JP2707086B2 - リビング重合体錯体の製法 - Google Patents

リビング重合体錯体の製法

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JP2707086B2
JP2707086B2 JP62216542A JP21654287A JP2707086B2 JP 2707086 B2 JP2707086 B2 JP 2707086B2 JP 62216542 A JP62216542 A JP 62216542A JP 21654287 A JP21654287 A JP 21654287A JP 2707086 B2 JP2707086 B2 JP 2707086B2
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ジョセフ・ピー・ケネディー
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ジョセフ・ピー・ケネディー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、良好に特定されたヘッド基及び末端基を有
する新規重合体を生成する新規な種類のリビング重合用
触媒系に係る。さらに詳述すれば、本発明は、1又は多
数の単量体を結合させて、これにより200ないし500の範
囲の低分子量、2,000ないし10,000の範囲の中位の分子
量、又は100,000又はそれ以上の高分子量を有するポリ
オレフィンに成長させうる錯体に係る。特に、本発明
は、良好に特定された有用かつ各種のヘッド基を及びテ
ィル基を有する重合体を生成するリビング重合法に係
る。 背景技術 真のリビング重合、すなわち停止が無くかつ連鎖移動
の無い重合反応は、合成重合体化学で最も望まれている
対象である。終止率及び連鎖移動率がゼロであり(Rt=
Rtr=0)、反応開始率が成長反応率よりも大きい(Ri
>Rp)には、重合体の分子量は比[M]/[I](すな
わち、単量体濃度/開始剤濃度)により決定され、▲
▼/▲▼は当然小さくなる。Riが瞬間的及び/又
はRi>>pである場合には、▲▼/▲▼1.0
となる。リビング重合は、科学的興味の対象だけでな
く、経済的効果を有するものである。工業的に実施され
ているいくつかの方法は、リビング系、たとえばシス−
1,4−ポリブタジエン、スチレン/ブタジエン/スチレ
ンのトリブロック共重合体、ポリテトラヒドロフランに
基くものであるが、これらはカルボカチオン重合法では
ない。 発明の開示 最近、発明者らは、イソブチレンの如きオレフィンに
関する真のリビング重合系、イソブチレンの如きオレフ
ィンとイソプレンの如きオレフィンとの共重合系をもた
らし、及びイソブチレン又は関連するオレフィンの新規
なテレセリック(telechelic)末端反応性重合体をもた
らす一連の新規開始剤系を開始した。 本発明は、新規な一群の開始剤系、新規な重合体の製
法及び特殊な末端基を有する一連の新規な生成物に係
る。 一群の開始剤系は、下記の式で表される如く、ルイス
酸(好ましくはBCl3)と組合された有機エーテルを基礎
とする。 式中、R1はメチル基及び関連するアルキル基、又はア
リール基(好ましくは、炭素数約24以下)、−CH=CH2
の如きアルキレン基及び関連する低級アルキレン基(好
ましくは、炭素数2ないし約8)、及び塩化アルキレ
ン、メチレンないしブチレンアルコキシの如きヘテロ原
子含有基及び関連する基(好ましくは、炭素数約14ない
し20)の如き有機部分である。 R2は、メチル基及び関連するアルキル基(好ましくは
炭素数1ないし約20)であり、R1と同一であってもよ
く、 R3はメチル基又は好もしくは2ないし約20の関連する
アルキル基又はアリール基(たとえばフェニル基)、シ
クロアルキル基、又はビニル基又はアリル基であり、一
般にR2と同一であってもよく、 R4はCH2 、又は−CH2−CH2−の如き基、−C≡
C−の如きアセチレン基、又は の如きアリーレン基、又は −CH=CH−の如きエチレン基又は関連する類似の基(こ
こでxは1ないし約20、好ましくは1ないし10である)
