JP3936852B2 - スライド操作式スイッチ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケースに対してスライド作動自在に収められたスライド部材と、このスライド部材を中立位置に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗してスライド部材を操作した際に電気的な導通状態に達する導通部とを備えているスライド操作式スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のように構成されたスライド式スイッチとして特開平10‐302576号公報に示されるものが存在し、この従来の技術では、ケース内部に弾性的に変形可能な4つの細長接片を備えると共に、この4つの細長接片に挟込まれる状態でスライダを備えることで、スライダを十字方向、及び、押し込み方向に操作自在に構成し、かつ、非操作状態では細長接片からの付勢力によってスライダを十字方向での中立位置に保持するよう構成しており、スライダを十字方向の何れかに操作した場合には細長部材が弾性的に変形して固定接点と接触することによって操作状態を電気的に検出し、スライダを押し込み操作した場合にはドーム状の可動接点の中央部が変位して常開固定接点と常閉固定接点とを導通状態に設定することにより操作状態を電気的に検出できるよう構成されている。又、上記のように構成されたスライド式スイッチと類似する入力装置(スイッチ)として特開平7‐235240号公報に示されるものが存在し、この従来の技術では、円盤状あるいは環状に形成された共通接点に対して操作基板のリング状ボスを嵌め込み、この操作基板に突設された操作ノブを介して該共通接点を操作自在に構成すると共に、この共通接点の変形時に接当可能な位置に位置接点を配置することにより、操作ノブを操作した際には、共通接点と位置接点とが接触して操作状態を電気的に検出できるよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
携帯電話機やゲーム機のコントローラに備えられるスイッチを考えるに、小型化が求められるばかりでなく、1つのスイッチに複数の操作形態を設定して多機能性が求められる傾向にある。その一例として、筐体の外壁と平行するX−Y方向(例えば、十字方向)への操作と、これに直交するZ方向(押し込み側)への操作を可能にする構成が考えられる。
【0004】
この点を勘案して前述した従来の技術を考えると、前者の構成では、押し込み操作の検出を行えるよう構成されているものであるが、十字方向への操作の系に4つの細長部材を用いることから、部品点数が増大し、部品数に応じて組立にも手間が掛かりやすいものとなっている。特に、小型化を図る場合に、この構造のままスケールダウンすることも考えられるが、夫々の部品を単純に小型化しただけでは個々の部品取扱が困難となり、結果として組立に手間が掛かるものとなり改善の余地がある。
【0005】
そこで、従来の技術のうち後者の構成を考えると、この構成では部品数も少なく、小型化が容易と考えられる。しかしながら、この従来の技術のうちの後者では共通接点を導通が可能な素材でエンドレスの環状に成形することが技術的に困難であるばかりでなく、この構成では共通接点に電気的に導通するための導電経路を必要とするものであり、しかも、この導通経路が共通接点の位置が変動する際にも導通状態を維持しなくてはならないため、却って構造が複雑化する面も現れるものとなっている。
【0006】
又、後者の構成では、共通接点に対してリング状ボスを嵌め込む構造であるので、この操作基板が共通接点の環状部の内部で回転することや、プリント基板に対して共通接点が回転することが避けられず、例えば、操作ノブに対して操作方向に対応した文字等(右や左の文字や、UP、DOWN等の文字)を記すことで操作方向を示しても、その文字等が示す方向と位置接点との関係に食い違いを生ずるものとなり改善の余地がある。
【0007】
本発明の目的は、多機能でありながら部品点数が少なく、小型化しても組立が容易なスライド操作式スイッチを合理的に構成する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るスライド操作式スイッチの特徴、作用・効果は次の通りである。
〔特徴〕
