JP2696798B2 - 再剥離性の感圧接着性葉書 - Google Patents
再剥離性の感圧接着性葉書Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報量が多く、しかも情報の機密性を守る
ことが出来る感圧接着性葉書に関するものである。
ことが出来る感圧接着性葉書に関するものである。
近年、シート上に接着剤含有層を設けたフォーム用紙
で、電子写真方式のプリンター等でその裏面に印刷した
後、接着剤含有層同士を対向させ加圧接合させることに
よって葉書に加工するタイプの感圧接着性シートの需要
が見込まれている。しかし、こうした接合タイプの葉書
は一度の印刷で表裏の印刷が出来るため便利であるが、
それに記録される情報量に関しては、通常の葉書と変わ
りなく、又、情報の機密という点では封筒の様な機密保
持機能はない。
で、電子写真方式のプリンター等でその裏面に印刷した
後、接着剤含有層同士を対向させ加圧接合させることに
よって葉書に加工するタイプの感圧接着性シートの需要
が見込まれている。しかし、こうした接合タイプの葉書
は一度の印刷で表裏の印刷が出来るため便利であるが、
それに記録される情報量に関しては、通常の葉書と変わ
りなく、又、情報の機密という点では封筒の様な機密保
持機能はない。
更に、情報隠蔽葉書といわれるタイプのものがる。こ
れは接合した面を比較的弱い力で再剥離出来るようにし
てその面も情報欄として利用出来るように設計したもの
で、従ってこの種の葉書は情報量を多くすることができ
る特徴があり、又情報の機密を守ることの出来る葉書と
しての可能性を有するものである。
れは接合した面を比較的弱い力で再剥離出来るようにし
てその面も情報欄として利用出来るように設計したもの
で、従ってこの種の葉書は情報量を多くすることができ
る特徴があり、又情報の機密を守ることの出来る葉書と
しての可能性を有するものである。
しかし、これ迄に開発されたものは、接合面の接着性
をやや弱めに設定した場合には取扱い中の意図せぬ時に
剥離を生じ易く、又、接合面の接着性をやや強めに設定
した場合には接合面の情報を見るために剥離しようとし
ても剥離が出来なかったり或いは剥離してもシートに破
壊を生じて情報が確認出来なくなり易い等、接着性と剥
離性の両面でバランスをとることがむずかしく、未だ充
分なものとは言い難い段階にある。
をやや弱めに設定した場合には取扱い中の意図せぬ時に
剥離を生じ易く、又、接合面の接着性をやや強めに設定
した場合には接合面の情報を見るために剥離しようとし
ても剥離が出来なかったり或いは剥離してもシートに破
壊を生じて情報が確認出来なくなり易い等、接着性と剥
離性の両面でバランスをとることがむずかしく、未だ充
分なものとは言い難い段階にある。
本発明は、意図せぬ時には全く剥離を生じることがな
く、しかも必要とする場合には安定した剥離性を示す再
剥離性の感圧接着性葉書の提供を目的とする。
く、しかも必要とする場合には安定した剥離性を示す再
剥離性の感圧接着性葉書の提供を目的とする。
本発明は、シートを重ねて加圧することにより接合出
来、且つ接合面を剥離することによって再び接合面上の
情報を読むことが出来るように設計された再剥離性の感
圧接着性葉書において、接合部のエッジ部分の全域或い
は一部分が非エッジ部分より大きな剥離力を有するよう
に、 シートの片面全域に接着剤含有層領域を有し、接着抑
制インキをその上の、接合部のエッジ部分の全域を除く
領域或いはエッジ部分の一部分を除く領域に印刷して接
着抑制物質層領域を形成したことを特徴とする再剥離性
の感圧接着性葉書である。
来、且つ接合面を剥離することによって再び接合面上の
情報を読むことが出来るように設計された再剥離性の感
圧接着性葉書において、接合部のエッジ部分の全域或い
は一部分が非エッジ部分より大きな剥離力を有するよう
に、 シートの片面全域に接着剤含有層領域を有し、接着抑
制インキをその上の、接合部のエッジ部分の全域を除く
領域或いはエッジ部分の一部分を除く領域に印刷して接
着抑制物質層領域を形成したことを特徴とする再剥離性
の感圧接着性葉書である。
本発明は、再剥離性の感圧接着性葉書を設計するにあ
たって、接合部のエッジ部分の全域或いは一部分を非エ
ッジ部分より着く接着させることによって意図せぬ時の