であり、 R5の如き置換アルキレン基、又はH及びメチル基が置換さ
れて関連する一連の類似体(環の炭素上で置換されたア
ルキル基、アリール基、アルカリール基、アリールアル
キル基及びシクロアルキル基を有する多くの環状エーテ
ルを生成する)を生成する他の公知の基であり、 R6はR5と同一であるが、好ましくはCH2 (ここ
でxは1ないし約6、好ましくは1又は3である)であ
り、及び R7の如き3価の有機部分である。 発明を実施するための最良の形態 重合反応は、適切な温度において、好ましくは液状希
釈剤中で、オレフィン系単量体、有機エーテル及びBCl3
又は関連するルイス酸を接触させることにより実施され
る。希釈剤は、当分野で公知のものの中からいくつかの
代表的なものをあげれば、好ましくは、n−ブタン、n
−ペンタン、n−ヘキサン、イソペンタン、ネオペンタ
ン、ベンゼン、トルエン、メチルシクロヘキサンの如き
炭化水素、又はCH2Cl2、CH3Cl、C2H5Cl、クロルベンゼ
ン、二塩化エチリデン、塩化プロピルの如き塩素化炭化
水素がある。 各成分の混合順序については、問題とならない。たと
えば、溶媒中で有機エーテル及びBCl3を予め混合し、つ
いで溶媒中の単量体を加えるか、又は溶媒中でエーテル
及び単量体を予め混合し、ついで溶媒中のBCl3を添加す
ることができる。一般的には、重合反応は、温度が錯体
の分解温度(一般には−10℃以下であるが、場合によっ
ては40℃以上のこともある)以下に維持される際には、
最後の必須成分を添加することにより始まる。塊重合、
すなわち溶媒の不存在下でも実施可能である。 重合反応は、一般的には、化合物の2つの流れ、すな
わちエーテルと、好ましくは適当な溶媒中で単量体と混
合せしめたBCl3との2つの流れ、又はエーテルと、BCl3
又は関連するルイス酸と混合せしめた単量体との2つの
流れを、生成する錯体の分解温度以下の温度で混合させ
ることにより、連続的に行なわれる。 特殊な具体例では、重合反応は、特別な配慮を払う場
合には錯体の分解温度以上の温度で行なわれ、冷却のた
めのコストを低減でき、従って生産の経済性を高めるこ
とができる。この具体例における配慮は、有機エーテル
とルイス酸との錯体が該錯体の分解温度以下で生成さ
れ、重合の開始に使用される時まで、かかる温度条件下
に維持するよう払われるものである。 開始剤である有機エーテル−ルイス酸錯体の生成は瞬
時に行なわれるものであるため、他の具体例では、反応
は、単量体及び開始剤を混合し、ついで開始剤である錯
体の分解温度よりも高い温度でルイス酸を導入すること
によっても行なわれる。これらの錯体は、オレフィン系
単量体を単独で又は混合して、錯体分解温度以下、又は
オレフィンの付加又は重合が起こる際の温度が、錯体の
分解率が低いために、錯体の分解がオレフィンの重合前
に防止されず、分解が生じてしまう程度のものである場
合には、錯体分解温度以上の温度で添加することによっ
ても、その分子量が増加される。 この特殊な具体例では、錯体の寿命が半減する時間が
5分ないし1時間又はそれ以上である温度で前もって又
は「その場で」調製された有機エーテル−ルイス酸錯体
は、重合反応の進行を停止させ又は重合反応が所望の度
合まで進行するのを阻止するに充分な量の錯体が分解す
る以前に重合反応を実質的に完了させうるに足る重合反
応速度が達成される温度において、好適な溶媒と共に又
は溶媒を共存させることなく、オレフィン単量体と混合
される。たとえば、エーテルと単量体の予混合が行なわ
れ、ついでルイス酸と混合されるか、ある場合には、ル
イス酸の混合物は錯体を瞬時に生成し、これにより、単
量体の重合を開始し、所望の分子量を持つ重合体の生成
を阻止する錯体の分解前に、かかる重合反応を完了せし
める。 この特殊な具体例を説明するため、ここに開示する各
種の錯体は、その分解温度(たとえば−約10℃ないし−
40℃)以下の温度において、好ましくは炭化水素又は塩
素化炭化水素溶媒中、高濃度(すなわち触媒濃縮物とし
て)で生成される。ついで、この予調製された錯体は、
混合しながら、温度10℃ないし50℃において、オレフィ
ン単量体を収容する適当な反応器に添加される。ここ
