JP3498048B2 - 多入力スイッチ - Google Patents

多入力スイッチ

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JP3498048B2
JP3498048B2 JP2000275001A JP2000275001A JP3498048B2 JP 3498048 B2 JP3498048 B2 JP 3498048B2 JP 2000275001 A JP2000275001 A JP 2000275001A JP 2000275001 A JP2000275001 A JP 2000275001A JP 3498048 B2 JP3498048 B2 JP 3498048B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラジオ、CDレコー
ダ、自動車のナビゲーション等に使用して好適な多入力
スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来における多入力スイッチは、特開平
8ー203387号で開示されたものがある。この多入
力スイッチは、図8〜図11に示すように、操作部S
を、回転することにより回転型部品Rを操作し、また、
操作部Sを、軸方向に対して直角方向に移動させること
によりプッシュスイッチPを操作するものである。そし
て、回転型部品Rは、一対の摺動接片50a、50bを
備えた接点体50を箱形ケース51に固定し、この箱形
ケース51内には、前記摺動接片50aと摺接する接点
板52を固定した回転体53を、軸54で回転可能に取
り付けた構成となっている。また、プッシュスイッチP
は、筺体55内に接点部(図示せず)を設け、筺体55
に移動可能に取り付けられた操作ボタン56を設けた構
成となっている。
【0003】また、図11に示すように、平板状の絶縁
基板58には、回転型部品Rをガイドするための凹部5
8aと、この凹部58aの両側に位置し、回転型部品R
の抜け止めのための一対のレール58bと、前記凹部5
8aと間隔を置いた凹部58cと、突部58dとが設け
られている。更に、絶縁基板58には、固定接点59
が、凹部58a内で露出した状態で埋設されている。そ
して、絶縁基板58の凹部58aに、回転型部品Rのケ
ース51を載置し、且つ、レール58bを、ケース51
の段部51aに当接させ、また、突部58dに掛け止め
したねじりバネ60で、ケース51を弾圧して、回転型
部品Rが絶縁基板58に取り付けられている。そして、
回転型部品Rが取り付けられた際は、摺動接片50b
が、絶縁基板58上の露出した接点59aに接触した状
態となっている。
【0004】また、絶縁基板58の凹部58cには、プ
ッシュスイッチPの筺体55がはめ込まれ、操作ボタン
56が回転型部品Rのケース51の突起51bに対向し
た状態で、プッシュスイッチPが絶縁基板58に取り付
けられている。更に、操作部Sが、回転型部品Rの回転
体53にネジ61で取り付けられた構成と成っている。
【0005】次に、従来の多入力スイッチの動作を説明
すると、先ず、操作部Sを回転すると、この回転に伴っ
て、回転体53が軸54を中心に回転する。すると、回
転体53に取り付けられた接点板52も回転して、摺動
接片50aに接離して接点の切り換えが行われ、この切
り換えが摺動接片50bと接点59aを介して固定接点
59に導出される。次に、操作部Sを、軸54の軸方向
に対して直角方向、即ち、矢印Y方向に押圧すると、操
作部Sは、回転型部品Rを伴って、ねじりバネ60に抗
して矢印Y方向に移動する。この時、摺動接片50b
は、固定接点59の接点59a上を摺動して、回転型部
品Rの電気的接続を維持した状態で、ケース51の突起
51bがプッシュスイッチPの操作ボタン56を押圧す
る。
【0006】すると、プッシュスイッチPの接点の切り
換えが行われ、しかる後、操作部Sの押圧を解除する
と、ねじりバネ60によって、回転型部品Rは操作部S
を伴って押圧前の状態に移動する。この時、摺動接片5
0bは接点59a上を摺動して、回転型部品Rの電気的
接続を維持すると共に、操作ボタン56は押圧前の状態
に戻り、プッシュスイッチPの接点の切り換えが行われ
る。このようにして、操作部Sを回転することにより回
転型部品Rを操作し、また、操作部Sを軸方向に対して
