JP3720952B2 - スイッチ付き回転操作型電気部品 - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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    • H01H25/008Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being perpendicular to the axis of angular movement

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータ等に使用して好適な回転操作型電気部品、並びにこの回転操作型電気部品を用いた座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転操作型電気部品、及びこの回転挿型電気部品を用いた座標入力装置について説明する。
従来の回転型電気部品は、図8〜図11に示すように、回転軸Kを回転することにより回転型部品Rを操作し、また、回転軸Kを、軸方向に対して直角方向に移動されることによってプッシュスイッチPを操作するものである。
そして、回転型部品Rは、一対の摺動接片50a、50bを備えた接点体50を箱形ケース51に固定し、この箱形ケース51内には、前記摺動接片50aと摺接する接点板52を固定した回転体53と、カバー54とを回転軸Kで回転可能に取り付けた構成となっている。
また、プッシュスイッチPは、回転型部品Rの側面側に配設され、筺体55内に接点部(図示せず)を設け、筺体55に移動可能に取り付けられた操作ボタン56を設けた構成となっている。
【0003】
また、図11に示すように、平板状の絶縁基板58には、回転型部品Rをガイドするための凹部58aと、この凹部58aの両側に位置し、回転型部品Rの抜け止めのための一対のレール58bと、前記凹部58aと間隔を置いた凹部58cと、突部58dとが設けられいる。
更に、絶縁基板58には、固定接点59が凹部58a内で露出した状態で埋設されている。
そして、絶縁基板58の凹部58aに、回転型部品Rのケース51を載置し、且つ、レール58bを、ケース51の段部51aに当接させ、また、突部58dに掛け止めしたねじりバネ60で、ケース51を弾圧して、回転型部品Rが絶縁基板58に取り付けられている。
そして、回転型部品Rが取り付けられた際は、摺動接片50bが、絶縁基板58上の露出した接点59aに接触した状態となっている。
また、絶縁基板58の凹部58cには、プッシュスイッチPの筺体55がはめ込まれ、操作ボタン56が回転型部品Rのケース51の突起51bに対向した状態で、プッシュスイッチPが絶縁基板58に取り付けられている。
【0004】
次に、従来の回転操作型電気部品の動作を説明すると、先ず、回転軸Kを回転すると、この回転に伴って、回転体53が回転軸Kの回転軸線Gを中心にして回転する。
すると、回転体53に取り付けられた接点板52も回転して、摺動接片50aに接離して接点の切り換えが行われ、この接点の切り換えが摺動接片50bと接点59aを介して固定接点59に導出される。
次に、回転軸Kを、回転軸Kの回転軸線Gに対して直角方向、即ち、矢印Y方向に押圧すると、回転軸Kは、回転型部品Rを伴って、ねじりバネ60に抗して矢印Y方向に移動する。
この時、摺動接片50bは、固定接点59の接点59a上に摺動して、回転型部品Rの電気的接続を維持した状態で、ケース51の突起51bがプッシュスイッチPの操作ボタン56を押圧する。
【0005】
すると、プッシュスイッチPの接点の切り換えが行われ、しかる後、回転軸Kの押圧を解除すると、ねじりバネ60によって、回転型部品Rは回転軸Kを伴って押圧前の状態に移動する。
この時、摺動接片50bは接点59a上を摺動して、回転型部品Rの電気的接続を維持すると共に、操作ボタン56は押圧前の状態に戻り、プッシュスイッチPの接点の切り換えが行われる。
このようにして、回転軸Kを回転することにより回転型部品Rを操作し、また、回転軸Kを、回転軸線Gに対して直角方向に移動させることによりプッシュスイッチPを操作するものである。
【0006】