で、錯体は、好ましくは10℃ないし50℃の温度におい
て、所望の分子量を有する重合体が得られる以前に重合
反応を停止するほどの量の錯体が分解される前に、混合
物状のオレフィンの重合を行なう。 他の実施例では、分解温度以下で予じめ調製された錯
体は、充填後、錯体の分解温度以上で単量体と混合さ
れ、混合物を生成する。混合は、錯体の分解速度が充分
に低く、分解されない充分な量の錯体によって単量体の
重合反応を行ない、所望の分子量を有する所望の重合体
が生成されるように制御される。多量の錯体が分解され
た場合には、反応は停止される。このように、発明者ら
は、これら特殊な条件下における重合は、重合反応の速
度が比較的速く(普通1ないし3分間で、ほぼいずれの
場合にも30分で完了さる)、一方、分解速度が温度約20
℃ないし30℃での寿命半減速度約5分ないし1時間を与
えるようなものであるため、実用に供されることを見出
した。従って、かかる配慮が払われる場合には、ホモ重
合体だけでなく、共重合体及びブロック重合体も、錯体
の分解温度以上で生成される。 重合反応は、下記の反応式で表される如く、エーテル
結合の開裂及び単量体の挿入によって起こる。 上記反応式の最後の式を使用して、下記の反応式によ
り単量体の挿入を説明する。 錯体対アニオンは、カルボカチオンからプロトンの放
出を助けたり、放出させたりしない。これは、本発明に
係る対アニオンを他の公知の非求核対アニオン、たとえ
ばBCl 、BF 、及びAlCl と区別する非常に重
要な特性である。単純な非求核性対アニオンの存在下で
起こる従来の重合反応では、これらの対アニオンは、生
長しつつあるカルボカチオン中心からのプロトンの放出
を助長又は生じさせ、このようにして単量体をプロトン
化する種を生ずる。たとえば、BF 対アニオンでは、 であり、後者は次の如く単量体をプロトン化する。 これら一連の反応の結果、単量体への連鎖の移動を生
じ、従って、重合体化学では最も好ましくない方法であ
る。第1に、この方法は生成される重合体の分子量を低
下させ、第2に不用の非反応性ヘッド基 を有する重合体を生成する。単量体への連鎖の移動を伴
う系における分子量の制御は、この連鎖移動を伴わない
系における場合よりもかなり困難である。このように、
本発明の利点の1つは、上記2つの欠点を回避できるこ
とである。 本発明に係る錯アニオンは超非求核性であり、そのま
までは、生長しつつあるカルボカチオン中心の脱プロト
ン化を助長さたり、生じさせたりしない。このように、
本発明に係る系では、単量体への連鎖の移動は起こら
ず、その結果、単量体及び開始剤系の相対濃度を調節す
ることにより分子量の制御が行なわれる。すなわち、分
子量は[M]O/[I](ここで、付記した符号(
は初期の濃度であることを意味する)に左右される。重
合体は、単量体が使用されうる状態にあり、たとえば生
長中心が系から孤立化されること又は重合反応を停止す
るに充分な量の開始剤[I]が分解することによって
単量体と生長中心との間の反応が阻害されないかぎり、
生長し続ける。 本発明では対アニオンが超非求核性であるため、重合
反応は停止が全く無い。すなわち、重合反応は、温度が
[I]をゼロまで低減させるに充分な次官に恒って錯
体の分解温度を越えるようになるまで無停止性である。
生長しつつある中心は、その増殖能を失うことなく、長
期間、「活性状態(alive)」を保持する。これに対し
て、従来の重合反応では、停止は、成長しつつあるカチ
オンと併用される対アニオンとの間の反応によって最も
生じ易い。かかる反応としては、たとえば次式で表され
る反応がある。 超非求核性対アニオンを含有する系を使用することに
より、成長は長期間中断することなく維持されるが、た
とえば低分子量の末端官能化重合体の製造のため、停止
が望まれる場合には、このような早期の停止反応は、重
合反応系の温度を高め、これにより活性な成長錯体を分
解させることにより、又はメタノール又はエタノール、
ピリジン、アンモニア、アルキルアミン、又は水の如き
強力な求核性停止剤を添加することにより生じられる。
このように、本発明は、数100から数100万まで分子量を
