JPH0193015A

JPH0193015A - キートップ付ラバースイッチ

Info

Publication number: JPH0193015A
Application number: JP62249994A
Authority: JP
Inventors: Nobuo Koshikawa; 越川　信夫
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1987-10-05
Filing date: 1987-10-05
Publication date: 1989-04-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概　要〕キートップとラバーの一方に穴、他方に突出部をそれぞ
れ設け、該突出部を前記穴に圧入させてキートップをラ
バーに支持せしめ、該ラバーの弾性を利用してキートッ
プを操作することによりスイッチ動作を行わせるように
したキートップ付ラバースイッチに関し、キートップがラバーから外れることなくかつ長期間使用
してもキートップとラバーの位置関係が不変で、ボタン
（キートップ）の押圧力やストロークを一定に維持して
ボタン操作の際の違和感をなくすることを目的とし、前記穴及び突出部の一方に、前記突出部を穴へ挿入する
方向と直角な側に突き出た爪を、他方に、該爪に嵌合す
る溝をそれぞれ設けたことを特徴とするキートップ付ラ
バースイッチを構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、電話器等に使用されるキートップ付ラバース
イッチ、侍にキートップとラバーの一方に穴、他方に突
出部をそれぞれ設け、該突出部を前記穴に圧入させてキ
ートップをラバーに支持せしめ、該ラバーの弾性を利用
してキートップを操作することによりスイッチ動作を行
わせるようにしたキートップ付ラバースイッチに関する
。

〔従来の技術〕

第４図及び第５図は従来のキートップ付ラバースイッチ
の構造を示すもので、第４図は正常時の状態、第５図は
経時変化等により不具合が発生した状態をそれぞれ示す
。これらの図において、１は電話器のケース、２は基板
、３．４は接点（導電層）、５．６は導電パターン、１
０°　はキートップ、２０′はラバー、２６は導電ゴム
である。

電話機の本体又はテンキーの有する受話器のケース１に
は、テンキー等のキーが装入される矩形の穴１ａが多数
段けられ、各人１ａには個々のキートップ１０゛が装入
されている。一方、電話機の本体や受話器の内部に、ケ
ース１の面と略平行に設置された基板２上には、ラバー
スイッチを形成する１枚のラバー２０゛が取付けられて
いる。

キートップ１０′は適当な樹脂の成形品として構成され
、ケース１の穴１ａに緩く嵌合しかつこの穴より上方へ
突出するトップ部１１と、ケース１の裏面に当接するベ
ース部１２とからなり、下側にはラバー２０″の上方突
出部２′１が圧入される穴１４を有する。

ラバー２０゛はシリコンゴム等の弾性体で１枚の成形品
として構成され、基板２上に接触・固定されている平面
状の本体部分から各人１ａ、即ち各キートップ１０′に
対応して上方に突出した部分を有する。そして、各突出
部の上部２１は上述のようにキートップ１０’　の穴１
４に圧入され、下部の円錐状部分２２は、その上面がキ
ートップ１０’のベース部１２の下面に接触する（第４
図）とともに、内側窪み２４の上面には基板面２面と平
行に導電ゴム２６が接着されている。

基板２の表面には、各キートップ１０°、即ちラバー２
０’　の導電ゴム２６に対応する位置に一対の接点（導
電層）３．４が形成され、それぞれ導電パターン５．６
に接続されている。第４図に示すような組付状態で、ラ
バー２０°はその弾性力でキートップｌＯ°を軽（上方
へ押圧し、キートップ１０”のベース部１２をケース１
の裏面に当接せしめていて、導電ゴム２６と基板上の導
電層３．４との間に所定のストロークｈを確保している
。従って、キートップ１０°を例えばＦの力で下方へ押
圧することにより、キートップ１０゛はケース１の穴１
ａにガイドされて下降するとともに、ラバー２０′　も
キートップ１０”　と−緒にストロークｈだけ下降し、
導電ゴム２６が一対の接点（導電Ｎ）３．４に接触して
、これらの導電層３．４を短絡させ、スイッチをＯＮと
する。キートップ１０’を放せば、ラバー２０’　の復
元力によりラバー２０′及びキートップ１０’　が元の
位置へ上昇してスイッチをＯＦＦとする。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のような構造のラバースイッチにおいて、ラバー２
０′の上部突出部２１をキートップ１０′の穴１４に圧
入することにより、ラバー２０゜（ゴム）とキートップ
１０°　（樹脂）とを結合させているが、その前提とし
て、 ■　組付時、ラバー２０’　の突出部２１がキートップ
ｌＯ゛から抜けないこと（組付時は図示とは逆に、キー
トップ１０゛を下側、ラバー２０゛を上側として圧入す
る）、及び ■　使用時、ラバー２０′　とキートップ１０゛の所定
の位置関係を維持すること、が必要である。