このような回転操作型電気部品を、例えばコンピュータに使用されるマウス等の座標入力装置に適用する場合は、図12に示すように、座標入力装置のケース61内に、回転操作型電気部品を収納して取付、また、回転操作型電気部品の回転軸Kには、操作ツマミ62が取り付けられ、この操作ツマミ62を、ケース61の開口部61aから外方に突出させ、この操作ツマミ62を操作するようになっている。
そして、このような座標入力装置の操作は、例えば、ここでは図示しない部材によってディスプレイーにメニューが表出される。
次に、操作ツマミ62を押し、プッシュスイッチPを操作させて所望のメニューを決定し、しかる後、操作ツマミ62を回転して、回転型部品Rを操作してメニュー中の項目等を表出するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転操作型電気部品は、回転型部品Rの操作を回転軸Kで行うものであるため、その回転軸Kの位置は常に一個所となり、操作位置の融通性がなく、セットに対する自由度が無いという問題がある。
また、回転軸Kを回転軸線Gに対して直角方向に移動させた時、回転型部品Rが移動するため、大型になるという問題がある。
また、プッシュスイッチPが、回転型部品Rの側面側に配設されているため、大型になる。
また、回転型部品Rの移動時、回転型部品Rの電気的接続の維持のため、摺動接片50bを固定接点59に摺接させる構成を必要とし、このため、長寿命化を図ることが難しく、且つ、その構成が面倒で、コスト高に成るという問題がある。 また、従来の座標入力装置にあっては、図12から分かるように、操作ツマミ62の半径は、回転軸Kの回転軸線Gから回転型部品Rの外側までの長さL3と、操作ツマミ62を外方に突出させるための長さL4とを必要とし、装置、及び操作ツマミ62が大型になるばかりか、回転操作型電気部品の配置に自由度が無いという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、回転可能に軸支された回転体と、該回転体の回転動作により電気信号を出力する電気部品部材と、前記回転体の一方の面側に配設された軸受け部材と、該軸受け部材に回転可能に取付られた操作体と、該操作体と前記回転体との間に配設されたオルダム接ぎ手とを備え、前記操作体の回転軸線方向の線上の一方の面側に前記操作体を先頭に前記軸受け部材と前記オルダム接ぎ手と前記回転体とを配置し、前記回転体を挟んで対向する他方の面側にスイッチと該スイッチを操作する駆動部材とを配置し、前記回転体の回転軸線に対して前記操作体の回転軸線をずらして前記操作体を配設し、該操作体の回転動作により、前記オルダム接ぎ手を介して前記回転体を回転すると共に、前記操作体の回転軸線に対して直角方向に前記操作体を動作させることにより、前記操作体が取付られた前記軸受け部材と連動して前記駆動部材が前記操作体の操作方向へ移動し、前記駆動部材を介して前記スイッチを操作するようにしたスイッチ付き回転操作型電気部品の構成とした。
【0009】
また、第の解決手段として、前記駆動部材を回転可能に軸支し、前記操作体の回転軸線に対する直角方向の前記操作体の動作により、前記駆動部材が軸部を支点として回転するようにしたスイッチ付き回転操作型電気部品の構成とした。
また、第3の解決手段として、前記軸受け部材と前記駆動部材は、2つの連結部で連結され、一方の連結部を支点として前記軸受け部材と前記駆動部材とが連動して回転するスイッチ付き回転操作型電気部品の構成とした。
また、第の解決手段として、前記2つの連結部は、前記駆動部材の基部両端に設けられた腕部と軸部からなり、前記腕部が前記軸受け部材に係合し、前記操作体の回転軸線に対する直角方向の前記操作体の動作により、前記軸受け部材が前記軸部を支点として回転して、前記駆動部材を、前記軸部を支点として回転させるようにしたスイッチ付き回転操作型電気部品の構成とした。
