JPH10255596A - 多方向入力装置 - Google Patents

多方向入力装置

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JPH10255596A
JPH10255596A JP5968697A JP5968697A JPH10255596A JP H10255596 A JPH10255596 A JP H10255596A JP 5968697 A JP5968697 A JP 5968697A JP 5968697 A JP5968697 A JP 5968697A JP H10255596 A JPH10255596 A JP H10255596A
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input device
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push switch
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Kisaburo Takahashi
喜三郎 高橋
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/008Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being perpendicular to the axis of angular movement

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の多方向入力装置は、操作部を、軸方向
に対して直角方向に移動させた時、回転型部品が移動す
るため、装置が大型に成るという問題がある。 【解決手段】 本発明の多方向入力装置は、操作部と回
転型電気部品を操作する軸との間に、オルダム接ぎ手を
設けたものであるため、操作部を直角方向に移動したと
き、回転型電気部品全体を移動することが無く、従っ
て、スペースフアクタが良く、装置が小型となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等に使用して
好適な多方向入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における多方向入力装置は、特開平
8ー203387号で開示されたものがある。この多方
向入力装置は、図8ー図11に示すように、操作部S
を、回転することにより回転型部品Rを操作し、また、
操作部Sを、軸方向に対して直角方向に移動させること
によりプッシュスイッチPを操作するものである。そし
て、回転型部品Rは、一対の摺動接片50a、50bを
備えた接点体50を箱形ケース51に固定し、この箱形
ケース51内には、前記摺動接片50aと摺接する接点
板52を固定した回転体53を、軸54で回転可能に取
り付けた構成となっている。また、プッシュスイッチP
は、筺体55内に接点部(図示せず)を設け、筺体55
に移動可能に取り付けられた操作ボタン56を設けた構
成となっている。
【0003】また、図11に示すように、平板状の絶縁
基板58には、回転型部品Rをガイドするための凹部5
8aと、この凹部58aの両側に位置し、回転型部品R
の抜け止めのための一対のレール58bと、前記凹部5
8aと間隔を置いた凹部58cと、突部58dとが設け
られている。更に、絶縁基板58には、固定接点59
が、凹部58a内で露出した状態で埋設されている。そ
して、絶縁基板58の凹部58aに、回転型部品Rのケ
ース51を載置し、且つ、レール58bを、ケース51
の段部51aに当接させ、また、突部58dに掛け止め
したねじりバネ60で、ケース51を弾圧して、回転型
部品Rが絶縁基板58に取り付けられている。そして、
回転型部品Rが取り付けられた際は、摺動接片51b
が、絶縁基板58上の露出した接点59aに接触した状
態となっている。
【0004】また、絶縁基板58の凹部58cには、プ
ッシュスイッチPの筺体55がはめ込まれ、操作ボタン
56が回転型部品Rのケース51の突起51bに対向し
た状態で、プッシュスイッチPが絶縁基板58に取り付
けられている。更に、操作部Sが、回転型部品Rの回転
体53にネジ61で取り付けられた構成となっている。
【0005】次に、従来の多方向入力装置の動作を説明
すると、先ず、操作部Sを回転すると、この回転に伴っ
て、回転体53が軸54を中心にして回転する。する
と、回転体53に取り付けられた接点板52も回転し
て、摺動接片50aに接離して接点の切り換えが行わ
れ、この接点の切り換えが摺動接点50bと接点59a
を介して固定接点59に導出される。次に、操作部S
を、軸54の軸方向に対して直角方向、即ち、矢印Y方
向に押圧すると、操作部Sは、回転型部品Rを伴って、
ねじりバネ60に抗して矢印Y方向に移動する。この
時、摺動接片50bは、固定接点59の接点59a上に
摺動して、回転型部品Rの電気接続を維持した状態で、
ケース51の突起51bがプッシュスイッチPの操作ボ
タン56を押圧する。
【0006】すると、プッシュスイッチPの接点の切り
換えが行われ、しかる後、操作部Sの押圧を解除する
と、ねじりバネ60によって、回転型部品Rは操作部S
を伴って押圧前の状態に移動する。この時、摺動接片5
0bは接点59a上を摺動して、回転型部品Rの電気接
続を維持すると共に、操作ボタン56は押圧前の状態に
戻り、プッシュスイッチPの接点の切り換えが行われ
る。このように、操作部Sを回転することにより回転型
部品Rを操作し、また、操作部Sを、軸方向に対して直
角方向に移動させることによりプッシュスイッチPを操
作するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の多方向入力装置
は、操作部Sを、軸方向に対して直角方向に移動させた
時、回転型部品Rが移動するため、装置が大型に成ると
いう問題がある。また、回転型部品Rの移動時、回転型
部品Rの電気接続の維持のため、摺動接片50bを固定
接点59に摺接させる構成を必要とし、このため、長寿