ケースに対してスライド作動自在に収められたスライド部材と、このスライド部材を中立位置に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗してスライド部材を操作した際に電気的な導通状態に達する導通部とを備えているスライド操作式スイッチであって、前記ケースが、正方形となる底壁部と、この底壁部の周部を取り囲む状態で底壁部から直交する姿勢となるように底壁部と一体形成した4辺の側壁部とを備えたケース本体、及び、このケース本体の開口を覆う蓋体を備えて構成され、前記スライド部材が、前記底壁部と直交する方向視で正方形に成形され、かつ、前記底壁部と前記蓋体との間の空間に収容される厚みに成形され、前記付勢部材が、スライド部材の4つの周壁部を前記4辺の側壁部と平行となる姿勢で嵌め込み支持する正方形の開口が形成された保持部と、この保持部からスライド部材のスライド作動方向と平行する平面に沿ってケース内面側の前記側壁部の角部に向けて突出形成された4つの突出部とを電気的に絶縁性を有する可撓性素材で一体的に形成し、かつ、前記4つの突出部には前記保持部の開口における角部から前記突出部の形成方向に沿って切り開いた形態となるスリットが形成され、夫々のスリットの前記開口側の端部を、前記開口に嵌め込んだ前記スライド部材の角部を臨ませると共に、前記4つの突出部を前記ケースの前記側壁部の角部の内面に接当させることにより、前記保持部を前記ケースの側壁部から離間させる中立位置を作り出すように構成され、前記導通部が、ケース内面側の前記4辺の側壁部に形成された一対の電極と、この一対の電極に対向する位置に配置され、前記一対の電極と接触することにより一対の電極を導通させるように前記付勢部材の前記保持部に備えた導電体とで構成されることにより、前記開口に嵌め込まれたスライド部材が前記スライド作動方向において非操作状態にあれば、このスライド部材が前記スライド作動方向において中立位置に保持され、かつ、前記一対の電極と、対向する位置の導電体が離間状態を維持し、前記スライド部材、あるいは、前記スライド部材を操作する被操作部材が、前記スライド作動方向と直交する方向へ押し操作された際に、この押し操作力に基づいて電気的な導通状態に達する、あるいは、電気的な導通が遮断される状態に達する接点部を備えている点にある。
【0009】
〔作用・効果〕
上記特徴によると、ケースに対して付勢部材を備え、この付勢部材の保持部の開口に対してスライド部材を嵌め込む形態で保持することでスライド部材の位置が決まるので、従来の技術で挙げたもののように複数のバネ材を用いるものと比較して組立が容易になる。又、スライド部材が非操作状態にある場合には付勢部材の付勢力によって該スライド部材が中立位置を維持し、このスライド部材をスライド作動方向に操作した場合には付勢部材が変形すると共に、スリットが拡大することによって、この付勢部材の保持部に備えた導電体とケース内面に形成した電極とを導通状態にするのでスイッチとして充分に機能する。又、スライド部材をスライド作動方向と直交する方向に押し操作力が作用した場合には、接点部が電気的な導通状態に達する、あるいは、電気的な導通が遮断される状態に達するものとなり、この操作も電気的に検出できるものとなる。その結果、部品数の低減が可能であるばかりか、小型化を図っても組立が容易でスライド方向と直交する方向への操作も検出可能なスライド操作式スイッチが合理的に構成されたのである。
【0010】
本発明の請求項2に係るスライド操作式スイッチの特徴、作用・効果は次の通りである。
〔特徴〕
請求項1のスライド操作式スイッチにおいて、前記接点部が、前記スライド部材のスライド作動方向と直交する側に位置するケース壁面に形成された固定接点と、前記押し操作時に固定接点と接触して導通状態に達する可動接点とで構成されると共に、この可動接点が非操作状態では固定接点と離間状態を維持し、押し操作力が作用した際に弾性変形して固定接点と接触して導通状態に達する弾性体で構成されている点にある。
【0011】
〔作用・効果〕
上記特徴によると、押し操作力が作用した場合には、弾性体で成る可動接点が弾性変形して固定接点に接触して導通状態に達する。つまり、この押し込み方向へ非操作状態にある場合には、可動接点の弾性によって非導通状態を維持し、押し込み方向に操作力が作用した場合にのみ導通状態に達するものとなる。その結果、押し込み方向への操作も導通により検出できるものとなったのである。
【0012】
本発明の請求項3に係るスライド操作式スイッチの特徴、作用・効果は次の通りである。
〔特徴〕
請求項2のスライド操作式スイッチにおいて、前記可動接点が、円板状部材の中央部を反固定接点側に突出させたドーム状に成形されると共に、前記押し操作力が作用した際には可動接点の中央部が固定接点側に弾性変位して固定接点と接触するよう構成されている点にある。
【0013】
〔作用・効果〕