また、第の解決手段として、取付部材を有し、前記駆動部材と前記スイッチとを前記取付部材に取り付けたスイッチ付き回転操作型電気部品の構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の回転操作型電気部品、並びにこの回転が操作型電気部品を用いた座標入力装置を図1〜図7に基づいて説明すると、図1は本発明の回転操作型電気部品の正面図、図2は本発明の回転操作型電気部品の裏面図、図3は本発明の回転操作型電気部品の要部断面図、図4は本発明の回転操作型電気部品に係り、スイッチを取り除いた分解斜視図、図5と図6は本発明の回転操作型電気部品の動作を説明するための説明図、図7は本発明の座標入力装置の説明図である。
【0012】
次に、本発明の回転操作型電気部品を図1〜図6に基づいて説明すると、回転型の電気部品部材Rは、合成樹脂の成形品から成る筺体1に埋設された固定の接触片2と、合成樹脂の成形品から成る回転可能な回転体3に埋設され、前記接触片2に摺接する導電パターン4とから成る。
また、略矩形状を成す前記筺体1は、孔1aを有する前面壁1bと、後部が開口した空洞部1cを設けた円筒の側壁1dと、前面壁1aの隅部に設けられた突部1eとを備え、前記接触片2は、空洞部1c内に位置した状態と成っている。
また、円形状の前記回転体3は、導電パターン4を設けた凹部3aと、前面に設けられた円環部3bと、円環部3bの中心を横切り、前方に突出した凸部3cと、後部に設けられた軸部3dとを備え、この回転体3は、筺体1の空洞部1c内に回転可能に収納されて、円環部3bを筺体1の孔1aに嵌合されている。
【0013】
また、金属板から成る取付部材5は、平面状の基部5aと、基部5aの中央部に設けられ、後方に突出した筒状部5bと、基部5aの対向する側端から前方に直角に折り曲げて形成された一対の取付腕部5cと、この取付腕部5cの端部から前方に突出して設けられた複数の突片5dと、前記取付腕部5cの一方に設けられ、孔5eを有する側方に延びた支持片5fと、基部5aの下端から後方に直角に折り曲げて形成された取付部5gとを備えている。
このような取付部材5は、回転体3を収納した筺体1の裏面を、基部5aで覆うように筺体1に重ね合わせ、一対の取付腕部5c間に筺体1を位置させる。
この時、回転体3の軸部3dは筒状部5bに嵌合した状態となる。
そして、取付部材5の突片5dを、筺体1の前面壁1b側にカシメにより折り曲げて、取付部材5に筺体1と回転体3とを取り付ける。
その際、一つの突片5dは半カシメにしてあり、その先端が前面壁1bから浮いた状態と成っている。
【0014】
このように、筺体1と回転体3とが取付部材5に取り付けられると、接触片2と導電パターン4とが接離可能な状態となり、回転体3が回転体3の回転軸線G1を中心として回転すると、導電パターン4が接触片2に接離して、接点の切り換えが行われて、電気信号を出力するものである。
また、プッシュ型のスイッチPは、接点部(図示せず)を設けた合成樹脂から成る筺体6と、接点部を操作するように筺体6に取り付けられ、常時バネ(図示せず)で押圧された操作ボタン7とを備え、このスイッチPは、取付部材5の取付部5gに、強嵌入、或いはその他適宜手段により取り付けられている。
また、スイッチPは上記構成以外のものも適用できること勿論である。
【0015】
また、金属板等から成る軸受け部材8は、中央部に設けられた筒状部8aと、両端近く設けられた孔8b,8cと、一端近くで後方に折り曲げられた折り曲げ片8dと、他端近くで後方に折り曲げられたストッパー片8eとを備えている。また、合成樹脂の成型品等から成る操作体9は、操作部9aと、操作部9aの一端に設けられた鍔部9bと、鍔部9bの中心を横切り、後方に突出した凸部9cとを備えている。
そして、この操作体9は、操作部9aが軸受け部材8の筒状部8aに挿通されて、軸受け部材8に回転可能に取り付けられている。
また、この軸受け部材8と操作体9は、筺体1と回転体3の一方の面側である前面側に配設された状態となっている。
【0016】
また、前記操作体9と前記回転体3との間には、操作体9が回転と、軸方向に対して直角方向の移動とを可能にするためのオルダム接ぎ手Tが設けられている。そして、このオルダム接ぎ手Tは、回転体3に設けられた凸部3cと、操作体9に設けられた凸部9cと、凸部3cと9cとの間に設けられた伝達部10とで構成されている。
