JP2001325860A - 複合操作型スイッチ装置 - Google Patents

複合操作型スイッチ装置

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JP2001325860A
JP2001325860A JP2000148636A JP2000148636A JP2001325860A JP 2001325860 A JP2001325860 A JP 2001325860A JP 2000148636 A JP2000148636 A JP 2000148636A JP 2000148636 A JP2000148636 A JP 2000148636A JP 2001325860 A JP2001325860 A JP 2001325860A
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JP2000148636A
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Tatsuaki Kawase
達章 川瀬
Yoshinari Kuroda
嘉成 黒田
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls
    • H01H2025/043Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls the operating member being rotatable around wobbling axis for additional switching functions
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/008Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being perpendicular to the axis of angular movement

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 構造が単純で、組立性が良く、廉価な小型複
合操作型スイッチ装置の構造を提供する。 【解決手段】 収納部1aを有するハウジング1と、前
記収納部1aの内底面に配設された摺動用接点2a及び
摺動子7を有し、前記ハウジング1に回転可能に取り付
けられた回転体6と、前記ハウジング1にプッシュ方向
及び傾倒方向へ操作可能に取り付けられ、プッシュ操作
及び傾倒操作により複数の押圧用接点部11の切り換え
を行う第1及び第2のスライド部材3とを備え、前記第
1のスライド部材3と、前記第2のスライド部材とは、
前記回転体6を介して連動操作可能に連結された複合操
作型スイッチ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器の入
力装置などに使用される、一つの操作部でプッシュ方
向、傾倒方向、回転方向などの多方向操作が可能な複合
操作型スイッチ装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複合操作型スイッチ装置の構造と
しては、スイッチ本体、即ち同一のハウジング内に、回
転方向検出用の接点部と、プッシュ及び傾倒方向検出用
の接点部とを一体的に形成して構成したものや、回転方
向検出用のロータリーエンコーダーないしはロータリー
ボリュームと、プッシュ及び傾倒方向検出用の押釦スイ
ッチを複数個用意し、同一のハウジング内に収納して構
成したもの等が知られている。
【0003】前者の構成における複合操作型スイッチ装
置の構造では、合成樹脂などの絶縁材で形成されると共
に内部に収納部を有するハウジングに、導電性の金属材
からなる接点部が配設されており、この接点部は、前記
ハウジングの中央に配設されたプッシュ方向検出用接点
部と、このプッシュ方向検出用接点部の周辺に複数個配
設された傾倒方向検出用接点部と、この傾倒方向検出用
接点部の外側で環状に配設された回転方向検出用接点部
とから構成されている。
【0004】また、前記ハウジングには、前記各々の接
点部の上面側に配設され、前記各々の接点部を操作す
る、プッシュ操作用のスライド部材と、このスライド部
材と一体的に形成された傾倒操作用のスライド部材が収
納され、このスライド部材の外側には連結部材を介して
