JP2557784Y2 - タクトスイッチ - Google Patents

タクトスイッチ

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JP2557784Y2
JP2557784Y2 JP1990076054U JP7605490U JP2557784Y2 JP 2557784 Y2 JP2557784 Y2 JP 2557784Y2 JP 1990076054 U JP1990076054 U JP 1990076054U JP 7605490 U JP7605490 U JP 7605490U JP 2557784 Y2 JP2557784 Y2 JP 2557784Y2
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JP
Japan
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elastic member
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tact switch
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pressing
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雅博 鈴木
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 操作ボタンにより押圧されるアクチュエータと、この
アクチュエータにより伝達される押圧力によって接点の
開閉を行うと共に押圧力解除後はアクチュエータを初期
位置に復帰保持する弾性部材とを有し、上記弾性部材に
は、上記アクチュエータの端部を支持する補助弾性部材
が一部に形成され、上記弾性部材は、上記接点の周囲に
設けられたケース内に挿入され、上記アクチュエータが
初期位置のときに、上記アクチュエータと上記弾性部材
との間に一定の間隙を持たせるようにしたタクトスイッ
チであって、スポンジ等の操作ボタン復帰用のクッショ
ン材を設けることなく良好な押圧フィーリングを維持す
ることが可能となると共に、スイッチの組み付けが容易
に行える。
〔産業上の利用分野〕 本考案は操作ボタンの押圧操作により接点を開閉して
オン・オフ動作を行うためのタクトスイッチに関する。
さらに詳しく言えば、本考案は、オーディオ機器等の
電装品の前面部に配置された種々の操作ボタンを押圧操
作したときにこれらの操作ボタンを押圧状態に保持しな
くともスイッチオン・オフに動作が行える機能を備えた
タクトスイッチについて言及するものである。
〔従来技術〕
第7図および第8図は従来のタクトスイッチの一例を
示す図であり、第7図はその分解斜視図、第8図は第7
図のA−A断面図である。ただし、第8図においてはタ
クトスイッチの組立後の状態を示すこととする。
ここでは、タクトスイッチ1は、凸状の押圧面Sを有
するキートップ等のアクチュエータ2と、このアクチュ
エータ2により伝達される押圧力によって弾性変形を行
う板バネ等の弾性部材4と、接点3が固定された取付板
13を有し、かつ、アクチュエータ2および弾性部材4を
収容するケース6と、このケース6の上部全体およびア
クチュエータ2の一部を覆うカバー8とから構成され
る。もし、ユーザが、指等により操作ボタン10(第9図
および第10図にて後述する)等を押圧操作すれば、アク
チュエータ2の押圧面Sが押圧されて導電性の弾性部材
4の中央部が弾性変形を起し、ケース6の接点3に接触
する。このときに、接点3が閉じて(または開いて)こ
の接点3に接続された端子7より電気回路に電流が流
れ、タクトスイッチ1がオンまたはオフの状態になる。
ここで、上記弾性部材4は、変形時に反転して一定の押
圧フィーリング(クリック感)をユーザに与えると共
に、ユーザが指を離して押圧力が解除されたときに直ち
に元の形状に復帰するような構造になっている。上記の
スイッチオン・オフの状態は、電気回路内のメモリ等に
記載される。さらに、押圧力解除後は、弾性部材4の中
央部の弾性力によってアクチュエータ2が常に初期位置
に保持された状態になっている。この状態では、アクチ
ュエータ2は弾性部材4の中央部に直接接触している。
第9図および第10図は上記のタクトスイッチを電装品
に適用した場合の一例を示す図であり、第9図はその正
面図、第10図は第9図のB−B断面図である。ただし、
第9図では、タクトスイッチ1が前面板9の裏面側に配
置されているので、上記タクトスイッチ1は図示されて
いない。また、第10図では1個の操作ボタン10およびタ
クトスイッチ1の断面を示すこととする。
ここでは、スイッチオン・オフ用の電気回路が形成さ
れた配線基板17上に端子7を半田付け等により固定する
ことによってタクトスイッチ1を実装している。一方、
電装品の前面部に位置する前面板9には、AM/FM切換お