また、伝達部10は、その一方の面には凹条部10aが設けられ、また、他方の面には、前記凹条部10aに対して直交した状態で凹条部10bが設けられ、凹条部10aには回転体3の凸部3cが、また、凹条部10bには操作体9の凸部9cがそれぞれ嵌合して組み合わされている。
そして、このようなオルダム接ぎ手Tは、操作部9を、操作体9の回転軸線G2を中心として回転すると、凸部9cが回転し、これによって、凸部9cが嵌合した凹条部10bによって伝達部10が回転し、更に、伝達部10の回転が、凹条部10aに嵌合した凸部3cに伝えられて回転体3が回転して、電気部品部材Rの接点の切り換えが行われる。
また、操作体9を、操作体9の回転軸線G2に対して直角方向に移動すると、凸部3cと凹条部10a、また、凸部9cと凹条部10bとの間で摺動動作を行い、回転体3を回転することなく、操作体9を直角方向に移動することが出来る。
【0017】
また、合成樹脂の成型品から成る駆動部材11は、山形の基部11aと、基部11aの一端に設けられ、先端に突起11bを有して前方に延びた軸部11cと、基部11aの他端に設けられ、先端に突起11dを有して前方に延びた腕部11eと、基部11aの裏面に設けられ、後方に延びた半円筒状の作動部11fとを備えている。
そして、この駆動部材11は、取付部材5の裏面側に配置し、軸部11cを取付部材5の支持片5fの孔5eに挿通して、軸部11cと腕部11eとの間に筺体1を位置させ、突起11bを軸受け部材8の孔8bに、また、突起11dを孔8cにそれぞれ挿通し、突起11b,11cの先端をカシメることにより、駆動部材11と軸受け部材8が一体化されている。
このように一体化されると、軸受け部材8と駆動部材11は、駆動部材11の軸部11cを支点として、他端側である腕部11e側、及び軸受け部材8の孔8c側が回転可能となり、これに伴い、操作体9も軸部11cを支点として回転可能に成ると共に、回転軸線G2に対して直角方向の移動が可能となる。
【0018】
また、一体化された時、駆動部材11の基部11aは取付部材5の基部5aと当接し、操作体9の鍔部9bと伝達部10は、軸受け部材8と回転体3との間で挟持された状態になると共に、軸受け部材8のストッパー片8eは、筺体1の突部1eと対向した状態と成っている。
また、U字状のバネ12は、そのリング状部12aに軸部11cを挿通し、一端12bを軸受け部材8の折り曲げ片8dに掛け止めし、他端12cを取付部材5の半カシメの突片5dに掛け止めして取り付けられている。
そして、バネ12が取り付けられた際は、バネ12によって軸受け部材8が矢印X1方向(時計方向)に押圧され、軸受け部材8のストッパー片8eが筺体1の突部1eにぶつかり、軸受け部材8は矢印X1方向への移動がストップすると共に、駆動部材11の作動部11fの丸み部が、スイッチPの操作ボタン7に当接するか、近接した状態となっている。
【0019】
更に、取りけられた際は、図3、図7に示すように、操作体9は、その操作体9の回転軸線G2が、回転体3の回転軸線G1からずれた位置に配設され状態となっている。
また、このように構成された回転操作型電気部品は、図3に示すように、筺体1と回転体3の他面側である裏面側には、取付部材5、駆動部材11、及びスイッチPが配設されると共に、作動部11fと操作ボタン7とは回転体3の回転軸線G1の高さで当接した状態となっている。
なお、この当接の位置の高さは、スイッチPの取付位置と、作動部11fの形成位置を変えることにより、融通性を持たせることが出来、スイッチPの配置に自由度を持たせることが出来るものである。
【0020】
次に、上記のような構成を有する回転操作型電気部品の動作を説明すると、図3において、先ず、操作体9を回転すると、操作体9は回転軸線G2を中心として回転する。
すると、オルダム接ぎ手Tである凸部9c、凹条部10b、10a、及び凸部3cを介して回転体3が回転軸線G1を中心として回転すると共に、導電パターン4も回転して接触片2と接離し、接点の切り換えが行われて電気信号を出力する。
次に、図5の状態において、操作体9を、回転軸線G2に対して直角方向に押圧、移動すると、図6に示すように、取付部材5を弾圧しているバネ12のバネ性に抗して、取付部材5を伴って軸部11cを支点として矢印X2方向に回転運動する。
すると、取付部材5は、ストッパー片8eが突部1eから離れると共に、駆動部材11を伴って、駆動部材11が軸部11cを支点として矢印X2方向に回転する。
