JPH0469293A

JPH0469293A - 再剥離性葉書

Info

Publication number: JPH0469293A
Application number: JP18373090A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Wakata; 員義若田; Shunsuke Shioi; 塩井　俊介
Original assignee: Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1990-07-10
Filing date: 1990-07-10
Publication date: 1992-03-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、感圧接着型の再剥離性葉書に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

支持体上−に接着剤層を設けてなる感圧接着性シートを
使用し、接着剤層上或いは該接着剤層上に設けた接着抑
制物質層上にラインプリンター等で個人情報を記録した
後に、強圧下で接着性面同士を加圧接合して得られる特
願平１−３８８７４号、特願平１−１５９９４８号等に
記載の如き葉書は、必要時に接合面を剥離することによ
って再びその面の情報を読むことが出来るように設計さ
れており、葉書料金で機密情報を郵送出来るという経済
的メリットから普及が期待されている。

しかし、かかる葉書は未だ充分な性能とは言えない面を
有し、改善の余地がある。例えば、剥離の初期段階を不
用意に行うと紙破れを生じてしまい、情報が読めなくな
る危険性を有しており、常に安定した剥離を得るために
は、更に工夫が必要である。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、常に安定した剥離が可能である感圧接着型の
再剥離性葉書の提供を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者等は、感圧接着性シートを用いた再剥離性葉書
について検討をした結果、接合前のシートに初期剥離を
容易にするための剥離用ミシン目を設けると共に、接合
後の剥離用ミシン目付近領域の層構成が、支持体−接着
剤層一接着抑制物質層−接着剤層−支持体、或いは支持
体−接着剤層−接着抑制物質層−接着抑制物質層一接着
剤層一支持体の層構成にすることによって、従来の葉書
において危険性の高かった初期剥離時の紙破れを防止で
きることを見出した。

本発明は、シートの接着層同士を加圧して接合させ、且
つ必要時に接合面を剥離してその面上の情報を読むこと
が出来る再剥離性葉書において、該葉書が剥離用ミシン
目を有し、且つミシン目付近の接合が接着抑制物質層を
介在してなされていることを特徴とする再剥離性葉書で
ある。

〔作用〕

本発明の形態としては、例えば第１図乃至第３図に示す
ものが挙げられる。これは、接着剤層同士を強圧下で加
圧して再剥離可能な接合状態となる得る感圧接着性シー
トの表裏面に下地印刷を施した後に、該接着剤層上の一
部分に接着抑制物質層４を設け、更に剥離用ミシン目５
、折り用ミシン目６等のミシン目を入れて得られた第１
図のシートを一単位とするＺ折り状のフオーム用紙を用
い、続いて更に接着剤層側の面に電子写真方式のライン
プリンターで住所、氏名等のアドレスやデータ等の個人
情報を印刷した後に、加圧シーラーを用いて折り曲げと
加圧接合と葉書単位への切断工程を経て再剥離性葉書（
第２図）としたものである。

この葉書の剥離用ミシン目付近の断面は第３図の如く支
持体−接着剤層一接着抑制物質層一接着剤層一支持体の
層構成を有しているためにその部分から容易に、しかも
安定して剥離することが出来る。

また、第４図及び第５図、第６図及び第７図、第８図及
び第９図に示す構成の場合も、葉書に加工すると剥離用
ミシン目付近の断面は支持体−接着剤層一接着抑制物質
層一接着剤層一支持体の層構成を有しており、ミシン目
部分から容易に、しかも安定して剥離することが出来る
。

本発明の更に別の形態としては、第１０図〜第２３図に
示すものが挙げられる。これらは、葉書に加工した場合
、剥離用ミシン目付近の断面は第２４図の如く支持体−
接着剤層一接着抑制物質層一接着抑制物質層一接一着剤
層一支持体の層構成を有しているためにその部分から容
易に、しかも安定して剥離することができる。因に、剥
離用ミシン目付近の断面が第２４図の層構成を有する葉
書は、第３図の層構成を有するものより剥離性が安定し
た構成である。