上記特徴によると、可動接点が、円板状部材の中央部を突出させたドーム状に成形されているので、例えば、この可動接点の突出部の側に接触する状態でスライド部材をスライド作動させる構造を採用した場合でも、スライド部材がどのような方向に移動しても、操作抵抗を等しくでき、この可動接点の中央位置から多少外れた位置に押し込み力を作用させても該可動接点の中央位置を弾性変形させて導通状態を作り出すことが可能となる。その結果、スライド方向への操作を円滑に行わせながら、このスライド方向へ操作した状態での押し込み操作も検出可能となるのである。
【0014】
本発明の請求項4に係るスライド操作式スイッチの特徴、作用・効果は次の通りである。
〔特徴〕
請求項1記載のスライド操作式スイッチにおいて、前記被操作部材が、前記スライド部材のスライド作動方向と直交する側のケース外に配置されると共に、前記スライド部材が前記付勢部材に対し前記スライド作動方向と直交する方向に移動自在に支持され、前記被操作部材をケース側に押し込む操作を行った際には、被操作部材とスライド部材とが一体的に移動して前記接点部を操作するよう構成されている点にある。
【0015】
〔作用・効果〕
上記特徴によると、スライド部材と被操作部材とが連結されているので、被操作部材をスライド方向に操作した場合には、付勢部材を変形させることで、この操作状態を電気的に検出するものとなり、被操作部材を押し込み方向に操作した場合には、付勢部材に対してスライド部材が相対移動して接点部を操作して、この操作状態を電気的に検出するものとなる。その結果、ケース外部に配置した被操作部材の円滑な作動を許容しながら、その操作方向を確実に検出するものとなったのである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、非操作状態では人為操作可能な被操作部材としてのキートップ1が中立位置N(非操作位置)に保持されると共に、この中立位置Nを基準にしてキートップ1がX方向と、これに直交するY方向と、このX方向とY方向とを合成した方向と、これらの方向に直交するZ方向(押し込み方向)とに操作されたことを電気的に検出するスライド操作式スイッチが構成されている。
【0021】
このスライド操作式スイッチは、家庭電化製品のリモートコントローラや携帯電話や、ゲーム機器のコントローラや、自動車のパネル等に備えられるものであり、その主要な構成は前記キートップ1とケースCとで成り、キートップ1とケースCとの間に家庭電化製品のパネル等が配置される。本発明は、このスライド操作式スイッチを、小型化と組み立てとを容易にし、しかも、キートップ1の回転を阻止する点に特徴を有するものであり、その構成を以下に説明する。
【0022】
図1〜図4及び図7に示すように、前記ケースCは図1〜図3においては下側に配置されるケース本体2と、図1〜図3においてケース本体2の上部の開口を覆う蓋体3とで成り、このケース本体2の内部に対して付勢部材4と、スライド部材5と、ガイド板15と、可動接点16とを配置し、これらの上部を覆う位置にシート材6を配置してあり、更に、蓋体3の上方位置に前記キートップ1を配置してある。
【0023】
スライド部材5のスライド方向と直交する方向視(図4に示す方向視)でケース本体2は、正方形となるよう4辺の側壁部2A、2B、2C、2Dと底壁部2EとをABS樹脂やPPS樹脂等の樹脂材を用いて上方に開放した形状に構成してある。このケース本体2の底壁部2Eのうち4辺の側壁部2A、2B、2C、2Dで形成される4つの角部の近傍部位に中央部より浅くなる支持部2Fを形成し、又、正方形を成す4辺の側壁部2A、2B、2C、2Dの内面に対して銅合金等の良導体で成る一対の電極7、7を備え、これらの電極7、7と一体形成された導通端子8、8をケース本体2の外面に突設してある。
【0024】
又、底壁部2Eの中央位置に円形の窪み部2Hを形成し、この窪み部2Hの内部中央位置に第1固定接点17を形成し、この第1固定接点17を中心とする位置にリング状の第2固定接点18を銅合金などの良導体で形成しており、この第2固定接点18と導通する第2端子19と、第1固定接点17と導通する第1端子20とをケース本体2の外面に突設してある。更に、前記可動接点16を図3に示す如く銅合金等の良導体で成る金属製の円板をドーム状に成形し、この可動接点16の突出側をケース本体2の開口側(図において上側)に向けた姿勢で窪み部2Hに嵌め込む状態で配置することにより、その外周部を第2固定接点18に接触させて導通状態にし、かつ、中央部を第1固定接点17と離間させてある。この可動接点16と第1固定接点17と、第2固定接点18とで接点部Pが構成されている。
【0025】
