JPH065906Y2 - 筆記用紙 - Google Patents

筆記用紙

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JPH065906Y2
JPH065906Y2 JP1985162435U JP16243585U JPH065906Y2 JP H065906 Y2 JPH065906 Y2 JP H065906Y2 JP 1985162435 U JP1985162435 U JP 1985162435U JP 16243585 U JP16243585 U JP 16243585U JP H065906 Y2 JPH065906 Y2 JP H065906Y2
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JP
Japan
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paper
layer
writing
adhesive
compartment
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JP1985162435U
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JPS6270972U (ja
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綾一 戸田
学 下畠
昭夫 丹保
富四 柴野
幸雄 丸地
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Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
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  • Laminated Bodies (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複写が必要とされる筆記用紙、例えば伝票、
カルテその他の筆記用紙に関するものである。
(従来技術) 従来の筆記用紙では、記録控などの複写物が必要とされ
る場合、カーボン複写紙を用いこれを、2枚もしくはそ
れ以上の筆記用紙の間にはさみ込み、筆記が行われてい
た。そして筆記複写された用紙の1枚もしくは数枚は、
控を残し切取られ、多くの場合、他の台帳にとじられた
り貼られたり、あるいは物品に貼られたりする。なお、
この切取られた用紙を貼るには、いちいち糊を塗った
り、セロハンテープを用いたり、ステープルを用いる方
法がとられてきた。
(本考案が解決しようとする問題点) しかし、考えるに、上述した従来の筆記用紙における如
く、カーボン複写紙をいちいち用紙間にはさみ込まなけ
ればならないことや、切取られた筆記済の用紙をいちい
ちセロハンテープや糊を塗って貼ることは、大変手間が
かかる作業である。ちなみに、これらの複写紙をはさみ
込む作業やセロハンテープや糊を塗って貼る作業が省け
れば、作業性は著しく向上する。
(問題点を解決するための手段) そこで、考案者らは、作業性の向上を目的に、上述した
作業を省くべき方法を種々検討した。その結果、筆記用
紙を従来にない以下に示す如き新たな構造とすることに
より、上述の作業が省略できることを見出した。
即ち、本考案は二本の平行な切取ミシン目によりA,
B,Cの三つに区分された紙において、一方の端にある
区画Aの片方の面、及び反対の端にある区画Cの区画A
と同一面若しくは中央にある区画Bの区画Aとの反対面
にそれぞれ複写層が部分的に設けられかつ区画A,B,
Cの複写層が設けられた面の少くとも一つに粘着剤層が
部分的に設けられ、該粘着剤層の粘着力が60g/cm以
下であり、粘着剤の主成分のDSC(differential scan
ning calorimeter)によるガラス転移温度が−50℃以
下であり、かつ、粘着剤層が直径10〜100μの球状
エラストマーを含有する粘着剤からなることを特徴とす
る、繰り返し貼付け及び剥離可能な筆記用紙で、カーボ
ン複写紙を用いる必要のない、且つセロハンテープ貼り
や糊塗り貼りを行う必要のない新規なものである。本考
案の筆記用紙を使用することにより作業性は著しく向上
する。以下に本考案を更に詳細に説明する。
第1図〜第2図は夫々本考案の代表的な筆記用紙の平面
図であり、第3図は、本考案の筆記用紙が重ね合わされ
Book状にとじられたものの概略図である。また、第
4図は、第1図の断面構成図である。第5図は第2図の
断面構成図である。
図中、1は基材である紙、2は複写層、3は粘着剤層、
4は切取ミシン目を示す。
なお、本考案の筆記用紙では、第6図−(II)の如く切取
ミシン目を境に折られ、第6図−(III)の如く筆記がな
され、(IV)の如くミシン目箇所より切取られ、3枚
(A),(B),(C)に分けられる。この際(B),(C)のそれぞ
れ(A),(B)の複写層と接する面は複写される。なお、
(A)に設けられている粘着剤層は筆記時(III)のとき(B)
の紙面に一時接着するが、粘着力が、特定の値に限定さ
れているので、剥がす時紙は破れない。さらに、切取ら
れた用紙(A)は、適度な粘着力を有しているので、台帳
や物品に手で軽く圧着するだけで容易に貼りつく。ま
た、この用紙(A)は、粘着剤として球状エラストマーが
含有されている粘着剤を用いているので、何回も繰返し
台帳や物品に貼ったり剥がしたりすることができる。
本考案の切取ミシン目は、切取易さおよび筆記の際の折
り曲げ易さを付与するために設けられている。複写層と
して筆記時の圧力で複写可能なインキ層が使用できる。
カーボン印刷インキ層は使用できる代表的なものであ
る。粘着剤層はJISZ1523に規定されている常態粘着力が
60g/cm以下になるようなものから構成されなければ
ならない。本考案の常態粘着力が60g/cmを越えると
筆記複写後(粘着層を有する)紙を剥がす時容易に剥が
すことができず紙破れを起こしてしまう。上記粘着力を
満足し得る粘着剤としては、主成分のDSC(different
ial scanning calorimeter)によるガラス転移温度が−
50℃以下の、平均直径10〜100μの球状エラスト
マーを含有する粘着剤が挙げられる。ガラス転移温度が
−50℃を超える粘着剤は、剥がす際に紙破れを起こし
易いので望ましくない。
球状エラストマーとしては、ポリアクリル酸エステル
系、天然ゴム、SBR、ポリイソプレン、ポリブタジエ
ン、スチレン・ブタジエン・アクリル酸エステル三元共
重合体などが使用出来る。なお、粘着剤の球状エラスト
マー以外の成分としては、ポリアクリル酸エステル、ポ