剥離の危険性を抑え、しかも必要とする時に安定した剥
離が得られるようにしたものである。中でも意図せぬ時
の剥離の危険性が全く無い点で接合部のエッジ部分の全
域或いは一部分を非剥離性に設定するのが最も好まし
い。
たって、接合部のエッジ部分の全域或いは一部分を非エ
ッジ部分より着く接着させることによって意図せぬ時の
剥離の危険性を抑え、しかも必要とする時に安定した剥
離が得られるようにしたものである。中でも意図せぬ時
の剥離の危険性が全く無い点で接合部のエッジ部分の全
域或いは一部分を非剥離性に設定するのが最も好まし
い。
本発明の葉書を形成する手段としては、例えば接着剤
含有層領域と接着抑制物質層領域を有するシートを接合
させて葉書とする手段が有効であり、具体的には、印刷
等の手段で情報を記録した或いは記録しようとする接着
剤含有層上の一部分に接着抑制インキ層を設けることに
よって得ることが出来る。
含有層領域と接着抑制物質層領域を有するシートを接合
させて葉書とする手段が有効であり、具体的には、印刷
等の手段で情報を記録した或いは記録しようとする接着
剤含有層上の一部分に接着抑制インキ層を設けることに
よって得ることが出来る。
本発明のシートとしては、例えば第1図に示すものが
挙げられる。これは、接着剤含有層に情報の印刷(必要
に応じてその裏面にも)を施した後、その上から接着抑
制インキをエッジ部を除いた部分に印刷し、更にミシン
目を図の如く入れたもので、中央のミシン目を線対称の
軸として左右を対向させた後、加圧ロール等により接合
して葉書となる。(尚、情報の印刷は接着抑制インキの
印刷後も必要に応じて行うことが出来る。)第2図に示
すものは、第1図に示すシートの矢印側から見た側面図
である。第3図に示すものは、第1図に示すシートを接
合させて得られる葉書を示したものである。この状態で
は接合されていて見ることが出来ない内部の情報は、ミ
シン目部分を切り取り、接合している互いのシートを剥
離することによって見ることが出来る。
挙げられる。これは、接着剤含有層に情報の印刷(必要
に応じてその裏面にも)を施した後、その上から接着抑
制インキをエッジ部を除いた部分に印刷し、更にミシン
目を図の如く入れたもので、中央のミシン目を線対称の
軸として左右を対向させた後、加圧ロール等により接合
して葉書となる。(尚、情報の印刷は接着抑制インキの
印刷後も必要に応じて行うことが出来る。)第2図に示
すものは、第1図に示すシートの矢印側から見た側面図
である。第3図に示すものは、第1図に示すシートを接
合させて得られる葉書を示したものである。この状態で
は接合されていて見ることが出来ない内部の情報は、ミ
シン目部分を切り取り、接合している互いのシートを剥
離することによって見ることが出来る。
更に接着抑制インキの種類或いはインキ盛量によって
は、例えば第4図に示す如く接着抑制インキをミシン線
を境に片方の面のみに設けただけで、本発明が目的とす
るシートに構成することも可能である。
は、例えば第4図に示す如く接着抑制インキをミシン線
を境に片方の面のみに設けただけで、本発明が目的とす
るシートに構成することも可能である。
又、本発明のシートとしては接着抑制インキを第5図
に示す如く印刷してエッジの一部分が強接着性を示すよ
うにしたものが挙げられ、第6図に示すものはこれを接
合して得た葉書である。
に示す如く印刷してエッジの一部分が強接着性を示すよ
うにしたものが挙げられ、第6図に示すものはこれを接
合して得た葉書である。
更に本発明のより好ましいシートとしては、第7図に
示す如くカット部分を設け剥離性を容易にするための工
夫の施されたものが挙げられ、第8図はこれを接合して
得た葉書を示す。
示す如くカット部分を設け剥離性を容易にするための工
夫の施されたものが挙げられ、第8図はこれを接合して
得た葉書を示す。
本発明の内で最も一般的であり、又、シートが間違っ
て接合される危険性が全く無いというメリットを有する
形態としては接合するシート同士がミシン目等でつなが
っている上記の如きものが挙げられるが、本発明の別の
形態としては接合するシートが別々のシートからなる第
9図に示す如きもの、又、両シートの大きさが異なる第
11図に示す如きものが挙げられる。尚、第10図及び第12
図に示すものは第9図及び第11図で示すシートを接合し
て得た葉書である。