直角方向に移動させることによりプッシュスイッチPを
操作するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の多入力スイッチ
は、操作部Sによって、回転型部品Rとプッシュスイッ
チPの二つの部品の操作を行うものであるため、多数の
スイッチの切り換えを行うことが出来ないという問題が
ある。また、操作部Sを、軸方向に対して直角方向に移
動させた時、回転型部品Rが移動するため、大型に成る
という問題がある。更に、回転型部品Rの移動時、回転
型部品Rの電気的接続の維持のため、摺動接片50bを
固定接点59に摺接させる構成を必要とし、このため、
長寿命化を図ることが難しく、且つ、その構成が面倒
で、コスト高に成るという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、本発明の多入力スイッチで
は、回転動作、及びシーソ動作が可能な円筒状の操作部
と、この操作部回転軸方向に配設された回転型電気部
品と、前記操作部の回転軸方向に対して直角方向に配設
された一対のスイッチとを備え、前記操作部の前記回転
動作で前記回転型電気部品を操作し、また前記操作部
の中央部より右側と左側を押圧することによって前記操
作部がシーソ動作を行い、このシーソ動作によって前記
スイッチをそれぞれ操作するようにし、前記操作部は、
円筒軸方向に挿通孔と、この挿通孔内に設けられた係合
部とを有し、前記回転型電気部品は、回転体を有し、前
記挿通孔内には、前記係合部と前記回転体とに係合させ
た状態で軸部が配置され、前記操作部の回転動作によっ
て、前記軸部を介して前記回転体を回転させて、前記回
転型電気部品を操作し、また、前記操作部を保持する駆
動体がシーソ動作可能にケースに保持され、前記操作部
の前記右側と前記左側の押圧によって、前記操作部が前
記係合部を中心としてシーソ動作して、前記操作部と共
に前記駆動体がシーソ動作して、前記駆動体を介して前
記スイッチがそれぞれ操作されるようにし、さらに、前
記操作部の中央部を押圧した時、前記操作部は、回転軸
方向に対して略直角方向の移動動作が可能であると共
に、前記一対のスイッチの間にもう一つのスイッチが配
置され、前記操作部が回転軸方向に対して略直角方向に
移動動作した時、前記もう一つのスイッチが操作される
ように構成した
【0009】また、第2の解決手段として、前記駆動体
のシーソ動作を復帰させるための復帰手段を設け、この
復帰手段がH状に形成された金属のバネ板から成る構成
とした。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明における多入力スイ
ッチを、図1〜図7に基づいて説明すると、図1は本発
明の多入力スイッチの要部断面正面図、図2は図1のA
−A線における断面側面図、図3は図1のB−B線にお
ける断面側面図、図4は本発明の多入力スイッチの分解
斜視図、図5、図6、及び図7は本発明の多入力スイッ
チの動作を説明するための要部断面正面図である。
【0011】合成樹脂の成型品から成り、上部が開放さ
れた箱形のケース1は、矩形状の底壁1aと、底壁1a
の周辺から上方に延びた四つの側壁1b,1c,1d,
1eとを有している。また、前記ケース1には、側壁1
bと一体に成った筺体2が形成され、この筺体2には、
円形状の凹部2aと、この凹部2aに連設した収納部2
bと、凹部2aの中心部に設けられた孔2cとが設けら
れている。更に、前記ケース1には、側壁1bと対向す
る側壁1cに、孔2cに対向する長孔1fが設けられ、
また、互いに対向した側壁1dと1eの中央部の対向し
た位置に、長孔から成る係止部1g,1hと溝1k,1
mとが設けられた構成となっている。
【0012】また、前記ケース1の底壁1aには、同じ
構成を有するプッシュスイッチから成る3個のスイッチ
S1,S2,S3が間隔を置いて配設されている。そし
て、これらのそれぞれのスイッチS1,S2,S3は、
図1、図4に示すように、底壁1aに、リング状の固定
接点3と中央の接点4とが埋設され、金属のバネ板から
成るドーム状の可動接点5が底壁1aの凹部1jに配設
され、可動接点5の周辺を、前記固定接点3に当接させ
ると共に、可動接点5の中央部を接点4に対向させて構
成し、そして、固定接点3、接点4は、それぞれこれと
一体に形成された引き出し端子によって、外部への接続