命化を図ることが難しく、且つ、その構成が面倒で、コ
スト高に成るという問題がある。更に、操作部Sは、回
転と直角方向の二つの操作によるものであるため、多機
能の入力装置に利用できないという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、軸方向に対して直角方向に移
動可能で、且つ、回転可能な操作部と、回転型電気部品
と、第1のプッシュスイッチと、前記操作部の軸部と前
記回転型電気部品を操作する軸との間に設けたオルダム
接ぎ手とを備え、前記操作部の回転で、前記オルダム接
ぎ手を介して前記軸を回転して前記回転型電気部品を操
作し、また、前記操作部を、前記軸部の軸方向に対して
直角方向に移動した時、前記第1のプッシュスイッチを
操作するようにした構成とした。また、第2の解決手段
として、第2のプッシュスイッチを設けると共に、前記
操作部を、軸方向の左右の少なくとも一方に移動可能と
し、該操作部の軸方向の移動により前記第2のプッシュ
スイッチを操作するようにした構成とした。また、第3
の解決手段として、第3のプッシュスイッチを設けると
共に、前記操作部を、軸方向の左右双方に移動可能と
し、該操作部の軸方向の移動により前記第3のプッシュ
スイッチを操作するようにした構成とした。また、第4
の解決手段として、前記第2と第3のプッシュスイッチ
を、前記操作部を挟んで操作部の両側に配設し、前記操
作部の軸方向の移動時、前記回転型電気部品を操作する
軸で、第2と第3のプッシュスイッチの何れか一方を、
また、前記操作部の軸部で、前記プッシュスイッチの他
方を操作するようした構成とした。また、第5の解決手
段として、前記操作部と組み合わされた駆動体を有し、
前記操作部を、前記軸部の軸方向に対して直角方向に移
動した時、前記駆動体を同方向に移動すると共に、駆動
体を介して前記第1のプッシュスイッチを操作するよう
にした構成とした。また、第6の解決手段として、前記
軸部の軸方向に対して直角方向に前記駆動体を移動する
時、該駆動体をガイドするガイド部を設けた構成とし
た。また、第7の解決手段として、前記ガイド部は、前
記駆動体に設けた孔と、この孔に嵌合される支持部材と
で構成した構成とした。また、第8の解決手段として、
前記ガイド部は、ケースに設けた溝部と、この溝部に嵌
合する前記駆動体とで構成した構成とした。また、第9
の解決手段として、前記駆動体は、回転不能で、且つ、
前記軸部の軸方向の移動不能に取り付けられ、この駆動
体の一部が前記操作部の内部に配設され、該操作部は前
記駆動体をガイドにして回転方向と、前記軸部の軸方向
の移動を行うようにした構成とした。また、第10の解
決手段として、前記オルダム接ぎ手を、係止部を有する
凸部と、係止部を有する凹条部とのはめ合わせで構成
し、前記両係止部を互いに係合して、軸方向の抜け防止
を行うようにした構成とした。また、第11の解決手段
として、前記操作部は、前記第2と第3のプッシュスイ
ッチの可動体によって、中立位置を保持するようにした
構成とした。更に、第12の解決手段として、前記駆動
体は、前記第1のプッシュスイッチの可動体によって、
上方に付勢されている構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明における多方向入力
装置の一実施例を、図1から図5に基づいて説明する
と、図1は本発明の多方向入力装置の分解斜視図、図2
は本発明の多方向入力装置の要部断面図、図3は本発明
の多方向入力装置に係るケースの底面図、図4は本発明
の多方向入力装置に係る操作部と駆動体との結合状態を
示す正面図、図5は本発明の多方向入力装置に係るオル
ダム接ぎ手を説明するための要部の分解斜視図である。
【0010】合成樹脂の成型品から成るケース1は、内
部が中空部1aとなった箱形をなし、上壁1bには孔1
cが設けられ、また、図3に示すように、中空部1aに
連なって、一方には二つの凹部1d,1eが、他方には
一つの凹部1fが対向した状態で形成されると共に、下
面には複数個の突起1gが形成されている。また、合成
樹脂の成型品から成る操作部2は、外周に刻み部2aを
有する半円筒状のツマミ部2bと、ツマミ部2bの回転
中心部に位置する軸部2cと、この軸部2cをツマミ部
2bに連結する一対の腕部2dと、腕部2dとツマミ部
2bとの間に形成された扇状の孔2eを有しており、こ
の操作部2は、ケース1の中空部1aに挿入されて、孔
1cからツマミ部2bを外方に突出するようになってい
る。
【0011】また、合成樹脂の成型品から成り、外形が
馬蹄形状をなす駆動体3は、ツマミ部2bの内周面に沿
った円形状の外周壁3aと、外周壁3aの上部に沿って
一部が軸方向に突出した延長壁3bと、この延長壁3b
の下面に形成され、中心方向に延びた支持部3cと、外
周壁3aの下部に位置する突部3dと、中心部に形成さ
れた孔3eと、この孔3eを挟むように、外周壁3aの
下部から上部に貫通する一対の長孔3fとが設けられて
いる。そして、この駆動体3は、図2、4に示すよう
に、延長壁3bを操作部2の孔2eに挿入して、この延
長壁3bと外周壁3aを、操作部2のツマミ部2bの内
周面に接触させると共に、支持部3cの先端に設けた円
弧状の凹部を、操作部2の軸部2cの外周面に当接させ
て、駆動体3と操作部2とが組み合わされると共に、操
作部2が駆動体3によって取り付けられた状態となって
いる。
【0012】そして、組み合わされた操作部2は、駆動
体3の外周壁3aをガイドにして回転可能で、その回転
範囲は、一対の腕部2dが延長壁3bの端部にぶつかる
範囲、この実施例では約120度の角度の回転が可能と
なっている。また、操作部2は、駆動体3をガイドにし
て、軸部2cの軸方向で左右の移動が可能になってお
り、その移動は、駆動体3の支持部3cによって操作部
2の軸部2cが支持され、また、駆動体3の外周壁3a
によって操作部2のツマミ部2bが支持された状態とな
っているため、操作部2を軸方向に押圧したとき、操作
部2は駆動体3の外周壁3aと支持部3cをガイドに、
左、或いは右に移動出来るようになっている。
【0013】また、ロータリスイッチ、ロータリ型エン
コーダ等から成る回転型電気部品Rを備えていて、この
