JPH03104697A - 再剥離性の感圧接着性葉書 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報量が多く、しかも情報の機密性を守るこ
とが出来る再剥離性の感圧接着性葉書に関するものであ
る。

（従来の技術〕 近年、シート上に接着剤含有層を設けたフォーム用紙で
、電子写真方式のプリンター等で印刷した後、接着剤の
塗布面同士を対向させ加圧接合させることによって葉書
に加工するタイプの感ＹＦ接着性シートの需要が見込ま
れている。

又、こうした接合タイプの葉書の一種で、且一つ接合す
る面も情ｔＩＪｉＩ欄として利用できるように接合層に
再剥離性を持たせたシートは情報量も多く載せることが
出来、しかも情報の機密を守ことも出来る葉書としての
可能性を有するものである。

しかし、この再剥離性の感圧接着性シートは通常ミシン
目を中心として左右対称のシートが使用され、ミシン目
を折り線として加圧処理さることによって全面が完全に
接合した形態の葉書となるように設計されているために
、例えば住所、氏名のような隠蔽を望まない情報と金額
等の機密の必要な情報をラインプリンターを用いて印刷
する場合には機密の必要な情報は接合面側に、一方、隠
蔽を望まない情報はその裏面に印刷することが必要とな
る。そのためにＺ折り加工状のシートとして二度プリン
ターに通さなければならず、二つの情報にずれ（例えば
、住所、氏名と金額に関する情報がリス１一と食い違う
）を生じる危険性が高く、信頼性に欠けるといった問題
を生しる。

〔発明が解決しようとする課題］ 本発明は、隠蔽を望まない情報と機密の必要な情報をラ
・インプリンターを用いて同時に印刷することが出来、
その為に情報のずれを生じる危険性の全くない再エＩＩ
離性の感圧接着性葉書を提供することを目的とするもの
である。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、加圧して接着剤含有層面同士を接合させた葉
書であって、且つ接合面をＩＸ１１離することによって
再び接合面の情報を読むことが出来るよ・うに設計され
た再剥離性の感圧接着性葉書において、接合した葉書が
非接合部分を脊し、且つ、非接合部分の接着剤含有層面
上に情報が載せられていることを特徴とする再剥離性の
感圧接着性葉書である。

〔作用］ 本発明者等は検討の結果、この葉書をミシン目を中心と
して左右非対称にして非接合部分を設けると同時に、そ
の非接合部分に隠蔽を望まない住所、氏名等の情報を載
せ、一方、、再剥離性の接合部分に機密を必要とする金
額等の情報を載セればラインプリンターにこのシー１・
を一度通ずだけで両方の情報が印刷出来ることを見出し
た。

本発明の形態としては、例えば接合前と接合後の略図で
ある第ｌ〜６図に示すものが挙げられるが、非接合部の
形状、その面積及びその箇所に関しては、これに限定さ
れるものではない。

本発明に用いられるシートの構或としては、例えば第７
図の如く支持体ｉ上に接着剤含有層ｒを有するもの或い
は第９図及び第１１図の如く支持体ｉ上に接着剤含有層
ｇを設け、更にその層Ｅの全面或いは一部分に接着抑制
物質の層ｈを設けたもの等が挙げられる。

第７図に示すシートは、必要に応じて表面及び／又は裏
面に情報の印刷を施した後、ミシン目を図の如く入れ、
更に必要に応じて情報を表面及び／又は裏面に印刷し、
その後からξシン目を中心に左右を対向させて加圧ロー
ル等による強圧下で接合させるように構威したものであ
り、第８図に示すものは第７図に示すシートの矢印側か
ら見た側面図である。

第９図及び第ｌ１図に示すシートは、接着剤含有層に必
要に応じて情報の印刷（必要に応してその裏面にも）を
施した後、接着抑制物質層を該接着剤含有層上の全面或
いは一部に印刷或いは塗布して設け、更にミシン目を図
の如く入れその後からミシン目を中心に左右を対向させ
て加圧ロール等による強圧下で接合させ得るように構威
したものである。（尚、情報の印刷は接着抑制物質の印
刷或いは塗工後も必要に応じて行うことが出来る）第１
０図及び第ｌ２図に示すものは、第９図及び第１１図に
示すシートの矢印側から見た側面図である。