変化させる機構を提供するものである。これらの反応の
結果、下記の停止反応のため、Cl末端重合体(又はハロ
ゲン末端重合体)が生成される。同時に生成されるBCl2エステルは、他の生成物に変化さ
れる。第3クロライド末端基は貴重な末端官能基であ
り、各種の公知の応用分野で使用される。 本発明では、オレフィンを基礎とする各種の公知の単
量体を使用して重合体を生成できる。通常炭素数2ない
し約20、好ましくは4ないし8のα−オレフィンを単独
で又はジオレフィン(共役系又は非共役系)と混合して
使用でき、300程度から100万を越えるものまで広い範囲
の各種の分子量をもつ重合体又は共重合体を生成でき
る。これらの重合体は、低分子量の液体又は約200又は5
00から10,000分子量単位までの粘稠重合体、又は100,00
0以上500,000まで又は100万又はそれ以上の分子量単位
を持つ固形ワックス状から可塑性又はエラストマー状物
質の各種の性状を有する、これらオレフィンの例として
は、公知のものの中から代表的なものを上げれば、炭素
数2ないし20又はそれ以上のものであり、たとえばプロ
ピレン、ブチレン、アミレン、ヘキシレン、ヘプチレ
ン、オクチレン、スチレン、α−メチルスチレン、又は
非共役系又は共役系のジエン(たとえばブタジエン、イ
ソプレン、ピペリレン、ヘキサジエン)及びオクタジエ
ン、及びこれらの環状類似物(たとえば1,3−シクロヘ
キサジエン)がある。 本発明で使用されるルイス酸の例しては、BCl3,BF4,A
lCl3,SnCl4,TiCl4,SbF5,FeCl3及びZnCl2である。中でも
BCl3及びBF4が好適であるが、他のハロゲン及びルイス
酸も、1つの物質を他の物質で置換えることにより使用
される。有機エーテルは、これらが適当な重合温度(通
常約−40℃以上10ないし20℃以下)でルイス酸と共に安
定な錯体を生成するものであれば、又はより高い温度で
の錯体の分解速度が重合反応の速度よりも低ければ、い
かなるものでも使用できる。さらに、有機エーテルは通
常炭素数1ないし20を有し、中でも炭素数15以下のもの
が好適である。モノ−、ジ−、及びトリ−官能性エーテ
ルを使用する場合、クロライドの如き特殊なモノ−、ジ
−又はトリ−末端官能基を有する重合体を生成する。 本発明及びその各種の態様及び利点は、後述する参考
例を参照することにより、さらに容易に理解され、評価
されるであろう。しかし、これらの実施例は本発明を説
明するためのものであって、本発明を限定するものでは
ない。 実施例1ないし11で使用される一般的な重合法は下記
の通りである。 一群の試験管を用意し、各試験管に溶媒、単量体、す
なわちイソブチレン(本明細書ではIBと略して表示する
場合もある)及び開始剤を充填する。溶媒の存在下又は
不存在下、所定温度においてBCl3を添加することにより
重合反応を開始させる。各反応における濃度及び結果
を、各反応毎に第1表ないし第12表に示す。多くの場
合、重合反応は極めて速い。すなわち、変化率は数分間
で最大値に達する。しかしながら、反応を確実に完了さ
せるため、重合時間を30分とした。この時間の経過後、
冷却したメタノール5.0mlを添加して反応を停止させ
る。ついで、常法、すなわち揮発物の留去、n−ヘキサ
ン中への溶解、デカンテーション又はホウ素化合物の如
き無機化合物又は他のルイス酸残渣の去、室温での蒸
発によるヘキサンの除去等により、重合体を回収する。
生成物を洗浄しないため、生成物の回収は完全である。
すなわち、低分子量成分のロスは無い。生成された重合
体の同定は、各種の手段、すなわちIR、1HNMRスペクト
ル、浸透圧法及び赤外線及び紫外線によるGPCによって
行なわれる。 実施例1 メチル−第3級ブチルエーテル(tBuOMe)を使用して
一連の実験を行なった。各実験(全3回)の結果を、利
用した条件(各成分の濃度)と共に第1表に示す。 これらの実験では、反応器(60mlの試験管)に、−30
℃、N2雰囲気中で、溶媒、tBuOMe及びイソブチレンを充
填し、直ちにBCl3を添加した。内容物を撹拌し、30分
後、予かじめ冷却したMeOHを−30℃で添加して反応を停
止させた。以後、常法に従って処理した。すなわち、重
