JP2022043622A - プッシュスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーの一対の延伸部の架橋部に対する曲げ加工の難易度が低減されたプッシュスイッチを提供する。【解決手段】プッシュスイッチ1は、ケース2と、一対の接点3、4と、ケース2内において、可動接点5と、ケース2を上方から覆うキャップ7と、キャップ7を上方から押し付けるカバー8と、を含んでいる。カバー8は、トッププレート81と、トッププレート81の対向する一対の辺から下方に延伸する一対の延伸部83と、を備えている。カバー8の一対の延伸部83のそれぞれは、下方に延伸する一対の脚部831と、一対の脚部831を接続する架橋部832と、を有している。架橋部832は、架橋部832の下方先端部に形成され、外側に向かって傾斜する一対の傾斜部8321と、一対の傾斜部8321の間に形成された切り欠き部8322と、を有している。【選択図】図4

Description

本発明は、一般に、プッシュスイッチに関し、より具体的には、押圧操作によりクリック感を伴って動作するプッシュスイッチに関する。
様々な電子機器の操作ボタンとして、ドーム状の可動接点を利用するプッシュスイッチが多く採用されている。このようなプッシュスイッチは、小型化および低背化可能であるとともに、ユーザーの押下により操作ボタンが動作した際に、良好なクリック感(押圧操作感)をユーザーに提供することができる。
例えば、特許文献1は、図1および図2に示すようなプッシュスイッチ500を開示している。図1は、プッシュスイッチ500の分解斜視図であり、図2は、プッシュスイッチ500の斜視図である。図1および図2に示されているように、プッシュスイッチ500は、略四角形の底板511と、底板511の各辺から上方に延伸する4つの壁部512と、底板511および4つの壁部512によって規定される収納部513と、対向する一対の壁部(図中のY方向に延伸する一対の壁部)512のそれぞれに形成された係合突部514と、を備えるケース510と、ケース510の底板511上に、互いに離間して設けられた中央接点520および外側接点530と、ケース510の収納部513内において中央接点520および外側接点530の上側に設けられたドーム状の可動接点540と、弾性材料から形成され、ケース510の4つの壁部512の上端部上に載置される平板状のベース部551と、ベース部551の略中央に形成され、ドーム状の可動接点540を下方に押圧するための突出部552と、を有し、ケース510の収納部513を上方から覆う押圧部材550と、押圧部材550のベース部551を上方から押し付けることにより、ケース510上で押圧部材550を保持する金属製のカバー560と、を含んでいる。
カバー560は、略四角形の平面形状を有するトッププレート561と、トッププレート561の略中央に形成された円形の開口562と、トッププレート561の対向する一対の辺(図中のY方向に延伸する一対の辺)からそれぞれ下方に延伸する一対の延伸部563とを備えている。また、一対の延伸部563のそれぞれは、トッププレート561の辺から下方に向かって延伸する一対の脚部5631と、一対の脚部5631の下方先端部を互いに接続する架橋部5632と、を有している。また、架橋部5632は、一対の脚部5631の下方先端部から外側に向かって傾斜している。さらに、ケース510の係合突部514のそれぞれは、上方から下方に向かって高さが漸増する斜面5141と、斜面5141の頭頂部から下方に向かって直線状に延伸する平坦部5142と、を有している。
ケース510の収納部513内にドーム状の可動接点540が載置され、さらに、ケース510の複数の壁部512の上端部上に押圧部材550のベース部551が載置された状態で、カバー560を上方(+Z方向)からケース510に押し付けて、カバー560をケース510に取り付けることにより、プッシュスイッチ500が組み立てられる。カバー560を上方からケース510に取り付ける際、カバー560の一対の延伸部563の架橋部5632が、ケース510の係合突部514の斜面5141上をスライドする。これにより、カバー560の一対の延伸部563が外側に開き、カバー560を下方(-Z方向)に押し込むことが可能となる。その後、カバー560の一対の延伸部563の架橋部5632が、それぞれ、ケース510の一対の係合突部514の平坦部5142を通過すると、ケース510の係合突部514の平坦部5142の下面が、カバー560の一対の延伸部563の架橋部5632の上面と係合し、カバー560がケース510に対してロックされ、プッシュスイッチ500が組み立てられる。
図2に示されているように、プッシュスイッチ500が組み立てられた状態において、押圧部材550の突出部552がカバー560の開口562を挿通し、カバー560のトッププレート561から上方に突出する。さらに、カバー560がケース510に対してロックされ、押圧部材550のベース部551が、ケース510の壁部512の上端部とカバー560のトッププレート561との間で圧縮された状態で保持される。そのため、ケース510とカバー560との間の空間が、押圧部材550のベース部551によって封止され、ケース510の収納部513内に対するゴミや埃の侵入を防止することができる。このような構成により、プッシュスイッチ500は、防塵性能を実現することができる。このような防塵性能を有するプッシュスイッチ500は、ゴミや埃が多く存在し得る環境下での使用に適している。例えば、プッシュスイッチ500は、好適には、自動車の車内のダッシュボードの操作パネルのスイッチとして用いることができる。
上述したように、防塵性能を有するプッシュスイッチ500を組み立てるためには、カバー560を上方からケース510に対して押し付けることにより、押圧部材550のベース部551を、ケース510の壁部512の上端部とカバー560のトッププレート561との間で圧縮し、この状態のまま、カバー560をケース510に対してロックする必要がある。このようなケース510に対する上方からのカバー560の取り付けを容易にするため、カバー560の一対の延伸部563の架橋部5632が外側に向かって傾斜している。カバー560を上方からケース510に対して押し付けた際、カバー560の一対の延伸部563の架橋部5632がケース510の一対の係合突部514の斜面5141上をスライドするので、カバー560の一対の延伸部563を外側に容易に開かせることができる。そのため、カバー560を上方からケース510に容易に取り付けることができる。
このような理由により、カバー560の一対の延伸部563の架橋部5632を外側に向かって傾斜させる必要がある。架橋部5632を外側に向かって傾斜させるためには、カバー560の製造工程において、架橋部5632を外側に向かって折り曲げる必要がある。上述のように、プッシュスイッチ500は小型かつ低背であるため、プッシュスイッチ500の部品であるカバー560もまた非常に小さい。このように非常に小さい金属製のカバー560の架橋部5632を外側に折り曲げるための折り曲げ加工は、非常に困難である。このような折り曲げ加工を実行するとカバー560の製造の歩留まりが低下し、歩留まりの低下によりプッシュスイッチ500の製造コストが増加してしまうという問題があった。
特開2011-113652号公報