実施例ではユニット化されたロータリエンコーダを用い
ており、このユニット化された回転型電気部品Rは、図
1、2に示すように、合成樹脂から成る絶縁ケース4、
5に、それぞれ固定接点6、7を埋設し、この二つの絶
縁ケース4と5を対向させて組み合わせている。また、
絶縁ケース4、5内には、絶縁ケース4と5で回転可能
に支持され、中心部に小判型の軸挿入用の孔8aを有す
る回転体8が設けられ、この回転体8の両面には固定接
点6、7と接離する金属のバネ板から成る可動接点9、
10が取り付けられると共に、回転体8の外周部に設け
られた凹凸部8bには、バネ11により弾圧されたボー
ル12が当接して、節度機構を形成した構成となってい
る。そして、このようにユニット化された回転型電気部
品Rは、ケース1の下面からケース1の凹部1dにはめ
合わせて、ケース1内に取り付けられ、これによって、
回転型電気部品Rの組み込みを容易にしている。
【0014】また、ユニット化された同じ構成を有する
二つのプッシュスイッチP1,P2を備えており、ここ
で示したプッシュスイッチP1,P2は、図1、2に示
すように、合成樹脂から成る絶縁ケース13に、金属板
から成る固定接点14と導出端子15とが埋設され、金
属のバネ板から成る可動接点16が絶縁ケース13内に
収納されて、可動接点16の周辺は、導出端子15に常
時接触すると共に、その切り起こし部16aは固定接点
14に接離可能に、固定接点14と対向した状態となっ
ている。また、絶縁ケース13内には、ドーム状のバネ
性のあるゴムから成る可動体17が配設されると共に、
中心部に開口18aを有するカバー18が、絶縁ケース
13の開放部を塞ぐように設けられている。そして、こ
のようにユニット化されたプッシュスイッチP1は、ケ
ース1の凹部1eにはめ込まれ、回転型電気部品Rと重
なり、且つ、軸挿入用の孔8aと開口18aとが対向し
た状態で取り付けられ、また、プッシュスイッチP2
は、ケース1の凹部1fにはめ込まれ、もう一方のプッ
シュスイッチP1と対向した状態で取り付けられてい
る。このように、プッシュスイッチP1,P2は、凹部
1e、1fに対し挿入のワン動作で組み込みが出来、組
立を容易にしている。
【0015】更に、ユニット化された第3のプッシュス
イッチP3を備えており、このプッシュスイッチP3
は、図1、2に示すように、合成樹脂から成る絶縁ケー
ス20に、金属板から成る固定接点21と導出端子22
とが埋設され、金属のバネ板から成るドーム状の可動接
点23が絶縁ケース20内に収納され、可動接点23の
周辺は、導出端子22に常時接触すると共に、中央部が
固定接点21に接離可能に、固定接点21と対向した状
態となっている。また、絶縁ケース20の下部の開放部
を塞ぐ役割を兼ねた絶縁板から成る可動体24は、切り
込み部24aを設けて中央部に可動片24bが形成さ
れ、この可動体24は、開放部を塞ぐように絶縁ケース
20に取り付けられ、取り付けられた際は、可動片24
bがドーム状の可動接点23と対向した状態となってい
る。
【0016】また、プリント基板等から成る絶縁基板2
5は、図1、2に示すように、ケース1の突起1gを挿
入するための複数の孔25aと、回転型電気部品Rとプ
ッシュスイッチP1,P2,P3の端子類と挿通する複
数個の孔25bを有すると共に、この絶縁基板25に
は、金属の円柱棒から成る一対の支持部材26が固定さ
れている。そして、この一対の支持部材26は、それぞ
れ駆動体3の長孔3fに挿入されてガイド部を構成し、
駆動体3の軸方向、及び回転方向の移動を阻止するが、
軸方向に対して直角方向の移動に対してガイドしながら
駆動体3の移動可能ならしむように支持するようになっ
ている。また、絶縁基板25には、第3のプッシュスイ
ッチP3が取り付けられ、この絶縁基板25は、ケース
1の下部の開放部を塞ぐように、突起1fが孔25aに
挿入されてケース1の下部に取り付けられる。そして、
絶縁基板25が取り付けられた際は、回転型電気部品
R、プッシュスイッチP1,P2,P3の端子類が孔2
5bを挿通して外方に突出すると共に、第3のプッシュ
スイッチP3の可動体24の可動片24bが、駆動体3
の突部3dと対向した状態となる。
【0017】更に、金属等から成り、回転と軸方向の移
動が可能な非円形の軸27と操作部2との間には、図
1、2、5に示すように、オルダム接ぎ手28が設けら
れ、このオルダム接ぎ手28により、操作部2の回転、
左右の軸方向の移動、及び軸方向に対して直角方向の移
動を可能にしている。そして、前記軸27は、回転型電
気部品Rの回転体8の孔8aに挿入されて取り付けら
れ、また、前記オルダム接ぎ手28は、図1、2、5に
示すように、操作部2と、回転と軸方向の移動が可能な
軸27との間に形成されており、このオルダム接ぎ手2
8は、突状の係止部28aを有し、操作部2の軸部2c
の一端に設けられたT字状の凸部28bと、突状の係止
部28cを有し、軸27の一端に設けられたT字状の凸
部28dと、前記操作部2と軸27との間に配設され、
一方の面には係止部28eを有するT字状の凹条部28
fが、また、他方の面には前記凹条部28fに対して直
交した状態で、係止部28gを有するT字状の凹条部2
8hが設けられた伝達部28jとを備えている。
【0018】そして、オルダム接ぎ手28は、凸部28
bが伝達部28jの凹条部28fに、また、凸部28d
が伝達部28jの凹条部28hにそれぞれ嵌合され、且
つ、係止部28aと係止部28eが、また、係止部28
cと係止部28gとが係止した状態で組み合わされてい
る。このようなオルダム接ぎ手28は、操作部2を回転
すると、凸部28bが回転し、これによって、凸部28
bが嵌合した凹条部28fによって伝達部28jが回転
し、更に、伝達部28jの回転が、凹条部28hに嵌合
した凸部28dに伝えられが軸27が回転し、更に又、
これによって、回転型電気部品Rの回転体8が回転し
て、回転型電気部品Rの切り換えが行われるようにな
る。また、操作部2を、軸部2cの軸方向に対して直角
方向に移動すると、凸部28bと凹条部28f,また、
凸部28dと凹条部28hとの間で摺動動作を行い、軸
27を回転することなく、操作部2を直角方向に移動す
