JPH09259689A - 電子機器用ハウジングの操作入力機構 - Google Patents

電子機器用ハウジングの操作入力機構

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JPH09259689A
JPH09259689A JP6617996A JP6617996A JPH09259689A JP H09259689 A JPH09259689 A JP H09259689A JP 6617996 A JP6617996 A JP 6617996A JP 6617996 A JP6617996 A JP 6617996A JP H09259689 A JPH09259689 A JP H09259689A
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Kenichi Kumagai
健市 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも2つの平面に跨って広がる操作部
材を用いることによって外観デザイン上の幅を広げるこ
とのできる操作入力機構を提供する。 【解決手段】 操作部材15〜17は、枠壁13および
周囲壁14に沿って広がる表面を露出させる部材本体1
8を備える。タクトスイッチ34に達する作用力伝達腕
19が部材本体18の内面から延びる。部材本体18と
ハウジング10aとの間には、加えられた作用力に応じ
て部材本体18を作用力入力位置に揺動させる揺動機構
20、22、29、30が設けられる。揺動機構は、仮
想円柱29、30を中心に、部材本体18を揺動させ、
作用力伝達腕19を介して作用力をタクトスイッチ34
に入力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器用ハウジ
ングの表面に配置されて、加えられた作用力に応じて、
電子機器用ハウジング内部のスイッチ機構にスイッチン
グ動作を入力する操作部材を備える操作入力機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器では、例えばタクトスイッチと
いったスイッチ機構を用いて、使用者が加える作用力に
よって電子機器のオン/オフ動作を入力する操作入力機
構が一般に用いられている。操作部材は、電子機器用ハ
ウジングの表面にほぼ面一で露出される表面を有し、こ
の表面に使用者の作用力が加えられる。作用力が加わる
と、操作部材が引っ込み、その引っ込み動作がタクトス
イッチのオン/オフ動作を引き起こす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電子機器用ハウジング
は立体的に形成されていることから、ハウジングの表面
には、任意の角度(通常は90度)で交わる2つの平面
内に広がって屈曲壁を通じて連結される第1および第2
壁が複数の組合せで存在する。例えば、ページャでいえ
ば、液晶画面を囲む表面壁と、この表面壁の周縁から一
体に延びる周壁とがそういった組合せに該当する。
【0004】しかしながら、これまでのところ、そうし
た2つの平面に跨った表面を露出させることができる操
作部材を持った操作入力機構は知られていない。特に、
携帯用電子機器では、操作時に頻繁に操作部材がハウジ
ングから脱落することは好ましくなく、また、携帯時に
携帯者の衣服等から静電気が進入するような開口を大き
くハウジングに設けることも好ましくない。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、少なくとも2つの平面に跨って広がる操作部材を用
いることによって外観デザイン上の幅を広げることので
きる操作入力機構を提供することを目的とする。また、
本発明は、屈曲部に沿って広がる操作部材を用いた場合
でも、操作部材の電子機器用ハウジングからの離脱を確
実に防止することができる操作入力機構を提供すること
を目的とする。さらに、本発明は、操作部材の取り付け
にあたってハウジングにできる限り小さな開口を形成す
るだけで済む操作入力機構を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明によれば、任意の角度で互いに交わる2つ
の平面内に広がる第1および第2壁を屈曲壁を通じて連
結する電子機器用ハウジングと、この電子機器用ハウジ
ングの表面に配置されて、加えられた作用力に応じて、
電子機器用ハウジング内部のスイッチ機構にスイッチン
グ動作を入力する操作部材とを備える操作入力機構にお
いて、前記操作部材には、前記第1および第2壁に沿っ
て広がる表面を露出させる部材本体と、この部材本体の
内面から延びて前記スイッチ機構に達する作用力伝達腕
とが設けられ、前記操作部材と電子機器用ハウジングと
の間には、加えられた作用力に応じて部材本体を作用力
入力位置に揺動させ、作用力伝達腕を介して作用力をス