本発明のシートとして最も好ましいものは、第９図及び
第１１図に示されるシートの如く、接着剤含有層上に更
に接着押制物質層を設けたもので、第７図に示すシート
のように、接着剤含有層のみからなるシートと比べて、
その剥離性が経時的に安定しているという特徴を有する
。中でも特に第１１図の如く接着抑制物質を部分塗布し
たものは意図せぬ時に５｛Ｉ　Ｍを生ずる危険性が極め
て少ないという点で好ましい。

本発明の接着剤含有層の形成に用い得る接着剤としては
、例えばエチレンー酢酸ビニル系樹脂、アクリル系樹脂
、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、合戒ゴム
系樹脂、天然ゴム系樹脂等が挙げられ、中でもガラス転
移点が−７０℃〜３０″Ｃのものが好ましい。

本発明の接着剤含有層には、通常耐プロッキング性を向
上させるための顔料が添加され、具体的にはシリカ、カ
オリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム
、酸化亜鉛、酸化チタン、メラミン樹脂粒子、ペンゾグ
アナミン樹脂粒子、澱粉粒子等が例示される。

顔料の配合比は、接着剤に対し１０〜５００重量％範囲
で使用される。

又、接着剤含有層には必要により更にロジン系樹脂及び
その講導体、テルベン系樹脂、クマロンインデン樹脂、
キシレン樹脂、アルキルフ五ノール樹脂、Ｃ，乃記ｃ　
ｗの石油樹脂等の粘着付与剤、各種バラフィン、ワック
ス、脂肪酸及びその講導体、高級アルコール類、金属石
鹸類、シリコーン類等の離型剤、接着性を高めるための
接着剤含脊カプセルやオイルカプセル、帯電防止剤、増
粘剤、分散剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤等の助剤を
添加してもよい。

支持体としては、例えば上質紙、コー１・紙、ラミネー
ト紙、金属蒸着紙等の不透明シートが使用出来る。

接着剤含有層は、エアーナイフコーター、ブレードコー
ター、バーコーター、スクリーン印刷、フレキソ印刷等
の従来公知の塗布、印刷方法で設けられる。

尚、塗布量は通常２〜２０ｇ／ボである。

本発明に用いられる接着抑制物質としては、上記接着剤
含有層の接着力を抑制する物質であれば如何なるもので
もよく、例えば、ゼラチン、アルブミン、カゼイン、寒
天、アラビアゴム、アルギン酸ソーダ、澱粉、酸化澱粉
、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、カルボキシメチル
セルロース、ヒドロキジエチルセルロース、ポリビニル
アルコール、ポリビニルビロリドン、ポリアクリル酸、
ポリアクリルアミド、エチレン−無水マレイン酸共重合
体、スチレンー無水マレイン酸共重合体、メチルビニル
エーテルー無水マレイン酸共重合体、イソブチレンー無
水マレイン酸共乗合体等の水溶性高分子類。

スチレンーブタジエンラテックス、アクリ口ニトリルー
ブタジエンラテックス、アクリル酸エステル系ラテック
ス、酢酸ビニル系ラテックス、塩化ビニリデン系ラテッ
クス、メチルメタクリレ−１−ブタジエンラテックス及
びこれらのカルボキシ変性（例えばアクリル酸）ラテッ
クス等のラテックス類。

ロジン、コパール、ダマール、シェラック、エチルセル
ロース、ヒドロキシブ口ビルセルロース、エチルヒドロ
キシエチルセルロース、アセチルセルロース、セルロー
スアセテートブロビオネート、セルロースアセテートブ
チレート、ニトロセルロース、ポリビニルブチラール、
ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニルー酢酸ビ
ニル共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、ボリス
チレン、塩素化ボリブロビレンスチレン樹脂、アクリル
樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、ケトン樹脂、クマロン・インデン樹脂、石油
樹脂、テルベン樹脂、環化ゴム、塩化ゴム、アルキド樹
脂、ボリアミド樹脂、エボキシ樹脂、ポリウレタン等の
油溶性高分子類。

