JPH056147Y2 - - Google Patents

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JPH056147Y2
JPH056147Y2 JP1988061823U JP6182388U JPH056147Y2 JP H056147 Y2 JPH056147 Y2 JP H056147Y2 JP 1988061823 U JP1988061823 U JP 1988061823U JP 6182388 U JP6182388 U JP 6182388U JP H056147 Y2 JPH056147 Y2 JP H056147Y2
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easy
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は官製または私製の葉書の通信面に貼
着して通信面の記載が他人には判明しないように
複層化して遮蔽し、正当な受信人が、この易剥離
ラベルの表層を剥離除去した時、通信面に残置し
ている透明合成樹脂層を透して通信分が明瞭に読
み取ることができる葉書用易剥離ラベル(以下、
これを易剥離ラベルという)に関する。
(従来の技術) 従来の易剥離ラベルとしては例えば実開昭62−
9571号公報に示されるように透明フイルムの上面
に表葉紙を剥離可能に貼着するとともに、下面に
葉書表面への接着用の透明粘着剤を塗布してなる
ものが知られており、さらに表葉紙の上下両端に
端縁に沿つて断続的切込みを形成し、この切込み
より外の端片を、透明フイルムと接着剤で接着し
たものが示されている。
(考案が解決しようとする課題) この従来の易剥離ラベルにあつては断続的切込
みから表葉紙を切り離して易剥離ラベルの大部分
を剥離除去し、この除去された面では透明フイル
ムが露出し、断続的切込みから外の端片は透明フ
イルムと接着したまま残存する必要があることか
ら、表葉紙と透明フイルムとの合体手段として表
葉紙と透明フイルムとは、断続的切込みから外の
端片は接着剤で、また前記端片以外の部分すなわ
ち表葉紙の大部分は粘着剤を用いて粘、接着しな
ければならない。このように2枚の薄片を合体す
るに部分を異にして粘着剤と接着剤のように使い
分けて製造することはその操作は難しく、生産性
にも影響し、高価とならざるを得ないものであ
り、実用的とは言い難いものである。
この考案は従来のもののこのような問題点に鑑
みなされたものであり、その目的とするところ
は、易剥離ラベルの最上層である遮蔽層を剥離す
るに際しては極めて容易に剥離できると共に、遮
蔽層の剥離にあたつてその端部の遮蔽層は透明フ
イルム上に残置したまま他の大部分が剥離し得ら
れる易剥離ラベルが容易にしかも低価格で高能率
に提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するために、この考案にあ
つては、遮蔽層と、透明合成樹脂層と、透明粘着
剤層と離型紙とが、この順序で積層され、前記離
型紙を剥離して葉書の通信面に、前記透明粘着剤
層で貼着し、必要に応じて遮蔽層が透明合成樹脂
層から剥離できる葉書用易剥離ラベルにおいて少
なくとも前記遮蔽層の両端を不剥離部とし、この
不剥離部の内側には、葉書の通信面の大部分を占
める剥離部よりも剥離強度がより小さく、かつ破
断線を有する易剥離部を設けたことである。
(作用) 遮蔽層の両端の不剥離部の内側は、遮蔽層と透
明合成樹脂層とからなる剥離部となるが、この剥
離部に、この剥離部の剥離強度より、より小さい
剥離強度とされた易剥離部を設け、しかも、この
易剥離部に切れ目、ミシン目等の如き破断線を設
けたことから、遮蔽層の剥離は剥離ラベルの部分
中では最も剥離強度が小さい易剥離部における破
断線を破断して遮蔽層を摘むことが極めて容易に
でき、以後、遮蔽層の剥離が剥離部に及んでも剥
離は円滑に進行するものとなり、また易剥離ラベ
ルにおいて不剥離部、易剥離部、剥離部のように
3つの剥離強度を付与する操作も容易である。
(実施例) 添付図面について、この考案の実施の一例を説
明すると、1は上質紙であり、この上質紙1とア
ルミニウム箔2(以下、アルミ箔という)とを、
ポリエチレン樹脂3で貼合せて遮蔽層4とする。
なお、この遮蔽層4は上質紙だけでもよい。5は
透明合成樹脂層で、遮蔽層4の下面にラミネート
あるいはコーテイングされる。6はアルミ箔2と
透明合成樹脂層5との間に設けられた接着調整プ
ライマー層であり、7は透明粘着剤層、8は離型
紙である。9は遮蔽層4の両側端に一定幅で設け
られた不剥離部である。この不剥離部9は透明合
成樹脂層5を遮蔽層4にラミネートするに先立つ
て、アンカーコート剤10を接着調整プライマー
層6の下面にコーテイングすることによつて形成
される。11はこの不剥離部9の内側に一定幅で
線状に設けられた易剥離部で、これは剥離部12
を接着調整プライマー層6の下面にコーテイング
することによつて形成される。この易剥離部11
には切れ目、ミシン目等の如き破断線13が設け
られる。このように構成された易剥離ラベル16
の遮蔽層4の一端から他端まで、すなわち第1図
の左端から右端までを区分すると、その両側端に
不剥離部9があり、その内側に易剥離部11があ
り、その他の部分は剥離部14とされる。これら
不剥離部9、易剥離部11、剥離部14が易剥離