イッチ機構に入力させる揺動機構が設けられることを特
徴とする。
【0007】かかる構成によれば、ハウジング内部のス
イッチ機構にスイッチング動作を入力する際には、露出
された部材本体の表面に作用力を加える。加えられた作
用力は、揺動機構を通じて部材本体を作用力入力位置に
揺動させる。この揺動によって、作用力伝達腕が作用力
をスイッチ機構に伝達する。揺動機構によって、第1お
よび第2壁に跨って広がる表面を露出させる部材本体を
採用することが可能となる。
【0008】また、第2発明によれば、第1発明に係る
操作入力機構において、前記揺動機構は、ハウジングに
よって構成され揺動中心を形成する仮想円柱と、部材本
体の内面から延びて、仮想円柱の少なくとも半円周に噛
み合わさる揺動溝を形成する第1揺動突片と、部材本体
の内面から延びて、仮想円柱の軸方向に沿った揺動溝の
両側で前記半円周に連続した部分円周に接する湾曲面を
形成する1対の第2揺動突片と、前記ハウジングに形成
されて、前記作用力伝達腕の進入を許容する伝達腕開口
と、前記ハウジングに形成されて、前記第1および第2
揺動突片の進入を許容する第1および第2突片開口とを
備えることを特徴とする。
【0009】かかる構成によれば、部材本体から延びる
作用力伝達腕や第1および第2揺動突片の進入を許容す
る伝達腕開口や第1および第2突片開口を設けるだけ
で、揺動機構を構成することができる。その結果、部材
本体に対して小さな開口をハウジングに設ければよいの
で、静電気等がハウジングの内部に侵入することをでき
る限り防止することができる。
【0010】さらに、第3発明によれば、第2発明に係
る操作入力機構において、前記ハウジングの表面には、
前記部材本体を受容する窪みが形成されることを特徴と
する。
【0011】かかる構成によれば、部材本体が窪みに受
容されることから、部材本体に加わる作用力の方向は限
定される。その結果、部材本体がハウジングから外れる
方向へ作用力が加わることを防止することができる。操
作部材のハウジングからの脱落は防止される。
【0012】さらにまた、第4発明によれば、第2また
は第3発明に係る操作入力機構において、前記作用力伝
達腕には、部材本体の揺動時に伝達腕開口周縁に係合し
て伝達腕開口からの作用力伝達腕の抜けを防止する抜け
規制突片が形成されることを特徴とする。その結果、ハ
ウジングから操作部材が抜け落ちることを一層確実に防
止することができる。
【0013】さらにまた、第5発明によれば、第2〜第
4発明のいずれかに係る操作入力機構において、前記揺
動機構には、部材本体の内面から延びてハウジングの内
面に対向し、前記仮想円柱から前記第1および第2揺動
突片が外れる方向への操作部材の移動を規制する脱落防
止腕が設けられることを特徴とする。その結果、ハウジ
ングから操作部材が抜け落ちることを一層確実に防止す
ることができる。
【0014】さらにまた、第6発明によれば、第1発明
に係る操作入力機構において、前記揺動機構は、ハウジ
ングによって構成され揺動中心を形成する仮想円柱と、
部材本体の内面から延びて、仮想円柱の少なくとも半円
周に噛み合わさる揺動溝を形成する第1揺動突片と、部
材本体の内面から延びて、仮想円柱の軸方向に沿った揺
動溝の両側で前記半円周に連続した部分円周に接する湾
曲面を形成する1対の第2揺動突片とを備え、前記ハウ
ジングの表面には、部材本体を受容する窪みが形成され
ることを特徴とする。
【0015】かかる構成によれば、部材本体が窪みに受
容されることから、部材本体に加わる作用力の方向は限
定される。その結果、部材本体がハウジングから外れる
方向へ作用力が加わることを防止することができる。操
作部材のハウジングからの脱落は防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の好適な実施形態を説明する。
【0017】図1は本発明に係る操作入力機構が適用さ
れた電子機器の一例としてのページャPGを示す。この
ページャPGは、上半体10aおよび下半体10bから
なる合成樹脂成形のハウジング10を備える。上半体1
0aは、ハウジング10の内部に収容された液晶画面1
1を露出させるほぼ矩形の表示窓12を有する。この表
示窓12は、第1壁としての枠壁13に囲まれ、この枠
壁13の周囲には、屈曲壁を介して第2壁としての4面
の周囲壁14が連結される。この場合、枠壁13が含ま
れる平面と、周囲壁が含まれる4つの平面14とは互い
にほぼ直角で交わっている。液晶画面11は、ハウジン
グ10に収容された電子回路(図示せず)からの制御信
号によって所定の表示を行うことができる。
【0018】ハウジング10の表面には、ハウジング1
0と協働して第1〜第3操作入力機構S1〜S3を構成
する合成樹脂成形の第1〜第3操作部材15〜17が配
置される。これらの操作部材15〜17を通じて、電子
回路に組み込まれたスイッチ機構にスイッチング動作を
入力することができる。例えば、このページャPGで