ポリエチレングリコールジアクリレート、ブロビレング
リコールジメタクリレート、ペンタエリスリトールアク
リレート、トリメチロールプロパンジアクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリス
リトールテトラアクリレート、ヘキサンジオールジアク
リレート、１２−ブタンジオールジアクリレート、エボ
キシ樹脂とアクリル酸との反応物、メタクリル酸とペン
タエリスリトールとアクリル酸との反応物、マレイン酸
とジエチレングリコールとアクリル酸との縮合物等の電
離放射線硬化性のビニル化合物類。

ポリジメチルシロキサン、ポリフユニルメチルシロキサ
ンの如きシリコーン樹脂。

バーフルオロアルキルリン酸エステル、フルオロアルキ
ル基含有（メタ）アクリレートの共重合体の如きフッ素
化合物． 高級脂肪酸、高級脂肪酸金属塩、高級脂肪酸アミド、高
級アルコール、ポリエチレンワックスの如きワックス類
等が挙げられる。

上記物質の内、例えば電離放射線硬化性ビニル化合物の
如く常温で液体のもの或いは加熱により容易に液状化す
るワックス類はそのまま或いは助剤を添加してインキ或
いは塗液として使用出来るが、通常は水或いは非水性媒
体に溶解或いは分散され、必要により更に助剤が添加さ
れてインキ或いは塗液が調整される．その際に用いられ
る助剤としてはインキ或いは塗液の分野で公知のシリカ
、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸
化チタン等の顔料、架橋剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤
、蛍光染料、有色染料、光重合開始剤、光増感剤、ドラ
イヤー、増粘剤、ゲル化剤、界面活性剤、分散剤、防腐
剤、消泡剤等が挙げられる。

非水性媒体としては、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、シクロヘキサン、ヘキサン、トリクロルエチレン
、リグロイン、メチルイソブチルケトン、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブ、プチルセロソルブ、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルアセテート、メタノール、エタノール、ｎ−プロ
ビルアルコール、イソブロビルアルコール、ｎ−ブタノ
ール、ｎ−ヘキサノール、シクロヘキサノール、２−エ
ヂルヘキシルアルコール等が挙げられる。

接着抑制物質含有のインキ或いは塗液は、接着剤含有層
上に例えば凸版、オフセット、グラビア、フレキソ、ス
クリーン等の印刷機或いはエアーナイフコーター、フレ
ードコーター、ロールコー夕、ロッドコーター、グラビ
アコーター等の塗工機で全面或いは部分塗布される。

塗布量は接着抑ル．１１物質によって変わり一概には言
えないが、乾燥重量でｏ．ｏｉ〜１０ｇ／ｍ”程度であ
る。

情報の印刷は、シートの表及び／又は裏、又接着抑制物
質の塗布前及び／又は後に行われるが、印刷方式として
は凸版、オフセット、グラビア、フレキソ、スクリーン
、電子写真法、熱転写法等が用いられる。

塗工、印刷の完了したシートには、更にミシン目加工が
施された後、必要によっては更に情報を印刷した後、塗
布面同士を対向させて４０〜５００　ｋｇ／Ｃ一の強圧
で加圧され、葉書が形威される。

尚、本発明に使用されるシートは、最も一般的には接着
抑制物質を塗布する前は巻取りとして、又、塗布した後
はＺ折り加工紙として取扱われ、加圧シーラー処理後に
ミシン目から切り離され葉書として使用される。

以下、本発明の実施例を記載するが、本発明がこれらの
実施例のみに限定されないことは勿論である。なお、実
施例のなかで特に断らない限り部とあるのは重量部、％
とあるのは重量％を意味する。

実施例１ 接着剤としてアクリル酸エステル系エマルジョン（目本
合或ゴム■製、商品名：　ＡＥ−９２３）を１００部（
乾燥重量）、顔料として合戊シリカ（水沢化学工業■製
、商品名：ミズカシルＰ−８３２）　１００部を混合し
て固形分濃度を４０％に調節した塗液を８０ｇ／ｎ’ｒ
の上質紙に乾燥重量が８ｇ／ｒｒｆとなるように塗布し
て感圧接着性シートを得た。

