図11
に示すように、前記環状ブラシ40の外側に90度変位
して配置される長円径の大径ブラシである。より具体的
には、環状ブラシ50の短径は、環状ブラシ40の直径
とほぼ同じであり、その長径は、環状ブラシ40の直径
より大きく設定されている。環状ブラシ50の短径側の
2位置には、環状ブラシ40の固定部41に対応する1
対の平板状の固定部51が設けられている。固定部51
は、環状ブラシ40の接触部42の表面側に位置し、移
動体30の裏面側に対称的に形成された1対の凹部34
に嵌合するように内側へ突出している。固定部51に
は、移動体30の凹部32に対応する切り込み53が設
けられている。環状ブラシ50の長径側の2位置には、
環状ブラシ40の接触部42に対応する1対の接触部5
2が設けられている。
【0028】1対の接触部52は、環状ブラシ40の固
定部41の外側にあって、移動体30のY方向のセンタ
ーラインを挟む対称位置、特に移動体30の中心を挟む
対称位置にあり、接触部42と同様に裏面側へ凸の半円
状に湾曲すると共に、その近傍が弾性確保のために裏面
側へ凸の台形状に形成されている。
【0029】この接触部52は、Z方向で接触部42と
同じレベルに位置し、共に前記内部基板11の回路パタ
ーン11a,11bに弾性的に接触するが、X−Y面に
おける接触位置は周方向及び径方向で相違している。
【0030】なお、環状ブラシ40及び50は、それぞ
れの固定部41及び51を、移動体30の裏面側に対称
的に形成された凹部34に嵌合させた状態で、係止部3
3の溶融による熱溶着により、移動体30の裏面側に固
定されている。
【0031】4つの原点復帰機構60のうちの1組は、
移動体30のX方向のセンターラインを挟む対称位置、
特に移動体30の中心を挟む対称位置にあり、他の1組
は、移動体30のY方向のセンターラインを挟む対称位
置、特に移動体30の中心を挟む対称位置にある。
【0032】各原点復帰機構60は、図12に示すよう
に、X方向又はY方向の長円形状に曲成された板バネか
らなる弾性体61と、弾性体61の長径方向に延びる平
行な2つの辺部61a,61bに取付けられた2つの保
持部62,63とを有している。
【0033】保持部62,63は、直角に向き合う直方
体状の樹脂ブロックである。一方は、弾性体61の長径
方向に延びる平行な2つの辺部61a,61bの一方に
取付けられた第1保持部であり、他方は、その2つの辺
部61a,61bの他方に取付けられた第2保持部であ
る。
【0034】外側の辺部61aに取付けられた第1保持
部62は、ボディ10の凹部15に嵌合し、その側壁部
内面に沿って固定される。これにより、ボディ10の側
壁部の内側に原点復帰機構60を保持固定する。より具
体的には、原点復帰機構60は、弾性体61の平行な2
つの辺部61a,61bがボディ10の側壁部に平行と
なるように、側壁部の内側に沿って固定される。
【0035】内側の辺部61bに取付けられた第2保持
部63は、内側の移動体30の切り込み状の凹部32に
移動可能に挿入される。これにより、X方向の第2保持
部63は、移動体30をX方向に案内し、Y方向で移動
体30を係止する。その第2保持部63に組み合わされ
る弾性体61は、Y方向に延びる平行な2つの辺部61
a,61bを有し、移動体30をY方向で原点位置(中
立位置)に弾性保持する。
【0036】一方、Y方向の第2保持部63は、移動体
30をY方向に案内し、X方向で移動体30を係止す
る。その第2保持部63に組み合わされる弾性体61
は、X方向に延びる平行な2つの辺部61a,61bを
有し、移動体30をX方向で原点位置(中立位置)に弾
性保持する。ボディ10の底板部に設けられた凸部14
は、弾性体61の内側の辺部61bの変形を防止して、
X方向又はY方向に平行な状態を維持する。
【0037】プッシャ70は、図13に示すように、丸
棒状の本体部71の下端部に抜け止め用の大径部72を
設けた構造になっている。本体部71は、移動体30の
中心部に設けられた円形の貫通孔31を軸方向(Z方
向)に移動可能に貫通している。本体部71の上部は、
操作部として移動体30の上方に突出し、更にカバー2
0の貫通孔23を通ってケースの上方へ突出している。