ることが出来る。また、操作部2を、軸部2cの軸方向
に移動すると、凸部28b,28dと伝達部28jは、
それぞれ係止部28a、28c,28e,28gによる
係止によって、相互間で外れることなく、伝達部28
j,軸27を伴って操作部2を移動することが出来る。
【0019】また、前記軸27が回転型電気部品Rの回
転体6に組み込まれ、且つ、オルダム接ぎ手28が組み
込まれた際は、図2に示すように、軸27の一端は、プ
ッシュスイッチP1のカバー18の開口18aと可動体
17に対向し、また、軸部2cは、プッシュスイッチP
2のカバー18の開口18aと可動体17に対向した状
態となっている。そして、オルダム接ぎ手28によって
組み合わされた操作部2と軸27は、軸27の一端が前
記第1のプッシュスイッチP1の可動体17と当接し、
また、軸部2cの一端が前記第2のプッシュスイッチP
2の可動体17と当接して、両可動体17で挟まれた状
態で、操作部2が中立位置を保持するようになってい
る。
【0020】次ぎに、本発明の多方向入力装置の組立方
法を説明すると、先ず、操作部2の凸部28bに、伝達
部28jの凹条部28fを、軸方向に対して直角方向か
らはめ合わせ、次いで、この伝達部28jの凹条部28
hに、同じように直角方向から軸27の凸部28dをは
め合わせる。次ぎに、この状態で駆動体3を軸17側か
ら、駆動体3の外周壁3a及び延長壁3bを操作部2の
孔2eに、また、駆動体3の孔3eに軸27及び伝達部
28jをに挿入して、外壁部3aを操作部2のツマミ部
2bの内周面に当接させると共に、支持部3cを操作部
2の軸部2c外周面に当接させて、駆動体3を操作部2
に組み合わせる。次ぎに、回転型電気部品Rの回転体8
の孔8aを、軸27にはめ合わせ、この状態で、操作部
2と駆動体3はケース1の中空部1aに、また、回転型
電気部品Rはケース1の凹部1dに挿入し、操作部2の
一部を孔1cから外方に突出させると共に、凹部1dで
回転型電気部品Rを取り付ける。
【0021】次で、第1と第2のプッシュスイッチP
1,P2を、それぞれケース1の凹部1e、1fに挿入
して、プッシュスイッチP1,P2を凹部1e、1fで
取り付ける。次ぎに、絶縁基板25に、第3のプッシュ
スイッチP3を取付、この絶縁基板25をケース1の下
方に位置させ、支持部材26を駆動体3の長孔3fに挿
入するように、絶縁基板25を上方に上げて、ケース1
の下部に当接させる。すると、第3のプッシュスイッチ
P3の可動体24の可動片24bは、駆動体3の突部3
dと当接し、また、ケース1の突起1gは、絶縁基板2
5の孔25bに挿通され、更に、回転型電気部品R、プ
ッシュスイッチP1,P2、P3の端子類は、絶縁基板
25の孔25bに挿通された状態となる。そして、絶縁
基板25の孔25aから突出した突起1gの先端を、例
えば加熱されたコテによって、広げるように変形(図示
せず)させると、多方向入力装置の組立は完了する。
【0022】次ぎに、このような構成を有する本発明の
多方向入力装置の動作を説明すると、図1、2におい
て、先ず、操作部2を矢印A方向に動かして回転する
と、操作部2は、駆動体3の外周壁3aと支持部3cを
ガイドにし、軸部2cを中心として回転する。すると、
オルダム接ぎ手28によって、軸27を介して回転型電
気部品Rの回転体8が回転する。そして、回転体8は、
バネ11とボール12の節度機構によりクリック感を持
って回転すると共に、可動接点9、10が、固定接点
6、7上を摺動して接点の切り換えが行われ、この接点
の切り換えは、絶縁基板25外に突出して設けられた、
固定接点6、7の端子から導出されるように成ってい
る。
【0023】次ぎに、操作部2を、軸部2cの軸方向に
対して直角方向、即ち、矢印B方向に押圧・移動する
と、操作部2は駆動体3を伴って、支持部材26をガイ
ドにして移動する。すると、駆動体3の突部3dは、第
3のプッシュスイッチP3の可動体24の一部である可
動片24bを押圧し、また、この可動片24bの移動で
ドーム状の可動接点23が押されて、可動接点23は反
転運動して固定接点21と接触し、固定接点21と導出
端子22との間が導通されて、接点の切り換えが行わ
れ、この接点の切り換えは、絶縁基板25外に突出して
設けられた、固定接点21及び導出端子22の端子から
導出されるようになっている。また、操作部2の直角方
向の移動時、オルダム接ぎ手28、即ち、突部28bと
凹条部28fとの間、及び突部28dと凹条部28hと
の間で摺動動作を行って、軸部2cの軸線G1を、軸2
7の軸線G2からズラスことが出来ると共に、この直角
方向の移動時、オルダム接ぎ手28により軸部2c、及
び軸27は、回転動作を行うことがない。次いで、操作
部2の直角方向の押圧を解除すると、可動接点24は、
そのバネ性によって反転して元の状態に戻り、固定接点
21との接触が離れて接点の切り換えが行われる。ま
た、可動接点23の反転運動により、可動接点23が可
動体24、及び駆動体3、操作部2を上方に押し戻す。
すると、軸線G1は軸線G2と一致した状態となると共
に、この間において、オルダム接ぎ手28によって、上
述と同様の動作により軸部2cと軸27が回転動作を行
うことがない。
【0024】次ぎに、操作部2を軸部2cの軸方向、即
ち、矢印C方向に押圧・移動すると、操作部2は、駆動
体3の外周壁3aと支持部3cをガイドにして、オルダ
ム接ぎ手28を介して軸27を押圧する。すると、軸2
7は回転体8の孔8aをガイドにして同方向に移動し、
この軸27が第1のプッシュスイッチP1のドーム状の
可動体17を押圧し、可動体17は反転運動して、可動
接点16の切り起こし部16aを固定接点14に接触さ
せて、導出端子15と固定接点14との間が導通されて
接点の切り換えが行われ、この接点の切り換えは、絶縁
基板25外に突出して設けられた、固定接点14及び導
出端子15の端子から導出されるようになっている。次
いで、操作部2の矢印C方向の押圧を解除すると、可動
体17は、そのバネ性によって反転して元の状態に戻
り、すると、切り起こし部16aもバネ性で元に状態、
即ち、固定接点14との接触が離れて状態になって、接
点の切り換えが行われる。また、可動体17の反転運動
により、可動体17が軸27、オルダム接ぎ手28、及
