JP2597262Y2 - 重ね合わせ用シート - Google Patents

重ね合わせ用シート

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JP2597262Y2 JP1990405691U JP40569190U JP2597262Y2 JP 2597262 Y2 JP2597262 Y2 JP 2597262Y2 JP 1990405691 U JP1990405691 U JP 1990405691U JP 40569190 U JP40569190 U JP 40569190U JP 2597262 Y2 JP2597262 Y2 JP 2597262Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、三つ折り、二つ折り、
切り重ね等の各種の態様で重ね合わせ、重ね合わせ面を
剥離可能に接着することにより、重ね合わせシートとな
す重ね合わせ用シートに関し、特に、印刷あるいは印字
した隠蔽情報を損なうことなく、接着した重ね合わせ面
を剥離できる重ね合わせシートを作成するのに適した重
ね合わせ用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の重ね合わせ用シート
は種々知られているが、一般的には、剥離可能に接着さ
れる重ね合わせ面を、シート面に接着力を調整した接着
剤を設けて形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のシー
ト面に接着力を調整した接着剤を設けて接着する重ね合
わせ面を形成したものは、接着力の調整が困難であり、
接着力が強すぎるとシートの積重ね保管時において、ブ
ロッキング現像が生じ、また、剥離の際に隠蔽情報も接
着した重ね合わせ面から剥離してしまうという不都合が
ある。本考案は、このような事情に鑑みてなされたもの
で、上述のような不都合を解消し、隠蔽情報を印刷ある
いは印字した重ね合わせシートを作成するのに適した重
ね合わせ用シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案は、重ね合わせ用シートの重ね合わせ面の所定
部分に、印刷あるいは印字が可能であり、かつ、通常で
は接着せず、一定条件が付与されると接着可能となる、
非剥離性接着基剤とこの接着基剤に対して非親和性を示
す微粒状充てん剤とからなる接着剤を設ける一方、この
接着剤を設けた状態における剥離強度を、前記微粒状充
てん剤の配合割合を調整し、あるいはこの調整とともに
前記接着剤を網点状に塗布したり、塗布厚を調整する等
により、1kg/cmの荷重をかけ、常温で30分放
置後に25mm幅で剥離試験機(島津製作所製オートグ
ラフAGS−50)の剥離強度を10g以下に設定した
ものである。
【0005】
【作用】接着する重ね合わせ面に塗布される接着剤の上
記剥離強度が10g以上であるとシートの積重ね保管時
等においてブロッキング現像が生じさらに所定の接着
条件が付与された本接着後のシートの剥離がスムーズに
行いにくく、印刷、印字を損傷するものであり、剥離強
度を、1kg/cm の荷重をかけ、常温で30分放置
後に25mm幅で10g以下に設定することにより、本
接着後における隠蔽情報が接着面の剥離時に損なわれる
ことがない。
【0006】
【実施例】以下、本考案を葉書を作成するための重ね合
わせ用シートに適用した場合の好適な実施例を添付図面
に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図1は葉書
の一実施例を示す概略的断面図、図2は同葉書を作成す
るための重ね合わせ用シートたる葉書用シートの表面側
を示す平面図、図3はその裏面側を示す平面図、図4は
葉書の第2実施例を示す概略的断面図、図5は同葉書を
作成するための葉書用シートの表面側を示す平面図、図
6は葉書用シートから葉書を作成する工程を示すフロー
図である。
【0007】はじめに、図1〜図3に基づき本考案の第
1実施例を説明する。図2及び図3に示すように、葉書
用シート1は、葉書作成時に宛名が記入される宛名記入