ラベル16に設けられるには第1図と第2図に示
した場合以外に、第3図に示すように、不剥離部
9と易剥離部11との間に間隙17があつても差
支えないが、この場合でも破断線13は易剥離部
11にあることが必要である。また第4図に示し
たものは、易剥離部11が剥離ラベル16の中間
に設けられた場合の一例を示すものでこの場合、
遮蔽層4は破断線13から左右に剥離される。ま
た遮蔽層4の剥離を一層容易にするため第4図に
その一例を示すように、破断線13に加えてノツ
チ15を設けるのもよく、このノツチ15の形状
は凹凸いずれでもよい。
この考案にあつては、易剥離部11や破断線1
3、あるいはノツチ15等を、文字、図形、着色
によつて剥し口であることを標示することは好ま
しく、例えば剥離剤に顔料、インキ等の如き着色
剤を混入するとか、遮蔽層4の表面に印刷を施す
等適宜の手段によればよい。
この考案による易剥離ラベル16を使用するに
は、まず、葉書の通信面に必要な通信文を記入す
る。この通信文は受信人以外には隠蔽を必要とす
るものである。この通信文が記入された通信面
に、易剥離ラベル16の離型紙8を剥離して透明
粘着剤層7を利用して貼着し、遮蔽層4の表面
に、適宜の通信文を記入し、これを投函すればよ
い。このようにすることによつて隠蔽すべき通信
文が記載された葉書は受信人の手に渡ることとな
り、受信人は、遮蔽層4にある破断線13から遮
蔽層4を破断すれば、この部分は易剥離部11で
あることから、その部分は剥離剤によつて、その
界面の表面張力が30dyn/cm程度以下、剥離強度
としては0〜5g/25mm程度以下とされているこ
とから極めて剥れ易いので、この剥れた部分を指
で摘んで更に剥離すれば、遮蔽層4の剥離部15
は容易に剥離できることとなり、今まで遮蔽され
ていた葉書の通信面が、透明合成樹脂層7を透し
て読み取ることができるものとなる。
この考案において不剥離部9は透明合成樹脂層
5になるべき合成樹脂をラミネートする際に用い
られるアンカーコート剤をコーテイングすること
により形成される。この考案において易剥離部1
1は剥離部12を遮蔽層4にコーテイングするこ
とによつて主として得られるが、このための剥離
剤としては例えば水溶性高分子化合物、有機溶剤
可溶性高分子化合物の溶液に、炭素数18以上の長
鎖アルキル基を含有するポリマー、シリコン系ポ
リマー、パーフロロ系ポリマー、界面活性剤等の
水溶液、または有機溶剤液を混合溶解した粘性あ
る塗液等が好ましく用いられるが、この易剥離部
は剥離部を用いて形成される以外に他の適当な手
段によつて形成されてもよく、要は易剥離ラベル
において大部分を占める易剥離部以外の剥離部の
剥離強度よりも易剥離部の剥離強度を小さくし、
ここからの剥離操作を容易にするようにされてい
ればよい。
(考案の効果) この考案は以上に詳細に説明されているよう
に、離型紙を剥離して葉書の通信面に貼着するだ
けで容易に通信文を遮蔽することができるもので
あり、このようにされた葉書を受取つた受信人
は、遮蔽層を剥離して通信面の記載文章を読む時
には、破断線から遮蔽層を破断するが、この破断
線は易剥離部に設けられていることから、極めて
容易に破断することができ、このまま通信面の大
部分である剥離部をも容易に剥離することがで
き、破断線が剥離部にあるような従来のもののよ
うに、破断線における破断に苦心することがない
葉書を提供することができたものであり、このよ
うな易剥離ラベルも容易に作成でき、生産性も高
く、低廉な価格で提供できるものとなつた。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、この考案を説明するためのもの
で、第1図はこの考案になる易剥離ラベルの一例
を示す縦断側面図、第2図は第1図に示したもの
の平面図、第3図および第4図はそれぞれ他の実
施の一例を示す平面図である。 4……遮蔽層、5……透明合成樹脂層、7……
透明粘着剤層、8……離型紙、9……不剥離部、
11……易剥離部、13……破断線、14……剥
離部、16……易剥離ラベル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 遮蔽層と、透明合成樹脂層と、透明粘着剤層
    と離型紙とが、この順序で積層され、前記離型
    紙を剥離して葉書の通信面に、前記透明粘着剤
    層で貼着し、必要に応じて遮蔽層が透明合成樹
    脂層から剥離できる葉書用易剥離ラベルにおい
    て、少なくとも前記遮蔽層の両端を不剥離部と
    し、この不剥離部の内側には、葉書の通信面の
    大部分を占める剥離部よりも剥離強度が、より
    小さく、かつ破断線を有する易剥離部を設けた
    ことを特徴とする葉書用易剥離ラベル。 2 遮蔽層は紙、または金属箔あるいは、これら
    の複層物からなることを特徴とする請求項1記
    載の葉書用易剥離ラベル。 3 不剥離部はアンカーコート剤によつて形成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の葉書用易
    剥離ラベル。
JP1988061823U 1988-05-11 1988-05-11 Expired - Lifetime JPH056147Y2 (ja)

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