び操作部2を元の状態に押し戻し、操作部2は、第1と
第2のプッシュスイッチP1,P2の可動体17で挟持
された中立位置となる。
【0025】次ぎに、操作部2を軸部2cの軸方向、即
ち、矢印D方向に押圧・移動すると、操作部2は、駆動
体3の外周壁3aと支持部3cをガイドにして、オルダ
ム接ぎ手28及び軸27を伴い、軸部2cを同方向に移
動する。すると、軸27は回転体8の孔8aをガイドに
して同方向に移動すると共に、操作部2の軸部2cが第
2のプッシュスイッチP2のドーム状の可動体17を押
圧し、可動体17は反転運動して、可動接点16の切り
起こし部16aを固定接点14に接触させて、導出端子
15と固定接点14との間が導通されて接点の切り換え
が行われ、この接点の切り換えは、絶縁基板25外に突
出して設けられた、固定接点14及び導出端子15の端
子から導出されるようになっている。次いで、操作部2
の矢印D方向の押圧を解除すると、可動体17は、その
バネ性によって反転して元の状態に戻り、すると、切り
起こし部16aもバネ性で元に状態、即ち、固定接点1
4との接触が離れて状態になって、接点の切り換えが行
われる。また、可動体17の反転運動により、可動体1
7が軸部2c、軸27、及びオルダム接ぎ手28を元の
状態に押し戻し、操作部2は、第1と第2のプッシュス
イッチP1,P2の可動体17で挟持された中立位置と
なる。
【0026】以上のような動作により、本発明の多方向
入力装置の操作が行われるが、このような多方向入力装
置を自動車に適用した場合は、例えば、回転型電気部品
Rはエアコンの風量の強、弱、及びOFF切り換えに、
第3のプッシュスイッチP3はエアコンのモード切り換
え、即ち、暖房、冷房の切り換えに、又、第1と第2の
プッシュスイッチP1,P2はエアコンの温度を高くす
るのと低くするのに用いられるものである。そして、多
様な機能に適用できるようになっている。
【0027】図6、図7は本発明の多方向入力装置の他
の実施例を示し、図6は裏面から見た要部の分解斜視
図、図7はその要部おける断面図である。この図6、図
7に基づいて、他の実施例の構成を説明すると、合成樹
脂の成型品から成るケース30は、内部が中空部30a
となった箱形をなし、上壁30bには孔30cが設けら
れ、また、対向する一対の側壁30dには、中空部30
a内に位置する溝部30eが設けられている。また、合
成樹脂の成型品から成る操作部31は、外周に刻み部3
1aを有するリング状のツマミ部31bと、ツマミ部3
1bの回転中心部に位置する軸部31cと、この軸部3
1cをツマミ部31bに連結する円板状の連結部31d
と、ツマミ部31bの内部において、連結部31dの両
側に位置する空洞部31e、31fとが設けられてお
り、この操作部31は、ケース30の中空部30aに挿
入されて、孔30cからツマミ部31bを外方に突出す
るようになっている。
【0028】また、合成樹脂の成型品から成る駆動体3
2は、平板状の矩形の板部32aと、この板部32aの
中心部に設けられた円筒状の筒部32bと、板部32a
の一端に設けられた突部32cとを備えている。そし
て、この駆動体32は、筒部32bを操作部31の空洞
部31e内に位置させ、突部32cをツマミ部31b外
に位置させて配設されると共に、板部32aは、ケース
30の一対の溝部30eに嵌合されてガイド部を構成
し、該溝部30eをガイドにして上下動可能に取り付け
られている。また、リング状の合成樹脂から成るスペー
サ33は、操作部31の空洞部31e内に位置し、ツマ
ミ部31bの内周面と駆動体32の筒部32bの外周面
との間に配設されて、このスペーサ33は、操作部31
が軸部31cを中心として回転できるように、駆動体3
2に操作部31を保持する役割をする。
【0029】また、ロータリスイッチ、ロータリ型エン
コーダ等から成る回転型電気部品Rを備えていて、この
実施例ではユニット化されたロータリ型エンコーダを用
いており、このユニット化された回転型電気部品Rは、
合成樹脂から成る絶縁ケース34に、バネ性のある複数
個の固定接点35が埋設されている。また、絶縁ケース
34の開放部を塞ぐように、中央部に孔36aを有する
カバー36が設けられ、このカバー36と絶縁ケース3
4の間には、非円形の孔37aを有し、固定接点35と
接離可能な可動接点41を取り付けた回転体37が回転
可能に設けられると共に、回転体37の外周に設けられ
た凹凸部37bには、バネ40を当接して、節度機構を
構成した構成と成っている。
【0030】また、ユニット化された同じ構成を有する
二つの第1と第2のプッシュスイッチP1,P2を備え
ている。そして、このプッシュスイッチP1,P2は、
前記実施例で示したプッシュスイッチP1,P2と同一
の構成を有するので、同じ部品に同じ番号を付し、ここ
ではその構成の説明を省略する。そして、プッシュスイ
ッチP1は、ケース30の中空部30aに、前記回転型
電気部品Rと重なるように挿入されて取り付けられ、プ
ッシュスイッチP1のカバー18の開口18aと回転型
電気部品Rの回転体8の孔8aが対向した状態となると
共に、プッシュスイッチP2は、カバー18の開口18
aが操作部31の軸部31cに対向するように、ケース
30の中空部30aに挿入されて取り付けられる。
【0031】更に、ユニット化された第3のプッシュス
イッチP3を備えており、このプッシュスイッチP13
は、前記実施例で示したプッシュスイッチP3と同一の
構成を有するので、ここでは同一部品に同じ番号を付
し、その構成の説明を省略する。また、プリント基板等
から成る絶縁基板38は、ケース30の下面に設けた突
起(図示せず)を挿入するための複数個の孔(図示せ
ず)と、回転型電気部品RとプッシュスイッチP1,P
2,P3の端子類を挿通する複数個の孔38bを有し、
この絶縁基板38には、第3のプッシュスイッチP3が
取り付けられ、この絶縁基板38は、ケース30の下部
の開放部を塞ぐように、ケース30の突起を絶縁基板3
8の孔に挿入されて、ケース30の下部に取り付けられ
る。また、絶縁基板38が取り付けられた際は、回転型
電気部品R、プッシュスイッチP1,P2,P3の端子
類が孔38bを挿通して外方に突出すると共に、第3の