プッシャ70の下部は、ボディ10の底板部に設けられ
た貫通孔13に挿入されている。プッシャ70の下端部
に設けられた抜け止め部72は、プッシャ70の上方へ
の抜けを阻止する。プッシャ70の下端面は下方へ凸の
ドーム状に形成されている。
【0038】このプッシャ70は、ボディ10の底板部
の下方に配置された接点部材90により上方へ付勢され
ている。接点部材90は、図14に示すように、上方へ
凸のドーム状に形成されたスナッププレートであり、ボ
ディ10の底板部下面に取付けられた下部基板80の表
面に取付けられている。
【0039】接点部材90による付勢力に抗してプッシ
ャ70を下方へ押し下げると、接点部材90により、下
部基板80の表面に形成されたスイッチ回路が開放状態
から導通状態に切り替わる。接点部材90を収容するた
めに、ボディ10の底板部下面には、貫通孔13より大
きい円形の凹部17が設けられている。接点部材90
は、PET基板の一部をドーム状に絞り加工したもので
もよく、クリック感をだせればスナッププレートに限定
するものではない。
【0040】次に、本実施形態に係る信号入力装置の機
能について説明する。
【0041】当該信号入力装置を外部の取付け基板(外
部基板)上に載せ、複数の接続端子12を取付け基板の
表面に形成された配線パターンとハンダ付けにより接続
する。また、下部基板80を前記取付け基板と電気的に
接続する。これにより、ボディ10が取付け基板上に機
械的に固定されると共に、ボディ10内の内部基板11
が接続端子を会して外部の取付け基板と電気的に接続さ
れる。
【0042】操作体を兼ねるプッシャ70にX−Y方向
及びZ方向の外力を加えないときは、4つの原点復帰機
構60内の各弾性体61により移動体30が原点位置に
弾性的に保持される。また、スナッププレート式の接点
部材90による付勢により、プッシャ70が上限位置に
弾性保持される。
【0043】プッシャ70をX方向に操作すると、移動
体30がX方向のセンターラインを挟む対称位置に配置
された1対の原点復帰機構60によるX方向の付勢力に
抗してX方向に移動する。移動体30の裏面側に固定さ
れた環状ブラシ40の接触部42が内部基板11の表面
に形成された回路パターン11a,11b上を摺動す
る。その結果、X方向の移動量に応じた電気信号が出力
され、当該装置を使用する機器に入力される。プッシャ
70に付加されている外力を取り除くと、移動体30が
原点位置に自動復帰する。
【0044】プッシャ70をY方向に操作すると、移動
体30がY方向のセンターラインを挟む対称位置に配置
された1対の原点復帰機構60によるY方向の付勢力に
抗してY方向に移動する。移動体30の裏面側に固定さ
れた環状ブラシ40の接触部42が内部基板11の表面
に形成された回路パターン11a,11b上を摺動す
る。その結果、Y方向の移動量に応じた電気信号が出力
され、当該装置を使用する機器に入力される。プッシャ
70に付加されている外力を取り除くと、移動体30が
原点位置に自動復帰する。
【0045】これらの操作の組み合わせにより、操作体
を兼ねるプッシャ70は周囲全方向に操作され、プッシ
ャ70のX−Y面での移動方向及び移動量に応じた電気
信号が、当該装置を使用する機器に入力される。
【0046】ここで、移動体30をX−Y方向に操作す
る力は、移動体30の中心部に作用する。即ち、第1の
力点は、移動体30の中心部に位置する。一方、信号出
力用ブラシが接触抵抗を受ける第2の力点は、移動体3
0の移動方向のセンターラインを挟む対称位置にあり、
合成により移動体30の中心部に位置する。なぜなら、
移動体30の裏面側に接触子として1組の環状ブラシ4
0,50が同心状に固定され、一方の環状ブラシ40の
接触部42が、移動体30のX方向のセンターラインを
挟む対称位置にあり、他方の環状ブラシ50の接触部5
2が、移動体30のY方向のセンターラインを挟む対称
位置にあるからである。
【0047】かくして、本実施形態に係る信号出力装置
では、移動体30を操作するための力が加わる第1の力
点と信号出力用ブラシが接触抵抗を受ける第2の力点が
同一直線上に位置することになる。
【0048】加えて、原点復帰用スプリングの弾力が加