合体をMeOHで洗浄し、n−ヘキサンに溶解させ、過
し、乾燥させた。分子の同定をGPCによって行なった。実施例2 開始剤として2,4,4−トリメチル−1−メトキシペン
タン(TMPOMe)を使用して、一連の実験を行なった。反
応器に、−30℃で、溶媒、開始剤及び単量体を充填し、
ついでBCl3を添加して重合反応を開始させた。なお、重
合反応条件及び同定法について実施例1と同様である。
第2表は、使用した各試薬の濃度及び得られた結果を表
わす。これらのデータによれば、TMPOMeは有効な開始剤
である。他の分析法(1HNMR)によれば、得られた重合
体は、下記の式で表されるように、TMPヘッド基及び第
3級クロル末端基を含有するものであることが明らかで
ある。 イソブチレンの代わりに他のオレフィン単量体を使用
することもでき、相当する末端基停止ポリオレフィン
(たとえばポリアミレン又はポリヘプチレン等)を生成
できる。 実施例3 実施例1及び2の実験条件に従い、ただし開始剤とし
て2−フェニル−2−メトキシプロパン(クミルメチル
エーテル、CuOMe)を使用し、かつ温度を−30℃から−1
0℃まで変化させて実験を行なった。第3表に実験デー
タを示す。重合体の分光分析では、該重合体が下記構造
の如くフェニルヘッド基及び第3級−クロル末端基を含
有するものであることを示した。 これから明らかなように、CuOMeはリビング重合の優
れた開始剤であり、分子量は下記の式に従って任意に制
御される。 ▲▼=[M]O/[I] 実施例4 実施例1−3で利用したものと同じ条件下、−10℃で
行なったかかる一連の実験において、単量体の濃度を変
化させた。条件(濃度)及び結果を第4表に示す。1/
[M](単量体濃度の逆数)に対する1/▲▼n
(重合度の平均値の逆数)のプロットは原点を始点とす
る直線となる。このいわゆる「Mayoプロット」は切片
(intercept)を示さないとの事実は、単量体への連鎖
の移動が存在しないこと、すなわちリビング重合の存在
を示す。 実施例5 この一連の実験では、実施例1−4で使用した一般的
条件下において、−30℃又は−10℃で、二官能性開始剤
1,4−ビス(2−メトキシプロパン)ベンゼン(ジクミ
ルメトキシ、DiCuOMe)を使用した。この開始剤が二官
能性であるため、下記構造の二官能性テレセリック重合
体が得られる。 重合体内に組込まれたイソブチレン単位の数は、比
[M]O/[I]によって定められる。第5表は実験条
件及び結果を示す。 異なったオレフィン単量体を使用することにより、二
官能性テレセリック重合、たとえば単量体の供給量に応
じてイソプレン−イソブチレン又はブタジエン−オクチ
レンのブロック重合体が生成される。 実施例6 この一連の実験は実施例4に示すものと同様である。
これらの実験の目的は、単量体への連鎖の移動が存在し
ないことを示すことにある。結果を第6表に示す。1/▲
▼nを1/[M]に対してプロットする場合、原点
を始点とする直線が得られる。切片が存在しないこと
は、単量体への連鎖の移動が存在しないこと、すなわち
リビング重合であることを示す。実施例7 これらの実験では、実施例1−4で使用した一般的条
件下、二官能性開始剤として2,2′−ジメトキシプロパ
ン(DMP)を使用した。第7表は試薬の濃度及び結果を
示す。 実施例8 この一連の実験では、実施例1−4で使用した一般的
条件下、−30℃において、三官能性開始剤として1,3,5
−トリ(2−メトキシプロパン)ベンゼン(トリクミル
メトキシ、TCuOMe)を使用した。この開始剤が三官能性
であるため、下記構造を有する三官能性テレセリック重
合体が得られた。 プロトンNMRスペクトルにより、末端基の構造を確認
した。3本の手をもつ重合体に組込まれたイソブチレン
単位の数は、比[M]O/[I]によって定められる。
第8表は実験条件及び結果を示す。実施例9 次の実験は本発明の範囲を説明するためのものであ
る。これらの実験では、CH2Cl2(溶媒)中、−10℃にお
いて、各種の開始剤−イソブチレン充填物にBCl3を添加
し、反応時間30分後に変化率を測定している。第9表は