部2を表面側に有し、裏面側は接着剤3が塗布されて接
着される重ね合わせ面となり、この重ね合わせ面上に隠
蔽情報記入部4が印刷で形成された葉書上紙片5と、こ
の葉書上紙片5に折り用ミシン目6から折り重ねて接着
される前記葉書上紙片5よりは横幅の狭い葉書下紙片7
とからなる。前記葉書下紙片7は、図3で明らかなよう
に、裏面側に前記葉書上紙片5と同一の接着剤3が塗布
されて接着される重ね合わせ面となり、この重ね合わせ
面上に隠蔽情報記入部8が印刷で形成されている。そし
て、各隠蔽情報記入部4,8の内側都分には、網点状の
印刷14(図では斜線で表示)が淡色のインキでなされ
ている。接着剤3の確実な接着力を維持するためには、
点、線、ベタの印刷の集合面積が接着面の75%以下が
よく、好ましくは50%以下がよく、ベタ印刷の前記印
刷面積に占める割合は25%以下が好ましい。この印刷
14を施すことによって、葉書上紙片5と葉書下紙片7
の接着面における各隠蔽情報記入部4,8の外側部分の
接着力が、内側部分の接着力よりも高くなる。
【0008】前記接着剤3は、印刷あるいは印字が可能
で、かつ、通常では接着せず、一定条件を付与されると
接着可能となるもので、例えば、感圧性で一旦接着する
と再剥離不能な非剥離性接着剤基剤に、この接着剤基剤
に対して非親和性を示す微粒状充てん剤を配含してなる
ものが好適である。感圧性接着剤の場合は、1cm
たり50kg以上、好ましくは80kg以上の圧力で接
着するものがよい。
【0009】前記接着剤基剤としては、従来用いられて
いる通常の感圧性接着剤でよいが、特に挙げれば、天然
ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト共重
合させて得られた天然ゴムラテックスが、耐ブロッキン
グ性、耐熱性、耐摩耗性等の点で好適である。なお、接
着剤基剤としては、感圧性のほか、従来用いられている
通常の感熱性あるいは再湿性の接着剤を用いることもで
き、感熱性の接着基剤としては、特に酢酸ビニル系重合
体が好適であり、また、再湿性の接著基剤としては、ポ
リビニルアルコールやポリエチレンオキシドなどが好適
である。
【0010】一方、前記微粒状充てん剤としては、前記
接着剤基剤との親和力が小さいもの、例えば、酸化亜
鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白
土、球状アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉
末、シラスバルーン等が用いられる。これらの材料は、
単独でも、複数組み合わせてもよいが、特に、シリカと
他の適宜な充てん剤との組み合わせが好適である。ま
た、粒径の異なる2種類以上を組み合わせると、接着剤
塗布面を凹凸状に形成しやすいので、剥離性能が向上す
る。シリカを添加すると、接着剤の塗膜を強化しうると
ともに、その多孔質性により、接着剤が表面に付着しや
すいので、接着力や剥離力を調整しやすいという利点が
ある。また、シリコーンオイルを用いているプリンタに
より、ノンインパクトプリンタ方式で印字した場合で
も、シリカがシリコーンオイルを吸収するので、接着剤
がシリコーンオイルにより接着しなくなることもない。
なお、微粒状充てん剤の平均粒子径は、10mμm〜3
0μm、好ましくは1μm〜20μm、さらに好ましく
は2μm〜15μmの範囲が好適である。
【0011】上述した微粒状充てん剤は、感圧性、感熱
性、再湿性のいずれの接着剤基剤に対しても使用可能で
あるが、感圧性及び再湿性の接着剤基剤に対しては、接
着剤基剤100重量部に対して微粒状充てん剤を100
〜400重量部、好ましくは130〜300重量部、最
も好ましくは150〜250重量部の割合で配合するこ
とが望ましい。感熱性の接着剤基剤に対しては、接着剤
基剤100重量部に対して微粒状充てん剤を45〜10
0重量部、好ましくは55〜90重量部、最も好ましく
は60〜80重量部の割合で配合することが望ましい。
この微粒状充てん剤の配合割合が前記範囲よりも少ない
と、耐ブロッキング性に劣り、かつ接着力が強すぎる一
方、前記範囲よりも多い場合には、接着力が低下し過ぎ
て容易に剥離してしまう。