本発明は、上記従来の問題点を鑑みたものであり、その目的は、カバーの一対の延伸部の架橋部に対する曲げ加工の難易度が低減されたプッシュスイッチを提供することにある。
このような目的は、以下の(1)~(10)の本発明により達成される。
(1)底板および前記底板から上方に延伸する複数の壁部によって規定される収納部を有するケースと、
前記収納部内の前記底板上に、互いに離間して設けられた一対の接点と、
前記収納部内において、前記一対の接点の上側に配置され、前記一対の接点を非導通状態とする第1の位置と、前記一対の接点を導通状態とする第2の位置との間で変位可能な可動接点と、
前記ケースの前記複数の壁部の上端部上に載置される平板状のベース部と、前記ベース部から上方に突出する突出部と、を備え、前記ケースの前記収納部を上方から覆うキャップと、
略四角形の平面形状を有するトッププレートと、前記キャップの前記突出部を挿通させるよう前記トッププレートに形成された開口と、前記トッププレートの対向する一対の辺から下方に延伸する一対の延伸部と、を備え、前記ケースと係合して、前記ケース上で前記キャップを保持するカバーと、を含み、
前記ケースは、前記複数の壁部のうちの対向する一対の壁部の外側面のそれぞれに形成された一対の係合突部を備えており、
前記カバーの前記一対の延伸部のそれぞれは、前記トッププレートの前記辺から下方に延伸する一対の脚部と、前記一対の脚部を接続する架橋部と、を有しており、
前記架橋部は、前記架橋部の下方先端部に形成され、外側に向かって傾斜する一対の傾斜部と、前記一対の傾斜部の間に形成された切り欠き部と、を有しており、
前記カバーは、前記ケースの前記対向する一対の壁部のそれぞれに形成された前記一対の係合突部が、前記カバーの前記一対の延伸部の前記架橋部に係合することにより、前記ケースに対してロックされ、前記ケース上で前記キャップを保持することを特徴とするプッシュスイッチ。
(2)前記一対の傾斜部は、それぞれ、前記一対の係合突部の下側に位置している上記(1)に記載のプッシュスイッチ。
(3)前記一対の傾斜部は、前記切り欠き部によって互いに離間している上記(1)または(2)に記載のプッシュスイッチ。
(4)前記架橋部は、前記切り欠き部の上側に位置し、上方に向かって延伸する上方延伸部をさらに有しており、
前記上方延伸部は、前記一対の脚部の間に位置しており、
前記一対の係合突部は、前記一対の脚部と前記架橋部の前記上方延伸部との間で保持される上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
(5)前記上方延伸部は、前記切り欠き部の形状と対応した形状を有している上記(4)に記載のプッシュスイッチ。
(6)前記一対の脚部は、前記トッププレートの前記辺の両端部から下方に直線状に延伸しており、
前記一対の脚部の外側側面間の離間距離は、前記トッププレートの前記辺の長さと一致している上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
(7)前記一対の脚部のそれぞれは、外側側面および内側側面が下方に直線状に延伸する直線部と、外側側面が下方に直線状に延伸し、さらに、内側側面が前記外側側面に向かって傾斜している縮幅部と、を有しており、
前記一対の脚部のそれぞれの前記縮幅部が前記架橋部に接続されている上記(6)に記載のプッシュスイッチ。
(8)前記一対の係合突部の外側側面は、前記カバーの前記一対の延伸部のそれぞれの前記一対の脚部の内側側面とそれぞれ接触する上記(7)に記載のプッシュスイッチ。
(9)平面視において、前記一対の係合突部の外側側面は、前記カバーの前記開口よりも外側に位置している上記(6)ないし(8)のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
(10)前記カバーは、前記一対の脚部の間から下方に延伸する折り曲げ部をさらに備えており、
前記折り曲げ部は、前記一対の脚部および前記架橋部から離間している上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
本発明のプッシュスイッチにおいては、カバーの一対の延伸部の架橋部の下方先端部に切り欠き部が形成されているため、傾斜部を形成するために、曲げ加工を施さなければならない架橋部の下方先端部の幅が限定されている。そのため、傾斜部を形成するための曲げ可能の難易度が低減されており、カバーの製造の歩留まりを向上させることができ、その結果、プッシュスイッチの製造コストを低下させることができる。
また、本発明のプッシュスイッチにおいては、カバーをケースに対してロックするためにカバーの一対の延伸部と係合する一対の係合突部が、ケースの対向する壁部のそれぞれの外側面の両端部付近に、互いに離間して形成されている。そのため、ケースの対向する壁部のそれぞれの外側面において、両端部付近の2か所で、カバーの一対の延伸部の内側側面と一対の係合突部の外側側面が接触するため、ケースに対するカバーの傾きがより効果的に抑制され、カバーのケースに対する取り付け状態を安定させることができる。
従来技術のプッシュスイッチの分解斜視図である。 図1に示す従来技術のプッシュスイッチの斜視図である。 本発明に係るプッシュスイッチの斜視図である。 図3に示すプッシュスイッチの分解斜視図である。 図4に示すケース、中央接点、および外側接点を上方から見た図である。 図4に示す中央接点および外側接点の斜視図である。 図4に示す押圧部材を別の角度から見た斜視図である。 図4に示すキャップを別の角度から見た斜視図である。 図4に示すカバーをX方向から見た図である。 図3に示すプッシュスイッチをX方向から見た図である。 図3に示すプッシュスイッチを上方から見た図である。 図3に示すプッシュスイッチが自然状態にあるときのプッシュスイッチの縦断面図である。 図3に示すプッシュスイッチが押下状態にあるときのプッシュスイッチの縦断面図である。 本発明に係るプッシュスイッチの斜視図である。 本発明に係るプッシュスイッチの平面図である。 本発明に係るプッシュスイッチの底面図である。 本発明に係るプッシュスイッチの正面図である。 本発明に係るプッシュスイッチの背面図である。 本発明に係るプッシュスイッチの左側面図である。 本発明に係るプッシュスイッチの右側面図である。
以下、本発明のプッシュスイッチを、添付図面に示す好適な実施形態に基づいて、説明する。なお、以下で参照する各図は、本発明の説明のために用意された模式的な図である。図面に示された各構成要素の寸法(長さ、幅、厚さ等)は、必ずしも実際の寸法を反映したものではない。また、各図において、同一または対応する要素には、同じ参照番号が付されている。以下の説明において、各図のZ軸の正方向を「上方」といい、Z軸の負方向を「下方」ということがある。
以下、図3~図13を参照して、本発明のプッシュスイッチを詳述する。図3は、本発明に係るプッシュスイッチの斜視図である。図4は、図3に示すプッシュスイッチの分解斜視図である。図5は、図4に示すケース、中央接点、および外側接点を上方から見た図である。図6は、図4に示す中央接点および外側接点の斜視図である。図7は、図4に示す押圧部材を別の角度から見た斜視図である。図8は、図4に示すキャップを別の角度から見た斜視図である。図9は、図4に示すカバーをX方向から見た図である。図10は、図3に示すプッシュスイッチをX方向から見た図である。図11は、図3に示すプッシュスイッチを上方から見た図である。図12は、図3に示すプッシュスイッチが自然状態にあるときのプッシュスイッチの縦断面図である。図13は、図3に示すプッシュスイッチが押下状態にあるときのプッシュスイッチの縦断面図である。