ところが、圧入部である、ラバー２０′の上部突出部２
１とキートップ１０’　の穴１４の寸法精度いかんによ
り、長期間の使用後に、第５図に示すように、キートッ
プｌＯ゛のベース部１２の下面とラバー２０°の円錐状
部分２２の上部との間に隙間αが生じて、ストロークｈ
′となって本来のストロークｈよりも短くなり、ボタン
、即ちキートップｌＯ°を押す力（Ｆ）に変動が生じて
電話機等のボタンを押す感じに違和感を生じる。また、
最悪の場合には、ストロークｈ”が極めて小さく、或い
は殆ど無くなってしまい、４電ゴム２６が基板２上の導
電層３．４に接触状態となってしまうおそれがある。

これは、互いに圧入されるキートップ１０”　とラバー
２０゛との関係が、一方は樹脂で他方はゴムであるため
、長期間のボタンの押圧操作の繰り返しにより、ラバー
（ゴム）　２０′が相互の摩擦保持力に抗して繰り返し
圧縮及び引っ張りを受けることとなり、このような経時
変化により両者間に浮き力が発生して、隙間αが生じる
のである。

そこで、本発明では、キートップ付ラバースイッチにお
いて、キートップがラバーから外れることなくかつ長期
間使用してもキートップとラバーの位置関係が不変で、
ボタンの押圧力やストロークを一定に維持してボタンの
押圧の際の違和感をなくすることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

このような問題点を解決するために、本発明によれば、
キートップとラバーの一方に穴、他方に突出部をそれぞ
れ設け、該突出部を前記穴に圧入させてキートップをラ
バーに支持せしめ、該ラバーの弾性を利用してキートッ
プを操作することによりスイッチ動作を行わせるように
したキートップ付ラバースイッチにおいて、前記穴及び
突出部の一方に、前記突出部を穴へ装入する方向と略直
角な方向に突き出た爪を、他方に、該爪に嵌合する溝を
それぞれ設けたことを特徴とするキートップ付ラバース
イッチが提供される。

〔作　用〕

前記突出部を前記穴に圧入することにより、前記爪と前
記溝が互いに嵌合するので、キートップの操作を長期間
繰り返して行ってもキートップとラバーとの相対的な位
置関係は不変に保たれる。

従って、スイッチ操作の際のキートップ（ボタン）の押
圧力やストロークが常に一定に維持されボタン押圧の違
和感は解消される。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図は本発明のキートップ付ラバースイッチの１実施
例の組付状態を示す断面図、第２図（ａ）及び（ｂ）は
本発明で用いるキートップの１実施例の断面図及び正面
図、第３図（ａ）及び（ｂ）は本発明で用いるラバーの
１実施例の断面図及び正面図である。これらの図におい
て、１は電話器のケース、２は基板、３．４は接点（導
電層）、５．６は導電パターン、１０はキートップ、２
０はラバー、２６は導電ゴムである点は従来と同様であ
る。

適当な樹脂からなるキートップｌＯは、従来と同様のト
ップ部１１、ベース部１２及び圧入穴１４を有する他に
、本発明では、この圧入穴１４の内部から両側に開口し
た左右対称の溝１３を存する。この溝１３はベース部１
２の上面中央部まで延びている。この溝１３の幅はＣ１
溝底からベース部１２の下面までの寸法はＥである。

シリコンゴム等からなるラバー２０は、キートップｌＯ
の穴１４に圧入される突出部２１を有するが、本発明で
は、この突出部２１の両側に突き出て前記キートップ１
０の両側溝１３に嵌合する爪２３（幅はＤ）を設ける。

この爪２３の下面と円錐状部分２２の上面との間に溝２
５が形成され、この溝２５の寸法（爪２３の下面から円
錐状部分２２の上面までの距ｉ９）はＥ゛である。また
、突出部２１には、その上面中央部からほぼ爪２３の下
面の位置まで縦方向に下方にのびたスリット２９が形成
されている。前記爪２３はこのスリット２９に対して両
側に位置する。

組立時、ラバー２０の突出部２１がキートップ１０の穴
１１に圧入されると、爪２３（幅Ｄ）がキートップ１０
の溝１３（幅Ｃ）に嵌合し、キートップ１０のベース部
（寸法Ｅ）はラバー２０の溝２５（寸法Ｅ’　）に嵌合
する。この圧入を容易にするために、略矩形断面のラバ
ー２０の突出部２１の角部分に丸み（Ｒ）を設ける。こ
とにより圧入時にはキートップ１０の穴１１がら空気が
抜け、逆に取り外す時は、穴１１に空気が流入する。