そして、キートップ1を底壁部2Eの側(Z方向)に押し込み操作した場合には、後述するように可動接点16が弾性変形することによって中央位置が第1固定接点17に接触するものとなり、この接触による第1端子20と第2端子19との導通によりキートップ1の押圧操作を検出できるものとなる。又、この可動接点16は圧力の作用時に中央部が所定量以上、押し込み方向に弾性変形した場合には復元方向への付勢力が大きく低下する性能のものを使用して押し込み操作時にクリック感を得られるものにしている。
【0026】
4辺の側壁部2A、2B、2C、2Dの外面に複数の係合突起2Gを突出形成してあり、蓋体3はケース本体2の開口を覆う大きさの正方形で中央部に開口3Aを有した形状となるようアルミニウムや鉄等の金属材やPET等の樹脂材で成る薄板で構成され、この蓋体3の端部に設けた突片状部位には前記ケース本体2の係合突起2Gと係合自在な開口状の係合部3Bが形成されている。
【0027】
前記付勢部材4はシリコンゴムやエチレンプロピレンゴム(EPDM)やニトリルゴム(NBR)のように柔軟に弾性変形し、電気的に絶縁性を有するエラストマー材(可撓性素材の一例)を用いてあり、この付勢部材4は、ケース本体2より小さい正方形の環状となる保持部4Aと、この保持部4Aの角部から外側に張り出す方向に突出する4つの突出部4Bとを一体化し、かつ、ケース本体2に収納可能な厚みに成形されている。そして、この突出部4Bに対して、保持部4Aの開口4Cと連なるスリットSを形成し、保持部4Aの4辺のうちケース本体2の側壁部2A、2B、2C、2Dに対向する対向面に対して、樹脂等のベースに炭素等を含有させた導電性の導電体9が一体形成されている。
【0028】
特に、このスライド操作式スイッチに用いる付勢部材4は図8及び図9に示すように、保持部4Aと突出部4Bとが一体的に形成された筒状となるよう押出し成形し、この成形物の保持部4Aの外面に帯状の導電体9を接着固定する工程、あるいは、保持部4Aと突出部4Bとを一体的に押出し成形する際に帯状の導電体9をインサートする工程や、図11及び図12に示すように、保持部4Aと突出部4Bとを押出し成形する際に保持部4Aの4辺のうちケース本体2の側壁部2A、2B、2C、2Dに対向する部位に突部4Dを形成し、この突部4Dの外面に導電インクや導電性の塗料をタンポ印刷(パッド印刷)の技術によって導電体9の層を形成する工程により、帯状の導電体9が一体に形成された筒状物を作り出し、この筒状物をケース本体2に収納可能な厚みに切断することにより製造されている。
【0029】
又、この付勢部材4は1つずつ金型を用いて成形により製造することも可能であり、このように成形する際に、図10に示すように、銅合金等の良導体で成る導電体9をインサートして一体化しても良い。
【0030】
前記ガイド板15に対して長手方向X方向に設定して形成されたガイド孔15Aに対して移動自在にスライダー10を支持してあり、このスライダー10に対して該スライダー10の移動方向と直交する方向(Y方向)に移動自在となるよう前記スライド部材5を支持してある。このガイド孔15Aを有したガイド板15と、スライダー10と、スライダー10にスライド部材5をスライド移動自在に支持する系によってガイド機構Tが構成されている。そして、スライド部材5は、前記付勢部材4の保持部4Aの開口4Cの内面に密接する形状となるよう樹脂材で成形されると共に、上面の中央位置に前記キートップ1の軸部1Aが嵌合連結する係合口5Aが形成されている。
【0031】
ガイド機構Tを詳述すると、ガイド板15はケース本体2の内部の底壁部2Eに密接する状態で嵌り込むサイズに形成されることでケース本体2に対して回転不能に支持され、かつ、厚み方向に弾性変形可能となる絶縁性の樹脂板等を用いて構成され、スライダー10の下面側にはガイド孔15Aに係入する突出部10Aを突出形成してあり、又、スライド部材5の下面側にはスライダー10が嵌り込むガイド溝5Tを形成してある。このような構造であるので、スライダー10はガイド板15のガイド孔15Aの長手方向(X方向)にスライド移動自在となり、スライド部材はスライダー10に対して、スライダー10のスライド方向と直交する方向(Y方向)にスライド移動となり、結果としてスライド部材5はケースに対する姿勢を変化させること無く(回転すること無く)X方向、Y方向、及び、X方向とY方向とを合成して方向にスライド移動自在となる。
【0032】