図3に示す本発明の実施形態にかかるプッシュスイッチ1は、ユーザーから、プッシュスイッチ1の作動力を超える押圧力が印加された際にオン状態となり、ユーザーから印加された押圧力が解除されるとオフ状態となるスイッチである。また、プッシュスイッチ1は、防塵性能を有しており、プッシュスイッチ1の内部へのゴミや塵の侵入を防ぐことができる。そのため、プッシュスイッチ1は、ゴミや埃が多く存在し得る環境下での使用に適している。例えば、プッシュスイッチ1は、好適には、自動車の車内のダッシュボードの操作パネルのスイッチとして用いることができる。
図3に示されているように、プッシュスイッチ1は、低背の直方体状のケースから、ユーザーによって押圧される突出部が上方に突出している形状を有している。プッシュスイッチ1は、非常に小さく、例えば、約6mm(X方向の全長)×約6mm(Y方向の全長)×約4mm(ケースの底部から突出部の頭頂部までの全高)の寸法を有している。
図4に示されているように、ケース2は、底板21および底板21から上方に延伸する4つの壁部22によって規定される収納部23を有するケース2と、収納部23内の底板21上に、互いに離間して設けられた中央接点3および外側接点4(一対の接点)と、収納部23内において、中央接点3および外側接点4の上側に配置され、中央接点3および外側接点4を非導通状態とする第1の位置(図12参照)と、中央接点3および外側接点4を導通状態とする第2の位置(図13参照)と、の間で変位可能な可動接点5と、収納部23内において、可動接点5の上側に設けられ、可動接点5を下方に押圧することにより、可動接点5を第1の位置から第2の位置へ変位させる押圧部材6と、ケース2の4つの壁部22の上端部上に載置される平板状のベース部71と、ベース部71の略中央に形成され、上方に突出する突出部72と、を備え、ケース2の収納部23を上方から覆うキャップ7と、略四角形の平面形状を有するトッププレート81と、キャップ7の突出部72を挿通させるようトッププレート81に形成された開口82と、トッププレート81の対向する一対の辺から下方に延伸する一対の延伸部83と、を備え、ケース2と係合して、キャップ7のベース部71を上方から押し付けることにより、ケース2上でキャップ7を保持するカバー8と、を含んでいる。
ケース2は、絶縁性樹脂により形成され、上方側に向かって開口する箱型部材である。図4および図5に示されているように、ケース2は、底板21と、底板21の外周部から上方に向かって延伸する4つの壁部22と、底板21の上面および壁部22の内面によって規定される収納部23と、図中のY方向に沿って延伸し、互いに対向する一対の壁部22のそれぞれの外側面上に形成された一対の係合突部24と、を備えている。ケース2は、中央接点3および外側接点4を互いに絶縁した状態で内部において保持している。
底板21は、略四角形の平面形状を有する板状部材であり、プッシュスイッチ1の基板として機能する。4つの壁部22は、底板21の各辺からそれぞれ上方に向かって延伸しており、底板21と一体的に形成されている。収納部23は、底板21の上面と4つの壁部22の内面によって規定される上方に向かって開口する凹部である。図示の形態では、収納部23の内側面は、略四角形の平面形状を形成している。収納部23内にプッシュスイッチ1の各コンポーネントが収納される。このように、ケース2は、収納部23内にプッシュスイッチ1の各コンポーネントを収納するハウジングとしての機能を有している。また、ケース2は、中央接点3および外側接点4を互いに絶縁した状態で保持している。ケース2は、ケース2の形状に対応した内側形状を有する金型内に中央接点3および外側接点4を配置して、該金型内に絶縁性樹脂を注入し、硬化させることにより得られる。
一対の係合突部24は、図中のY方向に沿って延伸し、互いに対向する一対の壁部22のそれぞれの外側面上に形成されており、カバー8をケース2に対してロックするために用いられる。なお、図中の+X方向の壁部22の外側面上に形成された一対の係合突部24および図中の-X方向の壁部22の外側面上に形成された一対の係合突部24は、同じ構成および配置で形成されている。
図4に示されているように、一対の係合突部24のそれぞれは、上方から下方に向かって高さが漸増する傾斜部241と、傾斜部241の頭頂部から下方に向かって直線状に延伸する平坦部242と、傾斜部241の上側端部から横方向に延伸するガイド部243と、を有している。一対の係合突部24の傾斜部241は、カバー8を上方からケース2に対して押し込み、カバー8をケース2に対して取り付ける際に、カバー8の一対の延伸部83のそれぞれの先端部に形成された一対の傾斜部8321(図4および図9参照)を自身の傾斜に沿ってスライドさせ、カバー8の一対の延伸部83が外側に開くことを容易にする機能を有している。傾斜部241の上側端部は、一対の係合突部24が形成されている壁部22の外側面の上縁と一致している。そのため、傾斜部241は、壁部22の外側面の上縁から下方に向かって高さ(壁部22の外側面から図中のX方向の長さ)が漸増するよう形成されている。
一対の係合突部24の平坦部242は、カバー8の一対の延伸部83のそれぞれの架橋部832(図4および図9参照)と係合し、カバー8をケース2に対してロックする機能を有している。平坦部242は、傾斜部241の頭頂部、すなわち、下側端部から下方に直線状に延伸している。そのため、平坦部242の高さは一定である。一対の係合突部24の平坦部242の下側端面が、カバー8の一対の延伸部83の架橋部832の上側端面と係合することにより、カバー8がケース2に対してロックされる。
ガイド部243は、傾斜部241と同じ角度で傾斜し、傾斜部241の上側端部から横方向(Y方向)に延伸している部分である。ガイド部243は、カバー8がケース2に対して押し込まれる際に、カバー8の一対の延伸部83のそれぞれの先端部に形成された一対の傾斜部8321が、ガイド部243上をスライドし、カバー8のケース2に対する取り付けがガイドされる。ガイド部243の幅(Y方向の長さ)は、カバー8の延伸部83に形成された一対の傾斜部8321の幅と略等しい。
図6には、ケース2によって保持される中央接点3および外側接点4(一対の接点)の斜視図が示されている。中央接点3および外側接点4のそれぞれは、導電性材料、より具体的には、銅等の金属材料によって形成されている。中央接点3および外側接点4は、ケース2の収納部23内において互いに絶縁された状態で保持され、固定電極として機能する。
中央接点3および外側接点4のそれぞれは、一枚の金属板に対して打ち抜き加工および折り曲げ加工を施すことにより得られる。中央接点3は、本体部31と、可動接点5と接触する接触面32と、ケース2の外側に延伸する端子部33と、を有している。中央接点3の接触面32は、ケース2の収納部23内において上方に向かって露出し、可動接点5が第2の位置を取った際に、可動接点5と接触する面である。また、ケース2の収納部23内において、接触面32が、本体部31の上面よりも上方に位置する。中央接点3の端子部33は、ケース2の壁部(+Y方向の壁部)22から外部に向かって延伸し、電子デバイスの回路基板等に接続される外部端子として機能する。