プッシュスイッチP3の可動体24の可動片24bが、
駆動体32の突部32dと対向した状態となる。
【0032】更に、金属等から成り、回転と軸方向の移
動が可能な非円形の軸39と操作部31との間には、オ
ルダム接ぎ手28が設けられ、このオルダム接ぎ手28
により、操作部31の回転、左右の軸方向の移動、及び
軸方向に対して直角方向の移動を可能にしている。そし
て、このオルダム接ぎ手28は、前記実施例で示したオ
ルダム接ぎ手と同一の構成を有するので、ここでは同一
部品に同じ番号を付し、その構成の説明は省略する。そ
して、このようなオルダム接ぎ手28は、操作部31を
回転すると、凸部28bが回転し、これによって、凸部
28bが嵌合した凹条部28fによって伝達部28jが
回転し、更に、伝達部28jの回転が、凹条部28hに
嵌合した凸部28dに伝えられが軸39が回転し、更に
又、これによって、回転型電気部品Rの回転体8が回転
して、回転型電気部品Rの切り換えが行われるようにな
る。また、操作部31を、軸部31cの軸方向に対して
直角方向に移動すると、凸部28bと凹条部28f,ま
た、凸部28dと凹条部28hとの間で摺動動作を行
い、軸39を回転することなく、操作部31を直角方向
に移動することが出来る。また、操作部31を、軸部3
1cの軸方向に移動すると、凸部28b,28dと伝達
部28jは、それぞれ係止部28a、28c,28e,
28gによる係止によって、相互間で外れることなく、
伝達部28j,軸3を伴って操作部31を移動すること
が出来る。
【0033】また、前記軸39が回転型電気部品Rの回
転体6に組み込まれ、且つ、オルダム接ぎ手28が組み
込まれた際は、図7に示すように、軸39の一端は、プ
ッシュスイッチP1のカバー18の開口18aと可動体
17に対向し、また、軸部31cは、プッシュスイッチ
P2のカバー18の開口18aと可動体17に対向した
状態となっている。そして、オルダム接ぎ手28によっ
て組み合わされた操作部31と軸39は、軸39の一端
が前記第1のプッシュスイッチP1の可動体17と当接
し、また、軸部31cの一端が前記第2のプッシュスイ
ッチP2の可動体17と当接して、両可動体17で挟ま
れた状態で、操作部31が中立位置を保持するようにな
っている。
【0034】次ぎに、この多方向入力装置の組立方法を
説明すると、先ず、操作部31の凸部28bに、伝達部
28jの凹条部28fを、軸方向に対して直角方向から
はめ合わせ、次いで、この伝達部28jの凹条部28h
に、同じように直角方向から軸39の凸部28dをはめ
合わせる。次ぎに、駆動体32の筒部32bにスペーサ
33を嵌合し、この駆動体32とスペーサ33を操作部
31のツマミ部31bの内周面に当接させて、スペーサ
33と駆動体32を操作部31に組み合わせる。このよ
うな状態においては、オルダム接ぎ手28が直角方向に
移動しても、突部28b,28dと凹条部28f,28
hとの係合が外れる前に、伝達部28jが駆動体32の
筒部32bの内面に当接して、オルダム接ぎ手28は分
解することがない。次ぎに、回転型電気部品Rの回転体
8の孔8aを、軸39にはめ合わせ、この状態で、操作
部31、駆動体32、及び回転型電気部品Rをケース3
0の中空部30aに挿入して取り付けると共に、操作部
31の一部を孔30cから外方に突出させる。
【0035】次で、第1と第2のプッシュスイッチP
1,P2を、それぞれケース30の中空部30aに挿入
して取り付ける。次ぎに、絶縁基板38に、第3のプッ
シュスイッチP3を取付、この絶縁基板38をケース3
0の下方に位置させ、絶縁基板38を上方に上げて、ケ
ース30の下部に当接させる。すると、第3のプッシュ
スイッチP3の可動体24の可動片24bは、駆動体3
2の突部32cと当接し、また、ケース30の突起(図
示せず)は、絶縁基板38の孔(図示せず)に挿通さ
れ、更に、回転型電気部品R、プッシュスイッチP1,
P2、P3の端子類は、絶縁基板38の孔38bに挿通
された状態となる。そして、前記実施例と同様に、絶縁
基板38の孔から突出した突起の先端を、例えば加熱さ
れたコテによって、広げるように変形(図示せず)させ
ると、多方向入力装置の組立は完了する。
【0036】次ぎに、このような構成を有する本発明の
多方向入力装置の動作を説明すると、図6、7におい
て、先ず、操作部31を矢印A方向に動かして回転する
と、操作部31は、スペーサ33と駆動体32の筒部3
2bをガイドにし、軸部31cを中心として回転する。
すると、オルダム接ぎ手28によって、軸39を介して
回転型電気部品Rの回転体8が回転する。そして、回転
体8は、バネ40による節度機構により、クリック感を
持って回転すると共に、可動接点41が、固定接点35
上を摺動して接点の切り換えが行われ、この接点の切り
換えは、絶縁基板38外に突出して設けられた、固定接
点35の端子から導出されるように成っている。
【0037】次ぎに、操作部31を、軸部31cの軸方
向に対して直角方向、即ち、矢印B方向に押圧・移動す
ると、操作部31はスペーサ33と駆動体32を伴っ
て、駆動体32がはめ合わされた溝部30eをガイドに
して移動する。すると、駆動体32の突部32cは、第
3のプッシュスイッチP3の可動体24の一部である可
動片24bを押圧し、また、この可動片24bの移動で
ドーム状の可動接点23が押されて、可動接点23は反
転運動して固定接点21と接触し、固定接点21と導出
端子22との間が導通されて、接点の切り換えが行わ
れ、この接点の切り換えは、絶縁基板25外に突出して
設けられた、固定接点21及び導出端子22の端子から
導出されるようになっている。また、操作部31の直角
方向の移動時、オルダム接ぎ手28、即ち、突部28b
と凹条部28fとの間、及び突部28dと凹条部28h
との間で摺動動作を行って、軸部31cの軸線G1を、
軸39の軸線G2からズラスことが出来ると共に、この
直角方向の移動時、オルダム接ぎ手28により軸部31
c、及び軸39は、回転動作を行うことがない。次い
で、操作部31の直角方向の押圧を解除すると、可動接
点24は、そのバネ性によって反転して元の状態に戻
り、固定接点21との接触が離れて接点の切り換えが行