て接合される危険性が全く無いというメリットを有する
形態としては接合するシート同士がミシン目等でつなが
っている上記の如きものが挙げられるが、本発明の別の
形態としては接合するシートが別々のシートからなる第
9図に示す如きもの、又、両シートの大きさが異なる第
11図に示す如きものが挙げられる。尚、第10図及び第12
図に示すものは第9図及び第11図で示すシートを接合し
て得た葉書である。
本発明の感圧接着性シートの接着剤含有層の形成に用
いられる接着剤としては、例えばエチレン−酢酸ビニル
系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニ
リデン系樹脂、合成ゴム系樹脂、天然ゴム系樹脂等が挙
げられる。中でも好ましく用いられるのはガラス転移点
が−100℃〜30℃のもので、特に−70℃〜−20℃のもの
が好ましい。
いられる接着剤としては、例えばエチレン−酢酸ビニル
系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニ
リデン系樹脂、合成ゴム系樹脂、天然ゴム系樹脂等が挙
げられる。中でも好ましく用いられるのはガラス転移点
が−100℃〜30℃のもので、特に−70℃〜−20℃のもの
が好ましい。
接着剤含有層には、通常顔料が添加され、具体的には
シリカ、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、メラミン樹脂粒
子、ベンゾグアナミン樹脂粒子、澱粉粒子等が例示出来
る。これらの顔料は、通常、接着剤に対し10〜500重量
%範囲で使用され、好ましくは30〜300重量部である。
シリカ、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、メラミン樹脂粒
子、ベンゾグアナミン樹脂粒子、澱粉粒子等が例示出来
る。これらの顔料は、通常、接着剤に対し10〜500重量
%範囲で使用され、好ましくは30〜300重量部である。
又、接着剤含有層には必要により更にロジン系樹脂及
びその誘導体、テルペン系樹脂、クマロンインデン樹
脂、キシレン樹脂、アルキルフェノール樹脂、C5、及び
C9系石油樹脂等の粘着付与剤、各種パラフィン、ワック
ス、脂肪酸及びその誘導体、高級アルコール類、金属石
鹸類、シリコーン類等の離型剤、接着性を高めるための
接着剤含有カプセルやオイルカプセル、帯電防止剤、増
粘剤、分散剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤等の助剤を
添加してもよい。
びその誘導体、テルペン系樹脂、クマロンインデン樹
脂、キシレン樹脂、アルキルフェノール樹脂、C5、及び
C9系石油樹脂等の粘着付与剤、各種パラフィン、ワック
ス、脂肪酸及びその誘導体、高級アルコール類、金属石
鹸類、シリコーン類等の離型剤、接着性を高めるための
接着剤含有カプセルやオイルカプセル、帯電防止剤、増
粘剤、分散剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤等の助剤を
添加してもよい。
本発明における感圧接着性シートの支持体としては、
例えば上質紙、合成紙、コート紙、ラミネート紙、金属
蒸着紙等が使用出来る。
例えば上質紙、合成紙、コート紙、ラミネート紙、金属
蒸着紙等が使用出来る。
接着剤組成物の塗布量は、通常4〜20g/m2であり、エ
アーナイフコーター、ブレードコーター、バーコータ
ー、スクリーン印刷、フレキソ印刷等従来公知の塗布、
印刷方法により設けることができる。
アーナイフコーター、ブレードコーター、バーコータ
ー、スクリーン印刷、フレキソ印刷等従来公知の塗布、
印刷方法により設けることができる。
本発明において接着抑制物質層は、接着抑制インキを
接着剤含有層上に印刷して形成されるがこのインキに用
いられる接着抑制物質としては、例えば、ポリジメチル
シロキサン、ポリフェニルメチルシロキサンの如きシリ
コーン樹脂、パーフルオロアルキルリン酸エステル、フ
ルオロアルキル基含有(メタ)アクリレートの共重合体
の如きフッ素化合物、長鎖アルキル基含有(メタ)アク
リレートの共重合体、高級脂肪酸の誘導体、ポリエチレ
ンワックス、カルナウバワックスの如きワックス類、そ