条件及び得られた結果を示す。 実施例10 実施例9と同様にして、オレフィン単量体としてスチ
レンを使用して実験を行なった。CH2Cl2(溶媒)、開始
剤及びスチレンを収容する一連の試験管に、−10℃でBC
l3を添加し、反応時間を30分後に収率を測定した。 実施例11 起非求核性対アニオン錯体によって示されるIB又は関
連するオレフィンのリビング性を証明するため、各種の
実験を行ない、ついで各反応器で生成された重合体の重
量(g)に対する▲▼のプロットを作製した。プロ
ットが直線状であり、補外の際、原点と交差するか否か
を観察した。 これら一連の反応を一連の試験管を使用して実施し
た。CH2Cl220ml、2,4,4−トリメチル−2−メトキシペ
ンタン(TMPOMe)(5.76×10-3モル/)及びIB 0.5ml
をかかる順序で充填し、−30℃に恒温制御した。つい
で、試験管にBCl3(液化したもの)0.25mlを導入するこ
とによって重合を開始させた。各反応器におけるBCl3
濃度は1.55×10-1モル/である。反応時間30分後、試
験管は第1番目における反応をメタノールの添加によっ
て停止させ、一方、残りの試験管にはさらにIB0.5mlを
追加した。30分後、第2番目の試験管における反応を停
止させ、他の試験管にはさらにIB0.5mlを添加した。か
かる操作を、一連を試験管のすべてにおける反応が停止
されるまで繰返し実施した。常法に従って処理した後、
重合体の量及び分子量及び分子量分布を測定した。これ
らのデータを第11表に示す。生成されたPIBの重量
(g)に対する第11表の▲▼のプロットは、原点を
通る直線を示した。 実施例12 実施例11に記載の一連の実験と同様にして、ただし、
TMPOMeを予じめBCl3と混合し、1回目のIBの添加前に、
系を−30℃で30分間熟成させて各種実験を行なった。か
かる熟成は、反応の開始がエーテル+BCl3から生成され
るイオン性物質によって起こること及びイオン化には若
干の時間が必要であることが考えられるため実施したも
のである。 第12表は各データを示す。実際のところ、理論的な分
子量(すなわち▲▼=[M]O/[I])が得ら
れ、▲▼/生成した重合体の重量(g)のプロット
は原点を始点とする直線であり、リビング重合系である
ことを示した。実施例13 実施例11に記載の一連の実験と同様にして、開始剤と
して2−フェニル−2−メトキシプロパン(CuOMe)及
び助開始剤としてBCl3を使用し、CH3Cl中、−30℃で各
種実験を行なった。第13表にデータを示す。生成した重
合体の重量(g)に対する▲▼のプロットは原点を
通る直線であり、リビング系であることを示した。分子
量は理論的(すなわち▲▼=[M]O/[I])で
あり、同様にリビング系であることを示した。 実施例14 実施例13に記載の一連の実験と同じ実験を、溶媒とし
てCH3Clを使用して実施した。第14表にデータを示す。
▲▼に関するデータのプロットは原点を通る直線で
あり、リビング系であることを示した。分子量は理論的
(すなわち▲▼=[M]O/[I])であり、同様
にリビング系であることを示した。 実施例15 この一連の実験では、二官能性エーテルによるリビン
グ重合であり、α,ω−二官能性第3級クロルテレセリ
ックポリイソブチレンが生成されることを証明するた
め、二官能性開始剤として1,4−ビス(2−メトキシプ
ロパン)ベンゼン(DiCuOMe)を使用し、溶媒としてCH3
Clを使用した。一般的な実験条件は実施例11、13及び14
におけるものと同じである。第15表にデータを示す。理
論値に近似する分子量が得られた。生成した重合体の重
量(g)に対する▲▼のプロットは原点を始点とす
る直線であった。明らかに、かかる系はリビング性であ
る。 実施例16 この一連の実験は、溶媒としてCH2Cl2を使用したこと
を除き、実施例15に記載のものと同じである。α,ω−
二官能性第3級クロルテレセリック重合体が得られた。
分子量は理論的(▲▼=[M]O/[I])であっ
た。生成した重合体の重量(g)に対対する▲▼の
プロットは原点を始点とする直線であり、リビング系で
あることを示した。第16表にデータを示す。 実施例17 この一連の実験は、助開始剤のBCl3を、開始剤のCuOM