われる。また、可動接点23の反転運動により、可動接
点23が可動体24、及び駆動体32、スペーサ33、
及び操作部31を上方に押し戻す。すると、軸線G1は
軸線G2と一致した状態となると共に、この間におい
て、オルダム接ぎ手28によって、上述と同様の動作に
より軸部31cと軸39が回転動作を行うことがない。
【0038】次ぎに、操作部31を軸部31cの軸方
向、即ち、矢印C方向に押圧・移動すると、操作部2
は、スペーサ33を介して駆動体32の筒部32bの外
周面をガイドにして移動すると共に、オルダム接ぎ手2
8を介して軸39を押圧する。すると、軸39は回転体
8の孔8aをガイドにして同方向に移動し、この軸39
が第1のプッシュスイッチP1のドーム状の可動体17
を押圧し、可動体17は反転運動して、可動接点16の
切り起こし部16aを固定接点14に接触させて、導出
端子15と固定接点14との間が導通されて接点の切り
換えが行われ、この接点の切り換えは、絶縁基板38外
に突出して設けられた、固定接点14及び導出端子15
の端子から導出されるようになっている。次いで、操作
部31の矢印C方向の押圧を解除すると、可動体17
は、そのバネ性によって反転して元の状態に戻り、する
と、切り起こし部16aもバネ性で元に状態、即ち、固
定接点14との接触が離れて状態になって、接点の切り
換えが行われる。また、可動体17の反転運動により、
可動体17が軸39、オルダム接ぎ手28、及び操作部
31を元の状態に押し戻し、操作部31は、第1と第2
のプッシュスイッチP1,P2の可動体17で挟持され
た中立位置となる。
【0039】次ぎに、操作部31を軸部31cの軸方
向、即ち、矢印D方向に押圧・移動すると、操作部2
は、スペーサ33を介して駆動体32の筒部32cをガ
イドにして、オルダム接ぎ手28及び軸39を伴い、軸
部31cを同方向に移動する。すると、軸39は回転体
8の孔8aをガイドにして同方向に移動すると共に、操
作部31の軸部31cが第2のプッシュスイッチP2の
ドーム状の可動体17を押圧し、可動体17は反転運動
して、可動接点16の切り起こし部16aを固定接点1
4に接触させて、導出端子15と固定接点14との間が
導通されて接点の切り換えが行われ、この接点の切り換
えは、絶縁基板25外に突出して設けられた、固定接点
14及び導出端子15の端子から導出されるようになっ
ている。次いで、操作部31の矢印D方向の押圧を解除
すると、可動体17は、そのバネ性によって反転して元
の状態に戻り、すると、切り起こし部16aもバネ性で
元に状態、即ち、固定接点14との接触が離れて状態に
なって、接点の切り換えが行われる。また、可動体17
の反転運動により、可動体17が軸部31c、軸39、
及びオルダム接ぎ手28を元の状態に押し戻し、操作部
31は、第1と第2のプッシュスイッチP1,P2の可
動体17で挟持された中立位置となる。
【0040】以上のような動作により、本発明の多方向
入力装置の操作が行われるが、このような多方向入力装
置を自動車に適用した場合は、前記実施例と同様に、例
えば、回転型電気部品Rはエアコンの風量の強、弱、及
びOFF切り換えに、第3のプッシュスイッチP3はエ
アコンのモード切り換え、即ち、暖房、冷房の切り換え
に、又、第1と第2のプッシュスイッチP1,P2はエ
アコンの温度を高くするのと低くするのに用いられるも
のである。そして、多様な機能に適用できるようになっ
ている。なお、ここで示したプッシュスイッチは、これ
以外の種々のものを適用できること勿論である。
【0041】
【発明の効果】本発明の多方向入力装置は、操作部と回
転型電気部品を操作する軸との間に、オルダム接ぎ手を
設けたものであるため、操作部を直角方向に移動したと
き、回転型電気部品全体を移動することが無く、従っ
て、スペースフアクタが良く、装置が小型となる。ま
た、回転型電気部品全体が移動しないため、従来のよう
な移動時における摺動接点と固定接点が不要となり、長
寿命化が図れると共に、安価な装置を提供できる。ま
た、第2のプッシュスイッチを設け、操作部で操作する
ようにしたため、多機能の入力装置を提供できる。ま
た、第3のプッシュスイッチを設け、操作部で操作する
ようにしたため、更に、多機能の入力装置を提供でき
る。また、操作部の両側に第2と第3のプッシュスイッ
チを配設することによって、小型で、操作性の良好な装
置を提供できる。また、操作部と駆動体とを組み合わせ
て、駆動体で第1のプッシュスイッチを操作するため、
操作部の動作を別部材である駆動体に伝達でき、このた
め、プッシュスイッチの配置などに、自由度を持たせる
ことが出来て、融通性のある装置を提供できる。また、
駆動体の移動をガイドするガイド部を設けることによっ
て、駆動体の確実な移動を行うことが出来る。また、ガ
イド部を、支持部材、或いは溝部で構成することによ
り、その構成が簡単で、組立性が良く、安価であると共
に、駆動部の回転と軸方向の移動をなくし得て、操作部
のガイドとして利用できる。また、操作部の内部に駆動
体を配設することによって、簡単な構成の操作部のガイ
ド構造が得られ、小型で安価な装置を提供できる。ま
た、オルダム接ぎ手を、係止部を有する凸部と、係止部
を有する凹条部とで構成したため、軸方向の移動時、オ
ルダム接ぎ手が外れることが無く、確実な動作が得られ
る。また、第2と第3のプッシュスイッチで、操作部の
中立位置を保つようにしたため、別部品を必要とせず、
その構成が簡単で、組立性が良く、安価な装置を提供で
きる。更に、第1のプッシュスイッチの可動体で、駆動
体を上方に付勢するため、別部品を必要とせず、組立性
が簡単で、安価な装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多方向入力装置の分解斜視図。
【図2】本発明の多方向入力装置の要部断面図。
【図3】本発明の多方向入力装置に係るケースの底面
図。
【図4】本発明の多方向入力装置に係る操作部と駆動体
の結合状態を示す正面図。
【図5】本発明の多方向入力装置に係るオルダム接ぎ手
を説明するための要部の分解斜視図。
【図6】本発明の他の実施例の多方向入力装置を示す裏
面から見た要部の分解斜視図。