が出来るようになっている。なお、凹部1jにはめ込ま
れた可動接点5は、接着テープ(図示せず)によって、
その上面を覆うように底壁1aと共に貼着される等して
保持されている。このように、ケース1の底壁1aで、
スイッチS1,S2,S3のケースとして兼用すると、
部品点数が少なく、安価なものが提供できるが、スイッ
チS1,S2,S3は、必要に応じてそれぞれ別体のケ
ースに組み立て、ユニット化されたものを使用しても良
い。
【0013】また、金属のバネ板から成るH状の復帰手
段6は、図4に示すように、孔6aを有する矩形状の板
部6bと、この板部6bの四隅に、下方に折り曲げて設
けられたバネ部6cと、板部6bの両側中央に、上方に
折り曲げて設けられた一対の腕部6dと、この一対の腕
部6dに設けられた孔6eとを有している。また、合成
樹脂の成型品から成る駆動体7は、下方に突出した3個
の突部7aを有する矩形状の底壁部7bと、外側に凸部
7cを有し、底壁部7bの長手周辺から上方に延びた一
対の側壁部7dと、上部に円弧状の受け部7eを有し、
底壁部7bの短手周辺から上方に延びた一対の側壁部7
fとを備えている。
【0014】そして、駆動体7は、復帰手段6の一対の
腕部6d間に位置させて、底壁部7bが復帰手段6の板
部6bに重なるようにはめ合わせる。すると、駆動体7
の凸部7cは、一対の腕部6dを外方に押し広げながら
進み、凸部7cが孔6eと一致すると、腕部6dがバネ
性により元の状態に戻ると共に、凸部7cが孔6eを貫
通して係止して、駆動体7と復帰手段6とが組み合わさ
れる。この時、復帰手段6の板部6bと駆動体7の底壁
部7bとが当接した状態となると共に、駆動体7の下面
中央の若干長めの突部7aは、復帰手段6の孔6aを貫
通して下方に突出し、また、下面両側に位置する二つの
突部7aは、バネ部6c間から下方に突出した状態とな
っている。
【0015】そして、このようにして組み合わされた復
帰手段6と駆動体7は、ケース1内に収納されるが、そ
の組み込み構成は図1、図2、図4に示すように、先
ず、復帰手段6を下にして、駆動体7の凸部7cをケー
ス1の溝1k,1mに合わせた状態で、この溝1k,1
mをガイドにして駆動体7をケース1内に押し込む。す
ると、復帰手段6のバネ部6cが底壁1aに当接し、更
に、このバネ部6cのバネ性に抗して駆動体7を押し込
むと、凸部7cがケース1の係止部1g,1hに一致し
た時、凸部7cは外方に開き、凸部7cが係止部1g,
1hに係止されて駆動体7と復帰手段6とがケース1に
取り付けられる。そして、組み込まれたこの駆動体7
は、復帰手段6によって常時上方に押し圧されており、
また、駆動体7は長孔の係止部1g,1h内で上下動可
能に成っていると共に、凸部7cを支点としてシーソ動
作可能となっている。また、駆動体7が組み込まれた
際、底壁部7bに設けられた3個の突部7aは、図1に
示すように、それぞれスイッチS1,S2,S3の可動
接点5と対向し、各突部7aでそれぞれの可動接点5を
駆動できるように成っている。
【0016】また、ロータリスイッチ、ロータリ型エン
コーダ等から成る回転型電気部品Rを備えていて、この
回転型電気部品Rは、ケース1と一体の筺体2の凹部2
a内に回転体8を回転可能に収納し、また、収納部2b
内にデテント用バネ9を収納し、更に、筺体2の開放部
を覆うように、カバー10をケース1に取り付けられて
構成されている。そして、前記回転体8は、中心部に設
けられた非円形状の孔8aと、外周に設けられたデテン
ト用凹凸部8bと、複数個の可動接点8cとを有し、孔
8aが筺体2の孔2cに対向した状態で筺体2に組み込
まれ、また、凹凸部8bにはデテント用バネ9が当接し
て、回転体8の回転に節度を持たせるようになってい
る。また、合成樹脂の成型品から成る前記カバー10に
は、固定接点10aが埋設されており、この固定接点1
0aを可動接点8cに接触させ、接点の切り換えを、こ
の固定接点10aで外部に引き出すように成っている。
また、このようにケース1で回転型電気部品Rの筺体2
を兼用すると、部品点数が少なく、安価で組立性の良好
なものが提供できるが、回転型電気部品Rがユニット化
されたものを使用し、このユニット化されたものをケー
ス1に取り付けるようにしても良い。
【0017】また、合成樹脂の成型品等から成る円筒状
の操作部11は、その円周外面に設けられた刻み部11