わる第3の力点も、移動体30の移動方向のセンターラ
インを挟む対称位置にあり、合成により移動体30の中
心部に位置する。なぜなら、4つの原点復帰機構60の
うちの1組は、移動体30のX方向のセンターラインを
挟む対称位置、特に移動体30の中心を挟む対称位置に
あり、他の1組は、移動体30のY方向のセンターライ
ンを挟む対称位置、特に移動体30の中心を挟む対称位
置にあるからである。
【0049】従って、本実施形態に係る信号出力装置で
は、移動体30を操作するための力が加わる第1の力
点、信号出力用ブラシが接触抵抗を受ける第2の力点、
及び原点復帰用スプリングの弾力が加わる第3の力点の
全部が同一直線上に位置することになる。その結果、こ
れらの力点の不一致に起因する部品のガタつきによる動
作誤差、及び動作感触の悪化が特に効果的に解消され
る。
【0050】しかも、本実施形態に係る信号出力装置で
は、移動体30がX方向のスライダーとY方向のスライ
ダーを一体化した構造になっているため、部品点数が少
なく、装置の経済性が良好である。この一体型の移動体
30では、同心状に組み合わされた1組の環状ブラシ4
0,50の相対位置を変化させない利点もあり、環状ブ
ラシ40,50との適合性が特に良好である。
【0051】更に、本実施形態に係る信号出力装置で
は、X−Y方向の移動信号を生成するための内部基板1
1がボディ10の底板部表面にインサート成形により取
付けられており、一方、プッシャ70及び接点部材80
と共にプッシュスイッチを構成する下部基板90は、ボ
ディ10の底板部裏面に取付けられている。即ち、X−
Y方向の移動信号を生成するための内部基板11とプッ
シュスイッチを構成する下部基板90がレベルを変えて
上下2段に配置されている。このため、両基板の干渉が
回避され、装置の小型化も図られる。
【0052】更に又、1組の環状ブラシ40,50は、
大きさを変え、前者が後者の裏側に配置されるようにな
っている。このため、環状ブラシ40,50の干渉が容
易に回避され、組立時の組み合わせ作業も容易となる。
【0053】また、移動体30の周囲に配置される4つ
の原点復帰機構60の各第2保持部63が、移動体30
をX−Y方向に案内するガイドとなり、移動体30の回
転が簡単な構造で阻止される。
【0054】図15は本発明の他の実施形態に係る信号
入力装置の内部構造を示す斜視図で、図3と同様にカバ
ーを外した状態を示す。
【0055】本実施形態に係る信号入力装置でも、前述
した信号入力装置と同様、移動体30の周囲に配置され
る4つの原点復帰機構60が、移動体30をX−Y方向
に案内するガイドを兼ね、部品点数の低減、装置の小型
化が図られている。前述した進行入力装置と相違するの
は、ガイドを兼ねる原点復帰機構60の構造である。具
体的には、本実施形態に係る信号入力装置では、原点復
帰機構60は、ボディ10の側壁部に沿って移動可能に
設けられたスライダ64と、スライダ64を中立位置に
弾性保持するコイルスプリング65とを有している。
【0056】スライダ64は、ボディ10の側壁部に沿
って配置され内部にコイルスプリング65を収容する本
体部64aと、本体部64aの中間部から内側へ直角に
突出した係合部64bとからなる。係合部64bは、前
述した原点復帰機構60の第2保持部63に対応するガ
イド部であり、移動体30の側面に設けられた凹部32
に移動可能に挿入されている。
【0057】本実施形態に係る信号入力装置から分かる
ように、原点復帰機構60における弾性体は、板バネに
限らす、コイルスプリングでもよく、他のスプリングで
もよい。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明に係る信
号入力装置は、ブラシを保持する移動体として、X方向
のスライダ及びY方向のスライダを一体化した一体型移
動体を用い、且つ、前記ブラシとして、移動体の裏面に
同心円状に固定され、それぞれの一部が内部基板に弾性
的に接触する環状ブラシを使用することにより、移動体
を操作するための力が加わる第1の力点、及び信号出力
用ブラシが接触抵抗を受ける第2の力点を同一線上に配
置でき、且つブラシが移動体の外側へ突出する事態を回