【0012】すなわち、上述した微粒状充てん剤の配合
割合は、接着剤3を塗布した状態において、葉書用シー
ト1の剥離強度が、1kg/cmの荷重をかけ、常温
で30分放置後に25mm幅で10g以下になるよう設
定される。なお、この剥離強度の測定は、島津製作所製
の剥離試験機オートグラフAGS−50型を用いて行っ
た。また、微粒状充てん剤の配合割合に加えて、接着剤
3を網点状に塗布したり、塗布厚を調整すると、より調
整が容易である。剥離強度を前記数値範囲に設定するこ
とで、確実な接着力と、剥離の際に隠蔽情報9,10
(図1参照)が損なわれないことが保証される。
【0013】さらに、葉書用シート1は同じく接着剤3
を塗布した状態において、平滑度がJISP−8119
に準拠して20〜120秒、好ましくは30〜70秒、
さらに好ましくは40〜60秒の範囲であり、透気度が
JISP−8117に準拠して100秒以下であること
が望ましい。一般にシート上に接着剤を塗布すると、表
面に凹凸が生じ、印刷工程や印字工程あるいは保存時等
に、接着剤表面の前記凹凸がこすれ等により脱落した
り、紙粉の発生源となったりする。また、印刷や印字に
おけるインキの定着不均一、ムラを生じる。そこで、平
滑度をキャレンダーがけ等の処理により上記範囲にする
と、前記不都合が解消され、印刷適性及び印字適性の双
方に優れたものとなる。さらに、透気度が上記範囲にあ
ると吸気作用のあるドラム等を利用した葉書シート1の
移送が円滑になされ、また、水分の蒸発も十分になされ
るから葉書シート1がカールすることがない。
【0014】葉書用シート1は、宛名記入欄2に、図示
していないプリンタによって宛名11が印字される一
方、隠蔽情報記入欄4,8に、同じく図示していないプ
リンタによって隠蔽情報9,10が印字され、この隠蔽
情報印字面が折り用ミシン目6で折り重ねられ、接着剤
3の接着条件である所定の圧力が付与されることによ
り、剥離可能に接着されて、図1に示すような葉書上紙
片5の反綴じ合わせ縁が葉書下紙片7よりも突出して指
掛け部13となった葉書12となる。そして、この葉書
12は四周縁が他の部分よりも強く接着された状態とな
り、その取り扱い中に四周縁が剥離することはない。
【0015】このように、前記葉書12は、図6に示す
ように、葉書用シート1に対して、その重ね合わせ面に
接着剤3を塗布する接着剤塗布工程、接着剤上に印刷1
4及び隠蔽情報記入欄4,8を印刷する印刷工程、隠蔽
情報記入欄4,8に隠蔽情報9,10を印字する情報印
字工程、葉書用シート1の接着する重ね合わせ面どうし
を折り重ねる重ね合わせ工程、接着剤3の接着条件を付
与して重ね合わせ面どうしを剥離可能に接着する接着工
程を順次施すことにより作成されるものである。
【0016】作成された葉書12は、隠蔽情報9,10
が外部から見えない状態となる一方、通常の葉書と同様
に投函することが可能となる。また、上述した作成過程
では説明しておらず、また図示してもいないが、葉書下
紙片7の表面には、隠蔽情報9,10を見るための説明
文があらかじめ表示されている。したがって、葉書12
を受領した宛名人は、指掛け部13を摘んで葉書上紙片
5と葉書下紙片7とを一定以上の力を与えて剥離し見開
き状態とすれば、隠蔽情報9,10を見ることができる
ものである。この剥離に際しては、接着剤3の接着力
が、施された印刷あるいは印字が損なわれないように剥
離可能に設定されているから、前記隠蔽情報9,10が
剥がれて、視認できない事態を生じる恐れはなく、ま
た、指掛け部13によって剥離動作も容易である。
【0017】次に、第4図及び第5図に基づき本考案の
第2実施例を説明する。図5に示すように、葉書用シー
ト21は、葉書作成時に宛名が記入される宛名記入部2
2を表面側に有し、裏面側には接着剤23(第4図参
照)が塗布された葉書上紙片24と、この葉書上紙片2
4と同一大で前記葉書上紙片24に折り用ミシン目25
を介して連接され、表裏両面に接着剤26,23(第4
図参照)が塗布された葉書中紙片27と、この葉書中紙
片27及び前記葉書上紙片24よりは幅広で前記葉書中
紙片27に折り用ミシン目28を介して連接され、表面
に接着剤26(第4図参照)が塗布された葉書下紙片2