aと、円筒軸方向に設けられた挿通孔11bと、この挿
通孔11b内で、円筒軸方向の中央部に設けられた非円
形状の係合部11cと、両端に設けられたリング状の突
部11dとを有している。また、前記挿通孔11bは、
係合部11cを境にして外方に行くに従って漸次大きく
なるようなすり鉢形状となっている。なお、挿通孔11
bは、係合部11cの部分を細くして、他の部分は同じ
大きさのものでも良い。
【0018】また、金属等から成る非円形状の軸部12
は、断面が矩形状、小判型状等で形成され、非円形状で
丸みをなした一端部12aと、非円形状の中間部12b
と、段部を設けて小径の突部とした他端部12cとを有
している。そして、この軸部12は、他端部12c側か
ら操作部11の挿通孔11bに挿通されて、他端部12
cが挿通孔11cを貫通した状態と成っている。この
時、軸部12の非円形状の中間部12bは、操作部11
の非円形状の係合部11cと合致して、操作部11の回
転動作を軸部12に伝達出来るようになっている。
【0019】そして、このように組み合わされた軸部1
2と操作部11のケース1への組み込みは、復帰手段6
と駆動体7がケース1に組み込まれた状態において、先
ず、軸部12の一端部12aを、筺体2の孔2cに通し
て回転体8の非円形状の孔8aに係合させる。次に、操
作部11の突部11dを、駆動部7の受け部7eの上方
に合わせると共に、軸部12の他端部12cを、側壁1
cの長孔1fの上方に位置させた状態で、操作部11と
軸部12をケース1内に押し込むと、軸部12の他端部
12cで側壁1cを外方に撓ませ、他端部12cが長孔
1fと一致すると、他端部12cが長孔1fに嵌合する
と共に、操作部11の突部11dが、駆動体7の円弧状
の受け部7eに当接した状態となる。
【0020】この時、操作部11は、復帰手段6によっ
て弾圧された駆動体7の一対の受け部7eによって上方
に押圧され、このため、軸部12が操作部11により上
方に押圧されて、他端部12cが長孔1fの上端に当接
した状態となり、軸部12は底壁1aと平行状態で取り
付けられる。その結果、操作部11は、軸部12を回転
軸として回転可能になると共に、回転軸方向に対して略
直角方向である矢印H1方向(図5参照)に、復帰手段
6のバネ性に抗して移動動作が可能で、且つ、係合部1
1cを支点として、シーソ動作可能となっている。そし
て、操作部11を回転軸方向に対して略直角方向に移動
させた時、軸部12は、回転体8の孔8aに係合した一
端部1aを支点として、他端部12cが長孔1f内で下
方に移動して傾動動作を行うようになっている。なお、
回転体8の孔8aと軸部12の一端部12aとの係合
は、両者を軸線方向に逃げ部分を設けた歯車状の凹凸に
よる噛み合わせにしても良い。
【0021】そして、このようにして組み立てられた多
入力スイッチは、操作部11の回転軸方向に回転型電気
部品Rが配設され、操作部11の回転軸方向に対して直
角方向で、操作部11に対向した状態でスイッチS1,
S2,S3が配設された状態となっている。次に、上述
のような構成を有する多入力スイッチの動作を、図1、
図5、図6、図7に基づいて説明する。先ず、図1にお
いて、操作部11を軸部12を回転軸として回転する
と、係合部11cによって、軸部12が回転する。する
と、軸部12の一端部12aに係合した回転型電気部品
Rの回転体8は、凹凸部8bとデテント用バネ9とによ
りクリック感を持って回転すると共に、可動接点8cが
固定接点10aと接離して、接点の切り換えが行われ、
回転型電気部品Rが操作される。
【0022】次に、図5に示すように、操作部11の回
転軸方向に対して略直角方向で、操作部11の中央部に
おいて、矢印H1方向に操作部11を押圧すると、操作
部11は、復帰手段6のバネ性に抗して駆動体7を伴っ
て下方に移動する。すると、中央の長めの突部7aが、
中央部に位置した第1のスイッチS1の可動接点5を押
圧し、可動接点5が反転して接点4に接触して、固定接
点3と接点4とをONにして接点の切り換えが行われ
る。この時、軸部12は、回転体8の孔8aに係合した
一端部1aを支点として、他端部12cが長孔1f内で
下方に移動して傾動動作を行うようになっている。次い
で、操作部11の矢印H1方向の押圧を解除すると、復
帰手段6によって駆動体6、操作部11、及び軸部12
は元の状態に戻ると共に、突部7aによる可動接点5へ