は、第1および第2操作部材15、16を用いて液晶画
面11に映し出された表示を変更させたり、第3操作部
材17を用いて液晶画面11を照らす発光装置(図示せ
ず)を点灯させたりすることができる。
【0019】第1操作入力機構S1では、第1壁として
の枠壁13と第2壁としての周囲壁14とに跨って広が
る表面を露出させる部材本体18と、図3から明らかな
ように、部材本体18の内面から延びてスイッチ機構に
達するリブ状の作用力伝達腕19とが設けられる。第1
操作部材15とハウジング10との間には、加えられた
作用力に応じて部材本体18を作用力入力位置に揺動さ
せ、作用力伝達腕19を介して作用力をスイッチ機構に
入力させる揺動機構が設けられる。
【0020】揺動機構は、揺動中心を形成する仮想円柱
回りで部材本体18を揺動させる。この揺動機構では、
仮想円柱の少なくとも半円周に噛み合わさる揺動溝20
を形成する第1揺動突片21と、仮想円柱の軸方向に沿
った揺動溝20の両側で前記半円周に連続した部分円周
に接する湾曲面22を形成する1対の第2揺動突片23
と、第1操作部材15がハウジング10に装着された際
にハウジング10内面に対向し、仮想円柱から第1およ
び第2揺動突片21、23が外れる方向への第1操作部
材15の移動を規制する脱落防止腕24とが部材本体1
8の内面から延びる。第1揺動突片21を挟むように1
対の第2揺動突片23を設けたことによって、第1操作
部材15の揺動を安定化させることができる。この揺動
機構では、脱落防止腕24が第2揺動突片23の先端か
ら一体に延びている。
【0021】一方、ハウジング10の上半体10aの表
面には、部材本体18を受容する窪み25が形成され
る。図4を併せて参照し、この窪み25の底面には、作
用力伝達腕19の進入を許容する伝達腕開口26と、第
1および第2揺動突片21、23の進入を許容する第1
および第2突片開口27、28とが形成される。この揺
動機構では、伝達腕開口26と第1突片開口27とは一
体化されている。しかも、第1突片開口27の周縁に
は、揺動溝20が噛み合う仮想円柱の半円周を構成する
断面半円形の半円面29が形成され、第2突片開口28
の周縁には、湾曲面22が接する仮想円柱の部分円周を
構成する部分円面30が形成される。
【0022】なお、図3から明らかなように、作用力伝
達腕19の先端には、部材本体18の揺動時に伝達腕開
口26周縁に係合して伝達腕開口26からの作用力伝達
腕19の抜けを防止する抜け規制突片31が形成されて
いる。
【0023】第2操作入力機構S2は、第1操作入力機
構S1と同様の構成を有するので、同一部分には同一の
参照符号を付することによってその詳細な説明は省略す
る。
【0024】第3操作入力機構S3では、第3操作部材
17が第1および第2操作部材15、16よりも幅狭に
形成されることから、揺動機構を一層コンパクトに構成
している点を特徴としている。例えば、図3および図5
を比較すると明らかなように、第1操作部材15では、
作用力伝達腕19から所定の間隔をおいて1対の第1揺
動突片21が部材本体18の内面から延びるのに対し、
第3操作部材17では、作用力伝達腕19の両側から作
用力伝達腕19に隣接して1対の第1揺動突片21が部
材本体18の内面から延びている。また、第1操作部材
15では、第2揺動突片23の先端から脱落防止腕24
が延びるが、この第3操作部材17では、作用力伝達腕
19先端の抜け規制突片31から連続するように脱落防
止腕24が延びている。
【0025】こういった第3操作部材17の構成に対応
して、第3操作部材17の部材本体18を受容するハウ
ジング10表面の窪み32では、一層コンパクトな開口
形成が行われる。例えば、図4および図6を比較すると
明らかなように、第1操作部材15を受容する窪み25
では、伝達腕開口26を挟んで個別に1対の第2突片開
口28が設けられるが、この第3操作部材17を受容す
る窪み32では、伝達腕開口26と1対の第2突片開口
28とが一体化されている。なお、その他の構成は、前
述した第1操作入力機構S1と同様であるので、同様な
構成には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0026】次に操作部材15〜17のハウジング10
への取り付け方法を説明する。例えば、第1操作部材1
5を上半体10aに取り付ける場合、図7(b)に示す
ように、脱落防止腕24を第2突片開口28で案内させ
つつ第1操作部材15を水平方向HDから前進させる。
このとき、作用力伝達腕19やその先端の抜け規制突片
31は第2突片開口28の間で開口する伝達腕開口26
に進入する。
【0027】次いで、第1揺動突片21の揺動溝20を
半円面29に噛み合わせる。したがって、第1操作部材
15は、その噛み合わせを許容するために、やや上方へ
移動する必要がある。図7(a)に示すように、第1揺
動突片21に形成された斜面33がその上方への移動を
促進する。揺動溝20が半円面29に噛み合うと、第2