【0021】
この時、駆動部材11の作動部11fは、スイッチPの操作ボタン7を押し、接点の切り換えが行われて電気信号を出力する。
また、図5から図6の間の操作体9の直角方向の移動時、オルダム接ぎ手Tにあっては、凸部9cと凹条部10bとの間、及び凹条部10aと凸部3cとの間で摺動動作を行って、回転体3を回転するとなく操作体9を直角方向に移動させることが出来る。
次に、図6の状態において、操作体9の押圧を解除すると、図5に示すように、取付部材5はバネ12によって、軸部11cを支点として矢印X1方向に戻され、ストッパー片8eが突部1eにぶつかって、取付部材5の移動がストップする。 そして、この取付部材5の移動に伴い、操作体9、及び駆動部材11も元の状態に戻ると共に、操作ボタン7への作動部11fの押圧が解除されるため、操作ボタン7も、内蔵された復帰バネにより元の状態に戻り、接点の切り換えが行われるようになる。
また、その間において、オルダム接ぎ手Tは、上述した動作と同様の原理により、回転体3を回転することなく操作体9を移動できる。
このようにして、回転操作型電気部品の操作を行うものである。
【0022】
また、上記の実施形態においては、取付部材5、操作体9、及び駆動部材11を別部品のバネ12で戻すようにしたが、スイッチPの復帰バネで戻すようにしても良く、また、作動部11fは、半円筒状のもので説明したが、円筒状、円柱状等で形成し、操作ボタン7との当接面に丸みを持たせた方が当接面が滑りやすくなるので良い。
【0023】
このような回転操作型電気部品を、例えばコンピュータに使用されるマウス等の座標入力装置に適用する場合は、図7に示すように、座標入力装置のケース13内に、回転操作型電気部品を収納して取付、また、回転操作型電気部品の操作体9には、操作ツマミ14が取り付けられ、この操作ツマミ14を、ケース13の開口部13aから外方に突出させ、この操作ツマミ14を操作するようになっている。
そして、このような座標入力装置の操作は、例えば、ここでは図示しない部材によってディスプレイーにメニューが表出される。
次に、操作ツマミ14を押し、スイッチPを操作させて所望のメニューを決定し、しかる後、操作ツマミ14を回転して、電気部品部材Rを操作してメニュー中の項目等を表出するものである。
【0024】
また、このような座標入力装置は図7から分かるように、操作体9は、操作体9の回転軸線G2が回転体3の回転軸線G1からずれた位置に設けられているため、操作ツマミ14を取り付ける操作体9を、ケース13に近づけることが出来、このため、操作ツマミ14の半径は、操作体9の回転軸線G2と筺体1の外側までの長さL1と、操作ツマミ14を外方に突出させるための長さL2との和となり、従来に比して、操作ツマミ14、及び、座標入力装置を小型化出来るものである。
【0025】
【発明の効果】
本発明の回転操作型電気部品は、電気部品部材Rを操作する回転体3と操作体9との間にオルダム接ぎ手Tを設け、回転体3の回転軸線G1に対して操作体9の回転軸線G2をずらして操作体9を配設したため、操作部材である操作体9の位置を自由に変更でき、操作位置に融通性を持たせるこことが出来、セットの対して自由度の良好なものを提供できる。
また、操作体9を回転軸線G2に対して直角方向に動作させて、スイッチPを操作するようにしたため、回転型の電気部品部材Rは移動することがなく、小型となり、且つ、従来のような摺動接片構成は不要となり、長寿命の安価な回転操作型電気部品を提供できる。
【0026】
また、操作体9の操作で、駆動部材11を介してスイッチPを動作させるようにしたため、スイッチPの配置を自由に変更でき、融通性のあるものを提供できる。
また、回転体3の一方の面側には操作体9を、また、他方の面側には駆動部材11を配設することにより、高さ方向に小型となり、コンパクトなものを提供できる。
また、駆動部材11を軸部11cを支点として回転させて、スイッチPを操作するようにしたため、駆動部材11の取付が簡単で、組立性の良好な、安価なものを提供できる。
また、回転体3の一方の面側には操作体9と軸受け部材8を、また、他方の面側には駆動部材11とスイッチPとを配設したため、高さ方向に小型となり、コンパクトなものを提供できる。