回転操作用の回転体が連設されたものとなっている。
【0005】この複合操作型スイッチ装置は、前記プッ
シュ操作用のスライド部材が押圧されると、前記ハウジ
ングの中央に設けられたプッシュ方向検出用接点部が押
圧されてオン状態となり、また、前記傾倒操作用のスラ
イド部材が傾倒されると、前記ハウジングの中央周辺に
配設された複数個の傾倒方向検出用接点部が、前記スラ
イド部材が傾倒される傾倒方向に対応して押圧されてオ
ン状態となり、それぞれプッシュ、傾倒方向に対応した
出力が得られる。また、前記スライド部材が回転される
と、この回転に連動して前記連結部材を介して前記回転
体が回転して、環状に配設された前記回転方向検出用接
点部が摺接されることにより所望の電気的な信号からな
るコードが出力されるものとなっている。
【0006】また、後者の構成における複合操作型スイ
ッチ装置の構造では、操作部を回転することにより回転
方向や回転量などを検出する回転型電気部品であるロー
タリーエンコーダーや、ロータリーボリュームなどと、
操作部をプッシュ及び傾倒操作することによりプッシュ
及び傾倒方向などを検出するメカ操作型電気部品である
押釦スイッチや、マイクロスイッチなどを複数個用意し
て、これらの複数個の電気部品を適宜、同一のハウジン
グ内に収納することにより、スイッチ接点部が構成され
ている。
【0007】また、前記ハウジングには、前記各々のス
イッチ接点部の上面側に配設され、前記各々のスイッチ
接点部を操作する、プッシュ操作用及び傾倒操作用の操
作部材と、回転操作用の回転部材がそれぞれの前記回転
型電気部品やメカ操作型電気部品の操作部と連設されて
取り付けられたものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の複合操作型スイッチ装置の構造においては、前
者のように一体型のスイッチ装置の構成では、スイッチ
装置自体の構造が複雑になり、部品の構成も多く組立性
が悪いため、廉価対応が困難であるなどの問題があっ
た。また、後者のようにそれぞれの電気部品を複数個用
意して一体的に取り付ける構成では、押釦スイッチやマ
イクロスイッチなどを多数使用しなければならず、ハウ
ジングの大きさが大型化してしまい、単価も高くなって
しまうという問題があった。
【0009】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、複合操作型スイッチの構造で、スイッチ装置自
体の構造が複雑とならずに、組立性が良く、廉価対応が
可能であると共に、小型化が図れる複合操作型スイッチ
装置の構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、収納部を有するハウジ
ングと、前記収納部の内底面に配設された摺動用接点
と、この摺動用接点に摺接される摺動子を有し、前記ハ
ウジングに回転可能に取り付けられた回転体と、前記ハ
ウジングにプッシュ方向及び傾倒方向へ操作可能に取り
付けられ、プッシュ操作及び傾倒操作により複数の押圧
用接点部の切り換えを行う第1及び第2のスライド部材
とを備え、前記第1のスライド部材と、前記第2のスラ
イド部材とは、前記回転体を介して連動操作可能に連結
されており、プッシュ操作時には、前記第1のスライド
部材のみが移動して前記押圧用接点部が押圧され、回転
操作時には、前記第1のスライド部材に連動して前記回
転体が回転して前記摺動子が前記摺動用接点に摺接さ
れ、傾倒操作時には、前記第1のスライド部材に連動し
て前記回転体及び前記第2のスライド部材が傾倒して前
記押圧用接点部が押圧されるように形成したことを特徴
とする。
【0011】また、第2の手段として、前記第2のスラ
イド部材は、上面側が前記回転体の周端部と係合され、
下面側に前記押圧接点部を押圧する押圧突部を有する複
数の基部と、この基部間を連結するばね性を有する複数
のアーム部とを備え、前記回転板が傾倒されるのに伴っ
て前記基部が押圧され、前記アーム部が撓んで前記押圧
突部が前記押圧接点部を押圧すると共に、前記アーム部
のばね性によって前記基部及び前記回転体が初期位置へ
復帰するように形成したことを特徴とする。
【0012】また、第3の手段として、前記ハウジング
の収納部の内底面には、前記アーム部の下面側に当接
し、前記第2のスライド部材を前記収納部内に位置決め
する複数の支持突部を形成し、この支持突部を支点にし
て前記アーム部が撓むように形成したことを特徴とす
る。
【0013】また、第4の手段として、前記回転体の下