スライド部材5は、付勢部材4の保持部4Aに対して、単に嵌め込まれる構造であるので、スライド方向(X−Y方向)と直交する方向(Z方向)に移動自在となる。スライド部材5を基準としてケース本体2の底壁部2Eの側に対して前記ガイド板15と、可動接点16とを、この順序で配置してあるので、キートップ1がケース本体2の側に押し込み操作された場合には、ガイド板15を弾性変形させながら可動接点16を弾性変形させて、この可動接点16の中央位置を第1固定接点17に接触させるものとなっている。特に、キートップ1がX−Y方向での中立位置にある状況での押し込み操作時に可動接点16を良好に弾性変形させるようスライダー10の下面側に向けて前記突出部10Aをガイド板15より下方に大きく突出させている。
【0033】
図2及び図3に示すように、前記シート材6は摩擦係数が低く良好な滑動性を有すると共に、ケース本体2に収納される大きさで、かつ、スライド部材5のスライド方向に直交する方向視で該スライド部材5より小さい正方形の貫通孔6Aが穿設されている。
【0034】
このように各パーツが構成されているので、このスライド操作式スイッチを組立てる際には、電極7や第1、第2固定接点17、18が既に備えられたケース本体2の内部に可動接点16をセットし、ガイド板15をセットし、このガイド板15のガイド孔15Aに下面の突出部10Aを係入させる状態でスライダー10をセットし、又、このスライダー10が下面のガイド溝5Tに嵌り込む状態でスライド部材5をセットし、このスライド部材5を保持部4Aの内部に嵌め込む状態で付勢部材4をセットし、上面にシート材6を重ね、蓋体3をケース本体2の側に押圧することでケース本体2の複数の係合突起2Gに対し、これらに対応する蓋体3の係合部3Bが係合状態に達する結果、ケース本体2に対して蓋体3が固定されるものとなり、この状態に達した後に、蓋体3の開口3A、シート材6の貫通孔6A夫々を挿通する状態で上方からキートップ1の軸部1Aをスライド部材5の係合5Aに圧入して係合連結する工程を経て該スライド操作式スイッチが完成するものとなる。
【0035】
そして、このように組立られたスライド操作式スイッチは、キートップ1を操作しない状態では、キートップ1がX−Y方向での中立位置Nにあり、接点部Pも非導通状態にある。そして、その内部は図4に示すように、付勢部材4の付勢力によってスライド部材5がケース本体2の中央に位置し、ケース本体2の電極7、7と付勢部材4に備えた導電体9とは離間状態にあり、何れの電極7、7と、これに対応する導電体9とは絶縁する状態に維持される。
【0036】
次に、キートップ1を側壁部2A、2B、2C、2Dと直交する方向(X方向、Y方向の何れかに沿う方向)として、例えば、図5において左側の側壁部2Dの方向に操作した場合には、スライダー10がガイド孔15Aに沿って移動することで、同図に示すように、付勢部材4の保持部4Aのうち、操作方向の下手側の部位が対向する1辺が側壁部2Dに向けて変位して、この側壁部2Dの一対の電極7、7と付勢部材4の導電体9とが接触して、一対の電極7、7を導通状態に達するものとなる。又、このように付勢部材4が変位する際には、変位する保持部4Aの1辺を挟む二つの位置の突出部4B、4BのスリットS、Sが拡大して、このスライド部材5に対して弾性的な付勢力を復元方向に作用させながら変位を許すものとなる。
【0037】
又、キートップ1をケース本体2の角部に向かう方向として、例えば、図6において上側の側壁部2Aと左側の側壁部2Dとの中間方向に操作した場合には、スライダー10がガイド孔15Aに沿って移動すると同時に、スライド部材5がガイド溝5Tを介してスライダー10に沿って移動することで、同図に示すように、付勢部材4の保持部4Aのうち、操作方向の下手側の2辺が対応する側壁部2A、側壁部2Dに向けて同時に変位して、この側壁部2A、側壁部2Dの一対の電極7、7と付勢部材4の2つの導電体9、9とが同時に接触して、対応する一対の電極7、7を導通状態にするものとなる。又、このように付勢部材4が変位する際には、スライド部材5のスライド方向の下手側の突出部4BのスリットSが拡大してスライド部材5の移動を許すと共に、このように拡大するスリットSを挟む二つの位置の突出部4B、4BのスリットS、Sが拡大して、このスライド部材5に対して弾性的な付勢力を復元方向に作用させながら変位を許すものとなる。
【0038】
更に、キートップ1を押し込み操作しない場合には図3に示すように、接点部Pを構成する可動接点16の中央位置は第1固定接点17と離間した状態を維持し、又、X−Y方向でキートップ1が中立位置Nにある状況で、このキートップ1をケース本体2の側に押し込み操作した場合には、ガイド板15が弾性変形することによって可動接点16に対してスライダー10の下面の突出部10Aからの押圧力を作用させ、この可動接点16の中央位置を弾性変形させて第1固定接点17と接触させる結果、この操作を電気的に検出でき、この押し込み操作力を解除した場合には可動接点16の復元力によって可動接点16と第1固定接点17との接触が解除され、キートップ1は元の位置まで復元するものとなる。