の他、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。
これらの成分の内、室温或いは加熱状態で液状のもの
は、そのままインキとして使用することも出来るが、通
常は水或いは非水性媒体に溶解或いは分散され、必要に
より更にバインダー、顔料、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、蛍光染料、有色染料、光重合開始剤、ワックス、ド
ライヤー、増粘剤、ゲル化剤等インキ分野で公知の各種
助剤が添加され、蒸発乾燥型、放射線硬化型、酸化重合
型インキ等が調製される。
接着剤含有層上に印刷して形成されるがこのインキに用
いられる接着抑制物質としては、例えば、ポリジメチル
シロキサン、ポリフェニルメチルシロキサンの如きシリ
コーン樹脂、パーフルオロアルキルリン酸エステル、フ
ルオロアルキル基含有(メタ)アクリレートの共重合体
の如きフッ素化合物、長鎖アルキル基含有(メタ)アク
リレートの共重合体、高級脂肪酸の誘導体、ポリエチレ
ンワックス、カルナウバワックスの如きワックス類、そ
の他、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。
これらの成分の内、室温或いは加熱状態で液状のもの
は、そのままインキとして使用することも出来るが、通
常は水或いは非水性媒体に溶解或いは分散され、必要に
より更にバインダー、顔料、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、蛍光染料、有色染料、光重合開始剤、ワックス、ド
ライヤー、増粘剤、ゲル化剤等インキ分野で公知の各種
助剤が添加され、蒸発乾燥型、放射線硬化型、酸化重合
型インキ等が調製される。
非水性媒体としては、印刷業界で公知のものが適宜使
用出来るが、具体的に例示すると、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、トリクロリ
エチレン、リグロイン、メチルイソブチルケトン、酢酸
メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、ベチルセロソルブ、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
ブチルエテールアセテート、メタノール、エタノール、
n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n
−ブタノール、n−ヘキサノール、シクロヘキサノー
ル、2−エチルヘキシルアルコール、ポリエチレングリ
コールジアクリレート、プロピレングリコールジメタク
リレート、ペンタエリスリトールアクリレート、トリメ
チロールプロパンジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラア
クリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、1,2−
ブタンジオールジアクリレート、エポキシ樹脂とアクリ
ル酸との反応物、メタクリル酸とペンタエリスリトール
とアクリル酸との反応物、マレイン酸とジエチレングリ
コールとアクリル酸の縮合物、メチルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、スチレン、植物油(あまに油、
サンフラワー油等の乾性油、大豆油等の半乾性油、ひま
し油等不乾性油)、加工油(脱水ひまし油、重合油、マ
レイン化油、ビニル化油、ウレタン化油)、鉱油(マシ
ン油、スピンドル油)等が挙げられる。
用出来るが、具体的に例示すると、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、トリクロリ
エチレン、リグロイン、メチルイソブチルケトン、酢酸
メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、ベチルセロソルブ、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
ブチルエテールアセテート、メタノール、エタノール、
n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n