面側には、前記支持突部に当接して位置規制される当接
面部を形成し、この当接面部と前記支持突部によって前
記回転体の押圧方向への移動が規制されると共に、前記
回転体の傾倒方向及び回転方向への操作が可能なように
前記収納部内に配設したことを特徴とする。
【0014】また、第5の手段として、前記ハウジング
の収納部には、前記基部と係合し、前記第2のスライド
部材が回転方向へ移動するのを規制するためのガイド溝
部を形成したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の複合操作型スイッ
チ装置の1実施例を図1乃至図5に示す。図1は複合操
作型スイッチ装置の分解斜視図、図2は同じく平面図、
図3は図2の3−3線における断面図、図4は図2の4
−4線における断面図、図5は図3の5−5線における
断面図である。
【0016】図において、ハウジング1は、合成樹脂な
どの絶縁材で上面が開口された多角形の箱状に形成され
ており、この開口内に円形状の収納部1aが形成されて
いる。この収納部1aの内底面には、導電性の金属材か
らなる回転操作検出用の摺動用接点である複数のコード
パターン2aがインサート成型などの方法で一体的に形
成されている。また、前記ハウジング1の外側面には、
前記コードパターン2aに導出されて前記ハウジング1
の外方へ延設された接続端子2bが形成されており、こ
の接続端子2bが延設された上方には後述するカバー部
材9の係止孔9cが係合されて係止される係止突起1b
が形成されたものとなっている。
【0017】前記ハウジング1の収納部1aには、中央
に円状筒部1cが設けられており、この円状筒部1cの
中央には前記ハウジング1の底面まで貫通する貫通孔1
dが形成され、この貫通孔1dに後述するセンタープッ
シュ用の第1のスライド部材3の操作軸3bが挿通され
るものとなっている。また、前記円状筒部1cの上端側
には、後述するクリック用板ばね5と当接してクリック
感を発生させるクリック用カム部1eが形成されてい
る。
【0018】また、前記収納部1a内底面の外周位置の
4カ所には、後述する回転体6の下面側に設けられた当
接面部6cや、後述する傾倒用の第2のスライド部材8
のアーム部8bの下面側に当接して位置決めや支持を行
う支持突部1fが、内底面から同じ高さに突出して形成
されている。また、この支持突部1fと支持突部1fの
間で、前記コードパターン2bの形成された外側には、
後述する第2のスライド部材8の基部8aに設けられた
操作突部8dが挿通される操作孔1gが形成されてい
る。また、前記収納部1aの内周面には、第2のスライ
ド部材8の基部8aと係合して回転方向の規制を行う、
ガイド溝部1hが形成されている。
【0019】センタープッシュ用の第1のスライド部材
3は、合成樹脂などの絶縁材で形成されており、方形状
の操作部3aと、この操作部3aの下面側中央には、前
記ハウジング1の円状筒部1cに設けられた前記貫通孔
1dに挿通される棒状の操作軸3bが形成されている。
この操作軸3bの周面には、円状溝部からなるばね収納
部3cが設けられ、このばね収納部3cに、コイル状の
金属線材からなる復帰用ばね4と、この復帰用ばね4に
付勢されて前記円状筒部1cのクリック用カム部1eに
当接される、薄板状の金属板からなるクリック用板ばね
5が収納されたものとなっている。また、前記第1のス
ライド部材3の外側面には、後述する回転体6の係止溝
部6bに当接されて抜け止めされる係止爪部3dが形成
されている。
【0020】回転体6は、合成樹脂などの絶縁材で円盤
状に形成されており、この回転体6の中央には、前記第
1のスライド部材3が挿通されて保持される、挿通孔6
a及び係止溝部6bが形成されている。また、前記回転
体6の下面側には、前記ハウジング1の支持突部1fに
当接されて押圧方向への移動が規制される当接面部6c
が形成されており、この当接面部6cの外側には、後述
する傾倒用の第2のスライド部材8の基部8aに当接し
この基部8aを押圧する押圧面部6dがそれぞれ形成さ
れたものとなっている。また、前記回転体6の下面側に
は、導電性の金属板で略円盤状に形成され、外周部に複
数の片持ち梁状の接触片7aを有する摺動子7が固着さ
れており、この摺動子7が前記回転体6の回転に伴って
回転することで、前記接触片7aが前記ハウジング1の
内底面に設けられた前記コードパターン2aと摺接して
所望のコード(電気的信号)を出力するようになってい