【0039】
このように、本発明によると1つのパーツとして取扱が可能な付勢部材4を弾性変形が容易で製造も容易な樹脂等の可撓性素材を用いて突出部4Bを備えた環状に成形することにより、複数のバネ材等を用いないものでなりながら、非操作時には人為操作片としてのキートップ1を、付勢部材4からの付勢力によって中立位置Nに保持し得るものとなっており、キートップ1をX−Y方向にスライド操作した場合には付勢部材4に形成したスリットSが必要に応じて拡大することにより操作感覚を悪化させることなく、操作方向を電気的に検出できるものとなっている。又、キートップ1をX−Y方向に操作した場合に、このキートップ1を支持するスライド部材5がガイド機構Tによってケースに対する姿勢を変化させることなく平行移動する形態となるので、ケースに対するキートップ1の姿勢を変化させることが無く、図1に示す如く、キートップ1に対して操作方向を示す文字として「UP」、「DW」、「R」、「L」等の文字を表記した場合でも、この文字の方向が変化することなく操作方向に誤りのないものとなる。
【0040】
特に、X方向とY方向とが合成された中間方向にキートップ1を操作した場合には、突出部4Bによって操作が妨げられる方向であるに拘わらず、この操作方向の下手側に位置する突出部4BのスリットSが大きく開放することにより軽い操作力で操作を行えるものとなっており、このように中間方向に操作した場合でも2つの側壁部に備えた電極7、7が同時に導通状態に達して操作されたことを検出できるものとなる。そして、本発明のスライド操作式スイッチでは部品数が極めて少ないので、小型化した場合でも組立が容易で、故障も低減できるものとなっている。
【0041】
そして、本発明のスライド操作型のスイッチでは、ケース本体2の内部に接点部Pを備えることにより、キートップ1が中立位置Nにある状態で、このキートップ1をケース本体2の側に押し込み操作した場合には、付勢部材4の保持部4Aに対してスライド部材5と、スライダー10とが下方に変位し、この変位によりスライダー10の下面の突出部10Aが可動接点16の中央部に圧力を作用させ、この中央部を底壁部2Eの側に弾性変形させて第1固定接点17と接触して導通状態に達し、この操作を電気的に検出できるものとなっている。
【0042】
特に、この実施の形態では、キートップ1が中立位置Nにある状況において該キートップ1を押し込み操作した場合に、この操作を検出できるよう接点部Pを構成したが、本発明の接点部Pはキートップ1が中立位置N以外のX−Y方向のどのような位置にある状態においてもキートップ1の押し込み操作を検出するよう構成することも可能である。
【0043】
〔別実施の形態〕
本発明は上記実施の形態以外に、以下のように構成して実施することも可能である(この別実施の形態では前記実施の形態と同じ機能を有するものには、実施の形態と共通の番号、符号を付している)。
【0044】
図13、図14、図15に示すように、蓋体3に対してガイド孔3Aを穿設し、このガイド孔3Aに対して、Y方向に案内されるよう開口10Cの開口縁が上面に突出形成されたスライダー10を備え、このスライダー10の下面側に突出形成された一対のガイド部10Tが係入するガイド溝5Tを有し、X方向に案内されるよう構成したスライド部材5を備え、このスライド部材5に形成した開口5Aに対してキートップ1の軸体1Aを嵌合連結するよう構成して、ガイド機構Tを構成する。そして、スライド部材5と底壁部2Eとの間に柔軟で絶縁性となる性質で、スライド部材5を良好に滑動させる樹脂シート11を配置し、この樹脂シート11の下面を底壁部2Eに粘着固定している。
【0045】
又、前記スライド部材5の開口5Aは正方形に成形され、キートップ1の軸体1Aを嵌合連結した状態で相対回転不能となる。この開口5Aは有底であり、底面側には図14において下側に向けて僅かに張り出す突出部を形成してあり、キートップ1が下方(Z方向)に押し込み操作された場合には突出部が樹脂シート11を介在した状態で接点部Pに押圧力を作用させるよう構成してある。
【0046】
この別実施の形態では、ガイド機構Tの構成、及び、接点部Pの上部位置に樹脂シート11を配置した構成が前記実施の形態と異なるだけで、他の部位の構成は実施の形態と共通する構成が採用されている。
【0047】