よびチャネル選択等の各種機能が表示された種々の操作
ボタン10が配置されている。さらに、これらの操作ボタ
ン10の各々の裏面側には、配線基板1に実装されたタク
トスイッチ1(第10図)が配置されている。もし、ユー
ザが、所定の操作ボタン10を選択的に押圧操作すれば、
この操作ボタン10の動きに応じてタクトスイッチ1の押
圧面Sが押圧されて目的とするスイッチオン・オフ動作
が行われる。
一般に、電装品の前面板9の裏面側にはタクトスイッ
チ1以外にも多くの回路部品を配置しなければならない
ので、上記タクトスイッチ1のスペースが制限される傾
向にある。このため、タクトスイッチ1のケース6の寸
法も制限されてスイッチ内部の弾性部材4(第7図およ
び第8図)の押圧方向のストロークの上限が抑えられる
ので、上記弾性部材4の弾性力をそれほど大きくするこ
とはできない。ここで、操作ボタン1をアクチュエータ
の押圧面Sに直接当てる設計をした場合、操作ボタン10
およびタクトスイッチ1の位置のばらつき等によって押
圧面Sが常時押圧されているかまたは半ば押しかけの状
態になったときは、弾性部材4の弾性力(復原力)が減
少して押圧操作時に充分な操作感が得られなくなり、押
圧フィーリングの低下を招くおそれがある。この不都合
を解消するために、従来は、第10図に示すように、操作
ボタン10とタクトスイッチ1との間に一定のクリアラン
ス(空走距離)を設け、かつ、押圧操作後に操作ボタン
1を定位置に復帰させるためのスポンジ等のクッション
材11を配置していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のとおり、タクトスイッチ1をオーディオ機器等
の電装品に使用する場合、従来は、押圧フイーリングの
低下を防止するために、タクトスッチ1以外にスポンジ
等のクッショク材11を設けていた。このクッション材11
は、操作ボタン10の各々の形状やレイアウト等を考慮し
ながら個々に作製しなければならない。このため、上記
クッション材11を作製するための手間および工数が増大
する。その上、上記クッション材は通常不透明なので、
操作ボタン10上の表示文字を配線基板17上のランプ(図
示されていない)により照明したい場合等は、その寸法
が制限されて良好な押圧フィーリングを得ることが難し
くなる。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、ス
ポンジ等の操作ボタン復帰用のクッション材をわざわざ
設けなくとも良好な押圧フィーリングが得られるタクト
スイッチを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、操作ボタン1により押圧されるアクチュエ
ータ2と、このアクチュエータ2により伝達される押圧
力によって接点3の開閉を行い、かつ、上記押圧力解除
後は上記アクチュエータ2を初期位置に復帰保持する弾
性部材4とを有するタクトスイッチにおいて、上記弾性
部材4には、上記アクチュエータ2の端部を支持する補
助弾性部材が一部に形成され、上記弾性部材4は、上記
接点3の周囲に設けられたケース6内に挿入され、上記
アクチュエータ2が初期位置のときに、上記アクチュエ
ータ2と上記弾性部材4との間に一定の間隙を持たせる
ようにしたものである。
〔作用〕
本考案においては、タクトスイッチ1のケース6内の
板バネ等の弾性部材4の一部、例えば4隅に補助弾性部
材を形成し、この補助弾性部材によりアクチュエータ2
と弾性部材4の中央部との間に、操作ボタン10の空走距
離(第10参照)に相当する隙間を持たせている。このよ
うにすれば、クッション材を設けずに操作ボタン10をタ
クトスイッチ1の押圧面Sに直接当てる設計をした場合
でも、タクトスイッチ内部に形成された隙間によって操
作ボタン10の非押圧時に弾性部材4が押圧された状態に
なるのが防止されるので、ユーザは、押圧操作時に充分
な操作感を味わうことができる。
かくして、本考案では、操作ボタンを復帰させるため
のクッション材を設けることなく良好な押圧フィリーリ
ングを得ることが可能になると共に、スイッチの組み付
けが容易に行える。
〔実施例〕
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示す図で
あり、第1図はその側面を断面にて示す図、第2図は第
1図の弾性部材の構成の拡大斜視図である。なお、前述
した構成要素と同様のものについては、同一の参照番号
を付して表す。
ここでは、板バネ等の弾性部材4の4隅に補助弾性部
材5を形成している。さらに、この補助弾性部材5とし
て、操作ボタン10の非押圧時にアクチュエータ2を所定
の位置に保持してアクチュエータ2と弾性部材5の中央
部との間に一定の隙間を与えるための4つの補助バネ片
15を設けている。これらの補助バネ片15は、導電性の薄
板に対し打ち抜き加工および曲げ加工を行うことによっ
て弾性部材4と一体化して成形することが可能である。
したがって、補助バネ片15を加工しても、タクトスイッ