揺動突片23の湾曲面22が第2突片開口28周縁の部
分円面30に噛み合う。その結果、半円面29および部
分円面30によって構成される仮想円柱は揺動溝20お
よび湾曲面30によって挟持されることとなる。こうし
て仮想円柱を揺動中心とした第1操作部材15の揺動は
確立される。第1操作部材15の取り付けは完了する。
第2および第3操作部材16、17の取り付けも同様に
行われる。
【0028】操作部材15〜17の取り付けが完了する
と、上半体10aと下半体10bとが結合される。両者
10a、10bによって画成される内部空間には、スイ
ッチ機構としてのタクトスイッチが組み込まれた電子回
路が収納される。図8に示すように、作用力伝達腕19
の先端はタクトスイッチ34に達する。ただし、タクト
スイッチ34の反発力によって第1〜第3操作部材15
〜17は入力待機位置に保持される。この入力待機位置
では、抜け規制突片31が伝達腕開口26の周縁に係合
し、それ以上の部材本体18の揺動は規制される。
【0029】ここで、作用力を第1〜第3操作部材15
〜17に加えてみる。部材本体18は、図9に示すよう
に、加えられた作用力に応じて仮想円柱回りで揺動す
る。作用力は、作用力伝達腕19を介してタクトスイッ
チ34に伝達される。こうしてタクトスイッチ34のス
イッチング動作は行われる。その際、抜け規制突片31
の形成によって、作用力伝達腕19の先端が大きな伝達
面を有することになり、タクトスイッチ34の位置ずれ
を吸収して確実な作用力伝達を確保することができる。
【0030】いま、例えば第1操作部材15を取り外そ
うとする作用力が部材本体18に加わった場合を考え
る。この場合、部材本体18には、窪み25の働きによ
って限定された方向からしか作用力が加わることはな
い。例えば、液晶画面側から部材本体18の先端に引っ
かかるようなほぼ水平方向の作用力が加わっても、その
作用力は半円面29に噛み合った揺動溝20の働きによ
って規制され、その結果、操作部材がハウジング10か
ら脱落することはない。また、周囲壁側から部材本体1
8の後端に引っかかるようなほぼ垂直方向の作用力が加
わっても、その作用力は部分円面30に噛み合った湾曲
面22の働きによって規制され、その結果、操作部材が
ハウジング10から脱落することはない。窪み25、3
2の効果によって、通常、こういった方向以外の方向か
ら作用力が加わることは考えにくい。
【0031】操作部材15〜17をハウジング10から
取り外したい場合には、ハウジング10内面に対向する
脱落防止腕24を弾性変形させ、第2突片開口28に進
入可能な位置に脱落防止腕24の先端を位置させる。続
いて、ハウジング10の内部側から部材本体18に作用
力を加え、半円面29から揺動溝20を取り外す。通
常、この取り外しが可能な方向には脱落防止腕24が働
いていることから、操作部材15〜17の脱落は生じな
い。
【0032】本実施形態によれば、部材本体18から延
びる作用力伝達腕19や第1および第2揺動突片21、
23の進入を許容する伝達腕開口26や第1および第2
突片開口27、28を設けるだけで揺動機構を構成する
ことができる。その結果、部材本体18に対して小さな
開口をハウジング10に設ければよいので、静電気等が
ハウジング10の内部に侵入することをできる限り防止
することができる。
【0033】しかも、ハウジング10表面に、部材本体
18を受容する窪み25、32を形成したので、部材本
体18に加わる作用力の作用方向を限定することがで
き、その結果、簡単な構成で操作部材15〜17のハウ
ジング10からの脱落を防止することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少なくと
も2つの平面に跨って広がる操作部材を用いることによ
って外観デザイン上の幅を広げることのできる操作入力
機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る操作入力機構が適用されたペー
ジャの全体構成を示す斜視図である。
【図2】 上半体の全体構成を示す分解斜視図である。
【図3】 第1操作部材の(a)拡大側面図および
(b)内面の拡大平面図である。
【図4】 第1操作部材を受容する窪みの構成を示す拡
大図である。
【図5】 第3操作部材の(a)拡大側面図および
(b)内面の拡大平面図である。
【図6】 第3操作部材を受容する窪みの構成を示す拡
大図である。
【図7】 操作部材の取り付け方法を説明する(a)第
1揺動突片での断面図および(b)第2揺動突片での断
面図である。
【図8】 操作部材の入力待機位置における(a)第1
揺動突片での断面図および(b)第2揺動突片での断面
図である。
【図9】 操作部材の作用力入力位置における(a)第
1揺動突片での断面図および(b)第2揺動突片での断
面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング、13 第1壁としての枠壁、14
