JP5479824B2 - オーバーベッドテーブルの固定機構 - Google Patents

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Description

本発明は、病院のベッド等に配置するオーバーベッドテーブルに関し、さらに詳しくは、オーバーベッドテーブルを使用する際に動かないように双輪キャスターをロック状態、或いはロック解除状態にする固定機構に関するものである。
従来より、病院のベッド等にはオーバーベッドが配置され、このテーブルの脚部は、平行に2本の枠体を配置し、それぞれの枠体の端部に2個或いは3個のロックレバー付きキャスターが設けられ、合計で4乃至5個が配置されているが、この脚部の枠体がベッドの両側の空間に差し入れて配置し、食事等のテーブルとして用いるものである。ところで、通常オーバーベッドテーブルにはキャスターロックが無く、オーバーベッドテーブルのテーブル板に手をついただけでも簡単に動いてしまい、使用者が思わぬ事故を引き起こすことがあった。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているように、ストッパー機構も提案されているが、ベッドの両側のそれぞれのキャスターに付属するストッパーをつま先等でそれぞれ操作してオーバーベッドテーブルを固定しロックするものが提案されている。
また、オーバーベッドテーブルにおいては、脚部と脚部がベッドを挟んで離れているため、全てのキャスターを同時にロック又はロック解除する機構は、本出願によって、特許文献2のような機構が提案されている。
特開2003−135182号公報 特願2009−172725号
ところで、前記特許文献1に開示されるオーバーベッドテーブルのロック機構は、基本的に床での操作が看護師やベッドの使用者にとって苦痛であり、ロックをする際にもかなりの力を必要とし、且つ、ベッドの両側で複数回の操作をしなければならないという煩わしさがあり、特に、忙しい看護師にとっては極めて煩わしい作業であるという問題点があった。
また、先行技術の特許文献2の機構は、ロック操作部が脚部枠体上に配置され、患者等のベッド使用者が操作するには、離れた箇所となり操作がしづらく、テーブルの昇降に伴う分岐ワイヤーの弛緩の貯留部(収納部)が大きなスペースを占領し、デザイン的にも劣り、且つ、各キャスターまでの分岐ワイヤーの長さが極端に異なるため、キャスターのロック及びロック解除作動が均一に働かないといった問題点があった。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、テーブルが自在に上昇及び下降するオーバーベッドテーブルにおいて、テーブルにキャスター操作部を設け、オーバーベッドテーブルの全ての双輪キャスターをテーブル部の1箇所でロック状態、及びロック解除状態に操作し、前記キャスター操作部からの各キャスターへのロック及びロック解除操作は同軸の操作伝達ワイヤーによって行い、操作伝達ワイヤーである分岐ワイヤーのテーブルの昇降に伴う弛緩部分の貯留をテーブルの中空或いは底面に設けた収納部で吸収するようにしたことを特徴とするオーバーベッドテーブル固定装置である。
請求項の発明は、請求項に記載のオーバーベッドテーブル固定装置において、前記テーブルの昇降に伴う伸縮するテーブル支柱部内又はテーブル支柱部に平行に伸縮するワイヤー案内部を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のオーバーベッドテーブル固定装置において、前記キャスター操作部からの操作伝達ワイヤーである1本の操作ワイヤーを4本の分岐ワイヤーに分岐して4個の前記車輪ロック機構に接続し、前記1本の操作ワイヤーのインナーワイヤーによる進退移動を、前記4本の分岐ワイヤーのインナーワイヤーによる進退移動として伝達することを特徴とする。
請求項1の発明のオーバーベッドテーブル固定装置によれば、一回の操作でオーバーベッドテーブルの全てのキャスターをロック状態及び解除状態にでき、従来のように各キャスター毎にロックをする必要がなく、特に、忙しい看護師や使用者の労力を軽減することができ、テーブルにキャスター操作部を設けたので、ベッド使用者の患者等がベッドにいても手の届く範囲に配置でき、患者や看護師が簡単に操作出来る。さらに、キャスター操作部がテーブル上にあるので双輪キャスターのロック状態及び解除状態を一目で確認できる。
また、操作伝達に同軸の操作伝達ワイヤーを用いたので、双輪キャスターの位置を自由に設定でき、また、リンク機構の組み合わせと異なり、構造も簡単で制作費も安価で、部品点数が少ないことから保守も容易になる。
さらに、テーブルの昇降に伴う分岐ワイヤーの弛緩部分の貯留を、テーブル部の中空部或いは底面に設けた収納部で吸収するようにしたので、全体としてコンパクトになり、デザイン的にも制約がなくスッキリとしたデザインが可能となり、各キャスターまでの分岐ワイヤーの長さがほぼ等しくでき、キャスターのロック及びロック解除作動が均一に働かせることが可能となる。
請求項2の発明のオーバーベッドテーブル固定装置によれば、テーブル支柱部にワイヤー案内部を設けたので、テーブルの昇降に伴う分岐ワイヤーがテーブル支柱部付近で弛緩することがなく、また、外部に露出することもないので、絡まることがなく操作がスムースであり、スッキリとしたデザインが可能となる。
請求項3の発明のオーバーベッドテーブル固定装置によれば、キャスター操作部からの1本の操作ワイヤーを4本の分岐ワイヤーに分岐して4個の前記車輪ロック機構に接続し、前記1本の操作ワイヤーのインナーワイヤーによる進退移動を、前記4本の分岐ワイヤーのインナーワイヤーによる進退移動として伝達したので、複雑な機構を用いずに、全てのキャスターを同時にロック状態及び解除状態にできる。