の押圧が解除されるため、可動接点5も、元の状態に反
転して戻り、スイッチS1は、OFFの状態に切り換え
られる。
【0023】次に、図6に示すように、操作部11の回
転軸方向に対して略直角方向で、操作部11の中央部よ
り右側において(側壁1cに近い側)、矢印H2方向に
操作部11を押圧すると、操作部11は係合部11cを
支点としてシーソ動作すると共に、復帰手段6のバネ性
に抗して駆動体7も凸部7cを支点としてシーソ動作を
行い、右側にある突部7aは下方に移動する。すると、
右側の短めの突部7aが、右側に位置した第2のスイッ
チS2の可動接点5を押圧し、可動接点5が反転して接
点4に接触して、固定接点3と接点4とをONにして接
点の切り換えが行われる。この時、軸部12は、平行状
態を維持して、傾動動作を行うことがないようになって
いる。次いで、操作部11の矢印H2方向の押圧を解除
すると、復帰手段6によって駆動体6、操作部11は元
の状態に戻ると共に、突部7aによる可動接点5への押
圧が解除されるため、可動接点5も、元の状態に反転し
て戻り、スイッチS2は、OFFの状態に切り換えられ
る。
【0024】次に、図7に示すように、操作部11の回
転軸方向に対して略直角方向で、操作部11の中央部よ
り左側において(側壁1bに近い側)、矢印H3方向に
操作部11を押圧すると、前述と同様のに、操作部11
は係合部11cを支点としてシーソ動作すると共に、復
帰手段6のバネ性に抗して駆動体7も凸部7cを支点と
してシーソ動作を行い、左側にある突部7aは下方に移
動する。すると、左側の短めの突部7aが、左側に位置
した第3のスイッチS3の可動接点5を押圧し、可動接
点5が反転して接点4に接触して、固定接点3と接点4
とをONにして接点の切り換えが行われる。この時、軸
部12は、平行状態を維持して、傾動動作を行うことが
ないようになっている。次いで、操作部11の矢印H3
方向の押圧を解除すると、復帰手段6によって駆動体
6、操作部11は元の状態に戻ると共に、突部7aによ
る可動接点5への押圧が解除されるため、可動接点5
も、元の状態に反転して戻り、スイッチS3は、OFF
の状態に切り換えられる。
【0025】上述のような動作により多数のスイッチの
切り換えを行うことが出来るが、このような多入力スイ
ッチを、例えばラジオに使用した場合は、回転型電気部
品Rを手動による選局に用い、スイッチS1をメモリー
として使用して、選局された局をスイッチS1でメモリ
ーし、また、スイッチS2を、周波数アップによる自動
選局に、更に、スイッチS3を、周波数ダウンによる自
動選局に使用して、自動選局された局をスイッチS1で
メモリーするようにして使用できるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明の多入力スイッチは、操作部の回
転動作で回転型電気部品を操作し、また、操作部のシー
ソ動作によって複数のスイッチをそれぞれ操作するよう
にしたため、多様な装置に適用できて好適となる。ま
た、スイッチを動作させる際に、回転型電気部品全体が
移動することが無く、従って、スペースフアクタが良
く、小型のものが提供できる。また、回転型電気部品全
体が移動しないため、従来のような摺動接点と固定接点
が不要となり、長寿命化が図れると共に、安価なものを
提供できる。
【0027】また、操作部のシーソ動作を復帰させるた
めの復帰手段を設けたため、スイッチ操作が確実で、安
定した動作の多入力スイッチを提供できる。
【0028】また、操作部の回転動作によって、軸部を
介して回転型電気部品を操作し、また、操作部のシーソ
動作によってスイッチをそれぞれ操作するようにしたた
め、回転型電気部品全体が移動することが無く、従っ
て、スペースフアクタが良く、小型のものが提供でき
る。
【0029】また、駆動体を介してスイッチがそれぞれ
操作されるようにしたため、操作部の動作を別部材であ
る駆動体に伝達でき、このため、スイッチの配置等に自
由度を持たせることが出来、融通性のあるのもが得られ
ると共に、シーソ動作の可能な多入力スイッチを提供で
きる。
【0030】また、駆動体のシーソ動作を復帰させるた
めの復帰手段を設けたため、スイッチ操作が確実で、安
定した動作の多入力スイッチを提供できる。また、操作
部の回転動作、及びシーソ動作による操作の他に、操作
部の回転軸方向に対して略直角方向の移動動作によっ