従って、ケースCの主要部としてのケース本体2は、正方形となるよう4辺の側壁部2A、2B、2C、2Dと底壁部2EとをABS樹脂やPPS樹脂等の樹脂材を用いて上方に開放した形状に構成してあり、4つの角部の近傍部位に中央部より浅くなる支持部2Fを形成し、又、正方形を成す4辺の側壁部2A、2B、2C、2Dの内面に対して銅合金等の良導体で成る一対の電極7、7を備え、これらの電極7、7と一体形成された導通端子8、8をケース本体2の外面に突設してある。
【0048】
又、底壁部2Eの中央位置に円形の窪み部2Hを形成し、この窪み部2Hの内部中央位置に第1固定接点17を形成し、この第1固定接点17を中心とする位置にリング状の第2固定接点18を銅合金などの良導体で形成しており、この第2固定接点18と導通する第2端子19と、第1固定接点17と導通する第1端子20とをケース本体2の外面に突設してある。更に、前記可動接点16を銅合金等の良導体で成る金属製の円板をドーム状に成形し、この可動接点16の突出側をケース本体2の開口側(図14において上側)に向けた姿勢で窪み部2Hに嵌め込む状態で配置することにより、その外周部を第2固定接点18に接触させて導通状態にし、かつ、中央部を第1固定接点17と離間させてある。この可動接点16と第1固定接点17と、第2固定接点18とで接点部Pが構成されている。
【0049】
4辺の側壁部2A、2B、2C、2Dの外面に複数の係合突起2Gを突出形成してあり、蓋体3はケース本体2の開口を覆う大きさの正方形で中央部に前記ガイド孔3Aを有した形状となるようアルミニウムや鉄等の金属材やPET等の樹脂材で成る薄板で構成され、この蓋体3の端部に設けた突片状部位には前記ケース本体2の係合突起2Gと係合自在な開口状の係合部3Bが形成されている。
【0050】
前記付勢部材4はシリコンゴムやエチレンプロピレンゴム(EPDM)やニトリルゴム(NBR)のように柔軟に弾性変形し、電気的に絶縁性を有するエラストマー材(可撓性素材の一例)を用いてあり、この付勢部材4は、ケース本体2より小さい正方形の環状となる保持部4Aと、この保持部4Aの角部から外側に張り出す方向に突出する4つの突出部4Bとを一体化し、かつ、ケース本体2に収納可能な厚みに成形されている。そして、この突出部4Bに対して、保持部4Aの開口4Cと連なるスリットSを形成し、保持部4Aの4辺のうちケース本体2の側壁部2A、2B、2C、2Dに対向する対向面に対して、樹脂等のベースに炭素等を含有させた導電性の導電体9が一体形成されている。
【0051】
このように構成することにより、キートップ1をY方向に操作した場合には、蓋体3のガイド孔3Aに案内される状態でスライダー10とスライド部材5とが一体的に平行移動するものとなり、キートップ1をX方向に操作した場合には、スライダー10のガイド部10Tに案内される状態でスライド部材5が平行移動するものとなり、キートップ1をX−Y方向(合成された方向)に操作した場合には前記実施の形態と同様に夫々を合成する方向にスライド部材5が平行移動するものとなる。つまり、キートップ1をX−Yの何れの方向に操作した場合でも、X−Yを合成する方向に操作した場合でも、ガイド機構Tによってキートップ1を回転させること無く、スライド部材5が平行移動する形態で何れの方向にも滑らかに移動するものとなり、この操作を電気的に検出できものとなる。そして、中立位置Nでキートップ1を押し込み操作した場合には、スライド部材5がキートップ1と一体的に下方に移動し、このスライド部材5の下面に突出形成した突出部からの圧力で樹脂シート11を変形させながら可動接点16の中央位置を下方に向けて弾性変形させ、第1固定接点17と第2固定接点18とが導通状態に達することから、この操作を電気的に検出できるものとなっている。
【0052】
又、別実施の形態の異なる構成として、前記可動接点16を、円形のものに代えて矩形のものや、線状のものを使用して構成することも可能である。このように構成することによって接点部Pの簡素化が可能となる。
【0053】
又、別実施の形態の異なる構成として、前記接点部Pを、キートップ1の押し操作時に、導通状態から導通が遮断される状態に達する構造の接点を備えて構成することも可能である。このように構成することで論理回路に使用する場合にインバータを用いずに済む場合もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライド操作式スイッチの全体斜視図
【図2】スライド操作式スイッチの分解斜視図
【図3】スライド操作式スイッチの縦断側面図
【図4】スライド操作式スイッチの横断平面図
【図5】スライド部材を操作した状態のスライド操作式スイッチの横断平面図