外側接点4は、本体部41と、可動接点5と接触する4つの接触面42と、ケース2の外側に延伸する端子部43と、を有している。外側接点4の接触面42は、ケース2の収納部23内において上方に向かって露出し、可動接点5が、第1の位置および第2の位置のいずれを取った際でも、可動接点5と接触している面である。また、ケース2の収納部23内において、4つの接触面42は、本体部41の上面よりも上方に位置している。外側接点4の端子部43は、ケース2の壁部(-Y方向の壁部)22から外部に向かって延伸し、電子デバイスの回路基板等に接続される外部端子として機能する。
図5に示されているように、ケース2の収納部23内において中央接点3の本体部31の一部および接触面32が上方に向かって露出し、さらに、中央接点3の端子部33がケース2の壁部(+Y方向の壁部)22から外部に向かって延伸した状態で、中央接点3がケース2によって保持されている。さらに、ケース2の収納部23内において外側接点4の本体部41の一部および4つの接触面42が上方に向かって露出し、さらに、外側接点4の端子部43がケース2の壁部(-Y方向の壁部)22から外部に向かって延伸した状態で、外側接点4がケース2によって保持されている。また、ケース2の収納部23内において、外側接点4の本体部41は、中央接点3の本体部31から離間した状態で、+Y方向を除いて、中央接点3の本体部31の周囲を囲んでいる。また、外側接点4の4つの接触面42は、ケース2の収納部23の底板21の四隅に位置している。
図4に戻り、可動接点5は、上方凸のドーム形状を有する弾性導電性部材であり、ケース2の収納部23内において、中央接点3および外側接点4の上側に配置されている。可動接点5は、ケース2の収納部23内においてフィットする形状を有している。図示の様態では、可動接点5は、略円形の平面形状を有しているが、ケース2の収納部23内においてフィットする形状であれば、本発明はこれに限られない。例えば、ケース2の収納部23の内側面が略楕円形状または略多角形形状等の略円形外の平面形状を形成している場合には、可動接点5は、ケース2の収納部23内においてフィットするよう、ケース2の収納部23の内側面によって形成される平面形状に対応した形状を有していてもよい。可動接点5は、中央接点3および外側接点4を非導通状態とする第1の位置と、中央接点3および外側接点4を導通状態とする第2の位置との間で変位可能に構成されている。
可動接点5は、中央接点3と接触する中央可動部51と、中央可動部51を囲むように形成された外縁部52と、外縁部52から外側下方に向かって延伸し、外側接点4の4つの接触面42とそれぞれ接触する4つの接触部53と、を有している。図12のプッシュスイッチ1の断面図に示されているように、可動接点5は、中央可動部51が中央接点3の接触面32と間隙を介して対向し、さらに、4つの接触部53が外側接点4の4つの接触面42とそれぞれ接触するように、ケース2の収納部23内に設けられている。すなわち、プッシュスイッチ1に対してユーザーから押圧力が加えられていない自然状態において、可動接点5は、上方に凸とされている。図12に示されている自然状態において、可動接点5は、第1の位置を取る。第1の位置にあるとき、可動接点5は、中央接点3と接触しておらず、他方、外側接点4と接触している。そのため、可動接点5が第1の位置を取るとき、中央接点3および外側接点4は非導通状態となっている。
図12に示されている自然状態において、キャップ7の突出部72に対してユーザーから押圧力が印加されると、キャップ7の突出部72が下方に弾性変形し、押圧部材6を下方に押し下げる。さらに、図13に示されているように、押圧部材6が可動接点5を下方に押圧し、可動接点5を、第1の位置から第2の位置に移行させる。可動接点5は、第2の位置にあるとき、4つの接触部53が外側接点4の4つの接触面42とそれぞれ接触し、さらに、中央可動部51が中央接点3の接触面32と接触する。すなわち、可動接点5は、第2の位置にあるとき、中央接点3および外側接点4の双方と接触している。そのため、可動接点5が第2の位置を取るとき、可動接点5は、中央接点3と外側接点4との間の導通経路として機能し、中央接点3と外側接点4は導通状態となっている。なお、可動接点5の形状は、必ずしもドーム形状に限定されず、可動接点5が中央接点3および外側接点4を非導通状態とする第1の位置と、中央接点3および外側接点4を導通状態とする第2の位置と、の間で変位可能であれば、可動接点5は、如何なる形状を有していてもよい。
図4に戻り、押圧部材6は、ナイロン樹脂等の硬質の樹脂材料で形成された部材である。押圧部材6は、ケース2の収納部23内において、可動接点5の上側に設けられている。押圧部材6は、ユーザーからプッシュスイッチ1に対して印加された押圧力を、可動接点5に効率的に伝達させ、可動接点5を下方に押下するために用いられる。図4に示されているように、押圧部材6は、ケース2の収納部23とフィットする平面形状(図示の形態では、略四角形)を有するベース部61と、ベース部61の上面側の略中央に上方に突出するよう形成された円柱状の上側突起62と、ベース部61の上面側の略中央に下方に突出するよう形成された円柱状の下側突起63(図7参照)と、を有している。
図12に示されているように、上側突起62と下側突起63は、同心となるよう形成されている。また、上側突起62の高さは、下側突起63の高さよりも高い。さらに、上側突起62の直径は、下側突起63の直径よりも大きい。プッシュスイッチ1が組み立てられた状態において、押圧部材6のベース部61は、ケース2の収納部23内において、ケース2の収納部23を規定する4つの壁部22の内側面と接触しており、上側突起62は、ケース2の壁部22の上端部よりも上側に突出している。さらに、押圧部材6の下側突起63は、可動接点5の中央可動部51と接触している。
図4に戻り、キャップ7は、シリコンゴム等の弾性材料から形成された部材である。キャップ7は、ケース2の収納部23を上方から覆い、ケース2の収納部23内にゴミや塵が浸入することを防止することにより、プッシュスイッチ1の防塵機能を提供している。また、プッシュスイッチ1が組み立てられた状態において、キャップ7の突出部72は、カバー8から上方に大きく突出するので、ユーザーのプッシュスイッチ1に対する押圧操作が容易となる。
キャップ7は、ケース2の4つの壁部22の上端部上に載置される略四角形のベース部71と、ベース部71の略中央に形成され、上方に突出する円錐台状の突出部72と、突出部72の頭頂部の裏面から下方に向かって突出するよう形成された下方突部73(図8参照)と、ベース部71の裏面の四隅に形成された4つの位置決め突部74と、を有している。
キャップ7のベース部71は、ケース2の収納部23を上方から覆うようなサイズおよび平面形状を有しており、ケース2の4つの壁部22の上端部上に載置される。図12に示されているように、プッシュスイッチ1が組み立てられた状態において、キャップ7のベース部71は、ケース2の4つの壁部22とカバー8のトッププレート81との間で、圧縮された状態で保持されている。キャップ7のベース部71は、ケース2の4つの壁部22の上端部とカバー8のトッププレート81との間の空間を封止しており、ゴミや埃のケース2の収納部23内への侵入を防止する防塵機能を提供している。