本発明の実施例のオーバーベッドテーブルにおいて、キャスター操作部の双輪キャスターをロックした状態の外観斜視図、 図1の背面図 本発明の実施例のオーバーベッドテーブルにおいて、キャスター操作部の双輪キャスターをロック解除した状態の外観斜視図、 図1の背面図 図1のオーバーベッドテーブルにおいて、テーブル部を下降させて、キャスター操作部の双輪キャスターをロックした状態の外観斜視図、 図1の上面図 図7(a)は、テーブル部の中空部におけるワイヤー収納機構の断面上面図、図7(b)は、図7(a)のb−b線の縦断面図、 実施例のオーバーベッドテーブルにおける脚部の裏面の平面図、 双輪キャスターのロックを解除した状態のキャスター操作部の内部機構の正面図、 図9でのロックした状態のキャスター操作部の内部機構の正面図、 図11(a)は操作部の外枠の側面図、図11(b)はその正面図、 図12(a)は解除維持機構の側面図、図12(b)はその上面図、 図13(a)は解除ボタンの側面図、図13(b)は、その正面図、図13(c)は、その底面図、 図1の操作伝達機構の全体の構成図、 図14のA部の操作ワイヤーの拡大分解図、 図14のB部の分岐ワイヤーの拡大分解側面図、16(a)は側面図、16(b)はその上面図、 図17(a)は図14の分岐盤内部の正面図、図17(b)は図17(a)のb−b線での分岐盤に蓋をした状態の断面図、 図18(a)は分岐盤内のスライダーの図17(a)a−a線での断面図、図18(b)は図17(a)c−c線での断面図、 図1の双輪キャスターの概略の外観斜視図、 双輪キャスターの一方の車輪部の図で、図20(a)はその正面図、図20(b)はその側面図である。 車輪ロック状態の双輪キャスターの内部の図で、図21(a)はノック部材が上昇し、歯部542が内歯車45に嵌合した状態の正面透視図、図21(b)は、そのノック部材の側面透視図、 図21の(a)-(a)線での断面図、 図23(a)は、双輪キャスターの車輪ロックの解除状態の正面透視図、図23(b)は、そのノック部材の側面透視図、 図23(a)のキャスター取付金具の上方からの平面図、 車輪歯噛合ロック部54の基部541の斜視図、 スライダーカムの図で、図26(a)は正面図、図26(b)は側面図、図26(c)は上面図である。
本発明は、脚部がベッドを挟んで離れているオーバーベッドテーブルにおいて、全てのキャスターを同時にロック又はロック解除する機構を、ワイヤーケーブル及び、テーブルの昇降に伴う分岐ワイヤーの弛緩の収納部をテーブルの中空或いは底面に設けることによって実現した。ここで、本発明の好適なオーバーベッドテーブル固定装置の実施例を図面に沿って説明する。
(テーブル部分、及び、支柱部分)
図1及びその背面図である図2は、オーバーベッドテーブル1のキャスター操作部2のハンドル部21を降ろし平坦にして、オーバーベッドテーブル1が双輪キャスターのロック状態の全体を示す図で、図3及びその背面図である図4は、キャスター操作部2のハンドル部21を挙げて、双輪キャスターをロック解除状態にしてオーバーベッドテーブル1が移動可能状態である全体を示す図で、図5は、オーバーベッドテーブル1のテーブル部11を下降させて双輪キャスターをロック状態の全体を示す図である。
これらの図に示すように、オーバーベッドテーブル1は、病院等のベッドD上には、ベッドDを挟んで配置され、このオーバーベッドテーブル1は、主に上部のテーブル部11とこれを支える一対の支柱部12(12a,12b)とそれに対応する脚部13(13a,13b)とから構成されている。
テーブル部11の上面は平坦で水平に保たれ、食事等に使用されるようになっており、このテーブル部11は1対の伸縮自在な支柱部12で両端支持され、この一対の支柱部12は、通常、ベッド上に位置するテーブル部11の高さを調整するため、伸縮自在になっており、高さ調節レバー121によって、支柱部12の長さを調整している。
支柱部12は、上部の四角柱のテーブル支持部122と、この支持部122の内側に嵌合しスライドする小径四角柱の基礎部123からなり、高さ調節レバー121によって支持部122への基礎部123の嵌合度合い、つまりテーブル部11の高さ調整するようになっている。
この基礎部123は、脚部13に設けられた支柱固定部材131で固定する。この支柱固定部材131は、使用するオーバーベッドテーブル1の各種の支柱部12の形状に合わせて適宜設計すればよく、通常、多くのオーバーベッドテーブルに適用可能とすることができる。
一対の脚部13は、図1に示すように、それに対応する支柱部12(12a,12b)とテーブル部11によって連結され、各脚部13は、それぞれキャスター付き枠体132a,132bとから構成され、脚部12a(図1参照)の枠体132aの両端近傍には双輪キャスター4a,4bが取り付けられ、脚部12b(図1参照)の枠体132bの両端近傍にも双輪キャスター4c,4dが取り付けられ、オーバーベッドテーブル1の移動の際には、双輪キャスター4a〜dの全てがロック解除状態となり、ロック状態ではその場所に固定されてオーバーベッドテーブル1が移動や転倒しないような形状をしている。
(ワイヤー収納機構)
図6、図7に示すように、テーブル部11のベッド使用者の患者等がベッドにいても手の届く範囲のテーブル側面部111適所には、キャスター操作部2が設けられている。このキャスター操作部2は、患者や看護師等が操作し易い位置がよい。
図7に示すように、テーブル部11は中空部112が形成され、操作ワイヤー31や分岐ワイヤー等の操作伝達ワイヤー30(31,33)とワイヤー分岐盤32を収納するワイヤー収納機構14が設けられ、このワイヤー収納機構14のほぼ中央には、1本の操作ワイヤー31を4本の分岐ワイヤー33に分岐するワイヤー分岐盤32が設けられ、このワイヤー分岐盤32の一方はキャスター操作部2に図7の点線Cのような状態で操作ワイヤー31によって接続し、他方は4本の分岐ワイヤー33と接続している。
分岐ワイヤー33は、双輪キャスター4a、4bに接続する2本の分岐ワイヤー33a,33bと、双輪キャスター4c、4dに接続する2本の分岐ワイヤー33c,33dとに分かれ、それぞれワイヤー案内部を形成する伸縮パイプ15へ連なるワイヤー案内孔151に挿入されている。
前記伸縮パイプ15は、上部のやや直径が大きい中空の上部パイプ15aと、下部のやや直径が小さい中空の下部パイプ15bとから構成され、下部パイプ15bを上部パイプ15aの中空内側孔に挿入し、上下にスライド可能とし、上部パイプ15aの上端をテーブル部11の底部に固定し、下部パイプ15bの下端を脚部13の上面に固定し、この中空部に2本の分岐ワイヤー33を挿入案内している。なお、上部パイプ15aの上端は、テーブル部11のワイヤー案内孔151との接合近傍は弛緩する分岐ワイヤ33の出入が容易となるように、湾曲案内部152(図2参照)を設けている。