続いて、フォーム印刷機を用いて上記シートの塗布面及
び裏面上に活版印刷とオフセット印刷にて情報を印刷し
た後、更に第１１図の如く接着剤塗布面の半面にエチル
セルロース（ハーキュレス社製　商品名：Ｎ−１４）の
１０％エタノール溶液を接着抑制フレキソインキとして
乾燥重量が１．２　ｇ／ＩＴ（となるように印刷し、更
に角の切断とミシン目を入れてＺ折り加工品を得た。

次に」二記シ一トの接着抑制インキの印刷されていない
接着剤含有層上に電子写真方式により情報を印刷した。

その際、図の如く非接合部に住所、氏名を、又接合部に
金額等の情報を印刷した。その後、中央のミシン目を中
心として左呑を対向させて加圧用金属ロールで１００　
ｋｇ／ｃｍ”の圧力をかけ、更に横ミシン目で切り離し
て葉書を得た。

得られた葉書は、剥離前に住所、氏名等の情報を見るこ
とが出来た。又、剥離後には接合されていた箇所に金額
等の情報を見ることが出来た。

（効果〕 本発明の再剥離性の感圧接着性葉書は、ラインプリンタ
ーによる一度の印刷で隠蔽を望まない情報と、機密の必
要な情報を同時に乗せることが出来る葉書として有効で
あることが判った。

【図面の簡単な説明】

第１〜６図は、何れも本発明に係る再剥離性の感圧接着
性葉書を示すもので、図中左側に記載しているものは、
葉書に構威ずる前段の感圧接着性葉書用シートを示して
おり、ミシン目Ｃを境にして折り、接合させた場合に非
接合部分ｂが出来るようにシートの一部に切り欠き部ｄ
又は切り抜き部ｅを設けると共に、接合した場合に該切
り欠き部又は切り抜き部に対応するシー１・部分に隠蔽
を望まない情報ｒを表示し、接合部分どなるところには
機密情報を表示した状態を示している。図中右側に記載
しているものは、前記の感圧接着性葉書用シートのミシ
ン目Ｃを境にして折り、接合し葉書に構成し状態を示し
たものである。 第７図は、本発明の葉書にする前の感圧接着性葉書用シ
ートで、表面及び裏面に情報を印刷し、ミシン目を境に
接合する前の状態を示す斜視図である。 第８図は、第７図に示すシートを矢印側から見た側面図
である。 第９図は、本発明の葉書にする前の感圧接着性葉書用シ
ートで、接着剤含有層上に接着抑制剤層を設け、該接着
剤含有層上、接着抑制剤層上及び裏面に情報を印刷し、
ミシン目を境に接合する前の状態を示す斜視図である。 第１０図は第９図に示すシートを矢印側から見た側面図
である。 第１１図は、本発明の葉書にする前の感圧接着性葉書用
シートで、接着剤含有層上の接合する部分に接着曲制剤
層を部分的に設け、該接着剤含有層上、接着抑制剤層上
及び裏面に情報を印刷し、ミシン目を境に接合する前の
状態を示す斜視図である。 第１２図は、第１１図に示すシートを矢印側から見た側
面図である。 ａ・・・接合部 ｂ・・・非接合部 Ｃ・・・ミシン目（折り線） ｄ・・・切り欠き部 ｅ・・・切り抜き部 ｆ・・・情報 ｇ・・・接着剤含有層 ｈ・・・接着抑制剤層 ｉ・・・支持体

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）加圧して接着剤含有層面同士を接合させた葉書で
   あって、且つ接合面を剥離することによって再び接合面
   の情報を読むことが出来るように設計された再剥離性の
   感圧接着性葉書において、接合した葉書が非接合部分を
   有し、且つ非接合部分の接着剤含有層面上に情報が載せ
   られていることを特徴とする再剥離性の感圧接着性葉書
   。
2. （２）接着剤含有層面上に更に接着抑制物質が塗布或い
   は印刷されていることを特徴とする請求項（１）記載の
   再剥離性の感圧接着性葉書。