キャップ7の突出部72は、ベース部71の略中央部から上方に向かって突出する円錐台状部分である。図8に示されているように、キャップ7の突出部72は、中空構造を有している。図12に示されているプッシュスイッチ1の自然状態において、押圧部材6の上側突起62の上側部分は、キャップ7の突出部72の内側に位置している。また、この状態において、押圧部材6の上側突起62は、キャップ7から離間している。
図8に示されているように、キャップ7の下方突部73は、キャップ7の突出部72の頭頂部の裏面から下方に向かって突出する筒状部である。図12に示されているプッシュスイッチ1の自然状態において、キャップ7の下方突部73は押圧部材6の上側突起62と対向している。図8に戻り、キャップ7の4つの位置決め突部74は、ベース部71の下面の四隅に対応する位置に形成され、下方に突出している。図12に示されているように、キャップ7のベース部71をケース2の4つの壁部22の上端部上に載置された際に、キャップ7の4つの位置決め突部74がそれぞれケース2の収納部23の4つの角部に係合し、キャップ7の位置決めがなされる。また、キャップ7の4つの位置決め突部74は、押圧部材6のベース部61の上面と接触しており、押圧部材6のケース2の収納部23内での上下方向の振動を防止している。したがって、図12に示されているプッシュスイッチ1の自然状態において、押圧部材6は、可動接点5とキャップ7とによって保持されている。
キャップ7は弾性材料によって形成されているので、プッシュスイッチ1のユーザーがキャップ7の突出部72を押し下げるように押圧力を印加すると、キャップ7の突出部72が下方に弾性変形する。この状態からさらに押圧力が印加されると、キャップ7の下方突部73が押圧部材6の上側突起62と接触し、押圧部材6が下方に押し下げられ、押圧部材6の下側突起63が可動接点5の中央可動部51を下方に弾性変形させる。この結果、図13に示されているように、可動接点5の中央可動部51が中央接点3の接触面32と接触し、可動接点5を介して、中央接点3および外側接点4が導通状態となる。
図4に戻り、カバー8は、ケース2と係合し、キャップ7のベース部71を上方から押し付けることにより、キャップ7をケース2上で保持する機能を有している。カバー8は、一枚の金属板に対して打ち抜き加工および折り曲げ加工を施すことにより得られる。カバー8は、略四角形の平面形状を有するトッププレート81と、キャップ7の突出部72を挿通させるようトッププレート81に形成された開口82と、トッププレート81の対向する一対の辺(図中のY方向に延伸する辺)からそれぞれ下方に延伸する一対の延伸部83と、トッププレート81の各辺の略中央部から下方に延伸する4つの折り曲げ部84と、を備えている。
トッププレート81は、プッシュスイッチ1が組み立てられた状態において、キャップ7のベース部71を上方から押し付けることによって、キャップ7をケース2上で保持し、ケース2の収納部23内に収納されている可動接点5および押圧部材6、並びに、キャップ7が離脱することを防止している。トッププレート81は、キャップ7のベース部71に対応した平面形状(図示の形態では、略四角形の平面形状)を有する板状部材である。開口82は、プッシュスイッチ1が組み立てられた状態において、キャップ7の突出部72を上方に挿通させるために、トッププレート81の略中央に形成されている。図示の形態では、開口82の形状は、キャップ7の突出部72の形状に対応した円形であるが、キャップ7の突出部72を上方に挿通させることができれば、特に限定されない。
一対の延伸部83は、カバー8をケース2に対してロックするために用いられる。図4に示されているように、一対の延伸部83は、トッププレート81の対向する一対の辺(図中のY方向に延伸する辺)からそれぞれ下方に延伸している。なお、トッププレート81の+X方向の辺から下方に延伸する延伸部83およびトッププレート81の-X方向の辺から下方に延伸する延伸部83は、同じ構成および同じ配置で形成されている。図9には、カバー8をX方向から見た図が示されている。図9に示されているように、一対の延伸部83のそれぞれは、トッププレート81の辺から下方に向かって延伸する一対の脚部831と、一対の脚部831の下方先端部を接続する架橋部832と、を有している。
一対の脚部831は、トッププレート81の辺の両端部(Y方向の両端部)から下方に向かって直線状に延伸している。特に、一対の脚部831の外側側面は、それぞれ、トッププレート81の辺の両端部から直線状に下方に延伸している。したがって、一対の脚部831の外側側面間の離間距離は、トッププレート81の辺の長さと等しくなっている。本発明のプッシュスイッチ1においては、このように、一対の脚部831が、可能な限り左右(Y方向)に離間して形成されている。カバー8をケース2に対してロックした際、一対の脚部831の内側側面と、ケース2の壁部22の外側面に形成された一対の係合突部24の外側側面とが接触することにより、カバー8のY方向への揺動、および、ケース2に対するカバー8への傾きが抑制される。
なお、背景技術の欄において説明した従来のプッシュスイッチ500では、ケース510の対向する壁部512のそれぞれの外側面上に形成された係合突部514の数は、1つであり、さらに、係合突部514の形成位置は、壁部512のそれぞれの外側面の略中央付近である。そのため、カバー560をケース510に対してロックした際、ケース510の対向する壁部512のそれぞれの外側面において、中央付近の箇所で、カバー560の一対の延伸部563の内側側面が係合突部514の外側側面と接触する。このように、ケース510の対向する壁部512のそれぞれ外側面において、中央付近の箇所でカバー560の一対の延伸部563の内側側面が係合突部514の外側側面と接触する場合、ケース2に対するカバー8の傾きの抑制効果が低く、カバー560のケース510に対する取り付け状態が安定しない。そこで、ケース2に対するカバー8の傾きの抑制効果を向上させるため、本発明のプッシュスイッチ1では、ケース2の互いに対向する壁部22のそれぞれの外側面の両端部付近に一対の係合突部24が互いに離間して形成されている。このような構成により、カバー8をケース2に対してロックした際、ケース2の対向する壁部22のそれぞれの外側面において、両端部付近の2か所で、カバー8の一対の脚部831の内側側面と一対の係合突部24の外側側面とが接触するため、ケース2に対するカバー8の傾きがより効果的に抑制され、カバー8のケース2に対する取り付け状態がより安定する。
さらに、ケース2に対するカバー8の傾きの抑制効果は、一対の脚部831の一方の内側側面と、一対の係合突部24の一方の外側側面との接触位置と、一対の脚部831の他方の内側側面と、一対の係合突部24の他方の外側側面との接触位置が、可能な限り横方向(Y方向)に離間していることが好ましい。これは、ケース2に対してカバー8が傾いた場合、ケース2に対するカバー8の位置の変動量が、ケース2のY方向の中心から離れるにつれて大きくなるためである。ケース2に対するカバー8の位置の変動量が大きくなるY方向の中心から離れた位置で、一対の脚部831の内側側面と、ケース2の壁部22の外側面に形成された一対の係合突部24の外側側面とを接触させることにより、ケース2に対するカバー8の傾きをより効果的に抑制することができる。