9とからなる。前記葉書中紙片27と前記葉書下紙片2
9の前記接着剤26が塗布された表面側が第1の接着さ
れる重ね合わせ面となり、また、前記葉書上紙片24と
前記葉書中紙片27の前記接着剤23が塗布された裏面
側が第2の接着される重ね合わせ面となる。そして、こ
れら重ね合わせ面が、各折り用ミシン目25,28で折
り重ねられる。前記第1の接着される重ね合わせ面に
は、周縁部に単位面積あたり50%程度の密度で接着剤
26上に適宜な模様が淡色のインキで印刷された粗印刷
部30と、この粗印刷部30の内側に適宜な模様が同じ
く淡色のインキでいわゆるベタ印刷された密印刷部31
が設けられている。前記粗印刷部30は、スクリーン印
刷を施したり、縞状にベタ印刷することにより形成すれ
ばよい。これによって、葉書中紙片27と葉書下紙片2
9の接着面における前記粗印刷部30部分の接着力が、
前記密印刷部31部分の接着力よりも高くなる。
【0018】本実施例における接着剤23,26を塗布
した状態での剥離強度も第1実施例と同様の範囲内にあ
り、確実な接着と、剥離時に隠蔽情報32,33(図4
参照)を損なわないことが保証される。
【0019】接着剤26は、印刷あるいは印字が可能
で、かつ、通常では接着せず、一定条件を付与されると
接着可能となり、剥離強度が所定範囲にあるので、接着
後には印字等の手段で設けられた隠蔽情報を損なわない
ように剥離可能なものであり、第1実施例の接着剤3と
同一のものである。一方、接着剤23は、隠蔽情報が印
字されず、また、接着後に剥離されない重ね合わせ面に
設けられているので、通常では接着せず、一定条件を付
与されると接着可能となる接着剤であればよく、通常の
感圧性、感熱性、再湿性の非剥離性接着剤を用いればよ
いが、接着条件は前記接着剤26と同一なものがよい。
したがって、本実施例では感圧性接着剤が採用される。
【0020】次に、図5に示す葉書シート21から図4
に示す葉書35を作成する手順について説明する。葉書
用シート21は、宛名記入欄22に、図示していないプ
リンタによって宛名36が印字される一方、葉書中紙片
27と葉書下紙片29の接着する重ね合わせ面に同じく
図示していないプリンタによって隠蔽情報32,33が
印字される。続いて、この葉書中紙片27と葉書下紙片
29の隠蔽情報印字面が折り用ミシン目28で折り重ね
られ、また、葉書上紙片24と葉書中紙片27の重ね合
わせ面である裏面どうしが折り用ミシン目25で折り重
ねられて、Z字状に三つ折りされる。さらに、接着剤2
6,23の接着条件である圧力が付与されることによ
り、剥離可能に接着されて、図4に示すような葉書下紙
片29の反折り曲げ縁が他の各葉書紙片24,27より
も突出して指掛け部34となった葉書35となる。そし
て、この葉書35の周縁部に設けた粗印刷部30は、密
印刷部31よりも強い接着力で接着され、この粗印刷部
30が前記葉書35の取り扱い中に剥離することはな
い。
【0021】本実施例においても、第1実施例同様、指
掛け部34に指を掛けて葉書中紙片27と葉書下紙片2
9とを剥離し、見開き状態とすれば隠蔽されていた各隠
蔽情報32,33を視認することができる。なお、本実
施例における他の構成及び作用は第1実施例と同一であ
るからその説明は省略する。
【0022】なお、本考案は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、接着剤3,26をシート面
に設ける方法としては、シートを抄く工程で含浸させ、
シート面に表出させるものでもよい。また、指掛け部
は、上述した構成のほか、ミシン目から破断して除去す
ることにより対応する他の葉書片の一部を露出させた
り、切欠部を設けて対応する他の葉書片の一部を当初か
ら露出させたり、あるいは摘み片を設けることにより構
成してもよい。またさらに、接着剤3,26上に施す印
刷14,30,31は、前記指掛け部に対応する部分を
特に密とすることにより、除去動作を伴う前記指掛け部
の機能をさらに向上しうる。さらに、接着剤3,26を
設ける部分は、重ね合わせ面全体に限らず、その一部で
もよい。木考案の接着剤は、一定条件を付与しないと接
着しないので、シートの表裏全面に塗布されていても、