第2壁としての周囲壁、15〜17 操作部材、18
部材本体、19 作用力伝達腕、20 揺動溝、21
第1揺動突片、22 湾曲面、23 第2揺動突片、2
4 脱落防止腕、25 窪み、26 伝達腕開口、27
第1突片開口、28 第2突片開口、29 仮想円柱
を構成する半円面、30 仮想円柱を構成する部分円
面、31抜け規制突片、32 窪み、34 スイッチ機
構としてのタクトスイッチ、S1〜S3 操作入力機
構。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の角度で互いに交わる2つの平面内
    に広がる第1および第2壁を屈曲壁を通じて連結する電
    子機器用ハウジングと、この電子機器用ハウジングの表
    面に配置されて、加えられた作用力に応じて、電子機器
    用ハウジング内部のスイッチ機構にスイッチング動作を
    入力する操作部材とを備える操作入力機構において、 前記操作部材には、前記第1および第2壁に沿って広が
    る表面を露出させる部材本体と、この部材本体の内面か
    ら延びて前記スイッチ機構に達する作用力伝達腕とが設
    けられ、前記操作部材と電子機器用ハウジングとの間に
    は、加えられた作用力に応じて部材本体を作用力入力位
    置に揺動させ、作用力伝達腕を介して作用力をスイッチ
    機構に入力させる揺動機構が設けられることを特徴とす
    る電子機器用ハウジングの操作入力機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の操作入力機構におい
    て、前記揺動機構は、ハウジングによって構成され揺動
    中心を形成する仮想円柱と、部材本体の内面から延び
    て、仮想円柱の少なくとも半円周に噛み合わさる揺動溝
    を形成する第1揺動突片と、部材本体の内面から延び
    て、仮想円柱の軸方向に沿った揺動溝の両側で前記半円
    周に連続した部分円周に接する湾曲面を形成する1対の
    第2揺動突片と、前記ハウジングに形成されて、前記作
    用力伝達腕の進入を許容する伝達腕開口と、前記ハウジ
    ングに形成されて、前記第1および第2揺動突片の進入
    を許容する第1および第2突片開口とを備えることを特
    徴とする電子機器用ハウジングの操作入力機構。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の操作入力機構におい
    て、前記ハウジングの表面には、前記部材本体を受容す
    る窪みが形成されることを特徴とする電子機器用ハウジ
    ングの操作入力機構。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の操作入力機構
    において、前記作用力伝達腕には、部材本体の揺動時に
    伝達腕開口周縁に係合して伝達腕開口からの作用力伝達
    腕の抜けを防止する抜け規制突片が形成されることを特
    徴とする電子機器用ハウジングの操作入力機構。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の操作入
    力機構において、前記揺動機構には、部材本体の内面か
    ら延びてハウジングの内面に対向し、前記仮想円柱から
    前記第1および第2揺動突片が外れる方向への操作部材
    の移動を規制する脱落防止腕が設けられることを特徴と
    する電子機器用ハウジングの操作入力機構。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の操作入力機構におい
    て、前記揺動機構は、ハウジングによって構成され揺動
    中心を形成する仮想円柱と、部材本体の内面から延び
    て、仮想円柱の少なくとも半円周に噛み合わさる揺動溝
    を形成する第1揺動突片と、部材本体の内面から延び
    て、仮想円柱の軸方向に沿った揺動溝の両側で前記半円
    周に連続した部分円周に接する湾曲面を形成する1対の
    第2揺動突片とを備え、前記ハウジングの表面には、部
    材本体を受容する窪みが形成されることを特徴とする電
    子機器用ハウジングの操作入力機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008259720A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Kokuyo Co Ltd 移動家具、天板付き家具及び椅子
JP2008284213A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Aiwa Raito:Kk 球皿

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