2組み分岐ワイヤー(33a,33b)と(33c,33d)は、テーブル部11の昇降に伴い弛緩と弛緩の無い状態を繰り返すが、テーブル部11が下降した場合は、図7の実線Aのような状態になり、弛緩した部分を中空部112で収納し、テーブル部11が上昇した場合は、図7の一点鎖線Bのような状態になり、ほぼ弛緩しない状態の分岐ワイヤーを貯留する。なお、中空部112の適所には、分岐ワイヤー33が弛緩する際にスムースに湾曲するように案内壁141が適所に配置されている。
ワイヤー案内部を形成する伸縮パイプ15は、テーブル部11の昇降に伴う伸縮するテーブル支柱部12の近傍で、且つ、テーブル支柱部12に平行に設けられ、その高さは伸縮するテーブル支柱部12と同期して同じ高さ(長さ)である。勿論、この伸縮パイプ15は、本実施例では、テーブル支柱部12と別体にしたが、テーブル支柱部内に設けてもよく、要は、テーブルの昇降に伴う分岐ワイヤー33がテーブル支柱部付近で弛緩することがなく、また、分岐ワイヤー33が外部に露出することも絡まることもなく操作がスムースであればよく、付随的効果としてスッキリとしたデザインも可能となる。
テーブル部11のキャスター操作部2からのワイヤー分岐盤32で4つに分岐され、更に、2組み分岐ワイヤー(33a,33b)と(33c,33d)とに分かれ、それぞれ伸縮パイプ15(15a,15b)に挿入され、図8に示すように、伸縮パイプ15の下端のワイヤー連通用貫通孔134a,134bから脚部13(13a,13b)の導かれ、双輪キャスター4a〜dに接続される。
ところで、キャスター操作部2をテーブル部11に設けることによって、ワイヤー分岐盤32をテーブル部11の中空部112のほぼ中央部に固定することができるので、各双輪キャスター4a〜dまでの分岐ワイヤー33の長さがほぼ等しくでき、双輪キャスターのロック及びロック解除作動を均一に働かせることができる。
このキャスター操作部2を操作することにより、詳細には後述するが、インナーワイヤーとアウターワイヤーの同軸ワイヤーを用いた操作伝達機構3を介し、4個の双輪キャスター4のそれぞれの車輪ロック機構5を操作する。この操作用のワイヤーは、自転車等のブレーキワイヤーと同等のもので、芯のインナーワイヤーとこれを被覆し両端を固定するアウターワイヤーからなるもので、大凡、この際にキャスター操作部2のハンドル部(レバー)を引き挙げることにより、インナーワイヤーを引っ張り双輪キャスター4の車輪ロック機構5のロックを解除し、逆に、ハンドル部を下げて車輪ロック機構5のバネによりロックする。
(キャスターのキャスター操作部)
以下の操作構造の詳細を説明する。
図1及び図2は、キャスター操作部2で4個の双輪キャスターをロック状態にした外観斜視図で、図3及び図4が解除状態にした外観斜視図であるが、このキャスター操作部2の詳細から説明する。
先ず、4個の双輪キャスターのロックを解除した状態の図3及び図4について、その内部機構を示す図9を参照して説明すると、キャスター操作部2は主にハンドル部21、解除維持機構22、解除ボタン23、枠体25から構成されている。
図9において、ハンドル部21は回動軸211を中心に回動胴部212が回動し、回動胴部212の外周一部に凸部213が設けられ、この凸部213が枠体25の胴体収納部251に設けた溝部252の回動規制範囲で規制される。
回動胴部212の回動軸211の近傍の回動する部位には、操作伝達機構3の操作ワイヤー31の操作部側のタイコと呼ばれるインナーワイヤー312の末端部311を係止する係止部214が設けられ、端末部導入溝215に沿って末端部311を係止部214に係止するようにしている。ハンドル部21(正面)には4本の指が挿入できる把持部217が設けられ、図9に示すように、ハンドル部21の把持部217に手をかけ引き上げると、係止部214も上方に回動し操作ワイヤー31の末端部311も引き上げられる。
ハンドル部21が所定位置まで引き上げられると、解除維持機構22のロック部材221(図9参照)の先端部2211(図12参照)が、ハンドル部21の最外周の適所に設けられたロック部材係止孔218に嵌合するように構成され、そのためにロック部材221が枠体25の回動側部216をガイドするガイド壁253に設けた滑動孔254に左右動可能に収納され、また、ロック部材221の後端部2212(図12参照)をバネ収納部255に設けたバネ部材222で常に押圧されている。
したがって、ハンドル部21は、ロック部材221の先端部2211がロック部材係止孔218に嵌合するまで引き上げ、このロック部材係止孔218の嵌合によってこの位置を維持することになる。すなわち、インナーワイヤー312を引っ張った状態を維持することになり、結果として、双輪キャスター4内に設けたノック部材531(図23参照)を押し下げ、ノック部材531に連動した基部541の歯部542をキャスターの内歯車45(図19参照)から引き下げ嵌合を解除して、図1、2、5の通常状態のロックを解除し、この解除状態を維持することになる。
解除維持機構22は解除ボタン23を係合して設けているが、この解除ボタン23は枠体25の解除ボタン摺動孔256に嵌合し、図12(a)(b)に示すように、解除維持機構22のロック部材221の軸方向のほぼ中央には両外周に一対のピン223が設けられる。
図13(a)の側面図、(b)の正面図、(c)の底面図に示すように、解除ボタン23の下部角柱部231はロック部材221が摺動可能に2股部2311になっており、2股部2311には斜めのカム長孔232が設けられ、このカム長孔232にピン223が嵌合しており、棒状のロック部材221の先端2211は後端部2212をバネ部材222で常に押圧されロック部材係止孔218に嵌合して左側(図9参照)に移動すると、解除ボタン23の下部角柱部231の断面は矩形で、これを収納する枠体25に設けられた同じ断面矩形の解除ボタン摺動孔256(図9参照)によって回動は規制され、解除ボタン23の上端操作部233は上昇する。
ここで、双輪キャスター4をロック解除状態にするには、先ず、キャスター操作部2のハンドル部21を上方に挙げるが、この状態で、解除ボタン23の先端は突出した状態になる。
なお、解除ボタン23は、解除表示ボタンとして、より効果的に機能させるため、危険状態を喚起するために目立つ色彩、例えば、赤色、緑色とすればよい。