【図7】本発明の他の実施例の多方向入力装置の要部断
面図。
【図8】従来の多方向入力装置の斜視図。
【図9】従来の多方向入力装置の要部の断面図。
【図10】従来の多方向入力装置の要部の断面図。
【図11】従来の多方向入力装置に係る絶縁基板の斜視
図。
【符号の説明】
R 回転型電気部品 P1,P2,P3 プッシュスイッチ 1 ケース 1a 中空部 1b 上壁 1c 孔 1d、1e、1f 凹部 1g 突起 2 操作部 2a 刻み部 2b ツマミ部 2c 軸部 2d 腕部 2e 孔 3 駆動体 3a 外周壁 3b 延長壁 3c 支持部 3d 突部 3e 孔 3f 長孔 4、5 絶縁ケース 6、7 固定接点 8 回転体 8a 孔 8b 凹凸部 9、10 可動接点 11 バネ 12 ボール 13 絶縁ケース 14 固定接点 15 導出端子 16 可動接点 16a 切り起こし部 17 可動体 18 カバー 18a 開口 20 絶縁ケース 21 固定接点 22 導出端子 23 可動接点 24 可動体 24a 切り込み部 24b 可動片 25 絶縁基板 25a 孔 25b 孔 26 支持部材 27 軸 28 オルダム接ぎ手 28a 係止部 28b 凸部 28c 係止部 28d 凸部 28e 係止部 28f 凹条部 28g 係止部 28h 凹条部 28j 伝達部 30 ケース 30a 中空部 30b 上壁 30c 孔 30d 側壁 30e 溝部 31 操作部 31a 刻み部 31b ツマミ部 31c 軸部 31d 連結部 31e 空洞部 31f 空洞部 32 駆動体 32a 板部 32b 筒部 32c 突部 33 スペーサ 34 絶縁基板 35 固定接点 36 カバー 37 回転体 37a 孔 37b 凹凸部 38 絶縁基板 38b 孔 39 軸 40 バネ 41 可動接点

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に対して直角方向に移動可能で、
    且つ、回転可能な操作部と、回転型電気部品と、第1の
    プッシュスイッチと、前記操作部の軸部と前記回転型電
    気部品を操作する軸との間に設けたオルダム接ぎ手とを
    備え、前記操作部の回転で、前記オルダム接ぎ手を介し
    て前記軸を回転して前記回転型電気部品を操作し、ま
    た、前記操作部を、前記軸部の軸方向に対して直角方向
    に移動した時、前記第1のプッシュスイッチを操作する
    ようにしたことを特徴とする多方向入力装置。
  2. 【請求項2】 第2のプッシュスイッチを設けると共
    に、前記操作部を、軸方向の左右の少なくとも一方に移
    動可能とし、該操作部の軸方向の移動により前記第2の
    プッシュスイッチを操作するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の多方向入力装置。
  3. 【請求項3】 第3のプッシュスイッチを設けると共
    に、前記操作部を、軸方向の左右双方に移動可能とし、
    該操作部の軸方向の移動により前記第3のプッシュスイ
    ッチを操作するようにしたことを特徴とする請求項2記
    載の多方向入力装置。
  4. 【請求項4】 前記第2と第3のプッシュスイッチを、
    前記操作部を挟んで操作部の両側に配設し、前記操作部
    の軸方向の移動時、前記回転型電気部品を操作する軸
    で、第2と第3のプッシュスイッチの何れか一方を、ま
    た、前記操作部の軸部で、前記プッシュスイッチの他方
    を操作するようにしたことを特徴とする請求項3記載の
    多方向入力装置。
  5. 【請求項5】 前記操作部と組み合わされた駆動体を有
    し、前記操作部を、前記軸部の軸方向に対して直角方向
    に移動した時、前記駆動体を同方向に移動すると共に、
    駆動体を介して前記第1のプッシュスイッチを操作する
    ようにしたことを特徴とする請求項1、又は2、又は
    3、又は4記載の多方向入力装置。
  6. 【請求項6】 前記軸部の軸方向に対して直角方向に前
    記駆動体を移動する時、該駆動体をガイドするガイド部
    を設けたことを特徴とする請求項5記載の多方向入力装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド部は、前記駆動体に設けた孔
    と、この孔に嵌合される支持部材とで構成したことを特
    徴とする請求項6記載の多方向入力装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイド部は、ケースに設けた溝部
    と、この溝部に嵌合する前記駆動体とで構成したことを
    特徴とする請求項6記載の多方向入力装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動体は、回転不能で、且つ、前記
    軸部の軸方向の移動不能に取り付けられ、この駆動体の
    一部が前記操作部の内部に配設され、該操作部は前記駆
    動体をガイドにして、回転方向と、前記軸部の軸方向の
    移動を行うようにしたことを特徴とする請求項5、又は
    6、又は7、又は8記載の多方向入力装置、
  10. 【請求項10】 前記オルダム接ぎ手を、係止部を有す
    る凸部と、係止部を有する凹条部とのはめ合わせで構成
    し、前記両係止部を互いに係合して、軸方向の抜け防止
    を行うようにしたことを特徴とする請求項1、又は2、
    又は3、又は4、又は5、又は6、又は7、又は8、又
    は9記載の多方向入力装置。
  11. 【請求項11】 前記操作部は、前記第2と第3のプッ
    シュスイッチの可動体によって、中立位置を保持するよ
    うにしたことを特徴とする請求項4記載の多方向入力装
    置。
  12. 【請求項12】 前記駆動体は、前記第1のプッシュス
    イッチの可動体によって、上方に付勢されていることを
    特徴とする請求項5、又は6、又は7、又は8記載の多
    方向入力装置。
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