e及び各種の量のIBを収容する一連の試験管に添加する
場合、10℃でリビング重合が行なわれることを示すもの
である。第17表にデータを示す。生成した重合体の重量
(g)に対する▲▼のプロットは原点を始点とする
直線である。分子量は▲▼=[M]O/[I]によ
って表される。これらのデータによれば、−10℃におい
てリビング重合が実際に行なわれていることが理解され
る。 実施例18 この一連の実験は、開始剤として二官能性エーテルDi
CuOMeを使用し、−10℃で実施したものである。この実
験の目的及び一般的条件は実施例17の記載のものと同じ
である。生成した重合体の重量(g)に対する▲▼
のプロットは原点を始点とする直線である。分子量は理
論的であり、▲▼=[M]O/[I]によって表さ
れる。これらのデータはリビング重合系であることを示
している。 実施例19 この一連の実験は、開始剤として三官能性エーテルTC
uOMeを使用して、−30℃で実施したものである。この実
験の目的は、三官能性開始剤系によってリビング重合が
行なわれることを示すことにある。一般的実験条件は実
施例17に記載のものと同じである。第19表にデータを示
す。生成したポリイソブチレンの重量(g)に対する▲
▼のプロットは原点を始点とする直線である。分子
量は理論値に近似するもので、▲▼=[M]O/
[I]で表される。これらデータは、リビング重合系
であることを示している。 実施例20 この実験は、エーテル/ルイス酸によって行なわれる
イソブチレン重合で得られる末端基を検討するために行
なったものである。エーテルとしてメチル第3級ブチル
エーテル又は2,4,4−トリメチル−2−メトキシペンタ
ンをBCl3の存在下で加熱するモデル実験によれば、次式
の如く、相当する塩化アルキルが生成する。 (式中、RはH又はC(CH3−である) メタノールを−10℃で添加する場合にも同様の結果が得
られる。このように、かかる重合条件下では、第3級ク
ロル末端基が得られる。二官能性エーテル/BCl3錯体開
始剤、すなわちCH3−O−C(CH3−O−CH3を使用
することにより、有用な二末端テレセリック重合体が生
成されることは明らかである。 本発明の特殊な具体例は、たとえば、イソブチレン、
プロピレン、ペンテン又はヘキセンの如きα−オレフィ
ンと、たとえばイソプレン、ブタジエン及びピペリレン
の如きジオレフィン(好ましくは共役系のもの)とのラ
ンダム重合に係る。これにより、多量又は少量のジオレ
フィンを含有する共重合体が生成される。鎖中にイソプ
レン5%以下を含有するイソブチレン−イソプレン共重
合体は市販商品となっている。本発明によって生成され
るランダム重合体もブチルゴム、特に分子量100,000及
び不飽和基1ないし4%を有するものとして市販可能で
ある。これらゴムは、加硫可能性、熱安定性、化学的抵
抗性の多目的ゴムであり、タイヤの内部チューブ及びイ
ンナライナ、チューブ、硬化ブレーダ、取付け具、振動
ダンパ等で使用され、他の使用目的のため、ハロゲン化
されたブチルゴムに変化される。これまでのところ、ブ
チルゴムは、工業的には、AlCl3触媒を使用し、塩化メ
チル希釈中、低温度(−100℃)で行なわれる不均一系
カチオン懸濁重合法により製造されていた。市販商品と
して適する分子量を得るためには、重合反応を低温、す
なわち−100℃以下で行なう必要があった。このため、
このような極めて低い温度の要求を満たすための多くの
研究が行なわれてきた。さらに、AlCl3系による分子量
制御も困難であり、反応器温度の変更が要求される。従
来法による重合に係る他の問題点は反応器内での現像に
基くものである。すなわち、この問題点は、反応の進行
中に、生成した重合体粒が架橋して凝集し、反応器の内
表面上に析出することになる。このような架橋又はゲル
化された重合体の付着層は冷却効率を低減させ、これに
より、分子量の制御が不可能となる。このような場合に
は、反応器はその稼動が中止され、付着重合体層を煩雑
かつ高価な手段により除去しなければならない。かかる
問題点を解消するための多くの努力がなされている。 後述の実施例21に、イソブチレンとイソプレンとの共