る。
【0021】傾倒用の第2のスライド部材8は、合成樹
脂などの絶縁材からなる複数個の基部8aと、この基部
8a間を連結するばね性を有する環状の金属材からなる
アーム部8bとから形成されている。前記基部8aに
は、前記回転体6の押圧面部6dに当接される略L字状
の支持面部8cと、この支持面部8cの下面側に突出す
る操作突部8dが形成されており、この操作突部8dが
前記ハウジング1の操作孔1gに挿通されている。前記
支持面部8cが前記回転体6の押圧面部6dによって押
圧されることで、前記操作突部8dが前記ハウジング1
の操作孔1gから突出されて、後述する押圧用接点部1
1を押圧して接点の切り換えを行うものとなっている。
【0022】カバー部材9は、板状の金属材を打ち抜き
折り曲げ加工して形成されており、上板9aの中央には
前記第1のスライド部材3の操作部3aと、前記回転体
6の上面部が突出される窓孔部9bが形成されており、
更には、前記上板9aの4端部には、前記ハウジング1
の係止突起1bに係合する係止孔9cを有する係止腕部
9dが、折り曲げられて形成されたものとなっている。
【0023】回路基板10は、フェノール樹脂などの積
層板からなり、この回路基板10には、複数の押圧用接
点部11が形成されている。この押圧用接点部11は、
前記回路基板10の中央に配設されたセンタープッシュ
用の中央接点部11aと、この中央接点部11aの周辺
に対向して配設された4個の傾倒用の周辺接点部11b
とから形成されている。前記押圧用接点部11は、前記
回路基板10の上面側に銅箔などをエッチング加工して
形成された複数の固定接点11cと、この固定接点11
cに対向して薄板の金属板からドーム状に形成された複
数の可動接点11dからなり、この可動接点11dが粘
着シート12などによりシート状に一体的に固着される
と共に、この粘着シート12が前記回路基板10上に取
り付けられるものとなっている。このため、前記押圧用
接点部11の構成が簡易となり、組立性の向上やスイッ
チの小型化が図れるものとなる。
【0024】また、前記押圧用接点部11は、前記第2
のスライド部材8の傾倒操作時に押圧される前記周辺接
点部11bの形成位置を、前記ハウジング1の収納部1
a内底面に配設された、回転操作検出用の摺動用接点部
である前記コードパターン2aの配設位置よりも外側に
位置するように形成されており、傾倒用の前記第2のス
ライド部材8の中心から前記操作突部8dまでの寸法を
大きくすることができるため、傾倒操作がより確実に行
えるようになっている。
【0025】上述した本発明の複合操作型スイッチ装置
を組み立てるには、まず、前記ハウジング1の収納部1
aに前記第2のスライド部材8の基部8aを前記ガイド
溝部1hに係合させながら挿入し、前記アーム部8bの
下面側を前記支持突部1fに当接して位置決めする。こ
の時、前記基部8aの下面側の前記操作突部8dは、前
記収納部1aの前記操作孔1gに挿入された状態とな
る。
【0026】次に、前記回転体6の挿通孔6aに、前記
第1のスライド部材3の操作部3aを挿通させ、前記第
1のスライド部材3のばね収納部3cに前記復帰用ばね
4とクリック用板ばね5を収納する。この状態で、前記
回転板6及び前記第1のスライド部材3を前記ハウジン
グ1の収納部1a内に挿入する。この時、前記回転体6
の下面側の前記当接面部6c及び押圧面部6dが、前記
ハウジング1の支持突部1f及び前記第2のスライド部
材8の支持面部8cに当接されて位置決めされると共
に、前記ハウジング1の円状筒部1cの貫通孔1dに前
記第1のスライド部材3の操作軸3bが挿通されて、前
記クリック用カム部1eと前記クリック用板ばね5が前
記復帰用ばね4の付勢力で当接した状態となる。また、
前記回転体6の下面側に取り付けられた前記摺動子7の
接触片7aは、前記収納部1aの内底面に配設された前
記コードパターン2aと対向された状態となっている。
【0027】次に、前記ハウジング1の収納部1aの上
面側を、前記カバー部材9で覆うように被せて、前記係
止突起1bと前記係止孔9cとを係合させて、前記ハウ
ジング1と回転検出用接点部及びそれぞれの操作機構部
とを一体化する。次に、前記操作機構部を、前記回路基
板10の押圧用接点部11と対向させて前記回路基板1
0上に取り付けることで組立が完了する。
【0028】次に、上述した本発明の複合操作型スイッ
チ装置の動作について説明する。まず、プッシュ操作時
には、センタープッシュ用の前記第1のスライド部材3