−ブタノール、n−ヘキサノール、シクロヘキサノー
ル、2−エチルヘキシルアルコール、ポリエチレングリ
コールジアクリレート、プロピレングリコールジメタク
リレート、ペンタエリスリトールアクリレート、トリメ
チロールプロパンジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラア
クリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、1,2−
ブタンジオールジアクリレート、エポキシ樹脂とアクリ
ル酸との反応物、メタクリル酸とペンタエリスリトール
とアクリル酸との反応物、マレイン酸とジエチレングリ
コールとアクリル酸の縮合物、メチルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、スチレン、植物油(あまに油、
サンフラワー油等の乾性油、大豆油等の半乾性油、ひま
し油等不乾性油)、加工油(脱水ひまし油、重合油、マ
レイン化油、ビニル化油、ウレタン化油)、鉱油(マシ
ン油、スピンドル油)等が挙げられる。
このインキは、情報を印刷した後或いは印刷する前に
例えば凸版、オフセット、グラビア、フレキソ、スクリ
ーン等公知の方法で印刷される。
例えば凸版、オフセット、グラビア、フレキソ、スクリ
ーン等公知の方法で印刷される。
塗布量は使用されるインキの性質によって変わり一概
に言えないが、通常は乾燥重量で0.01〜10g/2である。
に言えないが、通常は乾燥重量で0.01〜10g/2である。
情報の印刷は、シート表及び/又は裏、又接着抑制物
質の塗布前及び/又は後に行われるが、印刷方式として
は凸版、オフセット、グラビアフレキソ、スクリーン、
電子写真法、熱転写法等が用いられる。
質の塗布前及び/又は後に行われるが、印刷方式として
は凸版、オフセット、グラビアフレキソ、スクリーン、
電子写真法、熱転写法等が用いられる。
塗工、印刷の完了したシートには、更にミシン目加工
が施され後、必要によっては更に情報を印刷した後、塗
布面同士を対向させて40〜500kg/cm2の強圧で加圧さ
れ、葉書が形成される。
が施され後、必要によっては更に情報を印刷した後、塗
布面同士を対向させて40〜500kg/cm2の強圧で加圧さ
れ、葉書が形成される。
尚、本発明に使用されるシートは、最も一般的には接
着抑制物質を塗布する前は巻取りとして、又、塗布した
後Z折り加工紙として取扱われ、加圧シーラー処理後に
ミシン目から切り離され葉書として使用される。
着抑制物質を塗布する前は巻取りとして、又、塗布した
後Z折り加工紙として取扱われ、加圧シーラー処理後に
ミシン目から切り離され葉書として使用される。
以下、本発明の実施例を記載するが、本発明がこれら
の実施例のみに限定されないことは勿論である。なお、
実施例のなかで特に断らない限り部とあるのは重量部、
%とあるのは重量%を意味する。
の実施例のみに限定されないことは勿論である。なお、
実施例のなかで特に断らない限り部とあるのは重量部、
%とあるのは重量%を意味する。
実施例−1 接着剤としてエチレン/酢酸ビニル系共重合体エマル
ジョン(住友化学工業(株)製「商品名:スミカフレッ
クス753」がガラス転移点:−15℃)を100部(乾燥重
量)、顔料として合成シリカ(水沢化学工業(株)製
「商品名:ミズカシルP−832」平均粒子径3μm)150
部を混合して固形分濃度を45%に調製して接着剤組成物
を得た。この組成物を80g/m2の上質紙に乾燥塗布量が8g
/m2になるように塗布し、感圧接着性シートを得た。
ジョン(住友化学工業(株)製「商品名:スミカフレッ
クス753」がガラス転移点:−15℃)を100部(乾燥重
量)、顔料として合成シリカ(水沢化学工業(株)製
「商品名:ミズカシルP−832」平均粒子径3μm)150
部を混合して固形分濃度を45%に調製して接着剤組成物
を得た。この組成物を80g/m2の上質紙に乾燥塗布量が8g
/m2になるように塗布し、感圧接着性シートを得た。
続いて、ビジネスフォーム印刷機を用い、上記感圧接
着性シートの塗布面上に活版印刷にて情報を印刷した
後、フレキソ印刷にて接着抑制インキとしてアサヒガー
ドAG−530(フッ素系耐油剤、旭硝子社製)を印刷され
た情報上の12.5cm×17.6cmの四角形部分に乾燥重量が0.