なお、本発明で用いる感圧接着性シートは、第１２図及
び第１３図の如く、２枚の感圧接着性シートを接合する
こともできる。また、第１４図及び第１５図、第２０図
及び第２１図、或いは第２２図及び第２３図のようにＬ
字状に剥離用ミシン目５を設けると、第２５図のように
Ｚ折り連続シートとして用いる場合に、該剥離用ミシン
目が外面に出ないため、高速処理中に剥離用ミシン目か
ら意図せぬ紙切れを生じることの無い極めて優れたシー
トとなるので好ましい。

本発明に用いられる感圧接着性シートの接着剤層の形成
に用いられる接着剤として、例えばエチレン−酢酸ビニ
ル系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビ
ニルデン系樹脂、合成ゴム系樹脂、天然ゴム系樹脂等が
挙げられ、中でもガラス転移点の一１００℃〜０℃のも
のが好ましい。

接着剤層には、通常耐ブロッキング性を向上させるため
の顔料が添加され、具体的にはシリカ、カオリン、クレ
ー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、
酸化チタン、メラミン樹脂粒子、ベンゾグアナミン樹脂
粒子、澱粉粒子等が例示される。顔料の配合比は、接着
剤に対し１０〜５００重量％範囲で使用される。

又、接着剤層には必要により更にカゼイン、寒天、アラ
ビアゴム、アルギン酸ソーダ、澱粉、酸化澱粉、エーテ
ル化澱粉、エステル化澱粉、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸等の水溶性
高分子、ロジン系樹脂及びその誘導体、テルペン系樹脂
、クマロンインデン樹脂、キシレン樹脂、アルキルフェ
ノール樹脂、Ｃ１乃至Ｃ９系石油樹脂等の粘着付与剤、
各種パラフィン、ワックス、脂肪酸及びその誘導体、高
級アルカリ土類金属石鹸類、シリコーン類等の離型剤、
接着剤を高めるための接着剤含有カプセルやオイルカプ
セル、帯電防止剤、増粘剤、分散剤、防腐剤、酸化防止
剤、消泡剤等の助剤を添加してもよい。

感圧接着性シートの支持体としては、例えば上質紙、含
浸紙、合成紙、コート紙、ラミネート紙、金属蒸着紙等
が使用出来る。

接着剤塗液の塗布量は通常４〜２０ｇ／ｒｄであり、エ
アーナイフコーター、ブレードコーターバーコーター、
スクリーン印刷、フレキソ印刷等従来公知の塗布、印刷
方法により設けられる。

中でも、本発明に使用される感圧接着性シートとして好
ましいものは、接着剤層の面同士を対向して重ねて１　
）ｃｇ／ｃｍ”の圧力をかけて接合した場合にＪＩＳ　
Ｋ−６８３３−１９８０に基づく測定で１０ｇ／２５■
以下のＴ型剥離力を示し、又接着剤層の面同士を対向し
て重ねて３００　ｋｇ／ｃ＋＋＋”の圧力をかけて接合
した場合に５０ｇ／２５ｍｍ以上のＴ型剥離力を示す設
定のものである。

本発明では、上記シートの接着剤層上の一部分に接着抑
制物質層を設けたシートが使用されるが、該接着抑制物
質層は、例えばカゼイン、ポリビニールアルコール、エ
チレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレ
イン酸共重合体、エチルセルロース、エチルヒドロキシ
エチルセルロース、アセチルセルロース、セルロースア
セテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレ
ート、ニトロセルロース、ポリビニルブチラール、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン、トリメチロールプロパント
リアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート、ヘキサンジオールジアクリレート等の物質を特徴
とする特願平１−２３９０２８号等′に記載の如き接着
抑制インキを凸版、オフセット、フレキソ等の方式で印
刷して形成される。

感圧接着性シートは、通常、凸版、オフセット、フレキ
ソ等で表裏面に下地印刷し、表面に上記接着抑制インキ
を印刷した後に、切り離し用、折り曲げ用、剥離用のミ
シン目やマージナル加工を行い、更に電子写真方式のラ
インプリンターで個人情報を印刷した後、折り曲げ装置
、スリット装置、カット装置、加圧装置等を具備した加
圧シーラーに通すことによって葉書となる。