の操作部3aを指などで押圧すると、前記第1のスライ
ド部材3は前記復帰用ばね4の付勢力に抗して押圧方向
へ移動し、前記操作部3aの下面側中央に設けられた前
記操作軸3bが、前記回路基板10上に配設された中央
の前記中央接点部11aを押圧することで、ドーム状の
前記可動接点10dが反転して前記固定接点10cと接
続され、スイッチがオン状態となる。
【0029】この時、前記回転体6は前記第1のスライ
ド部材3とは連動されずに、前記第1のスライド部材3
のみ移動することとなる。また、前記回転体6は、下面
側の前記当接面部6cが、前記収納部1a内の前記支持
突部1fと当接されており、押圧方向への移動が規制さ
れていることから、前記第2のスライド部材8は駆動さ
れず中央以外の前記周辺接点部11bはオフ状態を維持
している。この状態から、押圧を解除すれば、前記復帰
用ばね4の付勢力により前記第1のスライド部材3は初
期の位置まで復帰するものとなる。
【0030】次に、回転操作時には、前記第1のスライ
ド部材3を指などで回転操作させると、前記回転体6が
前記第1のスライド部材3と共に回転され、前記回転体
6の下面側に取り付けられた前記摺動子7が、前記収納
部1a内底面に配設された前記コードパターン2aと摺
接されて所望のコード(電気的信号)が出力される。こ
の回転操作時に、前記ハウジング1中央の前記円状筒部
1cの上面側に設けられた前記クリック用カム部1e
と、前記第1のスライド部材3に収納された前記クリッ
ク用板ばね5とが、前記復帰用ばね4の付勢力により付
勢されることで、回転時のクリック感触が得られるもの
となっている。
【0031】この時、前記第2のスライド部材8は、前
記基部8aが前記ハウジング1のガイド溝部1hとの係
合によって回転方向への回転が規制されていることか
ら、前記回転体6の回転に追従して回転するのを防止で
きる。また、前記回転体6は、下面側の前記当接面部6
cが、前記収納部1a内の前記支持突部1fと当接した
状態で回転することから、回転時の傾きやがたつきを抑
えることが可能となっている。
【0032】次に、傾倒操作時には、前記第1のスライ
ド部材3を指などで一方の横方向へ傾倒させると、前記
第1のスライド部材3の傾倒に追従して、前記回転体6
は、傾倒された側に設けられた前記収納部1a内の前記
支持突部1fの対応する2点を支点として傾倒される。
この時、前記回転体6の外側に設けられた前記押圧面部
6dが、前記第2のスライド部材8の前記基部8aの支
持面部8cを押圧することとなり、これによって前記第
2のスライド部材8は前記収納部1a内の前記支持突部
1fの対応する2点を支点として前記アーム部8bが撓
むこととなり、前記回路基板10上に配設された周辺の
4方向に位置する前記周辺接点部11bが押圧されるこ
とで、ドーム状の前記可動接点11dが反転して前記固
定接点11cと接続され、スイッチがオン状態となる。
【0033】この時、前記第2のスライド部材8は、前
記第1のスライド部材3とは、前記回転体6を介して連
結された状態となっており、前記第2のスライド部材8
は、前記第1のスライド部材3及び前記回転体6が回転
操作される時には追従しないで、前記第1のスライド部
材3及び前記回転体6が傾倒操作された時には追従し
て、周辺の4方向に位置する前記周辺接点部11bを押
圧するようになっている。この状態から、傾倒方向への
押圧を解除すれば、前記第2のスライド部材8の前記ア
ーム部8bのばね性によって前記回転体6及び前記第1
のスライド部材3は初期の位置まで復帰するものとな
る。
【0034】したがって、前記第2のスライド部材8や
前記回転体6の復帰用のばねを別途設ける必要が無く構
成が簡易となる。また、前記ハウジング1の収納部1a
の内底面には、前記アーム部8bの下面側に当接し、前
記第2のスライド部材8を前記収納部1a内に位置決め
する複数の前記支持突部1fを形成し、この支持突部1
fを支点にして前記アーム部8bが撓むようにしたこと
から、前記アーム部8bのばね性が補強され、前記第2
のスライド部材8及び前記回転体6の復帰が確実なもの
となる。
【0035】上述した、本発明の実施例によれば、回転
方向へ操作可能な前記回転体6と、プッシュ方向及び傾
倒方向へ操作可能な前記スライド部材3、8を、前記ハ
ウジング1に一体的に収納し、このスライド部材3、8
のプッシュ操作及び傾倒操作により接離される複数の押
圧用接点部11を、前記ハウジング1とは別体からなる