次に、図1,2,5,10の4個の双輪キャスターの車輪をロックした状態について、その内部機構を図5を参照して説明すると、解除ボタン23の上端操作部233を下に押圧すると、カム長孔232のカム面に沿って、ピン223も押圧するバネ部材222に抗して移動し(図10右側方向)、嵌合ロック部材221の先端部2211は後退(右側)してハンドル部21のロック部材係止孔218から解除され、ハンドル部21は操作ワイヤー31の末端部311により下方へ引っ張られる。
この下方への引張力は、キャスター内部の押圧バネ543(図21参照)やコイルバネ567によりノック部材531が上昇し、スライダーカム56(図21参照)、分岐ワイヤー33、及び、操作ワイヤー31を介して生じる。この4個の押圧バネ543による下方へ引っ張る力だけで不足の場合には、図9、図10で点線で示される引張りバネ2161によって助勢してもよく、この引張りバネ2161の一端は枠体25の内部空間の底部に固着され、他端はハンドル部21の底面とに固着されている。
そして、この引っ張り力によって、ハンドル部21の上端面219が上面平坦部135の表面とほぼ同じ水準で平坦になり、図1,2,5及び、図10の状態になる。
また、バネの引っ張り力により急激にハンドル部21が戻り騒音等を生じる場合には、図9、図10で2点鎖線で示されるショックアブソーバー2162によって戻り速度を緩和させてもよく、バネと同様に、このショックアブソーバー2162の一端は枠体25の内部空間の底部に固着され、他端はハンドル部21の適所に固着されている。
そして、図11に示すように、キャスター操作部2の枠体25内に前述のハンドル部21、解除維持機構22、解除ボタン23を組み立て、この枠体25に右側面を覆う外枠26と、一部上面と左側面を覆う外枠27とを取り付けて完了する。
ここで、ハンドル部21の上端面219と、解除ボタン23の上端操作部233とが共に下降した状態で、収納枠体25の上面平坦部135の表面とほぼ同じ水準となっているので、患者や看護師がとくに注意を引く状態ではない。
(操作伝達機構)
操作伝達機構3は、図14で示すように、芯のインナーワイヤーと同軸で被覆部でもあるアウターワイヤーとからなる同軸の所謂ロックワイヤーを用いたもので、主に操作ワイヤー31とワイヤー分岐盤32と4本の分岐ワイヤー33とから構成される。
前述したキャスター操作部2に取り付けられる操作ワイヤー31は、その末端部Aの拡大図の図15に示すように、芯のインナーワイヤー312、それを覆うアウターワイヤーである被覆部313とからなり、インナーワイヤー312の先端には円柱状の所謂タイコと呼ばれる末端部311が設けられ、被覆部313の先端には取付固定部314が設けられ、インナーワイヤー312が取付固定部314に対して、末端部311が進退可能に構成され、他方の末端部316(図17参照)はワイヤー分岐盤32のスライダー322(図17参照)に接続される。
ワイヤー分岐盤32からの4本の分岐ワイヤー33の長さはほぼ等しく、その1本の図14での末端部Bの拡大図である図16(a)の側面図とその上面図の図16(b)に示すように、芯のインナーワイヤー332、それを覆う被覆部333からなり、ワイヤー332の先端には中心に係合孔を有する末端部331が設けられ、被覆部333の先端には取付固定部334が設けられ、インナーワイヤー332が取付固定部334に対して、末端部331が進退可能に構成され、他の末端はワイヤー分岐盤32に接続される。
ワイヤー分岐機構のワイヤー分岐盤32は、図17(a)(b)に示すように、操作ワイヤー31と4本の分岐ワイヤー33を接続するもので、図17(a)のワイヤー分岐盤32の蓋321(図17(b))を開けた内部は、スライダー322が左右移動可能に収納されている。ワイヤー分岐盤32の操作ワイヤー31側の側板323に操作ワイヤー31の取付固定部315を取り付け、前記スライダー322の操作ワイヤー31側にはワイヤーの末端部316の嵌合部3221が設けられ末端部316を嵌合する。
また、ワイヤー分岐盤32の4本の分岐ワイヤー33側の側板324に分岐ワイヤー33の取付固定部335を取り付け、前記スライダー322の分岐ワイヤー33側には4本のワイヤーの末端部336の嵌合部3222が設けられ末端部336を嵌合する。このようにして、操作ワイヤー31の端末部316が引っ張られると、スライダー322が側板323側に移動(図17(a):右方向)するが、スライダー322に嵌合される4個の末端部336も一括して側板324から離れるように移動(図17(a):右方向)する。
図18(a)の図17(a)でのa−a線断面図、図18(b)の図17(a)でのc−c線断面図に示すように、このスライダー322は4本のインナーワイヤーの末端部336の移動距離が同じでなければ、正確に4個の双輪キャスターをロックすることができない。このため、スライダー322の上面の移動方向に平行な山部3223が複数設けられ、図17(b)の蓋321を嵌め込んだ側面図に示すように、山部3223を左右方向に案内する案内溝3211を蓋321に設けて、正確にスライダー322がワイヤー軸線に対して平行移動するようにしている。勿論、この逆に、平行な山部を蓋321に設け、対応する案内溝をスライダーに設けてもよい。なお、蓋321の嵌合側面には固定凸部3212はワイヤー分岐盤32の内壁に挿入固定するためのものである。
したがって、スライダー322をインナーワイヤー312,332の前進後退方向と平行に移動させるための平行進退移動手段として、ワイヤー分岐盤32の内側の両側壁は勿論こと、これだけでは、平行移動には不十分であるので、スライダー322の上面には平行な山部3223が複数設けられ、蓋321側にも山部3223を左右方向に案内する案内溝3211が設けられている。
このように、操作ワイヤー31の進退移動がワイヤー分岐盤32を介して4本の分岐ワイヤー33に伝達される。また、操作伝達に同軸ワイヤーを用いたので、図8に示すように、オーバーベッドテーブル1の脚部13の4個の双輪キャスター4の位置を自由に設定でき、また、リンク機構の組み合わせや、前掲特許文献1のようなテーブル全体を浮かせるための接地部材とは異なり、構造も簡単で制作費も安価で、保守も容易になる。更に、1本の操作ワイヤー31を4本に分岐して用いているので、極めて簡単な構成で4個のキャスターを同時に正確にロック状態及びロック解除状態にでき、ワイヤー分岐盤32も薄く扁平に成形できるので、ワイヤー分岐機構の高さも低く薄くできるので、オーバーベッドテーブル1の中空部112内に収納でき、或いは、テーブル部11の底部に取り付けることもできる。