2g/m2となるように印刷し、更にミシン目を第1図の如
く入れて2折り加工した。
着性シートの塗布面上に活版印刷にて情報を印刷した
後、フレキソ印刷にて接着抑制インキとしてアサヒガー
ドAG−530(フッ素系耐油剤、旭硝子社製)を印刷され
た情報上の12.5cm×17.6cmの四角形部分に乾燥重量が0.
2g/m2となるように印刷し、更にミシン目を第1図の如
く入れて2折り加工した。
次に上記シートの接着抑制インキ層上と原紙面に電子
写真方式により情報を印刷した後、ミシン目を対称軸と
して接着剤面同士を対向させて加圧用の金属ロールで10
0kg/cm2の圧力を掛け、第3図の如き葉書を得た。
写真方式により情報を印刷した後、ミシン目を対称軸と
して接着剤面同士を対向させて加圧用の金属ロールで10
0kg/cm2の圧力を掛け、第3図の如き葉書を得た。
この葉書はミシン目の所で切り放された後、接合して
いる互いのシートを容易に剥離することが出来、内面の
情報を読むことが出来た。
いる互いのシートを容易に剥離することが出来、内面の
情報を読むことが出来た。
実施例2〜4 接着抑制インキとしてアサヒガートAG−530の代わり
にフッ素系耐油剤のAG−550(実施例2)、AG−650(実
施例3)、AG−710(実施例4)を用いた以外、実施例
1と同様にして葉書を得、実施例1と同様の効果を得
た。
にフッ素系耐油剤のAG−550(実施例2)、AG−650(実
施例3)、AG−710(実施例4)を用いた以外、実施例
1と同様にして葉書を得、実施例1と同様の効果を得
た。
比較例 接着抑制インキを印刷しなかった以外、実施例1と同
様にして葉書を得たが、接合した面を剥離することが出
来ず、内面の情報を確認することが出来なかった。
様にして葉書を得たが、接合した面を剥離することが出
来ず、内面の情報を確認することが出来なかった。
第1は接着剤含有層上のエッジを除く全面に接着抑制イ
ンキ層を設けた感圧接着性葉書用シートを示す略図であ
る。第2図は第1図に示すシートを矢印の方向から見た
側面図であり、第3図は第1図に示すシートをミシン目
を線対称の軸として左右の塗布面同士を加圧接合して得
た葉書を示す略図であり、これはミシン目を切り離すこ
とによって接合部を剥離することが出来る。又、第4図
は接着剤含有層上のエッジを除く領域の左半面に接着抑
制インキ層を設けた感圧接着性葉書用シートを示す略図
である。第5図は、接着剤含有層上のエッジの一部を除
く領域の左半面に接着抑制インキ層を設けた感圧接着性
葉書シートを示す略図であり、第6図は第5図に示すシ
ートを加圧接合して得た葉書を示す略図である。第7図
に示すシートは第4図に示すシートの一端をカットした
もので、これを接合させた第8図に示す葉書は、ミシン
目を切り離すことによって接合部の剥離をカット部分か
ら容易に行うことが出来る。更に第9図に示すものは接
合させるシートが別々の二枚のシートからなっているも
ので、左側のシートは接着剤含有層上のエッジを除く全
面に接着抑制インキ層が設けられており、一方右側のシ
ートは接着剤含有層のみからなる。第10図は第9図に示
すシートを接合して得た葉書を示す略図である。又、第
11図に示すものは接合させるシートが大きさの異なる二
枚のシートからなっているもので、左側のシートは接着
剤含有層上のエッジの一部を除く全面に接着抑制インキ
が設けられており、一方、右側のシートは接着剤含有層
のみからなる。又、第12図は第11図に示すシートを接合
して得た葉書を示す略図である。 1……支持体 2……接着剤含有層 3……接着抑制インキの塗被面 4……エッジ部 5……ミシン線 6……ミシン線 7……情報 8……カット部 9……接着抑制インキ層
ンキ層を設けた感圧接着性葉書用シートを示す略図であ
る。第2図は第1図に示すシートを矢印の方向から見た
側面図であり、第3図は第1図に示すシートをミシン目
を線対称の軸として左右の塗布面同士を加圧接合して得
た葉書を示す略図であり、これはミシン目を切り離すこ
とによって接合部を剥離することが出来る。又、第4図
は接着剤含有層上のエッジを除く領域の左半面に接着抑
制インキ層を設けた感圧接着性葉書用シートを示す略図
である。第5図は、接着剤含有層上のエッジの一部を除
く領域の左半面に接着抑制インキ層を設けた感圧接着性