また、圧入時又は取り外す時にスリット２７により突出
部２１が変形し、爪部と溝部との嵌合を容易にしている
。更に、爪部と溝部との嵌合をより確実にするために、
キートップ１０の溝１３の幅Ｃを爪２３の幅りより０．
１〜０．２ｍｍ大きくする。

同様に、キートップ１０のベース部の寸法Ｅをラバー２
０の溝２５の寸法Ｅ’より０．１〜０．２ｍｍ大きくす
る。

第１図に示すような組付状態で、ラバー２０はキートッ
プ１０を上方へ押圧し、キートップ１０のベース部１２
の上面をケース１の裏面に当接せしめていて、導電ゴム
２６と基板上の接点（導電層）３．４との間に所定のス
トロークｈを確保している。本発明では、単にラバー２
０の突出部２１がキートップ１０の穴１１に圧入される
だけでなく、ラバー２０の爪２３とキートップ１０の溝
１３とが相互に嵌合し、かつラバー２０の溝２５とキー
トップ１０のベース部とが相互に嵌合しているので、た
とえ一方がゴム（ラバー２０）で他方が樹脂（キートッ
プ１０）との結合であっても、いわゆる浮きが発生せず
、ラバー２０の突出部２１がキートップ１０から抜ける
ことはなく、また長期間き使用においても、ラバー２０
とキートップ１０の所定の位置関係（ストロークｈ）が
維持される。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によると、圧入部である、ラバー
２０の上部突出部２１とキートップ１０の穴１４の寸法
精度にかかわらず、また長期間の使用後においても、キ
ートップ１０のベース部１２の下面とラバー２０の円錐
状部分２２の上面とは接触した状態に維持され、抜けが
防止されるとともに、所定のストロークｈが変化せず、
従ってキートップ１０を押す力（Ｆ）も変動せず、電話
機等のボタンを押す惑しに違和感を生じることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のキートップ付ラバースイッチの１実施
例の組付状態を示す断面図、第２図（ａ）及び（ｂ）は
本発明で用いるキートップの１実施例の断面図及び正面
図、第３図（ａ）及び（ｂ）は本発明で用いるラバーの
１実施例の断面図及び正面図、第４図及び第５図は従来
のキー）７プ付ラバースイツチの構造を示すもので、第
４図は正常時の状態、第５図は経時変化等により不具合
が発生した状態をそれぞれ示す。１・・・電話器のケース、　　１４・・・穴、２・・・
基板、　　　　　　　２０・・・ラバー、３．４・・・
接点（導電層）、２工・・・突出部、５．６・・・導電パターン、２３・・・爪、１０・・・
キートップ、　　２５・・・溝、１３・・・溝、　　　
　　　　２６・・・導電ゴム。実施例のキートップ付ラバースイッチ第１図１・・・ケース２・・・基板３．４°・・導電層１０・・・キートップ１３・・・溝２１・・・突出部２３・・・爪２５・・・溝２６・・・導電コ゛ム平面図（ｂ）平面図（ｂ）実施例のラバー第３図１・・　ケース２０′・・　ラバー α・・・隙間

Claims

【特許請求の範囲】１、キートップ（１０）とラバー（２０）の一方に穴（
１４）、他方に突出部（２１）をそれぞれ設け、該突出
部を前記穴に圧入させてキートップをラバーに支持せし
め、該ラバーの弾性を利用してキートップを操作するこ
とによりスイッチ動作を行わせるようにしたキートップ
付ラバースイッチにおいて、前記穴（１４）及び突出部
（２１）の一方に、前記突出部を穴へ圧入する方向と直
角な側に突き出た爪（２３）を、他方に、該爪に嵌合す
る溝（１３）をそれぞれ設けたことを特徴とするキート
ップ付ラバースイッチ。２、キートップ（１０）に穴（１４）が、ラバー（２０
）に突出部（２１）がそれぞれ設けられ、該突出部（２
１）には、該突出部を穴へ圧入する方向と直角な両側に
突き出た爪（２３）が設けられ、前記穴（１４）には、
前記両側の爪に嵌合する溝（１３）が両側に設けられる
特許請求の範囲第１項記載のキートップ付ラバースイッ
チ。３、キートップ（１０）は樹脂で構成される特許請求の
範囲第２項記載のキートップ付ラバースイッチ。