言い換えれば、キャスター操作部2からの1本の操作ワイヤー31を4本の分岐ワイヤー33に分岐して4個の車輪ロック機構であるキャスター操作機構に接続し、1本の操作ワイヤー31のインナーワイヤー312の前進/後退を4本の分岐ワイヤー33のインナーワイヤー332の前進/後退に伝達しており、4本の分岐ワイヤー33に分岐するためにワイヤー分岐機構としてワイヤー分岐盤32を設け、ワイヤー分岐盤32には4本の端末部331を並列にして固定するスライダー322を設けて、スライダー322をインナーワイヤー312,332の前進後退方向とて正確に平行に移動伝達できる。
(双輪キャスターの配置)
前述した図8は、オーバーベッドテーブル1の脚部13の裏面の平面図で、ベッドDを挟んで一対の取付枠体132a,b及び一対の双輪キャスター4(4a,4b,4c,4d)が取り付けられている。
これらのキャスター4の外観概略は、図19に示すようなもので、キャスター4の構成の詳細は後述するが、キャスター操作機構である車輪ロック機構5の枠体51の両側に一対の車輪41A、41Bがそれぞれ回転可能に軸支されており、ロック機構枠体51の上面には、キャスター4が取付枠に対して旋回可能に軸支するための旋回支持部52が設けられ、旋回支持部52の軸心Xと同軸に、上下動するノック部材531が設けられており、ノック部材531を押圧バネ543により押し上げられると双輪キャスターがロックされ車輪は回転することができない。逆に、ノック部材531の押し上げを解除して下方に押し下げると、双輪キャスター4の内歯車45への歯部542が離反しロックが解除され、双輪が自由に回転することができる。
ところで、本実施例で使用する双輪キャスター4(4a,4b,4c,4d)は、双輪の巾が単輪よりも広いので、単輪キャスターに比べて走行安定性があり、また、双輪の回転をロックすると進行方向は勿論のこと、双輪の巾が広いことから旋回阻止できる。
したがって、本実施例のように、4箇所のキャスターをロックしようとした場合は、仮に、4箇所のうち一箇所のキャスターのロック機構が不完全、或いは、破損した場合でも、オーバーベッドテーブルを確実に固定及び解除できる。
(キャスターの車輪部)
上述した双輪キャスター4の車輪部41を説明するが、図19に示すように、4個のそれぞれの双輪キャスター4の両側に1個ずつ車輪部41(41A,41B)が配置され、その内の片方の車輪部41は、図20に示すように、車輪軸42は、車輪ロック機構5(図21参照)の車輪軸受部511に回転自在に軸支され、車輪部41の車輪軸固定部43に軸支される(車輪軸固定部43は、車輪を回転自在に軸支する構成でもよい。)。車輪部41の外輪44はゴム製で振動を吸収し走行を滑らかにし雑音を軽減するとともに、床へのグリップを強くしている。
また、双輪キャスター4の車輪部41の内側の外輪近傍には、車輪軸と同軸心の内歯車45が形成され、後述するロック歯部542が押圧バネ543により上昇した際には、内歯車45に歯部542が噛み合い車輪部41の回転を阻止する。
(キャスターの車輪ロック機構)
本実施例のキャスターは、図19でも説明したように、車輪ロック機構5のロック機構枠体51を挟んで、所定の間隔を持った車輪41A,41Bの双輪キャスターであり、移動時には単輪キャスターに比べて走行に安定性がある。また、車輪41(41A,41B)の両車輪(双輪)がロックすると走行が出来なくなり、キャスターの旋回も制限されて、更に、本実施例のように、オーバーベッドテーブル1の一対の脚部13の枠体132の両端の2箇所の双輪キャスター4a,4b、及び、双輪キャスター4c,4dの各車輪41A,41Bが固定されると、キャスター4自体の旋回を固定しなくても、車輪の回転の固定だけでオーバーベッドテーブル1は、ほぼ完全に固定されることを見出し、この知見を基礎とするものである。
先ず、上記の車輪ロック機構5の枠体132に配置する双輪キャスター(4a〜4d)の車輪ロック機構について、図21乃至図26に沿って更に詳しく説明する。
図21は、キャスターロック状態の図で、ノック部材531が、分岐ワイヤー33が弛緩し、コイルバネ567によりスライダーカム56が図で左側に移動し、ノック部53が上方に上がった状態の図であり、図21(a)は車輪ロック機構5の横断面図で、図21(b)は図21(a)の側断面図である。また、図22は、図21の(a)のa−a線での断面図であり、歯部542が双輪キャスター4の内歯車45に嵌合してロックした状態の図である。
図23は、歯部542を内歯車45から離反させて、双輪キャスター4のロック解除状態の図で、ノック部材531が分岐ワイヤー33により引っ張られ、コイルバネ567の引張力に抗してスライダーカム56が図で右側に移動し、また、キャスター内部の押圧バネ543に抗して、歯部542が下った状態の図、即ち、キャスターのロック解除状態の図で、図24は図23(a)の上方からの平面図である。
図21(a)(b)は、オーバーベッドテーブル1の通常の状態、すなわち、図1(図2,図5,10図)でハンドル部21を下げて双輪キャスター4をロック状態にした図で、車輪ロック機構5の枠体51内には、キャスター取付金具55に対して双輪キャスター4が旋回可能なように旋回支持部52が軸支され、旋回支持部52の内側に上下動するノック部53が設けられ、ノック部53に続いて車輪歯噛合ロック部54が押圧バネ543を介して連結されている。車輪歯噛合ロック部54は、ノック部材531を上下動させるスライダーカム56のカム面561によって、歯部542が押圧バネ543の押圧力によってノック部53が上昇している状態では、歯部542も上昇していて、この歯部542が車輪部41の内側の内歯車45に嵌合して、車輪41A,41Bの回転を阻止し、双輪キャスター4をロック状態となる。
ここで、各部の構成を更に詳細に説明するが、先ず、枠体51はプラスチックで成型されたもので、図21に示すように、中心に車輪軸受部511が設けられ、枠体51の左側には、旋回支持部52(ノック部53)を挿入する円筒型の嵌合部512と収納部513が配置され、嵌合部512のキャスター取付金具55に近接する部分は双輪キャスター4の旋回をスムーズにするために突出輪514が設けられ、前記車輪軸受部511の上側には上下動する車輪歯噛合ロック部54及び押圧バネ543を収納する収納部515が配置されている。この収納部515を含めた双輪キャスター4の嵌合部512と旋回支持部52とを回動自在に強固に支持するが、旋回支持部52はキャスター取付金具55側に強固に固着している。