ケース2に対してカバー8が傾く場合としては、ユーザーがプッシュスイッチ1に対して押圧操作を行う際に、キャップ7の突出部72の中心から外れた箇所を押下した場合が挙げられる。キャップ7は弾性材料から形成されているので、この場合、キャップ7のユーザーによって押下された側の部分が沈み込み、キャップ7の反対側の部分が浮き上がる。この結果、ケース2上でキャップ7を保持しているカバー8が、キャップ7の変形に従って、ケース2に対して傾いてしまう。本発明のプッシュスイッチ1では、一対の脚部831が、可能な限り左右(Y方向)に離間して形成されている。そのため、一対の脚部831の一方の内側側面と、一対の係合突部24の一方の外側側面との接触位置と、一対の脚部831の他方の内側側面と、一対の係合突部24の他方の外側側面との接触位置とが大きく離間しており、上述のようなケース2に対するカバー8の傾きの抑制効果を向上させている。
一対の脚部831のそれぞれは、外側側面および内側側面が下方に直線状に延伸する直線部8311と、外側側面が下方に直線状に延伸し、さらに、内側側面が外側側面に向かって傾斜している縮幅部8312と、を有している。前述のように、ケース2に対するカバー8の傾きの抑制効果を向上するという観点からは、一対の脚部831の一方の内側側面と、一対の係合突部24の一方の外側側面との接触位置と、一対の脚部831の他方の内側側面と、一対の係合突部24の他方の外側側面との接触位置が大きく離間しているほうが好ましいため、直線部8311の幅(Y方向の長さ)は、脚部831の強度が必要以下とならない範囲で、可能な限り小さく設定される。なお、上述のように図示の形態では、図11に示されているように、トッププレート81は略四角形状の平面形状を有しており、開口82は円形形状を有していることから、開口82の縁からトッププレート81の辺までの距離は辺の中央部で最小となる。図示の形態では、直線部8311の幅は、延伸部83が形成されているトッププレート81の辺の中央部での、開口82の縁からトッププレート81の辺までの最小距離Dmin(図11参照)よりも、小さい。
図9に戻り、縮幅部8312は、直線部8311から下方に延伸し、架橋部832と接続される部分である。縮幅部8312の幅は、上方から下方に向かって漸減しており、架橋部832との接続部分で幅が最小となる。このような縮幅部8312は、カバー8をケース2に対してロックする際に、脚部831と架橋部832との接続部分が、ケース2の壁部22の外側面に形成された一対の係合突部24と干渉することを防止するために形成されている。
カバー8を製造する際、延伸部83を形成するために、金属板に対して打ち抜き加工を行う必要がある。よく知られているように、金属板に対して打ち抜き加工を行うと、打ち抜いた箇所の角部は完全な直角とならずに、丸みを帯びてしまう。もし、脚部831が縮幅部8312を有していない場合、脚部831と架橋部832との接続部分が直角とならずに、丸みを帯びてしまう。この場合、カバー8をケース2に対してロックする際に、脚部831と架橋部832との接続部分の丸みが、ケース2の壁部22の外側面に形成された一対の係合突部24と干渉してしまい、カバー8をケース2に対してロックすることができない。一方、本発明のプッシュスイッチ1では、脚部831が縮幅部8312を有しているので、脚部831(縮幅部8312)と架橋部832との接続部分が、直線部8311の内側側面よりも外側に位置している。そのため、カバー8をケース2に対してロックする際に、脚部831(縮幅部8312)と架橋部832との接続部分の丸みが、ケース2の壁部22の外側面に形成された一対の係合突部24と干渉しない。
架橋部832は、一対の脚部831の下方先端部を接続している。ケース2の壁部22の外側面に形成された一対の係合突部24の平坦部242の下側端面と、架橋部832の上側端面とが係合することにより、カバー8がケース2に対してロックされる。架橋部832は、架橋部832の下方先端部に形成され、外側に向かって傾斜する一対の傾斜部8321と、一対の傾斜部8321との間に形成された切り欠き部8322と、切り欠き部8322の上側に位置し、上方に延伸する上方延伸部8323と、を有している。
一対の傾斜部8321は、切り欠き部8322を介して互いに離間しており、架橋部832の両端部(Y方向の両端部)から、斜め下方(外側)に向かって延伸している。一対の傾斜部8321の傾きは、ケース2の壁部22の外側面に形成された一対の係合突部24の傾斜部241の傾きと略等しくなっている。そのため、カバー8を上方からケース2に対して押し込んだ際に、一対の傾斜部8321が一対の係合突部24の傾斜部241上をスライドし、延伸部83が外側に開いていく。したがって、一対の傾斜部8321は、プッシュスイッチ1を組み立てる際のケース2に対するカバー8の取り付けを容易にする機能を有している。
一対の傾斜部8321は、架橋部832の下方先端部を外側に折り曲げることによって形成される。従来技術の欄において述べたように、架橋部832のような小さな金属片に対する曲げ加工は難易度が高い。特に、曲げ加工を施す箇所の幅が長ければ長いほど、曲げ加工の難易度は上昇する。一方、傾斜部8321は、係合突部24の傾斜部241およびガイド部243上をスライドする部位なので、カバー8をケース2に対して取り付ける際に、係合突部24の傾斜部241およびガイド部243と接触する箇所にのみ、傾斜部8321が形成されていれば十分である。そこで、本発明のプッシュスイッチ1では、架橋部832の略中央の下側部分に切り欠き部8322を形成し、これにより、カバー8をケース2に対して取り付ける際に、係合突部24の傾斜部241およびガイド部243と接触する箇所にのみ、傾斜部8321を形成している。このように、架橋部832の略中央部の下側に切り欠き部8322を形成することにより、曲げ加工を施し、傾斜部8321を形成すべき箇所が、架橋部832の下側端部の両端部のみに限定される。そのため、架橋部832の下側端部全体に対して曲げ加工を施す場合と比較して、曲げ加工を施すべき箇所の幅が大幅に減少する。よって、従来技術のように架橋部832(図1および図2に示す従来技術では、「5632」)全体または架橋部832(図1および図2に示す従来技術では、「5632」)の下側端部全体に対して曲げ加工を施す場合と比較して、傾斜部8321を形成するための曲げ加工の難易度を大きく低減させ、カバー8の製造の歩留まりを向上させることができる。この結果、プッシュスイッチ1の製造コストを低下させることができる。
切り欠き部8322は、一対の傾斜部8321の間に形成されている。切り欠き部8322は、架橋部832の略中央の下側部分に対して打ち抜き加工を施すことにより形成可能である。切り欠き部8322の幅や形状は、架橋部832の両端部に形成すべき一対の傾斜部8321の必要とされるサイズや位置に応じて適宜設定される。上方延伸部8323は、切り欠き部8322の上側に位置し、一対の脚部831の間に位置し、一対の脚部831と離間して、上方に延伸する部分である。上方延伸部8323は、切り欠き部8322が形成された部分の強度を補うために形成されている。そのため、上方延伸部8323は、切り欠き部8322の形状と対応した形状を有している。延伸部83は、切り欠き部8322および上方延伸部8323を有しているため、図9に示されているように、X方向から見たとき、延伸部83の全体形状は、逆M字状となっている。