チ1の組立工数が増大することはない。なお、弾性部材
4の弾性力により生成される操作ボタン10の押圧フィー
リングをできる限り損なわないようにするために、補助
バネ片15の各々は、アクチュエータ2を所定の位置に保
持するために最低限必要な微小なバネ圧が生じるように
作製するのが好ましい。
上記第1実施例においては、オーディオ機器等の電装
品を設計する際に操作ボタンを復帰させるためのクッシ
ョン材(第10図)を削除することができるので、このク
ッション材によるスペースが節減されてより自由度のあ
る設計が可能となる。さらに、クッション材削除による
コストダウンも可能となる。
第3図および第4図は本考案の第2実施例を示す図で
あり、第3図はその側面を断面にて示す図、第4図は第
3図の弾性部材の構成の拡大斜視図である。
ここでは、補助弾性部材5として、弾性部材4の4隅
において4つの折り畳み式バネ片25を形成している。こ
れらの折り畳み式バネ25の各々は蛇腹状になっており、
アクチュエータ2からの押圧力により伸縮可能な状態で
上記アクチュエータ2を所定の位置に保持している。
上記第2実施例においては、折り畳み式バネ片25の折
り畳みの段数を多くすれば、アクチュエータ2の端部と
弾性部材4の端部との間隔が広くなって弾性部材4のス
トロークをより大きくすることができる。このため、弾
性部材4の中央部の弾性力が充分大きくなって、前記第
1実施例(第1図および第2図)よりも良好な押圧フィ
ーリングが得られると共に設計の余裕度が大きくなる。
第5図および第6図は本考案の第3実施例を示す図で
あり、第5図はその側面を断面にて示す図、第6図は第
5図の弾性部材の構成の拡大斜視図である。
ここでは、補助弾性部材5として、弾性部材4の両端
部に1対の舌状バネ片35を形成している。この場合、補
助弾性部材5の形状が前記第1実施例(第1図および第
2図)および第2実施例(第3図および第4図)よりも
単純なので、打ち抜き加工および曲げ加工がより簡単に
なるという利点を有している。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、タクトスイッチ
の内部で操作ボタンの空走距離を持たせているので、操
作ボタン復帰用の余計なクッション材を設けることなく
良好な押圧フィーリングを得ることが可能になると共
に、スイッチの組み付けが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の側面を断面にて示す図、 第2図は第1図の弾性部材の構成の拡大斜視図、 第3図は本考案の第2実施例の側面を断面にて示す図、 第4図は第3図の弾性部材の構成の拡大斜視図、 第5図は本考案の第3実施例の側面を断面にて示す図、 第6図は第5図の弾性部材の構成の拡大斜視図、 第7図は従来のタクトスイッチの分解斜視図、 第8図は第7図のA−A断面図、 第9図はタクトスイッチを電装品に適用した場合の一例
を示す正面図、 第10図は第9図のB−B断面図である。 図において、 1……タクトスイッチ、2……アクチュエータ、3……
接点、4……弾性部材、5……補助弾性部材、6……ケ
ース、7……端子、8……カバー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作ボタン(1)により押圧されるアクチ
    ュエータ(2)と、該アクチュエータ(2)により伝達
    される押圧力によって接点(3)の開閉を行い、かつ、
    該押圧力解除後は前記アクチュエータ(2)を初期位置
    に復帰保持する弾性部材(4)とを有するタクトスイッ
    チにおいて、 前記弾性部材(4)には、前記アクチュエータ(2)の
    端部を支持する補助弾性部材(5)が一部に形成され、
    前記弾性部材(4)は、前記接点(3)の周囲に設けら
    れたケース(6)内に挿入され、前記アクチュエータ
    (2)が初期位置のときに、該アクチュエータ(2)と
    前記弾性部材(4)との間に一定の間隙を持たせるよう
    にしたことを特徴とするタクトスイッチ。
JP1990076054U 1990-07-19 1990-07-19 タクトスイッチ Expired - Lifetime JP2557784Y2 (ja)

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JPH0435321U JPH0435321U (ja) 1992-03-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50131572U (ja) * 1974-04-03 1975-10-29

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JPH0435321U (ja) 1992-03-24

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