また、収納部513は下側面及び片側面が開放口となっており(必要に応じて、防塵のための蓋部を設けてもよい。)、これは組み立て作業で、キャスター取付金具55に固着される旋回支持部52を嵌合部512に回動自在に、旋回補助ワッシャー523及び止め金具(固定スナップリング)524を取り付ける際のためのものである。
旋回支持部52を嵌合部512に挿入した後、旋回支持部52の下部末端には、旋回補助ワッシャー523を挿入し、旋回支持部52の下端に設けられた止め金具(スナップリング)用の固定円周溝525に、旋回支持部52を固定するためスナップリング524を係止して、旋回支持部52からロック機構枠体51から抜け落ちないようにしている。
更に、ノック部53のノック部材531の下端部に車輪歯噛合ロック部54の基部541を取り付けるが、この基部541は図21に示すが、車輪軸42を囲むようにコの字状(或いは、反対側から見れば逆コの字状)であり、下部水平部5411と上部水平部5412とこれを連結する連結部5413とから構成され、下部水平部5411の上面はノック部材531の下部先端部533により押圧され、又は解除(図23では解除)される受圧部を有し、上部水平部5412は歯部542が固着されるとともに、外方に拡がるように押し圧するバネ543の上端部に係合する上部バネ係合部544を有する。なお、押圧バネ543の下端部はロック機構枠体51側に設けた下部バネ係合部545に係合し、常に、上部水平部5412の下面の上部バネ係合部544を上方に押圧している。
(旋回支持部及びノック部)
次に、図21での嵌合部512と旋回支持部52とノック部材531について説明する。
旋回支持部52の固定支持筒部材521は金属製の円筒(パイプ)で、その上端部を金属のキャスター取付金具55の底板554に取付縁部522の上端を溶接等で固着する。ここで、双輪キャスター4の旋回とは、図19に示されるように、通常の双輪キャスター4の接地箇所X2の垂直線とノック部材531の軸心の接地箇所X1とが偏心することによって、オーバーベッドテーブル1を移動させる際に、自動的に双輪キャスター4の進行方向が移動方向に向くようにしたものであるが、当然、双輪キャスター4がロック状態では、双輪キャスター4が回動しないことによって旋回は阻止されるが、逆に、オーバーベッドテーブルの移動時のロック状態で無い場合には自由に旋回させなければならない。そのため、旋回支持部52とキャスター取付金具55の底板554との間に突出輪514を介在させて、ロック機構枠体51の上面での旋回をスムーズにさせるようにしてある。
旋回支持部52は、キャスターの旋回軸を構成するとともに、ノック部材531を嵌合して収納するが、このノック部53は旋回支持部52の同心上の嵌合部512に上下動が自在に嵌合されている。
(車輪歯噛合ロック部)
基部541は、図25に示すように、基部541の断面コの字状(反対側からは、逆コの字状)の上部水平部5412の下面の(図21での)中央部分には、押圧バネ543の上端を係止する上部バネ係合部544を設け、さらに、双輪キャスター4の一対の車輪部41の各内歯車45に嵌合するように左右に一対の2本の歯部542a,bが固着してあり、外側に拡がるような押圧する押圧バネ543で、常に上方に押し上げる構成になっている。
したがって、車輪歯噛合ロック部54の歯部542a,bは、図20、図22に示すように、ノック部材531の規制がなければ、常に、押圧バネ543によって上側に押圧され上昇するようになっており、オーバーベッドテーブルをベッド近傍に設置した通常の場合は、歯部542a,bは押圧バネ543によって各双輪キャスター4の内歯車45に嵌合して、双輪キャスター4の回転を阻止し、ロック状態になりオーバーベッドテーブルの移動を不可能にしている。
なお、車輪歯噛合ロック部54の上下動は、枠体51に設けた車輪歯噛合ロック部54の収納部の案内溝516の側壁に沿って降下・上昇する。
また、双輪キャスター4の車輪部41の内側の外輪近傍には、車輪軸に同心の内歯車45が形成され、歯部542a,bが上昇した際には、内歯車45に歯部542が噛み合い車輪部41の回転を阻止する。
(キャスター取付金具とスライダーカム)
図23乃至図26におけるキャスター取付金具55とノック部材531を操作するスライダーカム56について説明する。
端末操作部3のハンドル部21(図9,10を参照)を上方に挙げる操作によって、操作ワイヤー31が引っ張られ、ワイヤー分岐盤32(図17を参照)によって4本の分岐ワイヤー33も引っ張られる。更に、この各分岐ワイヤーのインナーワイヤー332が引っ張られるが、これをノック部53の動きに変換するのがキャスター取付金具55に装着されたスライダー状のカム機構を有したスライダーカム56である。
このスライダーカム56は、主に、図26に示すように、全体形状は扁平で下面が傾斜するカム面561が設けられ、スライダーカム56が移動する方向の一端には分岐ワイヤー33の末端部331を接続し、キャスター取付金具55の前板551(図24参照)に取付固定部334を装着し、操作ワイヤー31及び分岐ワイヤー33(33a,33b,33c,33d:図14,17を参照)に引っ張られることにより、全体として水平移動するようにしている。図23、図24、図26に示すように、中心部にはスライダーカム56の水平上面563に平行して案内長孔564が設けられ、この案内長孔564にはキャスター取付金具55の両側板552に固定された案内軸565が嵌合している。
係止部562とは反対側の係止部566には縮む方向のコイルバネ567の一端が係止され、コイルバネ567の他端はキャスター取付金具55の背板553の係止部568に係止され、このコイルバネ567は操作ワイヤー31及び分岐ワイヤー33が弛緩された状態では、スライダーカム56を図21の位置に戻すようにしている。また、図24、図26に示すように、案内軸565の軸線はノック部材531の上部先端部532の軸線と交わるようにしている。
なお、図24において、キャスター取付金具55(全4個)の両側板552には枠体取付部555が設けられ、キャスター付き枠体132a,bの両端部に、ボルト孔556にボルト(図示せず)等を挿入して固着する。