また、取付部材5で、駆動部材11とスイッチPとを取り付けるため、部品点数か少なく、組立性が良く、安価なものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転操作型電気部品の正面図。
【図2】本発明の回転操作型電気部品の裏面図。
【図3】本発明の回転操作型電気部品の要部断面面図。
【図4】本発明の回転操作型電気部品に係り、スイッチを取り除いた分解斜視図。
【図5】本発明の回転操作型電気部品の動作を説明するための説明図。
【図6】本発明の回転操作型電気部品の動作を説明するための説明図。
【図7】本発明の座標入力装置の説明図。
【図8】従来の回転操作型電気部品の斜視図。
【図9】従来の回転操作型電気部品の要部の断面図。
【図10】従来の回転操作型電気部品の要部の断面図。
【図11】従来の回転操作型電気部品に係る絶縁基板の斜視図。
【図12】従来の座標入力装置の説明図。
【符号の説明】
R 電気部品部材
1 筺体
1a 孔
1b 前面壁
1c 空洞部
1d 側壁
1e 突部
2 接触片
3 回転体
3a 凹部
3b 円環部
3c 凸部
3d 軸部
4 導電パターン
5 取付部材
5a 基部
5b 筒状部
5c 取付腕部
5d 突片
5e 孔
5f 支持片
5g 取付部
P スイッチ
6 筺体
7 操作ボタン
8 軸受け部材
8a 筒状部
8b、8c 孔
8d 折り曲げ片
8e ストッパー片
9 操作体
9a 操作部
9b 鍔部
9c 突部
T オルダム接ぎ手
10 伝達部
10a、10b 凹条部
11 駆動部材
11a 基部
11b 突起
11c 軸部
11d 突起
11e 腕部
11f 作動部
12 バネ
12a リング状部
12b 一端
12c 他端
G1,G2 回転軸線
13 ケース
13a 開口部
14 操作ツマミ

Claims (5)

  1. 回転可能に軸支された回転体と、該回転体の回転動作により電気信号を出力する電気部品部材と、前記回転体の一方の面側に配設された軸受け部材と、該軸受け部材に回転可能に取付られた操作体と、該操作体と前記回転体との間に配設されたオルダム接ぎ手とを備え、前記操作体の回転軸線方向の線上の一方の面側に前記操作体を先頭に前記軸受け部材と前記オルダム接ぎ手と前記回転体とを配置し、前記回転体を挟んで対向する他方の面側にスイッチと該スイッチを操作する駆動部材とを配置し、前記回転体の回転軸線に対して前記操作体の回転軸線をずらして前記操作体を配設し、該操作体の回転動作により、前記オルダム接ぎ手を介して前記回転体を回転すると共に、前記操作体の回転軸線に対して直角方向に前記操作体を動作させることにより、前記操作体が取付られた前記軸受け部材と連動して前記駆動部材が前記操作体の操作方向へ移動し、前記駆動部材を介して前記スイッチを操作するようにしたことを特徴とするスイッチ付き回転操作型電気部品。
  2. 前記駆動部材を回転可能に軸支し、前記操作体の回転軸線に対する直角方向の前記操作体の動作により、前記駆動部材が軸部を支点として回転するようにしたことを特徴とする請求項1記載のスイッチ付き回転操作型電気部品。
  3. 前記軸受け部材と前記駆動部材は、2つの連結部で連結され、一方の連結部を支点として前記軸受け部材と前記駆動部材とが連動して回転することを特徴とする請求項1、又は2記載のスイッチ付き回転操作型電気部品。
  4. 前記2つの連結部は、前記駆動部材の基部両端に設けられた腕部と軸部からなり、前記腕部が前記軸受け部材に係合し、前記操作体の回転軸線に対する直角方向の前記操作体の動作により、前記軸受け部材が前記軸部を支点として回転して、前記駆動部材を、前記軸部を支点として回転させるようにしたことを特徴とする請求項3記載のスイッチ付き回転操作型電気部品。
  5. 取付部材を有し、前記駆動部材と前記スイッチとを前記取付部材に取り付けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のスイッチ付き回転操作型電気部品。
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