リアクリル酸、SBR、スチレン・アクリル酸エステル
共重合体、スチレン・ブタジエン・アクリル酸エステル
三元共重合体、ポリ酢酸ビニル、ゼラチン、ニカワ、カ
ゼインなどの単独若しくは混合系が使用出来る。
本考案の筆記用紙では、粘着剤が設けられていない面に
剥離剤層が設けられてもよい。
次に本考案における紙としては、従来一般的に使用され
ているもの、例えば上質紙、クラフト紙、グラシン紙、
無機繊維混抄紙、プラスチック混抄紙、合成紙などが使
用出来る。複写性の点で、紙の坪量はできるだけ小さい
ものが好ましい。
なお、上述の紙には粘着剤との接着増強を向上させる目
的で予め接着増強層を設けておいても良い。また、本考
案の筆記用紙は印刷されていても良い。
(実施例) 次に本考案を挙げて更に詳しく説明する。
実施例1 坪量40g/m2の上質紙1の片面の第6図に於けるAに
相当する部分にポリアクリル酸エステル系球状エラスト
マー重合体を含有する粘着剤層3(主成分ガラス転移温
度−65℃、球平均粒子径40μ)を塗工量5g/m2
て部分的に塗工し、更にAに相当する部分の粘着塗工層
側及びBに相当する部分の非粘着塗工層側にカーボン印
刷インキ(カーボン及びWAXを含有するインキ)から
成る厚さ5μの複写層2を設けた。この後、平行なる切
取ミシン目4を2本入れてA,B,Cの三つに区画し、
巾60mm、長さ270mmの寸法に切断、重ね合せてブッ
ク状の筆記用紙を得た。粘着力は50g/cmであった。
この筆記用紙は第6図(III)のように区画B,Cに複写
を得ることが容易に出来、かつ筆記後紙を剥がした際、
紙破れを起さず容易に剥離することが出来た。又切取ら
れた筆記用紙Aは手で押すだけで簡単に物品や台帳に貼
ることが出来た。
本考案に関する測定方法を次に説明する。
粘着力:JIS・Z1523の常態粘着力測定方法に準じ
た。
DSCによるガラス転移温度測定: 理学電機(株)製、低温型示差走査熱量
計を用いて次の条件に てガラス転移温
度を測定した。
試料採取量:18〜20mg Pan :アルミ 測定雰囲気:空気 昇温速度 :10℃/min 基準物質 :アルミナ (考案の効果) 本考案は筆記等による複写が必要とされる伝票、カルテ
等の筆記用紙に関するもので、記録控などの複写物が必
要とされる場合、従来では、台帳などに貼り付けする際
は糊を塗ったり、セロハンテープやステープルを用いた
りしていたところを、本考案では、(i)控えなどをすぐ
に被着体(台帳、物品等なんでもよい)に繰り返し剥離
可能なように貼り付けることができるという効果を有す
るものである。この繰り返し剥離可能という性質は特定
の大きさの球状エラストマーを粘着剤層に含有させたこ
とによるものである。また、本考案の他の効果としては
(ii)切取りミシン目による三つに切り取れることであ
り、これにより、必要なら三つに切り取れるし、また、
切り取る必要がないときは、切り取らずにしておくこと
が可能である。さらにまた、本考案の筆記用紙は(iii)
三枚一組となっている点であり、作業性が良いことであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(I)及び第2図は本考案の代表的な筆記用紙の平
面図を示す。第1図(II)は第1図(I)の裏面図を示す。
第3図は、本考案の筆記用紙が重ね合わされBook状
にとじられた代表例の概略図である。第4図は、第1図
の断面構成図である。第5図は第2図の断面構成図であ
る。第6図は、本考案の筆記用紙の使用方法を示した図
である。 図中、 1……基材である紙 2……複写層 3……粘着剤層 4……切取ミシン目 を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 丸地 幸雄 東京都杉並区上高井戸2丁目5番2号 (56)参考文献 特開 昭56−34776(JP,A) 実開 昭52−11427(JP,U) 実開 昭60−32066(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二本の平行な切取ミシン目によりA,B,
    Cの三つに区分された紙において、一方の端にある区画
    Aの片方の面、及び反対の端にある区画Cの区画Aと同
    一面若しくは中央にある区画Bの区画Aとの反対面にそ
    れぞれ複写層が部分的に設けられかつ区画A,B,Cの
    複写層が設けられた面の少くとも一つに粘着剤層が部分
    的に設けられ、該粘着剤層の粘着力が60g/cm以下で
    あり、粘着剤の主成分のDSC(differential scanning
    calorimeter)によるガラス転移温度が−50℃以下で
    あり、かつ、粘着剤層が直径10〜100μの球状エラ
    ストマーを含有する粘着剤からなることを特徴とする、
    繰り返し貼付け及び剥離可能な筆記用紙。
  2. 【請求項2】複写層がカーボン層である、実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の筆記用紙。
JP1985162435U 1985-10-23 1985-10-23 筆記用紙 Expired - Lifetime JPH065906Y2 (ja)

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JP1985162435U JPH065906Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23 筆記用紙

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JPS6270972U JPS6270972U (ja) 1987-05-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0646712Y2 (ja) * 1989-02-17 1994-11-30 裕 大木 二つ折り電算用紙

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JPS5211427U (ja) * 1975-07-10 1977-01-26
JPS641091Y2 (ja) * 1979-06-29 1989-01-11
JPS5634776A (en) * 1979-08-28 1981-04-07 Kao Corp Adhesive mass
JPS6032066U (ja) * 1983-05-12 1985-03-05 トツパン・ム−ア株式会社 貼着用複写シート組

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