4つの折り曲げ部84は、トッププレート81の各辺の略中央部から下方に向かって延伸している。4つの折り曲げ部84は、トッププレート81に開口82を形成したことによるトッププレート81の強度の低下を補うために設けられている。トッププレート81に開口82を形成したことにより、トッププレート81の各辺から開口82の縁までの距離が、トッププレート81の各辺の中央部付近で短くなっており、トッププレート81の各辺の中央部付近でのトッププレート81の強度が低下している。特に、図11に示されているように、トッププレート81の各辺の中央で、トッププレート81の辺から開口82の縁までの距離が、最小(最小距離Dmin)となっており、トッププレート81の各辺の中央付近でのトッププレート81の強度低下が大きくなっている。
強度が大きく低下するトッププレート81の各辺の中央部付近に下方に延伸する折り曲げ部84を設けることにより、トッププレート81の強度が補われている。図9に示されているように、延伸部83が形成されている辺の略中央部から下方に向かって延伸する折り曲げ部84は、延伸部83の一対の脚部831の間に位置している。また、折り曲げ部84は、延伸部83の一対の脚部831および架橋部832の上方延伸部8323と離間している。
以上説明したような構成要素を含むプッシュスイッチ1は、次のような手順で組み立てられる。最初に、ケース2の収納部23内に可動接点5および押圧部材6を載置し、次に、ケース2の4つの壁部22の上端部にキャップ7のベース部71を載置する。その後、カバー8の開口82にキャップ7の突出部72を下方から挿通させるように、カバー8を上方からケース2に対して押し付ける。この際、カバー8の一対の延伸部83のそれぞれの傾斜部8321が、ケース2の対向する一対の壁部22の外側面にそれぞれ形成された一対の係合突部24の傾斜部241およびガイド部243上をスライドし、カバー8の一対の延伸部83が外側に開く。カバー8の一対の延伸部83のそれぞれが、ケース2の対向する一対の壁部22の外側面にそれぞれ形成された一対の係合突部24の平坦部242を越えると、一対の係合突部24の平坦部242の下側端面とカバー8の一対の延伸部83の架橋部832の上側端面とが係合し、カバー8がケース2に対してロックされ、プッシュスイッチ1が組み立てられる。この状態において、キャップ7のベース部71は、カバー8のトッププレート81とケース2の4つの壁部22の上端部との間で圧縮された状態で保持されている。
プッシュスイッチ1が組み立てられた状態でのプッシュスイッチ1の側面図および上面図が、図10および図11に示されている。図10に示されているように、一対の係合突部24の平坦部242の下側端面と延伸部83の架橋部832の上側端面とが係合し、カバー8がケース2に対してロックされている。さらに、一対の係合突部24の傾斜部241の外側側面が、それぞれ、延伸部83の脚部831の直線部8311の内側側面と接触しており、これにより、カバー8の横方向の揺動およびケース2に対するカバー8の傾きが抑制されている。図示のように、カバー8がケース2に対してロックされた状態において、カバー8の上方延伸部8323は、ケース2の一対の係合突部24と離間している。そのため、ケース2の一対の係合突部24は、カバー8の延伸部83の一対の脚部831のそれぞれと架橋部832の上方延伸部8323との間で保持される。
また、延伸部83の架橋部832の一対の傾斜部8321は、それぞれ、一対の係合突部24の下側に位置している。さらに、一対の傾斜部8321は、切り欠き部8322によって互いに離間されている。このように、本発明のプッシュスイッチ1においては、一対の傾斜部8321が、架橋部832の下側端部の両端部にのみ形成されている。そのため、従来技術のように架橋部832(図1および図2に示す従来技術では、「5632」)全体または架橋部832(図1および図2に示す従来技術では、「5632」)の下側端部全体に対して曲げ加工を施す場合と比較して、傾斜部8321を形成するための曲げ加工の難易度が大きく低減されている。
前述したように、ユーザーがキャップ7の突出部72の中心以外の場所を押下した際、ユーザーによって押下された側の部分が下方に沈み込み、キャップ7の反対側の部分が上方に浮き上がる現状が発生し、カバー8がケース2に対して傾く。本発明のプッシュスイッチ1においては、図11に示されているように、平面視において、ケース2の対向する一対の壁部22の外側面にそれぞれ形成された一対の係合突部24の外側側面は、カバー8のトッププレート81に形成された開口82よりも外側に位置している。換言すれば、一対の係合突部24の外側側面間の離間距離SDは、トッププレート81の略中央に形成された開口82の直径よりも大きい。そのため、ユーザーがキャップ7の突出部72の如何なる部分を押下しようとも、カバー8のケース2に対する傾きの中心が、一対の脚部831の一方の内側側面と、一対の係合突部24の一方の外側側面との接触位置と、一対の脚部831の他方の内側側面と、一対の係合突部24の他方の外側側面との接触位置との間に位置することになる。そのため、より確実にカバー8のケース2に対する傾きを抑制することができる。
次に、図12および図13を参照して、プッシュスイッチ1の動作について詳述する。図12には、プッシュスイッチ1に対して押圧力が加えられていない自然状態での、図3のA-A線に沿ったプッシュスイッチ1の縦断面図が示されており、図13には、プッシュスイッチ1に対して、プッシュスイッチ1の作動力を超える押圧力が加えられた押下状態での、図3のA-A線に沿ったプッシュスイッチ1の縦断面図が示されている。
図12に示されているように、プッシュスイッチ1の自然状態では、可動接点5は、上に凸となっている。図12に示されている状態において、可動接点5は、第1の位置を取っている。第1の位置において、可動接点5の4つの接触部53は、外側接点4の4つの接触面42とそれぞれ接触しており、可動接点5の中央可動部51は、中央接点3の接触面32と接触していない。すなわち、可動接点5は、第1の位置にあるとき、中央接点3と接触しておらず、外側接点4と接触している。そのため、可動接点5が第1の位置にあるとき、中央接点3および外側接点4は、非導通状態となっている。
図12に示されている自然状態において、キャップ7の突出部72に対してユーザーから押圧力が印加されると、キャップ7の突出部72が下方に弾性変形する。この状態からさらに押圧力が印加されると、キャップ7の下方突部73が押圧部材6の上側突起62と接触し、押圧部材6が下方に押し下げられ、押圧部材6の下側突起63が可動接点5の中央可動部51を下方に弾性変形させる。この結果、可動接点5が第2の位置に変位し、プッシュスイッチ1は、図13に示す押下状態に移行する。