避できるので、移動体における力点の分散に伴う動作誤
差や動作感触の悪化を抑え、合わせて部品点数の低減及
び小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る信号入力装置の縦断
面図である。
【図2】同信号入力装置の外観を示す斜視図である。
【図3】同信号入力装置の内部構造を示す斜視図でカバ
ーを外した状態を示す。
【図4】同信号入力装置の内部構造を示す透視図で、環
状ブラシ及びプッシャが組み付けられた移動体を底面側
から示す斜視図である。
【図5】ボディの斜視図である。
【図6】ボディの平面図で,同ボディ内にインサートさ
れた内部基板の配線パターンを示す。
【図7】カバーの斜視図である。
【図8】環状ブラシが組み付けられた移動体を底面側か
ら示す斜視図である。
【図9】同移動体を底面側から示す斜視図である。
【図10】1組の環状ブラシの一方を示す斜視図であ
る。
【図11】1組の環状ブラシの他方を示す斜視図であ
る。
【図12】移動体をX−Y方向に案内すると共に該移動
体を限定位置に弾性保持する、ガイド機構を兼ねた原点
復帰機構の斜視図である。
【図13】操作体を兼ねるプッシャを底面側から示す斜
視図である。
【図14】スナッププレート式の接点部材の斜視図であ
る。
【図15】本発明の他の実施形態に係る信号入力装置の
内部構造を示す斜視図で、カバーを外した状態を示す。
【符号の説明】
10 ボディ 11 内部基板 20 カバー 30 移動体 40,50 環状ブラシ 41,51 固定部 42,52 接触部 60 原点復帰機構 61 弾性体 70 プッシャ 80 下部基板 90 接点部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部基板に固定されるケースと、ケース
    の底板部表面に取付けられた内部基板と、前記外部基板
    に沿って周囲全方向に中心部を操作されることにより前
    記ケース内をX−Y方向にスライドし、且つX方向のス
    ライダ及びY方向のスライダが一体化されたスライド式
    の一体型移動体と、該一体型移動体の裏面に同心円状に
    固定されて、それぞれの一部が前記内部基板に弾性的に
    接触する1組の環状ブラシと、前記一体型移動体をX−
    Y方向で原点位置に弾性保持する原点復帰用の弾性体と
    を具備することを特徴とする信号入力装置。
  2. 【請求項2】 1組の環状ブラシは大きさが異なり、一
    方が他方の内側に配置されることを特徴とする請求項1
    記載の信号入力装置。
  3. 【請求項3】 1組の環状ブラシは、それぞれの移動方
    向にほぼ直角で且つ中心を挟むほぼ対称な位置で前記内
    部基板に弾性接触することを特徴とする請求項1に記載
    の信号入力装置。
  4. 【請求項4】 1組の環状ブラシの一方は、X方向にほ
    ぼ直角な2位置で前記内部基板に接触するX方向の信号
    入力用ブラシであり、他方は、Y方向にほぼ直角な2位
    置で前記内部基板に接触するY方向の信号入力用ブラシ
    である請求項3に記載の信号入力装置。
  5. 【請求項5】 1組の環状ブラシは、前記内部基板との
    接触位置にほぼ直角な2位置で前記一体型移動体に固定
    されていることを特徴とする請求項3に記載の信号入力
    装置。
  6. 【請求項6】 前記弾性体は、前記一体型移動体のそれ
    ぞれの移動方向にほぼ直角な対称位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号入力装置。
  7. 【請求項7】 前記一体型移動体の中心部を貫通し、且
    つ、軸方向に移動可能に支持された操作体を兼ねるプッ
    シャと、該プッシャを突出側へ付勢するスナッププレー
    ト式の接点部材とを具備することを特徴とする請求項1
    に記載の信号入力装置。
  8. 【請求項8】 前記接点部材は、前記内部基板より下に
    配置されていることを特徴とする請求項7に記載の信号
    入力装置。
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