JPH02231197A - 感圧接着シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、惑圧接着シートに関し、更に詳しくは接着剤
の塗布面同士を対向させ、特に強圧で加圧したときにの
み良好な接着性を示す感圧接着シートに関するものであ
る。

〔従来の技術〕

近年、シート上に接着剤を塗布したものを塗布面同士で
対向させ、強圧下で接合させることによって、葉書、封
筒、伝票等に加工するタイプの感圧接着シートの需要が
増加している。

こうしたタイプの感圧接着シートは、通常、接合の前工
程で印刷が行われる。しかし、電子写真方式のプリンタ
ーを印刷に用いる場合は、感圧接着シートが潜像を顕像
化するトナーの定着段階で発熱体による加熱を受けるた
め、接着剤層が可塑化され、給紙ロール等に接着し易く
、ミスフィードや祇詰り等のトラブルの発生原因となる
難点がある． また、感圧接着シートを第１図のようにＺ折り加工して
フォーム用紙として用いる場合に、重ねられた用紙の重
さによって、接着剤含有層同士が、ミシン目やマージナ
ル付近において接合する所謂プロッキングを生じ易い。

このようなシートをプリンターにかけた場合、ブロフキ
ングした複数枚が重なった状態で機械に入るため、シー
トのロスとなり、また、プリンターの故障等になり易い
。

これらの問題に対して特開昭６１−３４５５０号、特開
昭６１−３４５５２号、特開昭６１−３４５５３号にお
いて、接着剤に無機又は有機の顔料、滑剤、離型剤等の
所謂プロソキング防止剤を添加する方法が提案されてい
るが、完全に問題を解決できていないのが現状である。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、強圧下においては優れた接着性を示し、しか
も電子写真方式による印刷を行っても、また、Ｚ折り加
工してフォーム用紙として用いてもプロッキングによる
トラブルを全く生じない惑圧接着シートを提供すること
を目的とする。

〔課題を解決する為の手段〕

本発明は、接着剤含有層の塗布面同士を対向させ加圧す
ることにより接着し得る感圧接着シートにおいて、該シ
ートの塗布面のミシン目部分及び／又はマージナル部分
に接着力を低下させる成分を含有するインキの層を設け
たことを特徴とする感圧接着シートである。

〔作用〕 本発明は、感圧接着シートにおける接着剤含有層のミシ
ン目部分やマージナル部分に接着力を低下させる成分を
有するインキ（剥離性インキと称する）の層を設ける構
成にしたことにより、通常の強圧下での接着は良好に行
うことができ、且つ、Ｚ折り加工によって生じ易かった
ミシン目付近やマージナル部分でのプロッキングを抑え
ることができたのである． 本発明の接着剤含有層の形成に用いられる接着剤として
は、例えばエチレンー酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、合成ゴ
ム系樹脂、天然ゴム系樹脂等が挙げられ、中でも好まし
く用いられるものは、ガラス転移点−４０〜３０℃のも
のである。

本発明の接着剤含有層には、通常耐プロノキング性を向
上させるための顔料が添加され、具体的には、シリカ、
カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、メラミン樹脂粒子、ペンゾ
グアナミン樹脂粒子、澱粉粒子等が例示出来る。これら
顔料の配合比は、接着削に対し顔料ｌＯ〜５００重量％
の範囲で使用される． 又、接着剤含有層には、必要により更にロジン系樹脂及
びその誘導体、テルペン系樹脂、クマロンインデン樹脂
、キシレン樹脂、アルキルフェノール樹脂、Ｃ，乃至Ｃ
，系石油樹脂等の粘着付与剤、各種パラフィン、ワック
ス、脂肪酸及びその誘導体、高級アルコール類、金属石
鹸類、シリコーン類等の離型剤、接着性を高めるための
接着剤含有カプセルやオイルカプセル、帯電防止剤、増
粘剤、分散剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤等の各種助
剤を添加してもよい。

本発明における怒圧接着シートの支持体としては、特に
限定されるものではないが従来から　使用されている上
質紙、塗工紙、各種合成紙、各種フィルム等が使用出来
る。

接着剤組成物の塗布量は、通常４〜２０ｇｌｒｄ程度で
あり、エアーナイフコーター、ブレードコーター、バー
コーター、スクリーン印刷　フレキソ印刷等従来公知の
塗布、印刷方法による設けることができる． 本発明を構成するミシン目部分やマージナル部分に剥離
性インキによる層を設けることを特徴とするが、この接
着力を低下させる成分としては、例えばポリジメチルシ
ロキサン、ポリフェニルメチルシロキサンの如きシリコ
ーン樹脂、バーフルオロアルキルリン酸エステル、フル
オロアルキル基含有（メタ）アクリレートの共重合体の
如きフン素化合物、長鎖アルキル基含有（メタ）アクリ
レートの共重合体、高級脂肪酸の誘導体、ポリエチレン
ワックス、カルナウバワックスの如きワソクス類、その
他、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。こ
れらの成分のうち、室温或いは加熱状態で液状のものは
、そのままインキとして使用することもできるが、通常
は水或いは非水性媒体に溶解或いは分散され、必要によ
り更にバインダー、顔料、紫外′ａ吸収剤、酸化防止剤
、蛍光染料、有色染料、光重合開始剤、ワソクス、ドラ
イヤー、増粘剤、ゲル化剤等インキ分野で公知の各種助
剤が添加され、蒸発乾燥型、放射線硬化型、硬化重合型
インキ等が調製される。