て、もう一つのスイッチが操作されるようにしたため、
多数のスイッチの操作が可能となり、多様な装置に適用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多入力スイッチの要部断面正面図。
【図2】図1のA−A線における断面側面図。
【図3】図1のB−B線における断面側面図。
【図4】本発明の多入力スイッチの分解斜視図。
【図5】本発明の多入力スイッチの動作を説明するため
の要部断面正面図。
【図6】本発明の多入力スイッチの動作を説明するため
の要部断面正面図。
【図7】本発明の多入力スイッチの動作を説明するため
の要部断面正面図。
【図8】従来の多入力スイッチの斜視図。
【図9】従来の多入力スイッチの要部の断面図。
【図10】従来の多入力スイッチの要部の断面図。
【図11】従来の多入力スイッチに係る絶縁基板の斜視
図。
【符号の説明】
1 ケース 1a 底壁 1b、1c,1d,1e 側壁 1f 長孔 1g,1h 係止部 1j 凹部 1k,1m 溝 2 筺体 2a 凹部 2b 収納部 2c 孔 S1,S2,S3 スイッチ 3 固定接点 4 接点 5 可動接点 6 復帰手段 6a 孔 6b 板部 6c バネ部 6d 腕部 6e 孔 7 駆動体 7a 突部 7b 底壁部 7c 凸部 7d 側壁部 7e 受け部 7f 側壁部 R 回転型電気部品 8 回転体 8a 孔 8b 凹凸部 8c 可動接点 9 バネ 10 カバー 10a 固定接点 11 操作部 11a 刻み部 11b 挿通孔 11c 係合部 11d 突部 12 軸部 12a 一端部 12b 中間部 12c 他端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−150778(JP,A) 特開 平8−185764(JP,A) 特開 平8−287784(JP,A) 特開 平8−329784(JP,A) 特開 平10−177831(JP,A) 実開 平3−112907(JP,U) 実開 平5−55432(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 25/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転動作、及びシーソ動作が可能な円筒
    状の操作部と、この操作部回転軸方向に配設された回
    転型電気部品と、前記操作部の回転軸方向に対して直角
    方向に配設された一対のスイッチとを備え、前記操作部
    の前記回転動作で前記回転型電気部品を操作し、また
    前記操作部の中央部より右側と左側を押圧することによ
    って前記操作部がシーソ動作を行い、このシーソ動作に
    よって前記スイッチをそれぞれ操作するようにし 前記操作部は、円筒軸方向に挿通孔と、この挿通孔内に
    設けられた係合部とを有し、前記回転型電気部品は、回
    転体を有し、前記挿通孔内には、前記係合部と前記回転
    体とに係合させた状態で軸部が配置され、前記操作部の
    回転動作によって、前記軸部を介して前記回転体を回転
    させて、前記回転型電気部品を操作し、また、前記操作
    部を保持する駆動体がシーソ動作可能にケースに保持さ
    れ、前記操作部の前記右側と前記左側の押圧によって、
    前記操作部が前記係合部を中心としてシーソ動作して、
    前記操作部と共に前記駆動体がシーソ動作して、前記駆
    動体を介して前記スイッチがそれぞれ操作されるように
    し、さらに、前記操作部の中央部を押圧した時、前記操
    作部は、回転軸方向に対して略直角方向の移動動作が可
    能であると共に、前記一対のスイッチの間にもう一つの
    スイッチが配置され、前記操作部が回転軸方向に対して
    略直角方向に移動動作した時、前記もう一つのスイッチ
    が操作されるようにした ことを特徴とする多入力スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 前記駆動体のシーソ動作を復帰させるた
    めの復帰手段を設け、この復帰手段がH状に形成された
    金属のバネ板から成ることを特徴とする請求項1記載の
    多入力スイッチ。
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