したがって、スライダーカム56のカム面561にノック部材531の上部先端部532が接触するようになっているが、分岐ワイヤー33が引っ張られているロック解除状態では、図23、図26に示すように、カム面561は左側から右側にかけて移動するようになっているので、最も下の位置である最下点5611にあり、ノック部材531を下方に押し下げた状態になる。
逆に、図21、図22に示すように、操作ワイヤー31及び分岐ワイヤー33が弛緩された状態では、コイルバネ567により、スライダーカム56は、図21、図22のように左側に移動し、カム面は最も高い位置である最上点5612にあり、歯部542の押圧バネ543の作用により、ノック部材531の上部先端部532も上昇し、歯部542も上昇して、双輪キャスター4の内歯車45に嵌合し、双輪キャスター4をロック状態にする。
この扁平のスライダーカム56は、カム面561の最下点5611から最上点5612がノック部材531の上部先端部532を移動するように作動するが、スライダーカム56の分岐ワイヤー33の末端部331の移動距離Z(図21参照)は、カム面561の最下点5611から最上点5612の距離Y(図26参照)とほぼ同じとなる。
したがって、カム面561の傾斜角度により、最下点5611から最上点5612の距離が変えられるので、キャスター取付金具55の高さを低くしたままで、分岐ワイヤー33の移動距離(ストローク)に合わせることができる。
(キャスターのロック及びロック解除の作動)
本実施例のオーバーベッドテーブルを固定する末端操作装置は、以上のような構成であるので、大凡、次のように作動する。
オーバーベッドテーブル1の脚部13に設けたキャスター4のロック解除のハンドル部21は、図1(図2,図5)に示すように、通常の設置状態では、キャスター4がロックされ、オーバーベッドテーブル1を移動する際には、図3(図4)に示すように、解除維持のためのロック部材221がハンドル部21のロック部材係止孔に嵌合する位置までハンドル部21を上方に持ち上げ、この時の解除維持のためのロック部材221(図9参照)の移動によって、ロック解除表示ボタンである解除ボタン23を突出させ、キャスター4のロックを解除する。
オーバーベッドテーブル1のキャスター4を元のロック状態にするには、ロック解除表示ボタンである解除ボタン23を下側に押して解除維持するロック部材221を後退させ、ハンドル部21がキャスター4内のロック機構によるワイヤーの引張力、或いは、協働する引張りバネ2161によって降下するので、元の図1に示す状態にする。この双輪キャスターのロック/解除状態の作動について、更に詳しく説明する。
[双輪キャスターのロック状態]
双輪キャスター4のロック状態は図21に示したような状態である。
オーバーベッドテーブル1をベッドの近傍に配置した通常の状態で、ハンドル部21と解除ボタン23とが共に下方の収納位置に納められ、オーバーベッドテーブル1のキャスター操作部2の枠体の上面平坦部135とほぼ同等の高さにあり(図10参照)、分岐ワイヤー33は結果的にキャスター内の押圧バネ543によって歯部542をキャスターの内歯車45に嵌合させるとともに、押圧バネ543にノック部材531も上方にあり、分岐ワイヤー33も弛緩状態にある。この場合の状態は長時間に亘るが、ハンドル部21がワイヤー31を常に引っ張る状態に維持する必要がないので、各ワイヤーは緊張状態にはなく(弛緩状態)、経年でワイヤーが伸びるようなことがなく、装置の保守も容易になる。
[双輪キャスターのロック解除状態]
双輪キャスターのロック解除状態は図21に示したような状態である。
この場合には、オーバーベッドテーブル1を移動する状態で、ハンドル部21を挙げて解除ボタン23を突出させ、操作ワイヤー31を引っ張り上げて緊張状態にし、分岐ワイヤー33によってノック部材531を下方に押し下げ、結果的にキャスター内の押圧バネ543に抗し、歯部542をキャスターの内歯車45から開放する。したがって、ハンドル部21が挙がっている状態では、双輪キャスターのロック解除状態にあり、オーバーベッドテーブルは移動可能となる。
本実施例は以上の説明したような構成であるので、一回の操作でオーバーベッドテーブル1の全てのキャスター4をロック状態及び解除状態にでき、従来のように各キャスター毎にロックをする必要がなく、特に、忙しい看護師や使用者の労力を軽減すことができ、テーブル部11にキャスター操作部2を設けたので、ベッド使用者の患者等がベッドにいても手の届く範囲に配置でき、患者や看護師が簡単に操作出来る。さらに、キャスタ操作部2がテーブル部11にあるので双輪キャスター4のロック状態及び解除状態を一目で確認できる。
また、ロック解除状態ではハンドル部21を上方に引き上げて突出するようにしたので、通常の押圧する操作と異なり、誤って、キャスターのロック状態及び解除状態とすることがなく、かつ、従来のようにペダルを上にあげる操作や直接上に引っ張る操作が無く、無理のない操作でオーバーベッドテーブル1のキャスターを固定及び解除できる。また、解除維持機構22の解除ボタン23を操作しなければならないことにより、誤って使用者である患者や付添人などが双輪キャスターのロック解除の操作を行ってしまうということもない。
また、解除ボタン23が下降して平坦な場合には双輪キャスターがロック状態にあることになり、安心して、オーバーベッドテーブル1に配置することができ、双輪キャスターが解除されている危険な状態では、解除ボタン23が突出し、また、ハンドル部21が突出した状態にあるので、オーバーベッドテーブル1から離れていても双輪キャスター4の解除状態を一目で確認でき、オーバーベッドテーブル1が移動可能な不安定な状態であることを、注意喚起することができる。このように、危険表示としてハンドルに加えて、解除ボタンをキャスターの解除状態を表示する機能とすることで、二重の危険防止表示となる。
更に、操作部をオーバーベッドテーブル1の側面部111にキャスター操作部2を設けたことで、上方位置の高さになり床面の双輪キャスター4を固定する際に看護師等が中腰になり床へ手を伸ばす必要もなく操作できる。
更に、操作伝達ワイヤーを用いた操作伝達機構としたので、リンク機構の組み合わせと異なり、構造も簡単で制作費も安価で、部品点数が少ないこといから保守も容易になり、1本の操作ワイヤーを4本に分岐して用いているので、極めて簡単な構成で4個のキャスターを同時に正確にロック状態及び解除状態にでき、ワイヤー分岐機構の高さも小さく薄くできるので、中空部112の高さを薄くすることができる。