【図6】スライド部材を操作した状態のスライド操作式スイッチの横断平面図
【図7】ケースの底部を示す横断平面図
【図8】付勢部材の製造形態を説明する斜視図
【図9】付勢部材の断面図
【図10】付勢部材の異なる実施の形態を示す断面図
【図11】付勢部材の異なる製造形態を説明する斜視図
【図12】付勢部材の異なる実施の形態の断面図
【図13】別実施の形態におけるスライド操作式スイッチの分解斜視図
【図14】別実施の形態におけるスライド操作式スイッチの縦断側面図
【図15】別実施の形態におけるスライド操作式スイッチのケースの平面図
【符号の説明】
1 被操作部材
3 蓋体
3A ガイド孔
4 付勢部材
4A 保持部
4B 突出部
5 スライド部材
7 電極
8 導電体
15 ガイド板
15A ガイド孔
16 可動接点
17、18 固定接点
C ケース
N 中立位置
P 接点部
T ガイド機構

Claims (4)

  1. ケースに対してスライド作動自在に収められたスライド部材と、このスライド部材を中立位置に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗してスライド部材を操作した際に電気的な導通状態に達する導通部とを備えているスライド操作式スイッチであって、
    前記ケースが、正方形となる底壁部と、この底壁部の周部を取り囲む状態で底壁部から直交する姿勢となるように底壁部と一体形成した4辺の側壁部とを備えたケース本体、及び、このケース本体の開口を覆う蓋体を備えて構成され、
    前記スライド部材が、前記底壁部と直交する方向視で正方形に成形され、かつ、前記底壁部と前記蓋体との間の空間に収容される厚みに成形され、
    前記付勢部材が、スライド部材の4つの周壁部を前記4辺の側壁部と平行となる姿勢で嵌め込み支持する正方形の開口が形成された保持部と、この保持部からスライド部材のスライド作動方向と平行する平面に沿ってケース内面側の前記側壁部の角部に向けて突出形成された4つの突出部とを電気的に絶縁性を有する可撓性素材で一体的に形成し、かつ、前記4つの突出部には前記保持部の開口における角部から前記突出部の形成方向に沿って切り開いた形態となるスリットが形成され、夫々のスリットの前記開口側の端部を、前記開口に嵌め込んだ前記スライド部材の角部を臨ませると共に、前記4つの突出部を前記ケースの前記側壁部の角部の内面に接当させることにより、前記保持部を前記ケースの側壁部から離間させる中立位置を作り出すように構成され、
    前記導通部が、ケース内面側の前記4辺の側壁部に形成された一対の電極と、この一対の電極に対向する位置に配置され、前記一対の電極と接触することにより一対の電極を導通させるように前記付勢部材の前記保持部に備えた導電体とで構成されることにより、前記開口に嵌め込まれたスライド部材が前記スライド作動方向において非操作状態にあれば、このスライド部材が前記スライド作動方向において中立位置に保持され、かつ、前記一対の電極と、対向する位置の導電体が離間状態を維持し、
    前記スライド部材、あるいは、前記スライド部材を操作する被操作部材が、前記スライド作動方向と直交する方向へ押し操作された際に、この押し操作力に基づいて電気的な導通状態に達する、あるいは、電気的な導通が遮断される状態に達する接点部を備えているスライド操作式スイッチ。
  2. 前記接点部が、前記スライド部材のスライド作動方向と直交する側に位置するケース壁面に形成された固定接点と、前記押し操作時に固定接点と接触して導通状態に達する可動接点とで構成されると共に、この可動接点が非操作状態では固定接点と離間状態を維持し、押し操作力が作用した際に弾性変形して固定接点と接触して導通状態に達する弾性体で構成されている請求項1記載のスライド操作式スイッチ。
  3. 前記可動接点が、円板状部材の中央部を反固定接点側に突出させたドーム状に成形されると共に、前記押し操作力が作用した際には可動接点の中央部が固定接点側に弾性変位して固定接点と接触するよう構成されている請求項2記載のスライド操作式スイッチ。
  4. 前記被操作部材が、前記スライド部材のスライド作動方向と直交する側のケース外に配置されると共に、前記スライド部材が前記付勢部材に対し前記スライド作動方向と直交する方向に移動自在に支持され、前記被操作部材をケース側に押し込む操作を行った際には、被操作部材とスライド部材とが一体的に移動して前記接点部を操作するよう構成されている請求項1記載のスライド操作式スイッチ。
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