尚、ラインプリンターの記載方式としては、湿式及び乾
式の電子写真法以外に、熱転写法等の公知の方式が使用
できる。又、加圧接合処理は、例えば加圧ロールを用い
て５０〜１０００　ｋｇ／ｃｍ”の圧力下で行われてい
る。

以下、本発明の実施例を記載するが、本発明がこれらの
実施例のみに限定されないことは勿論である。尚、実施
例の中で特に断らない限り部となるのは重量部、％とあ
るのは重量％を意味する。

実施例接着剤としニアクリル酸エステル系エマルジョン（日本
合成ゴム■製、商品名：　ＡＥ−９２３）を１゜０部（
乾燥重量）、顔料として合成シリカ（水沢化学工業■製
、商品名：ミズカシルＰ−８３２）　　１００部、糊化
澱粉１０部を混合して固型分濃度を４０％に調節した塗
液を１３０ｇ／ｎｆの上質紙の片面に乾燥重量が８ｇ／
ｒｒＴとなるように塗布して感圧接着性シートを得た。

次いで、上記の表裏面にオフセットで下地印刷した後、
エチルセルロース（バーキュレス社製。

商品名：Ｎ−４）を８％、コロイダルシリカ３％成分と
して含有するエタノール溶液を接着制御インキとして乾
燥重量が１．２ｇ／ｒｒｆとなるように接着剤層上の一
部分にフレキソ印刷し、更にマージナルとミシン目を入
れて第２２図の如きシートを一単位とするＺ折り連続シ
ート（第２５図）を得た。

次に電子写真方式のラインプリンターで表面にアドレス
とデータを印刷した後、続いて加圧シーラーにかけて５
００　ｋｇ／ｃｖＩ”の圧力下での加圧処理と断裁処理
を行って、第２３図の如くデータ部分の隠蔽された再剥
離性葉書を得た。

尚、得られた葉書は、剥離用ミシン目から極めて容易に
ミまた全く紙破れを生じることなく、剥離する５ことが
出来た。

〔効果〕

本発明の葉書によって極めて安定した剥離が可能となっ
た。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第３図は、本発明の再剥離性葉書を説明する
図であり、第１図は接合前のシートを示す平面図、第２
図は接合後の再剥離性葉書を示す平面図である。第３図
は、第２図の再剥離性葉書の剥離用ミシン目付近領域の
層構成が、支持体−接着剤層一接着抑制物質層一接着剤
層一支持体であることを説明する拡大断面図である。第４図乃至第９図は、他の実施例を示す図であり、再剥
離性葉書にした際の剥離用ミシン目付近領域の層構成が
、支持体−接着剤層一接着抑制物質層一接着剤層一支持
体となるタイプを例示するものである。第４図及び第５
図、第６図及び第７図、第８図及び第９図は、それぞれ
接合前のシート及び接合後の葉書を示す平面図である。更に、第１０図乃至第２３図は、本発明の他の実施例を
説明する図であり、ミシン目付近領域の層構成が、第２
４図に示すように支持体−接着剤層一接着抑制物質層一
接着抑制物質層一接着剤層一支持体の層構成となるタイ
プの例示である。′第１０図及び第１１図、第１２図及
び第１３図、第１４図及び第１５図、第１６図及び第１
７図、第１８図及び第１９図、第２０図及び第２１図、
第２２図及び第２３図は、それぞれ接合前のシート及び
接合後の葉書を示す平面図である。又、第２４図は第１
１図の剥離用ミシン目付近の拡大断面図で、第２５図は
、第２２図のシートをＺ折り連続シートに加工した状態
を示す図である。１・・・接合前シート２・・・再剥離性葉書３・・・剥離性の接着剤層領域４・・・接着剤層上に設けた接着抑制インキ層領域５・
・・剥離用ミシン目６・・・折り曲げ用ミシン目７・・・アドレス８・・・データ９・・・支持体１０・・・接着剤層１１・・・接着抑制インキ層１２・・・Ｚ折り連続シート１３・・・マージナル第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

シートの接着層同士を加圧して接合させ、且つ必要時に
接合面を剥離してその面上の情報を読むことが出来る再
剥離性葉書において、該葉書が剥離用ミシン目を有し、
且つミシン目付近の接合が接着抑制物質層を介在してな
されていることを特徴とする再剥離性葉書。