また、テーブル部11の昇降に伴う分岐ワイヤー33の弛緩を吸収するために大きなスペースを必要とするが、この収納部(貯留部)をテーブルの下に設けたので、全体としてコンパクトになり、デザイン的にも制約がなくスッキリとしたデザインが可能となり、各キャスターまでの分岐ワイヤーの長さがほぼ等しくでき、キャスターのロック及びロック解除作動が均一に働かせることが可能となる。
また、テーブル支柱部にワイヤー案内部の伸縮パイプ15を設けたので、テーブル部11の昇降に伴う分岐ワイヤー33がテーブル支柱部122近辺で弛緩することがなく、また、外部に露出することもないので、絡まることがなく操作がスムースであり、スッキリとしたデザインが可能となる。
更に、キャスター操作部からの1本の操作ワイヤー31を4本の分岐ワイヤー33に分岐して4個の前記車輪ロック機構5に接続し、前記1本の操作ワイヤー31のインナーワイヤーによる進退移動を、前記4本の分岐ワイヤー33のインナーワイヤーによる進退移動として伝達したので、複雑な機構を用いずに、全てのキャスターを同時にロック状態及び解除状態にできる。
なお、本発明の特徴を損なうものでなければ、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論である。例えば、本実施例では、ワイヤー案内部を形成する伸縮パイプ15をテーブル支柱部12と別体としたが、テーブル支柱部12に組み込んで一体としてもよい。
D・・ベッド
1・・オーバーベッドテーブル、11・・テーブル部、
111・・側面部、112・・中空部、
12,12a,12b・・テーブル支柱部、121・・高さ調節レバー、
122・・テーブル支持部、123・・基礎部
13(13a,13b)・・脚部、131・・支柱固定部材、
132,132a,132b ・・キャスター付き枠体(取付枠体)、
134a,134b・・ワイヤー連通用貫通孔,
135・・キャスター操作部枠体の上面平坦部
14・・ワイヤー収納機構、141・・案内壁、
15・・伸縮パイプ、15a・・上部パイプ、15b・・下部パイプ、
151・・ワイヤー案内孔、152・・湾曲案内部
2・・キャスター操作部、
21・・ハンドル部、211・・回動軸、212・・回動胴部、
213・・凸部、214・・係止部、
215・・端末部導入溝、216・・回動側部、2161・・引張りバネ、
2162・・ショックアブソーバー、
217・・把持部、218・・ロック部材係止孔、219・・上端面、
22・・解除維持機構、221・・ロック部材、2211・・先端部、
2212・・後端部、222・・バネ部材、223・・ピン、
23・・解除ボタン、231・・下部角柱部、2311・・2股部、
232・・カム長孔、233・・上端操作部、、
25・・枠体、251・・胴体収納部、252・・溝部、253・・ガイド壁、
254・・滑動孔、255・・バネ収納部、256・・解除ボタン摺動孔、
26,27・・外枠、
3・・操作伝達機構、30(31、33)・・操作伝達ワイヤー、
31・・操作ワイヤー、
311,316,331,336・・末端部、312,332・・インナーワイヤー、
313,333・・被覆部(アウターワイヤー)、
314,315,334,335・・取付固定部、
32・・ワイヤー分岐盤、321・・蓋、3211・・案内溝、3212・・固定凸部、
322・・スライダー、3221,3222・・嵌合部、3223・・山部、
323,324・・側板、33(33a,33b,33c,33d)・・分岐ワイヤー、
4,4a,4b,4c,4d・・双輪キャスター、
41・・車輪部、41A,41B・・車輪、
42・・車輪軸、43・・車輪軸固定部、44・・外輪、45・・内歯車、
5・・車輪ロック機構、
51・・ロック機構枠体、511・・車輪軸受部、512・・嵌合部、
513,515・・収納部、514・・突出輪、516・・案内溝、
52・・旋回支持部、521・・固定支持筒部材、522・・取付縁部、
523・・旋回補助ワッシャー、524・・止め金具(固定スナップリング)、
525・・スナップリング用の固定円周溝、
53・・ノック部、531・・ノック部材、532・・上部先端部、533・・下部先端部、
54・・車輪歯噛合ロック部、541・・基部、
5411・・下部水平部、5412・・上部水平部、
5413・・連結部、542,542a,542b・・歯部、543・・押圧バネ、
544・・上部バネ係合部、545・・下部バネ係合部
55・・キャスター取付金具、551・・前板、552・・側板、
553・・背板、554・・底板、555・・枠体取付部、556・・ボルト孔、
56・・スライダーカム、561・・カム面、5611・・最下点、5612・・最上点、
562,566,568・・係止部、563・・水平上面、564・・案内長孔、
565・・案内軸、567・・コイルバネ、

Claims (3)

  1. テーブルが自在に上昇及び下降するオーバーベッドテーブルにおいて、
    テーブルにキャスター操作部を設け、オーバーベッドテーブルの全ての双輪キャスターをテーブル部の1箇所でロック状態、及びロック解除状態に操作し、
    前記キャスター操作部からの各キャスターへのロック及びロック解除操作は同軸の操作伝達ワイヤーによって行い、操作伝達ワイヤーである分岐ワイヤーのテーブルの昇降に伴う弛緩部分の貯留をテーブル部の中空部或いは底面に設けた収納部で吸収するようにしたことを特徴とするオーバーベッドテーブル固定装置。
  2. 前記テーブルの昇降に伴う伸縮するテーブル支柱部内又はテーブル支柱部に平行に伸縮するワイヤー案内部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のオーバーベッドテーブル固定装置。
  3. 前記キャスター操作部からの操作伝達ワイヤーである1本の操作ワイヤーを4本の分岐ワイヤーに分岐して4個の前記車輪ロック機構に接続し、前記1本の操作ワイヤーのインナーワイヤーによる進退移動を、前記4本の分岐ワイヤーのインナーワイヤーによる進退移動として伝達することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオーバーベッドテーブル固定装置。
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