重合が本発明による錯体触媒により容易に実施されるこ
とを示す。 実施例21 下記の条件下で一連の共重合反応を行なった。 すなわち、1群の試験管(3個でなる)に、−30℃で
CH3Cl22.5ml、イソブチレン2.0ml(0.94モル/)及び
クミルメチルエステル0.1g(0.66×10-3モル)をこの順
序で充填した。ついで、この群の3個の試験管にイソプ
レン0.05ml(イソブチレンに対して2.13モル%)、0.1m
l(イソブチレンに対して4.26モル%)及び0.2ml(イソ
ブチレンに対して8.52モル%)を導入した。最後に、BC
l30.5ml(2.8×10-1モル/)を導入することにより、
共重合を開始させた。時折撹拌しながら、−30℃におい
て30分間重合反応を続けた。ついで、予じめ冷却したメ
タノール3mlを添加することにより反応を停止させた。
これら実験のいずれにおいても多量の重合体が得られ
た。 以上本発明をその具体列について詳述したが、本発明
はこの特定の実施例に限定されるものではなく、本発明
の精神を逸脱しないで幾多の変化変形がなし得ることは
もちろんである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−15587(JP,A) 特公 平6−27127(JP,B2) 特公 平7−8896(JP,B2) 特公 平7−68293(JP,B2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.超非求核性対アニオンを示すリビング重合体錯体を
    製造する方法において、 (a)BCl3、AlCl3、TiCl4、SbF5、FeCl3、ZnCl2及びVC
    l4でなる群から選ばれるルイス酸と、一般式 [式中、R1は、メチル基及び炭素数1〜24の関連するア
    ルキル基又はアラルキル基、−CH=CH2の如きアルキレ
    ン基及び炭素数2ないし8の関連する低級アルキレン
    基、及び炭素数1ないし20のヘテロ原子含有基の如き有
    機部分であり;R2は、メチル基及び炭素数2〜20の関連
    するアルキル基であり、R1と同一であってもよく;R
    3は、メチル基又は炭素数2ないし20の関連するアルキ
    ル基、アリール基、シクロアルキル基、ビニル基又はア
    リル基であり、R2と同一であってもよく;R4は、メチレ
    ン系、エチレン系、アセチレン系又はアリーレン系の基
    (繰返し単位が炭素数1〜20である)であり;R5は、 及びCH2 (ここでxは1〜6の整数である)でな
    る群から選ばれるアルキレン基であり;R6は前記R5と同
    一又は異なるものであり;R7は、 の如き3価の有機部分である]で表されるものの中から
    選ばれる有機エーテルとを、ルイス酸及び有機エーテル
    の錯体の分解温度よりも低い温度で反応させてカルボカ
    チオン中心を生成し、及び(b)当該カルボカチオン中
    心をオレフィン系単量体と反応させて、超非求核性対ア
    ニオンが生長性カルボカチオン中心の脱プロトン化を生
    ずることなく、しかも単量体への連鎖の移動が生じない
    前記リビング重合体錯体を生成することを特徴とする、
    リビング重合体錯体の製法。 2.ルイス酸と有機エーテルとの間の反応を塩素化炭化
    水素中で行う、特許請求の範囲第1項記載のリビング重
    合体錯体の製法。 3.工程(a)の反応温度が−10℃以下である、特許請
    求の範囲第1項記載のリビング重合体錯体の製法。 4.有機エーテルの酸素原子が第3級炭素原子に近接す
    るものである、特許請求の範囲第1項記載のリビング重
    合体錯体の製法。 5.オレフィン系単量体が、スチレン、イソブチレン、
    α−メチルスチレン及びこれらの混合物であってブロッ
    ク重合体セグメントを生成するものの中から選ばれるも
    のである、特許請求の範囲第1項記載のリビング重合体
    錯体の製法。
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