図13に示された押下状態において、可動接点5は、第2の位置をとっている。第2の位置において、可動接点5の4つの接触部53は、外側接点4の4つの接触面42とそれぞれ接触しており、さらに、可動接点5の中央可動部51は、中央接点3の接触面32と接触している。すなわち、可動接点5は、第2の位置にあるとき、中央接点3および外側接点4の双方と接触している。そのため、可動接点5が第2の位置にあるとき、可動接点5は、中央接点3と外側接点4との間の導通経路として機能し、中央接点3および外側接点4は、導通状態となっている。図13に示された押下状態において、キャップ7の突出部72に対する押圧力が解除されると、可動接点5の弾性復元力によって提供されるプッシュスイッチ1の復帰力によって、プッシュスイッチ1は、図12に示された自然状態に復元する。
以上、本発明のプッシュスイッチを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の各構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができ、あるいは、本発明の各構成に任意の構成のものを付加することができる。
本発明の属する分野および技術における当業者であれば、本発明の原理、考え方、および範囲から有意に逸脱することなく、記述された本発明のプッシュスイッチの構成の変更を実行可能であろうし、変更された構成を有するプッシュスイッチもまた、本発明の範囲内である。
また、図3~図12に示されたプッシュスイッチの構成要素の数や種類は、説明のための例示にすぎず、本発明は必ずしもこれに限られない。本発明の原理および意図から逸脱しない範囲において、任意の構成要素が追加若しくは組み合わされ、または任意の構成要素が削除された態様も、本発明の範囲内である。
また、参考のため、本発明のプッシュスイッチの正確な斜視図および6面図を、図14~図20に示す。図14は、本発明に係るプッシュスイッチの斜視図である。図15は、本発明に係るプッシュスイッチの平面図である。図16は、本発明に係るプッシュスイッチの底面図である。図17は、本発明に係るプッシュスイッチの正面図である。図18は、本発明に係るプッシュスイッチの背面図である。図19は、本発明に係るプッシュスイッチの左側面図である。図20は、本発明に係るプッシュスイッチの右側面図である。
1…プッシュスイッチ 2…ケース 21…底板 22…壁部 23…収納部 24…係合突部 241…傾斜部 242…平坦部 243…ガイド部 3…中央接点 31…本体部 32…接触面 33…端子部 4…外側接点 41…本体部 42…接触面 43…端子部 5…可動接点 51…中央可動部 52…外縁部 53…接触部 6…押圧部材 61…ベース部 62…上側突起 63…下側突起 7…キャップ 71…ベース部 72…突出部 73…下方突部 74…位置決め突部 8…カバー 81…トッププレート 82…開口 83…延伸部 831…脚部 8311…直線部 8312…縮幅部 832…架橋部 8321…傾斜部 8322…切り欠き部 8323…上方延伸部 84…折り曲げ部 500…プッシュスイッチ 510…ケース 511…底板 512…壁部 513…収納部 514…係合突部 5141…斜面 5142…平坦部 520…中央接点 530…外側接点 540…可動接点 550…押圧部材 551…ベース部 552…突出部 560…カバー 561…トッププレート 562…開口 563…延伸部 5631…脚部 5632…架橋部 Dmin…最小距離 SD…離間距離

Claims (10)

  1. 底板および前記底板から上方に延伸する複数の壁部によって規定される収納部を有するケースと、
    前記収納部内の前記底板上に、互いに離間して設けられた一対の接点と、
    前記収納部内において、前記一対の接点の上側に配置され、前記一対の接点を非導通状態とする第1の位置と、前記一対の接点を導通状態とする第2の位置との間で変位可能な可動接点と、
    前記ケースの前記複数の壁部の上端部上に載置される平板状のベース部と、前記ベース部から上方に突出する突出部と、を備え、前記ケースの前記収納部を上方から覆うキャップと、
    略四角形の平面形状を有するトッププレートと、前記キャップの前記突出部を挿通させるよう前記トッププレートに形成された開口と、前記トッププレートの対向する一対の辺から下方に延伸する一対の延伸部と、を備え、前記ケースと係合して、前記ケース上で前記キャップを保持するカバーと、を含み、
    前記ケースは、前記複数の壁部のうちの対向する一対の壁部の外側面のそれぞれに形成された一対の係合突部を備えており、
    前記カバーの前記一対の延伸部のそれぞれは、前記トッププレートの前記辺から下方に延伸する一対の脚部と、前記一対の脚部を接続する架橋部と、を有しており、
    前記架橋部は、前記架橋部の下方先端部に形成され、外側に向かって傾斜する一対の傾斜部と、前記一対の傾斜部の間に形成された切り欠き部と、を有しており、
    前記カバーは、前記ケースの前記対向する一対の壁部のそれぞれに形成された前記一対の係合突部が、前記カバーの前記一対の延伸部の前記架橋部に係合することにより、前記ケースに対してロックされ、前記ケース上で前記キャップを保持することを特徴とするプッシュスイッチ。
  2. 前記一対の傾斜部は、それぞれ、前記一対の係合突部の下側に位置している請求項1に記載のプッシュスイッチ。
  3. 前記一対の傾斜部は、前記切り欠き部によって互いに離間している請求項1または2に記載のプッシュスイッチ。
  4. 前記架橋部は、前記切り欠き部の上側に位置し、上方に向かって延伸する上方延伸部をさらに有しており、
    前記上方延伸部は、前記一対の脚部の間に位置しており、
    前記一対の係合突部は、前記一対の脚部と前記架橋部の前記上方延伸部との間で保持される請求項1ないし3のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
  5. 前記上方延伸部は、前記切り欠き部の形状と対応した形状を有している請求項4に記載のプッシュスイッチ。
  6. 前記一対の脚部は、前記トッププレートの前記辺の両端部から下方に直線状に延伸しており、
    前記一対の脚部の外側側面間の離間距離は、前記トッププレートの前記辺の長さと一致している請求項1ないし5のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
  7. 前記一対の脚部のそれぞれは、外側側面および内側側面が下方に直線状に延伸する直線部と、外側側面が下方に直線状に延伸し、さらに、内側側面が前記外側側面に向かって傾斜している縮幅部と、を有しており、
    前記一対の脚部のそれぞれの前記縮幅部が前記架橋部に接続されている請求項6に記載のプッシュスイッチ。
  8. 前記一対の係合突部の外側側面は、前記カバーの前記一対の延伸部のそれぞれの前記一対の脚部の内側側面とそれぞれ接触する請求項7に記載のプッシュスイッチ。
  9. 平面視において、前記一対の係合突部の外側側面は、前記カバーの前記開口よりも外側に位置している請求項6ないし8のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
  10. 前記カバーは、前記一対の脚部の間から下方に延伸する折り曲げ部をさらに備えており、
    前記折り曲げ部は、前記一対の脚部および前記架橋部から離間している請求項1ないし9のいずれかに記載のプッシュスイッチ。
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