前記ハウジング1が搭載される前記回路基板10上に形
成するようにしたことから、スイッチ装置自体の構造が
複雑にならずに、部品の構成も少なくできて組立性が良
いため、廉価対応が可能であると共に、押釦スイッチや
マイクロスイッチなどを多数使用する必要がないため、
前記ハウジングの大きさを大きくすることなく、スイッ
チ装置の小型化が図れる複合操作型スイッチ装置の構造
が得られるものとなる。
【0036】また、前記第1のスライド部材3と、前記
第2のスライド部材8とは、前記回転体6を介して連動
操作可能に連結されており、プッシュ操作時には、前記
第1のスライド部材3のみが移動して前記中央接点部1
1aが押圧され、回転操作時には、前記第1のスライド
部材3に連動して前記回転体6が回転して前記摺動子7
が、摺動用接点である前記コードパターン2aに摺接さ
れ、傾倒操作時には、前記第1のスライド部材3に連動
して前記回転体6及び前記第2のスライド部材8が傾倒
して傾倒方向に対応した前記周辺接点部11bが押圧さ
れるように形成したことから、同じく、スイッチ装置自
体の構造が複雑にならずに、部品の構成も少なくできて
組立性が良いため、廉価対応が可能であると共に、スイ
ッチ装置の小型化が図れる複合操作型スイッチ装置の構
造が得られるものとなる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合操作
型スイッチ装置は、収納部を有するハウジングと、収納
部の内底面に配設された摺動用接点と、この摺動用接点
に摺接される摺動子を有し、ハウジングに回転可能に取
り付けられた回転体と、ハウジングにプッシュ方向及び
傾倒方向へ操作可能に取り付けられ、プッシュ操作及び
傾倒操作により複数の押圧用接点部の切り換えを行う第
1及び第2のスライド部材とを備え、第1のスライド部
材と、第2のスライド部材とは、回転体を介して連動操
作可能に連結されており、プッシュ操作時には、第1の
スライド部材のみが移動して押圧用接点部が押圧され、
回転操作時には、第1のスライド部材に連動して回転体
が回転して摺動子が摺動用接点に摺接され、傾倒操作時
には、第1のスライド部材に連動して回転体及び第2の
スライド部材が傾倒して押圧用接点部が押圧されるよう
に形成したことから、スイッチ装置自体の構造が複雑に
ならずに、部品の構成も少なくできて組立性が良いた
め、廉価対応が可能であると共に、スイッチ装置の小型
化が図れる複合操作型スイッチ装置の構造が得られる。
【0038】また、第2のスライド部材は、上面側が回
転体の周端部と係合され、下面側に押圧接点部を押圧す
る押圧突部を有する複数の基部と、この基部間を連結す
るばね性を有する複数のアーム部とを備え、回転板が傾
倒されるのに伴って基部が押圧され、アーム部が撓んで
押圧突部が押圧接点部を押圧すると共に、アーム部のば
ね性によって基部及び回転体が初期位置へ復帰するよう
に形成したことから、第2のスライド部材や回転体の復
帰用のばねを別途設ける必要が無く構成が簡易となる。
【0039】また、ハウジングの収納部の内底面には、
アーム部の下面側に当接し、第2のスライド部材を収納
部内に位置決めする複数の支持突部を形成し、この支持
突部を支点にしてアーム部が撓むように形成したことか
ら、アーム部のばね性が補強され、第2のスライド部材
及び回転体の復帰が確実なものとなる。
【0040】また、回転体の下面側には、支持突部に当
接して位置規制される当接面部を形成し、この当接面部
と支持突部によって回転体の押圧方向への移動が規制さ
れると共に、回転体の傾倒方向及び回転方向への操作が
可能なように収納部内に配設したことから、例え回転体
が押圧方向へ押圧されたとしても第2のスライド部材は
駆動されず中央以外の周辺接点部がオンする誤動作を防
止することができる。また、回転体は、下面側の当接面
部が、収納部内の支持突部と当接した状態で回転するこ
とから、回転時の傾きやがたつきを抑えることが可能と
なる。
【0041】また、ハウジングの収納部には、基部と係
合し、第2のスライド部材が回転方向へ移動するのを規
制するためのガイド溝部を形成したことから、回転体の
回転に追従して回転するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である複合操作型スイッチ装
置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の同じく複合操作型スイッチ装置を示す