取り扱いに支障をきたさず、便利である。また、本考案
は折り重ねのほか、切り重ねする重ね合わせ用シートに
も適用でき、また、折り重ね状態も図7に示すように、
一部分のみ重ね合わされる二つ折りでもよく、さらには
別体で同一大あるいはサイズの異なる複数のシートを重
ね合わせるものでもよい。さらに作成すべき重ね合わせ
シートとしては、葉書のほか、各種カード類や各種帳票
類にも適用できることはもちろんである。またさらに、
葉書用シート1,21の材質は、通常の紙のほか、合成
紙、樹脂フィルム等適宜選択可能である。加えて、本考
案の隠蔽情報9,10,32,33は特に秘匿性が要求
されるものでなくても、例えば印刷面積を多く必要とす
る見開きの宣伝広告情報でもよく、この場合には葉書1
2,35等の隠蔽情報所持体を開いてその見開き両面に
情報内容を見るので受領人の興味を引き、ダイレクトメ
ール等として用いれば、宣伝効果の一層の向上を図るこ
とができる。
【0023】
【考案の効果】以上説明したところで明らかなように、
本考案によれば、非剥離性接着剤基剤とこれに対して非
親和性の微粒状充てん剤からなる接着剤を用いるので、
接着力の調整が容易であり、その剥離強度を所定範囲に
設定することにより、シートの積重ね保管時等において
ブロッキング現像が生じることなく、接着時には確実な
接着力を有する一方接着後の剥離時には施された印刷
あるいは印字を損なうことなく容易に剥離可能となるか
ら、隠蔽情報を有する重ね合わせシートの作成に好適で
あるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る重ね合わせ用シートで作成される
葉書の一実施例を示す概略的断面図。
【図2】同葉書を作成するための重ね合わせ用シートた
る葉書用シートの表面側を示す平面図。
【図3】同葉書用シートの裏面側を示す平面図。
【図4】葉書の第2実施例を示す概略的断面図。
【図5】同葉書を作成するための葉書用シートの表面側
を示す平面図。
【図6】葉書用シートから葉書を作成する工程を示すフ
ロー図。
【図7】葉書用シートの重ね合わせ状態に関する他の実
施例を示す概略的な断面図。
【符号の説明】 1,21 葉書用シート 3,26 接着剤 5,24 葉書上紙片 6,25,28 折り用ミシン目 7,29 葉書下紙片 9,10,32,33 隠蔽情報 12,35 葉書 14 印刷 27 葉書中紙片 30 粗印刷部 31 密印刷部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−289393(JP,A) 特開 昭63−77984(JP,A) 特開 平2−276696(JP,A) 実開 平2−148371(JP,U) 実開 平1−165283(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせ面を剥離可能に接着すること
    により重ね合わせシートとする重ね合わせ用シートであ
    って、重ね合わせ面の所定部分に、印刷あるいは印字が
    可能で、かつ、通常では接着せず、一定条件が付与され
    ると接着可能となる、非剥離性接着基剤とこの接着基剤
    に対して非親和性を示す微粒状充てん剤とからなる接着
    剤を設ける一方、この接着剤を設けた状態における剥離
    強度を1kg/cmの荷重をかけ、常温で30分放置
    後に25mm幅で10g以下に設定した重ね合わせ用シ
    ート。
JP1990405691U 1990-12-31 1990-12-31 重ね合わせ用シート Expired - Lifetime JP2597262Y2 (ja)

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JP2866674B2 (ja) * 1988-11-08 1999-03-08 大日本印刷株式会社 見開き葉書及び見開き葉書の製造方法
JP2696798B2 (ja) * 1989-02-17 1998-01-14 王子製紙株式会社 再剥離性の感圧接着性葉書

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