葉書シートを示す略図であり、第6図は第5図に示すシ
ートを加圧接合して得た葉書を示す略図である。第7図
に示すシートは第4図に示すシートの一端をカットした
もので、これを接合させた第8図に示す葉書は、ミシン
目を切り離すことによって接合部の剥離をカット部分か
ら容易に行うことが出来る。更に第9図に示すものは接
合させるシートが別々の二枚のシートからなっているも
ので、左側のシートは接着剤含有層上のエッジを除く全
面に接着抑制インキ層が設けられており、一方右側のシ
ートは接着剤含有層のみからなる。第10図は第9図に示
すシートを接合して得た葉書を示す略図である。又、第
11図に示すものは接合させるシートが大きさの異なる二
枚のシートからなっているもので、左側のシートは接着
剤含有層上のエッジの一部を除く全面に接着抑制インキ
が設けられており、一方、右側のシートは接着剤含有層
のみからなる。又、第12図は第11図に示すシートを接合
して得た葉書を示す略図である。 1……支持体 2……接着剤含有層 3……接着抑制インキの塗被面 4……エッジ部 5……ミシン線 6……ミシン線 7……情報 8……カット部 9……接着抑制インキ層
Claims (3)
- 【請求項1】シートを重ねて加圧することにより接合出
来、且つ接合面を剥離することによって再び接合面上の
情報を読むことが出来るように設計された再剥離性の感
圧接着性葉書において、接合部のエッジ部分の全域或い
は一部分が非エッジ部分より大きな剥離力を有するよう
に、 シートの片面全域に接着剤含有層領域を有し、接着抑制
インキをその上の、接合部のエッジ部分の全域を除く領
域或いはエッジ部分の一部分を除く領域に印刷して接着
抑制物質層領域を形成したことを特徴とする再剥離性の
感圧接着性葉書。 - 【請求項2】接合部のエッジ部分の全域或いは一部分が
非剥離性である請求項(1)記載の再剥離性の感圧接着
性葉書。 - 【請求項3】接合するシート同士がつながっている請求
項(1)乃至(2)記載の再剥離性の感圧接着性葉書。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1276492A JP2696798B2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-10-23 | 再剥離性の感圧接着性葉書 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3887489 | 1989-02-17 | ||
JP1-38874 | 1989-02-17 | ||
JP1276492A JP2696798B2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-10-23 | 再剥離性の感圧接着性葉書 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH02289393A JPH02289393A (ja) | 1990-11-29 |
JP2696798B2 true JP2696798B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=26378166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1276492A Expired - Fee Related JP2696798B2 (ja) | 1989-02-17 | 1989-10-23 | 再剥離性の感圧接着性葉書 |
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-
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- 1989-10-23 JP JP1276492A patent/JP2696798B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH02289393A (ja) | 1990-11-29 |
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