平面図である。
【図3】本発明の図2の3−3線における断面図であ
る。
【図4】本発明の図2の4−4線における断面図であ
る。
【図5】本発明の図3の5−5線における断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 収納部 1b 係止突部 1c 円状筒部 1d 貫通孔 1e クリック用カム部 1f 支持突部 1g 操作孔 1h ガイド溝部 2a コードパターン(摺動用接点) 2b 接続端子 3 第1のスライド部材 3a 操作部 3b 操作軸 3c ばね収納部 3d 係止爪部 4 復帰用ばね 5 クリック用板ばね 6 回転体 6a 挿通孔 6b 係止溝部 6c 当接面部 6d 押圧面部 7 摺動子 7a 接触片 8 第2のスライド部材 8a 基部 8b アーム部 8c 支持面部 8d 操作突部 9 カバー部材 9a 上板 9b 窓孔部 9c 係止孔 9d 係止腕部 10 回路基板 11 押圧用接点部 11a 中央接点部 11b 周辺接点部 11c 固定接点 11d 可動接点 12 粘着シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納部を有するハウジングと、前記収納
    部の内底面に配設された摺動用接点と、この摺動用接点
    に摺接される摺動子を有し、前記ハウジングに回転可能
    に取り付けられた回転体と、前記ハウジングにプッシュ
    方向及び傾倒方向へ操作可能に取り付けられ、プッシュ
    操作及び傾倒操作により複数の押圧用接点部の切り換え
    を行う第1及び第2のスライド部材とを備え、前記第1
    のスライド部材と、前記第2のスライド部材とは、前記
    回転体を介して連動操作可能に連結されており、プッシ
    ュ操作時には、前記第1のスライド部材のみが移動して
    前記押圧用接点部が押圧され、回転操作時には、前記第
    1のスライド部材に連動して前記回転体が回転して前記
    摺動子が前記摺動用接点に摺接され、傾倒操作時には、
    前記第1のスライド部材に連動して前記回転体及び前記
    第2のスライド部材が傾倒して前記押圧用接点部が押圧
    されるように形成したことを特徴とする複合操作型スイ
    ッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のスライド部材は、上面側が前
    記回転体の周端部と係合され、下面側に前記押圧接点部
    を押圧する押圧突部を有する複数の基部と、この基部間
    を連結するばね性を有する複数のアーム部とを備え、前
    記回転板が傾倒されるのに伴って前記基部が押圧され、
    前記アーム部が撓んで前記押圧突部が前記押圧接点部を
    押圧すると共に、前記アーム部のばね性によって前記基
    部及び前記回転体が初期位置へ復帰するように形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の複合操作型スイッチ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングの収納部の内底面には、
    前記アーム部の下面側に当接し、前記第2のスライド部
    材を前記収納部内に位置決めする複数の支持突部を形成
    し、この支持突部を支点にして前記アーム部が撓むよう
    に形成したことを特徴とする請求項2記載の複合操作型
    スイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体の下面側には、前記支持突部
    に当接して位置規制される当接面部を形成し、この当接
    面部と前記支持突部によって前記回転体の押圧方向への
    移動が規制されると共に、前記回転体の傾倒方向及び回
    転方向への操作が可能なように前記収納部内に配設した
    ことを特徴とする請求項3記載の複合操作型スイッチ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングの収納部には、前記基部
    と係合し、前記第2のスライド部材が回転方向へ移動す
    るのを規制するためのガイド溝部を形成したことを特徴
    とする請求項2乃至4の何れかに記載の複合操作型スイ
    ッチ装置。
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