非水性媒体としては、印刷業界で公知のものが適宜使用
出来るが、具体的に例示すると、ベンゼン、トルエン、
キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、トリクロルエチ
レン、リグロイン、メチルイソブチルケトン、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブ、プチルセロソルブ、ジエチレングリコー
ルモノプチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエテールアセテート、メタノール、エタノール、ｎ−
プロビルアルコール、イソプロビルアルコール、ｎ−プ
タノール、ｎ−ヘキサノール、シクロヘキサノール、２
−エチルヘキシルアルコール、ボリエチレングリコール
ジアクリレート、プロピレングリコールジメタクリレー
ト、ペンタエリスリトールアクリレート、トリメチロー
ルプロパンジアクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート、ヘキサンジオールジアクリレート、１．２−ブタ
ンジオールジアクリレート、エポキシ樹脂とアクリル酸
との反応物、メタクリル酸とペンタエリスリトールとア
クリル酸との反応物、マレイン酸とジエチレングリコー
ルとアクリル酸の縮合物、メチルメタクリレート、プチ
ルメタクリレ−ト、スチレン、植物油（あまに油、サン
フラワー油等の乾性油、大豆油等の半乾性油、ひまし油
等不乾性油）、加工油（脱水ひまし油、重合油、マレイ
ン化油、ビニル化油、ウレタン化油）、鉱油（マシン油
、スピンドル油）等が挙げられる。

剥離性インキは、例えば凸版印刷、オフセント印刷、グ
ラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等公知の方
法で印刷される。

塗布量は使用されるインキの性質によって変わり一概に
言えないが、通常は乾燥重量で０．０１〜１　０　ｇｌ
ｃｄ程度である。

剥離性インキの印刷がなされ、ミシン目やマージナルを
加工を施した本発明の感圧接着シートは、電子写真方式
等により情報を印刷した後、接着剤の塗布面同士を対向
させ、金属ロール等の加圧装置を用いて４０ｋｇ／ｃｎ
ｌ以上の強圧下で接合され使用される。

以下、本発明の実施例を記載するが、本発明がこれらの
実施例のみに限定されないことは勿論である。なお、実
施例のなかで特に断らない限り部とあるのは重量部、％
とあるのは重量％を意味する。

実施例１ 接着剤としてスミ力フレックス７５３（エチレンー酢酸
ビニル系共重合体エマルジョン，住友化学工業製）１０
０部に、顔料としてミズカシルＰ−８３２　（合成シリ
・力．水沢化学製）１２０部を加え、更に水を添加して
固形分濃度３０％に感圧接着剤組成物を得た。この組成
物を８０ｇ／ｎ｛＜７）上質紙に乾燥塗布量が８　ｇ　
／　ｒｒｒになるように塗布し、感圧接着シートを得た
。

次にビジネスフォーム印刷機を用いてこのシートの接着
剤塗布面の縦ミシン目が入れられる部分にフレキソ印刷
にてアサヒガードＡＣ−５３０（フッ素系耐油剤，旭硝
子社製）を剥離性インキとして印刷し、更に縦と横のミ
シン目とマージナルを第１図に示すように入れて２折り
加工した。

得られたＺ折り状態の３０００セントを一週間放置した
結果、ミシン目部分のブロッキングは全く起きてなかっ
た。また、電子写真方式の漢字プリンク−（日本電気社
製、７３５８−１２）を用いて印字を行っても紙詰まり
等トラブルは生じなかった．更に、縦ミシン目を折り目
として対向する接着剤層を１５０ｋｇ／ｃＩＡで加圧接
合した結果、良好な接着性を示した。

実施例２〜４ ＠離性インキとしてアサヒガードＡＧ−　５　３　０の
代わりにフッ素系耐油剤のＡＣ−５５０（実施例２）　
、ＡＣ−６５０　（実施例３）　、ＡＣ−７　１０　（
実施例４）を用いた以外、実施例１と同様にしてＺ折り
加工した感圧接着シートを得た。これらのシートを実施
例１と同様に一週間放置をした結果、ミシン目部分のプ
ロッキングは全く起きてなかった．又、電子写真方式に
よる印字トラブルも無《、加圧接合しても良好な接着性
を示した。

比較例 剥離性インキを印刷せずに、ミシン目を入れた以外は実
施例１と同様にしてＺ折り加工した。得られたシートを
実施例１と同様に一週間放置をした結果、ミシン目部分
にプロッキングを生じていた．また、電子写真方式で印
字を行うと、紙詰まりを生じた．尚、縦ミシン目を折り
目として対向する接着剤層を１５０ｋｇ／一で加圧接合
した結果、良好な接着性を示した． 〔効果〕 本発明の感圧接着シートは、Ｚ折り加工によって生じ易
かったミシン目付近やマージナル部分でのプロッキング
を防止でき、且つ、強圧下での接着は良好に行うことが
できるものである．

【図面の簡単な説明】

第１図は感圧接着シートをＺ折り加工した説明図である
。 １：感圧接着シート ２：縦ミシン目 ３：横ミシン目 ４：マージナル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　接着剤含有層の塗布面同士を対向させ加圧することに
   より接着し得る感圧接着シートにおいて、該シートの塗
   布面のミシン目部分及び／又はマージナル部分に接着力
   を低下させる成分を含有するインキの層を設けたことを
   特徴とする感圧接着シート。